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    元スレ上条「教育実習?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある + - とある魔術の禁書目録 + - + - 食蜂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    901 :

    >>900
    >実は上条さんとこころんが携帯電話で連絡を取り合わないのには理由があります。
    かみぜうさんの携帯が止められただけにしか思えぬ俺

    902 :

    乙!!こころんにそのコーディネートは反則っすよ

    >>901
    いくら貧乏でも(ry

    学園都市最強のハッカー兼クラッカー対策という訳ではないだろうし……

    903 :


    上条「…スゲー可愛い」
    重要な事なので二回言ったんですね。わかります(こころん的な意味で)

    >>901
    本命・ビリビリの電撃
    二番人気・むぎのんのビーム
    大穴・部下が拾ってて返すタイミングが無く返せない
    俺はこんなのが浮かんだ

    904 :

    乙乙

    こころんが持ってて、アドレス帳の女一人ずつ改竄してるところだよ!
    嘘です。天使は存在自体がマジ天使。

    食蜂と苗字で呼ばれるのはあまり好きじゃありません…・・・ですから、操(ry
    まで読んだ。

    905 :

    >>904
    そういうのネタ潰しって言うんだぜ?

    906 :

    >>1です。まずは次の日の時間割発表から。

    4日目(木)
    1.生物
    2.古文
    3.英語
    4.体育
    5.漢文
    6.保健

    これでいきます。確実に次スレに食い込む、またはそれ以降となりますので、次スレ移行次第また張ります。

    >>904 おそらく違った感じでいくと思うので大丈夫。それも考えてはいたけど。


    ではいきます。皆さんは携帯電話を何台使っていますか?

    907 = 906 :


    心理「では少々お待ちくださいね」ササー

    上条「おう」ススー


    更衣室のカーテンが閉まるとまた上条は後ろへ下がった。彼にとってはカーテンなど信用するに値しないのだ。


    上条(しかし、やっぱ凄かったなぁ。あそこまでとは…)


    先ほどの光景を思い出し彼は素直に感心していた。いつも着ている常盤台の制服でも勿論可愛いのだが、私服となるとさらに可愛い。
    こう言っては失礼だが、今周りで服を選んでいる少女たちでは比べ物にならないほどだった。


    上条(もしかして、今オレって幸せなんじゃね?)

    心理「はい、もういいですよ」

    上条「おっ、次はどれかな…。おっ!」


    今度は大人っぽい格好だった。青のボーダーシャツの上に明るいグリーン系のサマーカーディガンを羽織り、ベージュのデニムショートパンツ
    を着用して落ち着いたイメージにまとめていた。黒のストッキングを履いていると脚の美しいラインに思わず目が行ってしまう。
    これは上条当麻の理想と合致した服装だったが、中学生の心理掌握にも予想以上に似合っていた。
    それは彼女が15才にしては大人びているからだろうか。それとも、単に上条の好みの問題か。


    心理「ど、どうでしょうか??」

    上条「いいな!うむ、大人っぽくてよろしい!!」ウンウン

    心理「ありがとうございます…!」///

    上条「さて、じゃあそろそろ…」

    心理「ええ、そろそろ…」

    上心「「最後の服に!」」

    心理「……あれ?」

    上条「ここまで来たら、最後まで付き合うぜ」

    心理「はいっ!」ニコッ

    908 = 906 :

    心理「ではまた…」ササー

    上条「りょーかい」ススー


    今回も更衣室から距離をとる上条。最後まで油断は禁物なのだ。それにさっきの女性店員がニコニコしながらこっちを見ている。
    なんというか、もしもこの場で悲劇が起こればあの店員のようになる、彼にはそんな気がしていた。幻想殺しとか関係なしに。


    上条(えっと、確か最後に残った服って…?)

