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    元スレ咲「リンシャンロンパ」 洋榎「希望の雀卓と絶望の高校生雀士」

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    151 = 90 :

    メダルは10枚あります
    再開します

    152 = 90 :


    「新子さん」

    「ん?」

    「あの……一緒に探索しませんか」

    「んー……」

    「いいよ」

    「和の今の親友がどんな娘か、一回ゆっくり話してみたかったしね」

    華菜「おーおー、ちゃんとコミュニケーションしてんじゃん」

    「あ、池田……さん」

    華菜「今うっかり呼び捨てしようとしなかった?」

    「そ、そんなこと……」

    「あ、い、池田さんも一緒に行きませんか!?」

    華菜「お、いいのー?」

    華菜「んじゃおじゃましまーす」

    「咲と池田に私……変な三人組ね」 ハハ

    華菜「年上には敬語使え?」

    153 = 90 :


    「で、どこを探索するの?」

    「ええと、ガチャルームを見てみようかと」

    「あそこ?」

    華菜「脱出のヒントになりそうなものはなかったと思うけど……」

    「ただ、ランダムに出てくるのが何なのか気になって……」

    「まあ、あそこから出てくるもので、使えるものがないとも言えないか……」

    「それに、やばそーなモンが入ってないか、確かめるに越したことはないもんね」

    華菜「それなら、一旦部屋に戻ってメダル持ってこなきゃ」

    「そーね」

    「それじゃ、各自回収したらガチャルームに集合ってことで」

    華菜「ちょい待ち」

    華菜「三人で部屋を回るし」

    「?」

    「いやいや、非効率的でしょ」

    「部屋の外で待ってるのを3部屋分繰り返すの?」

    華菜「いや、っていうか……」

    華菜「多分、コイツが自力でガチャルームまで辿りつけないから……」

    「あ、あはは……」

    「……あー。一回じゃ道覚えられないタイプの人かあ」

    154 = 90 :


    <ガチャルーム>

    華菜「ちゃんと調べたら、あっさり見つかる場所にあったなあメダル」

    「昨日は疲れもあって泥のように眠っちゃったからねえ」

    「……改めて見ると、大きい機械ですね……」

    「中に何が入っているのか、イマイチよく分かんないわね」

    華菜「まあ、回してみりゃ分かるし」 ガチャガチャ

    華菜「おっ、油芋」

    華菜「確かにお菓子系は倉庫にもなかったからなー」 ガチャガチャ

    「……」

    華菜「んで、レーションと、花束と……」 ガチャガチャ

    「いやいやいやいやいや!」

    「アンタ何やってんの!?」

    華菜「ん?」

    華菜「ああ、悪い悪い」

    華菜「連コインしないでかわるべきだったかな」

    「そーじゃなくて!」

    「え、もしかして持ちメダル全部ぶっこむ気なわけ!?」

    155 = 90 :


    華菜「え?」

    華菜「そーだけど?」

    「信じらんない……この先使うかもしれないってのに……」

    華菜「そんな大事なモンなら、多分もっとちゃんと説明があるし」

    「だとしても……」

    「メダルとして残しておいたら、賭けとしても物々交換としても使えるじゃ無い」

    「今この場で使える貨幣って、そのメダルだけなんだから」

    華菜「んー」

    華菜「でもメダルそのものより、お菓子とかになってる方が、物々交換的には良くない?」

    「そりゃ当たり引いたらそうだろうけど……」

    「さっき引いた変なモジャモジャとか、どう見てもゴミじゃない」

    華菜「うーん……確かに……」

    「ったく……」

    「こっちは自分のメダル消費せずに中に入ってるものが知れて助かったけどさあ……」

    華菜「うう……じゃ、じゃあ残った2枚は使わないでおくし」

    「それがいいんじゃない」

    「……おかげで大分中身の傾向分かったし、私は1枚だけ……」 ガチャガチャ

    「香水、かあ……」

    「当たりかどうか、微妙なラインね」

    「んじゃ、最後は咲か」

    「咲は何回ガチャるの?」

    「ええと……」


    ガチャる回数 >>157
    0~10の間。それ以外は安価下。

    159 = 90 :


