元スレ咲「リンシャンロンパ」 洋榎「希望の雀卓と絶望の高校生雀士」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
451 :
>>449
終わった話を蒸し返すお前とか?
452 :
>>445で決まったんだからこれ以上この話題を長引かせるのはいくない
453 = 438 :
花子「な、なななななァ!?」 ガクガク
葉子「ン……だよそれ!」
誓子「聞いてないわよ、そんなこと!」
モノペン「そうですよ、だって学級裁判についてはまだ誰にも言ってませんから」 キョトーン
誓子「ふ、ふざけんじゃないわよ!」
華菜「そ、そうだ! フェアじゃないぞ!!」
モノペン「今回の補足説明で初めて言いましたけど……」
モノペン「質問されていたら、ボクだってちゃんと答えてましたよ?」
モノペン「でも、誰もそのルールに関して質問してこなかったんだもん」
モノペン「君達風に言うのなら――」
モノペン「聞いてないわよ、そんなこと」 ウププ
モノペン「なーんてね、あーっはっはっは」
誓子「こ……の……!」
葉子「っざけやがって……!」
454 = 438 :
透華「……一応、聞いておきますわ」
透華「さっきから仰っている、“おしおき”というのは――」
モノペン「もう、やだなあ」
モノペン「オリエンテーションで説明したのを忘れちゃったの?」
モノペン「処刑だよ、ショ・ケ・イ!!」
智葉「……」
憧「ま、そうなるわよね……」
モノペン「電気イスでビリビリ!」
モノペン「毒ガスでモクモク!」
モノペン「ハリケーンなんちゃらで体がバラったりってヤツだよ!」
モノペン「ああ、なんちゃらトレインと違って、ボクがバラったりすることはないからね!」
モノペン「ボクは立派な近代おもちゃ、そんなヤワではないのです」
ちゃちゃのん「いや……いやぁ……」 ブルブル
胡桃「……」 ブルブル
透華「つまり……」
透華「犯人を当てれば、犯人だけが殺されますが……」
やえ「もし犯人を外せば――」
華菜「ひっ、華菜ちゃん達全員が処刑されるぅ!?」
モノペン「賢い猫ちゃんだね!」
モノペン「さりげなく自分が犯人じゃないとアピる小技もグッド!」
モノペン「細かい所に気を配れたり小技を使えるのは、麻雀にも大事だもんね!」
455 = 438 :
モノペン「つまり、外の世界で言う裁判員制度ってヤツだよ」
モノペン「犯人を決めるのはオマエラって訳」
那岐「な、なあ、これ、ひょっとしてヤバイんじゃ……」
葉子「ひょっとしなくても最低で最高にやべーんだよクソっ!」
モノペン「ただし、判断は慎重にね」
モノペン「オマエラ全員の命がかかってるんだからさ!」
モノペン「ま、クロは除くんだけどね」 ウププププ
モノペン「じゃあ、今のルールも電子手帳に追加しとくからさ、各自ちゃんと確認しとくんだよ!」 ソウソウ
やえ「ふざけたことを……!」
咲「なんで……こんな……」
モノペン「ふざけてないですよ、ボクは大真面目です」
モノペン「そんなわけだから、死にたくなかったら、クロを見つけなくてはなりません」
モノペン「大丈夫、いいヤツばかりじゃないけど、悪いヤツばかりでもないからね」
モノペン「学級裁判までの時間は、皆で協力して捜査をしましょう!」
456 = 438 :
花子「ちょ……待ちなよ」
花子「アンタの言ってることって……無茶苦茶じゃんか!」
華菜「そ、そーだそーだ!」
モノペン「んぁ……?」 キョトーン
誓子「何が学級裁判よ!」
誓子「私達を……洋榎の命を弄んで!」
葉子「ざっけんなっつーの!」
那岐「わ、私だって、そんなの参加するの嫌だからな!!」
モノペン「……どうして?」 キョトーン
誓子「どうして、じゃないわよ!」
誓子「なんで私達が犯人当てなんて……」
誓子「それも、殺し合いみたいな形でしなくちゃならないのよ!」
やえ「まったくだ!」
やえ「大体、今の時点で誰も犯人が分かってないのは明白な以上、クロだけでもここを出るべきだ!」
やえ「人を殺したのは許されないが……それは法が裁くべきであって、私達の仕事じゃない!」
透華「確かにそうですわ。出る権利がある人がいるなら、出るべきです」
457 = 438 :
モノペン「なんとっ!」
モノペン「学級裁判に参加しないですとっ!」
モノペン「そんな事言う人には罰が下るよ!?」
智葉「……」
華菜「は? 罰……?」
那岐「あ、はい、じゃあ私は参加――」
葉子「ぅおいコラ!」
モノペン「暗くてコワーイ牢屋に閉じ込めちゃったり……しちゃうかもね」
憧「牢屋……?」
那岐「裁判さいこーう!」
葉子「ふざっけんなテメェ!」
誓子「私は絶対に嫌だから!」
誓子「そんな……そんな悪趣味なゲームみたいなこと!!」
458 :
ポジティブ……
絹ちゃんがいたらモノペン蹴っ飛ばしてたな!
