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元スレアスカ「強くてニューゲーム」

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1 :

アスカ「…………ん……」

アスカ「……いたい……っ?」ムクッ

アスカ「……?ここ、どこよ?」

アスカ(あたしは、確か……弐号機の中に居たはず)

アスカ「……?あ!ここ、あたしがドイツに居た時に使っていた部屋じゃない!」

アスカ「けどなんでこんな所に?」

アスカ(えーっと、確か……弐号機に乗って、戦自と戦って……)

アスカ(その後量産機と……っ)ゾクッ

アスカ「……あたし、死んじゃった?」

アスカ(となるとここは天国?でも、なんでこの部屋なのよ……)

アスカ(ん……?)

アスカ「今日は6月21日?って……この日、確か……」

アスカ「第三の使徒が襲来した前日、よね」

アスカ「……この卓上時計が間違ってる可能性は……無いわね、ネットワークを利用してた気がするわ」

アスカ「……使徒、エヴァ」

アスカ「っ!そうよ!弐号機!……ママっ!」


プロローグ『アスカの補完計画』



SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1526461343

2 = 1 :

新世紀エヴァンゲリオンにて、旧劇のラスト、サードインパクトが起きた時点でアスカが過去に戻った状況です。
劇中描かれなかった部分は漫画などからの想像になっております。また、日常の様子は現実の2015年の日本をイメージしております。
旧アニメのストーリーのを軸として進行します。
稚拙な文ですが、お楽しみいただけたら幸いです。

3 = 1 :

アスカ「ママ……」

弐号機『……』

アスカ(ドイツ支部のまんまの配置ね……やっぱりここはドイツ??)

アスカ「……これ、夢じゃないの?」

アスカ「なら、あたしは生き返ったの?どうしてここにいるの?……サードインパクトのせい?」

アスカ「……ママ、教えてよ……」

弐号機『……』

アスカ「……そうよね、話せるわけないわよね、だってこれエヴァだし…」

加持「……アスカ?こんな所でどうしたんだ?今日は休みだろ」

アスカ「……!加持……さん……?」

加持「なんだ、そんなに驚いて……」

アスカ「え、いや、えっと……か、加持さんこそなんでこんな所にいるのよ!」

加持「ん……俺は、まぁ、仕事だよ」

アスカ「そ、そう……」

加持「じゃ、またな、アスカ」

アスカ「う、うん……」

アスカ(どういうこと?加持さんが生きてる……?)

アスカ(……やっぱり…)

4 = 1 :

-その日の夜、アスカの部屋-
アスカ「……タイムループ」スマホポチポチ

アスカ「これが有力かしら……後、バタフライエフェクトって言うのがあるらしいわね」

アスカ「蝶の羽ばたきは世界を変える……か。あたしがすべきことは今まで通り振る舞うか、敢えて未来を変えてみせるか……」

アスカ「って何なのよもう!訳わかんない!」

アスカ「……確か後3時間ね。日本で第三使徒が確認されるの」

アスカ(使徒のデータ……あんなもの見せられたところで、って感じよね。同じような使徒なんてほとんど居ないじゃない)

アスカ「……シンジ……ミサト……ファースト……」

アスカ「考えても無駄ね。あたしが居なくても勝てたんだし、今回も何事もなく勝てるでしょ……」

アスカ「……寝よっと」

5 = 1 :

ドイツ支部員1「第三使徒、殲滅されたそうね」

ドイツ支部員2「らしいな。データは届いてるのか?」

ドイツ支部員3「既に弐号機パイロットには渡してあるさ」

ドイツ支部員1「さっすが!仕事早いわね~」

アスカ「……」

アスカ「同じような資料ね。まぁ細部までは覚えてないけどさ」

アスカ「……そう言えばもうそろそろね、シンクロテスト」

アスカ「……エヴァ。使徒。……ママ」

アスカ「はぁ、分かんないことだらけね」

7 = 1 :

