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    元スレ八幡「強くてニューゲーム?」

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    451 = 449 :

    八幡(…で)

    由比ヶ浜「えーっと…やきそばはどこかなー」

    八幡「そこだ…よし、全部買えたな」

    由比ヶ浜「うん…」

    八幡「どうした、りんご飴でも食うか?」

    由比ヶ浜「えっ!何でヒッキーあたしが食べたいのわかったの!?」

    八幡「そりゃお前、そんだけ屋台見てればわかる」

    由比ヶ浜「それって、あたしのこと見ててくれたってこと?」

    八幡「じゃないと、お前どっか行くだろうが、アホなんだから」

    由比ヶ浜「あほって言うなっ!」

    八幡「で、いらないの」

    由比ヶ浜「あ、うん、食べる食べるー」

    八幡「じゃあ買ってくる」

    由比ヶ浜「あたしも」

    八幡「いや、ここにいろよ、二人で行ったら店のおっちゃんに迷惑だろ」

    由比ヶ浜「あ、そっか」

    八幡(すまんな、由比ヶ浜、今からあと数秒で相模が来るんだ、アイツとお前には会話して貰わにゃならん)

    相模「あ、ゆいちゃんだー」

    由比ヶ浜「お、さがみーん」

    八幡「…」

    八幡(無事に遭遇したか、すまんな、由比ヶ浜)

    八幡「あ、りんご飴一つ」

    おっちゃん「はいよー」

    八幡(これおごるから勘弁してくれ)

    452 = 449 :

    相模「へぇ~、あの人と一緒に来てるんだ~」

    由比ヶ浜「う、うん、同じクラスの比企谷くん」

    相模「いいなぁ~、、ウチは女だらけ花火大会だよー、ウチも青春したいな~」

    由比ヶ浜「…、あはは!何その水泳大会みたいな言い方!こっちだって全然そういうんじゃないよ~」

    相模「え~、いいじゃんいいじゃん、やっぱ夏だしそういうのいいよねー」

    八幡(しょうがない、戻るか)

    由比ヶ浜「…あ、ヒッキー」

    八幡「どうも」

    相模「こんばんわ~、結衣ちゃんと一緒に来てるんでしょー?」

    八幡「まぁ、妹のお使いで手伝ってもらってる」

    相模「へぇ~、結衣ちゃんかわいいし、よかったね~」

    八幡「そうだな」

    由比ヶ浜「かっ…!」

    相模「あー!のろけてる~」

    八幡「あぁ?そんなんじゃねぇよ」

    相模「またまたー」

    八幡「しつけぇな、つーかそれお前となんか関係あんのかよ」

    相模「…は?」

    八幡「別に用がねぇなら俺は行くからな、それじゃ、由比ヶ浜」

    由比ヶ浜「あっちょっとヒッキー!…さがみん、ごめんね?」

    相模「え?あぁ、ウチは大丈夫だよー」

    由比ヶ浜「それじゃ…ちょっ、待ってよ~」

    相模「……ちっ」

    453 = 449 :

    八幡「…」

    八幡(ここで相模のヘイトを煽ったのはわざとだ、その方があとあとやりやすい)

    由比ヶ浜「待ってよ、ヒッキー」

    八幡「…わるいな」

    由比ヶ浜「ううん、あたしの方こそごめん…」

    八幡「なんでお前が謝るんだよ」

    由比ヶ浜「だって、あたしがさがみんと会わなければ」

    八幡(それ、俺のせいなんだ、わるいな)

