元スレ吹雪「やっぱりこの鎮守府はおかしいです!!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
601 :
>>599
蟹レwwそれでいいのかお前wwwwww
>>600
無知と蛮勇はいいカップルだからな
602 = 565 :
男子B「……でもあんなに人間っぽいのか?川底棲艦って」
男子A「うん……深海棲艦はもっと大きいって本に書いてあったし……あれは川底棲艦だと思う」
男子A「…………どう見ても川底棲艦だよ、すぐ分かる」
男子B「そか……でも艦娘って近くで見たの初めてだよな?あの制服の子は見たことあるけどあの水着の子って?」
男子A「……あれは潜水艦の子……本物だよ、ネットで泳いでる姿も見たし間違いない」
男子A「でもなんで前中来たんだろう……?島国で働いてるって聞いたけど……」
男子B「……さぁ……聞いてみたら?」
男子A「む、無理無理……それに今忙しそうだし……」
男子B「……じゃあ俺が聞くわ」
??「あ、ごめん、ちょっと通るわ……ごめんね、ちょっと通るわよ……あぁ、ちょっと触らないで、艤装はデリケートなの」
男子A「あ、スミマセ……!」
男子B「……?あの人も艦娘か?」
男子A「艦娘だよ……超有名な艦娘……」
男子A「……ちょっと見てくる……」スタスタスタ
男子B「お、おい……」
603 = 565 :
提督「しかし凄いな……ここまで集まるものなのか」
??「ふぅ……よいしょ……はーい、通して通して……」
提督「ん?……お、来た来た」
夕張「よいしょ……っふぅ…………はーい、おまたせ!呉鎮守府所属、第三艦隊旗艦夕張、到着しました!」ゴトッ
提督「あぁ、待ってました夕張さん……長旅お疲れ様です」ビシッ
夕張「心配無用です!……伊58さんは?」キョロキョロ
伊58「ここでち~!!助けてくだち~~!!」
女子「ゴーヤちゃん、これ終わったら一緒に吹部来ない?」
女子「一緒に楽器吹こっ、あーし教えてあげるからさ」
女子「あんた打楽器担当でしょ」
夕張「……あらー……女の子に囲まれてますねー……」
提督「すみませんねぇ、何か」
夕張「構いませんよ……ところで、貴方の秘書艦は?」
提督「川で川底棲艦探してますよ、知ってます?川底棲艦のこと」
夕張「ん~まぁ……ちょっとくらいなら……って……川?艦娘を川で運用してるんですか!?」
提督「えぇ、あそこに……」ユビサシ
夕張「そんな艦隊始めて見たわ……」
河川敷 滝付近
ドドドドドドドドドドドドド
吹雪「……んー……本当にここであってるー_」シャゥッ
男子B「はーい、その辺だったと思いますけどー」
吹雪「わかったー!ちょっと探してみるねー!」
男子B「おなしゃーす……にしてもアイツどこ行ったんだ……?」
吹雪「…………」コーンッコーンッ
吹雪「…………探信機は反応しないけど……」
男子B「……あのー、ホントに探してます?」
吹雪「探してるよ!」コーンッ コーンッ
吹雪「……こっちかな?」ザシャゥ
男子B「……」クビカシゲ
604 :
伊58「……ふぅ……やっと抜けだせたでち……あ……」カチコチ
伊58「ゆ、夕張さん!こんにちはでち!」ビシッ
夕張「ごめんね、待たせた?」
伊58「い、いえ、全然待ってないでち……あ、えっと……燃料の交換……だっけ?」
夕張「えぇ……でもここじゃちょっと目立つわね……どこか良い所ないかしら……」キョロキョロ
男子A「あ、あの、ゆ、ゆ、夕張さん?」
夕張「?」
男子A「それなら、学校の技術室、あそこなら、今僕しか使ってないから誰も入ってこない……です……けど……」
夕張「本当?でも……いいの?」
男子A「大丈夫、です……暗幕もあるし……鍵、僕しか持ってないです……し」ニヤメガネクイ
606 :
おい坊主A
607 = 565 :
>>605
ガングロ系のギャルの一人称はこんな感じだって漣さんが言ってたもん……
-------------------------------------
夕張「なら、ちょっと君の力を借りてもいいかしら?」
