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    元スレ勇者「ハーレム言うなって」魔法使い「2だよっ!」

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    151 = 1 :

    魔法使い「でも、にもつはあるからねぇ」

    僧侶「多分、買い物にでも行ったんじゃないでしょうか?」

    商人「まぁ勇くんは心配しなくても大丈夫ですよ」

    戦士「いや……違くて…………」

    勇者「?何が違うんだい?」

    戦士「だって……ここ、ロマリアだぞ……?」

    遊び人「なぁに?戦士、まだ眠いの?」

    武道家「ここがロマリアだってのはそりゃ分かるけど、それがどうしたのよ」

    戦士「……いや、もしさ……」

    戦士「勇者がもっかいあの王に拉致られてたら、どうするよ…………」

    一同「「「「…………」」」」

    ガタッ

    勇者「お義兄ちゃんがっ!!!!!」

    152 = 1 :

    ガチャッ

    勇者「ぼくが、どうかしたの?」

    一同「「「よかった!!!!」」」

    勇者「えっ!?」ビクッ

    僧侶「勇者くん!無事だったんですね!」

    魔法使い「うわあぁーん!よかったよー!」

    勇者「?まぁいいや、少し用があって出てたんだ。ごめんね」

    盗賊「……用?……」

    勇者「ちょっとね。それより皆、もう準備は大丈夫なの?」

    戦士「もふぁふぁ!!」モググー

    勇者「…………うん、待つよ」

    戦士「もふ」モグモグ

    遊び人「どんな生き物よ……」

    …………
    ……

    153 = 1 :

    -アッサラームへの道中-

    テクテク……

    遊び人「アッサラームかぁ……どんな所かな?」

    勇者「アッサラームも賑やかな所らしいよ。イシスもね」

    魔法使い「へぇー、たのしみだねっ」

    商人「でも……」

    戦士「?でも、どうしたんだ?」

    商人「……いかがわしい店も、多いらしいですよ」ニヤーリ

    魔法使い「!!!!」

    盗賊「!!!!」

    僧侶「!!!!」

    遊び人「!!!!」

    戦士「?どんな店だ?」

    商人「それはですね、勇くんが好きそうな店です」

    戦士「勇者が?」

    商人「だから勇くんに聞いてみてくださーい」

    154 = 1 :

    勇者「え!!?僕!!?いやいやいやいや!!!!」

    戦士「なぁ、どういう店なんだ?」

    勇者「え、あのっ、そ、の……」

    商人「ねぇーえ、勇くん、何するお店なんですかー?」

    勇者「それは……その、……いかがわしい……事を……」

    戦士「だからいかがわしい事ってなんだ?」

    勇者「っ……あの……だから……」

    商人「んーん?ハッキリ言わないと分かりませんよー?」

    戦士「なぁなぁ、どんな事だ?」

    勇者「う…………うぅううぅ――……!!///」

    商・魔・盗・僧「っ」ゾクゾク

    魔法使い(はずかしがってる……ゆーしゃがはずかしめられてる……!)

    盗賊(……これは、なんというか……)

    僧侶(……すごく、いいです……)

    勇者「さ、三人とも……鼻血鼻血」

    商人「おや~?どうしたんですかぁー?なーにをそうぞうしているのですかねぇ勇くーん」ニヨニヨ

    勇者「もうやめて!!!!許して!!」

    遊び人「いい加減やめなさい!!」

    戦士「なーなー何の店だよー」

    武道家「ご飯屋よ」

    戦士「なんだ飯屋かー」

    155 = 1 :

    …………
    ……




    ジリジリ……

    武道家「……段々と暑くなってきたわね……」

    勇者「本当だね……魔物も段々と見たこと無い種類に変わってきてる」

    戦士「まだつかねーの……?」

    魔法使い「もうすこしで……つくよぉ……たぶん……」

    盗賊「……がんばろ……」

    僧侶「ま、魔法使いちゃん、盗賊ちゃん大丈夫ですか?」

    遊び人「そっか、魔法使いは黒いマント着てるから熱が……盗賊は黒いタイツだし……」

    戦士「脱いだら……つっても、日焼けが……」

    武道家「私たちも、露出の対策をしないと……」

    ドサッ

    勇者「皆、ちょっといいかな?」

    戦士「んぇ?どうしたんだ?」

    武道家「早く行かないと、二人が……」

    勇者「うん、それなんだけど……」

    ゴソゴソ

    勇者「?」

    156 = 1 :