459 = 438 :
モノペン「そんな身勝手な」 ビックリィ
モノペン「卓上では個人競技でも、協調性はとっても大事ですよ?」
葉子「何が協調性だ馬鹿!」
花子「身勝手なのは、そっちだろッ!!」
誓子「こんなことにならなきゃ、洋榎だって……!」
誓子「大体、誰かだって、手を染めることなんか……!」
華菜「そうだそうだ、お前が一番身勝手じゃないか!」
やえ「殺し合いが見たい? 知ったことか!」
やえ「私達には、そんなもの関係ないッ!!」
モノペン「ええ、物分りが悪いなあ……」
モノペン「目の前の圧倒的な悪の迫力と数の暴力に……正直ブルッてるぜ」
モノペン「だ、だけどなぁ……」
モノペン「ボクは悪に屈する気はない……」
モノペン「最後まで戦い抜くのがモノペン流よ……」
誓子「……ッ!」 カチン
モノペン「どうしても裁判をせずに帰りたければ……」
モノペン「ボクを倒してからにしろーーーッ!!」 ガオーッ
460 = 438 :
咲(正直……)
咲(私は、まだ、頭が混乱していた)
咲(ここにきて、最初に出会った洋榎先輩が――)
咲(短い間だったけど、とてもよくしてくれて、心の支えになった人が)
咲(無残に命を奪われた)
咲(その事実が受け入れられず、でも目を背けることも出来ず――)
咲(ただただ、呆然とするばかりだった)
咲(そんな私の目の前で、怒りの感情を抱えていた人達が、感情を爆発させている)
咲(体を抱え、ガクガクと震える胡桃先輩やささのん先輩とは違う形で、きっと心をすり減らしているんだ)
咲(そんな怒った人達に、ガオー、なんて言いながら、モノペンがテトテトと突進していた)
咲(そして――――)
461 :
新免さんの手のひらクルクルっぷりほんとすき
462 = 438 :
モノペン「ぎゅむっ……」
誓子「はい、これで満足?」
やえ「よし、そのまま取り押さえるぞ!」
美子「はじめっから……こうしいてればよかったと……」
葉子「っしゃ!」
葉子「腕だ腕、あの原村和のヤツと同じなら、腕がもげやすいはずだ!」
恵「こうなったら、さっさと無力化しちゃわないと……」
華菜「反撃に気をつけるし!!」
花子「こんにゃろ、洋榎の仇!」 ゲシゲシ
那岐「あ、あわわわわ」
葉子「手伝え、テメーも!!」
葉子「腰にでっかい獲物ぶら下げてんだろーが!」
那岐「で、ででででも……」
葉子「ああもう、いいから刀だけでもよこせ!」
463 = 461 :
嬉々として経験論語る門松さん
464 = 438 :
咲(その騒動を見ても、私は動けなかった……)
咲(呆然と、眺めることしか出来なかった……)
透華「皆さん落ち着いて――」
モノペン「……君達こそ、これで満足?」
花子「……は?」
誓子「何を――」
モノペン「監視者であrモノペンへの一切の暴力を禁止します」
モノペン「電子手帳の規則にあったよね?」
華菜「――――っ!」 ゾッ
モノペン「規則違反だよね」
透華「いけません皆さん、そいつから離れ――」
モノペン「召喚魔法を発動する!」
咲(そう――呆然と、眺めることしか、できなかった)
モノペン「助けて! グングニルの槍槓ッ!!」
咲(大切な仲間が――また一人、命を落としてしまうのを)
465 = 438 :
ちょいちょい書き込みあったし、起きてくる人もおるやろと判断して安価飛ばします。
ちょっと遠目に飛ばしておくんで、長時間取られなかったら中断して夜に再開するんで、誰かとっておいてください。
死にやすい奴死ににくい奴がいますが、仕様です。
殺したいキャラがいる方は頑張って狙ってください。
誰がグングニるか >>470のコンマで判定
00~09:浅見花子
10~39:安河内美子
40~49:上柿恵
50~69:小走やえ
70~99:桧森誓子
466 :
こんな時間に安価ですか
467 = 466 :
取るつもりはないので加速
人多い時に次はやると良いと思います
468 = 461 :
ちかちゃん死んじゃったらめっちゃ凹む
470 :
踏みたくないけど踏まないと進まないから・・・
チカセン引いたらごめん
471 = 438 :
グシャ
グサグサグサッ