    八幡「いや、いいって、それより」

    由比ヶ浜「…りんご飴、くれるの?」

    八幡「おう」

    由比ヶ浜「あ、ありがとう、ヒッキー」

    八幡「遠慮すんな」

    由比ヶ浜「うん…ん、おいしっ」

    八幡(こんくらいはな、してやんないと」

    由比ヶ浜「あ、ヒッキー」

    八幡「あ?」

    由比ヶ浜「ちょっと、速いよ」

    八幡「…ほれ」

    由比ヶ浜「…え?」

    八幡「手、貸せ」

    由比ヶ浜「あ…」

    八幡「ほら、早くしろ」

    由比ヶ浜「うん…あり…がと」

    八幡「手くらい、つーか、前にもお前が引っ張った時あったろ」

    由比ヶ浜「そうだけどさ」

    八幡「いいんだよ、ほら、進むぞ」

    由比ヶ浜「うん…」

    454 = 449 :

    八幡(…で)

    由比ヶ浜「まさかヒッキーがシート持ってきてるなんてねー」

    八幡「なんとなくな」

    八幡(本当は雪ノ下さんに会いたくなかったからなんだが)

    由比ヶ浜「ありがとう、ヒッキー」

    八幡「いいよ、別に」

    由比ヶ浜「…うん」

    八幡「それよか、早く座っちまえよ、後ろに迷惑かかる」

    由比ヶ浜「あ、そうだね…っしょっと」

    八幡「…失礼」

    由比ヶ浜「あはは、ヒッキー変なのー」

    八幡「ほっとけ、つーか、もう始まるっぽいぞ」

    由比ヶ浜「え?ホント?」

    八幡「おう、時間が…って、ちょうど上がったじゃねぇか」

    由比ヶ浜「うわぁ~…」

    八幡「…」

    由比ヶ浜「…」

    八幡「…」

    八幡(雪ノ下さんの件だが、実は犯人…言い方がおかしいが、まぁいい、別にそんなんは重要じゃない)

    八幡(俺の脳内を検索した結果、一つ気になったことが見つかった)

    八幡(おそらくだが、アイツがルーパーに違いないだろう、それに、この後は文化祭だ、引きずり出すには最適なシチュ
       エーションだ、暴いてやろうぞ、貴様の悪行…これ、カッコイイよな、時代劇の再放送とかつ見ちゃ)

    由比ヶ浜「…ねぇ、ヒッキー」

    八幡「ん、どうした」

    由比ヶ浜「花火、ちゃんと見てる?」

    八幡「あぁ、見てるよ」

    由比ヶ浜「ホント?なんか考えてなかった?」

    八幡「…まぁ、少しな」

    由比ヶ浜「…ちゃんと、あたしとゆきのんを頼ってよね」

    八幡「掃除やらせたじゃねぇか」

    由比ヶ浜「ううん、そうじゃなくてさ、困って、ヒッキー一人じゃダメな時とか」

    八幡「…わかってる」

    由比ヶ浜「そっか、ならよかった」

    八幡「…っ!」

    由比ヶ浜「…」

    八幡(由比ヶ浜が俺の肩に頭を…ちょっと、いい匂いするんでやめてください)

    由比ヶ浜「…」

    八幡「…」

    八幡(まぁ、いいか、たまには間違ってないラブコメもさ)

    455 = 449 :

    八幡(…で)

    由比ヶ浜「降りちゃってよかったの?」

    八幡「あそこで話切られたらなんか気持ち悪いだろ…」

    由比ヶ浜「そんなことないし」

    八幡(別に、今回は前回のように雪ノ下さんの話になったわけではなかったが、同じタイミングで別の話が始まったから
       思わず降りてしまった)


    八幡「…近くまで送る」

    由比ヶ浜「ありがと…」

    八幡「…で、話の続き」

    由比ヶ浜「あ、そうそう、さがみんに見られた時さ、ヒッキー、言い返したじゃん?」

    八幡「まぁ…」

    由比ヶ浜「あの時ね、あたし、やっぱヒッキー変わったなって思ったの」

    八幡「そうか」

    由比ヶ浜「そりゃ言い方は相変わらずだったけど、でも嬉しかったよ」

    八幡「別にお前のために言ったわけじゃない」

    由比ヶ浜「わかってるよ、でも、かわいいって」

    八幡「…あれは会話の流れでたまたまあぁなったんだよ、別に他意はない」

    由比ヶ浜「そっか」

    八幡「おう」

    由比ヶ浜「…でも、助けてくれた」

    八幡「…」

    由比ヶ浜「これで、何回目だろうね、ヒッキーが助けてくれたの」

    八幡「さぁな、別にそんなつもりじゃねぇし、数えてもねぇよ」

    由比ヶ浜「あたし、きっとこうなるんだって、ずっと思ってた」

    八幡「…どういう意味だ?」


    456 :

    バカだから自覚がないのか…?