    バサッ


    武道家「!それ……」

    勇者「これ、皆羽織っておいてよ」

    テクテク……

    魔法使い「ぇ?」

    盗賊「……?……」

    ファサッ…

    魔法使い「わわっ?」

    盗賊「……ぁっ……」

    勇者「あはは、まぁただの白い布なんだけどね」

    勇者「これだったら熱を反射してくれるし、日焼けの心配もないだろ?」

    魔法使い「ゆ、ゆーしゃ……」

    盗賊「……あ、ありがとう……」

    勇者「みんな女の子なんだから、日焼けには気をつけないとね」

    僧侶「勇者くん……!」

    157 = 1 :

    戦士「おぉ!やるじゃん勇者!わたしも暑かったんだよ!ちょうだいっ!」

    勇者「はい。戦士の鎧も肌の露出多いからね」

    戦士「動きやすさ重視だからなー」イソイソ

    勇者「お義兄ちゃん、私もいいかな?」

    勇者「うん。女勇者も、僧侶も、武道家も、遊び人も……はい」

    勇者「ありがとう」

    僧侶「ありがとう勇者くん……大事に、しますね」

    武道家「あんがと。気が利くじゃない」

    遊び人「ありがとー!勇者ちゃん!」

    勇者「よし。それじゃいこっか!」

    商人「……あの……」

    勇者「ん?商人どうしたの?」

    商人「…………私も、暑いんですが」

    158 = 1 :

    勇者「うん、暑いねー」

    商人「…………私も」

    勇者「え?」

    商人「……私も、白い布が……」

    勇者「?白い布があったら便利そうだねー」

    商人「…………私にも白い布よこせっつってんですよ!!勇くんのアホ!」

    勇者「えー?僕アホだから何言ってるかわかんないなー」

    商人「あ……いや、今のは……」

    勇者「よこせって言われてもなぁーどーしよっかなー」

    商人「うぐぐ……!!さっきの仕返しですか……!!」

    勇者「何のことかなぁ」ニヤーリ

    商人「ぐぬぬ!!ぐぬぬ――!!」ジダンダ

    勇者「ふふふ」

    商人「勇くんのくせに!勇くんのくせに生意気です!うえぇ――――ん!!」ビェェ

    勇者「バカやってないで早く行くよ……」

    159 = 1 :

    ファサッ…

    勇者「あはは、ごめんごめん。ホラ、あげる」

    商人「フンです!!勇くんのサディスティッククリーチャー!!」ベー

    タッタッタッ…

    勇者「クリーチャーは酷いな……」

    武道家「……よっ」

    バシッ

    勇者「あてっ、あ。武道家」

    武道家「布、ありがとうね」

    勇者「いいんだよ。僕も今朝情報収集してる時に気付いた事だし」

    武道家「…………」

    勇者「ん?どうしたの?」

    武道家「……ううん」

    武道家「……そういうところは、変わってないんだな、って思ってさ」

    勇者「?」

    武道家「…………よし、先を急ぐわよ」

    勇者「?うん、そうだね」

    …………
    ……

    160 = 1 :