    心理「はい、準備できました」

    上条「おう。……ッ!?」


    もはや声も出なかった。少年が選び、少女が着た最後の服。それは単純であるがゆえに人を選ぶものだった。
    心理掌握が身に着けていたのは、真っ白なワンピース。ただそれだけの格好だというのに。その姿はまさしく、


    上条「……天使…?」


    可愛いとか大人っぽいとか、もう関係なかった。ただ、美しい。単純に、綺麗。それだけだった。
    この上条当麻という少年は『天使』という存在を知っているが、目の前にいたのは見覚えのある水の天使でも科学の天使でもなかった。


    そこにいたのは、美の天使。地上に降りてきた、もう一人の天使だった。


    心理「……」////

    上条「いや、そうじゃなくてだな。あんまり綺麗だったんでつい…」

    心理「……」/////////

    心理(幸せ、、ですわ…)ホワーン

    上条「ありゃ?おい、しっかりしてくれ」

    909 = 906 :

    心理「このままの格好で帰りたいですわ…」ホクホク

    上条「ん?確か常盤台って…」

    心理「…ええ。外出は制服が基本ですわ」

    上条「女の子にとっては大変な規則だよな」

    心理「憎むべき決まりですわよ?」

    上条「ははっ、こりゃ怖いな」

    心理(…貴方に出会うまでは、全く気にならなかったのですがね)

    心理(でも大変になったというよりは、むしろ…)

    心理「…仕方ありませんので着替えましょうか」

    上条「だな。ちなみにお聞きしますが…」

    心理「? どうかなさりましたか??」

    上条「お金足ります?」

    心理「ええ。この程度ならいくらでも」

    上条「」orz

    心理「上条さん?どうしました??」ナデナデ

    上条(いいなぁ。オレもたまにはこうやって服選んで買いてえよ…)ズーン


    落ち込む上条を連れて、心理掌握は買い物カゴを持ってレジへ向かい、カードでさっさと会計を済ましてしまった。
    表示された金額を見た上条が、愕然として顔を真っ青にしたことは言うまでもない。

    910 = 906 :

    ーーーセブンスミスト内ーーーーーーーーーーーー

    心理「♪~」ホクホク

    上条「でも良かったのか?オレのチョイスじゃ君の好みには…」

    心理「上条さんが選んでくれたからいいのですよ」

    上条「そういうもんか」

    心理「ええ♪」

    上条「ふーん…」

    上条(…まっ、喜んでるからいいか)クスッ


    こんなに嬉しそうに笑っているのを見ると、上条も自然と頬が緩む。それはただ可愛いからという理由だけではなかった。
    守ってあげたい。この少女の笑顔を失いたくない。そういう感情が彼の中で芽生えつつあった。


    上条「で、次はどこ行くんだ?」

    心理「そうですわね。先ほどの階で…」パカッ


    少女がポケットから取り出したのはピンクの携帯電話だった。上条が持っているものの倍の値段はしそうなものだった。


    上条「ん?誰かにメールか?」

    心理「いえ、ちょっと連絡をとりたいので」ピピピ



    ーーーブックコーナー ーーーーーーーーーーーー
    心理「こちらの本などは興味深い内容で…」

    上条「ふむふむ」

    心理「最近の風潮は主として…」

    上条「ほうほう」

    心理「この宇宙科学の冊子はですね…」

    上条「ふむ、分からん!」フンス

    心理「うふふっ、上条さんは面白いですわね」

    上条「褒められた気がしないのですが…」

    心理「いえいえ。そんなことはございませんわ♪」

    上条「さいですか…」

    911 = 906 :

    心理「さて、欲しい本も買えましたし」

    上条(中学生の読む本かアレ…?)

