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元スレ勇者「ハーレム言うなって」魔法使い「2だよっ!」

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201 :

頼むからNTRだけはやめて下さい

202 :

NTRNTRうっせーぞ黙って見てろ

203 :

ここの>>1が俺たちを裏切るわけないだろ?

204 :

元々ntr書く気なかったけど、あんまり周りがうるさいから
ntrに路線変更、とかしてくれると嬉しいな
自業自得とか大好物です

205 :

流石ゆとりSS速報だな
黙ってろよ

206 = 199 :

例えばNTR寸前になったりとか、NTRっぽい演出で実はNTRではないなんて展開が来ても荒れそうだったから言ったんだが、逆効果だったか。
ちょっと空気が変わっただけでこれだし、>>1の選択によっては辛い道が待ってるかもしれんが自分の道の貫いて欲しい

207 :

この武闘家が悩んだりしてる時にイケメン勇者が現れて、イケメン勇者の言葉に武闘家が照れちゃったりしてる展開とかNTRフラグだよね
おちんちん風車でもなんでもやるからNTRだけは勘弁して下さい

208 :

>>207
勇者の武闘家に対する認識→大切な仲間
武闘家の勇者に対する認識→少なくとも現段階では、手のかかる友人(?)。仮に恋愛感情があってもまだ無自覚

恋人どころか、お互いに異性として認識していない以上NTRは成立しないぜ
むしろ、イシス勇者のちょっかいがきっかけで武闘家の感情が盛り上がる展開を期待した方が精神的にも健康的だと思うんだが

209 :

>>208
お前いいこと言った

この先の展開は>>1にまかせて俺らは待ってよう

210 :

乙です

国ごと勇者はたまにある設定ですけど
どう料理するか楽しみにしてます

そして魔法使いは勇者の嫁

211 :

武道家「…………」

武道家「……聞き間違いかしら……今とんでもない事が聞こえた気が……」

武道家「…………もう一度、お願い」

イシス勇者「愛人になりませんか?」ニコ

武道家「……は」

武道家「はぁぁぁぁぁぁぁ?」

イシス勇者「どうでしょう?」

武道家「どうでしょうも何もないわよ!なんでアンタの愛人にならなくちゃ……」

イシス勇者「愛人……もとい、僕のパーティに加わりませんか?」

武道家「は……?愛人、もとい、パーティ?」

イシス勇者「はい。僕は愛人達と共に旅をしているんです。貴女にもそこに是非加わっていただきたい」

武道家「……!」

武道家「…………」

武道家「…………愛人と旅をするついでに世界救ってるわけ?」

クルッ

イシス勇者「あっ……」

武道家「いいご身分じゃない……。残念ながら、“旅行”するつもりは無いの」

武道家「他を当たってちょうだい」

スタスタ……

212 = 1 :

イシス勇者「……意思が強い所も気に入りました」

スタスタ……

武道家「…………」

イシス勇者「貴女のような強い力が必要なのです。考えてみてくれませんか?」

武道家「…………着いてこないで」

イシス勇者「そんな事言わないで下さい」

イシス勇者「ではどうです?お給金も出しましょう」

イシス勇者「貴女の良い額を……」

武道家「……っ!!」イラァッ!!

バッ!!

武道家「誰がアンタなんかに……!!!!」ヒュッ!!

イシス勇者「!!!!」

パシッ!!

武道家「!!?」

「……イシス勇者様に手をあげるとは、何たる無礼」

「イシス勇者様、切り捨てても良いですか」

武道家「…………」

武道家(この女、全然本気じゃないとはいえ、私のビンタに反応して素手で止めた……!)