    -アッサラーム-


    一同「「「「ついたぁ――――……」」」」グデーン

    戦士「なんだ、なんなんだよ……ちょっと暑すぎねぇか」

    勇者「南の方からやたらと熱風が吹いてきてたからね……」

    遊び人「きっと南にすぐ砂漠地帯があるんだろうね……風砂もすごかったよ」

    武道家「と、取り合えず宿をとりましょ?ほら、二人が……」

    勇者「あー、そうだね……」チラッ

    魔法使い「うぅ……たいりょくなくてめんぼくなひ……」グテーン

    盗賊「……最初の、消耗が……」グデーン

    僧侶「大丈夫ですか?お水、飲む?」

    魔法使い「のむぅー……」

    勇者「……まず一番に、宿だね」

    勇者「じゃぁ、いつも通り僕が行って来るよ」

    勇者「ああ、頼むよ。で、二人なんだけど……」

    勇者「うん。僕が宿で休ませておく」

    勇者「お願いするね」

    161 = 1 :

    勇者「それじゃ、二人とも、立てる?」

    魔法使い「うん……だいじょぶ……」ヨロリ

    盗賊「……みぎにおなじ……」ヨロヨロリ

    僧侶「……駄目そうですね」

    勇者「そうだね……」

    勇者「それじゃ……よっと!」

    グイッ

    魔法使い「わわぁっ!?」

    盗賊・僧侶「「!!!?」」

    勇者「よし……ちょっとごめんね」

    魔法使い「ゆゆゆゆ、ゆーしゃ!?///」

    戦士「あ!それあれだ!あの、あの抱っこだ!」

    勇者「お姫様抱っこね」

    武道家「それで運ぶつもり?」

    勇者「うん、宿も近いみたいだからね」

    162 = 1 :

    遊び人「お、おんぶじゃ駄目なの?」

    魔法使い「うううううん!!おんぶじゃなくてこれが楽でいいなっ!もしゆーしゃがいいなら!」

    勇者「あはは、こう言ってくれてるし、それに……」

    遊び人「それに……?」

    勇者「…………」

    勇者「いや、なんでもない」

    勇者(……おんぶだと)チラッ

    魔法使い「……?///」

    ボイン

    勇者(あ、当たってしまうし……!)

    勇者「……っ!」ブンブンブン

    勇者(何考えてんだ僕は!!駄目駄目!!)

    魔法使い「ゆ、ゆーしゃ……?///」

    勇者「ごめんごめん……それじゃいこっか。魔法使い」

    魔法使い「う、うん……おねがい、します……///」ギュ

    勇者「盗賊はまた迎えに来るから、待っててね」

    スタスタ……

    盗賊「……っ……」ワクワクグッタリ

    僧侶「…………」

    僧侶(私も倒れようかな)

    163 = 1 :

    勇者「……さて、私たちはどうしようか」

    戦士「アタシらは元気だしなぁ……宿に居るのにも中途半端な時間だし」

    遊び人「情報収集も兼ねて町の探索でもしておく?」

    商人「それがいいでしょうね。市場もあるみたいですしっ」フンスフンス

    武道家「アンタはそれが目的でしょ……」

    武道家「……じゃあ、僧侶は盗賊を診ててもらえる?」

    僧侶「あ、はい!私はここにいますね!」

    武道家「よし、それぞれ探索に向かいますか」

    勇者「だね。それじゃ解散!夕飯までには戻る事!」

    一同「「「りょうかーい!!」」」

    …………
    ……

    164 = 1 :

    -アッサラーム・宿-


    ガチャッ

    勇者「すみませーん」

    魔法使い(あう……もうついちゃった……)

    スタスタ…

    店主「はいはい、お泊りかい?」

    勇者「はい、人数は……」

    店主「おいおい、昼間っからお盛んだねぇ」

    勇者「え?」

    魔法使い「!!!!!ちょちょちょ、ちょっと、ちがうよっ!!!!///」カァァァァァ

    店主「ん?違うのかい?俺はてっきり二人で……ホラ、そんな新婚さんみたいに抱きかかえてるしさ」

    魔法使い「しんこっ……!!///」カァァ…

    勇者「あはは、いえ違いますよ。そんなんじゃないです。ちょっとこの子が弱っちゃったんで先に宿に連れて来たんですよ」

    魔法使い「…………」ムゥ

    店主「そうだったのか。すまなかったね。それで、何人?」

    勇者「九人なんですけど……空いてますか?」

    店主「あぁ、空いているけど……そんなに大所帯なのかね?」

    勇者「はい。ちょっと大掛かりな旅なもので……」

    店主「そうかそうか……しかし大所帯の客がもう一組泊まっているが、いいかい?」

    165 = 1 :

