のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,863人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ灼「個人戦は見学して行くから……」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    351 = 1 :


    「……んん?」

    「だから、ほら……真屋さん」

    「え、もしかして……」

    「玄の好きなものといえば……」

    「ええ……? さ、さすがにそんなことはないんじゃないかな……?」

    つまり、憧ちゃんが言いたいのは……玄ちゃんは大きなおっぱいが好きだから、真屋さんのおっぱいに惹かれてお買い物も忘れて遊んでいた、ってことだ

    「玄ちゃんはその、さすがに、もう少し分別のある子だと思うんだけど……」

    「いやいや……だって玄だよ?」

    ……この一言にすごく説得力を感じちゃってる現状は玄ちゃんが悪いのか玄ちゃんを信じてあげられない私が悪いのか……

    「くっそ……玄のやつ……でかけりゃいいってもんじゃないでしょ……っていうか私だってまだ成長期だし……まだまだこれから……」

    憧ちゃんもなんか変なスイッチ入っちゃってるし……

    成香「どうかしましたか?」

    「ひゃあ!?」

    成香「あ、すみません……驚かせてしまいましたか?」

    由暉子「こちらを見ていたようだったので気になって……」

    「い、いえ……大丈夫です。 なんでもないです」

    352 = 1 :


    ……こうして見てみると

    由暉子「……?」

    うん、大きい

    和ちゃんと同じぐらいあるんじゃないかなぁ……

    由暉子「……ああ、真屋由暉子です。 本日は急にお邪魔してしまって申し訳ありません」

    「あ、いえいえ……こちらこそ、その……玄ちゃんがご迷惑をおかけしていませんか?」

    成香「迷惑だなんて……ちかちゃんがお世話になりました」

    「嘘でしょ!?」

    由暉子「え?」

    「ほ、本当に大丈夫!? 玄にいやらしい目で身体中舐めるように見られたり触られたりしてない!?」

    由暉子「してませんけど……」

    「どういうことよ!?」

    「なにもしてないのに怒るのは理不尽なんじゃ……」

    「だって玄だよ!?」

    「う、うん……ごめんなさい」

    353 = 1 :


    「……さっきから憧ちゃん酷くないかな? 私をなんだと思ってるの……?」

    「あ、玄……そりゃ、残念な変態だと思ってるけど……」

    「えぇ!? 私そんな風に思われてたの!?」

    「その一点に関しては当然でしょ! あ、真屋さんあまり玄に近づかないでね……汚されるわよ?」

    由暉子「え、はぁ……わかりました」

    「ちょ、憧ちゃん!? 私本当になにもしてないよ!? そりゃちょっと横目でチラチラ見たりはしてたけど! お世話になって部屋まで上げてもらったのに失礼なことするわけないよ!!」

    「……巴さんのとこに遊びに行ったとき」

    「石戸さんは別格でしょ!? 他と一緒にしないでよ!!」

    成香「なんでキレてるんですか……意味不明で怖いです……」

    「くろちゃん……」

    「むぅ……だいたい嘘つきの憧ちゃんに言われたくないなっ」

    「はぁ? 私がいつ嘘ついたって言うのよ!?」

    「その胸パッ「わー! きゃーっ!! ああぁぁぁぁ!!!」

    354 = 1 :


    「あ、憧ちゃん落ち着いて……」

    「な、ななな、なにを言ってんのよ!?」

    「私の目を以てすればお見通しだよ! だいたいアニメとか最新話とか盛りすぎ「わー! わーっ!!」

    「あ、あの、メタな発言は控えて……」

    成香「その、さっきからなにを……」

    「あ、あのね? 玄ちゃんはおっぱいが大好きなの」

    成香「……は?」

    「玄ちゃんはおっぱいが大好きなの」

    成香「えぇ……?」

    由暉子「なるほど……まぁ、たしかに私は胸ちょっと大きいですけど……」

    「ちょっと!? それがちょっとですって!?」

    由暉子「え、あ、すみません……」

    揺杏「まあまあ、憧ちゃんはそんなに気にしなくてもいいんじゃないの?」

    「あ、揺杏……」

    揺杏「呼び捨て継続かよ!? まぁいいけどさぁ……」

    355 = 1 :


