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    元スレ上条「いくぞ、親友!」一方「おォ!!」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 一方 + - 上条 + - 木原 + - 農業 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    951 :


    今回も最高だった

    木原クンマジ野原

    952 :

    俺の口座は108個あるぞォ

    953 :

    俺のキャッシュは三個あるぞ

    955 :

    俺の英世さんは108あるぞ

    956 :

    俺の岩倉さんは108あるぞ

    957 :

    俺の貯金は108円あるぞ……ブワッ

    959 :

    さァ!来い!俺の借金は8兆円あるぞォォォ!

    960 :

    ミサカの単価は18万ありますとミサカは安上がりな自分の単価を述べます

    961 :

    大丈夫、俺にバーコードリーダー当てても一万円付かない

    962 :

    残り少ない長い友達を痛めつけてんなよ

    963 :

    御坂と一方通行と上条と一方通行の実験についての会話が欲しかったな

    964 :

    >>961
    ステイルさん?

    965 :

    俺の財布には1円も入ってないぞ・・・orz

    966 :

    >>965
    涙拭けよ

    967 :

    >>966
    きっとブラックカード一枚なんだよ
    じゃらじゃら小銭持ち歩く必要ないんだよ
    そういう事にしといてあげて

    968 :

    どうも、皆様。
    後一回投下したら次スレ立てるんで、
    レスを控えていただけるとありがたいです。

    969 :

    どうも、皆様。
    遅くなりましたが、今からこのスレ最後の投下を開始します。
    それでは、どうぞ。

    970 :






    現在一方通行達は、これからの行動方針を決めるための会議をしていた。

    「さて――現状を確認しようじゃねーか」

    研究所の会議室にて、木原はホワイトボードに大きく印刷された地図を貼付ける。

    どうやら、『実験』を行う一万九千九十九の地点と日時が表記されているようだ。

    「……現在残った妹達はちょうど二万人。
    このうち、『実験』に使われる予定が一万と九千九十九人だ」

    「ちょっと待てよ」

    一方通行は今の言葉に疑問を持った。

    「どォして残りが二万人で、『実験』に使われンのが一万九千九十九人なンだよ?」

    そうだ、それでは帳尻が合わない。

    一人、余分に存在する事になる。

    「あーあー。それな、それ」

    木原は懐からレポートを取り出すと、一方通行に投げた。

    「天井の野郎が置いてったモンだ。
    それによると、妹達の反乱を防ぐための
    抑止力として、『上位個体』が存在しているらしい」

    見てみ?と木原が促してきた。


    971 :

    一方通行は言われたようにレポートを読んでみる。

    ……確かに、その個体は存在するらしい。

    中身を要約すると、『打ち止め(ラストオーダー)』と呼ばれる個体がいて、
    妹達全員へと強制的な命令を飛ばす事が出来る、との事だった。

    「……んで、だ。まずはちょっとそいつの力を借りたいと思うんだよ」

    「はァ?」

    どォいう事だ?と思っていると、

    「時間稼ぎみてーなモンだよ。
    今日も『実験』は行われちまう予定だ。
    だから、今日は妹達に外に出ないように命令を送る」

    つまり、半ば強引に『実験』を中止する、という事らしい。

    「……とは言っても、統括理事会の事よ。
    一日もすればおそらくは気付かれてしまうわ」

    だから、時間稼ぎ。

    ほんの僅かに与えられた執行猶予。

    「……その間に、どォにかする方法を考えるって訳か?」


    972 :

