私的良スレ書庫
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元スレ久「あんたが三年生で良かった」京太郎「……お別れだな」
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済がついてるのは選べません
個別
大星淡 済
天江衣 済
桧森誓子 済
姉帯豊音 済
三尋木咏 済
神代小蒔 済
ネリー・ヴィルサラーゼ 済
宮永照 済
エイスリン・ウィッシュアート 済
白水哩 済
竹井久 済
福路美穂子 済
松実玄 済
薄墨初美 済
滝見春 済
石戸霞 済
園城寺怜 済
真屋由暉子 済
清水谷竜華 済
鶴田姫子 済
特殊
久照
久美穂子 済
小蒔霞 済
哩姫 済
怜竜
4分まで
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大星淡 済
天江衣 済
桧森誓子 済
姉帯豊音 済
三尋木咏 済
神代小蒔 済
ネリー・ヴィルサラーゼ 済
宮永照 済
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滝見春 済
石戸霞 済
園城寺怜 済
真屋由暉子 済
清水谷竜華 済
鶴田姫子 済
特殊
久照
久美穂子 済
小蒔霞 済
哩姫 済
怜竜
4分まで
4の倍数なので幼馴染二人ということで
そんで最後は千里山の二人ですね
それじゃ、おやすみなさい
そんで最後は千里山の二人ですね
それじゃ、おやすみなさい
久しぶりにこんばんはー
春休みが到来したので今日はやろうかと
もうちょっとしたら始めます
春休みが到来したので今日はやろうかと
もうちょっとしたら始めます
『決勝戦開始まで10分を切りました。既にほとんどの選手が集まっていますね』
『はい。決勝や五決では試合前に全員集合で挨拶するんですよ』
『懐かしいですねー』
まこ「ただいまー」
「おう、おかえりまこちゃん」
まこ「なんですか、今日休みですよ?」
「インハイの決勝だからって親父さんが場所貸してくれたんだよ」
「そうそう、みんなで盛り上がろうって話になってね」
まこ「はぁ、なるほど」
「それよりほら、あの二人今日も出てるよ」
『――白糸台ではパンケーキが食べ放題で、それが進学を決める決定打になったとか』
『あはは……どこで聞いたんでしょうかね、その話』
『情報元は、元SSSさんからとしか』
『……菫のバカ』ボソッ
『おや? なにか言いましたか?』ニヤニヤ
『いいえ。それよりも、そろそろ試合開始ですね』
「しかし、この二人も例によってセットで扱われるようになってきたねぇ」
「かたや学生の時の勢いそのままに躍進し続けるトッププロ」
「かたやインハイ、インカレで猛威を振るった若手アナウンサー」
「まこちゃんも鼻が高いんじゃないか?」
まこ「それはまぁ……」
久『それでは実況は私、竹井久と』
照『解説は私、宮永照でお送りします』
まこ「……微妙な気分ですね」
久「なんであそこで打ち合わせ通りにしないのよ」
照「知らない」プイッ
久「はぁ? あの外面の良さをちょっとはこっちに向けたらどうなの」
照「そっちこそ、あんな話は打ち合わせになかった」
久「あんなの別に本筋には関係ないでしょ」
照「そもそも、あなたはお菓子のチョイスがダメ」
久「人が買ってきたのを勝手につまんどいてよく言うわよね」
照「具体的に言うと、おせんべいよりチョコレートがいい」
久「残念、私はしょっぱいやつの方が好きだから」
照「むっ」
照「……チョコパイ」
久「ハッピーターン」
照「コロン」
久「えびせん」
照「キッドカット!」
久「ポテチ!」
照「でも、ポッキーだけは認める」
久「まぁ、あいつもちょくちょく食べてたから」
照「そう……」
久「……ご飯、食べに行かない?」
照「……うん」
京太郎「……あ~、鼻詰まる」
京太郎「こういうとこは最悪だよな……」
「ヘイ、キョウ! もう一回打たねぇか?」
京太郎「もう弾切れだ。今日はやめとく」
「じゃあまずは飲めよ!」
京太郎「飲まない。頭ブッ飛んだとこをむしられちゃたまんねーよ」
「そんなこと言うなって。奢るぜ?」
京太郎「じゃあな」
「クソッ、今日もアイツの一人勝ちかよっ!」ダン
「放っておけよ。噂通りならその内いなくなる」
「取られた分を取り返さないとオレの気がすまねぇんだよ!」
「なんにしても今日はもう諦めろよ」
「チッ、あの女喰い野郎が……!」
京太郎「……」
「ねえ、なに見てるの?」
京太郎「なにも」
「じゃあ、私を見て……んっ」
京太郎「……甘い」
「あなたはタバコの臭い」
京太郎「周りの連中が吸っててさ。鼻は詰まるし最悪だよ」
「それなら行かなければいいのよ」
京太郎「女に養われる男なんてカッコ悪いだろ?」
「真っ当に働けばいいじゃない。ほら、パパに頼めば――」
京太郎「ストップ。ご飯にしないか? お腹減ったし」
「もう、またはぐらかして」
京太郎「はは、それはちょっとまだ早いかなって」
京太郎(もう全然流れてこないな……)
京太郎(そろそろ潮時ってことか)
「キョウは日本の生まれなのよね?」
京太郎「ん、ああ……」
「それならいずれ一緒に行きましょうね。キョウの故郷って見てみたいし」
京太郎「まあ、いつか……な」
「ひょっとして帰りたくないの?」
京太郎「正直に言うとな」