    「どういうことよ?」

    揺杏「憧ちゃん普通にスタイルいいし、胸なんかでかくたって着れる服が狭まるしたいしていいことないって!」

    「私もそうやって自分を誤魔化してるけど……やっぱりちょっと羨ましいじゃん……」

    成香「揺杏ちゃんもぺったんですしね……」

    揺杏「なんで慰めてるのに傷を負わなきゃいけないの!? つか成香に言われたくねぇんだけど!」

    由暉子「大きくてもいいことなんてありませんよ? ねぇ?」

    「う、うん……たぶん?」

    「大きい人が言っていい台詞じゃないの!」

    「っていうか大きい方がいいに決まってるよ!」

    「あんたは黙ってなさい!」

    成香「ユキちゃんも松実さん姉妹も素敵に育ってますからね……少し羨ましいです」

    揺杏「まぁ? 意中の相手が巨乳好きとかならでかい方がいいかもしれないけどさぁ」

    「ふきゅ!?」

    「憧ちゃんやっぱり好きな人いるの!?」

    「そういえばこの前灼ちゃんが岩館さんに聞けって……」

    揺杏「ほほぅ?」

    「ちょ、違う! 違うから! 余計なこと言わないでよ!? 勘違いしないでよ!?」

    356 = 1 :


    由暉子「コイバナですか……興味深いです」

    成香「うちはそういう浮いた話ないですからね」

    揺杏「でも地区大会の時チカセンナンパされてなかった?」

    誓子「あれは道聞かれただけだって!」

    「隙あり!」

    穏乃「ボールを相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!」

    誓子「ちょ、卑怯者っ!」

    晴絵「これ結構面白いな……おっ、くっ! いけっ!」

    穏乃「超!エキサイティン!」

    「ハルちゃんがんばれー」


    「……ハルエまで一緒になって遊んでるし」

    揺杏「もしもし? 一? イケメンいる? うんそう、かわってー」

    「ふきゅ!?」

    「井上さん……?」

    「なんで?」

    「し、ししし、知らないわよっ!!」

    成香「どちら様ですか?」

    「長野の龍門渕高校の先鋒の方で……」

    揺杏「あーうん、そう……この前番号聞かなかったからさー……うん、じゃあ一に聞いとくわ……でさ、純って結構胸あるじゃん? いや、服の問題で……」

    357 = 1 :


    「…………」

    「どうしたの? 黙っちゃって……」

    「べ、べつに!? なんでもないけど!?」

    ……憧ちゃん、さっきから落ち着きないなぁ

    「あ、その……そう! 打ちませんか!? 私たちもともと練習中だったし! 真屋さんと本内さんが良ければですけど!」

    由暉子「私は依存ありませんが」

    成香「阿知賀の方を相手取るとなると力が足りないかもしれませんが……」

    「それじゃあ、そっちの卓に行こっか?」

    成香「ちかちゃんと爽さんは……」

    由暉子「遊んでますし、ほっといていいんじゃないですか?」



    「うげ、ドーム止まったぞ!? 頼む、チカ!」

    誓子「えぇ? そんなこと言われても……」

    穏乃「叩けば直るんじゃないですか?」

    晴絵「よっしゃまかせろ!」

    「壊れたら大変だしやめた方がいいと思……」


    成香「……ほっときましょうか」

    「あ、真屋さん……」

    由暉子「近づかないでくれますか? 汚されたくないので」

    「そんなことしないよ!?」

    「顔に出てんのよ、いやらしさが」

    「むむ……憧ちゃんだってかなりわかりやすい方だと思うけど……」

    358 = 1 :


    「……憧ちゃんってさ」

    「ん? なぁに宥ねえ?」

    「井上さんのこと好きなの?」

    「ふきゅ!? ばばばばばか言わないでよ!? そりゃあ? かっこいいし? 背も高いし? 麻雀も上手だし? 好みのタイプっちゃタイプかもしれなくもないかもしれないけど!? 井上さん女の子だし!! そういうんじゃないから!!」

    憧ちゃんわかりやすいなぁ……

    由暉子「同性愛は宗教的にアウトなんですが……」

    成香「禁断の恋ってやつですか?……漫画みたいで素敵です! 応援しますよ!」

    「だから違いますってば! Loveじゃないし!Likeだから! 友情だから!」

    「憧れ的な?」

    「う、あ、ま、まあ? 言葉にするならそれが近くもないかもしれなくもないわね」

    成香「こんがらがってきました……」



    揺杏「え? マジで!? あっはは! 超ウケるんだけど! うん、うん……よくあることなのかよ!? あは、まぁ純はイケメンだからなー」

    『俺は女だ!』

    揺杏「うっお……声でけぇよばーか!」



    「……岩館さんも盛り上がってるみたいだしはじめよっか?」

    由暉子「そうですね……よろしくお願いします」

    359 = 1 :