アスカ「ダメね、あまり高いシンクロ率を出すと驚かれてしまうわね」

アスカ「……あの感じ、分かる。ママが居てくれる。一緒に居てくれる……」

アスカ「……私、ママと一緒に戦うわ……この先も、ずっと……」


時は経ち、第四使徒および第五使徒もミサトとシンジ、そしてレイ達によって撃破された。
多少の誤差はあっても、恐らく前回と変わってはいない。


-弐号機格納庫-
アスカ「……いよいよ明日ね。」

アスカ「海上に第六使徒のあいつがいるわ。」

アスカ「口内にあるコア。口に飛び込んで無理やり叩き割ってやるわ」

アスカ「まっ、あたしにかかれば余裕よね!」

アスカ「それじゃ、おやすみ、ママ」

アスカ「また、明日ね…」

弐号機『……』

8 = 1 :

-2015年9月20日、太平洋艦隊上-
アスカ「騒がしいわね。……あいつらが来たのか」

アスカ「やっほー、ミサト。元気~?」

ミサト「あら、アスカ。おっきくなったわね~、そうそう、今日はサードチルドレンがいるわよ!」

アスカ「ふーん、サードチルドレンが……」

トウジ「なんや、えらいべっぴんさんやぞ」コソコソ

ケンスケ「この人がセカンドチルドレンなのかな」コソコソ

シンジ「多分そうだよ」コソコソ

アスカ「なーにコソコソしてるのよ。それより、サードチルドレンは何方?」

シンジ「あ、えっと、僕、だけど……」

アスカ「そう。あたしは惣流・アスカ・ラングレー。弐号機のパイロットよ。宜しくね」

シンジ「あ、うん、えっと、僕は碇シンジで、初号機のパイロットだよ。宜しく」

アスカ「それじゃ、あたし弐号機の所に居るから」

ミサト「あら、もう行っちゃうの?残念だわ」

アスカ「じゃ、まったね~、ミサト」

ミサト「えぇ、またね~」

ミサト(アスカ……何だか変わったわね)

アスカ(さて、使徒に備えなきゃね)

9 = 1 :

アスカ「……三馬鹿はあたしのこと覚えてないらしいわね」

アスカ「ミサトはあたしのことを知ってたってことは……やっぱり過去に飛んでるのね」

アスカ「……ママ……」

アスカ「らしくないわよ、アスカ。それにもうじきあの魚みたいな使徒がやってくるわ」

アスカ「口の中飛び込んでコアにナイフを突き刺す……多分これで殺れるはず」

アスカ「きっと上手くいくわ、アスカ……そうよね、ママ?」

弐号機『……』

アスカ「……」

ゴオォォン!

アスカ(……!!来た!)

アスカ「行くわよ、アスカ!」

10 = 1 :

ミサト「使徒!?まずいわね、艦長の所へ向かうわよ!」

シンジ「み、ミサトさん!あれ!」

ミサト「な、弐号機!?」

ミサト「……とにかく急ぐわよ!皆!」

シンジ、トウジ、ケンスケ「はい!」

ーーー

弐号機『……』

アスカ「……弐号機、ミッション開始」

艦長『今すぐそれを止めろ!』

ミサト『お言葉ですが、あれはどー見ても使徒ですわ!』

艦長『えーい!』

ミサト『うるさいわね~、アスカ、やっちゃいなさーい!』

アスカ「分かってるわよ!残り62秒でケリを付ける!」

弐号機『……!!』グワッ

艦隊員『弐号機着艦します!衝撃、来ます!』

弐号機『……!』ドォォン!!

アスカ「さぁ来なさい!」

使徒『……!!』ガブッ

ミサト『弐号機が飲まれた!?』

アスカ「この……中に……」ジャキン!