    心理「そろそろ来ますかね…」

    上条「ん?」<メンタルアウトサマー

    心理「来ましたわね」

    部下「お待たせしましたわ、心理掌握様」

    心理「ご苦労様です」

    上条「?」

    部下「上条様、初めまして」ペコリ

    上条「ああ、どうも」ペコリ

    心理「(様?)彼女は私のルームメイトですわ」

    上条「あっ、そうなの。いつもお世話になっております」

    部下「いえ、こちらこそ」

    部下(かかかか、上条様とお、お話を…!なんと幸運な日なのでしょう!)キャーキャー

    心理「ではこれを」スッ

    部下「……あっ、了解しました」ポス スゥー

    心理「よろしくお願いしますね」パチッ

    部下「はい。ではわたくしはこれで」

    上条「ん?もう帰っちゃうのか??なんならこれから3人で……イタタッ!痛いですよ!?」ギュウ

    心理(まったく貴方という人は…!)プンスカ

    912 = 906 :

    部下「いえ、結構ですわ。お2人はもう少しデートをお楽しみください」

    心理「ででで、でぇーと…」////


    改めて言われて顔を真っ赤にするお嬢様。冷静になってみるとさっきまでかなり恥ずかしい言動をとっていたのだ。


    部下(こちらとしても名残惜しいですが…)チラッ

    上条「?」

    部下(やはりまだ…)チラリ

    心理「」///

    部下「では御機嫌よう、上条様♪」スタスタ

    上条「(様?)おう」

    心理「…さて、これで荷物もなくなりましたので、もう少しデートを楽しみましょうか」

    上条「おう。そろそろ日も暮れそうだな。どうする?」

    心理「では最後にあちらを」

    上条「…おっ、いいな。行くか!」

    心理「はい!」



    ーーークレープ屋ーーーーーーーーーーーー
    上条「やっぱ女の子だよなー」

    心理「甘いものは女子は皆好きなのですわよ?」

    上条「だよなー。御坂も好きみた……痛い痛い痛いっ!どうしたの一体!?」ギュウ

    心理「何かおっしゃいましたか?」ニコッ

    上条「いやだから、みさk」

    心理「…」ゴゴゴゴゴ

    上条「…なんでもございません」

    心理「ですわよね☆」

    上条(なんというプレッシャーだ…!)gkbr

    913 = 906 :

    店員「いらっしゃいませー」

    心理「あっ、私はこれで」

    上条「オレはこっちで」

    店員「かしこまりました。2点で1000円になりまーす」

    心理「少々お待ちください…」ガサゴソ

    上条「はい、これで」つ【1000】

    店員「ありがとうございましたー」つ【クレープ】×2

    上条「ほい、こっちだろ?」スッ

    心理「」キョトーン

    心理「大丈夫ですか?」ヒョイ

    上条「そこ!?」

    心理「いえ、ありがとうございました」

    上条「これくらいは奢らないとな」

    心理「ふふふっ♪ではあちらのベンチで」

    上条「いいぜ」



    ーーーベンチーーーーーーーーーーーー
    上心「「いっただきまーす♪」」

    心理「あーむっ。おいしぃー!」ニコッ

    上条「ああ!久しぶりにクレープ食ったけど、こりゃ美味いな!」

    心理「ですわねっ!」

    心理(上条さんに買っていただけたクレープ…!)ウマウマ

    上条「いやー今日は楽しかったな。ありがとな!」ニコッ

    心理(!? 先に言われてしまいましたわ…)

    心理「…いえ。こちらこそ」

    心理「ありがとう、ございました…!」ニコッ

    上条「おう!」

    914 = 906 :

    心理(しかし、アレをやってはみたいのですが…)ジー

    上条「…ん?こっちも食べたいか?」

    心理「ふぇ?」

    上条「ほい。あーん」

    心理(ちょちょちょちょっ、くぁswせdrftgyふじこlp)

    心理「…はむ」

    上条「どうだ?」

    心理「…おいひいです」///

    上条「そうかそうか!良かったな」

    心理(もう。この人の前では自身の心のコントロールすら出来ませんわ…)

    心理(…自分からは、また今度の機会にですわね)

