私的良スレ書庫
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元スレ久「あんたが三年生で良かった」京太郎「……お別れだな」
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こんばんはー
昨日はぐっすり寝たので今晩はやろうかと
もう少ししたら始めます
昨日はぐっすり寝たので今晩はやろうかと
もう少ししたら始めます
『……金銭の問題でも、あなたにどうにかできることでもないんです』
『病気の完治の芽があるとすれば、それは……心臓の移植しかないんですよ』
京太郎「はは……本当に、俺にできることってないんだな」
京太郎「カピの時で慣れたつもりだったんだけどな……」ドンッ
「おい、兄ちゃん。ぶつかったっちゅーのに挨拶もなしか?」
京太郎「ああ……悪いね」
「誠意、足らんとちゃうか?」
京太郎「なんだよ……金欲しいなら最初からそう言えよな」
「なに言うとんのや。わいは金なんてせびらん。あくまで兄ちゃんから渡してくるんや」
京太郎「……チッ、小悪党が」
「あぁ? 今なんつった!?」
「そこまでにしとけよ」
「邪魔すんなや! 今はこのボケと――」
「いいから、黙って、引け」グイッ
「――っ、あんたは」
「上の方にもよろしく言っといてくれ」
「……しゃあないわな。入院はごめんや」
「おい、もう行ったぞ」
京太郎「ああ……助かったよ」
「えらく不景気なツラだな。パチスロでスったか?」
京太郎「俺に構うのはよして……リュージ?」
リュージ「なんだよ、気づいてなかったのか」
リュージ「コーヒーでいいか?」
京太郎「できればスポドリがいい」
リュージ「はっ、奢ってもらう上にリクエストってか」ガコン
リュージ「ほらよ」
京太郎「……ちゃんと聞き入れてくれるお前もたいがいだな」
リュージ「そんな死人みたいなツラされたらな」
京太郎「……」
リュージ「……恋人に、なにかあったのか?」
京太郎「もうダメだって言われたよ」
リュージ「……無神経だったな」
京太郎「いい。別に何かが変わるわけじゃない」
リュージ「もう危ないのか?」
京太郎「いいや、そうは言われてない」
リュージ「なら、できることもあるだろうさ」
京太郎「わかんねぇよ……どうすればいい?」
リュージ「そんなの、俺にわかるわけないだろ」
京太郎「……だよな」
リュージ「噛み付く気力もなしか……仕方ねぇな」
リュージ「ほら」
京太郎「あん?」
リュージ「番号ぐらい交換しても、損はないだろ?」
京太郎「ナンパかよ。気持ち悪いな」
リュージ「言ってろ」
リュージ「ったく……休みの日に辛気臭いツラ見せんなよな」
京太郎「休み? そうだったっけ」
リュージ「おいおい、そこまでかよ……お前もう帰って休んどけ」
京太郎「……できること、か」
京太郎「こんなにも心が折れそうなのに、なにしろって言うんだよ……」
――ピンポーン
京太郎(こんな時間に……)
京太郎(面倒だし、居留守だな)
京太郎(……今はまともに対応できなさそうだし)
――ガチャ
京太郎「……あん?」
京太郎(カギを開けられた?)
