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    元スレ八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語は間違っている」

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    402 = 15 :

    八幡「…………」トボトボ

    結衣「…………」テクテク

    八幡「…………」トボトボ

    結衣「…………」テクテク

    結衣「あっあのね、ヒッキー」

    八幡「お、おう」

    結衣「……ゆきのんはね、あんな風にキツい事を言うけど、本当は優しい子なんだ。だからそこら辺、わかってて欲しいな~なんて」

    エヘヘと由比ヶ浜は笑う。そんなのは俺だってわかり切っているが、そう答えるのは許されない。

    八幡「そうか。心に留めとくよ」

    結衣「うん……。だから、嫌わないでね」

    八幡「……ああ」

    403 :

    はやく

    404 = 372 :

    焦らしスギィ

    405 = 15 :

    AAもどきを作るのに時間くって、書き溜めのストックが切れたので、投下遅くなります。ごめんなさい。



    八幡「…………」トボトボ

    結衣「…………」テクテク

    ??「…………」トボトボ

    八幡「!?!?」

    結衣「? ヒッキー、どうかした……、あー! さがみんだー!」

    相模「あ……ゆいちゃんか……」

    結衣「どうしたのー、さがみんこんな時間に?」

    相模「別に、ゆいちゃんには、関係ないでしょ……?」

    結衣「あ……そっか……そうだね……」

    406 = 403 :

    はやくはやく

    407 = 372 :


    起きてからまとめて読むわ

    408 = 15 :

    >>407
    おやすみなさい。
    支援レスありがとうございました。



    八幡「…………」

    相模「……! …………」プイッ

    あれ、相模さん、俺を見てすぐに目をそらしたんですけど。何なの俺の目はそんなに怖い?

    などと、ネタをぶっこむような状況ではない。

    相模が現実世界にいる。それは何ら不思議な事ではない。

    しかし、ここにいる相模は異様だ。

    あまりにも、『俺ガイル』の世界の相模と違いすぎる。

    相模の目が――

    ――俺のと同じように腐っていた。

    411 = 15 :

    少し経って

    八幡「……由比ヶ浜」

    結衣「ん? なに?」

    八幡「あの女子に……何かあったのか……?」

    結衣「えっ……なんで……そう思うのかな……?」

    八幡「いや、何となくだ。あまりにも暗いから何かあったのか……ってな」

    結衣「……うーんとね。さがみんは、総武高の文化祭の委員長だったの」

    うむ、ここまでは『俺ガイル』と同じだな。

    413 :

    結衣「でも……さがみんは……あんまし仕事しなかったんだよね。それで、副委員長だったゆきのんがそれを代わりにやったの」

    あっ読めた。

    結衣「ゆきのんはちゃんとやったよ、委員長としての仕事を。もう完璧すぎるくらいにね。ただ、そのせいで委員会内でのさがみんに対する不満が増えてっちゃって……」

    八幡「…………」

    結衣「しかも当日本番には突然いなくなっちゃったりして、皆からすごい責められたんだ……」

    俺がいなかったら、こんな風になってたのか。俺がもしも総武高に入っていたら、こんな事にはならなかったのだろうか……?

    415 = 15 :

    相模に、あんな傷を負わせるような事にはならなかったのだろうか。

    そんなもしもの事を考えたって意味がないのはわかっている。

    それでも、考えずにはいられない。

    結衣「それからかな……さがみんがあんな風になっちゃったのは」

    八幡「そうか……。いろいろあったんだな、お前らにも」

    結衣「……うん」

    その頃、俺は何やってたっけ? あっちょうど『俺ガイル』にハマった頃だわ。由比ヶ浜たちが、いろいろ頑張っている時、俺はゲームやってたのか。何それ悲しい。

    417 = 15 :

    由比ヶ浜たちが向かったのは、いつも何かパーティー事があると、使われるいつものカラオケだった。『俺ガイル』本当に何なんだよ、あれ。再現度高すぎじゃね?

    結衣「えーっと、ヒッキーこと、比企谷八幡くんの入部歓迎会を始めます!」

    八幡「もう、何日か経ってるけどな」

    雪乃「入ったのが二十五日で、今日が二十八日だから、もう四日ね」

    何日か明言しなかった俺に、ふふん、と雪ノ下が俺に自慢気な表情をする。甘いな、そこには穴があるのだよ、穴が! そういやアナ雪ってすごいよな。見てないけど。

    八幡「六から二日間は土日だったから、正確には二日間しか部室行ってないんだけどな」

    雪乃「屁理屈ね」

    八幡「何とでも言え」

    結衣「二人とも!! そんなのいいの! 何日か経ってても別にいいでしょ!」

    八幡「まあ、それもそうだな」

    雪乃「そうね、こんな男がいつ入ったかなんて、正直私には関係ないのだし」

    雪ノ下さんはいつも通りですね、本当に。

    418 = 403 :

    はやく

    419 = 15 :