    「ロン! タンピンドラ1で3900!」

    成香「わわっ……張ってましたか」

    由暉子「さすがに速いですね」

    「憧ちゃん速攻得意だからね」

    麻雀を打ち始めたのはいい

    赤土先生たちが盛り上がってるのもいい

    岩館さんが電話盛り上がってるのもいい

    私の後ろに玄ちゃんが立ってるのもいいんだけど……

    「おもち……石戸さん……和ちゃん……真屋さん……」

    ……なんか、ぶつぶつと呟いて……え、うん、玄ちゃんごめんなさい。 ちょっと怖い

    「玄、声に出てるよ」

    「はわっ!?」

    由暉子「なんですか、おもちって?」

    「おもちっていうのはね!!」

    「はいストップ! 真屋さんもいちいち突っ込まなくていいから!」

    「くろちゃん……」

    さすがにいろいろと心配になってくるなぁ……やっぱり私もしっかりしないと……

    「大丈夫! お姉ちゃんのおもちも上位ランクで……」

    「その話はわりとどうでもいいよ、玄ちゃん」

    「そんな!? お、お姉ちゃん……」

    360 = 1 :


    揺杏「うす、はーい、じゃねー」

    成香「あ、電話終わったんですか?」

    揺杏「うん。 あ、純は別に胸の大きさとかどうでもいいってさ! よかったね!」

    「へ、へぇ? まあべつにどうでもいいけど!?」

    「どうでもいいってことはないでしょう!?」

    揺杏「玄ちゃん近い、怖い」

    由暉子「……本格的に近づかない方がよさそうですね」

    成香「松実さん……玄さん、こっち来てからだいぶ印象変わりました……」

    「えっと、たまに変になっちゃうけど……しっかりしたいい子なんだよ?」

    「うん、正直フォローしきれないと思う……ホームになると気が緩むんでしょ。 メッキが剥がれたわね」

    「憧ちゃんこそ嘘の詰まったその偽物のむ「はい! この話はやめ! だいたい玄はそんな話ばっかりしてるのがおかしいの!!」

    「……よそではしてないよ?」

    「お客さんいるのにしてたら同じでしょ!?」

    「……岩館さん」

    揺杏「へ? なんすか?」

    「井上さんになんて聞いたの? その、普通あまり女の子に聞くことじゃないよね……?」

    揺杏「いや……普通に? 巨乳好きかって……」

    由暉子「やっぱりどう考えても女性に聞くことじゃないですよね」

    「井上さんもどうでもいいなんておかしいよ!」

    「あんたはあんたでおかしいの!」

    361 = 1 :


    揺杏「でもさ、純も言ってたけどやっぱり胸は一定のサイズ以上はいらないと思うんだよね!」

    「そんなこと……」

    「玄ちゃん、今岩館さんがお話ししてるからいい子にしようね」

    「はーい……」

    揺杏「肩凝りひどいらしいし、服は限られてくるだろうし、運動も大変っぽいし!」

    「全部伝聞や予想なのが悲しいわね……」

    成香「ないものはないですから仕方ありません」

    揺杏「同じグループのやつが突っ込むなって! 実際どうなのユキ?」

    由暉子「ええ、まあそんな感じですね。 岩館先輩が作ってくださる衣装は着やすくて助かります」

    成香「私はあの改造制服はちょっとやりすぎだと思いますけど……着替えも大変そうですし」

    由暉子「そうですね……獅子原先輩がそこら中触ってきますし……」

    揺杏「ぶっちゃけセクハラだからねアレ? 嫌なら言っていいのよ?」

    「……あの!」

    揺杏「ん?」

    「触るっていうのは具体的に「玄! あんたマジでちょっと黙ってなさい! ほんと恥ずかしいから!!」

    「す、すみません玄ちゃんが……」

    由暉子「いえ、別に……具体的に言うとまあ胸とかですが」

    「真屋さんあっちでちょっとお着替えしましょう!! 私がお手伝いしますから!!」

    「玄!!」

    成香「必死すぎて怖いです……」

    揺杏「玄ちゃんって面白い子だったんだねー」

    「…………すみません、お恥ずかしい……」

    やっぱり、私がしっかりしないと……


    カン!