花子「――――あ?」 ゴフッ
葉子「お、おい……」
恵「ひっ……」
那岐「あっ、あばばばば……」
花子「……んで……私が……」
誓子「は、花子!」
花子「……くそったれ……」
咲(モノペンから飛び出した、点棒を模した鋭い槍)
咲(それが、何本も、浅見先輩の体を貫いていた――)
花子「……ッ」
咲(浅見先輩は、最後にカッと目を見開くと……)
咲(そのまま……2度と動かなくなった……)
472 :
コンマ範囲が広いのが美子とチカちゃんってことは、安価なしならどっちかが死んでたのかね
浅見……
473 = 438 :
胡桃「な、なに……?」
恵「こ、これ……って……」
那岐「ウ、ウ、ウソだ……」 ジョロロロ・・・
華菜「ウソだあああああああ!!」
透華「ああ……そんな……」 ガクリ
ちゃちゃのん「も、もう嫌じゃよお……ヒロちゃん……ヒロちゃあん!」
モノペン「ボクはいま、痛感しております」
モノペン「“お約束”というものの偉大さを……」 ムクリ
美子「ひ……っ!」
やえ「み、みみみみんな下がれ! 下がれ!」
モノペン「おかげで、どんなに腹を立てられてもこの通り、おとなしくしてくれますもんね」
モノペン「関係ないところでは、出来るだけ、死人は出さないようにと思っていたんだけど……」
モノペン「やっぱり見せしめは必要だったんだね!」 ニョホホ
モノペン「おぉ! なんと偉大なお約束ッ!!」
モノペン「おでこにもナイフをオマケしておきましょう!」 グッサー
透華「……ッ!」 ギリッ
誓子「このっ……!」
恵「ちょっ、やばいですって」 ガシ
モノペン「ま、でもさ、これでオマエラもわかってくれたよね?」
モノペン「……ボクは本気だよ」
モノペン「逆らう雀士は……ハチの巣になったり爆発させられたり」
モノペン「生き埋めにされたり溶かされたり蜂蜜塗られて裸で森に放置されたり……エトセトラ」
モノペン「そんな風になりたくなかったら……」
モノペン「オマエラは、合宿の規則にしっかりと従う事ッ!!」
モノペン「いいねっ!?」
那岐「…………」 ウンウンウンウン
474 :
新免さんが死なないということはメインキャラの可能性……?
475 = 438 :
咲(何本もの点棒型槍で貫かれた……浅見先輩の体……)
咲(その体からは、大量の血が広がっていた……)
咲(それは……私が初めて見た“人の死ぬ瞬間”だった)
咲(“あの時”は……直接見たわけじゃなかったから……)
咲(……)
咲(誰の目にも明らかだった)
咲(さっきまで仲間だった新免さんは……)
咲(死んだ)
咲(殺された)
咲(絶命した)
咲(こんなにも、あっさりと)
咲(これが……人間の死……)
476 = 438 :
モノペン「驚くことないんだよ」 アノネェ
モノペン「死んだだけ……」
モノペン「ただ、死んだだけだよ」
モノペン「いつか人類が滅びるくらいに、メチャ当たり前の事で……」
モノペン「いつかSEKAIがOWARUくらいにムチャ自然な事なんだよ」
モノペン「君の嫌いなボクにもボクなりの理由があると思うんだ」 ウププププ
モノペン「少年マンガじゃないんだし、死んでも死なないなんて事はないんだ」
モノペン「君達はワンピースの住人でもなければ、ネギまの住人でもないんだよ」
モノペン「だから不死身じゃないし、死んでも火葬なんてしてもらえないのだ」 ヒャッホーウ
モノペン「そう、これが現実なのだ!」 ギャハハハハ
智葉「……どうして殺したんだ」
智葉「牢屋に入れるんじゃなかったのか?」
モノペン「気が変わったの」 エーット
智葉「……最初から殺す気だったんじゃないだろうな」
モノペン「殺す気……?」
モノペン「なんて読むの? きてれつだいひゃっか?」
葉子「……」
モノペン「悲しいなあ、もうツッコミすら入れてくれないなんて」 オヨヨヨヨ
モノペン「ま、そんな事はどうでもいいとして……」
誓子「いいわけないでしょ!」
誓子「花子を殺しておいて……!」
恵「だ、だから落ち着いて……!」
透華「そうです、貴女まで……こんな所で失うわけにはいきませんわ」
477 = 472 :
>>475
いつ新免さんが死んだんですか!!!!!
