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    元スレ勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」

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    801 = 787 :

    それすらも本気にならずとも半日で終わる模様

    802 :

    ー 妖魔の森、北西地区

          魔王軍拠点 ー


    魔軍師「魔王様が帰ってこられたのか!」

    魔兵士「はっ! 昨日、時空魔法によってお戻りになり、魔王城にその姿を現されたとの事です!」


    ガルーダ(鳥悪魔)「ほう。意外に早かったな」 (全長21メートル)

    【北西地区担当、八大将軍の一人】
    『体力 :525万
     攻撃力:319万
     防御力:250万
     魔力 :336万
     素早さ:327万』


    ガルーダ「で、魔王様は異界からの援軍は連れて来られたのか?」

    魔兵士「それが……手傷を負わされて、撤退された模様で……」

    魔軍師「あの魔王様がか!?」

    魔兵士「はっ。横に側近様がおられただけで、他には誰もいなかったそうです……」

    ガルーダ「ふっ。ふはははははっ。情けない。つまりは負けて帰って来たという訳か」

    魔軍師「……ガルーダ。今の発言は不敬に値するぞ。笑い事ではない。やめろ」

    ガルーダ「ああ、そうとも。確かに笑い事ではない。竜界に侵略してより、早100年近く過ぎてるというのに、一向に決着がつかないままなのだからな。無駄に時間と兵が失われていってるのだぞ」

    魔軍師「……だからこそ、魔王様も異界行きを決断されたのだ。今回はその結果が失敗に終わったが、現状は前と何も変わっていない」

    ガルーダ「そう。前と同じだ。小競り合いの繰り返しで段々と戦力が削られていくだけだろう。消耗戦など、敵地でやる事ではない。だから、あの時、我は反対したのだ。神界の攻略のみで留めておくべきだと」

    魔軍師「それについては今更だ。とにかく、士気を下げる様な事を将軍が口走るな。ただでさえ、この地区は連敗が続いてるのだ。これ以上、何か言うのであれば、将軍職の剥奪も考えるぞ」

    ガルーダ「ちっ。面白くない」クルッ、スタスタ

    魔軍師「待て、どこに行く」

    ガルーダ「そこら辺を軽く回ってくるだけだ、今の気分で良い作戦など浮かぶはずがないからな」バサッ、バサッ!!


    魔軍師「勝手な事を……」

    魔兵士「…………」

    803 = 802 :

    魔軍師「ガルーダは最近、常にあの様な感じか」

    魔兵士「はっ……。前に比べて酒と魔結晶を飲む量が増えていますし……。連敗が続いた事と、長い遠征により、厭戦感が出ているようです……」

    魔軍師「将があれでは兵もそうだろうな。本来ならばあいつは強くて粘りのある優秀な指揮官なのだが……。飢えと故郷を懐かしむ気持ちだけは私でもどうしようもない」

    魔兵士「……正直なところを申し上げれば、私もそろそろ魔界に帰りたく思っています」

    魔軍師「しかし、今戻ればそれこそ無駄な遠征だ。領土も何も得る事なく、犠牲と出費だけ出して帰る事になる」

    魔兵士「それはそうでしょうが……」

    魔軍師「……あるいは、戦力がまだある内に一大決戦を挑むべきかもしれんな。今のままでは、確かに旗色が悪いし、士気も下がっていく一方だ。今後、それが良くなる可能性もほとんどないだろうからな……」

    魔兵士「…………」

    魔軍師「余計な事を口走った。今の事は全て忘れろ。決して口外するな」

    魔兵士「は、はい……!!」

    魔軍師「この後、予定を変更して私も魔王城へと戻る。魔王様から今後の事について考えをお聞きしたいからな。各方面にはそう伝えておくように」

    魔兵士「はっ!」

    804 = 802 :