    457 :

    さがみんの何が悪かったの?

    458 = 449 :

    由比ヶ浜「ヒッキーは最初に助けてもらったことも、たまたまあたしだったって言ったでしょ?」

    八幡「おう」

    由比ヶ浜「でも、違うの」

    八幡「…」

    由比ヶ浜「結局こうやって、何回もヒッキーに助けて貰ってる、きっとあんなことがなくても、あたしはこうしてヒッキー
         に助けてもらってたと思う」

    八幡「それはないだろ」

    由比ヶ浜「ううん、違わないよ、だってヒッキー、あたし以外の人も助けてるじゃん」

    八幡「それは…だな」

    由比ヶ浜「関係あってもなくても、ヒッキーは助けるよ、わかってる」

    八幡「…」

    由比ヶ浜「それでさ…」

    八幡「…おう」

    八幡(今回も結局同じタイミングの電車に乗ったんだ、言われる心配はない)

    由比ヶ浜「これからも、あたしがなにかするたびに、ヒッキーがああやってしっかり解決してさ」

    八幡(…待て、前回とセリフが違う)

    由比ヶ浜「それを見て、あたしは思うんだ」

    八幡(…やめっ)

    由比ヶ浜「やっぱり、あたしはこの人が、好きなんだって」

    八幡「……」

    由比ヶ浜「…へへ、そうなんだ、あたし、前からずーっと、ヒッキーのこと、好きだったんだ」

    八幡「……そうか」

    八幡(…さて、どうしよう)

    八幡(もう起きてしまったことはしょうがない、何を言っても戻らん)

    八幡(かと言って、聞かなかったフリは出来ない、それだけは絶対にだめだ)

    八幡(…ならば)

    459 :

    相模のなにが悪いってガハマを傷つけること

    460 = 449 :

    八幡「…返事、必要か?」

    由比ヶ浜「…言いたくなければいいよ」

    八幡「そ……っ」

    八幡(逃げるな、俺)

    八幡「…俺は、お前のことは嫌いじゃない」

    由比ヶ浜「そっか」

    八幡「だが、かと言って、好きとは言えない、と言うのも、俺は今まで人と関わらなすぎた、人を好きになるって言う
       気持ちがイマイチよくわからん」

    由比ヶ浜「…」

    八幡「だから、悪いな、もし、この後になにかしらの発展を考えているなら、そんなこと、俺に期待するな」

    由比ヶ浜「…まぁ、わかってたよ」

    八幡「…すまん」

    由比ヶ浜「謝らないでよ」

    八幡「…」

    由比ヶ浜「でも、あたしのこと、嫌いでは無いんでしょ?」

    八幡「あぁ」

    由比ヶ浜「なら、それだけで、今はいいよ」

    八幡「…留美にな、俺の周りに絶対俺のことをわかってる奴がいるって、言われたんだ」

    由比ヶ浜「…それで?」

    八幡「まぁ、なんだ…そのうちの一人が、もしかしたらお前なのかもしれん、今、そう思えた」

    由比ヶ浜「ヒッキー…」

    八幡「気持ち悪いこと言って悪いな」

    由比ヶ浜「ううん、嬉しいよ」

    八幡「嬉しいって」

    由比ヶ浜「今の言葉、忘れないからね?」

    八幡「あぁ」

    由比ヶ浜「…」

    八幡「…どうしようもなくなったら、俺を頼む」

    由比ヶ浜「うんっ、わかった…あ、家、この辺だからもう大丈夫」

    八幡「そうか、それじゃ」

    由比ヶ浜「うん、また学校でね」

    八幡「おう」

    由比ヶ浜「…ヒッキー」

    八幡「ん?」

    由比ヶ浜「忘れないでね」

    八幡「…わかった」

    461 :

