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    元スレ八幡「強くてニューゲーム?」

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    351 = 340 :

    ―食堂―

    八幡(とりあえず、留美を医務室に連れて行き、簡単だが治療を施した)

    八幡(留美はそのまま医務室のベッドに寝かせてきた、アイツはもう誰とも会いたくないと言っていたし、これで心配
       もないだろう)

    八幡(…もう考える必要はない、そもそもそんな余地はない、いくらでも策はある)

    小町「お兄ちゃん」

    八幡「…ん、小町か」

    小町「こんなところでなにしてんの?」

    八幡「別に」

    小町「みんな川で遊んでるよ?」

    八幡「そうか」

    小町「…」

    八幡「…」

    小町「なにがあったの?」

    八幡「なんも」

    小町「お兄ちゃん、今まで小町に嘘ついて通用したことがあった?」

    八幡「さぁな」

    小町「…ふぅ、あんまり言いたくなかったんだけどな」

    八幡「なにを」

    小町「さっき、お兄ちゃん、昨日の子と一緒にいたでしょ」

    八幡「だから」

    小町「隠さないんだね」

    八幡「知ってんだろ?」

    小町「そうだけどさ」

    八幡「…で?」

    小町「お兄ちゃん、いつになく冷たいね」

    八幡「いつもどおりだ」

    小町「ううん、違うよ」

    八幡「…」

    小町「でも、あんなことがあったんじゃ、普通じゃいられないよね」

    八幡「…どっから見てた」

    小町「お兄ちゃんが床殴ったところからかな」

    八幡「そうか…」

    小町「うん」

    352 = 340 :

    八幡「…」

    小町「無駄だとは思うけどさ、一応もう一回何があったか聞いていいかな」

    八幡「ダメだ」

    小町「そっか」

    八幡「…すまんな」

    小町「ううん、大丈夫」

    八幡「…」

    小町「…でもね」

    八幡「…?」

    小町「小町にくらいは相談してほしいな」

    八幡「くどいな」

    小町「お願い」

    八幡「無理だ」

    小町「……」

    八幡「…」

    小町「あの子の腕の包帯、あれが原因?」

    八幡「…」

    小町「そうなんだね」

    八幡「…」

    小町「もうね、お兄ちゃんがなんかしようとしてるのはわかるよ、だって15年以上も一緒にいたんだもんね」

    八幡「止めるな」

    小町「別に止めないよ、小町は」

    八幡「…」

    小町「でも、最後にもう一回だけお願い」

    八幡「…」

    小町「お兄ちゃんがここで小町に言わなかったら、多分一生後悔すると思うよ」

    八幡「……ふぅ」

    小町「話す気になった?」

    八幡「いいや、でも、ひとりごとを言う」

    小町「わかった、でもそれを小町が聞いちゃっても文句は言わないでね」

    八幡「お前が何を言っても、俺が考えを変えるつもりはないからな」

    小町「わかってるよ」

    八幡「…実は、俺は昨日生まれて初めて………」

    353 = 340 :

    小町「…そっか」

    八幡「…」

    小町「それじゃあ、小町は戻るね」

    八幡「おう」

    小町「口止めしないの?」

    八幡「俺は信じてる」

    小町「うっ…」

    八幡「信じるぞ」

    小町「……はぁ、そんなことお兄ちゃんに言われたら、誰にも言えるわけないじゃん」

    八幡「そうか」

    小町「うん」

    八幡「じゃあな」

    小町「うん、お兄ちゃんも少ししたら戻ってきなよ?」

    八幡「気が向いたらな」

    小町「そうしてね、小町、待ってるから」

    八幡「おう」

    小町「それじゃ」

    八幡「ん」

    八幡「…」

    八幡(こればっかりは、いくら妹の頼みでも聞き入れる事はできん、すまんな、小町)

    354 = 340 :

    ―夜―

    八幡(肝試しの時間になったな、よし、作戦開始だ)

    八幡(今回、俺は別にあのガキどもに何をしようという気はない)

    八幡(相手は…)

    担任「なにかな」

    八幡(コイツ、留美の担任だ)

