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    元スレ上条「教育実習?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある + - とある魔術の禁書目録 + - + - 食蜂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    801 :



    どうしても美心に目が行く

    802 :

    乙!!

    いやーほんとに複雑だなwww

    803 :

    乙乙
    ここはピュアを装ったこころんがさすってあげるマジ天使展開に…!

    804 :

    美心(超呼んでみてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)

    脳内にあのAAが出てきたぜwwわざとすぎる

    805 :

    乙ー
    美心はやめてえええええええええ

    806 :

    上条パネェwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    807 :

    上条さんはこれでまた見ず知らずの女子とフラグ立ったんだろうな

    808 :

    >>1です。レスありがとうございます。美心は今後は自重していきます。
    では投下。

    809 = 808 :

    ~昼休み~

    ーーー保健室ーーーーーーーーーーーー
    冥土帰し「ふむ。今回も随分と派手にやられたようだね?」

    上条「アハハ。こんなトコでも先生のお世話になるとは…」

    冥土帰し「あまり喜ばしいことではないけどね?」

    上条「ホントに申し訳ないです」

    冥土帰し「そうだね。君も気をつけるんだよ?削板軍覇くん?」

    削板「うむ。根性がない…!」

    冥土帰し「まあ、病人はおとなしくベットで寝ていることだね?」

    上削「「はい…」」

    冥土帰し「君たち2人はどうも変わっているからね。午後からの授業は参加しても構わないよ?」

    削板「応っ!ありがたい!!」

    上条「不幸だ…」

    冥土帰し「もっとも、彼女の方が重症のようだけどね??」


    結標「おうぇぇぇ。能力使いすぎたわぁ…」ゲホッゲホッ ← 一方通行の指示でここまで冥土帰しを連れてきた

    冥土帰し「…君も苦労しているようだね」

    垣根「」チーン

    810 = 808 :


    ーーー職員室ーーーーーーーーーーーー
    黄泉川「いやー!凄かったじゃん!!」

    小萌「黄泉川先生!勝手に生徒さんを戦わせないでくださいー!」プンプン

    黄泉川「まあまあ。結果オーライじゃんよ」アッハッハッハ

    小萌「むぅー。もう、心配したんですからねー」グスッグスッ

    黄泉川「だから悪かったって」

    若め「でも見てて興奮しちゃいましたねっ」

    鉄装「そ、そうでしょうかね…」

    素甘「不謹慎といえばその通りですが」

    黄泉川「堅いことはいいじゃんよー」

    小萌「とにかく、2人とも無事でよかったですー」ウエーン

    素甘「もう1人いましたけどね…」


    ーーー実習生用机ーーーーーーーーーーーー
    一方「ハッハッハァ!最っ高ォにイイ決闘だったなァ!!」

    麦野「アンタはしゃぎすぎよ」

    心理「それにしても随分と人が減りましたわね」キョロキョロ

    美琴「1人は分かるけど、あと2人はねぇ…」

    一方「さっすがヒーローだなァ!」アヒャヒャ

    麦野「アンタ上条が勝ったの嬉しいだけじゃない」

    美琴「まあまあ麦野さん。いいじゃない別に」ニコニコ

    心理「そうですわ。結構なことではありませんか」ウフフッ

    麦野「ん?…アンタらもそうよね?2人とも上条に駆け寄ってたしなぁ」ニヤァ

    美琴「ふぇ!?」///

    心理「はぃ!?」///

    麦野「ほうほう。詳しく聞きたいねぇお2人とも??」

    美琴「そ、それはぁ…」////

    心理「あ、あのぉ…」////



    一方(冷静になってみれば…オレ今ぼっちじゃねェ?)

    811 = 808 :

    ~5時間目~

    上条「さて、全身ボロボロな上条さんな訳ですが」

    青ピ「おっ、ヒーローの凱旋や!」

    土御門「カミやん大活躍だったにゃー」

    姫神「お疲れさま。上条くん」

    上条「疲れたのでもう一休みしたいのですが…」

    吹寄「何言ってるのよ貴様は。学生の本分は勉強でしょ」

    上条「いやでも、具合が…」

    吹寄「いいから参加する!」<ガラガラ

    麦野「そうそう、私の授業サボるつもりなんていい度胸じゃない?上条ぉ??」

    上条「」

    上条(5時間目日本史だったァァァァァァ!!)

