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元スレ久「あんたが三年生で良かった」京太郎「……お別れだな」
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京太郎は一応自分の意思で二人と一緒にいます
ただ、心が二人に向いているかどうかは……
それはそうと、安価取りたいんですけど、人いますかね?
ただ、心が二人に向いているかどうかは……
それはそうと、安価取りたいんですけど、人いますかね?
それじゃ、この中からお好きなのをどうぞ
済がついてるのは選べません
個別
大星淡 済
天江衣 済
桧森誓子 済
姉帯豊音 済
三尋木咏 済
神代小蒔 済
ネリー・ヴィルサラーゼ 済
宮永照 済
エイスリン・ウィッシュアート 済
白水哩 済
竹井久 済
福路美穂子 済
松実玄 済
薄墨初美 済
滝見春 済
石戸霞
園城寺怜 済
真屋由暉子 済
清水谷竜華 済
鶴田姫子 済
特殊
久照
久美穂子
小蒔霞
哩姫
怜竜
20分まで
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久照
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哩姫
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20分まで
・二年、元日、眩いもの
京太郎「うぅ……さむっ」ブルッ
京太郎「ちょっと散歩のつもりで出たけど、普通に寒いな……」
京太郎「初日の出まで粘ろうと思ったけど、中入ってようかな」
京太郎「コタツに入りながらのんびりと……寝るな、このパターンは」
京太郎「ちょっと夜更かししてたからなぁ」
霞「あら、おはよう」
京太郎「早いな」
霞「色々と準備があるの」
京太郎「年末年始は大忙しか」
霞「もう慣れたわ。実は今も散歩しているだけだし」
京太郎「俺もそうなんだけど……寒くないか?」
霞「そうかしら?」タユン
京太郎「……あついしぼうで寒さ半減ってか」
霞「……どういう意味かしら?」
京太郎「気にするな! お前が唯一無二の財産を持ってるってだけだ」
霞「なにを言っているの?」
京太郎「いいからいいから。ほら、肩凝ってないかー?」モミモミ
霞「あ、ちょっと」
京太郎「お、こりゃ結構凝ってんな」
霞「もう……いきなりなにするのよ」
京太郎「うちのばあちゃんの鋼鉄の肩でならした俺の腕、見せてやるよ!」
霞「ちょっ――あっ、んんっ」ビクン
京太郎「おいおい、変な声出すなよ」
霞「だれのせいだと……んぁっ!」ビビクン
京太郎「……」
京太郎(やべ、変な気分になってきた)
京太郎(体動かすたびに凶悪なアレがプルプル震えてるし……)
京太郎「ひょっとしたら、追いつめられてるのは俺なのか……?」
霞「いいから、んっ……もう、許してぇ……」ビクンビクン
霞「それで、なにか申し開きは?」
京太郎「調子に乗りました」
霞「はぁ……あなたはいつもこんなことをしているの?」
京太郎「まぁ、たまたまだよ」
霞「ふんふむ、たまたまであんなことをするのね」
京太郎「あんなことって言うけどお前、肩揉んだだけだからな」
霞「それは……たしかにそうね」
京太郎「だろ?」
霞「だけど、セクハラに該当するという見方もできそうじゃない?」
京太郎「うっ、それはまぁ……」
霞「今回は許してあげるけれど。……肩が軽くなったのもたしかだし」
京太郎「うんうん、一目見たときから肩凝ってそうだとは思ったんだよ」
霞「……わかるものなの?」
京太郎「だってなぁ」
京太郎(そんな重そうなものぶら下げてりゃ、だれだってそう思うわ!)