    八幡「すいませんね、急に呼び出して」

    担任「いや、君たちは僕の生徒の面倒を見てもらってるんだ、全然かまわないよ」

    八幡「そうですか」

    担任「うん、それで、話ってなんだい?」

    八幡「あなたの生徒の鶴見留美、いますよね」

    担任「あぁ、あの子がどうかしたのかい?」

    八幡「実は、俺は…」

    担任「…?」

    八幡「俺は、あの子を殴って、彼女にあざを作ってしまいました」

    担任「…え?」

    八幡「あの子の腕に包帯が巻いてあるのを見ましたか?」

    担任「そ…そりゃあ医務室に様子を見に行ったからね」

    八幡「あれは、俺がやったんです」

    担任「君はなにを言っているんだ!」

    八幡「そのままです、あとでバレるのがめんどくさいので、今自分で言いに来ました」

    担任「めんどくさいだと!?君は僕の生徒に何をしたかわかっているのか!」

    八幡「…っ」

    八幡(僕の生徒だぁ?ふざけろ)

    八幡「当然です」

    担任「ちょっと来なさい!君の担任の平塚先生のところへ行く!」

    八幡「ええ」

    担任「早くしなさい!」

    八幡「すいません」

    355 :

    そうきたか…

    356 :

    八幡(…で)

    平塚「…本当かね、比企谷」

    八幡「ええ」

    担任「まったく!あなたのところの生徒はなにをやっているんですかっ!」

    八幡(この話は当然そっちの小学校の生徒全員の耳に入るだろう、男子高校生が女子小学生に暴行?メチャクチャな
       事件だ、だが)

    八幡(そんなことが知れ渡れば、当然留美の周りは何もしなくなるだろう、男子高校生に殴られた女子小学生にこれ
       以上いじめを続けるなんて、どう考えてもありえない、むしろ同情で留美と仲良くする人間も現れるだろう)

    八幡(いじめを止めるにも、関係を壊すにも、きっかけにしてはありあまるほどの力がある、同情されるのが嫌なら
       ソイツらを蹴ればいい、相手だって、そんな事件に巻き込まれたからだと納得するだろう…だが)

    留美「…」

    八幡(なぜ留美を同席させる、コイツは関係ないだろ)

    平塚「まさか、君がこんなことをするとはな」

    八幡「本当にすいません」

    平塚「君は、自分で殴ってこの子につけたあざの治療をしに昼間医務室まで来たのかね?」

    八幡「ええ」

    担任「どこまでふざければ気が済む!」

    平塚「本当に申し訳ありません」

    担任「謝って済む問題ですか!」

    八幡「本当ですよ、なんで先生が謝るんですか」

    平塚「なぜって、君が私の」

    八幡「お願いです、先生は謝らないで」

    平塚「…」

    担任「なにを勝手な事を言っているんだ!この事は当然君の学校の校長にも通させてもらう!」

    八幡「はい」

    担任「まったく、誰に迷惑がかかると思っているんだ、なぜ僕が」

    八幡「…おい」

    担任「なんだその口の聞き」

    八幡「今、なんと言いました?」

    担任「はぁ?」

    平塚「比企谷」

    八幡「今あんた、なぜ僕がと言いましたよね」

    担任「それがなんだ」

    八幡「ふざけるな!!コイツのことを考えているなら!そんなことは口が裂けても言えるはずがないだろうが!!」

    担任「…!?」

    留美「…ちまん」

    平塚「…ん、鶴見くん…だったかな、なんだね」

    留美「八幡、もうやめてよ」

    357 = 356 :

    担任「鶴見、どうしたんだ」

    留美「先生は黙ってて」

    担任「…っ」

    留美「なんで…そんなこと言うの…?」

    八幡「なにが、俺がお前を殴ったからだ」

    担任「それ以上言うつもり」

    留美「先生は黙ってて!!」

    担任「鶴見…」

    留美「なんで…なんでそんな言うの?私、八幡のおかげで昨日は頑張れたのに…」

    八幡「は?」

    留美「昨日、八幡が友達になってくれたから、私はあの子達に何を言われても我慢できたの、だから向こうは私をなぐ」

    八幡「おい、留美」

    留美「だから!私はあいつらに何を言われても頑張れたの!八幡が友達になってくれたから!負けないで言い返せた
       の!だから殴られたの!」

    八幡「…」

    留美「八幡が居なかったら、私はまた負けてたよ、でも昨日は言い返せた、いつもはなにもできないで黙ったままで、
       でも言い返してあっちが手を出してきた時、初めて勝ったって思えたの、全部八幡のおかげだよ?」