    勇者「はい。それは全然大丈夫です」

    店主「ほい、じゃあこれ……部屋の鍵だよ」

    勇者「ありがとうございます、早速お借りしますね」

    スタスタ…

    店主「あ、お嬢ちゃん」

    魔法使い「ほぇ?はい?」

    店主「まぁそこの兄ちゃんにも言えることだが……仲間の女の子は気を付けておきなよ」

    勇者「女の子?」

    魔法使い「なんで?」

    店主「まぁ……」

    店主「…………」キョロキョロ

    店主「これはおっきな声で言えないんだがよ」ヒソ……

    勇者「……?」

    店主「そのもう一つの大所帯っていうのが……」

    …………
    ……


    166 = 1 :

    -アッサラーム・大広場-


    テクテク……

    武道家(……今のところ何もない、か)

    武道家「……はぁ……」

    武道家「…………」

    タッタッタッ……

    の子「ここまでおいでー!」

    の子「まちなさいよー!」

    タッタッタッ……

    武道家「…………ふふ」

    武道家「……元気だなぁ」

    武道家「…………」

    武道家「……」

    武道家(……羨ましいな……)

    167 = 1 :

    武道家(あの頃……とか年寄りじみた事は言いたくないけど)

    武道家(…………)

    武道家(一体、どこから、変わっていっちゃったんだろう……)

    武道家(…………一番)

    武道家(一番…………恐ろしいのは……)

    武道家(一番最初から…………全て、全てが)

    ギュッ…

    武道家(…………決まっていた事だったら…………)

    テクテク…

    武道家「……」

    武道家(……はぁ……やめやめ。堂々巡りよ……)

    武道家(そうだ!何か美味しいものでも一人で食べちゃおうかしら!)

    武道家(そうと決まれば、商人と合流して市場の方に……)





    キャ――――!!!!



    武道家「!!!!?」

    168 = 1 :

    武道家「悲鳴……!!?」

    武道家(広場の……中央の方から……!)

    武道家「っ!!」ダッ!!

    タッタッタッ……



    …………
    ……





    ……
    …………



    -アッサラーム・大広場・中央-



    魔物「おとなしくしてろよ……」

    の子「あ……あ……!」

    町人「お、おい!!やめろ!!その子を離せ!!」

    魔物「うるせぇ!!黙れ!!このメスガキの脳味噌ブチ撒けんぞ!!!!」

    グイッ!

    の子「ひ……ひぃ…………!!!!」

    町人「言葉が話せる魔物……!!この前の奴らの残党なんだ……!」

    の子「やめて!!!!女の子ちゃんを放してよ!!」

    魔物「るせぇっつってんだろぉが!!!!」

    ミシミシッ!!!!

    の子「いやぁっ!!!!あぎっ!!!!ひぎぅ……!!!」

    の子「女の子ちゃん!!!」

    町人2「やめろ!!何が望みだ!!」

    169 = 1 :

    魔物「ここにあの糞勇者の生首持って来い!!今すぐだ!!」

    魔物「あの野郎にやられちまった弟分達の仇だ!!!!さっさと持って来い!!」

    町人3「そんな無茶な……!!」

    町人4「命の恩人の首なんて……!!」

    町人5「ど、どうすればいいんだ!!!!」

    魔物「…………無理なのかぁ……?」

    ミシミシッ!!

    の子「きゃあぁぁぁぁぁあぁ!!!!!」

    の子「女の子ちゃん!!!!」

    魔物「じゃあ仕方ねぇな…………」

    魔物「…………まず一匹目だ」

    ギリッ!!!!!!

    の子「あg」

    の子「や…………や…………」

    の子「やめてぇ―――――――――ッッ!!!!!!」









    「っざけた事してくれてんじゃない」

    170 = 1 :

    ヒュンッ!!!!

