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    元スレ上条「教育実習?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある + - とある魔術の禁書目録 + - + - 食蜂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 :

    幻想殺しって原石じゃなくね

    502 :

    能力開発以外の能力持ちの人を原石と呼ぶのではないか
    と想像してみる

    503 :

    幻想殺しは「原石のカテゴリにまとめないほうがいい」というのは雲川さん談(SS2)
    原作ではクラスの人間が当麻の幻想殺しを知っているかどうかについての描写はない
    一方で、必ずしも幻想殺しのことを周りに隠してるかのような描写もない
    >>206~の流れにあるように、大覇星祭での活躍や、ほかにも普段の学校生活でのこと(少なくとも上条さんのクラスにだってレベルは低くても能力者はいるだろうこと)を考えると、上条さんが「能力を打ち消すよくわからない力」を持ってることを知っててもおかしくないのだけれど

    まあ、こまけえこたあいいんだよ

    504 :


    一部の生徒は上条さんの右手が超能力を消せると知っているけど、
    ただ原石や「幻想殺し(超電磁砲で佐天さんが語った七不思議)」とは結び付いていないんだと思う

    あと>>1漫画超電磁砲でこころんの名字が出てきたから>>478が言ってるのは、
    その事だと思うよ
    一応本人かは不明だけど金髪ドリル(縦ロール)キャラも確認されてる

    505 :

    >>489
    こころちゃんは譲れないな
    それにこころんは名前出てきてキャラ安定しそうだし
    やっぱり呼びやすいのがいいかと

    506 :

    食蜂ってすごい名字だよな

    507 :

    『蜂』を『食』うのか、『食』う『蜂』なのかで印象が変わるな
    『食』う『蜂』なら女王様と合わせてスズメバチの女王蜂のイメージになるんだが

    あれ、スズメバチって女王蜂いるのか?

    508 :

    女王蜂のいない蜂っているのかな?

    509 = 504 :

    >>507
    巣を作るのが女王蜂だから居るよ
    >>508
    蟻の中には女王蟻抜きで繁殖する奴が居たから何種類かは居ると思う

    510 :

    >>1です。たくさんのレスありがとうございます。前回の解釈が微妙だったので少し解説もどきを。

    >>498>>500 小萌先生自身はおそらく上条さんの能力についてはおおよそ知ってると思います。ただ、生徒側はそのことは認識していないと思い、上条さんのことも考えて(変な認識、誤解を避ける、つまり誇大されないように)伏せていたかなぁ、というのが>>1的解釈。
    ちなみに生徒側は何かあるのは知ってるが正体は知らず、上条さんは土御門とか色々な関わりを持つ面子以外は知らないものと思っているって感じ?生徒の解釈は>>216が近い。

    >>501 >>1的には>>502と解釈。でも正直言うと『幻想殺し』が原石かどうか微妙なのはちょっと知ってたけど、ソギーと姫神だけは流石に寂しいと思って出しました。あとはネタにしたかった。

    …何か長くなっちゃた。とりあえず>>503-504辺りを参考にしてもらえればと。
    そして>>504さんGJ!まるっきしイメージ通りのビジュアルだったぜぃ。あと部下は左側の茶髪?の子かな。

    現在のところ表記は『心理掌握』または『こころん』で行こうと思います。
    また、『心理定規』の愛称については…彼に決めてもらいましょう。

    今日は久々にゆっくりめの投下です。

    511 = 510 :

