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元スレ久「あんたが三年生で良かった」京太郎「……お別れだな」
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京太郎「リュージ! 火ぃつけたぞ! そっちは大丈夫か!?」
リュージ「……悪いな、実は死体なんて用意してなかったんだ」
京太郎「はぁ!? 何言ってんだよ!」
リュージ「そんなに都合よく死体が手に入るわけないだろ」
京太郎「じゃあどうするんだよ! ここには俺とお前しか……」
リュージ「ああ、ここには俺たちだけだ」
京太郎「お前、まさか」
リュージ「そうだよ、利用させてもらった」
京太郎「……騙したんだな」
リュージ「俺もお前も恋人に会いたいのは同じだ……わかってくれなんて言わないけどよ」
京太郎「……バカだよ、お前」
リュージ「ああ……バカだよ。俺も、お前も」
リュージ「さぁ、俺たちの目的のためには死体が一人分必要だ」
リュージ「須賀……お前ならこの後どうなるか、わかるよな?」
『火災現場から発見された死体は、焼け残った物品等から、留置所から脱走した須賀京太郎――』
怜「なん、で……ウソやろ?」
竜華「……須賀くんはきっと、怜に会うために」
怜「もう合わへんって、さよならって言ったのに……」ポロポロ
竜華「怜……」
怜「うぅ……京太郎、京太郎ぉ!」
竜華「じゃあ、なるべくおとなしくしとるんやで?」
怜「もうそない無理する体力もあらへんけど」
竜華「うん……今は少しでも、やりたいことやって……ううぅっ」グスッ
怜「なんで竜華が泣いとんねん」
竜華「だ、だってぇ……」
怜「……ごめん」
竜華「なんで謝っとんのぉ……」
怜「悲しい思いさせるから」
竜華「あほぉ……!」
怜「せやけど、うちらはズッ友やから」
竜華「それもう死語やぁん……」
怜(そんなこんなで病院とおさらばし、晴れてうちは自由の身になりましたと)
怜(他の人と比べたら短いけれど、だからこそ希望に満ちた毎日が……)
怜(……ウソです。たまに散歩するだけでほとんど家でボーッとしてます)
怜(後は毎日誰か彼か来るのでその相手です)
怜(ああ、うちって以外と友達多かったんやなって思いました)
怜(……そして、ドぎついイベントが一個)
怜(余命幾ばくもない恋人を置いてさっさと逝った、あのバカの葬式です)
怜「園城寺怜でございます。恋人といたしまして、謹んで告別の言葉を申し上げたいと思います」
怜(そこでまさかの弔辞を任されたりして)
怜「京太郎さん、あなたとは高校一年の夏に出会いましたね」
怜「お互いまだ麻雀の腕が拙く、それで意気投合したことを今でもよく覚えています」
怜(見渡せば参列者の多いこと多いこと)
怜(男女比の偏りが気にはなるものの、それだけたくさんの人に慕われてたんやなーと)
怜(胸の内に渦巻くものはあったものの、わざわざこんなとこでぶちまけて台無しにするわけにもいきません)
怜(危なげなく、無難に弔辞を済ませようと――)
怜「名残はつきませんが……」
怜(済ませようとして……やっぱりやめました)
怜「……京太郎は、バカです。アホやなくてバカです」
怜(にわかに場内がざわつき始めます)
怜(せやけど構いません。今のうちに怖いものなんてありません)
怜(……それよりも、言いたいことを言えへんまま、したいことをせぇへんままにする方がよっぽど辛いです)
怜(それを一番に伝えたい人は、もうこの世にはおらへんのですけど)
怜「うちに無理するなって言うくせに、自分は無茶ばっかするし」
怜「セックスしたい言うても体に負担かかるからって逃げるヘタレやし」
怜「ずっと傍にいてって言うとんのに、やらかして捕まるし」
