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    元スレ上条「教育実習?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある + - とある魔術の禁書目録 + - + - 食蜂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    851 :

    >>850
    もう逸そ規夫でいいんじゃね?

    852 :

    御門台が掌握
    冷蔵庫が定規

    853 :

    >>1です。今から投下していきます。たくさんのレスありがとうございます。


    >>842 おいwwそういうのじゃないぞwwww

    >>844 あっ…。ピンチをチャンスに変えるぜ!

    >>845 いえ、>>1はしがない大学1年生です。授業を評価していただき光栄です。

    >>846 上条さんがどうこうではなく、敬語に絞っての授業構成だったので…。あとで補習しますね。

    >>847 あれ?言わないのかな? もし違和感があるのでしたら「(声を)かけられた」と脳内補完していただければ。

    >>851 ビアージオさんは出演しませんのであしからず。


    ではいきます。



    854 = 853 :


    上条「ん?おう、そうだな!」

    心理「…もしかして、忘れていました?」

    上条「ギクッ。そんなことはありませんよ!?」

    心理「うふっ。ですわよね」ニコッ

    上条「あははっ(笑顔が眩しい…!)」

    心理「さて、私もすぐに帰りの準備を済ませますので少しお待ちを」ピュー

    上条「おぉ速っ!?よっぽど買い物が楽しみなんだなぁー」

    ??「ねぇアンタ」ポンッ

    上条「ん?あれ、御坂か?」

    美琴「どうしたのよ?職員室に来たってことは、わ、私に用があるんでしょ?」///

    上条「はぁ?別にそういう訳じゃねえよ」

    美琴「? 意味分かんないわね。アンタが自らここに来る訳ないし」

    上条「うっ、確かにいい思い出がないけどさ…」<ポンッ

    心理「上条さーん?」

    美琴「!?」

    855 = 853 :

    上条「おっ、支度できたか。じゃあ行くか」

    心理「はいっ♪」

    美琴「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!?」

    上条「は?どうしたんだお前??」

    美琴「アンタたち、今からどこか行くの?」

    上条「ああ、それはなぁ…」

    心理「私たち、今からデートに行きますのよ」フフン

    美琴「はぁ!?」

    上条「え?」

    美琴「でででで、でーとぉ!?」

    心理「ええ。ですから無粋な真似はよしてくださります?」ニッコリ

    上条(一体何が起こってるんだ??)ハテ?

    美琴「ふ、ふんっ!どうせアンタのことだから、コイツのことを荷物持ちにでもしてるんじゃないの?」

    心理「そそそ、そんなことはありませんわ!!」ムキー

    美琴「ほら、図星でしょ?」

    心理「違いますわ!私はただ…」

    856 = 853 :

    上条「ほーら、2人ともそこまでだ」ガシッ

    美琴「!?」

    心理「上条さん…」

    上条「喧嘩はよくないぞ?とにかく一旦落ち着け」

    心理「はい…」

    美琴「…わかったわよ」

    上条「御坂、誤解してるみたいだから言っておくけど、オレはあくまで荷物持ちとしてだなぁ…」

    心理「えっ」

    美琴「そ、そうよね!アンタがデートなんてありえないわよね!」

    上条「そう言われると凹むのですが…」

    心理「…」ズーン

    上条「という訳だから、彼女の買い物の付き添いってことなら文句ねえだろ?」

    上条(何の文句があるかは知らないけどな)

    心理「…」ウルッ

    美琴「うぅ~。わかったわよ。でも女の子と2人っきりだからって、変な真似すんじゃないわよ!」ビシッ

    上条「上条さんは紳士だから大丈夫ですことよ」

    美琴「どうかね…。ってアンタ!」

    心理「…はぃ?どうかなさいましたか?」

    上条「?」

    857 = 853 :

    美琴「何って、もう眼が…」

    心理「…何でもございませんわ。さぁ上条さん、行きましょうか」スタスタ

    上条「? おう」

    美琴(心理掌握…。無理しちゃって)クスッ

    美琴「ちょっとアンタ」ツンツン

    上条「ん、どうかしたか?」

    美琴「後でちゃんとフォロー頼むわよ」

    上条「はぁ?」

    美琴「ほら、さっさと行った行った!」ズイッ

    上条「っておい、押すなよ!」

    美琴「楽しんできなさいよー!」

    上条「何だぁ?さっきまで怒ってたのに。って、おーい!待ってくれぇ」タッタッタッ

    美琴「ったく。今日のところは美琴センセーが譲ってあげますか」

    美琴「…今度は私の買い物に付き添いなさいよ、まったく」<アギャハハッ

    美琴「さて、アイツにメールをっと…」パカッ

    858 = 853 :

