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    元スレ京太郎「新入部員が」ムロ「私だけ!?」

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    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - 京太郎 + - + - 清澄 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 :

    おつおつ
    豊音のいる卓でも経験は生かせたのかまこ
    すげえ

    502 :

    こんばんわ
    三日酔いとかそんなん考慮しとらんよ……

    投下します

    503 = 1 :

    南一局

    東家:須賀京太郎
    南家:鹿倉胡桃
    西家:臼沢塞
    北家:姉帯豊音


    「リーチ」

    豊音「あは! 追っかけるけど~」

    タンッ

    「ッ!」

    豊音「通らばリーチ!」

    まこ(出たの、追っかけリーチ)

    「……!」

    タンッ

    豊音「あ? うぅ……」

    「っはぁ……!」

    (ちょい無茶だけど、これで……)


    京太郎「ポン」


    (また私のツモ番……!?)

    504 = 1 :

    (少しは休ませてよ……!)

    豊音(んーそろそろ限界かなぁ?)

    京太郎「チー」

    「クッ」

    (くっそ……清澄ィ)

    (1巡目よりは落ちるけど、連続は……!)

    トンッ

    京太郎「ロン。2000です」

    「はい」

    (……結局、放銃かぁ)

    豊音「さえお疲れだねー」

    「誰のせいで……」

    胡桃「うるさいそこ!」

    トシ「塞の消耗が激しい。豊音の力が増してるみたいだね」


    京太郎「……」


    トシ「おや」

    まこ「入ったみたいじゃの」

    ムロ(今回は時間かかったな)

    505 = 1 :

    南一局 1本場


    京太郎「リーチ」


    (はぁ!?)

    豊音「通らば……」

    (絶対塞ぐもんか、振り込め!)

    豊音「リーチ!」


    エイスリン「イイノカナ?」

    まこ「まぁ、見ときんさい」

    キィィンッ

    京太郎「……」

    タンッ

    豊音「え」

    豊音(さえ?)

    (違う……私じゃない)

    白望「何……?」


    豊音(あ……コレ、見た事あるかも)

    506 = 1 :

    胡桃「ツモ! 500・1000の1本場は600・1100!」ポン

    京太郎「はい」

    豊音「はい……ふぅん」

    京太郎(そういえばダヴァンさんの時は……)




    南二局

    親:鹿倉胡桃


    豊音「ポン!」

    まこ「おっ」


    豊音「チー!」

    豊音「ポン!」

    胡桃(ともびきとか……)

    豊音「チー!」

    ムロ(あっという間に4副露)


    (流石にこれ以上は……)

    ジィ

    (塞ぐ……これがラスト……!)

    507 = 1 :


      「そっちじゃないよ~」


    豊音「カン!」

    京太郎(加槓!?)

    (空振った……! もうガス欠……)

    ゴォッ

    ムロ「うぉっ」


    ドッ


    豊音「ツモ! 嶺上開花ぉー!」


    豊音「2000・4000!」

    まこ「マジか」

    エイスリン「ヤッタネ! トヨネ!」

    ムロ(うぉって言っちゃった……)


    対局終了

    1位:豊音「またまたやらせていただきましたぁ!」
    2位:京太郎「手ごたえはあったかな」
    3位:胡桃「ありがとうございました」
    4位:塞「キツさ限界……」

    508 = 1 :

    「あ゙ー疲れた……シロ交代」

    白望「えっ」


    京太郎「姉帯さん、さっきのなんですか?」

    豊音「えへへ、宮永さんの真似~」

    まこ「真似って……」

    ムロ「そんなマホじゃあるまいし」


    豊音「京太郎君もすごかったよー後半のアレ!」

    胡桃「豊音の先負効いてなかったでしょ」

    京太郎「集中するとああいう状態になるんですよ」

    豊音「あれってさ、む、むきょ……むきゅ、むこ、むきょきゅ……」

    エイスリン「ムキュ?」

    胡桃「落ち着きなよ」

    京太郎「俺はゾーンに入るって呼んでます。元々スポーツ用語なんですけど」

    509 = 1 :

