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    元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」

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    801 = 1 :




    『木馬追撃命令』


    802 = 1 :

    ──宇宙要塞コンペイ島、作戦司令本部

    ブライト「ブライト・ノア少佐、はいりまあす!」

    ハンフリー「初めまして、ブライト・ノア少佐。私は総合参謀本部第三局次長、モニカ・ハンフリー大佐です」

    ワッケイン「これより、ホワイトベース隊の今後の作戦行動について指示する」

    803 = 1 :


    ハンフリー「ホワイトベース隊は補給が完了次第、月へ進路を取りなさい」

    ブライト「……月、ですか」

    ハンフリー「ええ。グラナダへ牽制を掛けるのです」

    ワッケイン「通常単艦もしくは小艦隊では行わないミッションだが、ホワイトベース隊なら成し遂げるだろうと判断した」

    ブライト「ホワイトベース単艦で、ですか」

    ワッケイン「そうだ。RX-78 NT-1、およびG・アーマーの修復も完全に終えたと聞いている」

    ハンフリー「グラナダへの牽制攻撃が完了すれば、ア・バオア・クー合流を目論むグラナダ艦隊も下手に動けないでしょう」

    ブライト「もし敵が数で押し切ろうとしてきたら、我々は捨て駒になれと?」

    ハンフリー「……ええ、そうね」

    ブライト「!」

    ワッケイン「タダで、とは言わせない。第16独立機動艦隊も月周辺で陽動任務を行っている。いざという時は急行させよう」

    ブライト「……了解しました」

    804 = 1 :


    ワッケイン「すまんな、ブライト。だが貴様らの陽動任務の成否が、我々の勝敗を左右することになるかもしれんのだ」

    ブライト「そう言っていただけると、クルーも救われます」

    ハンフリー「……ワッケイン司令。そういうお話は個人的になさった方がよろしいわ」

    ワッケイン「……これは、失礼。じゃあブライト少佐、戦いが終わったらまた話そうじゃないか」

    ブライト「はい、是非。……では、失礼します」




    ブライト「作戦司令部も一枚岩じゃなさそうだな……やれやれ」

    805 = 1 :

    ──ホワイトベース、格納庫

    アムロ「すごい、反応速度の向上に成功してるんだ」

    ムルンバ「ああ、このソロモン──いや、コンペイ島か? ここの生産設備で発見された部品が良好でな。ジオン製だが、使えるものは使っておかないと」

    アムロ「相性はどうなんです?」

    ムルンバ「うーん、実際のところはぶっつけ本番って感じだが……少なくとも数値上は過去最高のデータが出てる。実機試験も良好だ」

    アムロ「信じていいんですよね?」

    806 = 1 :


    クリス「あたしが何度も試運転したんだから、信じてほしいわね」

    アムロ「わ、クリスさん?」

    クリス「やっ、アムロ中~尉」

    アムロ「や……やめてくださいよ」

    ムルンバ「えらくなったもんだよ、本当に」

    クリス「16歳の坊やが中尉なんだもの、アムロがどれだけ優れているのかってことよ」

    アムロ「僕は、好きで軍人になったわけじゃあ……」

    クリス「でも、そうしてあたし達を助けてくれてる。それだけでいいじゃない?」

    アムロ「……僕は、みんなを助けられてるんでしょうか」

    クリス「ふふ、当たり前でしょ。スレッガー中尉が何回助かったか、忘れた?」

    ムルンバ「まぁ、あの小僧も今度こそは復帰できそうもないようだが」

    クリス「まぁ……最初は下半身不随の怖れもあるって言ってましたからね。動けるようになっただけ良かったです」

    ムルンバ「本当にあの男は悪運の強いやつだよ」

    クリス「セイラの処置がよかったからだって、ハサン軍医も褒めてましたから」

    ムルンバ「へえ、あのお嬢さんが」

    クリス「なんでも、元は医者の卵だとか」

    807 = 1 :