    この返答が精一杯だよな

    462 :

    振ってるわけじゃないし
    これでいいよね

    463 :

    十分じゃないの それより他のルーパーが気になる

    464 = 449 :

    ―自宅―

    八幡「…はぁ」

    八幡(俺は由比ヶ浜の優しさにすがってしまった、すまん、由比ヶ浜)

    八幡(だが、多分前の俺だって、あぁやって答えたはずだ、なんせ俺だからな)

    八幡「…」

    小町「あれ、お兄ちゃんどうしたの?」

    八幡「ん、小町か、別になんもない」

    小町「ホント?結衣さんと花火行ってきたのに元気無いじゃん」

    八幡「そんなことないってば、あ、食いもん、テーブルに置いといたぞ」

    小町「おっ、ありがとー、さっそくたこ焼きを…」

    八幡(…ま、いずれケジメを付ける時が来るだろうよ、そんときは…まぁ、そんときもそんときだけど)

    小町「はいっ」

    八幡「…なにこれ、匂いだけかがせるとか、かなり嫌味だぞ」

    小町「違うよ、あげる」

    八幡「じゃあ口入れてくれ」

    小町「しょうがないなーごみいちゃんは…はいっ」

    八幡「ん…ありがと」

    小町「元気だしなよ?お兄ちゃん」

    八幡「最初から元気なんてないだろ」

    小町「ま、それもそっか」

    八幡「そういうことだ」

    小町「わかったよ、それじゃあ小町はまた勉強するから」

    八幡「おう、がんばれ」

    小町「うん、お兄ちゃんも頑張ってね?」

    八幡「…なにを」

    小町「ううん、なんとなく」

    八幡「そうかよ、じゃあなんか頑張んないとな」

    小町「そうだよ?だから…ねっ?」

    八幡「おう」

    小町「じゃ、食べ物ありがとうね」

    八幡「んー」

    八幡「…」

    八幡(ありがとうな、小町、お兄ちゃんなんか元気出たわ)

    八幡(…よし、頑張ってみるか)

    465 :

    今日はここまで、5巻まで終わってきりがいいしね

    それじゃあ、見てくれた人、おつかれちゃーん

    466 :

    おつ
    原作との乖離が大きくなってきていよいよ見所やね

    467 :

    乙乙

    468 :

    >>457
    ここで相模が原作通りふるまってたなら
    連れの男が下位カーストだってのを嘲ってることかなぁ

    ひっきーのルーパーと推定してる対象ってまだ明言されてないよね?

    469 :

    ルーパーってなんや?

    470 :

    ループしてる人ってことじゃね知らんけど

    471 :

    >八幡(かと言って、聞かなかったフリは出来ない、それだけは絶対にだめだ)

    どっかの目つき悪い金髪に聞かせたいわwwww

    472 :

    その小動物的なところがあの主人公の、ひいては作品の魅力だと思うんだがなぁ。
    いまいち叩かれる理由がわからん。

    それは置いといて、告白はすぐに小町の知るところとなるわけだが、
    どう対応してくるかね

    473 :

    彼は最新刊で逃げずに向き合ってちゃんと主人公してるんだけどねー。
    あまりに変わっててお前中の人いて、今違う人なんだろって言いたくなったけど。

    474 :

    シュタゲみたいに世界線共有してて気づいてるのがヒッキーと大魔王とか…

    475 :

    クソ相模の処刑はよ

    476 :

    ルーピー八幡

    477 :

    あーしは結構好きな人多いっぽいのに、さがみん人気の無さよ

    478 :

    だって…ねぇ…?