ミサト『ナイフを装備?……まさか!』

アスカ「どぉりゃぁぁぁぁぁあ!!!」

弐号機『ウオォォォォォン』カッ

使徒『……!!!』

ドォォォォ……

12 = 1 :

アスカ「あれからあたしは極力『惣流アスカ』として振舞った」

アスカ「……不思議な感じがするわ。心が冷めきってるというか……」

アスカ「……」

アスカ「第七使徒は手こずることなく倒せた。簡単な話、武器を二つ使って同時にコアに突き立てるだけ」

アスカ「その後は大体前回と同じ。マグマを潜って、捕獲に失敗。その後来たやつはライフルで1発だったわ」

アスカ「そして次が」

アスカ「天より飛来する最大の使徒、ってわけね」

アスカ「……なーんちゃって、ま、余裕よ余裕!」

13 = 1 :

アスカ「……余裕じゃなかったんですけど……」

ループ.3回目

アスカ「まさか、シンジが受け止められずそのままNERVがバーンって消えちゃうとは」

アスカ「……うーん……悩ましいわね」

アスカ「それ以外の奴は楽に勝てたのになー」

アスカ「ま、当然よね。何せあたしは全部分かってるんだし!悩む必要ないって感じー?」

アスカ「それにしても、負けたらこの部屋に戻ってくるのかしら?」

アスカ「……………………気持ち悪い」

プロローグ『アスカの補完計画』 -了-

14 :

量産機にやられて過去に戻ったって言うならアスカの精神は一番やばい状態だったはずなのに冷静すぎない?

15 = 1 :

テレテレレテテレレレッレレレッレレー
次回予告
過去に戻ったアスカ。
弐号機に眠りしアスカの母。
自らの手で未来を掴もうとする少女に、現実は残酷なまでに重くのしかかる。
果たしてアスカはこのループから抜け出せるのか?

次回、第一話『魂のかたち、こころの壁』

この次も、サービスサービスゥ!

16 = 1 :

とりあえずここまで投下です

読んでくれたら嬉しい

アスカは超可愛いので、みんな旧劇も見てね

17 = 1 :

>>14
正確にはちょっとズレてますからね

このアスカが量産機に負けたアスカなのかは分からない、的な感じです

18 :


アスカがループは珍しい、シンジをどう育てるかがミソかね
エタらないことを願う

19 :

アスカが活躍するとシンジが成長しないから詰むのか

20 :

八幡「入学式の日に犬が飛んできたから蹴り返した話」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526039029/

21 :

実はアスカ視点で碇シンジ育成計画なのではww
期待

22 = 1 :

アスカ「……無理」

アスカ「無理無理!何なのよ!無理に決まってるじゃんこんなの!」

アスカ「降ってくるやつ全然止めないじゃないバカシンジ!!」

アスカ「というかその前の使徒にもあいつ1回負けてるんですけど!バカシンジとミサトは何やってんのよ~!!」

アスカ「はぁ……でもそうね、今回で10回目だし……」

アスカ「そろそろまともに解決策を考えないとよね~」

第一話『魂のかたち、こころの壁』

23 = 1 :

とりあえずコテ付けておきますね
名前はそのうち考えるかも知れません

更新方法なんですが、溜めたものを投下か、溜めたものを投下した後もゆっくり書いていくか

どっちがいいですかね

とりあえず第一話、ちょこっと落としていきます

24 = 1 :

アスカ「解決策ねぇ……というか問題なのは、毎回あいつが落ちてくる位置とミサトの指定する位置の両方がバラバラってことよ!」

アスカ「そして、毎回あたしでもファーストでもなく、バカシンジの近くに落ちるんだもんね」

アスカ「これぞ『バタフライエフェクト』の影響ってわけね」

アスカ「……となるとやっぱ、シンジをどう動かすかよね」

アスカ「バカシンジを強くしないことには、あの目玉おばけは突破出来ない、か」

アスカ「とりあえずまとめてみるわ!」

ノート
第五使徒←たまにバカシンジがミスる

第六使徒←あたし単独でやれる

第七使徒←単独でやれるけどシンジが成長しない?