    一方通行『実験』をしないと言って反抗してしまえば、
    用済みの妹達は多分、始末されるか、あるいはもっと非道な事に使われるかだ。

    そして一方通行はそんな手段は取らない。

    「さすがに即興じゃ阻止する方法は思いつかねーからな」

    言って、木原は頷く。

    「たった一日でも、この人数で考えればきっと良い案が浮かぶはずよ」

    芳川は周りを見回す。

    合計で三十人以上はいる研究者達が、力強く頷いた。

    「よし、オマエら。二班に別れろ。
    一班は打ち止めの方に向かえ。
    もう一班は、ここに残って作戦会議だ」

    木原の命令に、彼らは迅速に動く。

    やがて班を作ると、彼らは会議室から出ていく。

    「……っと。芳川、一方通行ァ!ちょっとこっち来い」

    木原に呼び止められ、同じく出ようとした芳川と一方通行が立ち止まる。


    973 :

    「……何だよ?」

    怪訝な表情で一方通行は尋ねる。

    「オマエらには、別の相談がある」

    言いながら木原は、またレポートを取り出す。

    「コイツを読む限り、妹達を助けた後にちょっとした問題が出てきそうでな」

    「問題?」

    芳川が眉をひそめると、木原は頷きながら、囁くように答える。

    「……実のところな、妹達は『寿命』が人よりかなり短いんだ。
    このまんまじゃ、助けたトコですぐに死んじまうかもしれねえんだ」

    「なっ…………!?」

    一方通行の頭に、鈍い衝撃が走る。

    妹達はオリジナルである『超電磁砲(レールガン)』の肉体年齢に近付くために、
    投薬で無理矢理に成長させられたせいで『寿命』が縮まってしまっているとの事だった。

    (なンてこった……)

    一方通行は、愕然とする。

    それでは、意味が無い。

    どォすれば――?と一方通行は思い、木原を見る。


    974 :

    すると木原は、

    「ま、つってもそっちは俺達の手で『調整』可能なんだけどな」

    言って、笑った。

    ………………………………。

    「……はァ!?」

    思わず、叫びを上げた。

    だったら何で呼び止めた、と一方通行は言ってやろうとした。

    しかし木原はそれを察したのか、手で制す。

    「いや、俺が話したいのはそれじゃねえんだ。
    『寿命』以上に、もっと面倒な問題があるんだよ」

    「……何かしら?」

    芳川が聞くと、木原はこう答えた。

    「実はよ、妹達を助けた後の身の振り方を考えねぇとダメなんだよ」

    妹達を助けたら、無論彼女達は自由の身だ。

    普通に外へ出て、人として生きて欲しい。

    それは、一方通行の願うところだ。

    ただ、それには問題がある。

    妹達は二万人ほどいるのだ。

    しかも、全員が同じ顔である。

    もしも全員が外へ出てクローンの事がバレたら、大変な事になる。

    クローンの製造は国際法で禁じられているのだ。

    知られてしまえば、おそらく妹達は始末されてしまう。


    975 :

    「……つまり、妹達を助けた後の事を私達には考えて欲しいの?」

    木原はその通り!と芳川を指差す。

    「つっても……どォしろってンだよ」

    考えろと言われても、困る。

    というか、そっちは後回しで良い気がする。

    「ま、とにかく頼むわ」

    言って木原は、部屋を出ようとする。

    「あン?オイ、待てよ。オマエはどこに……」

    「俺は作戦会議」

    「はァ!?何だよ、そりゃあ!」

    待ちやがれ、と叫ぶ前に木原は出ていった。





    「……ったく、あの馬鹿親父が。
    テメェの提案した事なンだから、手伝えってンだよ」

    「文句は後にして頂戴。
    今はとにかく考えましょう」

    ぶつぶつと愚痴る一方通行を芳川がたしなめる。

    「……バレねェよォにするには、
    やっぱこの街以外の場所に住ませるしかねェンじゃねェか?」

    そう、何も学園都市でしか生きていけない訳ではないのだ。

    学園都市には、世界中に協力機関が存在する。

    その中のいくつかに協力してもらえば良い。


    976 = 971 :