    ーーー職員室ーーーーーーーーーーーー
    一方「…ンでよォ、そこでヒーローが何て言ったか分かるかァ?」

    打ち止め『えー気になるー!ってミサカはミサカはアナタを急かしてみたり』

    一方「『あの状況なら、技は右からしか使えないだろ』ってなァ!あの究極の状況でも、ヒーローは相手の分析を怠ってなかった訳よォ!!」

    打ち止め『すごーい!ってミサカはミサカは改めてヒーローさんの強さに驚嘆してみたりっ!』

    一方「あァ。アイツはなァ、オレなンかとは全く別の強さを持ってるンだぜェ」

    打ち止め『でも、次はアナタが勝つ番だよねっ!ってミサカはミサカはアナタのリベンジマッチを所望してみたり』

    一方「…そォだなァ。いつかまた、ってトコだな」

    一方(もォ2度も敗北してるが、オレはアイツに勝つことなンざ出来ンのか?)


    打ち止め『あれ、そういえばヒーローさんは大丈夫だったの?ってミサカはミサカは心配してみる』

    一方「ン。それなら大丈夫だ。すぐに冥土帰しに診せたしなァ」

    打ち止め『あのゲコ太先生ってことはまた入院?ってミサカはミサカは聞いてみたり』

    一方「いや、オレが病院から連れてこさせた。ちょうど昼休みだったからなァ」

    打ち止め『? テレポーターさんでもいたの?ってミサカはミサカは疑問を口にしてみる』

    一方「まァな。結標ってヤツだ。前に言ったかァ?」

    打ち止め『あのお姉さんのことだね』

    一方「おゥ。そォいやアイツ、まだダウン中かァ?相変わらず弱っちィな」カカカッ

    打ち止め『…まさかアナタのせいなの?ってミサカはミサカは……』

    一方「はァ?ンな訳ねェだろォが」

    859 = 853 :

    打ち止め『だってアナタが無理をさせたからなんでしょ!?ってミサカはミサカは現実を突き付けてみる!』

    一方「ンなこと言ってもなァ…」

    打ち止め『とーにーかーく!お姉さんをちゃんとお家に送り届けなさい、ってミサカはミサカは指示してみる』

    一方「なンでそォなるンですかァ!?」

    打ち止め『出来るまで我が家の敷居は跨がせません!ってミサカはミサカは宣言してみたり!』

    一方「ンだとォ!?オイ打ち止め、話をk」<プチッ

    一方「…面倒臭ェな」ハァー


    そう呟きながらも彼は電話の声に逆らえなかった。一度言ったら聞かない強情さは誰の影響なのだろうか。
    あの姉か、それともその母親か。一方通行としては母親の方は勘弁願いたいものだが。


    小萌「ふぅー。この論文もあともうひと踏ん張りなのです!」カタカタ

    一方「…チッ」ガタッ

    小萌「えぇーと、この理論は確かぁ…」

    一方「オイ、そこの説明不明教師」

    小萌「うわぁ!?」ガターン

    一方「…何してやがる?」

    小萌「誰かと思えば一方通行ちゃんじゃないですかー!ビックリさせないでください!」プンプン

    一方「ン。悪ィな」

    小萌「それで、先生に何の用ですかー?先生にできることなら、何でもしますよー」

    一方「そォかい。なら1つ教えてもらいてェンだが」

    小萌「はい何でしょう?」

    一方「オマエの家どこ?」

    小萌「はぃ??」

    860 = 853 :

    ーーー正面玄関付近ーーーーーーーーーーーー
    上条「あのー、心理掌握さん?」

    心理「何ですか?」プスー

    上条「な、何を怒っていらっしゃるのでしょうか?」

    心理「別に怒ってなどいませんわ」プイッ

    上条(絶対怒ってんじゃん!)