第八使徒←マグマのやつ

第九使徒←パレットあれば余裕

第十使徒←バカシンジが止めなきゃいけない


アスカ「……あぁ、あのコア2つあるやつをあたしが瞬[ピーーー]るから悪いのか」

アスカ「つまり、あいつを倒す過程でバカシンジを強くしなきゃってわけね!」

アスカ「その後のマグマのやつも、今となっては一人で処理できるけど、確かはじめはあいつに借り作っちゃったしな~」

25 = 1 :

アスカ「んー、とりあえずはバカシンジを強くするために、あいつに訓練を課さなきゃってわけよね!」

アスカ「そうね……とりあえずそれをするなら一緒に暮らした方が楽ね」

アスカ「……別に1人が寂しい訳じゃないけど、ほら、そっちの方が都合がいいし?」

アスカ「……」

アスカ「兎にも角にも、あいつにもっと自信を持って貰わなきゃ困るわ!」

アスカ「うーん、とりあえず厳しく行かなきゃよねぇ……」

アスカ「……そうね、エヴァの操縦で必要なことをとりあえずまとめてやるわ!」

アスカ「あくまでも、あたしが使徒に負けないために、ね!」

26 = 1 :

時は経ち、アスカ来日当日

アスカ「そろそろシンジたちが着く頃ね」

アスカ「それじゃあママ、またね!」

弐号機『……』ピクッ

ーーーー

アスカ「ミサト~!元気だった~?」

ミサト「あらアスカ!おっきくなったわね~」

アスカ「ふっふーん!そ、れ、で、誰がサードチルドレンなのよ!」

シンジ「あ、えっと、僕、だけど……」

アスカ「そ。あたしは惣流・アスカ・ラングレー。弐号機専属パイロット、セカンドチルドレンよ!アスカでいいわ」

シンジ「あ、僕は碇シンジ。えっと、初号機のパイロットで……」

アスカ「知ってる知ってる。それじゃ、宜しくね?」

シンジ「あぁ、うん!宜しく…」

トウジ「うひょー、えらいべっぴんさんやぞ」コソコソ

ケンスケ「あぁ、碇のやつ羨ましいぃ~」コソコソ

アスカ「それじゃあ、シンジは借りるわよ、ミサト!」

ミサト「え!?ど、どこ行くの?」

アスカ「あたしの弐号機を見せてやるのよ!それじゃ、まったね~」

アスカ「さ、行くわよ、シンジ!」グイッ

シンジ「あ、ちょっと!じゃ、じゃあまた後で!」

ミサト「元気ねぇ~。気を付けてよ~」

27 = 1 :

アスカ「じゃっじゃーん!どう?これがあたしの弐号機よ!」

シンジ「へぇ…弐号機は赤いんだね」

アスカ「ま、それ以外にも違いはあるけど……それは置いといて、よ」

シンジ「?」

アスカ「あんたの戦闘映像を見せてもらったわ!」

シンジ「へ!?み、見たんだ……何だか恥ずかしいな…」

アスカ「とりあえず、よく倒したわね、とだけ言ってあげるわ!けど、戦い方が全然ダメね!」

シンジ「えぇっ!?……アスカはそんなに強いの?」

アスカ「えぇもちろ…っ!」ゴオォォン!

シンジ「うわぁ!な、何の音!?……!あれ、使徒!!」

アスカ「……いいわ、見せてあげるわ、サードチルドレン!」

シンジ「え?え?」

アスカ「あたしの戦いっぷりを見とけってことよ!行くわよ、弐号機!」

シンジ「あ、ちょ、アスカ!」

シンジ「……み、ミサトさんのとこに行かなきゃ!」

28 = 1 :