    812 = 808 :

    麦野「さーて、アンタにはいいモン見せてもらったけど、それとこれとは話が別よね?」

    上条「不思議とベットが恋しい…」

    土御門「さーすがカミやんだにゃー。病院が恋しいなんて」

    上条「そっちじゃなくてだな…」

    麦野「ほーらぁ、あんまりイライラしちゃうと先生怒っちゃうぞ☆」キューン

    上条「何かをチャージしていらっしゃる!?」

    土御門「手が白く光ってるぜぃ!?」

    青ピ「神秘的なむぎのんもええなぁー」<ピューン

    青ピ「あれ?」ドカーン

    上条「おい土御門、青ピが撃たれたぞ」

    土御門「青ピは犠牲になったのだ…」

    上条「見ればわかるよ」

    青ピ「」ピクピク

    麦野「あーあ。また備品をはk…壊しちゃったわ」

    生徒たち(今『破壊』って言いそうになったぞ!?)

    麦野「ここはまた浜面の出番ね」

    上条(浜面……。同情するぜ)

    麦野「ん?あっ、そういえば浜面って明日から…ウフフ♪」

    生徒たち「「「!!?」」」

    813 = 808 :

    吹寄(今…。麦野先生の表情が…!)

    土御門(乙女の顔だったぜよ…)

    姫神(すごく。綺麗だった)

    青ピ(一体誰や!むぎのんを誑かしたヤツは!?)

    上条(…昨日のと同じだ。浜面、愛されてるなー)シミジミ

    ども(そいつ殺す。見つけて即殺す)

    麦野「フフ…。さっ、今日の授業始めるわよー」

    麦野「今日は奈良時代前後のところよ。早速だけど、701年には何があったのかな上条?」

    上条「オレからだと!?えーと…」

    麦野「ちなみに700年には僧の道昭が日本で初めて火葬され、702年には持統天皇が天皇として初の火葬をされたと言われているわ」

    上条「…その話と答えに関連性は…?」

    麦野「ない」キッパリ

    上条「ですよねー」ハハハ

    麦野「さあ、残り15秒だ。答えなかったら火葬しやすい身体にしてやるから」

    上条「遠まわしに殺そうとしていらっしゃる!?」

    土御門「落ち着けカミやん。それは普通に殺そうとしてるだけだぞ」

    上条「余計落ち着けるか!」

    814 = 808 :

    麦野「あと10秒しかないぞー?」ニタニタ

    上条(どうする!?このままではオレも道昭の二の舞にぃ…!)ペラペラ

    麦野「残り5秒ぉー」

    上条(ヒントは…。さっきの麦野の話に何かが…!)ペラペラ

    麦野「よーん」

    上条(確かこの授業は…奈良時代のことだったな)ペラペラ

    麦野「さーん」

    上条(奈良時代…有名人…天皇…)キョロキョロ

    麦野「にぃー」

    上条(…この条件に当てはまるのは)

    麦野「いーち」

    上条(あの人しかいない!)

    麦野「ぜろ!…さて、答えを聞こうかしらね?」

    上条「…いいぜ。答えは……」

    麦野「……答えは??」



    上条「聖武天皇が生まれた年だ!!」ビシッ



    吹寄「」

    姫神「」

    土御門(カミやんェ…)

    麦野「…アンタって、ホントにバカなのね」

    上条「くっ、やはりダメだったのか…?」



    麦野「まっ、それも正解だけどさ」

    815 = 808 :

    吹寄「(゚д゚ )」

    姫神「(゚д゚ )」

    土御門「( ゚д゚ )」

    麦野「よく分かったな上条。確かに聖武天皇は701~756の人物よ」

    上条「でしょう!?(誤魔化せた!?生まれて初めて神様ありがとう!)」

    麦野「結構歴史には詳しいのね?」

    上条「いえいえ。この辺はたまたま覚えていて…」

    麦野「じゃあ聖武天皇のことはバッチリね?天皇就任前の名前とかも」

    上条「…」ダラダラ

    麦野「こんな問題はテスト出さないから答えなくても大丈夫よ。ちなみに首<おびと>親王ね」

    上条(今日のところはセーフだな)フゥー

    麦野「普通の、ふ・つ・うの人は『大宝律令』って答えるんだけど、上条には簡単すぎたかなー?」

    上条「うっ!?」

    土御門(むしろさっきのは奇跡だぜぃ。分かってるとは思うが)