    ~昼休み~

    ーーー職員室ーーーーーーーーーーーー
    小萌「ふひ~。ようやくお昼休みですよー」

    黄泉川「月詠先生、なんだかお疲れじゃんよ?」

    小萌「生徒さんとお話するのはすごく楽しいのですが、ウチのおバカさんたちの相手は大変なのですー」

    黄泉川「いいじゃんか。ウチのは皆真面目過ぎてつまんないしさー」

    小萌「一方通行ちゃんが担任しても特に変わってないのですかー?」

    黄泉川「アイツも手を焼いてるじゃん。ったく、まだ2年生なんだし、そこまで勉強勉強言わなくてもいいじゃんよー」

    素甘「黄泉川先生のトコはまだいいじゃないですか。私のクラスは皆様子がおかしくて…」

    小萌「どうしたのですかー?」

    素甘「さぁ…。授業でかけても『オレに常識は通用しねえ(キリッ』とか反論しますし」

    小萌「実習生の変なところが悪影響してますねー」

    素甘「ええ。注意すると『心配するな、自覚はある(キリッ』とか言いますし」

    黄泉川「ひどすぎじゃん。ウチはそういうのが無いのは安心じゃん。…おい鉄装、お前のトコはどうじゃん?」

    鉄装「……実習生が強すぎて逆らえませぇ~ん」グスッ

    素甘「…お気の毒ね」

    512 = 510 :

    若め「皆さん大変なんですねっ。私のクラスは実習生さんも生徒さんもいい子ばかりなので、とっても助かってますっ」

    鉄装「5組はいいですよねぇ。実習生が常盤台中学ですし」

    小萌「こっちも常盤台中学なのです!」プンプン

    鉄装「あっ、すいません月詠先生」

    小萌「解ればいいのです。御坂ちゃんはとってもいい子ですからねー」

    若め「心理掌握ちゃんもいい子ですっ」

    鉄装「そうですよねぇー。いや、ウチも別に悪い子じゃないですけどね…」

    黄泉川「問題児抱えてまーす」ノ

    素甘「同じく」ノ

    鉄装「や、やっぱり子どもは素直が一番ですよね!」

    4人「同感(ですよー)」

    若め「いやでもっ、問題が無い訳でもないというか…」

    素甘「え? そんなものあるんですか?」

    若め「たまにボーっとしちゃってっ。どうも多感なお年頃のようですっ」

    小萌「青春ですねー。先生も昔はですねー…」シミジミ

    黄泉川「月詠先生、嘘はいけないじゃん♪」

    小萌「嘘じゃないですー!」ムキー




    先生「オレたちの組の話題があがってこないな」

    災誤「仕方ない。むさ苦しいし」

    513 = 510 :

    ーーー実習生用机ーーーーーーーーーーーー
    一方「…」

    垣根「…」

    麦野「…」

    美琴「普通に聞こえてきたわね。私は褒められてたけど」テレテレ

    心理「褒められると悪い気がしませんわね」テレテレ

    麦野「…おい第2位。なに今の話」

    垣根「あ?ただ単にオレがカッコいいから皆真似してるだけだぜ。全然問題ねぇよ」

    一方「オマエの頭の中が問題だなァ」

    垣根「テメェにだけは言われたくねぇんだよ万年厨二が」

    一方「あ゛ァ?」ブチッ

    麦野「ったくやめろよ。ガキじゃあるまいし」

    心理「はしたないですわよ、お2人とも」

    美琴「つーかどっちも似たようなモンだしね」

    2人「…」

    結標「ホント、なんでこんな2人が学園都市2強なのかしらね?」

    2人「うっ」グサッ

    削板「むっ、なんだ!?根性が足りないぞ2人とも!」

    2人「」

    514 = 510 :