    ー 同時刻、魔王城 ー


    魔王「そうか……。魔軍師は今、北西地区に出向いているのか」

    側近「…………」


    大魔導師「はい。留守を私めに任せて、一番旗色の悪い北西地区の守りへと向かわれました」

    魔王「して、今の各方面の状況は。余が出る前と出た後で変化した事のみ挙げよ」

    大魔導師「……日にちもさほど経ってはおりませんので、万事、変わりありません。以前と同じ状況でございます」

    魔王「よしっ。ならば、全軍全面攻勢の用意をさせよ。本日を持って決戦の準備に入る!」

    大魔導師「……!! 決戦ですか!?」

    魔王「そうだ。これ以上戦いを長引かせる意味はない。何より、余はこれまで大きな勘違いをしていたからな」

    大魔導師「勘違いとは、一体……」

    魔王「竜王を倒し、三界を統一するのが最終目標だと余はそう考えていた。故に、これまで慎重に事を進めてきたが、それは過ちであった」

    魔王「三界の統一など、余にとっては通過点に過ぎぬ。最終目標は異界を含めての四界の統一だ。故に!」

    魔王「たかが竜界ごときに時間をかける必要など、皆無! 余、直々に出向いて、次の一戦で竜王を倒し、竜どもを残らず片付けてくれようぞ!」

    大魔導師「!!」

    魔王「大魔導師! 軍師に代わり、急ぎ、出陣の準備を整えよ! 魔軍師と各方面の将軍にも伝えよ! 次の一戦で竜王軍を蹴散らし、魔界へと凱旋するとな!」

    大魔導師「は、ははーっ!」


    魔王「それと、側近」

    側近「はっ!」

    魔王「余の盾の役目、しかと果たせよ。前に言った通り、死ぬ事は許さぬぞ」

    側近「ははっ! 我が名と、既に散っていった同胞達の魂にかけて!」

    805 = 802 :

    ー 妖魔の森、最南端付近、上空 ー


    大富豪『……って、感じかな? 今の私達は』

    魔導機神「」ドギュッ!! (飛行中)


    魔王「そうだね。これが、僕達の大体の近況だよ」ヒュンッ (飛行中)


    勇者「」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!! (飛行中)


    「驚いた、勇者? 勇者が頑張ったのと同じで、わたしたちもみんな頑張ったんだよ」バッサ、バッサ!!! (飛行中)


    剣聖「そうだな。おかげで最近ようやく、勇者の仲間だって胸を張って言えるような強さと地位になれた」

    天馬「」バッサ、バッサ!!! (飛行中)


    闘神「剣聖はそうだろうけどさ。残念だけど、あたしは地位じゃ胸を張っては言えないな。海賊王とか言われてても悪名だしさ」

    鳳凰「」バッサ、バッサ!!! (飛行中)


    魔王「それを言うなら僕もかな。異界で魔法の開発とか研究してるだけだからね。働いてすらいないからなあ」ヒュンッ


    大富豪『というか、真魔王って働く必要ないんじゃないの? 錬金術も出来るんでしょ?』

    魔導機神「」ドギュッ!!


    魔王「うん。マネーバランス崩しちゃうから、あまり使わない様にしてるけどね。異界だとお金持っていてもほとんど意味ないし」ヒュンッ


    勇者「」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!


    闘神「お金に価値を見出だしてないもんな。やっぱ、聖女と真魔王だけ別格かあ。聖女もこの前、石ころを宝石に変えてたしさ」

    鳳凰「」バッサ、バッサ!!!


    「お金に困ってる子供がいたからね。女神様もそれぐらいの奇跡は許してくれると思うの。自分の為に使ってる訳じゃないし」バッサ、バッサ!!!


    勇者「」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!

    806 = 802 :

    大富豪『でも、あれ。私からしたら、聖女の奇跡ってほとんど反則なんだけどね。多分、魔法理論とかまったく無視してるし。どれだけ調べても原理の解明とか絶対出来ないと思う』

    魔導機神「」ドギュッ!!


    闘神「それを言うなら、真魔王も十分反則だけどな。今、魔法で出来ない事とかないだろ、真魔王って?」

    鳳凰「」バッサ、バッサ!!!