    八幡「留美…」

    留美「なのに…なんでこんなことするの?私の事、本当は友達だって思ってなかったの?」

    八幡「…」

    平塚「…鶴見くん、少しいいかね?」

    留美「はい」

    平塚「君は、そのあざを比企谷にやられたわけではない、と言いたいのかね」

    留美「はい、そうです」

    平塚「それで、昨日の夜に君の同級生にやられたと」

    留美「はい、殴られたのは初めてだけど、でもつねられたりボール当てられたりしてました」

    平塚「つまり、君は…その、言い方はあれだが」

    留美「大丈夫です」

    平塚「……君は、いわゆるいじめを受けていたのかね?」

    留美「はい、そうです」

    担任「そんな…」

    八幡「…」

    358 = 356 :

    留美「八幡、今日の昼に『俺に任せろ』って言ったよね」

    八幡「…」

    留美「それなのに、なんで八幡が私の友達をやめようとするの?」

    八幡「そんなことしてない」

    留美「同じだよ、だってこのままみんなに言われちゃったら、八幡はもう今までどおりにはいられなかったもん」

    八幡「……」

    留美「友達ってどういうのか私はわからないけど、でも八幡がこんなことするの、見てられなかった」

    八幡「…すまん」

    留美「…うん、いいよ、だって謝ったら仲直り出来るのが、多分友達って思うもん」

    八幡「…」

    平塚「比企谷、君にはのちのち話を聞かせてもらうぞ」

    八幡「…はい」

    平塚「それよりも、今は解決するべき問題がある、そうですよね」

    担任「あ…はい」

    平塚「鶴見くん、はっきり聞いておこう、君はこの件をどうするつもりだね?」

    留美「みんなにやめてってちゃんと言います、どうせやめてくれないだろうけど」

    平塚「うむ!君は凄いな、小学生でここまでしっかりした子を私は見たことがないよ」

    留美「八幡が友達になってくれたからです」

    平塚「比企谷が…か」

    留美「はい」

    平塚「先生、少し二人にしてあげてもらえないでしょうか」

    担任「…はい」

    平塚「そういうことだ、比企谷、彼女の話をしっかりと聞くんだぞ」

    八幡「……わかりました」

    平塚「うむ、それじゃ先生、私たちも動きましょう」

    担任「そ…そうですね」

    八幡「…」

    留美「…ほんと、八幡ってバカだったんだね、だからふられちゃうんだよ」

    八幡「すまん」

    留美「いいってば、さっき許したじゃん」

    八幡「…そうか」

    359 = 356 :

    ごめん、きり悪いけど今日はここまで
    こんな感じで思いついてしまったんだ、ほんとごめん

    それじゃあ、見てくれた人ありがとう、おつかれちゃーん

    360 = 355 :


    どうなるかハラハラしたよ

    363 :


    担任がゴミすぎてムカつくわ
    にしてもなんで平塚先生こんないい人なのに結婚できないの?

    364 :

    乙乙

    365 :

    平塚先生は男が敬遠する要素満点だぞ
    生活習慣の時点でダメ

    366 :

    担任ってルミルミがイジメられてる事に気付いてなかったん?

    367 :

    男より女にもてるタイプだからなあ、下手すりゃ八幡より男らしいとこあったろ?
    何とか付き合いだしたとしてもメールで分かっちゃうあの重さ
    性格の良し悪しと結婚に向いているかどうかは別物だしなあ


    担任は、まああんな程度だろ?「いじめがあると認識していませんでした」とか言って逃げる、よくいるタイプじゃねえか
    むかつく事はむかつくけどな

    368 :

    できれば自分を擲つ以外の手段を模索推敲する場面が欲しかったな

    369 :


    ぼっちは我を忘れる程怒るなんてまず無いが
    一度沸点超えると自虐的な解決方法に走る傾向が多いから不自然じゃあないさ

    370 :

    ニューゲームしてもまだ他人を信じられるほどは強くなれてないということか
    このルミルミがこの後どう成長していくのか見守っていきたい(修羅場期待)

    371 :

    どこらへんからニューゲームかわからんが、
    8巻途中未満と考えればまあ不思議でもない。相談する仲間もいないしな。

    むしろ作戦を台無しにしたのに驚いたわ。
    その後の話もわりと作りやすそうだったのに

    372 :

    一周目と同じにやっても何も解決しないだろ?
    今回は留美がクラスメイトを助ける可能性は低そうだし

    373 :

    なんとかなったけど八幡まるで成長してない。

    374 :

    この一件で少しは分かったんじゃないか?