    362 = 1 :

    おもちについてのフォローも兼ねて。くろちゃーお外ではしっかりしてると思うよたぶん。きっと…
    あと最近のあこちゃーは盛りすぎですわ。きつくない程度のものの持ち主のはずだろ!

    364 :

    乙です。

    もう玄はどうしようもないねほんと。

    365 :

    乙です
    憧ちゃんはもちろん、最近盛り過ぎなキャラが増えてる気がする
    なんもかんもりつべ先生がお肉盛りたい病にかかったのが悪い

    366 = 347 :


    ちょっとあのボディエロ過ぎるからね
    犯罪誘発する

    367 :

    正直玄ちゃんが一番エロい体してる

    おもちのバランスも最高

    368 :

    まふたんイェイ~
    シノハユで真深さん出てきてはやりんもすごい好きなキャラになっただけに何も用意出来なかったのは悔しい…

    >>365りつ先生自重できないから仕方ないね…副将戦は毎度毎度楽しそうで…個人的にはやっぱりもう少し控えめな方が好きなんであこちゃーも阿知賀の頃のが好きです
    というか久々に咲キャラソートとかやってみたら上位30人ぐらい見てもおもちもちって5人もいなかった気がする…そんなことより一回に一時間近くかかったことに驚きましたが

    次回は>>141、何人出るかはわかりませんが龍門渕回で

    369 :

    了解

    370 :

    DCD一挙見つつ投下。やっぱりてつをかっこいいですね

    371 = 1 :



    揺杏「遊びに行こーぜ!」

    「ん……いいよ」



    揺杏「一に会いに行くんだけど、一緒に来る?」

    穏乃「行きます!」



    揺杏「純とこ行ってくるわー」

    「つ、ついてってあげないこともないわよ!?」

    372 = 1 :


    揺杏「でさ……」

    岩館さんが不満げに口先を尖らす

    揺杏「なーんで玄ちゃんとおねーさん誘っちゃダメなのさ……」

    「……結果が目に見えてるから」

    穏乃「結果って?」

    「揺杏が面白がって玄けしかけて迷惑かけるのわかってるから」

    揺杏「信用ねーなー」

    「むしろ信頼されてると思……」

    揺杏「もっといい意味で信頼してほしーんだけど?」

    「普段の行いを省みてよね……国広さんとか薄墨さんとかしずに……」

    穏乃「素敵な服、たくさんもらっちゃってるよ?」

    「…………」

    揺杏「あっはは! そーだろそーだろ」

    「……憧」

    「……大丈夫、まだ頑張れる……きっとしずをまともな道に……」

    ……この話に関しては、残念なことにどうしても憧とは感性が合わない

    憧ももう少しこう、なんというか……私の自主性? というものを尊重してほしいんだけど

    373 = 1 :


    穏乃「あ、そこですよ! 国広さんたちの宿!」

    揺杏「お、さんきゅー」

    「つーか場所知らなかったのね……」

    揺杏「だっていつも灼んとこで会ってるからさー」

    「清澄や風越も同じ宿」

    揺杏「風越? ああ、個人戦の人がいるんだっけ? つか清澄と宿一緒なのか……」

    穏乃「龍門渕は清澄の応援で東京出てきましたから」

    「嫌?」

    揺杏「少し……つか私と打った竹井? 絶っ対!いやーなやつだよね」

    「打ち筋は最低に性格悪いけどいい人よ?」

    揺杏「そーなん? でもやっぱ顔合わせたくねーな……あの結果だったし……」

    「ん……ま、なにかあれば守ってあげる」

    揺杏「はは、じゃあ頼りにさせてもらおうかなー」

    穏乃「さすが灼さん頼りになる!」

    「いや、そもそも竹井さんと会ったとしても戦ったりしないから……」

    374 = 1 :


    穏乃「あ、萩原さんこんにちは!」

    ハギヨシ「おや……高鴨さん、新子さん、鷺森さん、こんにちは。 私、龍門渕家で執事をしております、萩原です。 どうぞよろしくお願いいたします」

    揺杏「え、あ、北海道の岩館です……」

    ハギヨシ「ああ、国広さんからお噂はかねがね……かねがね……」

    穏乃「萩原さん……?」

    ハギヨシ「……失礼、少し頭痛が」

    穏乃「大丈夫ですか!? 少しお休みした方が……」

    「いや、そゆのじゃないと思……」

    「……ちょっと、謝んなさいよ」

    揺杏「あはは……さーせん」

    ハギヨシ「い、いえ……その、私が口出しすることではないのは重々承知しているのですが……もう少し、手心というか……」

    揺杏「……それは私よりあっちの人たちに言ってほしいかなー」

    なんの話だろう? 岩館さんが意味ありげにこっちを見たのと、憧まで一緒に頭を抱えているのが気になるけど……

    375 = 1 :