    そんなこんなで新入部員歓迎会は終わりを迎えた。

    結衣「うーん、歌った歌ったぁー」

    雪乃「由比ヶ浜さん、後半はほとんどずっと歌っていたけれど、喉は大丈夫なの?」

    結衣「あーーー、うん! ちょっと枯れるけど大丈夫だよ!」

    雪乃「それでも枯れるのね……はい」サッ

    結衣「わぁ! のど飴だ! ゆきのんありがとうー!」

    雪乃「いえ、別にいいわよ」

    雪ノ下と由比ヶ浜がゆるゆりしてるのを見ながら、俺は二人の後ろを歩いている。うん、こういうのを後ろから見てるのも悪くない。

    雪乃「比企谷くんも」

    八幡「?」

    421 = 15 :

    ん? 俺今何で呼ばれたんですかね? あれですか、二人を見る目が気持ち悪かったんですか? それなら否定はできないが。

    雪乃「……余ってるから、あげるわ」スッ

    八幡「あ……サンキュな」

    どうしよう、可愛い。惚れてまうやろー。

    雪乃「比企谷くんでも、人にお礼は言えるのね」

    八幡「お前は俺を何だと思っている?」

    前言撤回。

    やっぱりこいつ可愛くねぇ。

    423 = 15 :

    雪ノ下たちと別れ、家に着いた。

    八幡「ただいま」

    八幡母「おかえりー」

    八幡「んー、親父は?」

    八幡母「まだ帰って来てないわね」

    八幡「そうか」

    小町がいないこの家を寂しく思わないと言えば、きっとそれは嘘になる。しかし、これで小町も欲しいと言うのは、流石に神様のバチがあたるだろう。奉仕部の二人と平塚先生と出会えただけで、俺は十分に満足している。

    でも、たまに小町に会うために『俺ガイル』をやるのは、いいかもしれないな。



    その夜、俺はなかなか眠りに就けなかった。

    相模のあの目が頭にこべりついていたからだ。

    俺は、あの目を知っている。

    ――人生に、絶望している目だ。

    425 = 15 :



    それは何の気なしに行った行動だった。

    本当に、何も理由はなかったのだ。学校が終わって、総武高に向かう途中に、何となくあの博士の店の事が気になっただけだった。

    一時期、狂ったようにチャリで走っていた道を通り、その場所に辿り着く。

    かつて博士の店があった場所には――



    ――何もなかった。




    すみません、眠いのでそろそろ落ちます。
    支援レスありがとうございました。
    多分明日も来ると思いますが、正直断言はできません。
    今日は本当にありがとうございました。
    おやすみなさい。

    426 = 372 :

    お疲れちゃん

    427 = 416 :

    >>1乙、>>426も乙

    428 :

    面白すぎ

    429 :

    週刊ストーリーランド思い出したわ

    430 :

    相模がメインヒロインかな?

    431 :

    面白い
    頑張ってくれ

    432 :

    こんばんは。
    作者です。

    今日も23時くらいに始めたいと思います。
    >>345
    の通り、連投ができないので、支援レス(一文字、空白レスでも)してくれると助かります。

    ※予告なしに遅れたり、早まったり、中止になったりするかもです。

    434 = 25 :

    なんで文字化けすんだよ
    暴れるぞ糞が

    435 :

    こんばんは。
    投下始めます。
    支援レスよろしくお願いしますです。



    八幡「なん……だと……?」

    建物が並ぶこの通りからその部分だけすっぽり何もなくなっていた。残っているのは土のみ。ここだけいきなり取り壊されてしまったようだ。

    八幡「……閉まるなんて話は聞いてなかったよな。また来いなんて言ってたから、そもそも閉める気ないだろうし」

    八幡「……ただ、あんまし心配にならないんだよな、あの人だから」

    439 :

    更新遅いと思ったら連投できないんだったな

    444 :

    わしじゃよ

    445 = 436 :

    いいやわたしだ

    446 = 439 :

    >>444
    お前だったのか

    447 = 15 :

    八幡「どうせあの人の事だ、今度はワープ装置でも作って店ごとどっかに飛んでったんだろう」

    今頃北極とかにいるんじゃねぇの? まあ心配は無用だろう。

    ??「…………」

    それにしても、さっきからあの曲がり角から誰かが見ている気がする。

    八幡「…………」チラッ

    ??「!」タタタッ

    今、確かに誰かがいた。それが誰なのかまではわからなかったが。

    八幡「……まぁいいか」

    この目のせいで人からジロジロ見られるのには慣れてるし。今のもそれだろ。

    八幡「そういや昨日が今年最後の奉仕部だったんだよな。なら総武高行く意味ねーじゃん」

    家に帰るか。『俺ガイル』やったせいで金あんまないし。

    八幡「~♪」チャリンチャリン

    448 :

     

    449 = 15 :

    八幡「はぁ……」ドサッ

    夕食を食べ終わった俺は、自分の部屋でそのままベッドに倒れた。食べてすぐ寝ると牛になる? んなもん知らん。

    八幡「あー疲れたー。ここ最近いろいろありすぎて疲れた」

    ちょっと前までゲーム中毒だった俺の現実世界に、そのゲームのキャラが現れるとかそれなんてエロゲだよ。使い古された設定だな。

    八幡「……本当に、一週間前の俺だったら信じねぇよな、こんなの……」



    八幡「……怖えよ」

    こんなの、あり得ない。俺が享受していいような幸せじゃないように感じる。

    450 = 439 :

    ホモォ


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