私的良スレ書庫
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元スレ久「あんたが三年生で良かった」京太郎「……お別れだな」
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霞「……よかったのよ」
霞「辛かった、苦しかった、うんざりしてた」
霞「でも、みんなと一緒にいられた」
霞「離れてようやく、私の居場所はあそこだったんだって気づいた」
霞「それに……ねえ、触ってみて?」
小蒔「えっと……」オズオズ
霞「ここにもう一人いるの」
小蒔「霞ちゃん、それって」
霞「彼は小蒔ちゃんにあげるけど、彼の子は私がもらうわ」
小蒔「そんな、もうダメだって言ってました」
霞「ゼロとゼロに近いでは、大きな違いがあるということね」
小蒔「羨ましいです……でも、霞ちゃんはお母さんになるんですね」
霞「ええ」
小蒔「……決めました」
小蒔「私もお母さんになります」
小蒔「それはとっても大変で、時間のかかることかもしれません」
小蒔「けど、いつかきっと、京太郎様の子供を産みます」
小蒔「霞ちゃんだけに独り占めはさせません!」
霞「……欲張りなのね」
小蒔「ズルした霞ちゃんに言われたくないですっ」
霞「やってみるといいわ……できるなら」
小蒔「やります、やってみせます……それでいつか」
小蒔「また、みんなで……」
霞「ええ、そうね」
小蒔「お待たせしました」
京太郎「話、終わったか?」
小蒔「はい」
京太郎「それじゃあ、これからだけど――」
小蒔「ついていきます」
京太郎「……いやまあ、連れ出す予定ではあったけど、こうもすんなりいくとは」
春「そんなこともあろうかと」
初美「荷物は用意しているのですよ」
京太郎「いや、お前らも準備よすぎだろ」
巴「いつか、こんな風になるんじゃないかなって」
京太郎「どこをどうしたらそんな予想が――って、うちの母親か」
霞「小蒔ちゃんをおねがいね」
京太郎「心配すんな。返せって言われても返さないから」
霞「……今までありがとう。あなたがいなければ、私は……」
京太郎「俺こそ、今まで傍にいてくれてありがとう、だよ」
霞「あなたと過ごした半年、楽しかったわ」
京太郎「ああ、悪くなかった」
霞「それに、かけがえのないものももらえた」
京太郎「なんだそりゃ?」
霞「ふふ、ナイショ」
小蒔「みんな、今までお世話になりました」
春「うん、実際その通り」
初美「ですねー」
巴「あはは……」
小蒔「うぅ~、みんなひどいですっ」
小蒔「とにかくっ、お別れですけどさようならは言いません!」
小蒔「だってまた会えますから」
小蒔「だからみんな、またいつかです」
初美「……行っちゃいましたねー」
巴「姫様、幸せになれるかな」
春「京太郎が一緒だし、問題ない」
初美「それよりも……」
霞「……」
初美(問題はこっちなのですよ)
春「……忘れないで」
霞「なにかしら」
春「私は、あなたを許したわけじゃない」
霞「……わかってるわ」
初美(あちゃ~、はるるはキレッキレ)
巴「……ごめんなさい、心の整理がまだ」
霞「構わないわ。それだけのことを私はしてしまったのだから」
巴「すみません……」
初美(巴ちゃんも……)
初美(やれやれ、ですねー)
霞「やっぱり、うまくいかないものね」
初美「ま、しょうがないのですよ」
霞「初美ちゃんはいつも通りなのね」
初美「一人ぐらい味方がいないと、霞ちゃんもまいってしまいそうですからねー」
霞「……ありがとう、初美ちゃん」
初美「お礼はしっかり関係修復してから言うのですよ。まだ明星たちもいるのですよ」
京太郎「小蒔」
小蒔「なんでしょうか?」ギュッ
京太郎「いやにくっつくなって思って」
小蒔「えっと、ダメでしょうか?」
京太郎「……いや、半年分には足りないな」
小蒔「それなら……んっ」
小蒔「ずっと、私を離さないでください」
小蒔「愛してます、京太郎様」
京太郎「ああ、俺も愛してる」
「ん~……こっちはあったかいな」
「いててて、ずっと座りっぱなしだったからなぁ」
「ここが鹿児島……」
(中学の卒業旅行……という名目で訪れたこの地)
(ここで僕の父さんと母さんは出会ったらしい)
(両親はいわゆる駆け落ちで一緒になったらしく、そのためかあまり昔のことを語らない)
(隠されると余計気になるというやつだろうか)
(母さんの故郷、海が綺麗だというその場所が見てみたい――僕はその一心でここにいる)
(……卒業旅行でほぼ日本一周したという父さんの影響もないとはいえない)
「えっと、霧島だっけ?」
(あまり多くを語らない僕の両親だが、調べればそれなりに情報は出てきた)
(そもそも母さんは二十年ぐらい前に、女子麻雀のインターハイで大暴れしたらしい)
(その時の所属校の名は、永水女子)
(なんでもみんなして巫女服姿で試合に出たりと、中々のインパクトだったとか)