    揺杏「それにしても……」

    ハギヨシ「……? 私が、なにか?」

    揺杏「いや、玄ちゃんが言ってたんですよ。 龍門渕に超かっこいい執事さんがいるってー」

    ハギヨシ「……そ、それは、その……ええ、光栄です」

    揺杏「いやでもイケメンっすねマジで。 背も高いし……190くらいあります?」

    ハギヨシ「そうですね……187です」

    揺杏「あ、服とかどうっすか? 玄ちゃんリクではやっぱりカボチャパンツに白タイツの王子さまフォームが……」

    ハギヨシ「あ、いえ、私はその……あくまで執事ですので……王子さまなどそんな……」



    「……玄って萩原さんみたいな人がタイプなの?」

    穏乃「そうなんですかね? でも萩原さんカッコいいですよね! 細身だけど引き締まった身体してますし……」

    「え、なんでそんなのわかるの!? つーか玄は萩原さんがねぇ……やっぱり揺杏けしかける気満々だったじゃないのよ……」

    「……憧的にはどうなの? 萩原さん」

    「素敵だと思うけど……ちょっと完璧過ぎるというか、大人過ぎるというか……」

    揺杏「憧ちゃんはもうちょっとワイルドな感じが好きだもんな……純みたいな」

    「ふきゅ!?」

    穏乃「あ、たしかに憧って井上さん好きそうだよねー……なんというか、少女漫画のヒーロー系?」

    「ああ……その、不器用だけど実は優しい不良系的な?」

    ハギヨシ「たしかに少々不器用な方ですね……決して不良ではありませんよ?」

    穏乃「それはもちろんわかってますよ! あ、それにスラッとした長い足の引き締まった筋肉とかほれぼれしちゃいますよね!」

    「ふきゅ!?」

    揺杏「穏乃は筋肉フェチかー」

    穏乃「フェチっていうか……ほら、私も鍛えてますから! ちょっと気になるっていうか!」

    376 = 1 :


    ハギヨシ「……そういえば、本日はどのようなご用事で? よろしければ私が案内させていただきますが……」

    穏乃「あ、大丈夫です! 一さんと井上さんに会いに来たんですけど、お部屋にいらっしゃいますか?」

    ハギヨシ「はい、先ほど一局打ち始めたところですので……」

    「ありがとうございます。 私たちで行けるので、萩原さんのご用事の方を……」

    ハギヨシ「これは、どうもお気遣いを……それでは、失礼いたしますね」

    揺杏「今度カボチャパンツ作ってくるんで!」

    ハギヨシ「え、いや、それは……できれば遠慮したいのですが……」

    揺杏「そしたら写メ撮らせてくださいねー!」

    ハギヨシ「いえ、ですから……」

    揺杏「よっしゃ! じゃあ一と純のとこ行くかー!」

    穏乃「あ! 待ってくださいよー!」

    「ちょ、待ちなさいよ!」

    「……よく言って聞かせておきますので」

    ハギヨシ「……申し訳ありません、よろしくお願いします」

    「いえ、失礼しました……それでは」

    377 = 1 :