    上条「さて、ごちそうさま。そろそろ帰るか?」

    心理「待ってください」

    上条「ん?どうかしたか?」

    心理「…お話があります」



    ーーー小萌のアパート前ーーーーーーーーーーーー
    一方「…さあ着いたぜェ」カチッ

    結標「」シーン

    一方「オイ、しっかりしやがれェ」ペチッ

    結標「…あれ?着いたのかしら」

    一方「おゥ。歩けるかァ?」スゥ

    結標「ええ」スタッ

    一方「ンで、お前の部屋どこだ?」

    結標「は?ア、アンタ何するつもりよ!」

    一方「勘違いすンじゃねェ。ここまで来て部屋の前で倒れられたら敵わねェからなァ」

    結標「…うん」クイッ

    一方「? なんで裾を掴むンだ??」

    結標「まだ調子がね…」

    一方「……チッ」

    915 = 906 :

    ーーー小萌の部屋ーーーーーーーーーーーー
    結標「…今日はわざわざありがとうね」

    一方「おゥ。明日もちゃンと来いよォ」

    結標「ええ。また明日ね」ニコッ

    一方「あァ」スタスタ


    仕事が終わった一方通行はようやく帰路につこうとした。だがその時、なぜか頭の中に幼い女の子の声が響いた。


    打ち止め『ちゃんと謝らなきゃダメだよ!ってミサカはミサカは念を押してみる』


    実際に少女にそう言われた訳ではないが、一方通行には説得力のある言葉に思えた。
    だからこそ、彼は勇気をもって振り返ることができた。


    一方「オイ、結標ェ!」

    結標「ん?何よ??」

    一方「…さっきは悪かったなァ」

    結標「!」

    一方「…ン。なンだその顔は?」

    結標「いえ、貴方の口からそんな言葉が出てくるとはね」フフッ

    一方「はァ?どォいう意味ですかァ?」ギロッ

    結標「そのままの意味よ。貴方の謝罪なんてそうそう聞けないものね?」

    一方「うるせェよ」

    結標「あらいけない」

    一方「?」

    結標「今の録音するの忘れてたわ。でも今度土御門に報告ね」

    一方「いい加減にしやがれェ!」

    916 :

    生物だとなんとなく、テッラが思いついた。
    あいつ爬虫類だったよね?

    917 = 906 :

    ーーー公園ーーーーーーーーーーーー
    上条「…話?」

    心理「ええ。大事なお話です」


    そう言うと少女は制服のポケットから白い携帯電話を取り出した。こちらは上条でも買えるリーズナブルなものだ。
    ――白? さっき持っていたケータイはピンクではなかったか?


    上条(…どういうことだ?)

    心理「ご存じかとは思いますが、私はレベル5の第5位『心理掌握』ですわ」

    上条「…ああ、そうだな」

    心理「でも、私は他の超能力者とは違う面がありますのよ」

    上条「…戦闘力か?」

    心理「ええ。私の能力では物理的攻撃は不可能。よって、もし能力が使えなければただの中学生なのですよ」


    右手に持つ携帯電話をじっと見つめながら語る心理掌握。上条もそれをじっくりと眺めてみた。
    彼はその形状をよく知っていた。そして、確かめるように自分のポケットを漁りはじめた。


    心理「ほかの皆はレベル5でも堂々としていられる。それは相手を物理的に圧倒できる力をもっているからなのですよ。
    だから同じレベル5の中学生でも御坂美琴は学園都市の広告塔として、私は影の実力者として君臨しているのです」

    心理「つまり私は、自分が弱いからこそ派閥を大きくした。公の場所にあまり姿を見せなかった。そして――」



    心理「私は、名前を周りに明かすことをしなかった」


    ここで上条はようやく自らも携帯電話を取り出した。同じ機種の色違い。彼は青、彼女は白、それだけの違いだった。


    上条「お前…」

    心理「ふふっ、笑ってくださっても結構ですわよ。天下の心理掌握がこんな弱虫だったのか、とね」

    上条「…笑えねぇよ」

    心理「……え?」

    918 = 916 :

    あーあ。また説教か。
    ここまで来ると説教(笑)になる。

    919 = 906 :

    上条「そんなの誰だって怖いだろ!たとえ強大な力があってもお前はただの中学生だ。確かにお前は派閥を大きくして隠れ蓑にしようと
    したかもしれない。でも皆はお前を慕って派閥にいるんだろ!その能力だけを見ているんじゃなく、お前自身を見て集まっているんだろ!
    だからもっと周りに言えよ!怖い、助けてって言えばいいんだよ。もっと周りの人を信じようぜ!」

    心理「…上条さん」

    上条「お前はそうやっていつも一人で全部抱え込んでいるんだろ?だからさ…」



    上条「たまには、オレに相談してくれよな」


    心理(ああ、そうなんだ。これが、上条当麻さんなんだ…!)