    麦野「今日は歴史好きの上条当麻くんにドシドシ当ててこうかな?」

    上条「うげぇ…」

    816 = 808 :

    中途半端ですが今回はここまで。そろそろこころんのターンがきそう。
    次回は土日には来ます。ではまたノシ

    817 :

    乙乙
    こころんのターンとは期待せざるを得ない

    818 :

    乙。

    平常授業にもどったか。
    今後の展開に期待!

    あと、土御門、こっち見んなwwwwww

    819 :

    こころん「ここから先は心を統べる私の世界。侵入は禁止ですわよ」
    こころんのターン楽しみ!!

    ところで青ピは犠牲になったのだww

    820 :

    >>1です。今日はむぎのんからこころんへバトンタッチです。
    では投下。

    821 = 820 :

    麦野「それで、大宝律令ってのは律と令がそろった初めての法典なんだけどね」

    麦野「これは他の国のものを参考にしてるのよ。何処なんだろうなぁ、土御門ぉ?」

    土御門「にゃー!?」

    上条(オレじゃないのか?よかったぁー)

    麦野「楽しみは最後までとっておく主義でね」

    上条(教科書を熟読だぁ!!)ペラペラ

    麦野「さて土御門。答えをどうぞ?」

    土御門「まぁそれは唐の一択ですたい」

    上条(即答!?)

    麦野「ほう。じゃありt」

    土御門「ちなみに律は刑罰法令、令は律以外の法令、主に行政法に相当するにゃー」

    麦野「そうね。当時の天n」

    土御門「当時は文武天皇の時代で、編纂者は刑部<おさかべ>親王と藤原不比等だったはずだぜぃ」

    土御門「そして不比等は前の授業で出てきた中臣鎌足、のちの藤原鎌足の息子で、不比等の息子たち4人は『藤原四子』と呼ばれ、
    徐々にかの有名な藤原氏になっていくんだにゃー」

    麦野「…」


    麦野「私、別にアンタを殺しかけてないわよね?」

    土御門「何を物騒なことを」

    822 = 820 :

    麦野「まぁいいわ。…そうね、折角だし藤原四兄弟にも触れておこうかしら」

    麦野「じゃあ私がかけていくから、ちゃんと答えろよ」

    上条(藤原なんて道長しか知らねえよ!!)ペラペラ

    麦野「よし、最初は吹寄。1人挙げてね」

    吹寄「はいっ!藤原南家の開祖である武智麻呂です」

    麦野「正解よ。次は姫神」

    姫神「ありがたい。藤原北家。開祖の。房前<ふささき>」

    麦野「うん。次は青いの」

    青ピ「ええなぁ!あとは…藤原式家やな。確か宇合<うまかい>や」

    麦野「へぇ。よく分かったわね」

    青ピ「むぎのんに褒められたでぇー!!」クネクネ

    麦野「むぎのん言うな。…最後は上条、テメェだ」

    上条「ギクッ」

    麦野「んー?どうしたかーみじょう??」

    上条「いえ。藤原京家の麻呂ですよね」サラッ

    麦野「はぁ?らしくねえな。しっかりしろよオイ」

    上条「酷っ!?」

    823 = 820 :

    麦野「はい皆よくできたわね。こいつらで混乱することあるから気を付けるようにな」

    麦野「あと、藤原氏はあと20人は覚えなきゃいけないから。覚悟しとけよ」

    上条「Oh…」

    麦野「話が逸れちゃったから戻るわね。律には多数の犯罪とそれに対する刑罰が定められたわ。
    『五刑』って言って、笞・杖・徒・流・死の5種類なんだけど」

    麦野「今から詳しく解説するわねー」

    上条「えっ?なんでだ??」ヒソヒソ

    土御門「絶対に個人的な趣味だにゃー」ヒソヒソ

    上条「どう見てもSだからなぁ…」ヒソヒソ

    土御門「にゃー…」ヒソヒソ

    麦野「まずは笞<ち>ね。これは10・20・30・40・50の5段階で、木製の笞杖で臀部<でんぶ>を打つわ」

    上条「臀部ってどこ?」ヒソヒソ

    土御門「お尻だにゃー」ヒソヒソ

    青ピ(要するに鞭打ちやな!)