    2人「……さい」

    麦野「ん?何か言ったかにゃーん?」

    一方「なンつゥかァ……ホントにィ…」

    垣根「マジでぇ…ごめんなさい何か」

    心理「喧嘩は宜しくありませんからね♪」

    麦野「は?やっぱ随分と甘いなぁ。常盤台のお嬢様ってのはよぉ!」

    心理「いえいえ。私にも戦うべき時はありますよ。ねっ、御坂?」

    美琴「?」

    麦野「は??」



    ~5時間目~

    ーーーグラウンドーーーーーーーーーーーー
    上条「…という訳で能力開発の授業ですが」

    青ピ「あれ?昼休みに休んだ気がしないでぇ?」

    土御門「まっ、生徒だけの絡みなんざ誰得だって話ぜよ」

    青ピ「確かになぁ~」

    上条「にしても能力実習のこの時間は……不幸だ」←見込みゼロ

    土御門「同じく」←身体がボロッボロで死にそうなときに発動する能力

    姫神「同じく」←レベル4だが危ないので封印中

    吹寄「ほらっ、上条!しゃんとしなさいよ」

    上条「んなこと言われてもなぁ…」

    黄泉川「ほら、今から能力開発の時間じゃん!さっさと整列するじゃんよー」

    麦野「早くしないと撃っちゃいそうだねぇ、かみじょおおおおぉぉぉォォォォォォォ!?」

    上条「」

    515 :

    麦野「ハーイ」

    516 = 510 :

    麦野「あれぇ?何だかブルーじゃない、かみじょーくぅ~ん?」

    上条「いえ、爽やかのブルーです」キリッ

    麦野「そうか。じゃあ楽しい授業になりそうねぇ」ニタァ

    上条(なななな何でだぁー!?よりにもよってこの人かああああぁぁぁァァァァ!?)

    黄泉川「今日は能力実習ということで、特別ゲストにレベル5の第4位、麦野沈利さんを招待したじゃん!」

    上条(いらん気を回すなああああああああ!)

    青ピ「うひょおおおおおおお!!むぎのんやああああああああ!!」

    土御門「むぎのぉーーーん!」←とにかく便乗

    「「「むぎのん!むぎのん!」」」

    麦野「ちょ、うるせぇ」

    ワイワイ ガヤガヤ


    上条「…悲劇だ」

    517 = 510 :

    黄泉川「さて、これから皆には能力を使用してもらうじゃん。まずは麦野さんによるデモンストレーションじゃん!」ドウゾ

    麦野「はーい!…じゃあ、えーっと」キョロキョロ

    上条「神様神様神様……」ブツブツブツ

    麦野「よし上条くん!ちょこぉぉぉっとだけ、前に来てもらえるかなぁ~?」

    上条「(ですねー)はいっ」

    麦野「じゃ、今からお手本をみせるわよ。…とその前に私の能力を解説するか」

    麦野「私の能力は『原子崩し』。正式な分類だと粒機波形高速砲ね」

    麦野「要するに本来『粒子』又は『波形』のどちらかの性質を状況に応じて示す電子を、その二つの中間である『曖昧なまま』の状態に固定し、強制的に操ることができるのよ」

    上条「…?」チンプンカンプン

    麦野「操った電子を白く輝く光線として放出して、絶大なる破壊を撒き散らすって感じだろうな」

    上条「??」マルデワカラーン

    麦野「『曖昧なまま固定された電子』は『粒子』にも『波形』にもなれないから、外部からの反応で動くことが無い「留まる」性質を持つようになるのよ。 この「留まる」性質で擬似的な「壁」となった『曖昧なまま固定された電子』を強制的に動かして、放たれた速度のまま対象を貫く特殊な電子線を高速で叩きつけることで、絶大な破壊力を生み出すってこと」

    上条「」プシュー

    「あの、先生?」

    麦野「んー?」

    「上条くん、ショートしてますよ?」

    麦野「え」

    518 :

    上条さんwww
    いくらなんでもそれでショートしないでwww

    519 = 510 :

    ちょっと落ちます。今日中 にはなんとか来ます。
    ではノシ

    520 :

    ココロちゃんの出番まだー?