怜「挙げ句の果てに……うちより先に逝ってもうたし」
怜「ホンマ愛想が尽きました。あんな男のことなんか忘れて、楽しく余生を……」
怜「よせ、いを……ひっく、過ごして……けほっ、けほっ」
怜(なんでか涙が出て、咳も出て息切れして体がだるうなって)
怜(弔辞を終えることもできないまま、うちは血相変えて駆け寄ってきた竜華に支えられながら退場です)
怜(……かっこわる)
竜華「大丈夫?」
怜「やっぱええなぁ、竜華の膝枕」
竜華「無理したらあかんってあないに言うたやん」
怜「……後悔は残したくあらへんから」
竜華「もう……それ反則」
照「お邪魔します」
竜華「あなたは……」
照「お久しぶり」
怜「宮永さんも来てたんやな」
照「ちょっと確かめたいことがあったから」
怜「うちの容態とか?」
照「それと、少し話も」
竜華「ごめんなさい、また後日にしてもらえます?」
照「そうだね。疲れてるみたいだし」
怜「別にうちはかまへんのやけど」
竜華「怜、お願い」
怜「……しゃあないなぁ」
照「じゃあ、手だけ見せてもらってもいい?」
怜「はい、どうぞ」スッ
照「……そっか、そうなんだ……京ちゃん」ボソッ
竜華「……宮永さん?」
照「大体わかった」
怜「や、勝手に納得されても」
照「それじゃあ園城寺さん、お幸せにね」
怜(あの宮永照が、うちの手を見て何を納得したのかはわかりません)
怜(あるいは他の人には見えへん何かが見えとったのかもしれません)
怜(未来を見る人がおるんだから、そういうことがあっても全然不思議じゃありません)
怜(ただ、お幸せにという言葉が少しひっかかりました)
怜「短い余生を幸せにってことやろか?」
竜華「……」
怜「竜華?」
竜華「え、ああ……どうなんやろな」
『……そっか、そうなんだ……京ちゃん』
竜華(……宮永照、何を知っとるんや)
竜華(あの日、うちは……)
リュージ『先生、頼まれてくれないか?』
竜華『……私に、犯罪に加担しろと?』
リュージ『ただちょっとデータをすり替えるだけだ』
竜華『簡単に言いますけど、歯科医でもないのにそんな』
リュージ『そこをなんとかしてほしい。今の俺には先生ぐらいしか頼れないんだ』
竜華『でも、どうすればいいか……』
リュージ『頼む。万が一があったときに、これが起死回生の目になる……きっとあいつはもう止まれない』
竜華『……』
竜華(それがなにを示しとるのか、最初はわからんかった)
竜華(それでもうちはその話に乗った)
竜華(どんなことでも、怜と須賀くんの助けになればええんやって)
竜華(せやからうちは、できたばかりのコネを使った)
透華『……結論から言えば、造作もないことですわ』
竜華『じゃあ……!』
透華『ですが、それと話を受けることは別問題。あなた、これが犯罪行為にあたるとわかっていて?』
竜華『それは……』
透華『自覚があるようなら結構。お断りいたしますわ』
竜華『そんなっ、それじゃあ須賀くんと怜が』
透華『私が兄のように思っていた男はもういない……よって、助ける義理もない』
竜華『お願い……お願いします! 私に払えるものなら、なんでも払います! お金でも、私自身でも!』
透華『生憎と、そのどちらにも興味はありませんわ。……しかし』
透華『ハギヨシ』
ハギヨシ『はっ』
透華『智紀にデータの書き換えを』
ハギヨシ『かしこまりました』
竜華『……引き受けて、くださるんですか?』
透華『勘違いなさらないでくださいまし。これはあくまでもあなたへのもてなし』
竜華『もてなし……?』
透華『ええ。わざわざ大阪から長野までご足労いただいたのに、お茶の一杯だけでは失礼でしょう?』
竜華(すり替えた歯の治療痕のデータ、焼死体……せやけど、まだ確証があらへん)
竜華「……あれ、郵便?」