    魔王「そんな事はないよ。僕のは魔法理論に基づいてるから、聖女みたいな理論を超えた事は出来ないし」ヒュンッ

    魔王「それに、僕からしたら、誰でも使う事が出来る物を発明している女大富豪や、魔力がなくても大丈夫な気功とかを使える女闘神のがよっぽど凄いよ」ヒュンッ


    剣聖「……何か、みんなの話を聞いてると、何故か俺だけ凡人みたいな気になってくるから自信を無くすんだよな。国王とは言っても、立憲君主制に移行してる最中だから、ほとんどお飾りみたいなもんだしな」

    天馬「」バッサ、バッサ!!! (飛行中)


    勇者「」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!

    807 = 802 :

    「そんな事ないよ、みんなの中で一番偉くなってるのは剣聖なんだし。それに、剣の腕前じゃみんな敵わないでしょ?」バッサ、バッサ!!!


    剣聖「そうだといいんだが、多分、勇者の方が強いだろうからな。剣の腕前でも勝てるかどうか」

    天馬「」バッサ、バッサ!!! (飛行中)


    勇者「!?」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!


    闘神「というか、勇者を引き合いに出したら、あたしら全員、一番がいなくなっちゃうじゃん」

    鳳凰「」バッサ、バッサ!!!


    勇者「!!??」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!


    魔王「だよね。勇者に選ばれてる訳だから僕らより強いのは間違いないだろうしさ。何よりネームバリューがね」ヒュンッ


    「『伝説の勇者』だもんね。それに比べたらみんな名前負けしてるよね」クスッ



    アハハッ、ホントダヨ、サスガユウシャ、ハハハッ



    勇者(多分みんなより弱いとか言い出せる雰囲気じゃない……助けて)グスッ

    808 = 802 :

    大富豪『しかも、あれでしょ? 勇者って魔王を倒したら、南の国のお姫様と結婚が決まってるんでしょ? そうしたら次期国王だしさ』

    魔導機神「」ドギュッ!!


    勇者「し、知ってたの!?」ビクッ

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!


    剣聖「そりゃ、女大富豪は全世界に支店を持ってるしな。そんな大ニュースを聞き逃すはずがないだろ」ハハッ

    天馬「」バッサ、バッサ!!!


    勇者「」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!


    闘神「それ聞いた時、あたし、ちょっとショックだったんだけどね。別に勇者の事を狙ってた訳じゃないんだけど、なんかこう複雑っていうか……」

    鳳凰「」バッサ、バッサ!!!


    「わたしも残念だったなあ……。今だから言えるけど、わたし、子供の頃、勇者が好きだったもん……。でも、十五年も経ってるし、今更仕方ないけどね」バッサ、バッサ!!!


    勇者「」

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!

    809 = 802 :

    魔王「国の事情とか絡んでるとね。個人じゃどうしようもない面とかもあるしね。でも、勇者も乗り気みたいだし、良かったよ」ニコッ


    勇者「え、乗り気!?」ビクッ

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!


    大富豪『お姫様からの熱い求婚、喜んで受けたんでしょ? 今更隠さなくてもいいよ。私達も応援するって決めてるし』ニコッ

    魔導機神「」ドギュッ!!!


    勇者「いや、あれはでも、姫も俺もああ言わないと体面上まずいってわかってるからだし。確かに姫は美しい方だし、悪い気はしてないけど、でもあくまで儀礼的なものだし本当にどう思ってるかなんて」オロオロ

    天海竜『』バッサ、バッサ!!!


    闘神「そんな、気を遣わなくてもいいって、勇者。優しさってのは時々、逆に人を傷付けるしさ。昔の話なんだし、聖女もそこまで気にしてないって」

    鳳凰「」バッサ、バッサ!!!


    勇者「ち、ちが」

    天海竜『グルルルルッ!!』ビリビリ

    勇者「!!」ビクッ!!


    「あ、妖魔の森が見えてきたよ!」バッサ、バッサ!!!

    剣聖「ああ、もうすぐ決戦の時だな。残念ながら、お喋りはここまでだ」チャキッ

    天馬「」ヒヒーン!!

    闘神「腕が鳴るね! この日の為に今まで修行して来たんだし!」ポキポキ

    鳳凰「」バッサ、バッサ!!!

    魔王「勇者! 魔王の所へ辿り着くまでの露払いは僕達がやるから、任せて!」ヒュンッ!!