    豊音「スポーツ?」

    京太郎「はい、中学の頃はハンドボールやってたんですよ」

    京太郎「麻雀してる時にこの状態になると、自分の手牌のみ相手のオカルトが無効になるみたいです」

    胡桃「それで豊音の当たり牌を掴ませられなかったんだ」

    京太郎「はい、でも絶対ではないんですけどね。あまりに強力なオカルトだと太刀打ちできないですし」


    豊音「それじゃあ次はムロちゃんだね!」

    ムロ「はい。お願いします」

    京太郎「あ、ムロちょっと」

    ムロ「はい?」

    「がんばれシロ~」

    白望「ダル……」


    京太郎「……の……だけど……」

    ムロ「ん……はい……」

    510 = 1 :

    豊音「それじゃあ準備いいかな?」

    ムロ「はい。お待たせしました」


    東家:小瀬川白望
    南家:室橋裕子
    西家:姉帯豊音
    北家:鹿倉胡桃



    東四局 5巡目

    親:鹿倉胡桃


    ムロ「ツモ。2000・3900」

    胡桃「はい」

    胡桃(門前で手組みしてるのにこの速度)

    豊音(リーチしてこないかなぁ、間に合わないよー)

    白望(なんだこの河……)


    京太郎「ムロ、やりにくそうですね」

    まこ「リーチできんし、鳴きも入るからの」

    エイスリン「ナンニュー!」

    511 = 1 :

    (対局始まってからモノクルがずっと冷え切ってる……)

    (つまりパッシブタイプ)



    南一局

    親:小瀬川白望


    豊音(速いなぁ。それじゃあ私も……!)

    ゴォォ

    (あれは、スピード重視の)

    白望(なんでここでなのかわかんないけど、スピード勝負ってわけ……ダル)


    ムロ(コレ、なんか来てる?)

    ムロ(和了形が見えないし、こっちも鳴いて仕掛けるか)

    ムロ(加速して逃げ切る!)


    ムロ「ポン!」

    胡桃「ロン!」

    ムロ「え」

    京太郎「あ」

    512 = 1 :

    胡桃「5200!」

    ムロ「はい」


    ムロ(鳴いて飛び出る当たり牌……か)

    ムロ(見えなかった……いや、それをさっき先輩から注意受けたのに……!)

    ムロ(なんて自業自得)

    ムロ(……)


    オオォォォォン...


    豊音「!」

    胡桃(何!?)

    白望(なんか……厄介なのがきたな)

    豊音(なにかきたよー!)


    京太郎「ったく、言ったそばから」

    トシ「おやおや」

    カキカキ

    エイスリン「ハイッ」

    「うん、雰囲気変わったね」

    豊音(ちょーおもしろそうだよー)


    ムロ「……」

    513 :

    うおォンかな?(すっとぼけ

    514 = 1 :

    今日はここまで

    豊音の先負は1巡目に最も効力を発揮し、それ以降は順々に効力が弱まってくるイメージ
    塞のモノクルはオカルト発動時に急激に冷える→曇るイメージ
    です

    あと、今まで「○順目」って書いてたけど「○巡目」が正しいようです

    515 = 513 :

    乙でした

    516 :

    おつ
    シロそっくりに触れなかったの少し残念だがまあまだ対局は続くか

    519 :

    >そっとしておこう


    こんばんわ
    風強い。マハガルダインかよ……

    >>513
    そんな人間火力発電所じゃあるまいし
    ちなみにフジリューの封神演義に出てくる瘟(オーン)ってやつがパロ元です。特に深い意味は無いです

    短いです投下します。今回はムロのオカルトについて

    520 = 1 :

    対局終了

    1位:豊音「トップ獲ったけどー」
    2位:白望「なんかおとなしくて変だったわ……」
    3位:胡桃「ありがとうございました」
    4位:ムロ「あらら」