京太郎(それと……)
京太郎「肩凝りそうな生き方してるなって」
霞「……」
京太郎「というのは、俺の勝手な印象だけどな」
霞「……そう」
京太郎「ま、人間生きてれば大なり小なりなにか背負ってるもんだ。多分な」
霞「あなたは、それを重いと思ったことはないの?」
京太郎「さぁね。そっちは?」
霞「自分はまともに答えないのに、人には平気で聞くのね」
京太郎「話し相手なんて、それぐらい無責任なのがいいんだよ」
霞「それは……いえ、そうなのかもしれないわね」
京太郎「ははっ、あとはせいぜい肩揉みぐらいだな」
京太郎「お、日ぃ出てきたんじゃないか?」
霞「……」
京太郎「どした?」
霞「少し、眩しくて」
京太郎「たしかに寝不足の目にはちょっと沁みるな」
霞「ええ、そうね」
京太郎「……昨日はありがとな」
霞「なにかしたかしら?」
京太郎「四人で結託して色々やってたろ」
霞「気づいていたの?」
京太郎「なんとなくな」
京太郎「そういや、ヤケド大丈夫か?」
霞「ヤケド?」
京太郎「飲み物、熱かったみたいだからさ」
霞「そ、それは……」カァァ
霞「むせただけ、むせただけなのっ」グイグイ
京太郎「ちょっ、落ち着け落ち着け」
霞「違うのっ、違うったら違うの――!」
というわけで二年の元旦のエピソードでした
哩姫は単に済の付け忘れです
申し訳ない
というわけで去ります
哩姫は単に済の付け忘れです
申し訳ない
というわけで去ります
あけおめー
いよいよ霞さんかある意味一番幸せになってほしい娘なんだよなぁー
いよいよ霞さんかある意味一番幸せになってほしい娘なんだよなぁー
>>179
あけおめ!
あけおめ!
京太郎「……」
『お願いだから、黙ってて』
『あなたにそれを言われたら、私は……』
京太郎「……はぁ」
「出た、辛気臭いため息」
京太郎「なんだよ」
「かわいい息子が悩んでて、気にならない母親はいないの」
京太郎「なんか、ぞわってきた」
「ちょっとどういう意味よー!」
京太郎「冗談だよ、冗談」
京太郎「別に大したことじゃないから」
「わかった、恋の悩みね」
京太郎「なんでそうなるかなぁ」
「自前の恋愛センサーね」
京太郎「余計なものまで感知してそうだな」
「いいから、話しちゃいなさいよ」
京太郎「あーもう、うざったいな……」
京太郎「なんか色々抱え込むやつがいてさ」
京太郎「大丈夫じゃなさそうなのに大丈夫って言い張っててさ」
京太郎「そんでもって、すごい頑固なんだよ」
「ふんふむ……霞ちゃんね」
京太郎「なんなの、エスパーなの?」
「ズバリ、これぞお母さんの恋愛センサーなのよ」
京太郎「もう話打ち切っていいかな」
「ダメ、せっかくだから全部ゲロっちゃいなさい」
京太郎「……なんとかしてやりたいとは思ったんだよ」
京太郎「でも、自分にそんな資格とか覚悟があるのかって思ってさ」
京太郎「結局なにもできなかった」
京太郎「いや……大丈夫って言葉に甘えて、なんにもしなかったんだ」
「なるほどねぇ……それで、一つ確認していい?」
京太郎「なにさ」
「好きなの?」
京太郎「……それ、関係あるか?」
「大ありじゃない。だって、それって相手とどうなりたいのかに直結するし」
京太郎「どうなりたい……」
『今までどおりでいられるなら、なにも望まないわ』
京太郎「思い知らせてやりたい」
京太郎「閉じこもって出てこないなら、こじ開けて連れ出して、そして――」
京太郎「自分の幸せってやつと、向き合わせたい」
「うーん、青臭い!」
京太郎「あんたがしゃべらせたんだろ!」
「でも、それでいいんじゃない?」
京太郎「……青臭いうえに、独りよがりだ」
「恋ってそういうものじゃない?」
京太郎「恋……これって恋なのか?」
「なにを今更。要約したら、その子に夢中で、しかも幸せにしてやりたいってことじゃない」
京太郎「いや、そこまでは言ってないんだけど」
「だったらまずは自分が向き合って、伝えることは伝えちゃいなさい」
京太郎「聞いてねーし……」
京太郎(資格と、覚悟……どっちもまだ固まってない)
京太郎(だけど――)
京太郎「決めた。とりあえず会いに行く」