    375 :

    >>363
    乙!

    いい人すぎて結婚出来ないんだよ(棒)

    376 :

    成る程、メインルミルミか

    377 :

    斜め下が八幡だからな にしても、ルミルミが天使すぎてロリコンになりそう

    378 :

    まぁ、ヒッキーは間違いかもな過去の自分含めて認めちゃうからそんなに変わらんのだろ

    379 = 356 :

    どうも、>>1です

    ちょびちょび書いてく、次レスから↓

    380 :

    待ってた

    381 = 356 :

    留美「私さ」

    八幡「…?」

    留美「もう、絶対負けないから」

    八幡「……強いな」

    留美「だって、もう一人じゃないもん」

    八幡「…そうだな」

    留美「八幡もさ、一人じゃないよ、だからこれからは絶対に勝手に行動しちゃだめ」

    八幡「…」

    留美「いい?」

    八幡「あぁ、約束する」

    留美「うん」

    八幡「まさか、小学生に諭されるとはな」

    留美「だって、私の方が全然大人じゃん」

    八幡「間違いないな」

    留美「…きっと、八幡のことわかってる人は私以外にもいるよ」

    八幡「そうか?」

    留美「うん、さっきの先生だって、八幡の事、わかってるから怒らなかったんだと思う」

    八幡「…」

    留美「八幡が傷ついたら、八幡を思ってる人は、もっと傷つくんだよ」

    八幡(このセリフ…前にも…)

    留美「はい、この話はおしまい」

    八幡「おう」

    留美「キャンプファイヤー、見に行こ」

    八幡「いいのか?」

    留美「うん、見てて、私、八幡の前で頑張るから」

    八幡「あぁ、見届けるよ」

    留美「それじゃあ、行こ」

    八幡「おう」

    留美「その前に」

    八幡「…?」

    留美「はい、握手」

    八幡「……おう」

    留美「よろしくね、八幡」

    八幡「…よろしく、留美」

    382 = 356 :

    八幡(…で)

    留美「ちゃんと見てた?」

    八幡(広場にやってきた、留美はしっかりと対決していた、あれだけ大見えきった俺は、結局見届けることしか出来な
       かった)

    八幡「おう、よく頑張ったな」

    留美「うん」

    八幡「…本当に、すごい奴だよ、お前は」

    留美「知ってる」

    八幡「…はぁ」

    留美「なんでため息?」

    八幡「なんか、情けなくてな」

    留美「もういいって言ったじゃん」

    八幡「…すまん」

    留美「……これ」

    八幡「…ケータイ?」

    留美「うん、アドレス交換しよ、寂しくなったら連絡していいよ」

    八幡「最近の小学生はすげぇな」

    留美「うん、いらないって言ったんだけど、お母さんが持っとけって」

    八幡「そうか、それじゃ」

    留美「うん」

    八幡「……」

    留美「…はい、それじゃあ、もう行くね」

    八幡「そうか」

    留美「だって、八幡ももう私が居なくても大丈夫でしょ?」

    八幡「あぁ、大丈夫だ」

    留美「また会おうね」

    八幡「おう、いずれな」

    留美「うん、じゃ」

    八幡「またな」

    八幡「…」

    小町「カッコイイね、あの子」

    八幡「小町か…あぁ、メチャクチャかっこいいよ」

    小町「もう、小町は妹として恥ずかしいよ」

    八幡「…すまん」

    383 = 356 :

    小町「でも、方法はバカでどうしようもなかったけど、助けようとしたところだけは褒めてあげる」

    八幡「…おう」

    小町「さてと、それじゃあ雪乃さんに報告ね」

    八幡「マジかよ」

    小町「あたりまえでしょ!?何言ってんのお兄ちゃんは!」

    八幡「…はい」

    小町「まぁでも、少しだけオブラートに包んで上げてもいいかな」

    八幡「たとえば」

    小町「クズのところをアホって言うくらい」

    八幡「なにそのハイオクをレギュラーに変える程度のミクロな包み方、もう薬ほぼ飛び出てるじゃねぇか」

    小町「自分で何をしたかわかってるでしょ?」

    八幡「わかってるよ、どうせ言うなら全て言ってくれ」

    小町「…お兄ちゃんマジ?」

    八幡「あぁ、約束したんだ、アイツと」

    小町「そっか…ホント留美ちゃんさま様だね」

    八幡「どこで名前知ったんだよ」

    小町「お兄ちゃんが呼んでたんじゃん」

    八幡「そう…だったか」

    小町「絶対に守ってあげてよ」

    八幡「…おう」

    小町「ついでに小町とも約束してよ」

    八幡「…おう」

    小町「やったねー、絶対だからね」

    八幡「わかってる」

    小町「それじゃ、雪乃さんのとこ行こっか」

    八幡「おう」

    384 = 356 :