イシス勇者「イシス戦士、やめてくれ。この方とは今交渉中……言わば客人だ」

スッ……

イシス戦士「……失礼しました」

213 = 1 :

武道家「…………」

イシス勇者「私の部下がとんだ失礼を……お詫びします」

武道家「いや、別にいいんだけどさ……何?この人も愛人なの?」

イシス勇者「…………そうです。私のパーティメンバー、イシス戦士です」

イシス戦士「……お見知りおきを」

武道家(いや、もう会いたくないわよ)

武道家「……あ、そう。まぁ何にしろ、私はそんな愛人なんかにはなりませんから」

クルッ

武道家「さよなら」

スタスタ……

イシス勇者「……行ってしまった」

イシス戦士「…………パーティへの誘いを交渉していたのですか」

イシス勇者「あはは、そうだよ。ふられてしまったけどね」

イシス勇者「…………でも」

ニコ…

イシス勇者「まだ僕は諦めないさ」

イシス戦士「…………」

…………
……

214 = 1 :

――――――――――――

-宿・ロビー-

ズズ……

勇者「……はぁ」

勇者「やっぱり暑いから喉が渇くなぁ……お茶美味しい」

僧侶「そうですね♪」

僧侶(勇者くんと二人でティータイム……ふふ♪)

スタスタ……

戦士「なーなー勇者ー」

勇者「あれ、戦士。帰ってたんだね」

僧侶(あ……束の間でした)

僧侶「戦士ちゃん、おかえりなさい」

戦士「おう、ただいま!」

戦士「でさー勇者?」

勇者「ん?」ズズ…

戦士「いかがわしい店行こうぜ!」

勇者「バフォォオッッッッ!!!!!!」ブフゥゥッッッ!!!!

僧侶「けほっ!!けほっ!!」

戦士「うわっ、汚っ!!!!」ビクッ

勇者「ごほっ、かはっ……い、いきなり何なんだよ!!!!」

215 = 1 :

戦士「え?アタシ変な事言ったか?」

僧侶「すっごく変な事言いました!!」

勇者「なんでいきなりいかがわしい店なんだよ!!行くわけないだろ!!///」

戦士「えー、だってお腹減ったもの」

勇者「どういう事だよ!!!!」

ガチャッ

武道家「……ただいまー……」

勇者「あ、武道家。おかえり」

僧侶「武道家ちゃん、おかえりなさい」

戦士「なぁ聴いてくれよー!二人がさー!」

武道家「……ちょっと後にしてー……なんだかどっと疲れた……」ヘロヘロ

戦士「おぉ?なんだ、珍しいな?武道家がヘロヘロになってるなんて」

勇者「何かあったの?」

武道家「…………」

勇者「…………武道家?」ポヘッ

武道家(……やっぱりなんか安心するわ。この間抜け面)

武道家「……ふふ、ううん。ちょっとね」

216 = 1 :

勇者「あまり無理しちゃ駄目だよ?」

武道家「わかってるわよ。大丈夫」

武道家「ちょっと変な奴に会っちゃってね。疲れただけ」

僧侶「変な奴?」

武道家「そ。っていうか、この前言ってた……」

ガチャッ

イシス勇者「店主さん、ただいま戻りました」

店主「おお、お帰りなさい!」

武道家「!!!!」

戦士「お?他にも客いたのか」

勇者「あ……!あの人達がもしかして……」

イシス勇者「…………ん?」

イシス勇者「……あぁ!!貴女もここの宿だったのですか!」

武道家「…………最悪だわ」

スタスタ

イシス勇者「いやぁ、奇遇ですね」

戦士「へ?武道家知り合い?」

武道家「……さっき少し話しただけよ」

217 = 1 :

イシス勇者「こちらは貴女のお仲間の方々ですか?」

武道家「そうよ……もう話しかけないで」

僧侶(武道家ちゃん凄く不機嫌……)

イシス勇者「まぁ、そう言わずに」

戦士「なぁ、なんだコイツら?」

イシス戦士「……イシス勇者様にコイツとは何事ですか」

戦士「えっ?」

イシス勇者「こら、イシス戦士。さっきも言ったじゃないか」

イシス戦士「……申し訳ありません」

イシス勇者「失礼しました……どうも、紹介が遅れました」

ペコリ

イシス勇者「イシス勇者です。以後お見知りおきを」

戦士「!!アンタがこの前言ってた勇者か!」

イシス勇者「そのこの前、というのが何かが存じませんが、恐らくそうでしょうね」

勇者「……貴方が……」

218 = 1 :