男子A「は、はい……呉の夕張さんの力になれるなら……そのー……はい……」メガネクイッ
夕張「うん、ありがと」
伊58「ありがとうね」
提督「技術部の生徒……?へぇ……珍しい部活もあるんだな……」
提督「ま、いいか……とりあえず吹雪ちゃんの様子はっと……」
タッタッタッタッタ
後乃木市立前浜中学校 西校舎2階 廊下
男子A「…………」テクテク
夕張「暗いわね……」ペタッペタッ
伊58「夏休みだし、特別教室の多い校舎みたいだから人が居ないのはしょうがないでち」ペタッペタッ
男子A「この、一番奥が技術室です……これ、鍵……」チャラッ
夕張「うん、ありがと」カチャカチャ
男子A「…………」ゴクリ
男子A「…………」
カチッ ガラララ
夕張「ん、じゃあこれ、返しとくわね」チャラ
男子A「あ、は、はい、じゃあ、僕は階段で待ってます……」
伊58「ごめんね、ちょっと待っててね」
男子A「はい、待ってます……」
夕張「じゃあ、伊58、始めよっか」
伊58「は、はい」
ガラララッ ッバン
男子A「…………」
男子A「…………」ドキドキ
数分後
ガラララッ ガラララッバン カチッ
夕張「ふぅ……大丈夫?体に異常は?」
伊58「大丈夫でち、ありがとうございまち!」
夕張「それは良かった、あ、君、鍵返すわね」チャラッ
男子A「あ、はい……ありがとうございます」チャラッ
608 = 565 :
夕張「ん、じゃあこれ、返しとくわね」チャラ
うむ、何故鍵を2つ持っているのだ、脳内補完願う
609 = 565 :
川 滝付近
吹雪「うーん……居ないなぁ……」ザシャァゥ
吹雪「あの男の子も部活動で帰っちゃったし……しれいかーん?」
提督『んー?こっちは全然釣れないぞー?あ、あともうすぐ58ちゃんが来るからちょっと待っててー』
吹雪「はーい……うーん……よく見えないし……反応もない……」
吹雪「……うーん……」キョロキョロ
吹雪「…………いないなぁ……」
フブキチャーンッ
伊58『ふーぶーきーちゃーん!!』タタタタッッ ピョーンッ ジャッブーンッ
吹雪「うわぁっ!!な、なんですか!?」
伊58「…………ぷはぁっ!!」ザパァッ
伊58「あれ?しょっぱくない……」
吹雪「まぁ川ですから……あれ?結構深いんですか?ここ」
伊58「うん、さっき水の中に入ったけどここ、かなり深くなってるみたいだよ?」ジャプ チャプンッ
伊58『…………うん、かなり深い……それに、大きな穴が滝の中に掘られてて……人工物でち、排水口みたい』ゴボボッ
吹雪「人口のトンネルですか?」
伊58『うん、ゴーヤくらいの大きさ、人間サイズの生き物の巣穴にはちょうどいい感じの穴でち』ゴボッ
吹雪「ふぅん……中は確認できますか?」
伊58『それはちょっと難しいでち……中に何かいるのは確認できるけどかなり警戒されてるみたい、赤い目がこっち見てる』
吹雪「そうですか…………誰かは確認できますか?」
伊58『わからないけど……多分、人影らしいものが見えるから、人間型ってことは間違いないでち』スィーッ
伊58『攻撃してこない所を見ると武装はしてない……けど……うーん……わかんないや』スイスイスイッチャプッ
吹雪「うーん……直接見ないと誰かは確認できないって事ですか……」
伊58「っぱぁ……ふぅ……その上人口で作られたトンネルに鍵をかけて入れないようにしてる……」
伊58「どこでどうやって鍵を入手したのか気になるけど、それ以前に入れないんじゃ話にならないよ?」
吹雪「司令官、どうしましょう……一応中にいるのは確認できたんですけど……艦種が分からないんじゃ……」
提督『聞いてた……そうだな……好物がわからない上に警戒心が強いんじゃ手のうちようがないな……』
610 :
餌付けするにも好物がわからないのはつらいな
611 :
提督は餌付けする前提かよwwww
612 = 565 :
提督『……そうだな……そのトンネル?はどこにあるんだ?』
伊58「滝壺の中に掘られた穴にあるでち、掘られるまでは埋まってたって事、かなり古いトンネルみたいでち」