    521 :

    乙。姫神ってレベル4なのか。知らんかった

    522 :

    原作では姫神の能力強度についての描写はない。全くない。
    霧ヶ丘女学院に常盤台みたいなレベル制限があったりすればわかりやすいんだけどな。

    ところで姫神のレベル判定ってどうやっていたんだろうな。
    吸血鬼をとっ捕まえるわけにも行かないし、やっぱAIM拡散力場の範囲で決定していたんだろうか。
    村の外のどっか遠くから親吸血鬼を呼び寄せるぐらいには広いみたいだし。

    523 = 510 :

    >>1です。ごめんなさい、姫神のレベルは完全に勘違いでした。深くお詫びします。
    でも言い訳をすると、個人的には大能力者でもおかしくないと思います。能力の効果、威力を考えればおのずと。
    何せ村1つ無くなってしまう程ですし。そう思うと姫神って悲劇のヒロインですよね…。魔術師に間違えられて殺されかけたし。
    このスレでの姫神の扱いはアレですが、>>1は姫神けっこう好きです。1番ヒロインっぽいし、笑うとめっちゃかわいいし。
    ……ってこんな雰囲気のスレじゃねぇよここ。今日もほのぼのとネタを交えて書いていきます。ゆっくりと。


    あと>>521さん、少々お待ちを。今日明日中には。>>522さんご指摘ありがとうございます。

    524 = 510 :

    麦野「…はぁ、めんどくさ。もういいや。とにかく実践あるのみね」

    上条「え、ちょっ」

    麦野「要するにこういうのよ」ヒューン

    上条「デジャヴ!?」パキーン

    放たれた白い光線は当然のように右手にかき消された。相変わらずデタラメな能力だと麦野はひとりごちる。

    上条「いきなり何するんだよ!いや、こうなるのは解ってはいたけれども!」

    麦野「だったらいいじゃねぇかよ」

    上条(てか、今ので普通に皆にバレたんじゃ…)チラッ

    生徒たち「おお、やっぱレベル5は凄え!」「速すぎて目で追えなかったわ…」「どれほどの破壊力があるのかな、あの光線」ザワザワ

    上条「ってガン無視かよ!?」

    姫神「大丈夫。私だけは。ちゃんと見ていた」

    上条「くそっ、どうしてウチのクラスはこうもバカばっかり…。人のこと言えないけど」

    姫神「あの。上条くん。人の話を。聞いて」

    土御門「まあ、フツーにバレて面倒なことになるよりは、こっちの方がいいんじゃないかにゃー?」

    上条「それもそうだな」

    姫神「」

    525 = 510 :

    麦野「ん?威力がどれほどかって?ちょっと見てな」

    全員「?」

    麦野「おい黄泉川ぁ!準備はいいか!?」

    黄泉川「呼び捨てはやめるじゃんよ!…ほら、セットは完了じゃん」

    生徒たちが声の聞こえた方向へ振り返ってみると、グラウンドの真ん中付近にポツンとドラム缶が3つほど置いてあるのが見えた。一体何をするのかと生徒たちが思っていると、

    ヒュン ガッ ジュー-

    突然一番右のドラム缶の上半分が吹き飛んだ。

    生徒「「「…え?」」」

    麦野「軽く撃てば『この程度』。あんな缶1つ消し炭にもできやしねぇ」

    彼女は行ったのは、ただ人差し指を弾いただけ。たったそれだけの動作で生み出された白い閃光は、絶対的な破壊力で缶の上半分をもっていった。断面がオレンジに染まっているのを生徒が確認した直後、光線が2発ドラム缶を貫き、文字通り消滅した。麦野が続けて中指、薬指を弾いたのだ。

    麦野「3発も使わねぇと消せないのよ」

    軽い調子で、それが常識であるかのように言う麦野沈利。その様子を見た生徒は、誰もがこう思ったはずだ。

    生徒たち(これが……『レベル5』)

    526 = 510 :

    麦野「で、普通に撃てば」ヒュンヒューン

    生徒たち「え」

    ドーン チュドーン ジューーー

    2つの円柱が同時に消えたように見えた。それほどまでにラグの無い、高速のレーザーだった。木っ端微塵に砕けたドラム缶は、破片となり地に散らばり、グラウンドに朱色の模様を描いた。