478 = 438 :
完全に寝ぼけて間違えたぞ
自分でも何で新免さんが死んだか分からずびっくりだぞ
捜査パート入ったら中断するか……
申し訳ねえ、各自新免さんを浅見さんに脳内修正してください
479 = 438 :
モノペン「あのねェ」
モノペン「本当だったら、キミも殺してよかったんだよ」
モノペン「キミなんて、真っ先にボクに手を出したんだからさ」
誓子「ぐっ……!」
憧「……じゃあ何で、誓子じゃなかったの?」
モノペン「うぷぷぷぷぷぷ」
モノペン「別に」
モノペン「運だよ、運」
モノペン「ボクに手を出した人間で、門松葉子サンは刀を奪うためボクから離れてたし……」
モノペン「池田華菜サンもボクから離れちゃったけどさ」
モノペン「残った連中は全員射程に入ってたんだけど――」
モノペン「ぶっちゃけ、誰でもよかったんだよね」
モノペン「本当に――単なる、運だよ」
誓子「……!」 ギリッ
モノペン「そうそう、何で殺したのかだけど……」
モノペン「さすがに全員牢屋に入れたら裁判が成立しなくなるからさ」
モノペン「でも……一人殺せば、オマエラはボクに従うだろ?」
モノペン「オマエラ全員を殺すのは本意じゃあないし、それならランダムに一人殺すのがベストかなって」 ウププププ
モノペン「雀力の低いミソッカスは、所詮持ってる運もミソッカスってことだね!」 ブヒャヒャヒャヒャ
透華「ふざけてやがりますわ……!」 ギリッ
480 = 438 :
モノペン「あ、そうだ」
モノペン「クロ捜しの捜査にあたって、オマエラにこれを配っておかないとね!」
モノペン「これはボクがまとめた死体に関するファイル」
モノペン「その名も……」
モノペン「ザ・モノクマファイル!!」 テレテレッテレー
モノペン「Xファイルとか、デスノートとか、他にも候補はあったんだけどね!」
モノペン「やっぱりシンプルイズベストだよね」 ウププププ
憧「これって……」
モノペン「まぁ、結局のところオマエラは素人さんな訳だし」
モノペン「死体を調べるって言っても限度があるでしょうから……」
モノペン「代わりに、ボクが死亡状況や死因っぽいのをまとめておいてやったの!」
智葉「死因、ね……」
モノペン「えっ? そういうお前は、どうやって死因なんかを調べたんだって?」
モノペン「監視カメラで一部始終を見てたから、一目瞭然なのだっ!!」
智葉「じゃあ、お前は知っているんだな」
智葉「愛宕洋榎を殺した犯人を……」
モノペン「モチロンですともっ!!」
モノペン「じゃなきゃ、学級裁判のジャッジを公正に下せないでしょ?」
憧「……そう、ジャッジは公正にくだされるんだ」
憧「それを聞いて少しだけ安心したわ……」
モノペン「じゃあ、捜査を頑張ってくださいね」
モノペン「だって、頑張るしかないんだからっ!!」
モノペン「やるしかないんだから!」
モノペン「では後ほど、学級裁判でお会いしましょう!」 ドヒューン
咲(こうしてモノペンは去っていった)
咲(混乱した状況と……)
咲(困惑した私達と……)
咲(変わり果てた浅見先輩を残して……)
481 = 438 :
ちょっと頭回らないし、一旦中断します。
ちなみにコンマの幅は、単純に修正が楽なキャラほど死にやすくなってました。
浅見は本来2章でおくたばりになるポジションだったので、
2章の被害者を選択式安価にして、先述の残り2人分に関しては非安価にしようと思います。
それで2:2になるからトントンってことで。
482 = 472 :
一旦乙ですー
選択式安価は荒れそうだな……
483 = 424 :
おつおつー
新免さん間違えて殺されたりいいキャラしてるなww
484 :
>>482
荒れる荒れるいつまでも粘着質すぎ
今回見ても分かるようにチカセンみたいに「死んでほしくない」ってキャラがはっきりしてるんだから、それ狙ってくる荒らしでもいない限り荒れるわけないだろ
485 :
>>484
どうして狙われないと確信してるんですかね……
自分の死んでほしくないキャラが他の人間にとっても死んでほしくないキャラとは限らないでしょうに
486 = 452 :
どうして終わった話をいつまでも続けるの???