    乙女の悩みなど知る由もない上条当麻は困惑していた。本当に罪な男である。
    その後しばらくの間2人とも黙って歩いていたが、正門を出た辺りで心理掌握がようやく口を開いた。


    心理「…やはり私では、上条さんに相応しくないのですか?」

    上条「えっ?」

    心理「私とでは、デートは出来ないのですか!?」ズイッ

    上条「ちょっ、ちょっと落ち着けって」

    心理「正直に答えてください!」

    上条「えっとだなぁ…」


    女子中学生にここまで言われては上条も引く訳にはいかない。ちゃんと答えることにした。


    上条「君はすごい綺麗だし、賢いし、素直でいい子だよ。それこそオレじゃ釣り合わないくらいにな」

    上条「だからさ、オレなんかじゃなくてもっといい男を…」

    心理「…では、そんないい子とデートなどは出来ないと?」

    861 = 853 :

    上条「いやー、そういう訳じゃなくてさ。オレだってこんな立派な子とデート出来れば本望だぜ。…あっ」

    心理「ふふっ。でしたら何も問題はないのではなくて?」

    上条(や、やられた…!)


    中学生にいいように丸め込まれた高校生上条当麻。情けないことこの上ない。


    上条「ははは、そうですね」

    心理「では参りましょうか、上条さん」

    上条「…まぁいいか。おう!行こうぜ」

    心理「楽しみですわ♪」

    上条(…にしても本当にいい子だよな。オレなんかとデートするなんて)

    上条(オレといて、何か楽しいことでもあるのかな?)

    心理「まずはどこから行きましょうか…」

    心理(…今はここまでですわね。でも、上条さんからあの言葉を聞けただけで満足ですわ!)

    心理(おっと、満足してはいけませんわね。恋愛はもっと貪欲にいかねば)

    心理「…貪欲にいきましょう」


    彼女の心の中での誓いは思わず外に出てしまっていたが、当の本人は気がついていない。そう、


    上条(? そんなに欲しいものがあるのか?)


    当の本人は気がついていないのだ。

    862 = 853 :

    ーーー保健室ーーーーーーーーーーーー
    結標「…はぁー」


    ベッドに横になっている結標淡希は大きなため息をついた。理由は単純だ。いつもならもう帰る時間だというのに、
    身体が一向に動かないのだ。吐き気は引いたが、まだ身体がだるい。


    結標「調子が悪すぎて能力なんて使えやしないし」チラッ

    垣根「」シーン

    結標「…隣りもまだダウン中だし。しかも誰も人来ないし」シーン

    結標「あーあ。もうさっさと家に帰って休みたいなー」


    こんなに具合が悪いと、あのゴミだらけでタバコ臭い部屋でも恋しくなるから不思議なものである。
    寮暮らしが主流で実家にはそうそう帰れないこの街だが、結標にとってはあのアパートの一室がもはや実家のようになっていた。


    結標「小萌、早く仕事終わりにしてくれないかしら?そしたら帰りは車で…」

    結標「…でもそれだと、小萌が私を抱えて車に乗せることになるのかな?それは無理よね」フフッ


    見た目は小学生とさほど変わらないあの小さな教師が自分を一生懸命持ち上げようとするのを想像すると、何だか笑えてきた。
    あの小萌のことだ。きっと必死になって自分を車に乗せようとするのだろう。


    結標「…まぁ、立って歩くくらいは出来るけどね」

    結標「でもここから歩いて帰れる気もしないわ。どうしようかしら?」

    垣根「」<ガラガラ

    結標「あら?」


    久々に保健室のドアが開く音が聞こえたので結標は未だにだるい身体を起こして入口の方を見た。そこにいたのは、


    結標「…一方通行?」


    白い化物が、自分がここで倒れることになった原因を作った張本人が、杖に支えられながらもその場に立っていた。

    863 = 853 :

    今回分は以上です。軽く修羅場がありましたね。おそらくこれからも避けらないでしょう。
    自分にもSSにも甘い>>1としては皆が仲良くできればいいなー、と思ってますがそうもいかないですね。頑張ります。
    次回も3日中には来ます。ではまたノシ


    一方「救われぬ者に救いの手を!」といった感じかな?(スルーされまくりの)あわきんを救え、一方さん。

    864 :

    乙乙
    こころんマジ天使神にくらべてビリビリのウザさが際立つ

    865 :


    こういう話だから上条さんを誰かとくっつけるとかなくても
    いいなwwwwww
    誰かとカップリャァァーーになるならそれはそれで楽しいけどもwwwwwwwwwwww

    866 :

    残念な人が読後を残念な感じに

    867 :


    別にそれぞれが妥当なことをしてるだけだ
    まあ上条さんの鈍感さはヒロインたちからすりゃ理不尽ではあるけどな
    次も楽しみ

    868 :