京太郎(待て、合鍵を持ってる奴なんて――)
竜華「あ、やっぱり居留守してた!」
京太郎「お前、どうして」
竜華「結構前に、怜から秘密の合鍵だって渡されて」
京太郎「あいつ、人の家の鍵を勝手に」
竜華「……それだけ、須賀くんのことが心配ってことやん」
京太郎「……」
竜華「ご飯食べた?」
京太郎「食欲、わかなくてさ」
竜華「じゃあ待っとって。材料買うてきたから、台所借りるな」
京太郎「ごちそうさま」
竜華「完食やん。お腹すいとったんやね」
京太郎「それか、コックの腕が良かったのかもな」
竜華「おだてたってなにも出ぇへんからね?」
京太郎「そりゃ残念」
竜華「洗い物するから、テレビでも見ててなー」
京太郎「……どうして、来たんだよ」
竜華「須賀くん、まいっとるんやないかなって」
京太郎「お前もそうだろ」
竜華「うん、だから……どない辛いかわかる」
京太郎「……」
竜華「さ、湿っぽい話は終わり終わり。食器片付けたらお茶入れるから」
京太郎「手伝うよ」
竜華「ええから座ってて」
京太郎「客に全部やらせるのはさすがにな。ま、今更だけど」
竜華「ふふ、ホンマにな」
竜華「それじゃあ、うちそろそろ帰るな」
京太郎「ありがとな」
竜華「少しは元気出た?」
京太郎「ああ、食べた飯の分は」
竜華「それなら作った甲斐あるわぁ」
京太郎「……」ガシッ
竜華「……え? 須賀くん?」
京太郎「悪い、もう少しいてくれないか? 今は一人になるのが、怖いんだ」
竜華「……うん」
竜華(はっきり言うと、それは未練でした)
竜華(もう大分前に終わったと思っていた初恋の火は、未だに燻っていて)
竜華(それを自覚した頃には、もう手遅れで)
竜華「今だけでええから、竜華って呼んで……?」
京太郎「ああ……竜華」
竜華「京くん……京くん京くんっ」
竜華(うちと、須賀くんは……)
竜華「――」スゥスゥ
京太郎「なにやってんだ、俺は……」
京太郎(ずっと長い間ご無沙汰だったってのはある)
京太郎(不安で不安で誰かに傍にいて欲しかったってのもそうだ)
京太郎(だけど……こんなのあいつに対する裏切りじゃねぇかよ)
竜華「ん、んん……あれ、知らん天井」
京太郎「清水谷……」
竜華「須賀くん……?」
京太郎「昨日の夜は、すまなかった」
竜華「ああ、そか……うち、須賀くんと」
京太郎「俺は、自分の不安を紛らわすために、お前を……」
竜華「……うん、せやったらお互い様」
竜華「昨日の夜のことは、ただの夢……それでええやんな?」
京太郎「……お前がそう言ってくれるなら」
京太郎(……なんて言ったが、割り切ることはできそうにない)
京太郎(あいつへの罪悪感が、突き刺さったままだからだ)
怜「むぅ、なんか今日は不景気顔」
京太郎「世相ってのが顔に出ちゃうタイプなんだ」
怜「なんやそれ新しい」
京太郎「ここで名言……人の顔は世相を映す鏡である」
怜「んー、自分で名言とかないわぁ。座布団没収」
京太郎「くっ……どうせ椅子だから痛くも痒くもないけどなっ」
怜「じゃあ椅子没収」
京太郎「おいおい、お上の横暴にはさすがの農民も黙っちゃいないぜ?」
怜「せやったらお城に招待やで」ポンポン
京太郎「お邪魔しますよー」
怜「農民ちょろっ」
京太郎「農民たるものお上の暮らしに憧れ抱いてるんだよ」
怜「しかしここでトラップカード発動!」
京太郎「罠だったのかよっ」
怜「毒を盛られて身動き取れへん農民は、あわれ城主の抱き枕に……!」
京太郎「なんだ、そんな罠だったら――」
『今だけでええから、竜華って呼んで……?』
京太郎「――っ」ビクッ
怜「え……どないしたん? 手と手が触れても恥ずかしい年頃?」
京太郎「悪い、実は下痢してて」
怜「うーわー」
京太郎「実はいつ切り出そうか迷ってたんだけど」