    「2回行きます」

    「堅実ね」

    華菜「むーっ、もっと派手に行こうよ」

    「とりあえず――回しますね」 ガチャガチャ


    出てきたもの
    >>161-162のコンマの数字
    対応するダンガンロンパのプレゼントをGET
    92は最安価で好きなもの入手(脱出スイッチはNG)
    93~100は、オリジナルのプレゼント入手(数字が大きいほどいいアイテム)

    162 = 148 :

    163 = 90 :


    「これは――」


    ▼30:トル猫のドロワーズ  を手に入れた!
    ▼74:だれかの卒業アルバム を手に入れた!


    「……なにこれ」

    華菜「あっはっは、大外れ引いたなー」

    「最初に出てきたやつも謎だけど……」

    「2個目のこれって……」

    「卒業アルバム……だよね……」

    華菜「ちなみにこれって……」

    「私のじゃないです」

    「アタシも違う。阿太峯だったし」

    華菜「華菜ちゃんのでもないし」

    華菜「……そーなると、他の誰かのかな」

    「中見りゃ早いでしょ」 パラパラ

    「ふえ!?」

    「あ、見たら駄目だった?」

    「一応咲のだし、駄目っていうなら見ないけど」

    「あ、いや、駄目っていうか……」

    「私の卒業アルバムですらないし……勝手に見るのもなあって」

    「いやいや、ガチャから出したんだから、もう咲のでしょ」

    華菜「不明なまま置いておく方が不気味だし、んじゃさっさと確認しちゃうし!」

    164 = 90 :


    華菜「……ん?」

    華菜「ちょ、これって……!」

    「うわっ、瑞原はやりじゃん」

    「瑞原……はやり……」

    華菜「えっ、まさか……知らなかったり?」

    「トッププロよ」

    「ちょっとイカレた格好してるし、多分見た目は知ってると思うわ」

    「これ、瑞原はやりの中学の頃の卒業アルバムだったんだ……」

    華菜「そう考えるとかなりお宝だし」

    「まあ、確かに」

    「下着……とかいうよく分からない名称のズボンより、よっぽど有用ね」

    165 :

    ドロワは透華にやったら好感度倍プッシュだな、卒アルはとっとくべき
    安価なら下

    166 = 90 :


    「まあでも予想はしてたけど……」

    「あんまり大した成果じゃなかったか」

    華菜「ま、しょうがないし」

    「ま、そこまで期待してたわけじゃないしね」

    「……んじゃ、残った時間どーする?」

    華菜「ティファールがちゃんと機能するか実験がてら、カップ麺を食べるし!」

    「……」

    「まあ、お昼ごはん食べてないし、ジャンクなのを食べるっていうのもありか」

    「咲もそれでいい?」

    「あ、はい!」

    167 = 90 :


    <談話室>

    (それから、和ちゃんのことを中心に喋りながら、楽しい時をすごした……)

    「っと、もうこんな時間か」

    華菜「はあ……今日も脱出は無理そうだなーこれ」

    「シャワーも浴びるなら早い内だし、そろそろ解散しよっか

    「タオルとかパジャマも倉庫にあったみたいだから、持ってくといいわ」

    華菜「だなー」

    「はい」

    「……」

    (どうしよう、さっきのガチャで引いたアイテム、プレゼントしようかな……?)


    プレゼントをあげますか?
    >>169 (無効な内容は安価下)
    A:はい(相手とプレゼント名を併記)
    B:いいえ
    【現在の所持プレゼント】
    30:トル猫のドロワーズ
    74:だれかの卒業アルバム

    169 = 165 :

    a
    ドロワをとーか

    170 = 90 :

    あ、対象は池田or憧のみです
    安価下

    172 = 90 :

    間に合わなかったか……
    とりあえず透華にドロワで今回は進めます、申し訳ねえ

    173 :

    いやBでもええで?