    麦野「こんなモンね。私にかかればあの程度の物体は無いに等しいわ」

    土が焼ける音を耳にしながら、生徒たちは格の違いに愕然としていた。同じ能力者とは思えなかった。その高すぎる頂を見上げた少年少女は、しばらく声が出せなかった。


    上条「…ジューシーだな……」

    1人、変な感想をもらす者もいたが。

    麦野「まあ、ここまでやれとは言わないけどね、率直に言っちゃえばここまで出来るってことよ。さっ、能力使って練習しな。実践が一番効果的だからな」パンパン

    彼女が手をたたくと、生徒はようやく覚醒したらしく、各々場所を移していくように行動を始めた。上条もその流れに加わろうとしたが、

    麦野「あっ、ちょっと待ってて」

    すぐに呼び止められてしまった。そして、

    上条「ど、どうかなさいましたか?」ガクブル

    麦野「後でこっち来いよ。お前はいい的なんだからさ」ニコォ

    彼はやっぱり不幸だった。

    527 = 510 :

    上条「…つっても、無能力者の上条さんはあまり関われないですがねー」

    土御門「カミやん、本気で言ってるならまた入院をお勧めするぜぃ…」

    上条「いや、そういう意味じゃなく、授業に参加できないっていう意味でだな!」

    土御門「ま、解ってるから、そんな強く言わなくてもいいですたい…」

    吹寄「ほらっ、上条!」

    上条「ん?…おう吹寄か。どうかした?」

    吹寄「いや、貴様はここで何をしてるの?」

    土御門「おーい。ここにもう1人いるぜよー」

    上条「上条さんとしては、すること無いし邪魔になりそうなので、見学に徹していたつもりでしたが…」

    吹寄「見学ぅ!?貴様、毎日何をし学校通っているのよ?能力者になりたいんでしょ??」

    土御門「ちょっと聞いてるー?つっちーグレちゃうぞー?」

    吹寄「…どうせ貴様は言っても聞かないだろうし、まずはいいわ。それより私の相手になってよ」

    上条「げっ!?吹寄の能力はオレと相性悪いんだよなぁ」

    吹寄「いいから来るの!相性とかそんなの貴様には関係無い話でしょ?」ミミヒッパリズルズルー

    上条「痛い痛い!?やめて吹寄さん暴力よくない!」ヒッパラレズルズルー

    土御門「…グレそうだぜぃ」

    528 :

    むぅ・・・
    吹寄さんの能力って・・・?

    529 :

    ボインアタック
    巨乳砲撃 とか?

    530 :

    上条「…だから!アナタさまの能力では上条さんの身がもちませんことよ!?」

    吹寄「大丈夫!どうせ私は殴るだけしかできないし」

    上条(それが一番厄介なんだよなぁ)

    そう上条が思案している最中に、

    吹寄「では行くぞ!上条当麻!」ダッダッダ

    上条「…ん?おわっ!?」ブンッ

    吹寄が駆け出して接近し、第一撃を放った。いわゆるフックだが、上条はバックステップでこれをかわした。

    吹寄「むっ、よけちゃダメじゃない?」

    上条「普通に痛そうでしたがね!?…うおっ!」

    ストレートを撃たれ回避し切れなかった上条は、放たれた拳を掴んでその動きを阻止した。右手を使って。

    上条(…まずい!?)

    何かが弾けたような、乾いた音が周りに鳴り響いたと思うと、上条の頭に衝撃が走った。

    上条「ぬおっ!?」ゴチーン

    脳みそまでシェイクしそうな揺れを感じたのは、吹寄の頭突きによるものだった。ただの頭突きより衝撃がある吹寄仕様の攻撃だ。

    吹寄「どうだ?上条当麻!?」

    上条「おいふざけんな!?お前はいいだろうが、上条さんは痛くて元々少ない知識がすべて大空へ駆けていきそうですよ!?」

    吹寄「だから大丈夫!」

    上条「一体何が!?」ウルウル

    吹寄「私だって痛いし」ヒリヒリ

    上条「なおさら手加減して!」ズキズキ

    531 = 530 :

    吹寄「これは自分まで痛いのが弱点ではあるわね…。よし、もう一丁いくわよ、上条!」

    上条「おかしい!文法が変!違和感仕事しすぎ!?」

    吹寄「さぁ、文句言わずにちゃんとやりなさい!」シュ、シュ、ブン!