    京太郎「ムロ~?」

    ムロ「うぅっ……せんぱい……」

    京太郎「またやっちまったな」

    ムロ「はい……」

    京太郎「能力に頼り過ぎだ。手牌だけじゃなくてちゃんと他家の状況も見ないと」

    ムロ「はい……」

    京太郎「ちゃんとデジタルの勉強もしないとな」

    ムロ「はい……」

    ナデナデ

    京太郎「俺もまだまだだからさ、一緒に頑張ってこうぜ?」

    ムロ「あ……はい。先輩」


    胡桃「うーん、あの何かありそうなプレッシャーで何もないとか」

    白望「むしろ連続で放銃……」

    豊音「熊倉先生! これはいったい!?」

    トシ「ムロの力だよ」

    エイスリン「ナ、ナンダッテー!」

    521 = 1 :

    トシ「と言っても反転しちゃったけどね」

    「反転?」

    トシ「振り込んだ次の局は向聴数が下がらなくなったりツモが裏目ったりして……」

    トシ「それで大抵、放銃しちゃうんだ」

    豊音「振り込んだら次もまた振り込むの? ちょーやばいよー」

    トシ「そうだね」

    「そうだねって……それでよく県代表になれたね」

    まこ「まぁ、ムロは基本振り込む事はないけぇ」

    エイスリン「ドユコト?」

    まこ「それは……」


    京太郎「つーか、オマエ俺が言ってた事忘れてただろ」

    ムロ「わふれへないれふ!」

    京太郎「本当に?ちょっと不注意だったんじゃないのかー?」

    ムロ「……ひょっとらへ」

    京太郎「油断大敵」

    ムロ「ひゅいまひぇん」

    まこ「本人に聞いた方がええじゃろ。ホレ、その辺にしときぃ」

    522 = 1 :

    ムロ「ふぅ……はい、まず振り込みません。相手の能力で何かされない限りは」

    「それはムロちゃんの能力なの?」

    ムロ「そうです。手牌の中に危険牌があったら、それがわかるんです」

    豊音「言われてみれば変な避け方するよね」


    京太郎「いつもはもっとリーチしたりするんですよ」

    ムロ「その分、放銃率も上がりますけど」

    胡桃「そういえば県大会の牌譜見たけど一発率高かったよね。それは……」

    ムロ「和了形も分かるのであとはタイミング合わせて、ですね」

    「和了形も分かる!?」

    ムロ「はい。あくまでその時のツモ筋で、ですけど」

    ムロ「途中で鳴かれてズラされたら見えなくなりますし」

    「あ、そうなんだ」

    ムロ「逆に見えなかったのがズレて見える事もあります」

    胡桃「そりゃそっか。でも十分強力だよね」

    ムロ「ありがとうございます。でも、胡桃さんみたいにテンパイ気配を遮断されたりすると……」

    胡桃「振り込んじゃうかー」

    ムロ「はい。それで県大会でちょっとピンチだったんですよね……」

    京太郎「まさかのトップから4回連続放銃でラスだもんな」

    523 = 1 :

    まこ「ありゃあちょっと運も無かったわ」

    ムロ「あの時、焦ってリーチしなかったらなぁ……」

    トシ「2回マイナスでも1回で帳消しにできる火力があるから」

    トシ「積極的にリーチしていく方針だし、ああいう事もあるよ」


    「ふぅん、なるほどね。それじゃあちょっと私と打ってみようか」

    京太郎「俺も入ろう」

    エイスリン「ワタシモ ヤル!」

    ムロ「わかりました。そしたら場決めを……」



    同時刻 霧島神鏡


    初美「姫様はお休みですかー?」

    明星「初美さん、どうしました?」

    初美「インターハイの出場校を調べてたのが大分まとまったのですよ」

    「それはお疲れさまです」

    初美「いえいえ、私は出場できないのでこれくらいしか姫様の力になれませんからね」

    「牌譜を集めたのは私だけどね……」

    明星「それはお疲れさまです……」

    524 = 1 :