    彼女は純粋に嬉しかった。上条当麻という男は、おそらく誰に対してもこのような言葉を投げかけてくれるのだろう。
    それでも今この瞬間、自分にその言葉をかけてもらえていることが何よりも嬉しかった。


    心理「…ありがとうございます。もっと相談してみます。周りにも、上条さんにも」

    上条「おう。まあゆっくりでもいいとは思うけどな」

    心理「いえ、善は急げと言いますので」パカッ

    上条「ん?ってことは…」

    心理「ええ。連絡先を交換いたしましょう♪」

    上条「ああ、いいぜ」パカッ


    上条と心理掌握は互いにケータイを取り出し、赤外線通信でプロフィールを交換した。
    そして、受信後に上条の携帯電話の画面に映った文字は、


    上条「食蜂…操祈」

    心理「そう。私の名前は、食蜂操祈<しょくほうみさき>。改めましてよろしくお願いしますわ」ペコリ

    上条「おう。よろしくな」

    心理「はい!」

    上条「ん?でも確か、この名前は…」

    心理「ええ。できれば今のところは皆さんにはまだ知らせずに」

    上条「そうか。だよな、いきなりは大変だしな」

    心理「はい。ですからこちらの携帯電話では…」パカッ

    920 = 906 :

    心理「上条さんを含め、登録しているのは5名ですね」

    上条「ご!?」

    心理「ええ。両親に執事、先ほどのルームメイトに上条さんだけですわね。こちらはプライベート用ですので」

    上条「ってことは、最初のピンクの携帯電話は…?」

    心理「はい。『心理掌握』用です」

    上条「はぁ…」


    やはり携帯電話を2台持っていた。やっぱりお嬢様だよなー、と感想をもってしまう。
    こんな形で使い分けているとは、さすがに徹底している。


    心理「要するに、真の私を打ち明けていい人にだけ教えていますのよ、『食蜂操祈』用の番号は」

    上条「…それは嬉しいかもな」

    心理「そう言っていただけると光栄ですわ」フフッ

    上条「うーん。そうすると一つ問題が…」

    心理「? 何か??」

    上条「皆の前で本名で呼ぶのもマズいけど、この状況で名前で呼ばないのも失礼だろ?何て呼べばいいかな?」

    心理「そ、それでしたら……」

    上条「食蜂さん?食蜂ちゃん?…どっちがいいかなー?」

    心理「……名前で」

    上条「ん?」

    心理「名前で…『みさき』と、お呼びくださいな」


    彼女は、今日一番の勇気を振り絞って上条当麻に告げた。

    922 = 906 :

    上条「…名前?名前かぁー」

    心理「ダメ…ですか……?」ウルッ


    普段の上条であれば間違いなくここで首を縦に振っただろう。いや、上条当麻でなくてもそうするに違いない。
    だがこの時の彼は、おそらく上条自身でも説明できない不思議な力によって次の言語を発していた。


    上条「そうだなぁ…。じゃあさ、オレのことも名前で呼んでくれたらいいよ」

    心理「へっ!?」

    上条「うん、そうだよな!オレだけ名前で呼ぶのも不公平だもんな!」

    心理(な、名前!?ということは…。…と、ととと…)////


    何が彼にその言葉を発させたのか。なぜ彼はそんなことを平然と言ってのけるのか。おそるべきは上条当麻の鈍感さか。


    心理(ちょっ、無理ですわ!そんな大胆な真似…。そのステップはもっと後のこととばかり……)カァー


    あれだけ大胆な行動をとりながらも、内面は一切変わってない少女は激しく同様していた。彼女は自分の予想と違う状況に置かれると、
    何も考えられなくなり頭の中が真っ白になってしまうのだった。