竜華(なにも書いとらんで包装紙に包まれているだけ)ガサガサ
竜華(中身は……メモ用紙と――)
竜華「あぁっ、ああぁ……」
『ペンダント、確かに返したぜ』
竜華「うん、うん……約束、ちゃんと守ってくれた……!」
「一人で大丈夫?」
怜「お母さん心配しすぎ。ちょい散歩してくるだけやん」
「でも……」
怜「苦しくなったらすぐ休んで連絡するから」
「……わかった」
怜「ほな、行ってきます」
『それじゃあ園城寺さん、お幸せにね』
怜「お幸せに、ね」
怜(その言葉の意味は今でもようわかりません)
怜(でも、うちがまた未来というものを考えるきっかけにはなったと思います)
怜(……いつの間にか、視えなくなってた未来)
怜(それは、もう未来がないからやと思ってました)
怜(もはや夢や希望もあらへんよー、みたいな感じで)
怜(……せやけど、それを一番感じてたのは自分自身で)
怜(未来は視えへんのやなくて、視るんが怖くなってただけなんやと)
怜「む~……むむむむっ」
怜(チャレンジしてみるものの、全然視えません)
怜(手のひらを太陽に透かしてみても、真っ赤に流れる血潮が見えるだけで――)
怜「んん?」
怜(一瞬、指に光るものがあったような……しかも左手の薬指)
怜「……これ、未練やなぁ」
怜(だって、指輪をもらえる相手なんて一人しかおらんし)
怜(その一人はもう……)
怜「あー、やめやめ。昔や先のことより今のことや」
怜「……未練よ飛んでけー」
怜(拝啓、バカタレさんへ)
怜(半年と言われた余命の三分の一を消化しても、まだまだ元気でやってます)
怜(だんだん体も重うなってきて、息切れもしやすくなって咳き込むことも増えたけれど)
怜(せやけどまだ生きてます)
怜(たまにこうやって散歩して、家でぐーたらして、時々どこかに連れて行ってもらったりして)
怜(以前と比べればできへんことも多いけど、楽しい日々を送っています)
怜(だからそっちも気楽に過ごしてください)
怜(もうすぐうちも逝きますから)
怜「……なーんて、あの世までは届かへんやろなぁ」
怜「そもそも地獄に落ちとるやろうし……天国確定のうちじゃやっぱり会われへんわぁ」ピロリン
怜「ん、メール?」
『地獄の釜じゃ、まだ生温い』
怜「……なんやねん、これ」
怜「知らんアドレスから……イタズラ?」
怜「まさかあの世からなんて――けほっ、けほっ」
「救急車、呼ぼうか?」
怜「いえいえ、お構いなく。ちょい休めば平気ですから」
「そうか? じゃあ散歩のお供に話し相手なんてどうだ?」
怜「そっちも間に合って……」フラッ
「おっと、気をつけろよ?」
怜「す、すいません」
「はは、もう病弱アピールがシャレにならなくなっちゃったな」
怜「……え?」
京太郎「よう、地獄から帰ってきたぜ」
怜「どう、して……幽霊?」
京太郎「ま、似たようなもんだな」
怜「足、ついとるやん」
京太郎「心臓も動いてる」
怜「……触れる?」
京太郎「もちろん」ギュッ
怜「ん……」
怜「……で、今更どの面下げて戻って来たんやろな」
京太郎「あれ、ここは感動の再会って感じじゃ」
怜「や、正直警察つきだそうかどうか迷っとるわ」
京太郎「ちょいちょいちょい、勘弁してくれ」
怜「じゃあ事情説明求む、はりーはりー」
京太郎「……わかったよ」
リュージ「さぁ、俺たちの目的のためには死体が一人分必要だ」
リュージ「須賀……お前ならこの後どうなるか、わかるよな?」
京太郎「……生き延びたければ、お前を殺すしかないってことかよ」
リュージ「そうだと言ったら?」
京太郎「俺は……またあいつに会えるなら……!」ブンッ
今までで一番重いかもしれん
心が締め付けられるようだ
これも愛の形なんだな
心が締め付けられるようだ
これも愛の形なんだな