アスカ「さーて、こっからは余裕ねー」

アスカ「もう何回もやってるし、シンジに見せつけるためってだけだもんね」

アスカ「ママ、最初から全力で行くわ!あたしの力を見せつけてやるのよ!」

弐号機『…………』カッ

弐号機『グォォォォン!!』ググッ

アスカ「弐号機!発進!!」

ーーーー

シンジ「アスカ、凄いね……一瞬で使徒を倒しちゃった……」

アスカ「ふっふーん、どんなもんよ!……いいこと、バカシンジ!」

シンジ「バっ……!?」

アスカ「あんた、そのままじゃ死ぬわよ。大切なものを守れずに」

シンジ「……!」

アスカ「あたしが教えてあげるわ。エヴァの戦い方って奴をね!」

シンジ「え、えっと、うん……ありがとう」

アスカ(とりあえずはこんな感じでいいかしら?今までと違ってシンジの面倒見なきゃいけないなんて、面倒臭いわね!全く!)

29 = 1 :

とりあえず、ここまでです

ではまた書き溜めてきます

30 :

俺……憑かれてるのかな……アスカがムスカに見えたんだ……

31 :

そこまで強いわけじゃないのね

32 :

マジレスすると人類補完計画あるなら成長しようがしまいがマダオやらユイがあの手この手でシンジ追い込もうとしてくるから一人で止められるかって話になるよな、どちらかといえば追い込む材料にされたアスカの方が成長しないとまた初号機覚醒からの補完計画発動待ったなしだわ

33 :

マダオって割とガチでまるでダメなおっさんだから困る

34 :

>>33
マダオについて銀魂ラジオ聴いてこい
杉田阪口が息子がマダオになりたいらしいけど、どうしたらいいかについてマダオの素晴らしさ語ってるから
マダオになることは光栄なことなんだと言ってるから

35 :

アホカ

36 :

>>1です
30分ほどしたら投下していきますね
とりあえず先に風呂入ってきます

38 = 1 :

加持「いやぁ、波乱に満ちた船旅でしたよ」

ゲンドウ「あぁ……」

加持「これのせいですかね?」

ゲンドウ「恐らくな」

加持「……これは」

ゲンドウ「あぁ、最初の人類、アダムだよ」

加持「……それと、弐号機の件ですが」

ゲンドウ「……あのシンクロ率。弐号機に目覚められる訳には行かないのだがな。……明日、シンクロテストを執り行う」

加持「そうですか。では……」

ゲンドウ「あぁ、下がりたまえ」

加持(アスカ……一体どうなっているんだ?)

39 = 1 :

アスカ(そんなこんなでミサトん家に転がりこんだわけだけど……)

アスカ「鍛えるとは言ったものの、何しようかしら」

アスカ「…とりあえず、やれることはやらなきゃよね」

アスカ「ということで、バカシンジには自分の戦闘を見て改良すべき点を見つけてもらうことにしたわ!」

シンジ「う、うん。分かったよアスカ」

アスカ「それじゃ、第三使徒の時のは見ても参考にならないだろうし、第四と第五使徒の方、ちゃんとやっとくのよー」

シンジ「あ、アスカ、どこか出かけるの?」

アスカ「なんか、日本に来たから一応シンクロテストと身体検査?をするらしいわ。それじゃ、行ってくるわねー」

アスカ(ま、この日に検査が入るのは毎回同じね)

41 = 1 :

ゲンドウ「弐号機パイロットの身体検査の結果は?」

リツコ「異常はありませんでしたわ。遺伝子データも、100%アスカ本人であると考えて間違いありません」

リツコ「シンクロ率のMAGIによる誤差も認められませんでしたわ」

ゲンドウ「そうか……弐号機パイロットの『パターン』は?」

リツコ「その点もご安心ください。使徒ではありません。パターン青の痕跡も見つかっておりませんわ」

ゲンドウ「先の使徒による汚染でもない、と」

リツコ「えぇ。ただ……このシンクロ率は……」

ゲンドウ「あぁ……。恐らく弐号機パイロットはある程度シンクロ率を自由に定められるのだろう」

リツコ「もしそうだとするなら……。……アスカの処遇については?」

ゲンドウ「現状は要観察、だ。全時間監視の目を複数用意しておけ」

リツコ「かしこまりましたわ。では失礼」

ゲンドウ「……」

冬月「難儀なものだな」

ゲンドウ「あぁ……駒に過ぎない存在の覚醒……それは防がねばならん」

冬月「エヴァ弐号機の覚醒、か」

ゲンドウ「……」

冬月(……ユイ君の覚醒が行われさえすれば良い、というものでもないわけか)