    魔物「え」

    町人「…………あ……れ?」

    町人6「…………お、女の子が……消えた……?」

    町人7「お、おい!!!あそこ!!」

    魔物「…………!!!!?」



    の子「ひぐっ……うぇっ!!うえぇぇえん!!!!」

    武道家「大丈夫?もう大丈夫だからね……」ナデナデ



    魔物「い、何時の間に!!!!?」



    町人5「こ、子供が無事だ!!!!」

    町人8「あ、あの女がやったのか!!?」

    町人9「でもあの一瞬であんな遠くに……?」

    の子「お……」

    ダッ

    の子「女の子ちゃぁ――――ん!!!!」

    の子「男の子くん!!!!」ポロポロ

    171 = 1 :

    ダキッ

    の子「よかった!!よかったぁ!!」ポロポロ

    の子「うえぇぇえん!!!!」ポロポロ

    武道家「…………」

    ナデナデ

    武道家「よしよし……もう大丈夫だからね……」ニコ…

    の子「ひぐっ……ひぐっ……」ポロポロ

    の子「お、お姉ちゃん……」

    武道家「ん……?」

    の子「女の子ちゃんを助けてくれて……ありがとう……!!」

    武道家「……」


    ――――――――――――



    『僕が……僕がぁぁ!!!!』

    『助け……助けられなかった……!!!!』

    『僕がっ、うわああ!!!!うわああああああああ!!!!』



    ――――――――――――


    武道家「…………」

    武道家「君は、偉いね」ニコ

    172 = 1 :

    スクッ


    武道家「……あとは、その子は君が守ってあげて」

    の子「ひぐっ……ひぐっ……!!」ポロポロ

    の子「…………うん!!!」

    武道家「うん、いい返事!」

    ザッ

    武道家「…………さて」


    魔物「な、なんだ!!!!てめぇはっ!!!!」

    武道家「…………話ができる魔物……ね」

    武道家「やり方といい……なんといい……」

    魔物「……てめぇまさか、あの糞勇者の仲間とかじゃ……」








    武道家「……っざけんじゃないわよこのド腐れ畜生が」




    魔物「!!!!!!」ゾゾゾゾゾゾゾゾゾォッ!!!!!

    173 = 1 :

    武道家「…………いけないいけない、熱くなるところだったわ」

    魔物「…………っ!!?」

    魔物(な、なんだ……こいつ……今一瞬……!!!!)

    武道家「……まぁ……どうでもいいか」

    武道家「…………でも、気に喰わないから」

    ザッ

    武道家「…………久々に」

    武道家「…………“マジ”で……片付けてやるわ」

    町人4「……な、なんだ……?」

    町人10「あんな遠くから……構えて……」

    魔物「……な、なんの真似だぁ……?」

    武道家「…………」

    武道家「…………三歩」

    魔物「…………あ?」

    武道家「三歩で十分」


    武道家「アンタを片付けるのは、三歩で十分だって言ってんのよ」

    174 = 1 :

    魔物「…………!!!!!」

    魔物「……舐め腐りやがって……!!」

    ジリッ

    武道家「1」

    魔物「この糞アマが!!!!この街ごと焼き尽くしてやるぜ!!!!」

    ジャ…

    武道家「2」

    魔物「くらいやg」

    武道家「3」





    ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!

    175 = 1 :

    パラパラ……


    魔物「?たき起が何……?あ……」

    魔物「?れこだ何……」

    武道家「……」

    魔物「?にこそに間のつい……ぇめて」

    魔物「………あっあっあっぁっあっっぁつぁつつあtぅあっああっあぅあつ」


    ボドボドボドボドボドボドボドボドボドッ

    武道家「……」

    魔物「あっァあっあっああっあぁつtぁうtァうあたつあtぁつあtぁtじゅあtl」

    武道家「…………」

    ビチャビチャビチャ……

    武道家「…………」



    武道家「内臓、全部ブチ撒けて死ね」



    ドシャァッ!!!!