リュージ「……どうした、やらないのか?」
京太郎「……お前、反撃する気も、避ける気もなかっただろ」
リュージ「そうする必要がない。それだけだ」
京太郎「どうしてだよっ、置いてきた恋人に会いたいんじゃないのかよ!」
リュージ「ああ、会いたいさ……だから、これでいいんだ」
京太郎「意味分かんねぇよ! 死んだら会いにいくもクソも……ま、さか」
リュージ「遠いんだよ。この世からじゃあの世は遠すぎるんだ」
京太郎「最初から、死ぬつもりだったってのか……?」
リュージ「ああ、そうだ」
京太郎「分かんねぇよ……死ぬなら勝手に死ねばいいだろ」
リュージ「……意外にチキンでな。自殺するってなると足が竦んじまう」
京太郎「だから、あんな無茶を?」
リュージ「自分のためにはできなくても、他人のためならできるってやついるだろ。俺もその類みたいなんだ」
京太郎「それで、俺を利用したのか」
リュージ「大義名分ってやつか? 恋人のために頑張るお前のためにって名目で、俺は死に場所を探してたんだよ」
京太郎「……」
リュージ「行けよ。お前のためなら俺は死ねる」
京太郎「気持ち悪いな」
リュージ「頼む……あいつに会わせてくれ」
京太郎「リュージ……」
――ガラガラガラッ
京太郎「くそっ、火の手が……!」
リュージ「くっ――急げ! そろって焼け死ぬなんて間抜けなオチはごめんだ!」
京太郎「お前、足が」
リュージ「もう決定打だ……さぁ、行けよ」
京太郎「……俺の持ち物は置いていく。それでいいんだろ?」
リュージ「ああ、これで俺はお前の死体になれる」
京太郎「……幸せにな」
リュージ「ぷっ……これから死ぬ人間にそれはないだろ」
リュージ「でもまぁ……須賀、お前も幸せに……いや、幸せにしてやれよ」
京太郎「ああ……ありがとう、リュージ」
怜「……死にたいとか贅沢やん」
京太郎「人の考えはそれぞれだからな……少なくとも、俺だけはあいつを否定できないよ」
怜「そか……」
京太郎「でもそのおかげで俺は晴れて自由の身だ。戸籍も何もない幽霊状態だけどな」
怜「なんでそない……バカなん?」
京太郎「言わせたいのか?」
怜「うん、聞きたい」
京太郎「……お前の傍にいられるなら、他に何もいらない」
京太郎「一緒に過ごせるのは数ヶ月だけかもしれないけど、そのためなら全部捨てられた」
京太郎「結婚しよう。籍は入れられないから形だけだけど、指輪もちゃんと用意してる」
京太郎「……受け取ってくれるか? 汚れた俺の手を、また握ってくれるか?」
怜「全部、うちのためなんやな」
京太郎「違う、自分のためだ」
怜「同じやん」
怜「うちを治すため罪を犯して……人まで殺して」
怜「うちと一緒にいるため脱走して……自分まで殺して」
怜「正直心が痛むわ……死んだ人もおるし、もう絶対普通に生きれへんやん」
怜「でも……嬉しい」
怜「戻ってきてくれた……約束、守ってくれた」
怜「……こない身勝手な女ですけど、ずっとずっと傍にいてください」
京太郎「左手、貸してくれ」
怜「……うん」
怜(はめられた指輪を、太陽に透かしてみます)
怜(さっき一瞬だけ見えた、あの光景とぴったり重なりました)
怜「ふふっ」
京太郎「お気に召したか?」
怜「久しぶりにええもん見れた」
京太郎「そうか……じゃあ、行こうぜ」
怜「どこに?」
京太郎「さぁな。でも、ニケツしたいって言ってたろ?」
怜「ちょいタンマ。お母さんに連絡しとく」
京太郎「ああ、それならさっき許可取ってきた」
怜「用意周到かっ」
京太郎「まあ、事情説明したら叩かれて叱られたけど……最後にはお願いしますって言われたよ」
怜「うーん、脱走犯に連れられる薄幸美少女……サスペンスかミステリーか、はたまた純愛物か」
京太郎「ほら、これかぶれ」
怜「えー?」