    小蒔「……んぅ……ん」

    「あ……姫様起きた」

    小蒔「……おはようございます」

    初美「おはようございます。これ見てください」

    「えーと、これは……個人戦の選手のデータですか?」

    初美「神様ローテは団体戦メインに調整するとはいえ、手強い相手じゃないと強い神様はおりてきませんから」

    初美「ズレこむ可能性もありますし、何事も備えあれば憂いなしですよー!」

    小蒔「わぁ、ありがとう初美ちゃん」

    明星「それで、誰かマークするような選手は居ましたか?」


    初美「そうですねぇ、去年姫様と対戦した清すm……じゃなかった、臨海女子の片岡優希」

    小蒔「あの方ですね」

    初美「プレイスタイルも対策も変わりませんが爆発力が上がってるので要注意ですね」

    「もし清澄が今年も揃って団体戦にエントリーしていたらって思うと……」

    「強敵……」

    初美「後は白糸台の3人とかですけど……あ、清澄といえば、今年の1年生も出場していますよ」

    「私達と同じ1年生……」

    明星「どんな人なんですか?」

    525 = 1 :

    初美「これはユニークな牌譜なのですよー」

    明星「ふんふむ……これは」

    「よくわからない打ち方してますね」


    「最終的に完成する形が分かっているかのような打ち筋ね」


    「霞さん、きてたんですか」

    「ええ、そろそろお夕飯の時間だから呼びにきたの。それにしても……」


    「最終形、それに相手の当たり牌も読みきって……いえ、むしろ予知ね」

    小蒔「予知ですか?」

    「でも、たまに振り込む事もあるみたいですね。その後は……」

    初美「連続で放銃する事が多いです」

    「予知に従わなかったペナルティと言う事かしら。これはまるで……」

    小蒔「まるで?」

    「小蒔ちゃんは『オシラサマ伝説』って、知っているかしら?」

    526 = 1 :

    小蒔「はい、東北地方で信仰されている異類婚姻譚の民話ですね」

    「オシラサマは狩猟の際に、どちらの山に行けばいいかとか」

    「地震や火事などの災いを知らせてくれたりしてくれるけど」

    「でも、その知らせに叛くと祟られる……」

    初美「東北に伝わるオシラサマ信仰……」

    「そんな伝承を彷彿とさせるわね」


    「それじゃ、研究も一段落したところでご飯にしましょう」

    初美「わぁ、もうぺこぺこでした!」

    小蒔「私もお腹ペコちゃんです」

    527 = 1 :

    今日はここまで

    宮守組の元ネタに興味あるひとは聞いた事あるかもね。オシラサマ

    528 :


    オシラサマというと後衛系のが充実してるように見せかけて基本の回復魔法持ってない人(というか木)というイメージ

    529 :

    おつー
    オカルトある処にトシさんと永水ありじゃのう

    530 :

    こんばんわ

    甘酒飲みつつまったり投下します

    531 = 1 :

    トシ「そろそろいい時間だし、休憩にしようか」

    エイスリン「オナカ スイタ……」

    豊音「空いたよぉ……」

    「つっかれたー。ああ……私はお風呂入ろうかな」

    まこ「わしも先に風呂行こうかの」

    トシ「2階のレストランでバイキングやってるよ。このチケット持っていきな」

    ムロ「わかりました」

    胡桃「それじゃ行こうか」

    「シロはどうする?」

    京太郎「ふろはいろうかな……」

    「そか、それじゃあ早く準備して……って」


    京太郎「だるい」


    「京太郎君だコレー!?」ガビーン

    胡桃「出たな偽シロ!」

    まこ「この言われよう」

    豊音「うわぁホンモノだよー!」

    ムロ「ニセモノですよ」

    豊音「本物のそっくりさんだよー!」

    「ややこしい!?」

    532 = 1 :

    豊音「こうして並べてみるとホント似てるね」

    エイスリン「シロ フエタ!」

    京太郎「わざわざならべないでくださいよ」

    まこ「ククク、なんか笑いがこみあげてくるわ」

    京太郎「ひどい」

    豊音「写真撮るよー」

    白望「えー」

    胡桃「というか、この状態は大丈夫なの?」

    ムロ「集中力が切れるといつもこうで。少し休めば元通りになりますよ」

    「本物の方はこれからどうするの?」

    白望「おフロかな……」


    豊音「あ、そうだ。京太郎君にコレあげるね」

    京太郎「なんですか?」

    豊音「パーッパパーッパ パパパパー! はい、レッドブル~!」

    京太郎「ありがとうございますあねたいさん」

    胡桃「ドラえもんみたいに出したけど効果音がキテレツだよ」

    京太郎「きんきんにひえてやがるっ……! ありがてぇ……!」

    533 = 1 :