    174 = 90 :


    「じゃあ、私はこれで……」

    華菜「大丈夫か?」

    「一人で部屋に戻れる?」

    華菜「階段を上がるんだぞ!」

    「で、ネームプレートいっぱいの所に来たら、絶対に階段は降りないこと!」

    華菜「後は自分の部屋のネームプレートを探し倒せばいいから!」

    「あ、あはは……」

    「さすがに大丈夫ですよ……」

    「……」

    「多分」

    (二人と少しだけ仲良くなれた気がした……)



    ▼アタラシアコの好感度が上がった!
    ▼イケダカナの好感度が上がった!

    175 = 90 :


    「ええと……」

    「ネームプレートネームプレート……」

    「……」

    「さすがにコの字の廊下で顔を模したネームプレートがあったら私だって迷わないんだから!」

    透華「廊下で何を一人ごちてますの?」

    「わひゃあ!」

    「びっくりした……」

    「龍門渕さん……」

    透華「あら、その手の……」

    透華「貴女もガチャを引かれたんですのね」

    「あ、じゃあ、龍門渕さんも……」

    透華「いいえ、私は引いてませんわ」

    透華「今日も見まわりと脱出口の探索で忙しかったですし」

    「……」

    透華「……結果、聞かないんですのね」

    「あ、えっと……」

    透華「お察しの通りですわ」

    透華「皆さんを集めて発表するような成果は得られませんでしたわ」

    176 = 90 :


    「すみません、なんか……」

    透華「ああ、構いませんわ」

    透華「私が好きでやってることですし」

    透華「……元々、気に入らないものには歯向かわねば気がすまぬ性分ですもの」

    透華「今回も、絶対こちらに犠牲なんか出さない……」

    透華「そして、黒幕を龍門渕グループの総力を上げて叩き潰してさしあげますわ!」

    「おお、燃えてる……」

    透華「ですので」

    透華「あんまりふらふら挙動不審にならない方がいいですわよ」

    透華「余計な不安を与えてしまうと、事故にも繋がりかねませんから」

    「あ、はい、ごめんなさい」

    177 = 90 :


    「あ、そうだ……」

    「あの、これ……」

    透華「これは――」

    透華「ドロワーズじゃありませんの!」 パァァ

    「あ、知ってるんですか?」

    透華「当~~然、ですわ!」

    透華「古来では、ドロワーズという衣服があり、スカートの下にはこれを着込んでいたのです」

    「ええ!?」

    「スカートの下に……着るものだったんですか?」

    透華「ええ」

    透華「それも、高貴な者が、ですわ!」

    「そうだったんだ……」

    透華「知らないのも無理ありません」

    透華「スカートの下に何かを履くなんて、今の時代では考えられませんもの」

    「はい……」

    「てっきりズボンだと思って……」

    「その、日中私達のために汗をかいて動きまわってもらってるから、動きやすいかなーって」

    「これ履いてる間に洗濯とかも出来そうですし……」

    178 = 90 :


    透華「……これ、頂いてしまってもよろしいんですの?」

    「はい!」

    「私達のために頑張ってくれてる龍門渕さんに、受け取ってほしいんです!」

    透華「……ふふ」

    透華「ありがとうございます」

    透華「素直に嬉しいし、ちょっと照れくさいですわね///」 ポリポリ

    透華「こほん」

    透華「龍門渕家の者として、この御礼は必ずいたしますわ!」

    透華「高級店でもアミューズメント施設でも、お好きな所にご招待致します!」

    透華「……ですから……」

    透華「さっさと皆で、ここから出ますわよ」

    「……はいっ!」

    (良かった。どうやら喜んでくれたみたい……)



    ▼リュウモンブチトウカの好感度が上がった!