    >垣根「」<ガラガラ
    一瞬ていとくん(冷蔵庫)の野菜室が開いたと思ったのは俺だけじゃないはず

    869 :

    食蜂操祈でググると幸せになれる

    870 :

    食蜂操祈ちゃん可愛すぎだろ

    871 :

    あの絵面でここの性格なら女神だろ

    872 :

    ネタばれで見ちまったけど可愛いなぁ

    873 :

    >>1です。まずは、>>869さんGJ! いやー可愛いですな!見た瞬間思わずうひょーって声あげてしまったよ。
    このスレを始めてから嬉しい誤算が多くて喜ばしいなぁ。
    さて、本格的にこころんの表記どうしよう。嬉しい悩みの種まで出来て>>1は幸せです。
    今日は少なめだけど投下。いつもレスありがとうございます。


    >>871なら俺得。

    874 = 873 :


    ーーーセブンスミストーーーーーーーーーーーー
    上条「さて、何を買うんだ?一応言っておくけどオレは…」

    心理「心得ております。心配してもらわなくとも自分で払いますので」

    上条「オレ情けねえなぁ…」ハァー

    心理「ふふっ、そうですわね」

    上条「手厳しいなこりゃ」ハッハッハッ

    心理(…憧れではありますがね。上条さんにエスコートされるデートというのも)キャーキャー


    もはや笑うしかない上条当麻と勝手に想像して悶える心理掌握。
    両者の間で気分に大きな差があるようだ。期待している側としては可哀想な話である。


    上条「で、どこから回るんだ?」

    心理「…そうですわね。まずは服から見ていきましょう」スタスタ

    上条「おう。わかったぜ」スタスタ

    上条(服かぁ…。やっぱり女の子だよな)


    オシャレも気になるよなぁ、と微笑ましく思う上条。その考え方は完全に年上目線のものだった。
    心理掌握が知ればちょっとムッとするかもしれないが。


    心理「いーまけーむりのぉーなーかでー…」フフフーン

    上条(しかしこれは…!)


    明らかに自分たち2人は目立っている。鈍感な彼にも感じることが出来るほど、彼らの方に視線が集まっていた。
    原因は間違いなく隣りの美少女だ。常盤台の制服というだけで目立つというのに加え、この容姿では仕方ない。
    おそらく上条よりも他者の視線に敏感なはずの彼女は、もうこの状態に慣れてしまっているのだろう。

    875 = 873 :

    上条(でも、キツいなぁ…)

    女>1「ねぇねぇ、あの子超可愛いよね?」ヒソヒソ

    女>2「だよね!やっぱお嬢様って感じぃ?」ヒソヒソ

    女>3「それに比べてさ、隣りの男子は地味じゃない?」ヒソヒソ

    女>12「「だよねぇー!」」

    上条「不幸だ…」


    これは上条にとってはいつものパターンだったが、常盤台の美少女にとっては許しがたいものだった。


    心理(…懲らしめてやらねば)キュイーン

    たち「「「はっ!」」」キーン

    女>1「あ、あれ?ウチら今…?」

    女>2「あっ、あの2人、超いい感じじゃない?」

    女>3「だよねぇ。お似合いのカップルって感じぃ?」

    女>12「「ねぇー!」」

    上条「?」

    心理(…このくらいはいいですわよね♪)


    恋する乙女は盲目なのだ。

    876 = 873 :

    ーーーレディースコーナー ーーーーーーーーーーーー
    上条「うーん。さすがの上条さんもここに来ると照れてしまいますね」

    心理「あら?そうなのですか?」

    上条「シャイなもので」

    心理「まあご冗談を」フフッ

    上条「いや違うんだが。…別にいいか。てか、オレは何をしていればいいんだ??」

    心理「何を、と言いますと?」

    上条「だってオレがここにいても役に立ちはしないだろ?だから君が選び終わるまでどうしてればいいのかなーと」

    上条(仕事は荷物持ちだし)

    心理「いえ、上条さんには大いに役立っていただきますわ」

    上条「えっ?」

    心理「…上条さん」

    上条「はい?」

    心理「私が買う服を見繕ってくださる?」

    上条「…」

    上条「はっ??」

    877 = 873 :

    上条(ん?はぃ?どういうこと??)