    心理「あの、えぇと…」

    上条「さぁ、どうする!?」

    心理「うぅぅ……」

    上条「さあ!」


    そう、今彼女の頭の中は真っ白なのだ。だから、


    心理「……と、当麻さん…?」


    もう訳が分からずに少年の名前を呟いていた。こうして少女は、自らの計画とはまったく違う過程を辿ったが、いい結果に恵まれたのだった。
    一方、少年の方は名前で呼ばれたことがよほど嬉しかったようで、彼もまた、相手の少女のことを名前で呼ぶことにした。


    上条「…おう。じゃあこれからもよろしくな、操祈?」




    食蜂「……はい!」

    923 = 906 :

    今回分は以上です。というか3日目はここでひとまず終了です。
    ついに心理掌握さんの表記が変わりました。なんかスゲー嬉しいです。今後は『食蜂操祈』でいきますのでよろしくお願いします。
    3日目は個人的趣味で実習から大分遠ざかった内容になったので、次からは学校の方にも力を入れていきたいと思います。
    次回投下も3日以内には来ます。いつもレスには感謝を。
    ではまたノシ

    924 :

    美琴とこころん
    どうしてこんなに差がついたのかww

    925 :

    >>924
    乙女か否か

    926 :

    >>1がこころん大好きだからじゃなかろうか

    927 :



    こころんマジ天使

    928 :

    慢心環境の差だな

    929 :


    上条さんとのちぅはまだ遠いけど頑張れこころん

    >>924
    そりゃ相手を立てるか立てないかの差だろ

    930 = 924 :

    勃てるか勃てないかとな?

    確かに美琴じゃ勝負にならんな
    主に乳の差で

    931 :

    つまり

    こころん→勃つ

    美琴→勃たない

    むぎのん→萎える

    ということか

    932 = 916 :

    誰かうまいこと(ry
    美琴が差がついたのは、美鈴さんがちゃんと教育しないせいかな?
    ヘタなことを言うと怒られるからな・・・・・

    933 :

    乙女なこころんマジ天使

    934 :

    上条さんこれだけやっても護りたいってレベルなのかよ
    乙ゲー(女性向けのはこう言うんだっけ?)で出たら絶対攻略出来ないよな

    935 :


    >>924温厚か粗暴かの差じゃないのかな

    936 :

    読者がスレを台なしにしていくのは残念だよね

    937 :



    上条さん食蜂なんてよく読めたな
    これも愛の力か

    938 :

    1おつ!
    マジ天使!

    >>921
    西園や村田が出てしまったら絶対に許さない

    939 :

    乙乙!!操祈ちゃんマジ天使

    上条さんは鈍感だから自分の気持ちに気付くのにどれくらい時間かかるんだろう

    940 :

    >>1です。たくさんのレスありがとうございます。美琴の立場がなくなってきたのは申し訳ないです。
    これからは美琴の方の頑張る予定なので皆さん暖かい目で見守ってあげてください。
    まあ原因は>>926さんの言う通りかも。でも>>1は御坂美琴のことが嫌いなわけではないので、そこは理解してください。

    では投下します。今回は3日目のオマケです。

    941 = 940 :

    ケース1 一方通行の場合

    一方「ふゥー。なンか疲れたなァ…」スタスタ


    能力モードで空を飛ぶように同僚を家まで運んだ一方通行は、通常モードで帰路についていた。
    どうも商店街の方が騒がしいが、身体がだるくてもうどうでも良かった。


    一方「とりあえず結標はちゃンと届けた訳だしよォ」

    一方「下手すりゃあのガキ、ネットワーク使って見張ってくるかもしれねェしな」


    あの小さな女の子はたまに自分のことになるとなりふり構わず行動しだす傾向があるので、少し注意して見ていなければ
    ならないのだ。それは一方通行にも言えることだが彼が気づくはずもない。