京太郎「かぶらないで乗せたらそれこそ捕まるって。そして面倒なことになると」
怜「しゃあないなぁ」
怜「行きたいとこ、リクエストしてもええかな?」
京太郎「ああ、なんでも言ってくれ」
怜「じゃあ……うちらが出会ったあの公園」
京太郎「えーっと……健やかなる時も、病める時も……共に助け合い?」
怜「グダグダやなぁ」
京太郎「しっかりきっかり覚えてる奴の方がおかしいだろ!」
怜「もはや病める時ばっかやねんな」
京太郎「いいからとにかく……誓いますか!?」
怜「はい、誓います」
京太郎「んで、次は……」
怜「誓いのチューやな」
京太郎「……お前といるとホント、ムードがどっか飛んでくよな」
怜「こればっかりは昔からやし? しゃあないしゃあない」
京太郎「はぁ……ほら」
怜「んっ――」
怜「ヤバ……めっちゃ幸せかも」
京太郎「覚悟しとけ、これからもっと幸せにしてやるから」
怜「やぁん、幸せ死してまうー」
京太郎「ははっ、それもいいかもな」
「竜華ー? おらへんのー?」
竜華「あ、お母さん?」
「おるんやったらちゃんと返事してや」
竜華「ごめん、ちょっと熱中してて」
「あら、衣替えの途中やった?」
竜華「うん、ちょっと気分転換。色々あったし」
「そか……ねぇ、たまには二人でご飯、どやろか?」
竜華「ホンマに?」
「家はそう離れとらんのに、あんまり会えへんから」
竜華「準備してくる。ちょっと待っとってな」
竜華「あ、散らかっとるし、部屋は見んといて」
「ほほう……さては男か!」
竜華「ちょっ……もう、そんなんやないからっ」
「あはは、今度紹介してな」
竜華「せやから違う言うとるやんかぁ!」
竜華(……須賀くんは、ちゃんとペンダント返してくれた)ギュッ
竜華(きっとあの約束も……)
『ああ、その後は俺の人生、全部お前にやっても構わない』
竜華「ふ、ふふふふ……」
竜華(うちの大事な人は、すぐ……怜も)
竜華(せやから、須賀くん……京くんだけは)
竜華「離さへん……絶対に」
『エンディング――最期の時まで』
竜華も一応ハッピーエンドになるのかなぁ…
ともあれ長期連載乙
ともあれ長期連載乙
というわけでちょっと不穏な竜華さんで締めです
一度寝落ちしてたのは許してください
というか長すぎますね
久照と比較して33%ぐらい長いです
普通のエンディングなら四個か五個分ぐらいの長さです
とりあえずこれでエンディングはおしまいです
後は前スレの1000とかを消化したり色々して
それでこのスレが埋まったら終わりにしたいと思います
それじゃ、こんなに長々とお付き合いいただきありがとうございました
失礼します
一度寝落ちしてたのは許してください
というか長すぎますね
久照と比較して33%ぐらい長いです
普通のエンディングなら四個か五個分ぐらいの長さです
とりあえずこれでエンディングはおしまいです
後は前スレの1000とかを消化したり色々して
それでこのスレが埋まったら終わりにしたいと思います
それじゃ、こんなに長々とお付き合いいただきありがとうございました
失礼します
これで全ED達成か 本当にお疲れ様です
複数人のエンディングは状況は常に色々異常であっても共通する部分を作者さんがしっかり定めていたからどれも違和感なく読めたなあ そりゃ時間もかかるわ
複数人のエンディングは状況は常に色々異常であっても共通する部分を作者さんがしっかり定めていたからどれも違和感なく読めたなあ そりゃ時間もかかるわ
乙
どいつもこいつも愛が重い…
医者なら幽霊の1人くらい養えるな
どいつもこいつも愛が重い…
医者なら幽霊の1人くらい養えるな
楽しく読ませてもらいました。
エンディングまでお疲れ様でした。
エンディングまでお疲れ様でした。
乙でしたー。