    魔物を倒した!!

    176 = 1 :

    ワァアァァァァァァァ!!!!!

    町人「…………す、すげえ……!!!」

    町人6「本当に三歩で……!!」

    町人3「何者だあの子!!!!」

    「…………」

    武道家「…………」

    スタスタ…

    の子「……ひっ……」

    の子「ひぐっ……ひぐっ……」

    武道家「……偉いね……ちゃんと守ってあげてたのね」

    スッ……

    の子「ひぃっ!!!!」

    バシッ!!!

    武道家「…………!」

    の子「……あ……ご、ごめんなさい……」

    フルフル…

    177 = 1 :

    武道家「……」

    武道家「……ごめんね……」ニコッ

    スクッ

    の子「……あ……」カタカタ……

    武道家「…………」

    武道家(……そうよね……)

    武道家(…………私は、ここまで来ちゃったのよね)

    武道家(……もう、もう戻れやしないんだわ)


    ウワァァァァァ!!!!


    武道家「!!?」

    町人2「ま、また魔物だぁあぁ!!!!」

    魔物「グルルルルルル……!!!!!」

    町人「さっきの奴等の残党だ!まだいやがったんだ!」

    町人5「お、お嬢ちゃん!!!!助けてくれ!!!!」

    魔物「グルル……!!!」

    バッ!!!

    魔物「グガァァァァァァッ!!!!」

    町人「うわああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

    武道家「…………っ!!!!!」ダッ



    「心配には及びませんよ。お嬢さん」

    178 = 1 :

    武道家「!!?」




    ザンッ!!!




    魔物「ゴギャッ!!!!」

    ドシャァッ!!

    魔物を倒した!!!!

    「この程度の雑魚、貴女のような方がお手を煩わせる事はないですよ」ニコ

    武道家「…………?」

    武道家(誰……?この男……)

    町人「あ……、……ゆ……」



    町人「勇者様!!」



    武道家「!!!!」

    町人3「勇者様だ!!イシスの勇者様が来て下さったぞ!!!!」

    町人4「これでもう安心だ!!!!」

    イシス勇者「はい、遅れて申し訳ありませんでした……もう安心です」

    ワアァァァァァァァ!!!!!

    179 = 1 :

    武道家「…………」

    武道家(……この人が……この前言ってた勇者……)

    武道家「……」ジー…

    イシス勇者「?」

    武道家「……」ジー

    イシス勇者「ふふっ、どうもはじめまして」

    ニコッ

    イシス勇者「イシス勇者です」


    きゃあああああああああああああああ!!!!


    町娘「きゃー!!!!イシス勇者がお笑いになったわ!!!」

    町娘2「こっちにも!!こっちにもスマイル下さい!!」

    町娘3「バクシーシ!!!愛をバクシーシ!!!!」

    武道家「…………」

    武道家(なんていうか)

    ――――――――――――


    勇者『見て見てー蝉の抜け殻ー』ニコッ

    戦士『捨てろ』


    ――――――――――――

    武道家(えらい違いね)

    180 = 1 :

    -宿-

    勇者「イシスの勇者!?」

    店主「あぁ、イシスの勇者様が泊まってるんだよ」

    魔法使い「すごいっ!!じゃああえるかもねっ!ゆーしゃ!」

    勇者「そうだね!ちょっと会って色々話してみたいな」

    店主「あーでも、女の子には会わせない方がいいんじゃねーかな」

    魔法使い「え?」

    勇者「さっきも仰ってましたけど……どうしてですか?」

    店主「いや、その勇者様がさぁ……」


    ――――――――――――


    イシス勇者「何はともあれ、子供を救っていただいてありがとうございました」

    武道家「別に私がムカついてやったことだからお礼なんて言われると困るわよ」

    イシス勇者「いえいえ……しかし」

    武道家「?」

    イシス勇者「……見事な戦いでした。最早戦いではなく舞台の殺陣を見ている気分でしたよ」

    武道家「私なんかまだまだよ。お師匠様に今の姿を見られたら怒られるわ」

    イシス勇者「その謙虚な姿勢もまた、貴女を相当な手練だという事を表していますよ」

    イシス勇者「そして何より…………貴女はとても美しい」

    武道家「…………うぇ!!?」

    イシス勇者「その凛とした顔立ちにしなやかな体……全てが文句なしに美しい」

    武道家「うぅ…………」

    武道家(なんだかくすぐったい……褒められるのは馴れてないからなぁ)