    上条「んなこと言われても…」サッ、サッ、イテッ!

    吹寄「はい、口答えしないっ!」ブンッ

    上条「おっと。…って危ねぇ、避けろ吹寄っ!」ガッ

    吹寄「きゃっ!」

    吹寄を無理やりその場から離した上条は、そのまま向かってきた白い閃光を右手でたたき消した。

    ――そう、それは『原子崩し』。絶対の破壊力を誇るレベル5の能力だった。

    上条「…何しやがる、麦野先生?」

    麦野「あ゛?そりゃコッチの台詞だクソ野郎が。さっさと終わして私のトコに来るモンだろうがよぉ。チンタラ動きやがって」イライラ

    上条「…随分な物言いだな、麦野沈利」

    麦野「んー?何か今生意気な口きかなかったかにゃーん?」

    他全員(麦野さん顔怖っ!)

    532 = 530 :

    上条「…なんて理不尽なヤツだよ」

    麦野「あ?」

    上条「いくらレベル5でもやっていいことと悪いことがあるだろっつってんだよ!」

    他全員(おい、やめろ上条。―――やめとけ)

    上条「……いいぜ。てめぇがその傲慢な態度を変えないっていうなら…」

    上条「まずはその幻想をぶちk『キーンコーンカーンコーン』…あれ?」

    黄泉川「よーし今日のところはここまでじゃん。各自家でイメージトレーニングしておくように」

    麦野「さっ、職員室戻りましょ♪」シラー

    青ピ「いやぁー。能力を自由に使えるってのは嬉しいなぁ~」ガヤガヤ

    吹寄「この時間になると『学園都市』って存在をより実感できるわね」ワイワイ

    アーダ コーダ ナンヤカンヤ ガヤガヤガヤ・・・

    上条「……」

    上条「…恥ずかしいなぁ」

    533 :

    上条さんの不幸が普段の3割増しだ……
    こころん!早く癒してあげて!!

    534 = 530 :

    今回はここまで。吹寄に『きゃっ!』って言わせてみたかった。反省はしてない。
    てかオレ遅筆すぎて泣けてくる…。なかなか思ったように進まないこのジレンマ。でも頑張って完結させる。

    吹寄の能力ですが、いずれ発表したいと思います。つーか>>529wwwwww
    他にも原作に無い能力、能力の独自解釈などもありますが、まだまだ先の話なのでまだ気にしないでください。なるべくオリジナル要素は抑え目でいこうとは思ってはいます。

    次回投下も順調に行けば今日中かな?ちょっと引越しの関係で明後日以降は見通しがたっていません。でも来れれば来るつもりです。
    ではまたノシ



    こころん、よくよく考えたら2日目出番ない。でも1日1回は上条さんと絡ませたい。

    535 :

    自己紹介の時期が終わったらつぎはいよいよ学校の行事の時期だろう

    536 :

    姫神のレベル1くらいかと思ってたな
    吸血殺しなんて研究しても利益無さそうだし、日常では役に立たないし

    537 :

    『吸血鬼』という生物の存在立証、及び生体調査に役立つんじゃね?
    かなり飛躍すれば吸血のメカニズムを解析できたらゆくゆくは輸血するだけで病気や怪我が治るようになるかもしれん

    538 = 536 :

    >>537
    確かに吸血鬼に関する研究に役立つとおもうけど、そこまで飛躍は出来ないかも
    『吸血殺し』という能力の研究成果じゃなくて『吸血鬼』という生物に対する研究成果になってしまう

    539 :

    御坂がおとなしい分、吹寄が噛みつきモードのインパテックスさん並にウザく感じる
    人の話を聞かずに暴力で流れを中断させるのがアイデンティティって詰んだキャラだなぁと思わせてくれる