    一方「…ただいまァ」ガチャ

    打ち止め「おっかえりー!ってミサカはミサカはアナタを出迎えてみたり」

    一方「おゥ」

    打ち止め「ちゃんとお姉さんを送り届けてくれたみたいだね、ってミサカはミサカは満足してみる」

    一方「まァな。つゥかオマエ見てただろォ?」

    打ち止め「んー?何の話かなー?ってミサカはミサカは誤魔化してみたり」

    一方「隠しきれてねェぞそれ…」

    打ち止め「それでねー、今日商店街でワーs」<ピリリリ

    一方「ン?オレのケータイか」カチャ

    一方「もしもし」

    ??『ばかばーか!』<ガチャ

    一方「…はァ??」

    942 = 940 :

    打ち止め「アナタどうしたの?」

    一方「あァ?いや何でもねェよ」

    打ち止め「そうなの?でね、MNWで話題になってるんだけど、商店g」<ピリリリ

    一方「…またか」<ピリリリ

    打ち止め「でないの?」

    一方「……チッ」カチャ

    ??『アホ、たらし、モヤシ!』

    一方「オイ、今何か言ったかコラ」

    ??『モヤシはモヤシだよね。ぎゃはははは☆』

    一方「落ち着け、番外個体。どォかしたのか?」

    番外『いや何でもねーし!アナタが何してようとミサカには関係ねーし』

    一方「はァ?一体なンなンだよ??」

    番外『そうだよねー。アナタが誰といてもミサカには全く影響ないよねー』

    一方「??」

    番外『ねぇ、最後に一言いい?』

    一方「? おゥ」

    番外『ばーか!』<ガチャ

    一方「…」

    一方(……こンな時はアレだな)

    打ち止め「大丈夫?ってミサカはミサカは…」

    一方「寝る」

    打ち止め「え!?ちょっとどうしたのアナター!」

    943 = 940 :

    ケース2 垣根帝督の場合

    垣根「」シーン

    ??「まったく、可愛い寝顔しちゃって」クスッ

    垣根「」シーン

    ??「…今がチャンス、、かな?」

    垣根「」

    ??「ドキドキ」スゥー

    垣根「」

    ??(…もう少し)ウゥー

    垣根「って何してんだコラ」ガシッ

    ??「んーんー!」ブンブン

    垣根「人が寝てる隙に何しやがんだテメェ」ポイッ

    ??「あら?こんな可愛い子が迫ってきてるのに」

    垣根「自分で言うなよ」

    ??「ダメかしら?」

    垣根「まぁな」

    垣根(あれ?確かオレって4時間目に…)

    垣根(ケンカの巻き添えで保健室にいたはずだが)

    垣根(でも、ここはオレん家だろ?)

    垣根「どういうことだ?」

    944 = 940 :

    ??「ああそういえば、さっき貴方のことを送ってくれた人から伝言よ」

    垣根「伝言?」

    ??「えっと…『先ほどは巻き込んで済まない!お詫びにはならんが、オレの根性で家まで運んできたぞ!』って」

    垣根「ってことはあの根性バカか…」

    ??「みたいね。なんか暑苦しかったし」

    垣根「それで、今の今までテメェが看病してくれた訳か。心理定規」

    定規「ええ。そういうことよ」

    垣根「そうかい。ありがとよ」

    定規「…どういたしまして」//

    垣根(しかし、アイツ…)


    少年は今日の昼の出来事を思い出していた。この男、垣根帝督は上条と削板の戦闘を止めに入ったのだが、
    その時に彼は大きな違和感を持つことになった。


    垣根(削板の方は、もうほぼ限界だったから1枚の翼で簡単に止めることができた)

    垣根(問題は上条の方だな)


    『未元物質』。彼の能力名のことだが、これを使用するときに少年は通常は6枚の白い翼を展開する。
    そのうちの1枚は削板軍覇に向けて開いた。つまり、残りの5枚は…?