怜「もうええから、はよトイレ行かんかい」
京太郎「アイルビーバック!」
怜「はぁ……まぁ、しゃあないわな」
怜「っちゅーことがさっきあって」
竜華「あー……」
怜「一瞬また顔出したら、すぐ帰ってもうたし」
竜華「そればっかりは、須賀くんも仕事あるから」
怜「いちゃいちゃできんかった分、竜華の膝枕で埋め合わせてや」
竜華「はいはい、どうぞ」ポンポン
怜「あー、これやこれ」
怜「竜華が主治医やったら、きっと毎日が膝枕やな」
竜華「それで良くなったら万々歳なんやけど」
怜「これやったら京太郎もきっとイチコロやん」
竜華「あはは……うち、一回振られてもうたし」
怜「合い鍵、有効活用しとる?」
竜華「正直あんま使っとらんなぁ」
怜「ほほう、一度は使ったと?」
竜華「……怜、須賀くんとうちはなんにも――」
怜「あらへん、とは言わへんよね?」
竜華「――っ」
怜「……竜華、正直すぎとちゃう?」
竜華「……ごめん」
怜「まぁ、京太郎も不景気なツラしとったし……触ろうとしたら逃げたし」
怜「せやけど……よかったぁ」
竜華「……え?」
怜「これなら、うちがいなくなっても安心やなって」
竜華「なんで、そない……」
怜「みんなわかりやすすぎやねん。お母さんは妙に優しいし」
竜華「ううん、まだ……まだわからへんからっ」
怜「……ありがとう」
竜華「お礼なんてええから!」
怜「せやけど……うん、竜華なら京太郎のこと頼めるし、京太郎なら竜華のこと任せられる」
竜華「なんでそない……諦めたようなこと、言うん……?」ポロポロ
怜「……実を言うと、もう未来が視えへん」
怜「せやから、お先真っ暗なんやなーって……あはは」
ご飯のあとにこんばんはー
今日は夜勤があるので今のうちにちょっと進めとこうと思います
今日は夜勤があるので今のうちにちょっと進めとこうと思います
京太郎「はぁ……」
リュージ「今日はため息か。最近はなにかと暗いな」
京太郎「色々あるからな」
リュージ「……やっぱり悪いのか?」
京太郎「それはそうなんだけど……実は、浮気しちゃったんだよ」
リュージ「お前……冗談か?」
京太郎「それならため息も出てねぇよ……」
リュージ「バカじゃねぇのか?」
京太郎「いっそ死にたい……」
リュージ「そう言うなって。同じバカ野郎がここにもいる」
京太郎「お前も?」
リュージ「まぁ、今はそんな相手いないけどな」
京太郎「おい浮気野郎」
リュージ「てめぇが言うな!」
リュージ「……でも、あれだ。そのぐらいの間違い、みんなやらかしてるんだよ」
京太郎「お前さ、もしかして元気づけようとしてくれてたりするのか?」
リュージ「勝手に言ってろよ」
京太郎「みんなやらかしてる、か」
京太郎(だからって、許されるわけじゃないよな……)
京太郎(なら、やることは一つか)
京太郎(間違えたなら、正さないとな)
京太郎(……悪い、清水谷)コンコン
『はーい、どうぞー』
京太郎「おはよう、よく寝られたか?」
怜「もうバッチリ」
京太郎「そうか……話あるんだけど、いいか?」
怜「なに? 竜華と浮気したって話?」
京太郎「そうなんだ……って、知ってたのかよ!」
怜「昨日本人から聞いて」
京太郎「あ、ああ……先越されたな」
京太郎「ごめん……謝って済む問題じゃないけど」
怜「まぁ、別にええんやない?」
京太郎「お前、軽すぎだろ……」
怜「これが他の誰かなら許さへんけど」
怜「それに……もう死ぬ人間が出しゃばっても、ろくなことあらへんよ」
京太郎「……今なんつった?」
怜「隠そうとせんでもええよ。もう知っとるから」
京太郎「……気をつけてたんだけどな」
怜「せやから、うちのことは気にせぇへんように。存分竜華といちゃいちゃしてやー」
京太郎「……ダメだ」