ガタッ

勇者「どうも、こちらも紹介が遅れました」

勇者「アリアハンから来ましたアリアハンの勇者です」

イシス勇者「!!」

イシス勇者「おぉ、アリアハンの……ではあなた方が……」

タッタッタッ……

「イシス勇者様ー!!!!」

ダキッ

イシス勇者「うわっ……こらこら。いきなり飛びついては駄目だよ。イシス僧侶」

イシス僧侶「だってぇー!寂しかったんだもーん!」

ギュウゥ

イシス勇者「あはは、困ったさんめっ」ツン

イシス僧侶「やーん♪」

キャッキャッ

戦士「お、おぉお……?いきなりイチャつき始めたぞ……?」

219 = 1 :

武道家「…………はぁぁぁぁ……」

勇者(……店主さんの言ってた事、本当だったんだなぁ……)

イシス僧侶「ねぇ、私おなかぺこぺこ……あれ?こちらの方々は?」

イシス勇者「こちらの方々は……そうですね」

イシス勇者「どうです?皆さん。お食事でもご一緒にいかがですか?」

武道家「!!!?」

勇者「え?」

イシス勇者「そこで旅の話など、色々な情報を交換しませんか?」

戦士「おお!いいじゃねーか。勇者!私もちょうどお腹空いてたんだよ!」

僧侶「そうですね。情報を共有するというのも良い事じゃないですか」

勇者「だね。それじゃぁ……」

ダン!!

武道家「冗っっ談!!!!私は嫌よ!!」

戦士「え?」

僧侶「武道家ちゃん?」

勇者「武道家?どうしたのさ」

武道家「だって……!」

武道家(どうせまたふざけた事ぬかされるに決まってる……!)

イシス勇者「まぁ、そう言わずに……僕達の話し相手になって下さいよ」

勇者「はい!よろこんでご一緒させて貰います」

武道家「ゆ、勇者ぁ!!」

220 = 1 :

勇者「何があったか分からないけど、抑えてよ武道家」

勇者「ただでさえ情報が少ない今なんだから……これは凄くいい機会だよ?」

武道家「うぅぅ……」

イシス勇者「……決まりのようですね」フフ

ガタッ

イシス勇者「では、行きましょうか」

戦士「いかがわしい店なー」

イシス勇者「えっ」

勇者「戦士は黙ってなさい!!!!」

戦士「え?いかがわしい店行かないの?」

勇者「戦士ったら!!!!」

イシス勇者「え……え?」

僧侶「お気になさらずにお願いします……」

…………
……


221 = 1 :

――――――――――――

-宿・レストラン-

イシス勇者「では、改めて自己紹介をさせていただきますね」

イシス勇者「まず右から……イシス戦士です」

イシス戦士「……」ペコリ

イシス勇者「そして、イシス僧侶」

イシス僧侶「やほやほー♪」

イシス勇者「次にイシス魔法使い」

イシス魔法使い「あら……よろしくお願いしますわ」

イシス勇者「そして一番最後に僕、イシス勇者です」

ニコッ

イシス勇者「どうぞ、よろしくお願いしますね」

商人「ほわぁー……とんだ美形のイケメンさんですねこりゃ」

遊び人「そうだねぇ。それに比べ、うちのへなちょこさんは……」ニヒヒ

勇者「わかってる……わかってるから何も言わないで……」

勇者「それじゃ、私たちも自己紹介しなきゃだね。お義兄ちゃん」

勇者「そうだね。えっと、ではこちらは――――……」

…………
……

222 = 1 :