最終的には怜の病気は治るわけでもなく、残りの数ヶ月を京太郎と過ごしたあと、
竜華が京太郎の残りの人生をいただく、と……。
最後竜華がヤンデレ風味になっててワロタ。
最終的には怜の病気は治るわけでもなく、残りの数ヶ月を京太郎と過ごしたあと、
竜華が京太郎の残りの人生をいただく、と……。
最後竜華がヤンデレ風味になっててワロタ。
・フラグ未成立の彼女たち
和「納得がいきません」ダンッ
咲「ど、どうしたの和ちゃん?」
和「どうして私のエンディングがないんですかおかしいですよねJK!」
咲「じぇ、じぇいけー……女子高生……私たち?」
和「そんなわけないじゃないですかJK!」
咲「ひえっ」
歩「まったくもっておかしいと思います!」バターン
咲「あ、あれ……たしか龍門渕の」
歩「初登場時にゾロ目が出たから初期値も高かったんですよ!?」
咲「え、え……初登場、ゾロ目、初期値……?」
和「あなたはスタート地点が遅すぎましたね」
歩「十分時間があったのに私と同じ位置なのはどうかと思います!」
和「なっ!」
歩「はぁ……先輩戻ってきてくれないかなぁ」
和「なんであなたが先輩って呼んでるんですか!」
歩「先輩は先輩だからですよ!」
咲「ふ、二人とも……喧嘩は良くないよ」
和「咲さんに言われたくないです!」
歩「そうですよ!」
咲「え、えぇ?」
和「6-5ってなんですか!? なんでちゃっかり私より高いんですか!」
歩「もうちょっとでお姉さんと一緒のエンディングだったじゃないですか!」
咲「だ、だから何の話だか……」
歩「あ、でも複数人のエンディングって結構すごいことになってますよね」
和「私と咲さんのもあったみたいですけど……どんなことになってたんでしょうか?」
咲「だから何の話っ!?」
『だから何の話っ!?』
白望「……隣は騒がしいな」
はやり「楽しそうだねー」
白望「瑞原プロは、どうしてここに?」
はやり「6の次は5だからだって」
白望「はぁ」
白望(さっぱりわからない……ダル)
はやり「いいなー、小瀬川さん。あ、白望ちゃんって呼んでもいいかな?」
白望「お好きに」
はやり「私もはやりんって呼んでいいよ」
白望「はぁ」
白望(トヨネなら喜びそうだけどね)
はやり「それよりもいいなー、白望ちゃん羨ましいなー」
白望「何の話やら」
はやり「京太郎くんと親戚なんでしょ?」
白望「ええ、まあ」
白望(京太郎くん?)
はやり「身内ボーナスとか盛り盛りで一気にここまで来たんだよね?」
白望「身内ボーナス?」
はやり「この、羨ましいぞっ☆」
白望「はぁ」
はやり「しかもあと少しではとこエンディングだったとか……あ~もう!」
はやり「私も京太郎くんともっとイチャイチャしたかったなー!」
『私も京太郎くんともっとイチャイチャしたかったなー!』
優希「向こうも盛り上がってるんだじぇ」
爽「しかしこっちの部屋は……」
透華「この会場はなんですの? パーティーだと聞いてやってきましたのに」
一「あれ? ボクは特別合宿って聞いてるけど」
佳織「それにしては学校も学年もバラバラなような気が……」
宥「人が多くてあったかーい」
成香「さ、爽さん、他のみんなはいないんでしょうか……?」
まこ「わしは間違いなく場違いな気がするがの」
やえ「それを言うなら私だって……その、知り合いがほとんどいないし」
明星「わ、私は皆さん知らない方しかいなくて……お兄様ぁ、お姉様ぁ」
健夜「……この中で一番場違いなの、絶対私だよね」
優希「えー、お集まりの皆々様は困惑してるとは思いますが」
爽「それも当然! なんせくじ引きで決めた理由で適当に呼び出したからね!」
透華「ということはパーティーは……」
一「ないってことだね」
透華「なんですって!?」
佳織「あの、結局ここに呼ばれた理由って……」