    麦野「次に杖<じょう>ね。これは60・70・80・90・100の5段階で、木製の杖でこれまた臀部を打つわ」

    青ピ(杖もええなぁ!)ゾクゾク

    麦野「そして徒<ず>。懲役刑ね。1年・1年半・2年・2年半・3年の5段階よ」

    青ピ(強制労働!マニアックだけど悪くないなぁ~)ニヤニヤ

    麦野(? 何を気持ち悪い顔してやがるんだ??)

    824 = 820 :

    麦野「あとは流<る>よね。つまり島流し。近流・中流・遠流の3段階あるわ」

    青ピ(つまり放置プレイやな!?)ハァハァ

    麦野「最後は死<し>。絞、つまり絞首と斬、つまり斬首の2種類よ」

    青ピ(縛り?縛ってくれるんか!?)

    麦野「以上よ。何か今ので質問あるかしら?」

    青ピ「はい!今の全部お願いします!!」キリッ

    麦野「じゃあテメェは死刑だなjk」

    青ピ「縛り?縛りなんか!?縛ってくれるんかぁー!!?」

    麦野「安心しな。キレーに首だけ吹き飛ばしてやるからよぉ!!」キューン

    青ピ「うひょー!刺激的やなー!!」

    麦野「ぶっ殺すぞコラァァァ!!テメェの粗末な×××も根元から切り取ってやるかぁ!?」

    ピューン ガシャーン ズバコーン カミヤン!<ドスン チョ、フコウダー パキーン



    従順「もう授業どころではないな。だがあのお姿もまた一段と美しいなぁ…!」

    825 = 820 :

    キーンコーンカーンコーン
    麦野「今日は以上よ。しっかり覚えてきてね」ガラガラ

    従順「頼むぞ」キリッ

    土御門「アイツも変わったもんだにゃー」<ガラガラ バタン

    上条「ったく、また死ぬトコだった…」

    土御門「カミやん大丈夫かにゃー?」

    上条「何がにゃーだこの野郎。また押しやがって」

    土御門「んー??意味不明だぜぃ」

    青ピ「いやー。気持ちよかったなぁ~」

    上条「お前もお前で訳が分からんがな」

    吹寄「貴様らは一体何やってるのよ…」


    ~休憩時間~

    上条「よっしゃ、次で今日は最後だぜ!」

    青ピ「カミやんはまだ補習が残ってるやろ?」

    上条「いや、今日は確かない…はずだ」

    土御門「どうだかな」

    青ピ「でも、むぎのんとかあわきんとかの補習なら受けたいなぁ~」

    土御門「保健体育のかにゃー?」

    青ピ「もちろん実習やでぇ~」クネクネ

    上条「お前らなぁ……」<ガラガラ

    心理「皆さんこんにちは」

    青ピ「よっしゃ、心理掌握先生や!」

    土御門「JCは至高ぜよ!」

    心理「今日最後の授業だから、頑張っていきましょうね」ニコッ

    (かっ、可愛い…!)

    826 = 820 :

    心理「あれ?心なしか教室が傷んでいるような気が…」

    青ピ「気のせいやでぇー!」

    土御門「そうそう。何ともないぜぃ」

    心理「? まあいいですわ」

    心理「それにしても上条さん、先程は取り乱してしまい申し訳ありませんでした」ペコリ

    上条「ん?ああ、別に上条さんは気にしていませんよ」

    心理「いえ、あとで何かお詫びでも…」

    上条「大丈夫だって。それよりオレこそ済まなかったな」

    心理「えっ?」

    上条「オレは、君を泣かせちまった。誰よりもオレが、泣いている君なんか見たくなかったのに」

    心理「…」

    上条「だから、オレの方からお詫びをさせてくれ。頼む」キリッ

    心理「…で、でしたら、、この後私の買い物の、、つ、付き添いにでもいらしてくださいな」//

    上条「おう!それでいいなら安いモンだぜ」

    心理「えっ??」

    上条「こんな可愛い女の子の涙に比べちゃ、荷物持ちなんて苦でもないぜ」キリリッ

    心理「……よ、よろしくお願いします」////

    上条「了解だぜ」



    ども(上条の奴上条の奴上条の奴上条の奴上条の奴……)