    479 :

    相模は徹底して自意識過剰な小物として描写されてるからな
    葉山やあーしは問題もあるが裏表が無く、カリスマがあるのに相模は…

    480 :

    相模は良くも悪くも普通の女子高生って感じ
    クズとか言われること多いけど普通の高校生なんてこんなもんだろ

    481 :

    ちょっとリアルなキャラってだけでここまで嫌われるとか現実のクソさがよくわかるな

    482 :

    アニメの描写しか知らないけど相模はなぁ

    483 :

    確かに相模みたいなのはいるが別に大多数が相模なわけじゃねーよ
    普通にやることはちゃんとやる高校生なんざ他に山ほどいるわ  

    484 :

    相模はカースト上位だろ
    相模はDVD特典で反省しただろ
    可愛いだろ

    486 :

    リアルにいるウザイ人
    お前らのリアルはウザイ人しかいないの?

    487 :

    さが~みんはカガ~ミンにはなれない…

    488 :

    6.75読むまでは
    おのれ相模、ゆ゛る゛さ゛ん゛!!だったのに読み終えてからはヘイト値が一気に下がってしまった。今では好きでもないが嫌いでもない。わりとどうでも良いキャラになった。

    この前勝手に俺の漫画やラノベを読み漁る元漫研部のおかんがガイルにハマったんだけど、八巻出たときに

     「何か新キャラで後輩が出て、ヒッキー曰わく超強化相模らしいよ」
    と言ったら
     「能力がある時点で相模じゃねぇ」
    と一言いわれて俺も弟も「おうっふ」すら言えなかったわww

    489 :

    クソみたいなどうでもいい自分語りをする場ではないんですけどね

    490 :

    相模のなにが嫌いって、クラスの提出書類やってなかったこと。それについて謝りもしなかったこと。

    491 :

    >>1でもないやつが長文投下くっせえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    492 :

    ルーパーは葉山じゃねーの?妙に聞き分け良かったしはるのんと接点あるし

    493 = 465 :

    どうも、>>1です

    じゃあ書く、次レスから↓

    494 :

    >>489
    ひどぃコトゆっちゃダメだょ?
    傷つく

    495 = 465 :

    ―数日後―

    八幡(はい、実行委員は俺と相模に決まりました)

    八幡(…て言うか、俺遅れなくても勝手に名前書かれるのな、なんだよ、奉仕部だからって、じゃあ由比ヶ浜でもいいだ
       ろうが)

    八幡(まぁ、それじゃあ逆に困るから別にいいんだが)

    八幡(というわけで、最初の会議の真っ最中である)

    城廻「それじゃあ、誰か委員長に立候補してくれる人、いませんかー?」

    八幡(いないんですよね)

    相模「あの……」

    八幡(おう、動いたか、まぁぶっちゃけ今回、お前のことは心底どうでもいいんだ)

    八幡(前回と同じだろうか、違かろうが、好きにやってくれればいいさ)

    相模「みんながやりたがらないなら、うち、やってもいいですけど」

    城廻「本当?嬉しいなー、じゃあ自己紹介してもらえる?」

    相模「二年F組の相模南です、こういうの、少し興味あったし……うちもこの文化祭を通して成長したいっていうか……
       あんまり前に出るの得意じゃないんですけど、あれうち何言って」

    八幡(長いよ)

    相模「スキルアップのチャンスだと思って、頑張りたいです」

    八幡(はいはい、頑張ってくださいな)

    城廻「ありがとうございます、それじゃあ、次は副委員長の方を決めたいんですが…」

    八幡(さぁ、ここだ)

    八幡(いくらコイツが言っても、雪ノ下が副委員長に任命されちまったら、もうアイツは親の仇のように頑張るだろう、
       したらば、またあの貧弱ゥな公女はぶっ倒れちまうんだよ、それじゃ、アイツが良くても俺が良くない…いや、
       いいけどさ、さすがに見過ごせないじゃん?ほら…うん)

    八幡(それによ、まぁ、頑張るって言ったし、だからさ)