優希「それは4だからなんだじぇ」
まこ「そがぁなざっくりしたこと言われてもさっぱりわからんわ」
やえ「4……麻雀なら最下位じゃないか」
健夜「それなら違うかなぁ? ラス引いたことないし」
成香「こ、こわいですっ。色々こわいですっ」
宥「うーん……」ジー
明星「あの、そんなジッと見られると……」ソワソワ
宥(クロちゃんがいたら喜びそうだなぁ)ホッコリ
爽「要するにさ、ここに集められた人はある人に対して一定以上の感情があるってことなんだよ」
透華「話が見えませんわね」
優希「そのある人とはズバリ、我らが先輩なんだじぇ!」
まこ「我らが先輩……? あー、やつか」
やえ「となると、4というのはその感情と関係が?」
一「……そういうことか」
佳織「国広さん、なにかわかったんですか?」
一「あはは……ちょっと言いづらいかな」
明星「清澄の方の先輩……もしかしてお兄様のことでしょうか?」
宥「私が思い当たるのは……やっぱり京太郎くんかなぁ?」
健夜「京太郎くん? な、なんでお兄様とか呼ばれてるのかな?」
明星「それは……」モジモジ
健夜「なにやったの京太郎くん!?」
爽「ふっふっふ……いい感じに盛り上がってきたね!」
成香「爽さん、ちゃんと説明してくださいっ」
爽「いやいや、ここはまだまだ引っ張って――」
成香「チカちゃんに言いつけますよ?」
爽「――さぁ答え合わせいってみようかー!」
優希「つまり、ここにいる人たちは!」
爽「人たちはー?」
優希「先輩に対して淡い想いを抱いたりしちゃってる人達なんだじぇ!」
爽「なんだってー!?」
透華「んなっ」
佳織「そ、そそそそんなっ」
成香「ち、違うんです! 誤解なんですっ!」
やえ「だだだだ誰がそんなにわかなことをっ」
健夜「色々気になるけど恋愛感情とかそういうのは……!」
爽「――というのは冗談で、方向性は問わず、友達以上って感じの人たちを集めたってわけさ!」
一「まあ、だよね」
まこ「恋愛感情? ありえんわな」
宥「私は好きだよ? あったかいし」
明星「お兄様はお兄様ですから」
優希「案外釣れたじぇ」グッ
爽「釣れたね」グッ
「「イエーイ!」」パンッ
健夜「ふ、ふふふ、ふふふふふ……」ゴゴゴ
なお、この後に二人は麻雀に対するトラウマを植え付けられたそうな
というわけで前スレ1000とさせてください
ちなみに怜竜エンディングは怜エンドからの派生になります
怜の大学時代に発症してそのままずっと入院コースです
だから二人は結婚をしてないし、子供もいません
あんまり病気に詳しくないんでそこまで深くは考えてないですけど
病気はサルコイドーシス的ななにかです
もし、発症時点で子供がいれば違った結末になったかと思います
具体的に言えば竜華と再婚エンドです
埋まるまで何を書くのかは未定なので、適当にリクエストどうぞ
下10ぐらいまででできそうなのを拾います
それじゃ、おやすみなさい
ちなみに怜竜エンディングは怜エンドからの派生になります
怜の大学時代に発症してそのままずっと入院コースです
だから二人は結婚をしてないし、子供もいません
あんまり病気に詳しくないんでそこまで深くは考えてないですけど
病気はサルコイドーシス的ななにかです
もし、発症時点で子供がいれば違った結末になったかと思います
具体的に言えば竜華と再婚エンドです
埋まるまで何を書くのかは未定なので、適当にリクエストどうぞ
下10ぐらいまででできそうなのを拾います
それじゃ、おやすみなさい
乙
和エンド見れなかったのが心残りなので和で何か1つ見たいです
和エンド見れなかったのが心残りなので和で何か1つ見たいです
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