……
………
…………

イシス勇者「なんと、オルテガ殿のご子息とご息女なのですか」

勇者「うん、そうだね。名前負けしないように頑張るので精一杯ですよ」

イシス勇者「いえいえ、先ほどから聴く話では貴女も相当な手練のようだ。流石と言わざるをえないですね」

勇者「そう言って頂けると有難いね」

魔法使い「でも、あれだねぇ。店主さんはおおじょたいっていってたのに、いしすさんたちはそんなにおおじょたいじゃないねぇ」

イシス勇者「あ、それは恐らく家政婦や側近の方々も含めたからでしょうね」

盗賊「……家政婦?……」

商人「……側近?」

戦士「なんだ?アンタそんなの居るの?」

イシス勇者「はい。今回は少し戻ってきただけなので、アッサラームのこの宿を拠点にしていますが」

イシス勇者「実家はイシスの方ですからね。従者達が心配して様子を見に来てしまうのです」

遊び人「……従者?」

イシス勇者「はい。何か?」

イシス戦士「……イシス勇者様、失礼ですが、恐らく彼女達は貴方様のご身分をお知りになっていないかと」

イシス勇者「あぁ、そうか」

イシス僧侶「ふふふ、皆さん聞いて驚いちゃ駄目だよ!」

イシス僧侶「イシス勇者様はなんと!」

バッ

イシス僧侶「勇者でありながら、イシスの王子様でもあられるのよ!」

一同「「「「!!!!!!?」」」」

223 = 1 :

戦士「王子!?あんた本物の王子なのか!?」

イシス勇者「ははは、お恥ずかしながら」

商人「凄いですねー……本物って感じです」チラッ

勇者「なぜ僕を見る……」

武道家「…………本物のボンボンってわけね……」ムスー

勇者「ちょっと、武道家ちゃんどうしたんだい」

武道家「…………別に」

遊び人「はー……凄いなぁ」

遊び人「…………あれ?」

イシス勇者「?どうかされましたか?」

遊び人「あ、ううん。何でもないの」

遊び人(……うーん……)

遊び人(…………深くは詮索しないほうがいいのかな)

イシス勇者「しかし、流石武道家さんのお仲間とあって……皆さん、美しいですね」

勇者「えっ!?」

魔法使い「あらやだ!ほめられちゃったよう」

イシス勇者「きっと皆さんお強いのでしょうね……武道家さんと同じく、強くて美しい方々なのでしょう」

224 = 1 :

戦士「やめろよー。おべっかは嫌いだな。私は」

イシス勇者「いえいえ、おべっかではありませんよ」

イシス勇者「…………そこで、どうです?皆さん」

武道家「……!!」

イシス勇者「僕の愛人……もとい、僕のパーティに加わりませんか?」

一同「「「「…………」」」」

一同「「「「…………はい?」」」」

遊び人「え……愛人……パーティ?どういう事?」

イシス勇者「ここにいる三人は僕のパーティメンバーであり、愛人です」

イシス勇者「そこにあなた方を加えたいと思っているのです」

戦士「あははは!面白い奴だなお前!」

イシス勇者「いえいえ、僕は本気ですよ」

イシス勇者「武道家さんのお仲間であるなら、皆さんきっとお強いのでしょう」

イシス勇者「それに加え、あなた方は全員美しい……一緒に旅をする資格は十分です」

イシス勇者「是非、僕はあなた方と旅をしたいのです…………どうでしょう?」

僧侶「…………えーと」

商人「あはは、勇くん。女顔とはいえ、愛人として誘われてますよ」

勇者「…………」

イシス勇者「…………できれば御一考下さい」ニコッ

225 = 1 :

ガタッ

武道家「……アンタいい加減にしなさいよ!」

勇者「ぶ、武道家ちゃん?落ち着いて!」

ガタッ

イシス戦士「…………」

イシス勇者「イシス戦士。座って……落ち着くんだ」

イシス戦士「……しかし」

イシス勇者「いきなり交渉を持ちかけて気分を損ねさせてしまったのは僕の方だ」

イシス戦士「…………はい」

カタ……

武道家「…………気分悪い」

スタスタ……

勇者「武道家ちゃん!」

盗賊「……武道家!……」

武道家「部屋に帰って寝るわ。おやすみ」

スタスタ……

226 = 1 :