提督『そうか……そのトンネルには格子があって……南京錠がかかってるんだな?』カキカキッ
伊58「そうでち、その中に川底棲艦がいるから多分そいつが鍵を持ってるみたいでち」
提督『なるほどね……穴を掘る能力を持っていて鍵を開けられるほど知能が高い川底棲艦……』
吹雪「……うーん……想像つかないです……」
提督『……夕張さんは分かりますか?』
夕張『さぁ……私もちょっと……わからないです……』
提督『ですよねぇ……よしっ』スクッ
提督『吹雪ちゃん、吹雪ちゃんの鞄の中にリール付きの釣り竿あっただろ?』
吹雪「え?あ、はい、一応……まさか釣るんですか?」ザシャーゥッ ピョンッスタッ
提督『いや、その中のエサ箱に鋼材が入ってたはずだ、それをゴーヤちゃんに渡してくれないか?』
吹雪「あ、はい……えーっと……」ゴソゴソゴソ
吹雪「あ、あった……ゴーヤさーん!」ポイッ
伊58「はーい」パシッ ジャブンッ
ゴボゴボッ
613 :
うなぎ釣りみたいだな
614 :
艦載機じゃないとダメじゃないかなァ
615 = 565 :
川の中 滝壺
ゴボゴボゴボッ
伊58「……おっさかなさーん……おっさかなさーん……」スィスィッ
メダカ「……」スイスイ
川ロ級『……』モサモサ
伊58「……あ、ロ級……何食べてるんだろ……」
川ロ級『…………!』スイーッ
伊58「あ、逃げちゃった……藻?かな……石にへばりついてる緑のやつ……」コポコポッ
伊58「……全然減ってないってことは……かなり小食なんだねー……」キョロキョロッ
伊58「あ、ここだった……巣穴巣穴……」ブクブクッ
伊58「あった……でも本当にこんな鉄の塊に反応するのかなぁ……」スイスイスイッ
泥リ級『……』ジトーッ
泥リ級『……ウゥーッ……』ピコピコピコピコッ
泥リ級『…………』チョイチョイッ
巣穴
伊58「……」ジーッ
??「……」ジーッ
伊58「……」チラッ
伊58「どなたかわからないお魚さーん、鋼材でちよー?」チラッチラッ
??「……!」ピクッ
??「…………」キョロキョロッ
??「…………」プイッ
伊58「反応した……のかな?」
伊58「言葉が通じるかはわからないけど……」ゴボボッ
伊58「いうこと聞いて開けてくれたら、これあげるでちよー?だから開けてくだちー」
??「…………」ジトーッ
??「…………」スイスイスイ
??「…………」ジーッ
伊58「こいつは…………↓2でちね……」
川底棲艦、どなた?
1.戦艦ル級
2.戦艦タ級
3.重巡ネ級
618 = 565 :
伊58「……ネ級?」
浄水ネ級(エリート)「…………」スイーッ
伊58「……?」
ネ級「……」チラッ
伊58「……?」チラッ
伊58「あ……鋼材?出てきてくれたらあげるよ?」
ネ級「…………」ムカッ
ネ級「…………」カチャカチャッカチッ ギィッ
伊58「よくできました、ほら、食べて?」
ネ級「……」パシッ
ネ級「…………」ムムムムッ
伊58「?」
鋼材「……」
ネ級「…………っ!」
鋼材「 」ジュワァァァァ…
伊58「え?消えた……というか……溶けた?」
ネ級「…………」ギロリ
伊58「あ、あの……ごめんね?」
ネ級「…………」ギロ
伊58「…………怒ってる?」
ネ級「……」コクッ
伊58「どうして?鋼材、気に入らなかった?」
ネ級「……」フルフル
伊58「……ゴーヤが嫌いだから?」
ネ級「……」フルフル
伊58「……??……あの、とりあえず……一緒に来てくれる?」
ネ級「…………」ムム…
ネ級「……」チラッ
リ級「……ウ」コクッ
ネ級「……」コクコク
伊58「……ついてきてくれる?」
ネ級「…………」コクッ
伊58「ありがと、じゃあ付いてきて!」
619 = 565 :
河川敷
ザワザワ…
吹雪「あ、出てきましたよ?司令官」
提督「ん?あ、ホントだ…………あれ?ネ級?」
伊58「うん、トンネルの中にいたんだけど……」
夕張「これが川底棲艦……ですか?」
提督「えぇ、おそらくこの滝から海までを仕切るボスのようなものかと思いましたが……」
提督「……まさかこの辺をしきってるのは戦艦でも鬼や姫でもなく、重巡?だったとは……」