京太郎「お前がそう言ってるのは、諦めてるからだろ」
京太郎「怒って突き放されるならいい。浮気者って詰られるのも納得がいく」
京太郎「でも、諦めたからって許されるのは、認められない」
京太郎「お前の親友に手を出したクズだけど……お前のことが好きなんだよ」
京太郎「だから、諦めを抜いたお前の本音が聞きたい」
怜「……またきっついことを」
京太郎「言いたくないか?」
怜「別に、さっきのが本音やし」
京太郎「そうか……わかった」
竜華「……これからどんな顔して合えばええんやろ」
竜華「怜と……須賀くんにも」
竜華「あ~! 全然仕事に手ぇつかんわぁ」
京太郎「清水谷!」
竜華「ひゃいっ」
京太郎「俺は決めたぞ」
竜華「な、なにを?」
京太郎「あいつの病気を治す」
竜華「……本気なん?」
京太郎「当たり前だろ」
竜華「どれだけ難しいか、わからへんわけやないよね?」
京太郎「それでもだよ。だから、力貸してくれ」
竜華「……須賀くんは、まだ諦めてないんやな」
京太郎「もう鬱々してるのには飽きたしな」
竜華「うん……わかった」
京太郎「まず第一に、あいつの病気を治すには移植しかないんだな?」
竜華「この数年、色々と処置を施してみたんやけど、どれも決定打にはならずや」
京太郎「たしか、手術も一回したよな」
竜華「せやけどすぐ再発した」
京太郎「……病気がわからないってわけでもないんだよな?」
竜華「うん……うちも色々な論文読んで調べてみたけど……治療法に関してはまだわからへん事も多いみたいで」
京太郎「今の投薬は効いてないんだったか」
竜華「軽いのなら、それで良くなってくはずなんやけど……」
京太郎「あいつのは特別重いやつだってか……」
竜華「……うん」
京太郎「……じゃあ、まずあれからいってみるか」
竜華「どないするん?」
京太郎「コネを使う」
透華『まったく……久しぶりに連絡してきたかと思えば』
京太郎「なぁ、頼むよ。とりあえず一回診てくれるだけでいいからさ」
透華『あなた、もう少し頼み方というものがあるのではなくて?』
京太郎「悪い、ふざけてる時間も惜しいんだ」
透華『ふぅ……わかりましたわ。最高のスタッフをそちらへ向かわせます』
京太郎「サンキューな!」
透華『お礼を言うぐらいなら、たまにはこちらへ帰ってきなさいな』
竜華「どうやった?」
京太郎「最高のスタッフを送ってくれるってよ」
竜華「あの龍門渕の……須賀くんて、もしかして人脈すごない?」
京太郎「やばいやつなら知り合いにたくさんいるって言ったろ?」
竜華「なんか、どうにかなりそうな気ぃしてきた」
京太郎「その調子だ」
竜華(せやけど、世界的にも有名な龍門渕でもダメやったら……)
京太郎「そういえば、こっちに来るってことは病院の設備を使うってことだよな? 病院的にそれ大丈夫なのか?」
竜華「うーん……ここも龍門渕グループの病院やから、多分」
京太郎「マジか、初めて知ったぞおい」
怜「ほぉほぉ、あの龍門渕が」
京太郎「最高のスタッフを連れてくるってよ」
怜「ドクターK? それともX? もしくはBJか、意表をついてお家とか?」
京太郎「どいつもこいつもフィクションじゃねぇか」
怜「それぐらいのインパクトがあるとええなってことやん」
京太郎「インパクトはないけど腕は最高峰だ」
怜「せやろか?」
京太郎「そうなんだよ」
怜「遭難?」
京太郎「病院で遭難ってありえないぐらい珍事だな」
怜「ところで、あれってそうなん?」
京太郎「だから遭難ネタはもういいっての」
怜「や、あそこのヘリ。龍門渕っぽいマーク」
京太郎「んー?」
『おーほっほっほ!』
京太郎「……うわぁ」
怜「どしたん?」
京太郎「ちょっと幻聴」
京太郎(まさか自ら乗り込んでくるってことはないよな?)