    「……あんたねぇ」

    揺杏「まあいいじゃん! 執事さん怒ってなかったし?」

    「そういう問題じゃないでしょ……」

    穏乃「でも萩原さんってなんでもできちゃうイメージあるし、服もなんでも着こなしちゃったりして」

    「カボチャパンツが似合うかも、って思わされる辺り凄……」

    揺杏「イケメンってすごいよなー」

    「まあ、カボチャパンツはイケメンにしか……しかも、だいぶ限られたイケメンにしか許されないでしょ」

    穏乃「それもそうだよね……あ、それじゃあイケメンと言えば井上さんは?」

    「ふきゅ」

    揺杏「お、穏乃ナイスな発言」

    「……どうなの? 憧的には」

    「え、いや、王子さまとか普通に憧れる気持ちはあるけどそれでもさすがにカボチャパンツはどうかと思うしあぁでも白馬がついてくるとなるとまたポイントが……」

    ……そんなに悩む質問したかな? 憧ってたまによくわからないなぁ

    揺杏「……で? どうよ?」

    「……さすがに、ギリで無しかな」

    「ギリギリなんだ……」

    揺杏「憧ちゃんがわからなくなってきたわ……」

    「こう、乙女的葛藤がいろいろとあるのよ」

    穏乃「井上さん女の子だけどね」

    「知ってるわよ! 別に、どうって聞かれたから答えただけでしょ!!」

    揺杏「つーかイケメンと言えば、で穏乃が純の名前挙げたんじゃん。 たしかにイケメンだけど他にいなかったわけ?」

    穏乃「他に? えーと……」

    正直、あまり男の人の知り合いとか少ないしテレビとかもあまり見ないから芸能人とかも知らないんだけど……

    穏乃「あ、セーラさんとか?」

    「江口さんも女の子……」

    揺杏「メンズの名前が挙がらねぇ」

    378 = 1 :


    ――――――

    「お」

    「こ、こんにちは!」

    揺杏「ちーす」

    「うち? 清澄?」

    「りゅーもんの方で」

    穏乃「荷物、持ちましょうか?」

    「いいよ、たいした量じゃねーし……部屋こっちな」

    揺杏「買い出し?」

    「ん、うち五人だし一人余るからな」

    穏乃「袋パンパンですけど、なに買ったんですか?」

    「やっすい駄菓子とかを大量にな……透華と衣が食べてみたいって言うからさ」

    「そういえば、お金持ちのお嬢様だもんね」

    「けっこう感覚ズレてる……いや、それは金持ちとか関係なく透華の個性か……」

    379 = 1 :


    「帰ったぞー」

    智紀「お帰りお父さん」

    「オレは女だっつの! ……これ菓子な、あと客」

    穏乃「お邪魔します!」

    「高鴨さん! それにみんな、いらっしゃい」

    揺杏「どもども、これ頼まれてたやつなー」

    「いつもありがとう、岩館さん」

    「衣たちのところに来るとは珍しいな! 今日はののかはいいのか?」

    穏乃「今日は一さんや衣さんたちに会いに来たので!」

    「おお、それは「ようこそいらっしゃいましたわ!! 本日は存分におもてなしさせていただきますわ!!」……トーカも喜んでいるぞ!」

    「……龍門渕さん、どうしたんですか?」

    智紀「原村さんより優先されて嬉しい」

    「透華、原村さんをライバル視してるから……」

    「最近ただのファンなんじゃねぇかと思ってんだけどな……」

    「憎さ余って?」

    揺杏「ちょーかわいい、って感じ?」

    380 = 1 :


    透華「ハギヨシ!」

    ハギヨシ「ここに」

    「「「「!?」」」」

    透華「お客様にお茶の用意を……」

    ハギヨシ「かしこまりました」

    揺杏「え、いや、ちょ!?」

    「どうした?」

    揺杏「いやいや! 執事さん! どこから!? つかさっき外に……どうなってんの!?」

    智紀「萩原さんだから」

    「萩原さんだからね」

    揺杏「えぇ……?」

    「執事ってすごい」

    穏乃「かっこいいですよね、アレ! 瞬間移動?」

    「びっくりした……アレはああいうものだから、深く考えない方がいいわよ?」

    揺杏「……おう、とりあえず考えてもわからないことはわかった」

    381 = 1 :