    イシス勇者「…………そして、殺し様も…………大変美しい」

    武道家「え?」

    181 = 1 :

    イシス勇者「いえ、こちらの話です」

    イシス勇者「とりあえず、僕は貴女の全てが気に入りました」

    イシス勇者「…………そこで提案なんですが」

    武道家「?」




    ――――――――――――

    店主「……その勇者様が……」

    勇者「勇者が…………?」

    店主「…………困ったことに……」

    ボソッ






    店主「女好きなんだよ」

    ――――――――――――







    イシス勇者「僕の愛人になりませんか」




    武道家「…………」

    武道家「…………」

    武道家「…………は?」

    182 :

    今日は終わりかな…?
    乙。



    商人ちゃんはかわええのぅ…

    183 = 1 :

    今日はおしまいです

    >>116
    すみません、それぞれキャラの絵を投下するタイミング決めてますです

    >>127 
    お尻は胸と違いサイズでも魅力が変化するというわけではないので、ご想像にお任せします!(満面の笑み)

    >>128
    ご想像におまかせします!(満面の笑み)



    それと、人気がなくとも僕が始めた事ですし、見て下さってる方や応援して下さってる方々もいらっしゃるので
    最後まで絶対に完結はさせようと思います。その間、お付き合いいただければ幸いです。

    ……スレタイ駄目ですかね(笑)

    184 = 1 :

    >>131
    うーん、自分は全然OKなんだけど、これ俺なんかでいいのかな?
    ただ絵を描くだけでいいならよろこんでやるけど

    185 :

    武道家離脱フラグ

    186 :



    武道家ちゃん縮地使えるのかwww
    イシス勇者は後で酒場の裏に来い

    187 :

    >>1乙した。武道家強すぎワロタwww


    >>186
    おいおい、1人で大丈夫か?加勢するぜ?

    188 :



    イシス勇者のおかげでしばらくすっきりしなくなりそうだ

    189 :

    まぁでもこーゆうイシス勇者みたいな、キャラってよくいるじゃん

    最後は噛ませになったりするし

    てかなれ?

    190 :

    乙!


    お前ら相変わらずイケメンには手厳しいなwwwww

    191 :

    >>1
    131の件だが、他の絵師さんも居るから投票とかになるかも知れないが是非そのスレで名乗りあげて欲しい

    192 :

    これでパーティのなかの誰かがNTRされたらイシス勇者と>>1にメガンテしにいってやる

    193 :

    >>192
    もしHP1残ったときは俺に任せろ

    194 :

    >>192のメガンテ!
    しかしMPが足りなかった

    でもNTRはやめてね

    195 :


    武闘家は北斗神拳伝承者だったのか!

    196 :

    NTRだけはやめろください

    197 :

    乙でした
    毎回よくこんな面白い話しを、凄いです
    続きが楽しみでたまりません!

    198 = 197 :

    連投すみません
    >>1
    スレタイ、いいと思います!

    199 :

    NTRは俺も嫌いだけど、多少イラつく展開があっても作品上必要な事だと作者に判断されたらそれはもう仕方ないだろ。
    仮にNTRっぽい描写があってもそこから何らかのカタルシスに持っていく可能性だってあるし、気持ちは分かるがあんまり作者に重圧かけない方がいいと思う

    まあ、でもイシス勇者はシリアス要員よりギャグ要員の方が似合ってそうな気はするけどww

    200 :

    >>199
    たしかにそうだが、このタイトルでNTRがあるなら、俺は静かにここを去るしかないな


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