    ――――

    ――――――――

    ―――――――――――

    八幡(…ここは)

    「久しぶりじゃの」

    八幡「…お久しぶりです」

    「なんじゃ、やけに行儀正しいのう」

    八幡「ええ、ちょっと」

    「さすがのお主も、堪えたようじゃな」

    八幡「あれは、あんたが?」

    「そうじゃ、今回は少しばかり試練を与えさせてもらった、毎回同じじゃつまらんと思ってな」

    八幡「そうですか」

    「ただ、今回のことはわしの勝手じゃ、お主が望むならば記憶を消して今度は正規のルートを進むこともできる
      がの、どうじゃ」

    八幡「いいえ、いりません」

    「ほほう、なぜじゃ」

    八幡「約束したんです」

    「なるほどのぉ…しっかりと学んだみたいじゃな」

    八幡「ええ」

    「それじゃあ、また物語に戻ってもらおう」

    八幡「わかりました」

    「ほれ、行きなさい」

    八幡「…はい」

    ―――――――――――

    ――――――――

    ――――

    385 :

    小町といい神(笑)といい何を偉そうに

    386 :

    逆に考えるんだ
    小町(ピッコロ)=神(神様)
    カマクラ=ミスターポポ

    387 = 356 :

    ―部室―

    雪ノ下「…」

    由比ヶ浜「…」

    八幡「…」

    雪ノ下「なにか言うことは?」

    八幡「本当にすまない」

    雪ノ下「…はぁ、小学生を巻き込んで何をしているの、あなたは」

    八幡「返す言葉もない」

    雪ノ下「今回は罰掃除だけで済んだからいいものを、あそこであの子が弁護してくれなかったらどうするつもりだった
        のかしら」

    八幡「何も考えてなかった、すまん」

    雪ノ下「まったく…」

    八幡(あの後、雪ノ下に説明しに行ったんだが、言いたいことが山ほどあったらしく日を改めるということになった)

    八幡(しかし、なんだかんだ言いながらも、小町は昼のログハウスの事をメインに今回の事件の話を展開してくれた、
       あぁじゃなかったらこんなもんで済まなかっただろうな)

    八幡(帰ってきたその日、雪ノ下家のリムジンに遭遇した、当然、雪ノ下さんも乗っていた)

    八幡(だが、なぜかあの人は『おつかれさま』と一言だけ残し、それ以外には何も言わずに帰っていった、本当に謎
       な人だ)

    由比ヶ浜「ゆきのん、もう赦してあげよ?ヒッキー本当に100回くらい謝ってるし」

    雪ノ下「…まぁ、当事者が赦すと言っているのだから、部外者の私がとやかく言うのも違うわね」

    八幡「すまない」

    雪ノ下「もう謝らなくてもいいわ、でもそのかわり」

    八幡「…?」

    雪ノ下「あの子との約束をしっかりと守りなさい」

    八幡「…あぁ、わかった」

    由比ヶ浜「…絶対だよ?」

    八幡「わかってる」

    八幡(ところで、なぜこいつらまでここにいるかと言うと、同じ奉仕部の部員として手伝うと平塚先生に頼み、自主
       参加してくれているのだ)

    八幡(結局、関係のないこいつらまで迷惑をかけてしまった、本当に情けない)

    雪ノ下「範囲は、部室の前の廊下と、渡り廊下でいいのよね」

    八幡「あぁ、でもお前ら休んでていいぞ、俺やるし」

    雪ノ下「あなたは、わざわざ学校まで来た私たちに紅茶を飲んで帰れ、と言いたいのかしら」

    由比ヶ浜「ヒッキー?留美ちゃんとの約束」

    八幡「…じゃあ、頼むよ」

    雪ノ下「最初からそう言いなさい」

    由比ヶ浜「それじゃ!ぱっぱとやっちゃおーっ!」

    388 :