    クリス「とにかく。アムロ? あなたは立派よ」

    アムロ「あはは……そっか、僕は……今はこれで……」

    ムルンバ「……今は迷うな。悔やむのはもっと後でいい。今迷う方が後悔を増やすことになる」

    クリス「フラウ・ボゥやカツ、レツ、キッカを守る。それだけでいいのよ」

    アムロ「いや」

    クリス「?」

    アムロ「僕はホワイトベースのみんなを守ってみせる」

    ムルンバ「ん?」

    アムロ「フラウも、カツ、レツ、キッカ、もちろんブライトだって、カイやハヤトもそうだ」

    クリス「アムロ……?」

    アムロ「もちろんセイラだって、クリス──あなただって、僕は守り切ってみせる」

    クリス「え、えぇ?」

    アムロ「僕の力が戦いに最適化されてる能力なんだっていうなら、今はそれに乗せられてやりますよ」



    アムロ「僕が一番うまく、ガンダムを扱えるんだ」

    グッ……

    アムロ「やってやるさ」

    808 = 1 :

    ──同刻
    ──チベ級ティベ型重巡洋艦『グラーフ・ツェッペリン』、艦橋

    シャア「ララァ、受領した新モビルアーマーの調子はどうか」

    ララァ「はい、大佐。すこぶる良好……ひとりでも十分扱えています」

    コワル「すごいですよ、シャア大佐。もはや自分のアシストは必要ありません」

    シャア「それほどか」

    ヘルシング「よし、帰投したまえ。最終調整が済めば即時実戦投入となる」

    ララァ「了解」

    コワル「レーザー誘導受信。オートパイロットで着艦します」

    809 = 1 :


    シャア「しかし、ううん……私のゲルググ単機ではガンダムを倒せるか、正直わからん」

    ヘルシング「うん、確かにな。だがイリーナ大尉らと編隊を組めば打倒も可能だろ。それかララァ少尉と」

    シャア「それは考えたが──彼女らを無駄死にさせるのではないかと、正直不安なのだ」

    イリーナ「おや、シャア大佐?」

    シャア「大尉、聞いていたのか……」

    イリーナ「失礼ながら、シャア大佐。私は大佐の悲願にこの身を捧げる覚悟です」

    シャア「!! ……フフフ、私よりよっぽど君のほうが覚悟が決まっているらしい」

    イリーナ「アポリー中尉やロベルト中尉だってそうです。大佐、私達は貴方を信じておりますから」

    シャア「ハハハハッ、ありがとう大尉。このシャア・アズナブル、粉骨砕身の覚悟で臨もう!」

    ヘルシング「へへへ、こういう時に覚悟を決めるのは女性の方が早いもんだ」

    シャア「フフ、そういうことらしい」


    シャア(アルテイシア、君だってそうなのだろうな)

    810 = 1 :

    ──宇宙世紀0079年12月24日14:48
    ──宇宙要塞コンペイ島、宇宙ゲート

    ワッケイン「ホワイトベース、出港準備よろしいか!」

    ブライト「は! 第13独立機動部隊、これより作戦行動に入ります!」

     ホワイトベースを係留していたアームが解除され、宇宙ゲート内にサイレンが響き渡る。

    ブライト「フラウ!」

    フラウ「オールOK、出ました! 管制許可出てます!」

    ブライト「了解した! アダムス機関長!」

    アダムス「あいよ、キャプテン! 機関最大出力! 間もなく!」

    ブライト「ようし! ホワイトベース、発進!!」

    ミライ「ホワイトベース、発進!」


    ゴゴゴゴゴゴゴ……!


    ワッケイン「頼むぞ、ブライト……!」

    811 = 1 :

    ──チベ級チベ型重巡洋艦『グラーフ・ツェッペリン』

    マリガン「前方にサラミス級1、レパント級2!機動パトロール艦隊です」

    ヘルシング「新型を出すぞ」

    副官「了解です! ララァ少尉、発進準備!」

    ララァ「既に準備は整っています。いつでも」

    シャア「私の準備が整えば出る。バーニィ、イリーナ、追従支援を任せる!」

    バーニィ「はい!」

    イリーナ「了解!」

    シャア「アポリー、ロベルト!」

    アポリー「何です!」

    シャア「艦の直掩につけ!」

    ロベルト「了解!」

    シャア「ゲルググ出るぞ!」

    バーニィ「ゲルググ、追従します!」

    イリーナ「ゲルググ、発進!」

    ララァ「『エルメス』、出ます!!」


    ゴオッ!!