    たち(あのアマあのアマあのアマあのアマあのアマ……)

    827 = 820 :

    またもや短いけど今回分はここまで。どうも今のところ投下一回に一授業が限界みたい。
    あと誤字訂正 >>809 >>812 ×ベット→〇ベッド  恥ずかしいなコレは…。
    次回は今日明日中にはなんとか。いつもレスには感謝を。
    ではまたノシ

    828 :

    歪みない青ピに安心した

    829 :

    乙乙
    こころんマジ天使すぎて我が世の春が来た

    830 :

    上条さん一瞬なんか乗り移ってねーか?www

    それにしてもこころんが可愛すぎて困る。乙!

    831 :

    あれ、上条さんの一人称ってカタカナのオレだっけ?

    832 = 820 :

    >>1です。今から投下します。

    >>829 上条「やっぱ俺って…不可能を……可能に…!」 あれっ、違う?

    >>831 最初は『俺』予定だったけど、このスレの雰囲気に合わないなと思い『オレ』にしました。 あまりに批判が多ければ変えます。

    今日はこころんのターン。真面目に授業です。

    833 = 820 :


    心理(やったっ!やりましたわ!!上条さんとぉ……で、でーとの約束を取り付けましたわ!)///

    吹寄「先生。そろそろ授業の方を…」

    心理「はぃ!?…そうですわね。では開始しましょう」

    上条(いやー。この子と話してると癒されるなー)シミジミ

    心理「今日は様々な敬語表現について学びましょうか」

    心理「この辺りは混乱すると平安時代の文章が苦手になってしまいますので注意してくださいね」

    全員「「「はい!」」」

    心理「センターの場合、平安の文章は敬語表現が複雑で文法で詰まり易いですが、設問は比較的易しめになります。逆に江戸の文章では
    文法は現代語に近づいているので、設問が難しくなったり意味不明な語彙を問われたりします」

    心理「まあ何が出題されるかなんて本番になってみないと分かりませんし、問題の傾向も年々違いますので断言はできませんが」

    心理「とにかく、文法と敬語表現をしっかりさえすれば得点アップの可能性大なので、頑張りましょうね」

    全員(この子、中学生だよな…。センター試験の話してるけど)スゲー

    心理「ではまず、二方面敬語から説明しましょう」

    上条「??」

    心理「これは、1つの動作に対して話し手もしくは書き手が、動作をする人と動作をされる人との両方に同時に敬意を表現することですね」

    心理「普通は謙譲語+尊敬語の語順で表します。…と言われてもおそらく理解出来かねないかと思われますので、例文を」カキカキ


    ・かぐや姫、……いみじく静かに、おほやけに御文奉り給ふ。

    834 = 820 :

    心理「まず敬語を見るとき大事なのは、地の文と会話文のどちらの文章かを理解することですわ」

    心理「これを見ることで、誰からの敬意なのかを最初に判断します。この場合、かぎかっこが無いので地の文ですわね。
    つまり、書き手からの敬意だということが分かります」

    上条「ふむふむ」

    心理「次に、敬語はこの中に2語ありますが、どれか分かりますか?」

    上条「うーむ…」

    心理「分かる方は挙手してくださいね」

    姫神「はいっ」ビシッ

    心理「そうですね…(手を挙げないかしら?)」チラッ

    姫神(この人なら。大丈夫なはず)ビッシー

    上条「…うーん。はい」サッ

    心理「! はい上条さん!」キュピーン

    吹寄「さん?」

    心理「…いえ、上条くん?」オチツケワタシ

    上条「はい。…多分『奉り』と『給ふ』?」

    心理「…はい、正解です!!すばらしいですよ!」

    上条「そ、そうですか。良かったー!」グッ

    心理「うふふっ♪よく出来ましたねっ!」キャッキャッ

    ほか(なにこの雰囲気)


    姫神「」

    835 = 820 :