    豊音「実は家にたくさんあってね、スペース取っちゃってて困ってるんだー」

    ムロ「え、なんでそんなに?懸賞で当たったりですか?」

    胡桃「逆だよ……」

    ムロ「逆?」

    「懸賞で、じゃなくて懸賞を、当てたいからなんだ」

    豊音「えへへ、見て見てこれ」


    『は ら む ら の ど か』


    まこ「和のサイン入り千点棒!?」

    ムロ「応募した人居たー!」

    京太郎「やっぱりかんじはかきにくかったんだな」


    ムロ「コレ当てるのにどんだけ買ったんですか」

    「まだ段ボールで……」

    胡桃「飲みすぎは駄目だからね」

    エイスリン「イチニチ イッポン!」

    534 = 1 :

    ホテル レストラン


    ムロ「お、まだ人少ない」

    胡桃「そうだね、先に料理選んじゃおっか」

    エイスリン「リョウリ イッパイ アル」

    豊音「どれ食べようかな―?」

    胡桃「これだけ種類あると迷っちゃうよね」

    ムロ「え?」

    胡桃「真っ先にカレーの方に向かったね」

    豊音「お昼もカレー食べてたよ」

    ムロ「ホテルのカレーってあんまり食べる機会ないのでつい。他の料理も食べたいので少なめですけど」


    エイスリン「スシ……」

    胡桃「エイちゃんお寿司?ここにあるよ」

    エイスリン「チガウ……」

    胡桃「え?」

    535 = 1 :

    エイスリン「コレ スシジャナイ……」

    胡桃「いや、すっごいお寿司だけど」

    エイスリン「ニュージーランドノ スシ マルイ」

    豊音「巻き寿司なのが一般的なのかな?」

    ムロ「コッチに海苔ありますから巻いてみますか?」


    胡桃「ニュージーズシの具はなんなの?」

    エイスリン「サーモン」

    豊音「へぇー他には?」

    エイスリン「Besides アボカド!」

    豊音「ええ!?」

    胡桃「アボカドかぁ。日本の寿司ネタじゃ超マイナーだよ」

    エイスリン「アボカド ナイノ……?」

    胡桃「え、えっと……」


    豊音「エイスリンさんはアボカドと鮭のお寿司が大好物なんだ」

    豊音「よりによってこのにぎり寿司が鮭だから……」


    ムロ「ありましたよ!サラダの中にアボカドが!」

    胡桃「ムロちゃんでかした!」

    536 = 1 :

    胡桃「ちょっと豊音、欲張りすぎじゃない?」

    豊音「胡桃こそ、もっと食べないとおっきくなれないよー?」

    胡桃「んだと!?」

    ムロ「サーモンの間にアドカドを挟んで……」

    エイスリン「コウカナ?」


    豊音「ローストビーフは鉄板だよねー」

    胡桃「パエリアとかも普段は手間かかって作れないよね」

    ムロ「普段料理されるんですか?」

    胡桃「一応当番制だけど、部活のスケジュールで帰宅時間が変わるからやれる人がやってる感じかな」

    豊音「基本、私と胡桃と塞でローテーションしてるんだ」

    ムロ「それシロさんは……」


    エイスリン「シロノ リョウリ オイシカッタヨ」

    ムロ「え?」

    537 = 1 :

    胡桃「エイちゃんが来た時に珍しくシロが料理するってなったんだけどね」

    豊音「普段料理しないのに私達の中で一番上手だったんだー」

    ムロ「それはそれは……」

    胡桃「塞なんて美味しい美味しいって言いながらずっと複雑な表情で食べてたよ」

    ムロ「あはは……」


    豊音「ムロちゃんは料理するの?」

    ムロ「いえ、私はあんまり。夜食に簡単なの作るくらいで」

    豊音「でもお料理できる女の子ってモテるよー?」

    ムロ「そうですか?」


    豊音「京太郎君に作ってあげたらきっと喜ぶよー」

    ムロ「な、なんで!?」

    胡桃「あぁ、やっぱり」

    ムロ「やっぱりって何!?」

    エイスリン「マァ カツドンデモ タベテ」

    ムロ「取り調べみたいになってる!?」

    538 = 1 :