    「そういえば以前顔は合わせたような気がするが、こうして話をするのははじめてだったな?」

    揺杏「岩館揺杏っす。 よろしくー」

    「天江衣だ! よろしく頼むぞ! 一から話は聞いているぞ、ゆあん」

    揺杏「あ、マジ? よかったら衣にもなんか作ってこようか?」

    「おお、本当か? 感謝感激! 恐悦至極だ!」

    透華「むっ! それでは私とどちらがより衣に相応しい衣服を用意できるか勝負ですわ!」

    揺杏「えっ」

    「トーカも服をプレゼントしてくれるのか?」

    透華「ええ! 心配なさらずとも私、こう見えて裁縫の方も嗜んでおりますのよ!」

    揺杏「そこじゃなくて!」

    「なんで勝負……?」

    穏乃「いいじゃないですか、勝負の方が燃えますし!」

    智紀「気にしないで……透華はすぐに勝負とかしたがるから」

    「ほっといていいぞ?」

    透華「その扱いはなんなんですの!? 衣にプレゼントを贈るとなれば、私が負けるわけにはいきませんわ! 衣への愛では私の方が勝っているに違いありませんし!」

    揺杏「いやいや! 愛もなにも私ほぼ初対面! つーか勝負するにしても私が服作ってもおじょーさまの財力には敵わないっていうか!」

    透華「ふむ……たしかに、勝負する以上条件は揃えなければいけませんわね……それでは素材はこちらの方で用意いたしますので……」

    「はい、待って! ストップストップ!」

    「少し落ち着いて……揺杏もその材料費浮いてラッキー、みたいな顔やめる!」

    382 = 1 :


    「……トーカたちはなにをやっているんだ?」

    智紀「ちょっとほっとけば落ち着くと思うから」

    穏乃「あ、それじゃあ岩館さんに作ってもらう天江さんの服について相談しておきましょうよ! どんなリクエストも応えてくれると思いますよ!」

    「ふむ、察するにしずのもユアンにいろいろと作ってもらっているのだな!」

    「正統派お洒落からイロモノまでなんでもござれ……」

    穏乃「天江さんはどんな服がお好みですか?」

    「そうだな……」

    智紀「でも、衣の服まだたくさんある……少し前に大掃除してクローゼット整理したときも結局ほとんど服は残しちゃったし……」

    「うるさいぞ智紀! 衣の身長はまだ伸びる! 去年の服も着れるからって……!」

    智紀「言ってない言ってない」

    穏乃「あぁ……私も身長伸び悩んでて……やっぱり筋トレしちゃったのが悪かったのかなぁ……」

    「筋肉つけると伸びないって言うよね」

    「衣は筋トレしてないぞ?」

    智紀「……うん」

    「哀れみの眼差しを向けるな!」

    智紀「あ、ごめん……そんな、涙目にならなくても」

    「……バスケとか、良いって聞くけど」

    「籠球か! そういえば純が好きだったな……今度一緒にやってみようか……」

    「天江さんが?」

    智紀「純とバスケ……?」



    『とーどーかーなーいー!』

    『はっはっは』



    「こら! やめろ! なに考えてるのかわかるぞ!!」

    智紀「ぴょんぴょん跳ねる衣……」

    「かわいらし……」

    穏乃「し、失礼ですよ二人とも……」

    「しずのもちょっと笑ってるだろう!?」

    383 = 1 :


    「と、とにかく! 衣は大人っぽい服が! お姉さんらしい服がほしいぞ! 衣はもう十七なんだ! 小学生じゃない!」

    穏乃「誰もそこまで言ってませんよ! 落ち着いてください!」

    「お姉さんスタイル……いい」

    智紀「衣のお姉さんスタイル……服に着られてる感じがとってもいい……」

    「ぐうぅぅぅ!!」

    穏乃「ちょ、二人とも! いい加減にしてくださいよ! 天江さん泣いてるじゃないですか!」

    「泣いてない!! 衣はお姉さんなんだからこの程度で泣くわけがないだろう!!」

    穏乃「す、すみません……」

    智紀「その、かわいい系でもいいと思うけど……前に萩原さんが作ってくれたエビフライのやつとかかわいかったし……」

    「……エビフライ?」

    「純がデザインしたのをハギヨシが作ってくれたんだ! あれはなかなかよかったが、異常に暑いのだけは欠点だったな」

    「……井上さんのデザインって」

    智紀「ああ、萩原さんが解読したから……」

    穏乃「解読って……」

    「いやぁ、アレに限らず純くんのイラストは難解すぎて……」

    穏乃「あ、国広さん……そっち、どうなりましたか?」

    「今勝負してるよ」

    「え、裁縫はじめちゃったの?」

    「いや……適当に矛先逸らして、いろいろとうやむやにして……」

    384 = 1 :


    「じゃあ、井上さん次は……」

    「よーし……どうだ!」

    透華「!?」

    揺杏「!?」

    「…………」

    透華「……ひ、ヒントを」

    揺杏「わかんねーよ! 純のイラストとか解読班必須だろ!」

    「うるせーよ! どうせへたくそだよ!」

    「…………っ!」



    「純くんのイラスト当てクイズで勝負してるよ」

    智紀「なにがどうしてそうなった?」

    「……憧は助手? なんか、震えてるけど」

    穏乃「見た感じ、笑いを堪えてるわけではないみたいですけど……」

    「なんか、そんなところもかわいくていいってさ」

    智紀「……悶えてるの?」

    「恋は盲目……」

    「違うから!!」

    穏乃「憧、耳いいなぁ……」

    385 = 1 :