    上条「あのぅ、おっしゃる意味が分からないのですが」

    心理「ですから、私にピッタリな服を選んでくださいな?」

    上条「えっと、なんでオレが?」

    心理「…上条さんだからこそ、選んでほしいのです」

    上条「??」

    上条(オレ、別にファッションとか詳しくないぞ?五和と違って)

    心理「ではよろしくお願いしますね」グイッ

    上条「っておい!?引っ張るな!」スタスタ


    女子中学生に腕を引っ張られて店内へ連れて行かれる男子高校生。普通は傍目からは仲の良い兄妹にしか見えないだろうが、
    この場合はそうではない。常盤台のお嬢様と一般学生が手をとって共に歩いている姿は、もはや男女問わずに嫉妬の対象でしかないのだ。
    先ほどの視線も、もしかするとその多くは嫉妬の現れだったのかもしれない。


    上条「選ぶといっても、上条さんのセンスでは君にお似合いの服装なんてセレクトできませんよ?」

    心理「問題なのは服のセンスではなくて気持ちですわ、上条さん」

    上条「そういうもんか?」

    心理「ええ。女の子はそういうのに弱いのですよ」

    上条「へぇー。勉強になるなー」

    心理(貴方は勉強する必要などないですわよ。そちらのセンスは抜群ですので)

    上条「…さて、どれがいいかな?いっぱいあって悩むなぁ」

    878 = 873 :

    ーーー保健室ーーーーーーーーーーーー
    結標「…貴方が来るとはね」

    一方「ンだよ、悪ィか?」

    結標「いいえ、ただ珍しいなぁって」クスッ

    一方「…チッ」


    随分面倒なことになってしまった、と一方通行は思う。本当はこのまま帰路につき、途中コンビニに寄って
    切らしていた缶コーヒーを補充して家でゆっくりする予定だったが、このまま帰ると敷居が跨げないらしいので仕方がない。
    別に打ち止めを説得すればいい話ではあるのだが、彼にとってはそういう問題ではないようだ。


    結標「…で、どうしたのよ?」

    一方「あァ?」

    結標「ここに何をしに来たのよ、って言ってるのよ。貴方がわざわざこんなところまで来るなんて」

    一方「酷ェ言い様だなオイ」

    結標「まさか貴方…。1人で帰るのが寂しいからって、垣根と一緒に帰ろうと…」

    一方「ンな訳あるかボケ」

    結標「でも残念ね。お目当ての彼は今なおベッドの虜みたいよ」チラッ

    垣根「」シーン

    一方「そォみてェだな。つーかアイツのことはどォでもいいンだよ」

    結標「じゃあどうしたのよ?」ズイッ

    一方「うっ…」


    顔をグッと近づけて質問を投げかける結標。彼女はこの第1位が意外と押しに弱いことを知っているのだ。
    一方通行はしばらく黙ったままでいたが、やがて本題を切り出した。


    一方「…帰ンぞ」

    結標「は?」

    一方「だからよォ、帰ンぞ!」

    結標「え?え?どうしたのよ貴方??」

    879 = 873 :

    一方「いいから支度しやがれ!さっさと家に帰るンだよォ!」

    結標「でも、私いま具合悪くて動けないのよ?」

    一方「ンなことわかってンだよ。だからオレがてめェン家まで送り届けてやンの!」

    結標「はぁ!?」

    一方「さァ、準備はいいかァ?」

    結標「に、荷物はもうそこにまとめてもらってるけど…」

    一方「リュックサックか。ちょうどいいなァ」<ポスン

    結標「ちょ、ちょっと待って!まだ心の準備が…」///

    一方「ハッ。関係ねェな。行くぜェ!」カチッ

    結標「やっぱりそうなっちゃうのぉ!?」

    一方「安心しろ。落ちねェよォにしっかり支えてやるからよォ」ガシッ

    結標「ちょっ、この体勢は…!」////

    結標(まるっきりお姫様抱っこじゃないの!?)///

    一方「さァ出発だ。しっかり掴まってろ!」ザッ

    結標(ああ、もう!)

    結標「……うん」グッ

    一方「よし、能力解放ォ!!」バッ

    結標「きゃ!?」<ヒューン

    一方「あぎゃひゃはァ!」<ギューン

    結標「きゃああああああああ!?」<ヒューー


    そして学園都市最強の白い怪物は、女の子を抱っこしたまま大空を駆ける。

    880 = 873 :

    今日はここまでです。本当に短くてすいません。
    さて、本当にどうしよう?こころんの名前も使用可?皆さんはどう思いますかね?
    もし使っていいのならば、その機会は最大限に活用しますのでご安心を(?)
    次回投下も3日中には。ではまたノシ

    881 :

    名前、勿論使って下さいよ
    てかあの容姿でこの性格だったら天使以外の何者でもない

    882 :

    乙です
    使う分には構わないと思うよ

    883 :


    まあ、ていとくんなんかは口調以外、原作通りなんてほぼあり得ないキャラなんだし、名前も外見も決まるのはむしろいいんじゃないですか?