    大富豪『勇者は魔王の事だけ考えてて! 行くわよ!』ガコッ

    魔導機神「」ジャキッ (大型魔力凝縮出力砲×2門を組み合わせて構える)



    大富豪『突撃!! 決戦の狼煙を上げるわ!!』


    魔導機神「」ギュイイイイーーーンン…… (エネルギーチャージ)



    「ツインバスターライフルッッ!! いっけええええーーーーー!!!」ガチッ!!




    チュドオオオオオオーーーーンンンッッッ!!!!




    勇者「!!!!????」ビクッ!!

    天海竜『グルルルルッ!!』

    810 = 802 :

    ー 北西地区 ー


    ガルーダ「ちっ。ずいぶんと飛び回ったが、未だに腹の虫が収まらぬな」バッサ、バッサ (全長21メートル)

    ガルーダ「が、戻ったらまたあの頭でっかちな軍師と下らぬ会議の続きだ」バッサ、バッサ

    ガルーダ「配給品の酒と魔結晶も尽きてきた頃だし、そろそろ」


    キラーン……


    ガルーダ「?」



    チュゴゴゴゴゴゴオオオオーーーーーーーンンンッッッ!!!!!



    ガルーダ「!!!!」ジュワッ…… (消滅)



    キラキラキラ…… (光)


     

    811 = 802 :

    魔導機神から放たれた、大型魔力凝縮出力砲。

    それは世界の五分の三を占めると言われる広大な森、妖魔の森上空を一直線に切り裂いて貫き、目映いばかりの光を放ちながら彼方へと消え去っていった。


    この瞬間、妖魔の森にいたありとあらゆる生物が、上を向いた。


    運悪く、その直線上にいた魔物は全て光へと還元した。


    老いも若きも、強きも弱きも、魔物も竜も、等しくその光り輝く未知の閃光に見いった。


    そして、彼らはその数十秒後、その光が放たれた先から、飛んで向かってくる者達の存在に気付いた。


    彼等こそが、伝説の勇者、その仲間たち。


    魔王を倒す、最強にして最高のパーティーが、今!


    この地に君臨した瞬間だった!!


     

    812 = 802 :

    ー 魔王城、玉座の間 ー


    魔兵士「」ダダダダッ

    魔兵士「も、申し上げますっ!! 南の方角から敵襲!!」

    魔兵士「先程の閃光を放った者達かとっ!! また、その閃光により、北西地区のガルーダ様が巻き込まれ討死したとの事!!」


    側近「ガルーダがっ!?」


    魔兵士「はいっ! 更に奴等は迎撃に向かった兵士達をなぎ倒しつつ、この魔王城へ向けて進軍してきておりますっ!!」


    大魔導師「何だとっ!!」

    側近「っ!!」

    魔兵隊長「まずい!!」


    ザワザワ、ザワザワ、ザワザワ!!!



    城内にいた兵士達が一斉にどよめく。彼等もまた、あの光を見た者達だった。

    あの瞬間、誰もが、何が起きたかは理解出来なかった。
    だが、今が異常事態だという事と、その光の壮絶さだけは頭ではなく魔物の本能ではっきりと理解していた。

    そして、今、この地に向かってきている者達が、自分達の理解を遥かに超えた者達であるという事は、容易に想像がつく。
    だからこそ、動揺、恐慌、不安、そういったものがこの場にまるで伝染病の様に蔓延していく。

    しかし!



    魔王「狼狽えるなっ!!」ビリリッ


    大魔導師「!」

    側近「!」

    魔兵隊長「!」


    魔兵士たち「!!」



    魔王「強い敵が来たなら、更に強い戦力で叩き潰せばいいだけの事だ! 何を恐れる事がある! お前たちは、それでも余の誇る最強の魔王軍か!」


    魔王の鋭い一喝が広い玉座の間に響き渡る。これにより、玉座の間は再び元の静寂さを取り戻す。

    かの者は魔王。歴代の魔族の中で最も強く、最も兵から信頼を受ける、常勝の軍神、覇王、英雄……。

    その場にいる誰もが、その事をはっきりと思い出した。

    813 = 802 :