    812 = 1 :


    シャア「エルメスの攻撃の後、各機散開、個別攻撃に入る」

    ララァ「了解。10秒後、ビット展開と同時に主砲を撃ち込みます」

    シャア「うん。それを合図に、作戦開始といこう」

    ララァ「3……2……1……。行け、ビット!」

    ババババッ!!

    ララァ「主砲、当たれ!」

    バビーーッ!!!

     エルメスに搭載されたメガ粒子砲が火を噴き、サラミス級が火球に変わる。

    シャア「散れ!」

     エルメスから放たれたビットが行動を始めると同時に、三機のゲルググがレパント級へと襲い掛かる。

    813 = 1 :


     しかし、ゲルググは囮だった。

    連邦兵「なんだっ、敵機少数!?」

    連邦艦長「迎撃しろ! 新型とはいえ、大した数じゃない!」

    連邦兵「ジム出せ出せ出せ!!」

     レパント級の甲板に強引に固定されたジムが動き出すと同時に、ビームがエンジンを貫く。
     核融合炉を貫いた炎は推進剤や弾薬に引火し、大爆発を招いた。
     その爆発エネルギーはレパント級の数多のミサイルに誘爆する。

    連邦艦長「そ、そんな! 敵は4機だけじゃ──」

    シャア「そんな旧式のフリゲートでグラナダを見張ろうなど!」

     ビーム・ナギナタがもう一隻の艦橋を両断し、次いで殺到した複数本のビーム光線が残骸を塵と化した。

    814 = 1 :


    シャア「ハハハハッ、ハッハッハッハッハッ!!」

    バーニィ「大佐、すごいですよララァ少尉!」

    イリーナ「私達はただの支援機ですね」

    シャア「これでいいのさ。これならガンダムを倒せる」

    バーニィ「はい! これなら、ヤツを!」

    ララァ「ふふふ、これが戦い。怨嗟の声が聞こえるわ」

    シャア「戦いが嫌になったかい? だが──」

    ララァ「嫌だわ、大佐。その為に私みたいな女を拾ってくださったんでしょ?」

    シャア「ハハハ……ララァは賢いな。今はその賢さに甘えさせてもらおう」

    ララァ「フフフ」

    シャア「……ガンダム、次に会う時が貴様の死ぬ時だ」

    ララァ「きっと大佐を勝たせてみせますわ」

    シャア「ああ、頼りにしているよ……ララァ……!」

    815 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    816 = 1 :

    【次回予告】
     新モビルアーマー・エルメスを受領し戦力を増した木馬追撃部隊。
     一方アムロ達はグラナダへのプレッシャーをかける為に出港する。
     見せつけられたエルメスの力にアムロは立ち向かうことになる。

     機動戦士ガンダム、次回、『エルメスのララァ(前)』
     君は、生き延びることが出来るか?

    817 :

    今回ここまで!
    次話すでに完成してますので、21日(帰宅予定日)投下予定です。

    また、いつもレス下さってる皆さんありがとうございます。
    800超えてきましたが、終われそうになければ次スレ立てます。
    レス控えるなどのご配慮は不要ですのでどうぞご感想頂ければ嬉しいです。

    >>796
    ありがとう、18m 白い悪魔見てきます。
    モンシアは間違いなく絡むだろうと思いましてw

    >>797,798
    果たして、モンシアがデレる日はくるのだろうか……?