    179 = 90 :


    <自室>

    「ふう……」

    「シャワーも浴びたし……もう寝ようかな」

    「冷蔵庫がないから間食も出来ないし……」

    「夜におトイレ行きたくなったら困るもんね」

    「……」

    「タバコがないのといい……この生活リズムといい……」

    「一応、雀力上昇した選手を、模範ととなる存在にしようとしてるのかな……」

    「……」

    「考えても仕方がないよね……」

    「今日はモノペン劇場とかいう変な夢見ませんように!!」

    「おやすみなさい……」



    【Day2 END】

    180 = 90 :


    【Day3】

    キーン、コーン……カーン、コーン

    モノペン『オマエラ、おはようございます!』

    モノペン『朝です、7時になりました! 起床時間ですよ~!』

    モノペン『さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』

    「ふあ……」

    「朝かあ……」

    「朝食会に行かなくちゃ……」

    「まだちょっと早いけど、顔洗って歯を磨いて、迷子にならないようにしながらも、念のため早めに……」

    181 :


    ピンポーン

    「ふえ?」

    ピンポーン

    ピンポピンポピンポピンポピンポーーーーン

    「は、はーい」 ドタドタ

    ガチャ

    洋榎「うーす、おっはよーさん」

    「洋榎先輩!」

    胡桃「ごめんねー、起こしちゃった?」

    「胡桃先輩も……」

    洋榎「いやー、聞いたでー」

    洋榎「自分、昨日迷子になっとったらしいやん」 ケラケラ

    「うっ……」

    胡桃「折角だし、じゃあ一緒に行こうって話になってさ」

    胡桃「呼びに来ちゃった」

    胡桃「……迷惑だった?」

    「そ、そんなことありません!」

    「すっごく嬉しいです!」

    胡桃「そっか、ならよかった!」

    「あ、歯だけ磨いてくるんで、ちょ、ちょっとだけ待ってもらっていいですか?」

    胡桃「うん、全然いいよー」

    胡桃「突然押しかけてきたのこっちだし」

    洋榎「3分間待っとったる!」

    胡桃「もー、歯ブラシはしっかりやらなきゃいけないんだから、急かさないの!」

    洋榎「お母ちゃん代わりに、仕上げ見たろか?」

    胡桃「ほら邪魔しないの」

    洋榎「へーいへい」

    182 :

    胡桃とネキのコンビ好き

    183 = 181 :


    「おまたせしました!」

    洋榎「おーう」

    胡桃「そんじゃ、行こっか」

    「はい!」

    洋榎「……」 スタスタスタ

    胡桃「……」 ペタペタ

    「……」 トコトコ

    洋榎「……そっち食堂じゃないですよってツッコまへんのね」

    「ふえ!?」

    胡桃「ほんっとに方向音痴なんだね……」

    「あ、あはは……」

    「そ、そっちは食堂じゃ……」

    洋榎「あっはっは、今ツッコむんかい!」

    胡桃「まあ、元々こっちには用事があって来たんだけど」

    「用事……?」

    胡桃「そっ」

    洋榎「しゃーないから、もう一人拾ったろ思ってな」

    184 = 181 :


    「ここって……」

    「ええと……ささのん?さん?のお部屋ですよね」

    洋榎「あのアホ、昨日探索しとったとき、とんでもなく暗い顔しとったからな」

    胡桃「怯えてるのもあるけど、ちょっと人見知りもあるみたい」

    胡桃「アイドルとして、ちょっと学校でも浮いてたんだって」

    胡桃「顔見知りの洋榎が、あの性格でしょ」

    胡桃「捨てられた子犬みたいに、洋榎にくっつくようになったんだ」 クスクス

    洋榎「ほーら起きんかーい」 ピンポピンポピンポピンポピンポーーーーン

    胡桃「もう、やめなよ無駄な16連射」

    洋榎「冒険島でも探検出来るレベルの華麗な連射力やろ」

    胡桃「うるさいし迷惑だと思うけど」

    洋榎「アホ」

    洋榎「こーすることで、不審者じゃないっちゅーことをアピールしとんねん」

    胡桃「まあ不審者ではないけど、それはそれとして出来れば出たくないような相手とはなるよね」

    「あ、あはは……」

    185 = 181 :