    八幡「あー、俺、やりますよ」

    雪ノ下「…!?」

    平塚「比企…谷?」

    城廻「えー?ホントー?」

    八幡「まぁ、待ってても誰も立候補しないだろうし、それに今日は早く帰りたいんで、いいです」

    城廻「ほんとー?助かるなぁー」

    八幡「…まぁ、そういうことで、比企谷です」

    城廻「これで大役は決まったねー、あとの詳しい役決めは後日にしますので、それじゃあ、おつかれさまでしたー」

    八幡「…」

    八幡(…はぁ、やだなぁ)




    496 = 466 :

    つまんねーネタレスする前にさげろや

    497 = 465 :

    平塚「…比企谷」

    八幡「…?はい、なんでしょう」

    平塚「決まってしまってから言うのもなんなんだが、本当に大丈夫なのかね」

    八幡「ホントにいまさらですね、まぁ一概に大丈夫とは言えませんが、先生にはでっかい借りがあるので、先生がいる場
       でなんかアクション起こせばそれで少しづつ返済できるかもっていう、姑息な考えですよ」

    平塚「…そうか、うむ、確かに君は成長しているようだ、安心した」

    八幡「そうですか」

    平塚「それでは、私はこの後も少し仕事が残っているのでな、先に失礼するよ」

    八幡「はい、お疲れ様です」

    平塚「うむ、君なりに、頑張りたまえ」

    八幡「はい」

    八幡「…」

    八幡(ホントいい人だな、俺なりなんて、たかがしれてるでしょう、先生)

    八幡(…まぁ、そうですね、俺なりに頑張らせてもらいますよ)

    雪ノ下「比企谷くん」

    八幡「ん、なんだ?雪ノ下」

    雪ノ下「まさか、あなた立候補するなんて、夢にも思わなかったわ、なにか悪い物でも食べたのかしら」

    八幡「どうした雪ノ下、今日は毒舌にエッジが足りないんじゃないか?」

    雪ノ下「…しょうがないでしょう、立候補しなかった私に、今のあなた侮辱する権利はないのだもの」

    八幡「そうかい」

    雪ノ下「…大丈夫かしら」

    八幡「なにが」

    雪ノ下「相模さんには悪いのだけれど、彼女が委員長としての職務を完璧にこなすのは正直厳しいと思うわ」

    八幡「なに、そのために俺がいるんだ、なんとかなるよ」

    雪ノ下「そうかしら」

    八幡「おう、だからお前は記録雑務でもやっとけ」

    八幡(あれはあれでつらいぜー)

    雪ノ下「…まぁ、もう決まってしまったのだからあれこれ言う必要はないのだけれど……」

    八幡「ん、どうした」

    雪ノ下「…私を、少しは頼っていいわ」

    八幡「…そうか」

    雪ノ下「えぇ」

    八幡「…それじゃ、まぁきつくなったら頼むわ」

    雪ノ下「わかったわ」

    八幡「んじゃ、部室行くか」

    雪ノ下「そうね…あら、mあなた用事があるのでは」

    八幡「あんなん、嘘に決まってんだろうが、お前が一番知ってんだろ」

    雪ノ下「なぜ私があなたの事を知っていると思ったのかしら、とても不快だわ」

    八幡「…」

    雪ノ下「まぁいいわ、部室に行きましょう」

    八幡「おう」

    498 = 465 :

    やっちまった、役決め、同じ日じゃんか

    八幡(…で)

    由比ヶ浜「へぇー、ヒッキーが副委員長やるんだー」

    八幡「あぁ、まぁ」

    由比ヶ浜「似合わなっ!」

    八幡「うっせー」

    由比ヶ浜「だってヒッキーだよ?一番やらなそうなタイプじゃーん」

    八幡「まぁ、そうだけどよ」

    由比ヶ浜「ゆきのんもそう思わない?」

    雪ノ下「そうね、私も思わず彼の顔を二度見してしまったわ」

    八幡「したの、二度見」

    雪ノ下「えぇ、あなたがどんな顔をしているのか、確かめたかったものだから」

    由比ヶ浜「どんな顔してたのー?」

    雪ノ下「彼のあの表情を表すのは無理ね、この世にはきれいな言葉がありすぎるわ」

    八幡「ちょっと?その貶しかた新しすぎない?」

    由比ヶ浜「逆に見たいわっ!」

    八幡(雪ノ下さん、なぜ由比ヶ浜といる時ニトロでも使ってんじゃない?ってレベルで加速するの?次々とスピード
       スペルが溜まってる気がしてならないんだが)