戦士「どうしちゃったんだアイツ……」

魔法使い「…………ねぇ、いしすゆーしゃさん」

イシス勇者「はい、どうしましたか?」

魔法使い「さっきのって、ほんきなのかな?」

イシス勇者「……はい。何一つ嘘は言っておりません」

イシス勇者「いかがでしょうか?共に魔王を倒す旅に出ませんか?」

魔法使い「ごめんっ!むりです!」ズバッ

イシス勇者「……即答ですね」

僧侶「それが本気の提案なら、丁重にお断りさせていただきます」

戦士「あぁ……難しい事はわかんねーけどさ」

商人「こっちはもう今のままで十分なんですよ」チラッ

勇者「…………?」

商人「…………手の掛かるアホもいる事ですしね」

盗賊「……だから、ごめんなさい……」

227 = 1 :

イシス勇者「…………そうですか」

ガタッ

勇者「とりあえず、私たちはお暇させていただくよ」

戦士「なんかごめんなー?うちの武道家がさー」

イシス勇者「いえいえ、こちらこそ空気を読まずに発言して申し訳ありませんでした」

イシス勇者「このお詫びはなんらかの形でかえさせていただきたい」

魔法使い「あはは、そうおきになさらずだよっ」

僧侶「それでは、おやすみなさい」

イシス勇者「はい、今日はありがとうございました」

ゾロゾロ…

イシス勇者「あ、すみません」

勇者「へ?どうかしたのかな?」

イシス勇者「……勇者君は残っていただいてよろしいでしょうか?」

勇者「…………僕?」

イシス勇者「はい。少しお話したいことが」ニコ

勇者「うん、わかりました」

勇者「それじゃ、皆先に帰ってて」

勇者「了解。あまり夜更かしはするんじゃないよ?」

魔法使い「ゆーしゃ、おやすみ」

僧侶「勇者くん、おやすみなさい」

ゾロゾロ…

228 = 1 :

イシス勇者「さて、と」

勇者「どうかしたの?何か……」

イシス勇者「場所を変えましょう」

勇者「え?」

イシス勇者「どこか、広い所に行きましょうか」

勇者「…………?」

…………
……







……
…………

-アッサラーム・町外れ・荒野-

スタスタ……

ヒュウウウ…

イシス勇者「……」

勇者「うぅ……」

勇者(砂漠が近いからか、夜はやっぱり冷えるんだなぁ……)

スタスタ……

ピタ…

イシス勇者「さて……ここら辺りでいいでしょう」

勇者「……こんなところで、何を……」


ジャキン


勇者「!!!?」

イシス勇者「……勇者君。剣を抜いてください」

イシス勇者「あなたの実力が見たい……貴方が、あの人達を連れるに相応しい者かどうか、確かめたい」

チャ……

イシス勇者「……さぁ」

229 = 1 :

勇者「…………!!」

イシス勇者「安心して下さい。命のやり取りは無しです」

イシス勇者「ただ……殺せるものなら殺して良いですよ」

勇者「な、何を……なんでこんな」

イシス勇者「……こちらからいきます」

ヒュン!!

勇者「!!!!」

ガキィッ!!!!

勇者「……っ!!」

ザァッ!!

イシス勇者「おや、受け止めるだけで精一杯といった感じですね」

イシス勇者「……さぁ、本格的に始めましょうか」

勇者「…………っ!」

…………
……


230 = 1 :

ドサァッ

勇者「…………か……はっ……!!」

イシス勇者「…………」

ジャキン

イシス勇者「……弱い、弱すぎます」

勇者「…………く……参ったよ」

イシス勇者「貴方、今のが本気なんですか?……なぜ、あの方々は君なんかと」

勇者「……あはは、腐れ縁……て奴だよ」

イシス勇者「…………立てますか」

スッ

勇者「……ありがとう」

スクッ

イシス勇者「……勇者君」

勇者「……何?」

イシス勇者「……旅をやめたらどうです?」

勇者「……!!!!」

イシス勇者「正直、貴方は弱すぎる。あの方々の足手まといになっているのではないですか?」

勇者「…………」

イシス勇者「だから、あの方々は私に任せて…………」



イシス勇者「……っ!!!?」ゾゾゾゾゾゾォッ

231 = 1 :

イシス勇者(なんだこの……嫌な寒気は……!)