「ごめんなさい、無神経だったわ」
京太郎「気にしないでくれ。日本が嫌いなわけでも、嫌な思い出があるわけでもないんだ」
「そう?」
京太郎「楽しかったよ。特に、あの三年間の思い出は宝物みたいに輝いてる」
京太郎(……だからこそ、帰れないんだけどな)
「それ、ちょっと興味あるわ。あまり昔のこと話してくれないし」
京太郎「そうか? じゃあ続きはむこうでしようか」
「ベッドで? もう、ご飯にするんじゃないの?」
京太郎「終わる頃にはちょうどいい感じにお腹が空いてるさ」
「じゃあこの前の大会のこと、忘れさせてね……」
京太郎「おいで」
京太郎(次、どこ行くかな……)
菫「すまない、遅くなった」
久「じゃあ今日は奢りで」
智葉「さっき来たばかりの奴が言うことじゃないな」
久「いいじゃない。僅差とはいえ早かったのは事実だし」
智葉「なら私が一番だな。潔く割り勘といこう」
菫「いいから詰めてくれ。座れないじゃないか」
智葉「久しぶりだな、二人とも」
久「前に会ったのって、大学卒業する時だったっけ?」
菫「一年以上前か……さすがに帰らなさすぎだ。ご両親は心配していないのか?」
智葉「もうそんな年じゃない……と言っても聞いてくれなくてな。だから帰ってきた」
久「親孝行ってことにしとけばいいんじゃない?」
菫「そういえば、この前照にいきなり怒られたんだが」
智葉「あの宮永照が?」
久「弱点を突けば意外とすぐ感情的になるわよ」
智葉「弱点か……あまり想像ができないな」
久「お菓子ね。特に甘いもの」
菫「ああ、パンケーキ欲しさに白糸台に入ったと言われていたぐらいだからな」
久「……」
久(こう、ポロっと漏らしちゃうところが原因なんだけどね)
智葉「それはそうと竹井アナ」
久「ちょっとやめてよ、こんなとこで」
智葉「最近、宮永照と組まされているそうじゃないか」
久「針生アナの苦労がよくわかるのよねぇ……」
菫「どっちかと言うと、福与アナに似たものを感じるが」
智葉「今ではプロとアナが組むのは定番だからな」
久「話持ちかけられた時に断ったはずなんだけど」
菫「案外お似合いに見えるがな」
久「冗談でもやめて」
菫「照にも言われたよ」
智葉「喧嘩するほど、というやつか?」
久「だから冗談じゃないってば」
菫「当人たちはこう言うが、中々人気なんだよ」
智葉「インハイの時を思えば信じられないが……いや、だからこそか」
昨日はスヤスヤでしたね……
今日はやるのでもうちょっとしたら始めます
今日はやるのでもうちょっとしたら始めます
久「まったく……この前も勝手に酔いつぶれて、しかも部屋まで送らせるし」
菫「ん?」
智葉「は?」
久「なによ」
菫「酔いつぶれたということは、一緒に飲んでいたということか?」
久「それは、まあ」
智葉「加えて、部屋まで送ったと」
久「曲がりなりにも仕事相手だし、打ち合わせのついでにご飯食べたりもするし? それだけ、それだけだから」
菫「なるほど」
智葉「なるほどなるほど」
久「だから誤解しないでってば」
菫「いいや、正しく理解した」
智葉「これをネタにあの鉄面皮を剥がすのも面白そうだ」
久「もう……とりあえずあんたらお昼は奢りなさいよね」
照「うーん、うーん……」
照「頭が痛い……」ズキズキ
――ピンポーン
照「だれ……?」フラフラ
――ピンポンピンポンピンポーン
照「……」イラッ
――ガチャッ
照「なんでしょうか――」
淡「今日は休みだと聞いて淡ちゃんが来たよ!」
照「……」パタン
淡『あわっ!? なんで閉めるのさー!』ドンドン
照「……はぁ」ズキズキ
『淡ちゃん、お姉ちゃんいないの?』
淡『あ、聞いてよサキー!』
照「咲も来てるんだ……」
淡「もうっ、お昼なのに寝ちゃってどーしたのさ?」
照「具合悪いから」
咲「風邪? お薬買ってこようか?」
照「大丈夫、部屋に置いてあるから」
照「それより二人とも、世界大会はどうだった?」
淡「あ、聞きたい? 私の活躍聞きたいっ?」
照「うん」
淡「ふふーん、なんと私たち――」
照「優勝したんでしょ?」
淡「あわっ!? どーして知ってるの!?」
咲「それはテレビ中継されてたからだと思うけど」
淡「あ、そっか」
照「でも、二人の感想が聞きたいな」
咲「感想かぁ……」
淡「ラクショー?」
咲「あれ、初戦で大失点してなかったっけ?」
照「うん、それも見てた」
淡「あわっ」
咲「あとね――」
淡「うぅ……私悪くないもん。ちゃんと次で挽回したもん……」
照「淡がすねちゃった」
咲「あ、あはは……ちょっと言いすぎたかも」
照「咲は天然だよね」
咲「そ、そうかな?」
照「天然で、外道」
咲「え……」
照「だから魔王なんて呼ばれるんだと思うけど」
咲「お、お姉ちゃんだって大魔王って言われてるよねっ?」
照「……知らない」プイッ
咲「自分のことは棚上げ!?」
照「とにかく、楽しそうでよかった」
咲「えっと、無理やり話終わらせようとしてない?」
照「……違うから」メソラシ
咲「もう……」
照「頑張ったね」
咲「……うんっ」
淡「でもさ、アメリカの代表で一人だけすっごい弱いのいたよね」
咲「わ、復活した」
淡「立ち直りが早いのはこの淡ちゃんの長所の一つだよ!」
照「淡も頑張ったね」
淡「ほめてほめてー」
照「えらいえらい」
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