    540 = 530 :

    >>1です。何か予想に反して姫神談義が…。いやぁ、愛されてますなぁ。
    姫神は能力の副産物として血の流れに詳しく、観測できるかもしれないらしい。もし姫神が血流を操れる能力だったら強くね?相手の血圧操ってドカーンとか。…なんて思う今日この頃です。

    >>539 多分それは>>1の実力不足もあるorz 吹寄を動かすのは難しい…。

    という訳で投下します。久々の一方さんです。ちょっと投下前にテスト。


    A――→B         
    ` 、 ` 、
      C――→D   


    AB

    → →
    a = b

    ついにベクトル……オレの一番嫌いな。

    541 = 530 :

    ~休憩時間~

    上条「さて、先ほど赤っ恥をかいた上条さんでしたが」

    青ピ「何言うとるんカミやん?」

    上条「次の授業からイヤな匂いがプンプンしますよー!」

    土御門「オレもだにゃー」

    青ピ「いや、まだ数列やし、何とかなるんちゃうか?」

    上条「そうだといいなー」

    土御門「にゃー」

    ガラガラ

    一方「さァて、楽しィ楽しィ数学の時間だぜェェェェ――ッ!?」ウヒャヒャヒャ!!

    上条「」

    青ピ「」

    土御門「nya……」

    542 = 530 :

    上条(なんか開始早々イヤな予感しかしないっ!)

    土御門(最初からクライマックスだぜぃ)

    一方「なンだかまだ数列をやってるらしィがなァ…。うひゃァ!関係ねェなァ!今日から早速ベクトルのお勉強だぜェェェ!!あはぎゃはっ!」

    上条「そ、そんな……。ようやく等差数列の公式覚えたのに…!」

    青ピ「カミやん、それ4月の内容やでぇ…」

    土御門「漸化式には通用しないぜぃ」

    上条「ん?なにその暗号??」

    土御門「前の授業の内容だぜぃ…」

    一方(三下ェ…)

    素甘「さっ、早く授業しましょう!」コソコソ

    上条「あれ?先生どうしたんですか??」

    543 = 530 :

    素甘「なな、何のことかしらぁ??」アセアセ

    上条「いやだって、教室入ってきてないし…」ユビサシ

    土御門「外から顔だけ出しているのはシュールだぜぃ…」

    青ピ「美人やしええけどなぁ…」

    吹寄「ちゃんと入ってきてください…」

    素甘「うっ、だって、…怖いし」

    全員「?」

    一方「まァ、この白粉オババは無視して、オレの授業を聞きなァ!」アヒャアヒャ

    素甘「……もうイヤ」orz

    ほか(そういうことか。…可哀想に)

    一方「ではではァ、てめェらにベクトルの基礎の基礎から教えてやるぜェ、三下共ォォォォォ!!」

    全員「「「Oh…」」」

    544 = 530 :

    ~6時間目~

    一方「まずは黒板を見やがれェ!」カリカリ

    黒板「A――→B」

    一方「この線分ABで、Aを始点、Bを終点とする有向線分というぜェ」

    一方「一般になァ、向きと大きさをもった量はよォ、有向線分で表すことができるンだぜェ。どォだァ!最高ォに楽しィだろォ!!」

    全員(何を言ってんだこのモヤシ)

    一方「ンでよォ、量の向きをこの線分の向きで、量の大きさをこの線分の長さで表すンだぜェ。ははっ、便利なモンだよなァ!」アヒャウキャ

    土御門(暴走してるにゃー)

    一方「そしてェ、有向線分でその位置を問題にしねェで、向きと大きさだけを考えたとき、これを何て言うンだァ?上条くぅーン??」

    上条「え?えっと、、、ベクトル?」ビクビク

    一方「…うひゃ」

    上条「あれ?」

    一方「はィ、大正解だぜェ!さすがの三下も解ったかァ」ヒャハヒャハ

    上条(なんか腹立つな)