バッ

イシス勇者「…………!!?」







武道家「…………」







勇者「あ、武道家」

イシス勇者「…………!!」ドクン ドクン

武道家「…………」

スタスタ……

勇者「どうしたの?こんな所で」

武道家「もう、それはこっちのセリフよ」

武道家「皆帰ってきたのに勇者だけいないからまさか……とは思ったけど」

勇者「あはは、昨日と同じだね」

武道家「…………はぁ……もう、帰るわよ」

グイッ

勇者「わわっ」

イシス勇者「…………」ドクン ドクン

武道家「…………」

ピタッ

武道家「……イシス勇者」

イシス勇者「…………はい、何でしょう」

232 = 1 :

武道家「今度、勇者に……いえ、仲間達に何かしてみなさい」

武道家「殺すわ」

スタスタ……

勇者「え?あ、あの、武道家?」

イシス勇者「…………肝に銘じておきましょう」

スタスタ…

勇者「…………」

勇者「……イシス勇者君」

イシス勇者「…………?」

勇者「…………君」

勇者「君、もしかしなくとも僕の事嫌い?」

イシス勇者「…………」

ニコッ

イシス勇者「はい。男は基本的に大嫌いです」

勇者「……そっか」アハハ

武道家「ホラ!バカ言ってないで行くわよ!」

勇者「ま、待ってよ!」

スタスタ……

イシス勇者「…………」

イシス勇者(……あの目、本当に僕を殺すつもりだった……)

イシス勇者(武道家さん…………貴女は一体……)

…………
……

233 = 1 :

-宿-

ガチャッ

勇者「あいたたた……」

武道家「ちょっと大丈夫?」

勇者「うん、少し最後に転んだ時に頭打っちゃって……」

武道家「はぁ……ちゃんと風呂に入りなさいよ?」

勇者「あはは、うん。武道家もね」

武道家「昨日のやり取りはもういいっつの!!ホラ!部屋に行きなさい!おやすみ!」

勇者「うん、おやすみ」

武道家「……全く」

スタスタ……

勇者「…………」

勇者「……」

テクテク……

勇者「……」

――――――――――――


イシス勇者『足手まといになっているのではないですか?』


――――――――――――

勇者「…………」

234 = 1 :

-宿・勇者の部屋-

ガチャッ

勇者「…………」

ボフッ

勇者「…………足手まとい……か」

ゴロ……

勇者「…………」

勇者「…………」

勇者「本当、その通りだよ……」

勇者「…………」

ムクッ

勇者「……」

勇者「風呂、入ろう」

ゴソゴソ……

…………
……

235 = 1 :

-宿・ロビー-

スタスタ…

店主「おや、こんばんわ」

勇者「どうも」ペコ

店主「どうしたんだい?」

勇者「いえ……すみません、お風呂ってどこですか?」

店主「あっちだよ」

勇者「ありがとうございます」

スタスタ…

店主「?なんだ?元気なかったな……」

店主「…………まぁいいや」

店主「…………」

店主「あ」

店主「やべ……言うの忘れてた」

…………
……

236 = 1 :

-大浴場・脱衣所-

ガラ……

勇者「……ここか」

ヌギヌギ

勇者「……」

勇者「……」

勇者「はぁぁぁ……」

勇者(……駄目だ駄目だ。落ち込みすぎだぞ僕)

勇者(そうだよ。僕がもっと努力すればいい話なんだから)

勇者「……」

パサッ

勇者「……っうし!」

勇者(風呂に浸かってもやもやを洗い流すぞ!!)