夕張「……ネ級……見た目は深海棲艦と大して代わりませんね……」
ネ級「……」ビクビク
伊58「……ふぅ……」
ネ級「……」キョロキョロ
アレ、シンカイセイカン? ゼンタイテキニアカイナァ…… デモナンカカッコイイ…… ミエネェヨ
ネ級「……ヒィ……」カタカタカクカク
ネ級「…………」アタフタアタフタ
伊58「大丈夫、大丈夫怖くないよ?」
ネ級「…………ウゥ……」キョロキョロ
提督「随分怖がってるな……大丈夫だよ?別に危害を加えるわけじゃないからさ」ソー
ネ級「!!」ベシッ
提督「いてっ」
ネ級「……っ!」シッシッ
吹雪「不用意に触るからですよ、まずは遠くから敵意がないことを示さなきゃ」
提督「……そうだった……」
伊58「全く、女心のわからないてーとくでち……」
吹雪「…………」ジーッ
ネ級「……」ジトッ
吹雪「……」ニコッ
ネ級「…………」ジローッ
吹雪「……」ジッ
ネ級「……?」ジー
吹雪「……大丈夫……怖くない……」
ネ級「……」ジッ
吹雪「…………ほら、手、出して」スッ
ネ級「……」ソローッ
吹雪「……」コクッ
ネ級「……」スッ
吹雪「……」ギュッ
620 :
ナウシカ思い出した
621 :
最近へちょ艦なるものを見て以来
川底がへちょで想像されてよくないなあ
ただでさえほのぼのとさせるというのに
622 :
このあと噛まれるやつだ
623 :
それ感染して深海棲艦になっっちゃうパターンだから
624 = 565 :
ネ級「…………」チラッ
吹雪「…………」コクッ
ネ級「…………」チラッ
ネ級「……」ソワソワ
吹雪「うーん……中々落ち着かない……」
夕張「どうしたの?」
吹雪「この子……さっきから何だかそわそわして……ずっと川ばかり見てるんです……何かあるんでしょうか……?」
ネ級「……ウー……」ソワソワ
伊58「……それに、鋼材を溶かしたあの能力もちょっと気になるでち…………それも関係あるのかな?」
ネ級「…………」チラッ
ネ級「…………」クネクネ
夕張「……うーん……鋼材を溶かして……確か怒ったのよね?」
伊58「えぇ、かなり怒ってたでち」
夕張「で、地上に出たら川を気にし始める……」
提督「まぁ多分この子がここ一体を仕切るボスってことは確かだな……何かわかりますか?」
夕張「…………多分ですけど、この子が伊58に怒ったのは……川に鋼材を入れて川を汚したからかと……」
提督「汚す?鋼材で?」
夕張「えぇ、鋼材の成分の一つにクロムっていうのが含まれるんですけど、
そのクロムは水質汚染を引き起こす原因として問題になっているんです」
提督「……へぇ」
夕張「この子はもしかしたらその鋼材に含まれるクロムや他の成分に反応して怒ったのかと……」
提督「と、いうことは……このネ級は川や水が汚れるのを嫌う子……なんですかねぇ?」
夕張「もしかしたら、ですけど……鋼材を溶かしたのはもしかすると溶かしたんじゃなくて分解したとか……」
夕張「この子は水を浄化させる能力を持ってるのかもしれませんね……」
提督「なるほど……ちょっと試してみたいな……」パカッゴソゴソッ
提督「……その浄化する能力が本当なら映像に納めて呉鎮守府に提出しないと……吹雪ちゃん」カメラカマエ
吹雪「あ、はい、何でしょう?」
ネ級「……」ギロリ
提督「はいこれ、鋼材、ネ級ちゃんに渡してくれる?」ポイッ
吹雪「あ、はい」パシッ
ネ級「……」ジロ
ネ級「……」スッ
ネ級「…………」ムムムム…
ネ級「……っ!」
ジュワアァァァァァァァ シュゥゥゥゥン
ネ級「…………」ジロリ
吹雪「……すごい……本当に消えた……」
提督「これは……浄化って言うのも頷けるな……浄水ネ級と言うべきか……」ピポッ
伊58「ってことは……この子はずっと川を綺麗に保ってた子ってことでち?」
提督「そうなるな……さすがにこの子は家で飼う訳にはいかないな……」
625 = 621 :
川底みんな良い子達ばっかりじゃないか
環境を浄化するこの子達と、悪くもする俺らで
どっちが敵かわからんね
626 :
川底に手を出してはならぬ!