    一方「つまりなァ、位置が違っても向きと大きさが等しい有向線分どうしはベクトルとしても同じとみなすンだぜェ。あはぎゃは、おィおィ最高ォに面白ェよなァ!!」

    全員(怖ェ…)

    545 = 530 :

    一方「で、有向線分ABを表されるベクトルをなァ、ABの上に→を書いて表すンだ。
    あと、ベクトルは、a のよォな記号で表すことも多いンだ」
                     
    一方「それでよォ、2つのベクトルa 、b の向きが同じで、大きさが等しいときはよォ、こいつらは等しいっていってなァ、ベクトルa=ベクトルb で表すンだぜェ」

    一方「そしてェ、ベクトルaの」
                       
    一方「特に、大きさが1であるベクトルを『単位ベクトル』っていうンだぜェ」

    青ピ「流石の一方さんやな」

    土御門「予想に反して分かり易いのがポイントだぜぃ」

    吹寄「いい教師になりそうよね」

    姫神「あと必要なのは。生徒をスルーしない。思いやり」

    546 = 530 :

    >>545 盛大に誤爆。
    3つ目 一方「そしてェ、ベクトルaの大きさを|ベクトルa|で表すンだァ」です。

    土御門「さて、カミやんはっと…」

    上条「」プシューー

    土御門「ショート済みぜよ」

    一方「ンで、次はベクトルの和についてだがなァ……」



    キーンコーンカーンコーン
    一方「…チッ、楽しい時間は過ぎンのが速ェなァ。名残惜しいが今日はここまでだァ。…そォだ、宿題でも出すかァ?」

    上条「もう勘弁してください…」ゲッソリ

    一方「ンじゃ、気をつけて帰れよォ」ガラガラ

    土御門「はいっ、アクセラ先生!また明日だぜぃ!」ニコニコ

    一方「帰れェ!」バタンッ

    土御門「おぉ、おっかないぜぃ」

    青ピ「果敢な攻めやなぁ、つっちー」

    土御門「まあにゃー」ニヤニヤ

    青ピ「ちなみにボクは攻められる方が好みやでぇ~」クネクネ

    土御門「誰得だにゃー?」

    547 = 530 :

    ~放課後~

    ーーー昇降口前ーーーーーーーーーーーー
    青ピ「なぁカミやん、この後どっか寄っていかへん?」

    上条「ゲーセンか?オレ今金が無いんだが…」

    土御門「カミやんはいつだって金無しだと思うがにゃー?」

    上条「ぐっ、それはあくまで財布を落としてきたときであって…」

    青ピ「まあ、ちょっとくらいならボクが出したってもええでぇ~」

    上条「おっ、マジか?じゃあオレも行くか!」

    土御門「決まりだにゃー!」

    青ピ「よっしゃ、早速行くd……」チラッ

    土御門「おう!楽しみd……」チラッ

    上条「ん~?どうしたんだ2人とも。オレの顔に何かついてるのか?」オーイ

    ??「…」ゴゴゴゴゴゴ

    青土「…」ダラダラ

    548 = 530 :

    上条「…ホントにどうした?顔色が悪いぞ?」

    土御門「い、いや」

    青ピ「ななな、何でもないでぇ?」

    上条「そっか、なら早く行こうぜ」

    ??「…」ゴゴゴゴゴゴ

    青ピ「そ、そうや!今日はパン屋の仕事が入ってたんやった!」アセアセ

    土御門「おっ、オレも舞夏の手伝いがあったにゃー!」アセアセ

    上条「あっ、そうなのか。じゃあまた今度な」ノシ

    青ピ「じゃ、じゃあなカミやーん!」ピュー

    土御門「さよならだぜぃ!」ピュー

    上条「2人とも忙しいんだな。では、暇な上条さんは早めに帰宅しますか!…ん?」ポン

    ??「ねぇ、ちょっと―――」

    549 = 530 :

    一旦ここまで。夜にまた来る予定です。ではまたノシ

    550 :

    振り返れば奴がいる


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