    豊音「だって、目つきが違うよー」

    ムロ「そ、そうですか?」

    豊音「うん。なんだか優しい感じ」

    胡桃「うんうん、お姉さんにはわかるんだから!」

    エイスリン「ワカルワカル ワカルヨー」


    豊音「京太郎君を見る時は上目遣いしちゃってるよね」

    ムロ「いや、ソレは先輩が背が高いから見上げてるんです」

    豊音「私も背が高いから、顔上げるのと上目遣いの違いはわかるってばー。ね、胡桃?」

    胡桃「うん、私も背が低いから……って何言わせるの!」

    エイスリン「ネングノ オサメドキ ダナ」

    ムロ「エイスリンさん日本のテレビ大好きですね」

    豊音「お昼もさ……」


    京太郎(豊音)「少し並んだけどすぐに席空くみたいでよかったよー」

    ムロ(エイスリン)「ソウデスネ センパイ」


    ムロ(本人)「なんか始まった……」

    539 :

    マーマレード入りのカリフォルニア巻きとか食べた事あるけど美味しかったよ
    寿司と呼べるかは知らんが

    540 = 1 :

    京太郎(豊音)「この席だよー」

    ムロ(エイスリン)「ソウデスネ センパイ」

    胡桃(実況)「ここで京太郎さりげなく椅子を引いてあげる」

    京太郎(豊音)「どうぞーお姫様ー」

    ムロ(エイスリン)「アリガトウデス センパイ」

    胡桃(実況)「椅子に座るムロ、京太郎の方へ振り返り……」


    ムロ(エイスリン)「ニコッ」


    胡桃(実況)「決まったーっ上目遣いからの笑顔! これは高得点だ!」

    豊音(解説)「この流れるようなコンボはGOE高いですよー」

    ムロ(本人)「ぐっはああぁぁぁぁ……!?」


    豊音「どうだった?」

    ムロ「オーバーキルです……そんなつもりないのになー」

    541 = 1 :

    ホテル 大浴場フロア 休憩室


    京太郎「ふぅ……いい湯だった。ちょっと寝落ちしかけたけど」

    京太郎「長湯になっちゃったな。みんなもうバイキング行ってんのかな」

    京太郎「お?」


    白望「あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁ……」


    京太郎「隣いいですか?」

    白望「どうぞ……」

    京太郎「長時間打ってると背中とかにキますよねぇ」

    京太郎「へぇ、コレ腰のあたりが暖かくなるんだ。お、おぉ……」

    白望「あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁ……」

    京太郎「ところで他の人達は?」

    白望「先にレストラン行くって」

    京太郎「そうですか、じゃあ俺らも早く行かなきゃですね」

    白望「うん。でも……」

    京太郎「でも?」


    白望「マッサージチェアが離してくれない」

    京太郎「ははは……わかります」

    542 = 1 :

    京太郎「やっぱり皆さん強いですね」

    白望「そう?」

    京太郎「はい。それにとても勉強になります」

    白望「ふぅん……」

    京太郎「ムロもいい経験だと思いますし、やっぱりオカルト持ちの人は少ないですから」

    白望「うん」

    京太郎「これからの課題も見えましたし、もっと頑張ってかないと」

    白望「……」


    京太郎「あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁ……」

    白望「京太郎はさ……」

    京太郎「なんですかー?」

    白望「なんでそんなに頑張ってるの……?」

    京太郎「うーん?そうですねー」

    543 = 1 :