    884 :

    こころんが天使すぎてやばい

    常盤台のトップ2人を弄ぶ上条もげろ

    885 :

    元はギャルっぽいけど上条さんに好かれたいがために自分に精神制御を施してでも撫子的に振舞うこころんになってると思えばまだまだ戦える

    886 :

    乙。
    こころんの能力て超恐ろしいハズなのに
    えっらい平和的で可愛らしい使い方で
    ほっこりさせていただきました。

    887 :


    折角こころんの名前が公開されたんだし、上条さんに「操祈」と呼ばれて
    悶えるこころんが見たいw

    888 :

    食蜂さんの口調ふつうだったな
    お嬢様という感じでもなく

    889 :

    乙~。
    個人的にはこころんのままでも良いと思います。
    けど決めるのは>>1さんですから。
    次回も期待して待ってます

    890 :

    >>1です。こころんの表記については次スレ移行前までには明らかにしようと思います。ただし愛称『こころん』は継続で。

    >>885 このスレでは、元から撫子的な美少女なのだよ(キリッ

    >>887 読心能力は使用を控えていただけると…。

    では投下します。

    891 :

    くそageなよ糞・・・

    っと書き込もうと思ったらリアルタイムキター!
    支援

    892 = 890 :


    ーーーレディースコーナー ーーーーーーーーーーーー
    お嬢様中学生と平凡な高校生がセブンスミストデートを開始して30分が経過し、2人の距離にも変化が起こっていた。
    しかし距離といっても物理的なもので、精神的距離は一切変化はなかった。


    上条「しっかし、どういうことなんだろうなー」サッサッ


    上条当麻は今、1人で服を選んでいた。この場にお嬢様がいないが、別に少女が上条に愛想をつかした訳ではない。
    これは心理掌握という少女が望んで行動したものだった。


    上条「えっと、確か…」ホワンホワンホワン


    心理『上条さんがここで服を選んでくださる間、私は少し違うところを回ってきますね』

    上条『えっ?一緒に選ぶんじゃないのか??』

    心理『いえ、上条さんが1人でセレクトしてください』

    上条『マジですか!?』

    心理『はい。楽しみにしておりますわ♪』ニコッ


    上条「不幸だ…」サッサッ

    たち(なに言ってやがるこのウニ頭)


    同じ場で服を選んでいる女子たちにすら嫉妬されながらも、上条は心理掌握に似合う服装を考えていた。
    彼女にはどんな服が似合うのだろうか?その考え1つで彼の脳内は埋まってしまう。


    上条「そうだなぁ…」キョロキョロ

    上条「おっ、これなんかいいな」サッ

    上条「これもなかなか…」


    この少年、意外と服選びを楽しんでいたりもした。

    893 = 890 :

    ーーーブックコーナー ーーーーーーーーーーーー
    心理「…」ペラッ

    心理「ドキドキ」

    心理「…」ペラッ

    心理「///」カァーッ

    心理「…」ペラペラッ

    心理(楽しみすぎてもう…!)///



    周り(あの子可愛い…)

    店員(私は文庫本になりたい…!)



    ーーー学園都市上空ーーーーーーーーーーーー
    結標「ちょっと貴方!スピード出しすぎよ!?」

    一方「ハッハ!早く家に帰りてェだろォ?」ピューー

    結標「私は病人なのよ!?」ムキー

    一方「あァ?聞こえねェな!!」

    結標「もうやだコイツ」

    一方「折角人が親切に家まで送ってやってンだァ。我慢しろ!」ギューン

    結標「学園都市で最も危険なタクシーね…」

    一方「それネタか?」

    結標「? 何を訳の分からないことを」

    結標(でもさっきからずっとこの体勢っていうのも…)

    結標「悪くはないわね」///

    一方「言ったな今」

    結標「は?…っておい、ちょっ」ギュイーン

    894 = 890 :