    ちゃちゃのん「おはよう~」

    「おはようございます」

    胡桃「おっはよー。相変わらずいい匂いだね」

    洋榎「脇から樹液出しとるんちゃう」

    ちゃちゃのん「そ、そんなことないよぉ……!」

    ちゃちゃのん「えへへ、ガチャガチャでいい匂いの香水引き当てたんじゃよー」 ニヘラ

    胡桃「へえ~」

    胡桃「やっぱりアイドルやってるだけあって、オシャレだね~」

    洋榎「アイドルっちゅーわりには……乳にこう、ちょっとインパクトが……」

    ちゃちゃのん「ちょっ、どこ見ちょるの///!!」

    洋榎「実際揉んだ感じどうやってん」

    「どうしても和ちゃんのより固いし揉み応えはありませんでしたけど……」

    「ただ肌が綺麗で、もちもちとしていましたね」

    洋榎「ふーむ、腐っても雑誌で表紙飾るだけはあるか」

    胡桃「もー、揉んだりするなら私も誘ってよねー」

    ちゃちゃのん「そ、そこは止めに入ってよお!」

    胡桃「あはは、冗談冗談」

    186 :

    なんで和の揉んだ前提なんですかねぇ?

    187 = 181 :


    <食堂>

    (ちょっと早めだったのもあって、食堂は相変わらずまばらにしか集まってなくて……)

    (私と胡桃先輩、それとささのん先輩配膳とか簡単な調理を手伝いました)

    (その間、洋榎先輩はコーヒーを飲んで座ってるだけで、胡桃先輩が突っかかってたっけ……)

    (そのせいで、ほとんど私とささのん先輩がお手伝いすることになってたけど)

    (ささのん先輩は、洋榎先輩たちのやり取りを見てるだけでどこか楽しそうにしてた)

    「よし、こんなもんかな」

    「お手伝いありがとうね」

    「いえ」

    「むしろ美味しいご飯をありがとうございます」

    「今日は安河内さんが協力してくれたから、ちゃんと肉料理も入ってるし♪」

    美子「……」 テレッ

    ちゃちゃのん「ほんと、いい匂いじゃよ~~」

    透華「朝食会の開始が楽しみですわっ!」

    洋榎「誰も遅れて来なきゃええねんけどな」

    188 = 181 :


    (その後、朝シャンしてて今日は料理を作らなかった亦野先輩を皮切りに……)

    (続々と人が集まって来ました)

    (当然のようにちょっと遅れる人も居たけど……)

    (さすがに今日は、10分遅れくらいで全員が揃って……)

    花子「いやー、マジ、焦ったっすわー」

    花子「起きたら8時ちょい前でやんの」

    葉子「ほんっと図太いわ」

    花子「いや絶対怒られると思ったからさあ、絶対寝坊してる馬鹿剣士を起こして来たわけじゃん?」

    花子「トータルでは無罪放免だって」

    「先回りして罰受けた感ありますねえ」 ギッヒ

    那岐「人が寝坊する前提で話すのやめないか君達」

    花子「実際私が行かなきゃ起きてなかったじゃん」

    (主に雑談が飛び交う、和やかな朝食会)

    (でもそれは、脱出への糸口が何も見つかってないことも意味していた……)

    189 = 181 :


    洋榎「……」

    洋榎「ま、そんな暗い顔すんな」

    洋榎「ぶっちゃけまだ脱出の方法が掴めとらんのは相当痛いけど……」

    洋榎「幸か不幸か、籠城する環境は整っとる」

    洋榎「精神を摩耗して争うのが一番避けなアカンからな」

    洋榎「こうして進捗報告の無い和な朝食会も必要やろ」

    「……ですね」

    ちゃちゃのん「……」

    胡桃「どうかしたの?」

    ちゃちゃのん「ああ、えっと……」

    ちゃちゃのん「辻垣内さんも、ちゃちゃのんと一緒で、ちょっとコミュニケーション苦手なんかのう、と……」

    胡桃「……辻垣内さんか……」

    洋榎「確かに、あんま心開いとらんように見えるな」

    190 = 181 :