    京太郎「去年、俺は県予選の午前で敗退しちゃったんですよ」

    京太郎「くらべて他の皆は全国出場。咲と和は個人でも」

    京太郎「それで、なんか俺だけ取り残されたみたいで……」

    白望「……」

    京太郎「咲なんて中学時代からの付き合いですけど、ホント俺が居ないとダメダメで」

    京太郎「そんなアイツがテレビとかで活躍してるの見てると、羨ましいような悔しいような複雑な感情が出てきちゃうんです」

    京太郎「小さい男ですよね。ヒーロー願望っていうか、認めてほしい気持ちばっかり大きくなっちゃって……」


    京太郎「ははっ何言ってんだろ俺、忘れちゃってください。こんなの部の皆にも言った事ねー」

    白望「フッ……いいんじゃない?」

    京太郎「へ?」

    白望「ヒーロー、なれば?」

    京太郎「わ、忘れてくださいよ!?」


    白望「それじゃあ、行こうか」

    京太郎「え、何処へ?」

    白望「ごはん。食べないの?」

    京太郎「ああ……行きます行きます!」

    544 = 1 :

    ホテル レストラン


    京太郎「ちょっと混んでますね」

    白望「あそこ」

    京太郎「あ、先生達いた。あのテーブル入れますね」


    トシ「やっと来たね」

    京太郎「すみません、マッサージチェアが離してくれなくて」

    「なんか中身もシロに寄ってきたね」

    まこ「他の客も増えてきたけぇ、はよ食べんさい」

    京太郎「はい、それじゃ取りに行きましょうかシロさん」

    白望「人ごみダルいから持ってきて……」

    京太郎「ええ……」

    「いやそれくらい自分で行きなさいよ」

    白望「頼むよヒーロー」

    京太郎「わ、わかりましたから!」

    まこ「ひーろ?」

    545 = 1 :

    京太郎「シロさん食べれないものとかありますか?アレルギーとか」

    白望「ない」

    京太郎「わかりました」


    京太郎「お待たせしました」

    ・ピッツァマルゲリータ
    ・あさりの酒蒸し
    ・手羽先
    ・きのこのスープパイ
    ・キウイフルーツ

    白望「ありがと……」

    「微妙に食べにくいのばっかだ」

    まこ「クク、無精するからじゃ」

    トシ「ドリンクは?」

    京太郎「はい」

    ・ローズヒップティー

    白望「すっぱい……」

    京太郎「では、いただきます」

    546 = 1 :

    京太郎「へぇ、部内で複数のチームですか」

    「そ、白糸台がやってるような感じでね」

    「豊音とシロは攻撃型。私と胡桃は守備型のチーム」

    まこ「わしの場合はどっちかって言えば守備型になるんかのう」

    「それで新入生ながらチームリーダー任されちゃってね」

    京太郎「それは凄いですね!」

    「ありがと。でもこれが色々大変なんだよね、チームには上級生も居るし」

    京太郎「そうなんですか」

    「熊倉先生にはまだまだ教えてもらう事がいっぱいだよ」

    トシ「監督時代の経験が今の若い子にも通用するのかわからないけどね」

    「いえいえ、勉強になります」

    トシ「学生とプロじゃ意識が違うからね。実業団でもチームによって全然違うし」

    トシ「やっぱりそこは塞自身が実際に考えて、それで試行錯誤していかないと」

    京太郎「大変なんですね」

    「京太郎君も、夏が終われば部長になるんでしょ?」

    京太郎「あ……」

    547 = 1 :

    まこ「まぁ、今はわしに任しときゃええ」

    京太郎「……はい、お願いします」


    白望「ダル……手もベタベタ……」

    「もうナイフとフォークを放棄しだしたね」

    白望「京太郎が責任持って食べさせて」

    京太郎「どんだけー」

    白望「……ちょいタンマ」

    「え?ここで?」


    オオォォォォン...


    白望「……やっぱ自分で食べるわ」

    「普通にそうしなさいよ」


    豊音「ソロソロ オフロ イコウカー!」

    胡桃「スゴク ヒロインダッテ!」

    エイスリン「ちょー楽しみだよー!」

    ムロ「……そうですね、行きましょうか」

    548 = 1 :

    今日はここまで
    甘酒も微妙に飲みにくいですよね。スプーン必須

    >>539
    ナニソレ。そんなのあるんですか……

    549 :



    いい空気吸ってるなこいつら
    そういえばマンゴー入りのロール寿司なるものがあるとか

    550 :

    おつ

    果物とご飯はさすがにおいしくない気がするが……


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