    心理「『奉り』は謙譲語、『給ふ』は尊敬語ですわね。この文は、かぐや姫が帝に手紙を渡すシーンなのですが、
    ではどちらが動作を受ける側でしょうか、姫神さん?」

    姫神「」

    心理「…姫神さん??」

    姫神「……はっ。いま私。かけられたの?」

    心理「ええ。そうですわよ」ニコッ

    姫神(なんて。いい人なの)ジーン

    心理「では答えをどうぞ」

    姫神「はい。おほやけ。つまり帝の方が。動作を受ける側」

    心理「正解です。そして『給ふ』は手紙を渡すかぐや姫が動作をする側ですわね」

    心理「要するに謙譲の『奉り』は書き手から帝への敬意、『給ふ』は書き手からかぐや姫への敬意を表しますわ」

    上条「おお…」

    心理「このようにして2人に対して同時に敬意を表す敬語を『二方面敬語』と言いますわ」

    全員「「「うおお…!」」」

    心理「皆さん、分かっていただけましたか?」

    全員「「「はいっ!!」」」

    心理「ふふっ、いい子たちですわね」ニッコリ

    ども(うひょおおおおおおおおおおおおおおおお!!)

    836 = 820 :

    心理「次に最高敬語ですね。これは地の文にあります」

    上条(敬語のレベル5か??)

    心理(何やら上条さんがおかしなことを考えているようですわね。読めないのが残念ですわ。でもそこが良い!)

    心理「これは動作する人が最高階級の人の場合のみに使用する敬語ですわね。天皇はもちろん皇后・上皇・皇太子・皇子
    ・皇女などの皇族、さらには高位の貴族にも用いられますわ」

    青ピ「ちゅうことは心理掌握先生にも使わなあかんなぁー!」

    心理「はぃ?」

    土御門「心理掌握様おはします、と言ったところかにゃー?」

    心理「いえ、そんなことは…」

    心理(変なキャラ付けはやめてほしいですわ!!)アセアセ

    上条「おいよせよ青ピ、土御門。先生が嫌がってるだろ?」

    心理(か、上条さん…!)ジーン

    土御門「そうみたいだぜぃ」

    青ピ「先生、すいません」ペコッ

    心理「いえいえ。気にしておりませんわ」

    心理(…ありがとうございます、上条さん♪)

    837 = 820 :

    心理「さて話を戻しましょう。最高敬語は尊敬語を重ねたものなので、二重敬語ともいいます」

    心理「表現の仕方は2種類ありまして…」カキカキ


    1.最高敬語の敬語動詞

    2.尊敬語+尊敬語


    心理「そして、例を挙げますと…」カキカキ


    1.最高敬語の敬語動詞……おはします・おぼしめす・きこしめす・しろしめす・賜はす・のたまはす

    2.尊敬語+尊敬語……せ+給ふ・させ+給ふ・しめ+給ふ・仰せ+らる


    心理「…こうなりますね。この表現が地の文で出てくれば、登場人物に最高階級の人がいると疑ってください」

    心理「会話文や手紙文では、この階級以外の人にも最高敬語が用いることがありますので注意してくださいね」

    上条「はぁー。にしても先生はスゲーなぁ」

    土御門「常盤台だからにゃー」

    心理「では次いきましょうね」

    上条「今日は飛ばすなー」

    土御門「にゃー」

    838 = 820 :

    心理「次は絶対敬語ですね。これは見分けが簡単ですわね」

    心理「こちらは最高階級の人に対してのみ用いられる特定の敬語のことを言いますね」

    心理「動詞で言うと、『言ふ』の謙譲語にですね…」カキカキ


    ・奏す

    ・啓す


    心理「この2種類なのですが、尊敬する人によって変わりますので…」カキカキ


    ・奏す……天皇・上皇・法皇に申し上げる

    ・啓す……皇后・皇太子に申し上げる


    心理「このようになりますね。名詞ですと…」カキカキ


    ・行幸<ぎやうかう>……天皇がお出かけになること。

    ・御幸<ごかう>……上皇・法皇・女院がお出かけになること。

    ・行啓<ぎやうけい>……皇后・皇太子・皇太子妃がお出かけになること。

    ・叡覧<えいらん>……天皇・上皇が御覧になること。

    ・天気(天機)<てんき>……天皇のご機嫌。

    ・崩御<ほうぎょ>……天皇・上皇・法皇・皇后・皇太后などが亡くなること。


    心理「行幸や御幸は『みゆき』とも言いますね」

    上条「なるほど…」

    土御門「何がなるほどなのかにゃー?」

    上条「う、うるせぇ!」

    土御門「カミやんが照れてるぜよ…。誰得ぜよ?」

    心理(私得ですわ!!)