    垣根(…念のために5枚とも上条に向けた)

    垣根(アイツの右手対策に、最初の2枚ほどを消されたら回避しようと思ったんだが)

    垣根(よく分からんが、あっという間に5枚とも消されちまった)

    垣根(…オレもアイツと戦ってみてぇ、かもな)クスッ


    ほぼ不意打ちだったので、上条に負けた訳ではない。だが垣根はリベンジに燃えていた。削板までとはいかないが、
    彼も上条当麻と堂々と戦ってみたくなったのだ。


    定規「…ところで聞きたいことがあるんだけど」

    垣根「ん、何だ?」

    定規「なんで表記変わらないのかしら?」

    垣根「??」

    945 = 940 :

    ケース3 御坂美琴の場合

    ~就寝前~

    美琴「…アイツ、しっかりやったのかしら?」

    白井「お姉さま?どうしましたの?」

    美琴「ううん、何でもないわ」

    白井「? あまり無理はなさなずに」

    美琴「うん。ありがとね、黒子」

    白井(何だかお姉さまがナイーブですの…)

    美琴(今日は譲ってあげたけど、明日からは負けられないわね)

    美琴(…ちゃんとプランを練っておかないと)


    そう考えた美琴は、勉強机の席についてノートとシャーペンを取り出して一斉にペンを走らせた。


    美琴「ブツブツブツ…」カッカッカッ

    白井「お、お姉さま…?」

    美琴「……」カッカッカッ

    白井(今日はお姉さまが怖いですの…)

    美琴(そういえば、メール見たのかな?)カッカッカッ

    946 = 940 :

    ケース4 食蜂操祈の場合

    ~就寝前~

    食蜂「ふふふっ♪」ニコニコ

    部下「…やはり嬉しそうですわね」

    食蜂「ええっ。とっても」ニッコリ


    笑顔の食蜂の手にあるのは、上条に選んでもらったワンピースがあった。


    食蜂「当麻さんが選んでくださいましたのよ♪」

    部下(いいないいないいなー!)ウズウズ

    食蜂「今日はいいですわ」ウットリ

    部下「しかし、服を買ってもわたくしたちでは休日でも着れませんよ?」

    食蜂「それは…」

    部下「それは?」

    食蜂「何とかしますわ」クスッ

    部下(こ、この方の『何とかする』は怖いですわね…)gkbr

    部下「さて心理掌握様」

    食蜂「…2人きりのときは、名前で呼んでくださいと言ったはずですが?」

    部下「あっ、はい。そうですわね、食蜂様」

    食蜂「…様も何とかなりませんか?」

    部下「いえ、これだけは無理ですわ。それよりもこちらを」スッ

    食蜂「あっ、携帯電話を預けたままでしたわね。ありがとうございました」パカッ

    食蜂「あれ?メールが来てますわね」

    947 = 940 :

    部下「そういえばそうでしたわ」

    食蜂「どれどれ…」


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    7月○日 15:42

    From 御坂美琴

    Sub 今日はごめんね

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    今日は言い過ぎたわ。ごめん。
    せっかくなんだから、ちゃんと楽しんで来てね。
    でも負けないからね!明日から覚悟しておきなさいよ!


    これからもよろしくね、操祈♪


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    食蜂「…」クスッ

    部下「どうかしましたか?また嬉しそうですが」

    食蜂「いえ、何でもありませんわよっ」

    部下「??」

    食蜂(今まで名前で呼んでくれたことなんてなかったのにねぇ)

    食蜂(でも…。嬉しいですわね)

    食蜂「こちらこそ、といったところかしら?」ピッピッピ


    今日は本当にいい日になった。好きな人の連絡先と、良き恋敵<ライバル>を手に入れることができたのだから。

    948 = 940 :

    今回分は以上です。ここから美琴の逆転劇が始まる…かも。
    現行スレのうちに古文の補習までは投下しようとは思います。
    次回も3日以内には来ます。ではまたノシ

    950 :

    追いついた乙


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