    ーーーレディースコーナー ーーーーーーーーーーーー
    上条「ようやく選んだのはいいが…。やっぱり服って高いなー」

    上条「まぁ、あの子なら値段の心配はないだろうがな!」アッハッハ

    上条「…」

    上条「どれどれ…」←値札確認中

    上条「…」ガサガサ

    上条「どれどれ…」←財布の中身確認中

    上条「」orz


    この日上条当麻は、世の中には変わらないものが少なくとも2つはあることを学んだ。


    上条「…さてっ、そろそろ約束の時間だな」←自らを鼓舞するように

    上条「気に入ってくれるかなぁ?」<カミジョウサーン

    上条「おっ、来たか」

    心理「ええ。選んでくださいました?」

    上条「おう!バッチリだぜ!」バッ

    心理「どれどれ…」

    上条「ドキドキ」

    心理「……うん、いいですわね。わざわざありがとうございました」ペコリ

    上条「いやいや、こっちも結構楽しかったしな」

    心理「では今から試着といきましょうか!」

    上条「はぁ??」

    895 = 890 :

    心理「どこかおかしな点がありましたか?」ハテ?

    上条「いや、何でもないんだ。そうか、サイズを合わせないとな!」

    心理「…それもありますが」ボソッ

    上条「ん?じゃあ今度がオレが色々回ってくるかな…」

    心理「待ってください!」ガシッ

    上条「うおっ!?」グイッ


    急いでその場を立ち去ろうとする上条を心理掌握が全力で止めにかかった。
    これでは彼女の本来の目的が達せられないのだ。


    心理「あの、上条さん」

    上条「…はい?」

    心理「試着した私の姿、見てくださいませんか?」

    上条「」

    心理「折角の機会ですし…」

    上条「え?」

    心理「それに……」

    上条「それに?」

    心理「…上条さんに選んでいただいた服ですもの。まずは上条さんに感想を伺いたいなぁと」///

    上条「」


    上条当麻に逃げ場などなかった。

    896 = 890 :

    ーーー商店街ーーーーーーーーーーーー
    番外「はぁー。やっと外出許可が出たよ。病院の中は息苦しくてならないねぇ」スタスタ

    番外「とまぁ、とりあえず外に出てきたはいいんだけど」スタスタ

    番外「やることが無い…。結局ヒマなままだね、こりゃ」グデー


    病院の中も退屈ではあるが、やることが何もないのはさらに退屈になるのだ。
    とにかく今は暇つぶしの手段を模索しなければ。


    番外「そうなると…。行くあてはあの第一位のトコかな?」

    番外「ぎゃははは!会うのはいつ以来かな!?今度はどんなのでからかってやろうかな☆」

    番外「……会うのは、、いつぶりかな??」///

    番外「って、ああもう!なんでミサカが緊張しなきゃいけないの!!意味わかんねーし!」<アギャギャ

    番外「ん?今のって、あの人の声だよね?」

    番外「上から??」ヒョイ


    結標『だから!もっとスピード落としなさいよ!』

    一方『ハッ。さっさとお前ン家まで行かねェとマズいンでなァ!!』

    結標『な、なに言ってんのよ!?』ギャーギャー

    一方『騒ぐンじゃねェ!』ウガー


    見上げた先に、なんか知り合いの白い怪物がいた。なぜか赤毛の美人さんセットで。
    おまけにお姫様抱っこで上空を優雅に旅行中ときた。会話の内容をよく考えればそんな勘違いなど生まれはしないのだが、
    如何せん彼女は興奮気味だったので、そんな判断は出来るはずもなかった。


    番外「…アイツ、何やってんのよ?」

    番外「女の子と一緒だなんて…」

    番外「なんかムカつく」ビリビリッ


    ここで改めて言っておくが、彼女の名前は番外個体<ミサカワースト>である。彼女は、名前でも示してある通り
    『悪意的な思考・感情を拾いやすい』という特徴を持っているのだった。そして今、彼女を支配していた感情は、嫉妬。
    その悪意は、番外個体の内側には収納できないほどに膨れ上がっていた。そして、


    番外「…」ビリビリッ

    番外「…ああもう!どーにでもなれぇ!!」ビリリーーッ!