487 = 424 :
議論されてもう作者の意向ははっきり表明したんだしそれ以降この話題に関する発言はそれ自体荒らしと同じやで
488 :
>>485
チカセンで分かるだろう?
とりあえず表面上では皆一致してる
ましてや仮に安価で皆が死んでほしくないキャラ狙われて死んだとして、それで荒れるくらいなら安価なしで>>1が選んでいても荒れるよ
もうコンマ選択なしって三種に決まったんだからやめようぞ
489 :
>>486
安価ありがご不満なんだろ
ずっと荒れる荒れるうるせーし
自分らが荒らし紛いのくせにな
490 = 438 :
予想以上のチカちゃん人気に正直ちょっとビックリだぞ
捜査パート調整入れるから投下は今日も夜遅くになりそうです
とりあえず場つなぎ的に番外編落としておきます
491 :
492 = 438 :
【Side:アサミハナコ】
体が、熱い。
痛みなのか何なのかすら分からない感覚が、全身を満たしている。
「――――あ?」
口から間の抜けた声が漏れる。
何だこれ。
そう言おうとしたはずなのに、口から出たのは言葉ではなく真っ赤な液体。
更にまだだまこみ上げてくる。
それを吐き出すと全てが終わりになってしまうような気がして、なんとか飲み込もうとするが――
駄目だった。
足に力も入らない。
ぐらりと視界が歪む。
その端に、驚愕する葉子達の顔が映った。
「……んで……私が……」
他にも、モノペンを襲ってた奴は居たじゃねえか。
どうしても、そんな考えが浮かんでしまう。
まったく理不尽だった。
自分がここで死ぬことも、そもそもこんな催し物も、全部全部理不尽だった。
「……くそったれ……」
頭の片隅、ほんのすこしだけあった良心が、葉子達の無事を喜んでいる。
どこか他人事な自分が、ああ、私はあいつらの身代わりになって死ぬんだな、なんて考えている。
今時そんなの流行らないし、私だって自分が一番可愛いっていうのに。
命あっての物種だっていうのに。
まったく、本当に、ふざけてやがる。
ああ、くそ、学校戻って、またあのバカたちと、いつもの部室で馬鹿話でもする予定だったっつーのに。
ああ、むかつく。本当に。
「……ッ」
もう声も出ない。
アサミハナコの終わりを感じる。
あーあ、もう、何考えてもしょうがないっすわ、これ。
死んだらおしまい。むかつくけど。
だから――精々、あんたらは頑張んなよ。
んであのクソムカつくペンギンをぶっ殺してくれ。
ぶん殴るじゃなくてぶっ殺すな。
そんで、まあ……
あとは、適当に楽しんでいきて……
たまにくらい、私のこと、思い出して、く……れ…………y………――――
――――――
【Side:アサミハナコ END】
493 = 438 :
黒幕推理は多分無理なタイプのアレだよ残姉じゃないよ、という短編終わり
捜査パートですが、ガバガバ事件だけどある程度推理しやすいよう、
原作みたいにコトダマ提示した方がいいかしら。
裁判パートも原作ロンパみたいに何で何処ロンパしたか明示してそれっぽくするか、
ゲームっぽさ廃して読みやすさ重視か、どっちがいいか意見くれると嬉しいなって。
ロンパっぽくやると、まあ安価で学級裁判やってる系統のスレみたいな感じになります。
494 :
>>491 グロ
495 :
番外乙。このSS読むまでは全く思い入れないキャラだったけど、ここまでの流れとモノローグを見ると切なくなるな……
496 :
花子……
推理したいし、原作っぽく言霊とかある方が嬉しい
その方がなんとなくロンパっぽくて入り込めるし
497 :
>>496
おのりそと
499 :
>>498
閃きアナグラム
500 :
>>497
そのとおり?
みんなの評価 : ☆
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