627 :
川をきれいにするようにします!
そしてネ級に楽しく棲んでもらいます!
628 :
川底棲艦共生派になっちゃうぞー
629 = 565 :
ザワザワ
イマナニヤッタヨアレ ワカンネェ… カンムスノヒトラナニハナシテンダ? ダカラミエネェッテ
ネ級「……」ガクブル
吹雪「……」ナデナデ
ネ級「……」ギュッ
吹雪「怖くない怖くない」
夕張「しかし、不思議ですね……同じ見た目なのに重巡と浄水では性格もやってることも全く違うんですもの……」
提督「確かに……艤装の尻尾が武器じゃなかったりする子も居ますけど、見た目は同じですよね……」
夕張「海に住む深海棲艦と……何が違うんでしょうか……」
提督「さぁ……生まれる場所と環境じゃないですかね……?」
夕張「……そうだとすれば、ここが戦火に包まれると……あの子達も……」
提督「ありえますね、特にレ級はサワガニですし、環境の変化には敏感です」
夕張「……そうですね……だったら、こうしちゃいられないわね」スクッ
提督「ん?もう帰るんですか?」
夕張「えぇ、燃料の交換のやり方はゴーヤさんに教えましたし、私の役目はこれで終わりです」
夕張「それに、この子たちの住む場所を守るために私ももっと頑張らなきゃ、では、しつれいします!」ビシッ
提督「あ、はい……ご武運を」ピシッ
夕張「はーい!ってやだ……もうこんな時間……急がないと!」タッタッタッタッタ
ア、カンムスノヒトカエルンダ ユウバリダッケ、アノヒトシッテル…… キレイナヒトダッタナァ…
吹雪「……そういえば……うちのヲ級の艦載機……あれ、確か深海棲艦から作られたんだよね……悪く言えばゴミの塊……」
ネ級「?…………ァ」
吹雪「……まさか、あなたがヲ級の艦載機を?」
ネ級「…………ン」メソラシ
吹雪「…………すごいなぁ……」
伊58「へぇ……この子、浄水できるんだ……」ジーッ
ネ級「……」キッ
伊58「うぅ……やっぱり嫌われてるでち……」
吹雪「あはは……司令官よりはマシですよ……」
伊58「うそだぁ、絶対ゴーヤのほうが嫌われてるよぉ……」
提督「……ん?どうした?」
ネ級「ヒィッ……!!」ガクブルガクブル
ネ級「……っ!っ!」シッシ! シッシッ!!
提督「……俺、何かした……?」
吹雪「ね?」
伊58「……納得行かないでち……」
630 = 627 :
もしかして、提督がやったヲ級へのセクハラがネ級にも伝わってる?
631 :
川底棲艦の姿こそが本来のあるべき姿なのかも知れない。怨念やら環境に影響された結果が深海棲艦
632 :
読みは「せんていせいかん」なのか「かわぞこせいかん」なのか
633 = 621 :
前者の方が正解感あるけど
後者の方がかわいいと思わないか?
634 = 565 :
提督「……まぁいいや……とりあえずこの子は川に返そう、流石にこれ以上人目のつく所に置いてたら可哀想だ」
吹雪「そうですね、この子は川にとって必要な存在ですし……それに人間はいじめないよね?」
ネ級「……」コクン
吹雪「うん、それなら大丈夫、これからも川をよろしくね?」
ネ級「……」コク
吹雪「ありがとう、じゃあまた会おうね?」
ネ級「……」ペコリ
ネ級「…………」ウーン
ネ級「…………」ニコリ
ネ級「……」タタタタッ ピョンッ チャプッ
スイスイスイーッ
オ、カエッテッタゾ アトデセツメイシテクレルカナ? アノオシリエロカッタナ ケッキョクナニモミエナカッタ…
提督「……ふぅ……とりあえずこの辺を仕切ってる川底棲艦が分かったな、これは結構な収穫だ」
吹雪「映像には収めました?」
提督「あぁ、顔のアップから尻尾の艤装に至るまで大体は撮っといた、勿論能力もね」
吹雪「なら、安心ですねゴーヤさんも今日はありがとうございました」
伊58「お礼なんて要らないよぉ、それにお礼を言うのはゴーヤの方でち、川を泳ぐなんて初めてだったもん、てーとく、ありがと」
提督「いやいや、楽しんでくれたなら俺はそれでいいよ、手伝ってくれてありがとう」
伊58「……ま、お礼を言われるのは悪い気はしないでち……」テレ
提督「……さてっと……あの子らに挨拶して帰るかな」
吹雪「えぇ、あ、あの男子生徒、呼んで来ますね!」テテテテッ
オーイ! ヤマグチクーン!