    だが――――

    「それは名案だと思うけど……。
    本当に信頼出来る機関なんて、貴方には分かるの?」

    芳川の言う通りだった。

    いくら学園都市の協力機関と言っても、種類がある。

    学園都市の技術を盗もうとする機関、
    本当に協力してくれる機関――とまぁ、色々ある。

    その中のどれが信頼出来て、
    どれが信頼出来ないのかなど、一方通行には分からない。

    「……チッ。だったらどォしろってンだ」

    若干イラついた調子で聞くと、

    「……そうね」

    芳川は何か考え込んでいる様子で答えた。

    「今の貴方の案自体は悪くないわ。
    ただ、色々と問題点があるだけなのよ」

    芳川は言って、黙り込んでしまった。

    「……芳川?」

    一方通行が話し掛けても、彼女は反応しない。

    (……何なンだよ)

    一方通行が思っていると、不意に芳川が口を開く。


    977 :

    「……少し、私に考えがあるわ。
    ちょっと出てくるから、木原によろしくね」

    芳川はそう言って、さっさと部屋を出ていこうとした。

    「いや、待てよ!俺も……」

    一方通行も付いていこうとしたが、止められた。

    「いえ、貴方は木原達に何かあった時のためにここに残って。
    ……大丈夫よ。自分の事はどうにかするから、そんな顔しないで」

    そう言って、芳川は笑って部屋を出た。

    「……ホントだろォな……」

    一方通行は部屋の入口を見ながら、そう呟いた。





    しばらくして、一方通行は研究所の中を歩いていた。

    とりあえずは報告するために、彼は木原達の元に行く事にしたのだ。

    「あれ?芳川はどうしたよ?」

    研究室に入ってきた一方通行を見て、不思議そうな顔で木原が尋ねてきた。

    「イイ案があるとか言って、どっか行きやがった」

    適当に報告しながら、一方通行は辺りを見回す。


    978 = 970 :

    「で、そっちはどォだよ?」

    周りでは、研究者達が何やら紙を広げて話し合っている。

    「んー。とりあえずは、天井が残したレポート全部読んでんだがな」

    なかなか難しそうだ、と木原は両手を広げて言った。

    「『樹系図の設計者(ツリーダイアグラム)』の演算は完璧だしな。
    ……そこに何か『矛盾点』でも用意出来りゃ、どうにかなりそうだが……」

    木原が言うには、現在『樹系図の設計者』は
    正体不明の攻撃により破壊され、もう存在しないらしい。

    何となく、その攻撃の正体が分かった一方通行はちょっとだけインデックスに感謝した。

    とにかくそんな訳で、今演算結果に『矛盾点』が生まれれば、
    どうしても『実験』は中止になる。

    『樹系図の設計者』は無駄な計算をマシンパワーに任せてしているので、
    一度人の手で計算し直そして『矛盾点』を修正しようとしても、かなりの時間を要する。

    そしてその計算が終わる頃には、一方通行は死んでいる。

    その一点ぐらいしか『実験』を止める隙はない、との事だ。


    979 :

    「……別にそンなまだるっこしいやり方じゃなくてもイイだろ」

    一方通行が言うと、木原はむっとした調子で聞いてきた。

    「……じゃあ、オマエにはどういう考えがあるんだよ」

    言われて、一方通行は答える。

    「……たとえば、俺の立場を使って統括理事長と交渉とかよォ」

    そう、一方通行は学園都市第一位なのだ。

    もしかしたら、統括理事長と直接交渉くらいなら出来るかもしれない。

    そう思っていたのだが――――

    「はい、却下ー」

    木原はあっさりと否決した。

    「あァ!?何でだよ!!」

    一方通行は思わず声を荒げた。

    自分なりの名案というヤツだったのだ。

    それをあっさり否定されると、少し悔しい。

    木原はため息をつきながら告げた。

    「アレイスターの野郎には、多分オマエは会えねぇよ。
    大体、どうやって交渉するってんだ。何か材料とかあんのか」


    980 :