怜「そういえば、この病院ってヘリポートあったん?」
京太郎「……どうだったっけ?」
透華「着陸しますわよ!」
ハギヨシ「お嬢様、この病院にはヘリポートがないようです」
透華「んなっ、我がグループの経営する病院がなんたることですのっ!」
ハギヨシ「直近の着陸可能ポイントへ向かいます」
透華「ぐぬぬ……ヘリでインパクト満点な登場をするつもりが……!」
怜「あ、なんか向こうに飛んでいった」
京太郎「やっぱヘリポートなかったんだな」
透華「来ましたわ!」
京太郎「なんでお前が来ちゃったんだよ……」
透華「当然ですわ。話を受けた当人がいないのはおかしいでしょう?」
京太郎「なんにしても、来てくれてありがとな」
透華「……ふんっ」
透華「それで、あなたが……清水谷竜華さんですわね?」
竜華「はじめまして……怜をよろしくお願いします」ペコッ
透華「ええ、もちろんですわ。しかし、これだけは言っておかなければなりません」
竜華「……」
透華「医者であるあなたならばわかっているとは思いますが……絶対に治るという保障はありませんわ」
竜華「それでも……少しでも可能性があるのなら」
透華「……結構」
京太郎「いやぁ、久しぶりに長野にいた時のこと思い出したよ」
竜華「執事さんと話しとったけど、友達だったん?」
京太郎「色々お世話になった人だよ」
竜華「須賀くんがお世話に? なんか新鮮」
京太郎「そうでもないよ。今だって色んな人の世話になってる」
竜華「そうなん?」
京太郎「飯作ってもらったりとかな」
竜華「……」
竜華(ただの夢……そう言ったのは自分自身)
竜華(せやけど、あの夜のことを忘れることなんてできなくて……)
竜華(うちの頭によぎったのは――)
京太郎「清水谷?」
竜華「――な、なに?」
京太郎「疲れてるのか?」
竜華「あー……ちょい寝不足かも。色々調べ物してたし」
京太郎「ありがとうな、あいつのために」
竜華「ううん、うちも諦められへんし」
竜華(その言葉にはどこか空虚な響きがあって)
竜華(ホンマに諦めきれへんのは、なんなのか)
『――彼の隣に、誰もいなくなれば』
竜華(あの時よぎった言葉は、それをなによりも示していて)
竜華(せやから……きっと、天罰が下ったんやと思います)
怜「そかー……ダメやったかぁ」
竜華「ごめん……変に期待させて」
怜「まぁ、だれもうちの病気にはかなわんっちゅー話やな。マジ強」
竜華「ごめん、ごめん……」
怜「せやからもうええっちゅーねん」
竜華「だって、うち……」
怜「……竜華が泣いとるの、見る方が辛いわ」
竜華「ま、待っとって……今泣き止むから」ゴシゴシ
竜華「……うぅ」グスッ
竜華「ごめん、無理ぃ……」
怜「しゃあないなぁ……ほら、うちのふとももで思う存分泣くとええで」ポンポn
竜華「怜がおかしくなったぁ!」
怜「なんでやねん」
京太郎「……うまくいかないもんだな」
竜華「……うん」
京太郎「龍門渕でも、もう移植しかないって?」
竜華「それが見つかるか見つからへんかは……」
京太郎「運次第、か」
竜華「うちのせいやろか」
京太郎「だれのせいでもない。でも、もしあいつが運悪くこの病気にかかったなら……」
京太郎(それは、俺のせいなのかもしれない)
京太郎「でもまだだ。まだ見つからないって決まったわけじゃない」
竜華「うん……」
京太郎(だけど、見つからないまま時は過ぎ)
京太郎(決定的な一言が告げられた)
「もって、あと半年でしょう」
京太郎「……冗談じゃない、ですよね」
「……残念ながら」
京太郎「そう、ですか……」
京太郎(清水谷も、怜の両親も泣いていた)
京太郎(それでも俺は泣けなかった)
京太郎(泣いてしまったら、その事実を容認してしまうような気がして)
京太郎(無性に怜に会いたくなった)
京太郎(まだそこにいることを、抱きしめて確認したかった)
というわけで、中途半端だけど仕事に行ってきます
前回よりは短いとか言ったけど、あれは嘘です
最長記録更新します
それじゃ
前回よりは短いとか言ったけど、あれは嘘です
最長記録更新します
それじゃ
>>645
乙です!!
乙です!!
こんばんはー
今日で終わるかどうか……
もうちょっとしたら始めます
今日で終わるかどうか……
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