数分後、中学校 西校舎内
男子B「おう、やっぱここにいたか」
男子A「うん……」
男子B「夕張さんと話せたか?」
男子A「……うん」
男子A「……あと一歩選択を誤ってたら……とんでも無い過ちを犯してた気がする……」
男子B「……そか……何か海軍の艦娘さんたちが呼んでたぞ、行こうぜ」グィッ
男子A「……僕らを?……分かった、行くよ」
635 = 565 :
提督「えーっと……というわけで……川底棲艦は人間に危害を加えない人畜無害な生き物であって……」
ザワザワザワザワ
提督「……聞いちゃいねぇな…………」
吹雪「あ、こっちこっち!」
男子B「ふぅ……ほら、お前も来いって」
男子A「あ、うん……」
吹雪「司令官!目撃者の二人、連れてきました!」
提督「お、来たか、今日は教えてくれてありがとうね」
男子A「あ、はい、こちらこそ、貴重な体験をさせてくれてありがとう……ございます」
男子B「えぇ、こっちも、艦娘さんとお話ができてとても楽しかったです」
吹雪「うん、私も楽しかった」
男子A「……山口おま……」
男子B「お前が奥手こじらせるのが悪い」
男子A「……まぁ……いいか……」
伊58「君が居なかったらゴーヤ、川に入れなかったからね、君のお蔭で川底棲艦を見つけられたんだよ?」ポンポンッ
男子A「あ、あはい、あ、ありがとうございます……」キリッ
男子B「良かったじゃん、顔キモいぞ」
男子A「お前後で覚えてろ」
伊58「いいコンビでち、まぁとにかく、ありがとうね?」
男子A「あ、はい……その……夕張さんは?」
伊58「先に呉に帰ったと思うよ?」
男子A「……そうですか……また、会いたいですね……えへへ」
伊58「ねー、また会えるといいねー」
男子A「……はい……」
男子B「じゃあ僕らは部活なんで……そろそろ失礼しますね?」ペコッ
男子A「今日黒Tいつ来るっけ?」
男子B「ばっか、もう来てるっつーの、行くぞ」
男子A「マジで?やべ、行かなきゃ……あ、じゃあ失礼します……」ペコリ
吹雪「うん、またね」
伊58「先生に怒られないようにねー」
636 = 565 :
あ、もうこんな時間じゃない、ちょっと寝るかな
運が良ければまた昼か昼過ぎに書くかも
637 :
おつ
638 :
乙
この子ら琵琶湖に放流したら湖底棲艦になるんだろうか
639 :
乙でございます
640 :
男子A、まさか盗撮とか監禁とか考えてたんじゃあ;
641 :
今回は環境問題を改めて考えさせられたのです。
沢蟹レ級が住める綺麗な川底を守って
いるのは滝底の主、とっても幻想的な川なのです。
いな、、私もいつか遊びに行きたいのです。
乙でした。
643 :
流石に監禁は無茶だろ
凍殺は考えてたような気がする
644 :
乙。
深海棲艦は核燃料のゴミとか酸素破壊兵器の残留物の影響を被っている可能性が?
645 = 610 :
>>643
液体窒素の出番だ!
646 :
所で川底棲艦って食えるのかな
647 :
泥抜きしないと生臭いかもな
ワタも多いだろうし解体めんどくさそう
ぶつ切りで汁物に使うくらいが無難じゃね
648 :
川底ヲ級がすごい顔して画面見てるんだが
怖がらせると添い寝したがって仕方ないからほどほどにしてくれよ
649 :
とじょうみたいに食えそう
酒の肴にいいか
650 = 637 :
駆逐ならともかく人型のは流石に食えない
ぶつ切りグロイ
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