    八幡(…しかし、いや、自意識過剰かもしんないけどさ、由比ヶ浜の奴、普通に部室来たな)

    八幡(前回、職業見学の時はあの後部活バックレてたから、今回もそうなんじゃないかと思った、まぁ、助かったよ)

    由比ヶ浜「ねーねー、ヒッキー」

    八幡「んだよ」

    由比ヶ浜「やってみてよ、その顔」

    八幡「え?無理でしょ、っていうか自分じゃわかんないだろ」

    由比ヶ浜「えー、つまんなーい」

    八幡「そういう問題かよ」

    八幡「…」

    八幡(…まぁ、いつもどおりだな)

    499 :

    貯まるのはスピードカウンターじゃね

    500 = 465 :

    >>449 そうじゃん、恥ずかし

    ―翌日―

    城廻「…と、言うことで、これで全ての役は決まりましたー」

    八幡(雪ノ下、マジで記録雑務やんのかよ)

    城廻「それじゃあ、これからは相模さんと比企谷くんに任せまーす、お願いねー?」

    相模「は、はい」

    八幡「…」

    相模「そ、それでは、早速作業に移ってもらって、えーっと、それで今日出来たのを一度うちらに見せてもらいます」

    八幡(早速メチャクチャだな、やっぱ無理か)

    生徒1「なんで見せるんですかー?」

    相模「あ、えーっと、その…」

    八幡(…はぁ)

    相模「あの…」

    八幡「委員長、委員長はそこで委員長らしくどっしり構えててくださいよ、ここは俺が進めるんで」

    相模「…え?」

    八幡「あー、そうですね、とりあえず役目ごとに一度提出してもらう理由としては、みなさんの仕事のスピードを計る
       ためですね、その後のタイムテーブルなんかも作りやすくなりますし」

    生徒「そのタイムテーブルは誰が?」

    八幡「まぁ、俺がまとめます、遅くても明後日までにはみなさんに配布できるようにしますんで」

    生徒「わかりました」

    八幡(これでいい、夏休みにコイツの毛を逆撫でするような態度をとったのはこのためだ)

    八幡(ここで頭ひとつ、コイツより俺が優れていることを示しておけば、少なくとも前のように仕事を放棄して遊び倒す
       だなんてことはいくらなんでもコイツでもないだろう)

    八幡(…というか、まぁわかるよ、相模があぁなった理由はなんとなくな)

    八幡(そりゃ、城廻先輩には自分そっちのけで雪ノ下を褒めるのを見せつけられ、雪ノ下さんには、あれはコイツに問題
       があったが、それでも耐性のない相模があぁまで言われりゃ、やる気なくすのは納得はできる)

    八幡(…ま、さすがの俺も敵前逃亡はどうかと思うが、相模があぁなったんなら、世間一般に言う女子校生のほとんどが
       あぁなると考えていいだろう)

    八幡(言うなれば、雪ノ下雪乃と言うスーパー女子校生と比べたからいけなかったんだ、そうでなければ、どの生徒も
       どんぐりの背比べだろうよ)

    八幡「…それじゃあ、質問がなければ作業を開始してください」

    八幡「…」

    八幡(ふぅ、緊張したぜ、まぁ雪ノ下が言ってたことそのまま言っただけなんだけどな)

    相模「…」

    八幡「…んだよ」

    相模「別に」

    八幡「…」

    八幡(それじゃあ、はじめましょうか)


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