    839 = 820 :

    心理「最後に自敬表現ですね。これはその名の通り自分に対する尊敬表現ですわ」

    心理「帝などの身分の高い人が自分の動作に尊敬語を用いたり、相手の動作に謙譲語を用いたりします」

    上条「え?自分を尊敬!?ナルシストですか?」

    心理「ナルシストかどうかは知りませんが…。考え方としましては高貴な人が実際に用いた表現とも書き手から高貴な
    話し手への敬意が表れたものとも考えられています。前者の立場から尊大語と呼ばれることもありますわね」

    全員(詳しいなァ…)

    心理「口語訳する際は、敬意を省いた方が話し手の発言らしくなることが多いですわ」

    全員(凄ェ…)

    上条「先生、凄いですね…!」

    心理「いえいえ」テレテレ

    たち(上条め…!)ムカムカ

    たち(何照れてるのよ!)ムカムカ

    心理「さて、では古典の文章から例題を…」



    キーンコーンカーンコーン
    心理「…今日はここまでですわね。では皆さんご機嫌よう」ガラガラ

    上条「いやー楽しかったなぁー!」ウキウキ

    心理「うふっ、何よりですわ♪」バタン

    青ピ「にしてもようやく授業が終わったなー!」

    土御門「よし、今日こそ遊びにいくぜぃ、カミやん!」

    上条「おう!少しは金貸せよ!!」

    青土「「何を言うかお前は」」

    上条「本当にウチには金が無いのですよ…」

    土御門「…まっ、少しくらいならにゃー」

    青ピ「じゃあ行くで、カミやん!」ガラガラ

    上条「ああ!」バタン

    840 = 820 :

    ーーー廊下ーーーーーーーーーーーー
    青ピ「こうして3人でゲーセン行くの久しぶりな気がするなぁー」

    土御門「昨日は思わぬ邪魔が入ったからにゃー」

    上条「ん?お前ら用事があったんだろ?」

    青ピ「いや、男には色々あんねん」

    土御門「カミやんもそうだろ?」

    上条「は?何の話だ??」

    青土「「…」」クルリ

    青ピ「これだから」ハァー

    土御門「カミやんは」ハァー

    上条「何ですかその言い方!?」<ガラガラ

    青ピ「…またカミやんやろうな」

    土御門「だろうな。さて、邪魔者は去ろうぜぃ…」スタスタ

    青ピ「せやな…」スタスタ

    上条「おいお前ら!…何なんだぁ?」<ポンッ

    上条「ん?」クルッ

    心理「約束、守ってもらいますよ?」クスッ


    少女は、不敵な笑みを浮かべて後ろから迫ってきていた。

    841 = 820 :

    今回分は以上です。いつもレスには感謝を。こころんに褒められてぇ…!
    次回は3日以内にはなんとか来ます。まだまだこころんのターンは続くぜ!
    ではまたノシ

    842 = 828 :

    こころんの表情がスーパーむぎのんで再生された…

    844 = 830 :

    乙乙
    上条さん約束を忘れないで上げて下さいよwww

    845 :

    >>1の授業分かりやすすぎるんだけど教師でもやってるんですか?

    846 :

    かぎかっこなくても地の文じゃないときあるよね
    「男、…と言へば、」の…の部分みたいに単にかぎかっこを略しただけみたいなやつ
    予備校時代に「内話文」とか「心内文」って名前で教わったのをおもいだしたので

    心理掌握がお馬鹿な上条さんにあわせて簡略化しただけとかならごめんなさい

    847 :

    授業で先生に指される事をかけられるって言うのか?

    848 :

    >>1はいったい何者なんだ?

    849 :

    たまに心理掌握と心理定規が一緒になってしまう

    850 :

    >>849
    心理掌握はこころん
    心理定規はさだのr


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