    側近「……失礼しました、魔王様。思わず取り乱しました。陳謝します」

    魔王「構わぬ。それよりも、報告を続けよ。その者らの数は」


    魔兵士「は、ははっ。竜と巨大な霊獣・神獣ペガサス・天使、あと異形の怪物が一匹いるとの事です。その背には何故か人間が乗っている模様です!」


    魔王「人間……? まさか、魔軍師が前に言っていた勇者とやらか?」

    側近「御冗談を。人間ごとき、仮に女神の祝福や加護を受けようとも話になりません」

    魔王「が、他には思い当たる節がない……。さしずめ、余を倒す為の混成軍を編成したというところか。天使も混ざっているという事は、間違いなく女神の差し金であろう。あの女め、封印されながらまだ余計な事を……」チッ

    側近「……しかし。何にしろ、数が少ないのは幸いです。少数精鋭なのでしょうが、何重にも包囲して殲滅してしまえば取るに足りません。あの光にのみ注意しておけば問題ないでしょう」

    魔王「うむ。出陣の準備を整えていたのは不幸中の幸いだな。魔王城に常駐させている遊撃部隊と近衛兵はもう出られるか」


    大魔導師「はい! そちらは既に整っております」


    魔王「ならば、余自ら出て殲滅戦の指揮を取る。五分後には遊撃部隊と近衛兵、両軍を魔王城前に集結させよ」

    側近「魔王様自らがですか……。ここは大魔導師に指揮を任せても宜しいかと思いますが……」

    魔王「元々、守りは性に合わぬ。果実も、人の手から与えられるよりは、自らの手でもぎ取った方が美味かろう」スクッ

    魔王「出るぞっ! 他地区まで被害が広がる前に、一気に片付ける! 急げっ!!」


    側近「はっ!」

    大魔導師「ははっ!!」

    魔兵隊長「急げっ! 出陣だ!!」


    「ははっ!!!」

     

    814 = 802 :

    ここまで

    815 :


    最近更新が楽しみで仕方ない

    816 :

    がんばれ魔王。パラメータが全てではないところを見せてやれ

    いやマジでほんの少しでもいいから勇者に希望を見せてくれ

    817 = 793 :

    乙です。
    でも魔王が何とかしちゃったら今度は勇者が魔王相手に何が出来るのか……。

    818 :


    勇者以外が魔王のHPを1にして「勇者!とどめを!!」ってやるんやろ知ってる知ってる(白目)

    819 :

    もう勇者のライフは0を通り越してマイナスだな

    821 = 792 :

    勇者と魔王、立場が違えば友と成れただろうにのう

    822 :

    いや勇者と魔王も圧倒的に差が…

    825 :

    勇者くんはなんかもう結婚できなさそう

    826 = 797 :

    このパーティーの誰かが読心術かなんか会得していればこんなことには…

    827 :

    正直勇者が自殺しても納得できてしまうくらいの状況だ
    鬱とかそんなちゃちいもんじゃない、環境だけで廃人になる可能性を秘めてる


    しないだろうし、したとしてもさせてもらえないだろうけど

    828 :

    自殺しても蘇生させられちゃうんだろうなぁ

    829 :

    あれ聖女ってなんとなく心読めるんじゃ

    830 = 792 :

    >>829 宗教家は壊れた心に入り込むのが得意だから

    831 :

    魔王を倒したあとは女神も倒さないといけなくなりそう

    832 :

    おつ

    833 :

    >>825>>826
    勇者くんが独身術を会得しました

    834 :

    確かに優しさってのは時々、逆に人を傷付けるよな…

    835 :

    胃がITEE…いやなんでもない

    836 :

    >>807
    未だに多分みんなのほうがって…

    もしかしたらまだ自分が強いかもという思いがあるのか勇者

    相手の力量すら勇者は見る力がないのか…女神さん慈悲なさ過ぎだよぉ

    837 :

    仲間内の会話だしな、仲間を立てつつ丸く収める言い回しみたいな感じでは?
    それすらも言い出せない雰囲気と実力差があるだけで、そも力量を見定める目を持ってても人間の尺度じゃ測れん気もする。

    838 :

    魔王が安らかに眠るために勇者が必要なんだな(錯乱)