「このバスでいいのかな?」
(そしてバスに揺られること数十分)
(僕は――)
「やべ、ここどこだよ……」
(――見事に降り過ごした)
(海沿いのガードレールにもたれ、ちょっと途方に暮れる)
「……しょうがない、ちょっと歩くか」
(結果的に言えば、バスを降り過ごしたのは正解だったと思う)
(海沿いの道をのんびり歩くのは散歩コースと考えれば、悪くない)
(加えて、今の時期だと満開とはいかないがちらほら桜が咲いている)
(これを考えれば、悪くないどころかおつりまでくる)
「これが霧島の海かぁ」
(一応、これで旅の目的を果たしてしまったことになる)
(それはそれでいいのだが、すぐに帰ってしまうのはもったいない)
(だけど……)
「……なにしようか」
(ここで計画性のなさが露呈した)
(というより、ほとんど行き当たりばったりで、決めていたのは飛行機の予定ぐらいだ)
(当然宿もとっていないし、帰りの便もとっていない)
(……参考にしたのが父さんの話だったのがいけなかったかもしれない)
「ま、いーや」
(観光ガイドはなくても、携帯という心強いツールがある)
(これでいろいろ調べれば……)
「あ、電池3パーセント……」
(携帯の命は風前の灯だった)
(まずは充電しないことには調べ物もおぼつかない)
(とりあえずはコンビニを――)
「やめたやめた」
(――探すのはやめて、また歩き出す)
(行き当たりばったりだからこそ面白い)
(父さんのそんな言葉を思い出したからだ)
(それに、そんな状況でこそあるのかもしれない)
(父さんと母さんのような、運命の出会いというやつが)
――ドンッ
「きゃっ」
(柔らかい衝撃と、女の人の声)
(よそ見しながら歩いていたらぶつかってしまったらしい)
「すいません、大丈夫ですか?」
「いいえ、こちらこそ」
「立てますか?」スッ
「あ、すみません」
(その人は、巫女服を着ていた)
(年は多分、僕よりもちょっと上で……胸がものすごく大きい)
(胸が、ものすごく、大きい)
「どうかなさいましたか?」
「あ、ああ……あはははは」
「?」
(もう笑うしかなかった)
(顔はやたらと熱いし、変な汗まで出てくる始末)
(だって、この人はそれほど綺麗で……あ、そうか)
(もしかしたら、あれか。これはあれなのか)
(これが俗にいう……一目惚れというやつなのか)
「お揃い、ですね」
「おっ、おおお、お揃い?」
(どもった……どもった上にうわずって裏返った)
「髪の色、そっくりじゃありません?」
「た、たしかに」
(言われてみればその通りだった)
(僕の髪は、父親譲りの金髪)
(良くも悪くも目立つこの地毛だが、この人との共通点になるならば悪い気はしない)
(とりあえず、どうにかして話題を……!)
「あああ、ああののっ」
「はい?」
「お名前と連絡先、教えていただけませんかっ」
『エンディング――それを運命と呼ぶならば』
ようやっと終わり……クソ長かった
もう当社比300%です
このエンディングは姫様のエンディングからの分岐になります
分岐点は、ある場面で霞さんが我慢できるかできないか
ちなみに最後の少女の見た目は金髪バージョンの霞さんってことで
安価は後日にぶん投げておやすみなさい
もう当社比300%です
このエンディングは姫様のエンディングからの分岐になります
分岐点は、ある場面で霞さんが我慢できるかできないか
ちなみに最後の少女の見た目は金髪バージョンの霞さんってことで
安価は後日にぶん投げておやすみなさい
それじゃ、この中からお好きなのをどうぞ
済がついてるのは選べません
個別
大星淡 済
天江衣 済
桧森誓子 済
姉帯豊音 済
三尋木咏 済
神代小蒔 済
ネリー・ヴィルサラーゼ 済
宮永照 済
エイスリン・ウィッシュアート 済
白水哩 済
竹井久 済
福路美穂子 済
松実玄 済
薄墨初美 済
滝見春 済
石戸霞 済
園城寺怜 済
真屋由暉子 済
清水谷竜華 済
鶴田姫子 済
特殊
久照
久美穂子
小蒔霞
哩姫 済
怜竜
4分まで
済がついてるのは選べません
個別
大星淡 済
天江衣 済
桧森誓子 済
姉帯豊音 済
三尋木咏 済
神代小蒔 済
ネリー・ヴィルサラーゼ 済
宮永照 済
エイスリン・ウィッシュアート 済
白水哩 済
竹井久 済
福路美穂子 済
松実玄 済
薄墨初美 済
滝見春 済
石戸霞 済
園城寺怜 済
真屋由暉子 済
清水谷竜華 済
鶴田姫子 済
特殊
久照
久美穂子
小蒔霞
哩姫 済
怜竜
4分まで
あ、霞さんと姫様のに済付け忘れた
申し訳ないんですけど無効で
というわけでコンマ判定
久美穂子:1-70
怜竜:71-85
久照:86-00
直下
申し訳ないんですけど無効で
というわけでコンマ判定
久美穂子:1-70
怜竜:71-85
久照:86-00
直下
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