    洋榎「おーい、元3位」

    洋榎「どうや、ちょっとこっちで一緒に食わへんかー?」

    胡桃「うわ、速攻声かける」

    ちゃちゃのん「凄いの、ヒロちゃん……」

    洋榎「何もせんと考えとってもしゃーないからな」

    洋榎「何かを考えるのは相手の出方が分かって、考える余地が出てからや」

    智葉「……」

    洋榎「おーい、聞こえとらん?」

    洋榎「元3位の辻垣内智葉さーん」

    洋榎「どや、折角やし現役1位の宮永咲とかおるテーブルで食事でも……」

    智葉「……悪いが、もう食べ終えた」

    智葉「調べたいこともあるから、これで失礼する」 スタスタスタ

    洋榎「……行ってもーた」

    ちゃちゃのん「心、開いてくれちょらんのう」

    洋榎「あのナリで引っ込み思案かぁ?」

    胡桃「いや、元3位って連呼したのがいけないんじゃないの?」

    「あはは……」

    191 = 181 :


    ちゃちゃのん「でも……実際今からだとちょっと仲良うし辛いのかもしれんのう」

    胡桃「そう?」

    ちゃちゃのん「うん……」

    ちゃちゃのん「こんな状況っちゅーのもあるけど、結構もう、グループっちゅーか、派閥みたいなもん出来ちょるやん」

    洋榎「そうかあ?」

    胡桃「派閥っていうほど、露骨じゃないと思うけど」

    洋榎「芸能界に居るせいで、人間を味方と敵に区別する癖が付いとるんやろなあ可哀想に」

    ちゃちゃのん「そ、そうじゃないよお……!」

    ちゃちゃのん「……確かに、芸能界におるせいで、派閥とか意識してもーてるっちゅーのもあるじゃろうけど……」

    ちゃちゃのん「勿論皆仲いいし、派閥とかで争いがあるわけじゃないけど……」

    ちゃちゃのん「こうしてご飯の時なんかは、昨日も今日も同じような顔ぶれで固まっちょる」

    「昨日の昼食や夕食なんかも、結構固まって食べてる人達いましたね」

    (私もクラスで休み時間本呼んだり寝たふりしたりが多かったから、なんか分かるかも)

    (私には京ちゃんがいたし、ささのん先輩には洋榎先輩がいたけど……)

    ちゃちゃのん「そうなったとこには、後から入るの難しいかなあって」

    洋榎「ふーん……そんなもんか」

    洋榎「ほんなら、明日の朝とか誘ってみるか」

    胡桃「洋榎デリカシーないし、透華にお願いした方がいいんじゃない?」

    洋榎「なんやとコラ~!」

    胡桃「むーっ、ほっぺたつままないで!」

    洋榎「……ぷにっぷにやな」 ムニムニ

    ちゃちゃのん「……」 ソワソワ

    洋榎「何や触りたいんか?」

    ちゃちゃのん「ふえ!?」

    洋榎「ええで、触り倒し」

    胡桃「私のほっぺだから!!」

    胡桃「何勝手に許可出してるの!!!」

    192 = 181 :


    (グループ、かあ……)

    (まあ、派閥っていうほど、分断されてるわけじゃないけど……)

    (今の所、グループとしては……) チラリ

    「換気はされてるわけだしさ、そっから出ること出来ないかな」

    透華「なるほど……」

    やえ「換気扇が動いていて通れない、という可能性は?」

    華菜「ブレーカーごと切るとか」

    桃子「確か懐中電灯は倉庫にあったっすね」

    (龍門渕さんのグループ)

    (基本は龍門渕さん、池田さん、東横さんの長野メンバー)

    (それと、龍門渕さんのカリスマ性に惹かれた小走先輩が入ってる)

    (新子さんは特定の相手とつるまずに食事も1人だったりするみたいだけど……)

    (昨日の交流もあってか、意見を交わせるこのグループと朝食は共にするみたい)

    193 = 181 :


    (それと、今いるグループは……)