「その後は?」
京太郎「決めてない」
「あらら」
京太郎「そこらへんは道中どうにかするよ」
「そう……なら一つだけ」
「私のことは気にしなくてもいいから、好きなようにしてきなさい」
京太郎「いきなりなにさ」
「なんとなく」
京太郎「まぁ、普段からしてないけどさ」
「えー? ちょっとはしてよ」
京太郎「どっちなんだよ」
「ふとした時に思い出して」
京太郎「はいはい」
「……霞ちゃん、よろしくお願いね」
京太郎「なんかさ、いやに気にかけてない?」
「ちょっと昔の知り合いに似てるから」
京太郎「昔の知り合い?」
「うん……だから、きっといつか、幸せだって思えるようにしてあげてね」
霞「……」
『私では、ダメ?』
『私では、あなたを支えられない?』
霞(違う、違う違う……っ)
霞(これは、ただの気の迷い)
霞(こうして滝に打たれていれば、自然と消えていく雑念)
『ま、それでも不十分っていうんだったら俺に任せとけ。肩揉みぐらいだったらしてやるよ』
霞(だから、そんなに優しくしないで)
『はは、美人ってのは怒っても美人だな』
霞(だから、そんな風に笑わないで)
霞(そうすれば、私は……)
明星「お疲れ様です、お姉様」
湧「タオル、どうぞ。体冷えちゃいます」
霞「ありがとう、二人とも」
明星「すごい集中力でした」
湧「やっぱり霞さんってすごいなぁ」
霞「大したことじゃないわ。……ちょっとだけ我慢強いだけ」
初美「お三方ー、そろそろおやつなのですよ」
霞「もうそんな時間なのね」
初美「のめり込みすぎなのですよ」
霞「そうかしら」
初美「何事もほどほどが一番ですからねー。倒れられても困りますし」
湧「あの、私もそう思うというか……まだ水も冷たいですし」
明星「お姉様が倒れたら、みんな心配しちゃいます」
霞「そうね……ごめんなさい、これは私のわがままね」
初美「さ、反省したらちゃちゃっと着替えちゃうのですよ」
霞「ええ、そうするわ」
初美「……」
初美(どうしたものですかねー……)
巴「そうなんだ……」
初美「さすがにあのままじゃまずいといいますかねー」
巴「心配、だよね」
初美「というよりも、見るに堪えないのですよ」
巴「姫様もちょっと心配してるみたいだし」
初美「霞ちゃん、隠してるようで隠せてないですからねー」
巴「原因ってやっぱり……そうなのかな」
初美「それはもう、どうしようもないのですよ。ほら、恋は落ちるものと言いますし」
巴「落ちるものかぁ……うん、重力には逆らえないしね」
初美「そのうち霞ちゃんのにっくき脂肪の塊も重力に負けて……おっと、話がそれたのですよ」
巴「は、はっちゃん……」
小蒔「はふぅ……おやつ食べたら急に眠気が……」
春「眠そうにしてるのはわりといつものこと」
小蒔「そ、そうですか?」
春「疑いようもなく」
小蒔「むぅ……やっぱりここはその、いめーじの払拭にあたりたいと思いますっ」
春「具体策は?」
小蒔「ええっと……そうです! こーひーを飲むとか!」
春「なるほど、コーヒー……」
『に、にがいですっ。こんなの絶対飲めません!』
春(――ってなりそう)
春「悪いことは言わないから、やめておいたほうがいい」
小蒔「なんでですかっ」
春「コーヒーは大人の味だから」
霞「……」スタスタ
小蒔「あ、霞ちゃん」
霞「……あら、小蒔ちゃん?」
小蒔「大丈夫ですか? ぼうっとしてました」
霞「ちょっと、晩御飯の献立で悩んでいたの」
小蒔「食材が足りないなら、私お使い行きますよ?」
霞「ありがとう、小蒔ちゃん。でも、私が行くから大丈夫よ」
小蒔「でも――」
霞「ごめんなさい。本当のことを言うと、他にも用事があるの」
春「……」
霞「だから私が行った方が都合がいいの」
小蒔「そうですか……じゃあ、気を付けて行ってきてくださいね」
霞「ええ」
小蒔「……やっぱり、ちょっと変です」
春「私もそう思う」
小蒔「でも、私も意気地なしです」
小蒔「聞きたいことが、聞かなきゃいけないことがあるはずなのに……」
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