    外出許可初日で商店街の破壊活動に従事してしまった番外個体は、せっかくの土日を涙をのんで病院で過ごすことになってしまう。

    897 = 890 :

    ーーーレディースコーナー ーーーーーーーーーーーー
    心理「ではそこでお待ちになってくださいな、上条さん」ササー

    上条「了解…」

    心理「…覗いてはいけませんよ?」

    上条「っ!?誰が!」

    心理「冗談ですわ♪」シャッ

    上条「…ふぅ、まったく」


    心理掌握が更衣室に入ったのを確認した上条は、そのままゆっくりと更衣室から離れた。
    彼は経験上知っているのだ。このパターンはマズい、と。
    ここでもしものことがあれば後が怖い。先ほどの女性店員もなぜか笑顔で『何時間でもご使用ください!』と言ってくるくらいだ。


    上条「さて、どうなるのかな?」

    心理「お待たせしました」

    上条「おっ、こ、これは…!」


    可愛い。その言葉が一番よく合うと上条ですら思った。彼女が着たのは白に少し青みがかかったノースリーブのシャツに黒のミニスカート。
    ただそれだけの格好だというのに、上条はあまりの可愛さに声が出せなかった。確かに似合うとは思ったがまさかここまでとは。
    シャツはロングTシャツのような形状で、フリフリのスカートを隠すように覆いかぶさり、白から少し窺える黒がいい雰囲気を出していた。
    そしてそのスカートから伸びる白い両足からは、もはや芸術性まで感じた。


    心理「ど、どうでしょうか…?」オズオズ

    上条「…スゲー可愛い」

    心理「はぃ!?」////

    上条「あっ、いやその…似合ってるぜ」

    心理「そ、そうですか…」

    上条「ああ…」

    上心「「…」」

    上条(なにこの空気)

    898 = 890 :

    ーーーレディースコーナー ーーーーーーーーーーーー
    心理「ではそこでお待ちになってくださいな、上条さん」ササー

    上条「了解…」

    心理「…覗いてはいけませんよ?」

    上条「っ!?誰が!」

    心理「冗談ですわ♪」シャッ

    上条「…ふぅ、まったく」


    心理掌握が更衣室に入ったのを確認した上条は、そのままゆっくりと更衣室から離れた。
    彼は経験上知っているのだ。このパターンはマズい、と。
    ここでもしものことがあれば後が怖い。先ほどの女性店員もなぜか笑顔で『何時間でもご使用ください!』と言ってくるくらいだ。


    上条「さて、どうなるのかな?」

    心理「お待たせしました」

    上条「おっ、こ、これは…!」


    可愛い。その言葉が一番よく合うと上条ですら思った。彼女が着たのは白に少し青みがかかったノースリーブのシャツに黒のミニスカート。
    ただそれだけの格好だというのに、上条はあまりの可愛さに声が出せなかった。確かに似合うとは思ったがまさかここまでとは。
    シャツはロングTシャツのような形状で、フリフリのスカートを隠すように覆いかぶさり、白から少し窺える黒がいい雰囲気を出していた。
    そしてそのスカートから伸びる白い両足からは、もはや芸術性まで感じた。


    心理「ど、どうでしょうか…?」オズオズ

    上条「…スゲー可愛い」

    心理「はぃ!?」////

    上条「あっ、いやその…似合ってるぜ」

    心理「そ、そうですか…」

    上条「ああ…」

    上心「「…」」

    上条(なにこの空気)

    899 = 890 :

    >>898 誤爆です。申し訳ないです。

    上条(マズい!何か話題を…)

    上条「そ、そうだ。その場で一回転してくれるか?」

    心理「え!?」

    上条「あ」

    上条(ななな、何言ってんだオレ!?)


    発言が完全にオッサンのそれだった高校生上条当麻。普通ここまででお終いなのだが、


    心理「こ、こうですか…?」クルクル

    上条「…ああ」


    心理掌握はもの凄くいい子だったので、デートはまだまだ続いていくのだった。


    上条(しかし、これは…)マジマジ


    確かにこれは女の子ならば憧れる。艶やかな長髪は光り輝く金色であるし、顔立ちもはっきりしていて美形、おまけにスタイルも抜群だ。
    彼女にはもう1人のお嬢様中学生、常盤台のエースには無いものまで備わっていた。


    心理「え、えっと…」//

    上条「あっ、もういいぜ。ありがとな」

    心理「いえ、そうではなく…」

    上条「ん??」

    心理「次、いってもいいですか?」

    上条「…」

    上条「いいともー!」オー

    900 = 890 :

    今日はここまで。またもや誤爆をやってしまった。すいません。
    実は上条さんとこころんが携帯電話で連絡を取り合わないのには理由があります。
    それは3日目最後には判明するでしょう。そんなに難しいものではないですが…。

    次回投下も3日中とはいいますが、今日中かも土日かもわかりません。とにかく来ます。
    いつもレスありがとうございます。ではまたノシ


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