    ちゃちゃのん「……何かあんまり色々言われるから、おっぱいあった方がええんか気になってきたわ」

    胡桃「大丈夫、ちゃちゃちゃんは十分可愛いし、女の子の魅力はおっぱいじゃないよ!」

    洋榎「プロ雀士なら見た目より実力やしな」

    洋榎「ウチにボコボコにされる程度の実力やけど」

    ちゃちゃのん「うぐっ……」

    胡桃「ひーろーえー!」

    洋榎「ま、あれや。ウチらに言うてもしゃーないで、その悩みは」

    洋榎「そういうのは……牛乳に相談や♪」

    胡桃「なっつかしい!!」

    「あ、あはは……」

    (洋榎先輩が完全に中心人物だよね……)

    (洋榎先輩がいろんな人と積極的に交流してて、胡桃先輩がそれにくっついてるイメージかな)

    (それで……) チラッ

    竜華「これ、ほんま美味しい!」

    美子「よかったら、今度作り方ば教えましょか」

    「このおひたしもええなあ~」

    「あ、それ私の自信作なんですよ」

    誠子「それで、九州の釣り場なんですけど――」

    (あの五人)

    (どちらかと言うと『真面目』な人達だし、あんまり派閥感はないかも)

    (強いて言うなら同じ大阪の清水谷先輩と荒川先輩はよく一緒に行動していて……)

    (九州大会でよく顔を合わせるからか、狩宿先輩と安河内先輩はよく一緒に行動しているかな)

    (清水谷先輩は洋榎先輩ともよく絡んでいる気がするし、やっぱり派閥ってほど派閥感はないかも)

    (亦野先輩に関しては、海の釣り情報の雑談のために九州の人達に絡んでるイメージだから、特定のグループって感じはないかも)

    194 = 181 :


    (それと……)

    花子「出来杉君」

    葉子「ぶんぶん」

    「6人」

    那岐「ぶんぶん」

    「ドラえもん」

    葉子「ぶんぶん」

    誓子「え!? ドラ……7人……いや、違……えーっとえーっと」

    花子「はいアウト~!」

    葉子「唐揚げ頂きまぁ~す!」

    「弱いっすねえ……」

    誓子「恵ちゃんが変なパスばっかよこすから!」

    葉子「いや、今のは簡単っしょ……」

    花子「1体なり1匹なり1機なり……」

    「1話、とかもありましたし……」

    誓子「もう1回! 今度は色取り団にしましょう!」

    葉子「まーだやるんすか」

    花子「負ける気しねーからいーっすけど」

    「この調子だとすってんてんになりますよ……?」

    那岐「はっはっは」

    那岐「誓子がいると、負けないから本当に楽しいな!!」

    「……」

    (その、あんまり真面目系ではない人達……)

    (モノペンに、ミソッカスって言われてた人が多いグループ)

    (あんまり深く考えず接することが出来るメンバーで集まってるって感じかな……)

    (ただ、新免先輩だけは、辻垣内先輩を真似して一匹狼になりたいのか、敢えて距離を取ろうとする素振りをたまに見せてるかな)

    (あとは……あのグループの中でも、脱出への渇望度では差があるのか、自由時間はあんまり一緒に行動しているとこ見かけないかも)

    195 = 181 :


    「ふう、ごちそうさま」

    「……」

    (昨日麻雀はしたし……)

    (今日は麻雀をしてもしなくても大丈夫かな)

    (探索をしてもいいし……)

    (洋榎先輩にも言われたけど、万が一が起きにくいように、誰かと交流するのもいいかも)


    どうする? >>198
    A:誰かを部屋に呼んで一緒に過ごす(相手を併記、1名のみ)
    B:誰かと一緒に過ごす(相手を併記、3名まで、記載された順番に声をかける)
    C:誰かと一緒に探索する(相手と行き先を併記、2名まで、記載された順番に声をかける)
    D:一人でどこかに行く(行き先併記)
    E:一人で何かをする(行動併記)

    196 :

    遠いってばよ

    197 :

    えー
    ひろろん

    198 :

    B透華、誓子、憧

    200 = 197 :

    毎度踏み台になって末尾oが取る
    ワンパターンやで


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