    839 :

    本編はあとどのくらい残ってるんだろう
    もしも1000にギリギリ収まるかどうかって感じなら、減速した方が良さそうだけど

    840 :

    >>836
    きっと未だに仲間が立ててくれてるから期待を裏切らないためにその可能性を信じたいんだよまだだ……まだ可能性はある、的な感じで(ただし精神をすり減らしながら)

    841 :

    >>836
    人間、心を守るために物事の振り幅を小さく、もしくは無くそうとする心理的防衛反応があるんよ
    現実逃避に近いけど本能に根ざしてる分最後の砦みたいなもんだから破られるとやばい

    しかしこいつら人間の枠に入ってんのかな
    商人(?)以外はちゃんと寿命あるのか?

    842 :

    寿命……こいつらの前では儚い言葉だ

    843 :

    何も倒すだけは平和への道ではあるまい

    844 = 836 :

    魔王が体力1になってもさ勇者の攻撃翌力よりはるかに防御が高いからダメージ1も与えれないんじゃ…

    トドメすらさすことが出来ない無慈悲なインフレww

    845 :

    ドラクエ式なら1入る場合もあるから…(震え声)
    もしかしたら伝説の武器に対魔王ダメージ+1とかついてるかもしれないし

    847 :

    ー 神界、封印の牢獄内 ー


    「勇者達が、魔王城へと向かいましたね……」

    大天使「ええ。ほとんどの過程を飛ばして、一路、魔王城へと……。もう妖魔の森上空にまで来ております」

    「そして、未だに誰も勇者の本当の強さを知りません……」

    大天使「はい」

    「……運命の女神たる私が、この様な事を言うのは憚られますが」



    「これも運命なのでしょうか……」



    大天使「全ての出来事が、勇者を『伝説の勇者』たらんとせしめていますからね……」

    「ええ……。幸運と呼ぶべきか不運と呼ぶべきか……。あるいはこれこそが本物の天運というものなのでしょうか……」

    大天使「では、やはり……」

    「ええ、この流れからすれば、そうした方が良いでしょう……」

    「危険極まりない方法ですが、あの『計画』を実行へと移します……」

    大天使「全ては世界の安定の為に、ですか」

    「ええ……。私の最後の切り札です……」



    「勇者には、強いと仲間から誤解されたままでいてもらいましょう……。その為の計画です」


    848 :

    真の邪悪とは……

    849 = 847 :

    大天使「ですが、あの『計画』は両刃の剣ではないかと……。下手すれば、逆に世界を崩壊させる可能性も十分ありますが……」

    「それも承知の上です……。ですが、今の関係がこの先、変にこじれるかもしれない事を考えると、まだこちらの手段の方が世界崩壊の可能性は低くなるでしょう……」

    「それに機会は今しかありません……。決断の時です」

    大天使「しかし……。かなりの不安が残ります……。私達もそれにより罪深い存在となってしまいますし……」

    「もう決めた事です……。これにより私達は引き返せない位置へと進むでしょう……。そして、勇者も同様に後戻り出来ない地点へと……」

    大天使「全て、覚悟の上ですか……」

    「ええ……。この世界の平和の為に……」



    「勇者にはこのまま『伝説』となってもらいましょう」


    「この先、例え何年経とうとも、この勇者を超える事が出来ないと誰からも思われる様な絶対的な存在に……」


    「無理矢理にでもなってもらいます……」



    大天使「我らが罪を許したまえ、勇者よ」サッ…… (十字を切る)

    850 = 847 :

    「それでは大天使は、今、聖女に代わって大聖堂にいる女に『例の連絡』を……」

    大天使「はい……」

    「私は残り最後の力を全て使って、少しの間だけ魂のみを竜界へと降臨させます……。これが私の最後の役割となるでしょう……」

    大天使「勇者の元に行かれるのですね」

    「ええ……。恐らく時間はそうありません。私が降臨し、そして勇者との会話が終わるまでには、大天使と女は全ての手筈を整えておいて下さい……」

    大天使「はい……」


    「必ず、世界中の皆に、『あの事』を伝えるように……」

    大天使「わかっています……。万事つつがなく……」


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