    それだと八幡は誰ポジなんだ

    389 = 356 :

    八幡(…で)

    由比ヶ浜「終わったねー」

    雪ノ下「ええ、あとは箒と雑巾を返しに行くだけね」

    八幡「本当にすまんな」

    雪ノ下「謝らなくていいと言っているでしょう」

    八幡「ん…」

    由比ヶ浜「それに、どうせならもっと違う言葉があるじゃん」

    八幡「……ありがとうな」

    由比ヶ浜「うんっ!どういたしましてっ!」

    雪ノ下「私が部長なのだから仕方ないわ、部下の失敗は上司の失敗でもあるのだからね」

    八幡「…」

    由比ヶ浜「あれ?ヒッキーどうしたの?」

    八幡「…いや、なんでも」

    八幡(留美、これがお前の言う、俺をわかってる奴なのか?)

    由比ヶ浜「それじゃ、帰ろっか」

    雪ノ下「ええ」

    由比ヶ浜「ゆきのん、このあとご飯食べに行こっ!」

    雪ノ下「ええ、今日はちょうど外食ししようと思っていたところだったから、かまわないわ」

    由比ヶ浜「やった!それじゃヒッキーも行く?」

    八幡「…悪いな、今日は用事があるんだ」

    由比ヶ浜「あ、そっか、なら仕方ないね」

    雪ノ下「あなたに用事なんて珍しい事もあるものね、妄想かしら」

    八幡「………」

    雪ノ下「…由比ヶ浜さん、行きましょう」

    由比ヶ浜「え?あ、うん、ヒッキー、またね?」

    八幡「おう」

    八幡「…」

    八幡(すまんな雪ノ下、それに誘ってくれた由比ヶ浜にもいずれ礼を言わないとな)

    八幡(まぁ、今日は家に誰もいないし、俺も外で食って帰るか)

    390 = 356 :

    ―夜―

    八幡(…なぜか、ふらっと喫茶店に入ってしまった)

    八幡(…本当に何でなんだろうな、でもなぜかここに入らないと行けない気がしたんだ)

    八幡「…」

    陽乃「あれ、比企谷くん」

    八幡「…雪ノ下さん」

    陽乃「こんばんわ、どうしたのこんなところで」

    八幡「いや、なにも」

    陽乃「夜遊びはいけないんだぞ?」

    八幡「そうですね」

    陽乃「あれ、なんかこの前と雰囲気変わったね、どうしちゃったのかな」

    八幡(本当になんでもお見通しなんですね)

    陽乃「比企谷くん?」

    八幡「…なぜそう思ったんですか」

    陽乃「お姉さんにわからないことはないからだよ」

    八幡「…」

    陽乃「ほら、お姉さんに話してみなさい?」

    八幡(きっと、俺はこの人に会うためにここに来た、そんな気がする)

    陽乃「言いたくないの?それじゃあ当ててあげよう」

    八幡「…」

    陽乃「うーんとね、自分を嫌いになったからかな?」

    八幡「…もう、驚く気も起きないですよ」

    陽乃「あり?当たっちゃったかな?」

    八幡「隠してもしょうがないでしょう」

    陽乃「そうだね~、残念、比企谷くんもまだまだだな~」

    八幡「ははっ、そうですね」

    八幡(もう笑いしかでねぇや)

    陽乃「じゃあ、聞いてあげよう、話してみな?」

    八幡「…数日前に」

    陽乃「違う違う」

    八幡「…?」

    陽乃「全部だよ」

    八幡「…え?」

    391 :

    こわい

    393 :

    もうやだこの人

    394 :

    いつも思うけどSSでも八幡ははるのんには絶対勝てないよね。読者にここまで刷り込んでるとはやっぱはるのんって怖いわ

    395 = 367 :

    やっぱ2周目ぐれぇじゃ全然勝てねえよ、はるのんこええよ(泣)

    396 :

    はるのんの場合、年の差というか経験の差が出てくるのもね。
    八幡がマエケンなら、はるのんはダルビッシュぐらい差がある

    397 :

    ※はるのんは100周してます

    398 :

    ありそうで困る

    399 = 368 :

    神が一柱しかいないとは限らないよな
    つまり……

    400 :

    はるのんが神


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