勇者(落ち込んでたから気付かなかったけど、ここすっごく広くて綺麗じゃないか)

ザパーン

勇者「……他の客もいるのか」

勇者(まぁ、貸切ってわけにはいかないけど、それでもいいや!)

スタスタ…

ガラッ

勇者(よし、まずは体を洗って……)

戦士「え」

勇者「う?」

237 = 1 :

戦士「…………」

魔法使い「…………」

勇者「…………」

遊び人「…………」

商人「…………」

僧侶「…………」




勇者「…………???」



戦士「……や」

サッ

ペタン

戦士「やぁぁっ……///」

僧侶「きゃあああああああああ!!!!///」

魔法使い「ゆ、ゆゆ、ゆーしゃ!!!?///」

勇者「何で入って来ちゃってるんだいお義兄ちゃん!!!!!///」

商人「ゆゆ、勇くんのばかっ、ばか!!!!///」


勇者「ええええええええええええええええ!!!!!!?なんでなんで!!!!?///」

238 = 1 :

遊び人「いやっ、スケベ!!スケベぇっ!!///」

戦士「み、みるなよぉ……!!みないでよぉ……!!///」ギュッ

勇者「だだ、大丈夫!!目は閉じてるから!!!!」ギュウウッ

魔法使い「ゆ、ゆーしゃ、あのっ、その///」

僧侶「勇者くんも、そのえの、うぅ!!!///」

勇者「え?」

勇者「お義兄ちゃんも隠しなさいよ!!!!!!!!///」

勇者「…………え?」

チーン

勇者「う、うわああああああああ!!!!!」ガバッ

商人「ってかむこう向いて下さいよ!!!!」

勇者「ははははは、はい!!!向きます!!!」クルッ!!

勇者「ってか」

一同「「「出てってー!!!!!!!」」」

勇者「はい!!出て行きます!!!!」ビクゥ

239 = 1 :

-脱衣所-

ヌギヌギ

武道家「もう、待ってくれなくても先に入っててよかったのに」

盗賊「……いいの。武道家、元気なかったみたいだったし……」

武道家「……心配かけてごめんね」

武道家「もう、もう大丈夫だから」

盗賊「……そ。よかった……」

武道家「でも、混浴なのに入るのは怖いわね……」

盗賊「……大丈夫だよ。お客さんはイシスさんの所と、私たちしかいないみたいだし……」

盗賊「……イシスさん達は、まだ戻ってないらしいし……」

盗賊「……勇者も、表に〔混浴〕って書いてある看板見たら、入ってこないよ……」

武道家「うーん、そうかしら」

パサッ

スタスタ…

武道家「勇者の事だから看板に気付かずに入ってたりしそうね」アハハ

盗賊「……流石の勇者も、そこまでおばかさんじゃ……」

ガラッ

勇者「……出口出口…」ウロウロ

武道家「……」

盗賊「……」

240 = 1 :

勇者「出口は、えっと……」

ペタッ

武道家「……」

勇者「あれ?」

ペタッ ペタッ

勇者「……壁?」

武道家「……」

勇者「こんなところに壁なんて」

パチッ

勇者「…………?」

武道家「……」

勇者「……………………!」

武道家「……」

勇者「………………………………!!!!!!!!!」

武道家「……」













勇者「ゆるしてくd」

武道家「覇ッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

勇者「アオッ」滅ッ

241 = 1 :

今日はおしまいです

このアッサラームの混浴設定が本当にあるのがドラクエの怖いところだよね

いまはまだ何とも言えませんが、僕はNTRよりおっぱいが好きです。

242 :

乙カレー

243 :


やはりおっぱいが一番だな

244 :

乙。みんなおっぱいが大好きなもんさ

245 :

お月さま

246 :

おつですー。
ロマリア王の時より数倍いらっときた自分は勇くんパーティーの一員かもしれない

247 :

乙ぱい

248 :

乙ぱい

249 :

あーこれイシスが男装ってオチだな……

250 :

なんで一々予想をレスするかがわからん


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