    言われてみればその通りだった。

    「…………」

    一方通行は黙り込んでしまった。

    「……ったく。さてはオマエあんま寝てねーな?
    オラ、俺の部屋貸してやっからちょっと仮眠でもとれよ」

    言いながら木原は一方通行をぐいぐいと部屋の入口へと押す。

    「いや、別に問題ねェよ!
    だいたい、今寝てる余裕なンざ……」

    確かにまぁ、昨日はあまり寝ていない。

    だからって今はそんな余裕など――――

    そう思っていると、

    「いいから休めよ。いざって時、オマエが不調だとこっちが困んだから」

    木原が諭すように告げた。

    「!…………」

    木原の言う通りだった。

    いずれは統括理事会に『実験』を止めようとしている事がバレる。

    その時、連中は暗部組織でも何でも使ってこちらを拘束する可能性がある。

    そうなれば、研究者達を守れるのは一方通行しかいない。

    「…………一時間だけだ」

    それだけ言って、一方通行は部屋を出ていく。


    981 = 972 :






    「……ったく、行ったか」

    木原は呟きつつ、机に向き直りパソコンの液晶画面を見る。

    と、そこへ――――

    「お、上手くいったか」

    打ち止めの方へ向かった部下達から、連絡が来た。

    どうやら無事、『実験』を一時中止に出来たようだ。

    (さて……)

    木原は今後の事を考える。

    早ければ日付が変わる頃にでも、
    統括理事会の息がかかった連中が
    『実験』遂行のために妹達の方に向かうかもしれない。

    何故、一方通行や妹達の上位個体である打ち止めではないのか。

    理由は簡単で、どちらも中々手が出しにくいからだ。

    一方通行については言わずもがな。

    打ち止めについては、そもそも情報がない。

    天井は打ち止めについて、統括理事会には報告していなかったらしい。

    木原が所持している打ち止めについてのレポートは他のものと違い、
    天井のパソコンの中にあった、何重にもロックされたファイルを印刷したものなのだ。


    982 :

    p

    983 :

    まぁ、とにかくだ。

    (……妹達に警護がいるな)

    達は『実験』に疑問を抱いていない。

    理事会から派遣された連中の言う事をあっさり聞き入れそうだ。

    となると、妹達とそいつらを引き合わせないための警護が必要になる。

    (さすがに俺一人はキツイし、どうしたもんか……)

    ここの警備は一方通行に任せてぇしなー、と考えていると、

    「ん?」

    不意に、木原は思い出す。

    ちょうどいい人材がいるという事を。

    (ハハッ、そうじゃん、そうじゃん!!
    なーに忘れてんだか、俺ってヤツはー!!)

    そんな事を思いながら、木原は懐からケータイを引っ張り出す。

    そーいやこれ使うの久しぶりだな、とか思いつつ、彼はある番号にかけた。

    数回のコール音の後、誰かが出た。

    「よー、久しぶり。
    相変わらず、元気そうだな」

    気楽な調子で、彼は話す。

    思わず、そのまま危うく世間話へと行きそうになってしまった。

    「んー?そうそう、そうだった、そうだった」

    木原はゴホン、と咳ばらいをした。

    「ま、何の用かって言うとな――――」


    984 = 983 :

    そんな訳で以上です!
    では、次スレだけ建てて来ますんで、
    誘導用に一レス残していただけるとありがたいです。

    985 :

    うおおおおおっつです

    986 :

    何故IDがコロコロ変わってるのか

    987 :

    埋めるんだよ

    988 = 987 :

    埋めるんだよ

    990 = 987 :

    埋めるんだよ

    991 = 987 :

    埋めるんだよ

    992 = 970 :

    どうも、新スレ建てて来ました。

    こちらへどうぞ。
    http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/1298737794/

    993 = 987 :

    埋めるんだよ

    994 = 987 :

    埋めるんだよ

    995 :

    埋めるんだよ

    996 = 987 :

    埋めるんだよ

    997 = 987 :

    埋めるんだよ

    998 :

    梅梅
    美琴はどうなるやら

    1000 :

    上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1298737794/


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