    ハギヨシ「お茶とケーキ、用意して参りました……」

    透華「ああハギヨシ、ご苦労様」

    ハギヨシ「おや、それは……蟹ですか?」

    「正解! ほら、やっぱりわかるやつにはわかるんだよ!」

    透華「ああ! さっきのがイルカでしたし海の生き物シリーズでしたのね!」

    揺杏「つーか蟹とかハサミとか付いてて特徴的だろ! もっとわかるように描けよ!」

    「うっせ! これでも全力なんだよ! 頑張ってるんだよ! ほらヨッシー! これ、こっちは!?」

    ハギヨシ「えー……右が狸で左が猪でしょうか?」

    「当たり! ほら! わかるじゃん! オレの絵だってまだセーフだって!」

    「井上さんかわいぃ……」



    「井上さんの絵、相変わらずだね……」

    智紀「あれはあれで面白いからアリじゃないかな」

    「ハギヨシが解読してくれるしな! 純は純で必死で描くものだからなかなか面白いぞ」

    穏乃「まあ、あれはもう一種才能じゃないですかね!」

    386 = 1 :


    「ところで、もう勝負はいいだろうトーカ! ハギヨシも来てくれたことだしお茶にしよう!」

    透華「あ、ええ……そうですわね」

    揺杏「これ以上続けても0対0で勝負にならないしなー」

    「なんだよ! 当てられる人もいるってわかっただろ! な、新子!」

    「は、はぃ……」

    「なに笑ってんだよ!」

    「わ、笑ってるないですよ! 井上さん……か、かわいくって……」

    「な、なんだよかわいいって!」



    「ゆあんゆあん!」

    揺杏「お、どんな服ほしいか決まったかー?」

    「うん! 衣はな、お姉さんらしく! 年相応に見える服を所望するぞ!」

    揺杏「……ほほう?」

    「大人っぽいやつだ! 大人っぽいやつ!」

    揺杏「ふむふむ……」

    「そう! 綺麗なお姉さんに見えるような服だ!」

    揺杏「…………な、なるほどね?」

    「大人っぽいの大人っぽいのって言っちゃう辺り……ね」

    智紀「うん……背伸びした感じがまた……」

    「かわいらし……」

    智紀「うん、かわいいよね……」

    「聞こえてるからな!? ゆあんも笑うな!! しずのもなんとか言ってくれ!」

    穏乃「え? えーと……」

    387 = 1 :



    穏乃「大丈夫です! 天江さんかわいいですよ!」


    「そうじゃなくって!!」


    穏乃「えと、身長伸びなくても逆にかわいさに拍車がかかるというか!」


    「慰めるなの言葉はいらん! そこでもなく!!」


    穏乃「その……大丈夫です! これから成長期来るかもしれないですし!」


    「大人っぽいと言え!!」


    カン!

    388 = 1 :

    こんなところで。
    龍門渕すごい好きなんでもっといろいろ挑戦してみたい…

    389 :

    乙かわいい

    391 :

    乙やで。
    龍門渕キャラ立ちすぎだろ。

    392 :

    乙!
    衣ちゃんファッションショーはよ

    393 :

    あわたんイェイ~
    一応淡ってか白糸台ネタの書き溜めあったんですけど案の定間に合いませんでしたね…

    今週うまいこと切り抜けられれば時間が取れるようになるはずなので、そしたら更新ペース上がると思います
    現在ストックの半分が咲ちゃんという俺得だけど確実にネタなくなる状況なのでキャラ名挙げてっていただけると助かります…

    394 :

    ありきたりだが、決勝戦の大将達がばったり出会す

    395 :

    阿知賀勢からイケメン認定されてなかった京ちゃんわろた

    穏乃と咲の二人でインドアとアウトドアの良さを伝え合うとか

    396 :

    原作であった雑誌の女子選手の人気ランキングに入り取材を受けるとか見てみたいです

    397 :

    シズも人のこと言えないぐらいには背低いよな

    398 :

    シチュが思いつかないけどちゃちゃのん見たいです

    400 :

    >>489
    多分BB2Cやろ?セーフモードを設定から切れば見られるんじゃない?


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について