42 = 1 :

-初号機格納庫-
アスカ「……」コツコツ

アスカ「初号機……」

初号機『……』

アスカ「……ねぇ、もしかしてあなたは……」

アスカ「ーーーーーーなの?」

初号機『…………』

アスカ「……」

アスカ「なーんてね」コツコツ

諜報員「弐号機パイロット、初号機格納庫を離れます」

ゲンドウ『何か喋っていたか?』

諜報員「口元は少し動いていましたが、声までは確認出来ておりません」

ゲンドウ『そうか。……引き続き頼む』

43 = 1 :

アスカ「たーだまー」

シンジ「あ、おかえり、アスカ」

アスカ「ん?この匂い……」

シンジ「えっと、晩御飯、作ってみたんだけど……」

アスカ「あら!やるじゃない!……っと、自分の戦闘データは見たの?」

シンジ「うん。えっと、どっちもあんまり上手く銃を使えて無かったなーって」

アスカ「……まさか、それだけなわけないでしょうね?」

シンジ「あ、あと!えっと、第四使徒の時、ナイフを突き立てて仕留めるまでに時間がかかったせいで危険だった、とか」

アスカ「まぁ、そうね。……今後は自分の動きをより意識しながら訓練してみるといいわ。多少マシになるでしょうよ」

アスカ「ま、とりあえずご飯食べましょ!何作ったの?」

シンジ「えーっと、お味噌汁と肉じゃが、野菜のソテーだよ」

アスカ「へぇ……見た目は悪くないわね。それじゃ、手、洗ってくるわー」

シンジ「うん」

シンジ(なんだろう。始めて一緒に暮らしてるのに、懐かしい感じがする……)

シンジ「良いな、こういうのも」

44 = 1 :

アスカ「いっただっきまーす!」

シンジ「いただきます」

アスカ「あれ?そういやミサトは?」

シンジ「この間の使徒のことの後始末で、今日は帰れないって電話あったんだ」

アスカ「あっそう。ミサトも大変ねー。ん、この肉じゃがなかなか悪くないじゃない」

シンジ「あはは、ありがとう」

ーーーー

アスカ「それじゃ、おやすみ。いい、部屋覗いたら許さないから!」

シンジ「わ、分かってるよ!おやすみ」

アスカ「ふんっ」ガラガラピシャ!

アスカ「……」パラパラ

アスカ「……『バカシンジ観察日記』、一日目」

アスカ「……こんなところかしら」

アスカ「……それにしても、なーんであたしだけループしてんのかしら」

アスカ「……もしかして、バカシンジ達もループしてたりするのかなぁ?」

アスカ「……そりゃないか。もしそうなら流石に目玉おばけは受け止められるわよね」

アスカ「……エヴァの秘密、か。弐号機の中にいるママ…」

アスカ(……碇司令の目的が分からないことには、迂闊なことは出来ない、か)

アスカ「……それじゃ、おやすみ、ママ」

45 = 1 :

なんか名前欄に『?』が付いてますね
気にしないでください

ここで一旦投下終了です

見て下さってる方、ありがとうございます

47 :

乙乙

48 :


覚醒で思ったんだが弐号機ってキョウコの魂というか心の一部しか入ってないけど初号機みたいに覚醒するんかな?

49 :

多分、覚醒はしないと思うけど、SSでそこまで細かい事を言うのも野暮かなと。エヴァSSは最近はもうほとんどないし、とりあえず期待

50 :

確かにエヴァSSは珍しいからねぇ
難解というか明らかでない設定のほうが多い作品だし、まあ素直に楽しみにしよう


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