    >>799
    さり気なく昇進してますねw
    セリフにはしてませんが気づいてもらえてよかった。

    818 :


    東京はガンダム展やっているのか
    良い旅を

    819 :


    スレッガー……まあ生きているだけもうけものか
    そしてシャア達の意気込みが怖い

    821 :


    ワッケインいいな、スレッガーさん…
    アムロの決意は如何に?シャア達も勢いづいてきたww

    822 :

    お久しぶりです。
    疲れ果ててすっかり忘れてました申し訳ない。
    ゲームショウとダイバーシティ行ってきました。
    ガンダム展はこっちでもあるようなのでスルー。

    今晩投下予定です。
    レス返しは投下後。

    823 :

    ──宇宙世紀0079年12月25日、06:26
    ──ホワイトベース級強襲揚陸艦『ホワイトベース』

    アムロ「……何だ」

    セイラ「ん……アムロ……?」

    アムロ「セイラさん、感じませんか」

    セイラ「え、えぇ? 急に何を──」

    アムロ「プレッシャーです……空間が歪むような……?」

    セイラ「? どういうことかしら、話が掴めないわ?」

    アムロ「……あれ、消えた? ……ごめんなさい、何でもないです」

    セイラ「そ、そう……? それならいいのだけれど……?」



    アムロ(ラ・ラ……? いや、きっと気のせい……そうだろ)

    824 = 1 :




    『エルメスのララァ (前)』


    825 = 1 :

    ──ホワイトベース、ブリッジ

    バンマス「ブライト艦長、そろそろお休みになっては?」

    ブライト「ああ、そうさせてもらうかな。副長がいないのがきついところだな、この艦は……」

    バンマス「副長はミライさんみたいな感じですしね」

    ブライト「そうだな。だが彼女も主操縦士だからそうもいかんしな」

    バンマス「まあ、いざって時は指示を仰ぎますが精一杯務めさせていただきますよ」

    ブライト「ははは、ありがとうバンマス曹長」

    826 = 1 :


    フムラウ「操舵代わります」

    バンマス「了解、ではブライト艦長──」

    ブライト「ああ、すまんが後は任せ──」

    バロ「!! 本部より入電! 前方宙域でパトロール艦隊が全滅とのこと!」

    ブライト「何!」

    バロ「直近の連邦軍艦は本艦を含め4隊のみと!」

    ブライト「くそ、休ませてはもらえそうにないな! 非番の奴を叩き起こせ! アムロはセイラの部屋にいるはずだ! アイツだけでも引っ張って来い!」

    フムラウ「た、叩き起こしてきまあす!!」

    ブライト「総員、第一種戦闘配置! 敵は何かわからん、全滅地点へ急行するぞ!」

    バロ「了解!」

    ブライト「嫌な予感がするな……」

    バンマス「勘弁してくださいよ、もう!」

    827 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    828 = 1 :

    ──チベ級ティベ型重巡洋艦『グラーフ・ツェッペリン』

    ララァ「来ます」

    シャア「ああ、私も感じた。ガンダムだ」

    ヘルシング「どちらにせ、敵艦が殺到するぞ。モビルスーツ部隊スタンバイしろ!」

    イリーナ「了解! 大佐、モビルスーツ部隊の指揮は私が」

    シャア「ああ、頼む。私はララァと独立行動を取り、敵を駆逐する!」

    イリーナ「はっ、各員出撃用意急げよ!」

    アポリー「よーし、準備急ぐぞ!」

    829 = 1 :

    ──ホワイトベース級強襲揚陸艦『ホワイトベース』

    アムロ「ブライトさんっ、敵のプレッシャーがきつい!」

    ブライト「覚えは!?」

    アムロ「シャア! それと、あのモビルアーマーのパイロットだと思います!」

    ブライト「ほんと、ニュータイプってのはよくわからんが──」

    ミライ「信じちゃうほかないでしょ?」

    ブライト「そういうことだ! 進路そのまま、モビルスーツ部隊スタンバっておけ!」

    アムロ「了解!」

    クリス「アムロは単独行動、私が部隊を率います。それでいいですね、艦長!」

    ブライト「ああ、小隊指揮はクリスチーナ中尉に任せる!」

    オスカー「! 敵影……データ照合! チベ級ティベ型『グラーフ・ツェッペリン』と確認! 以前交戦したシャアの隊に違いありません!」

    マーカー「接近したパトロール艦隊、壊滅を観測! 残存の艦隊はこちらと合流を図っています」

    ブライト「砲撃用意! 戦闘距離に入る前にかますぞ!」

    マーカー「敵艦前方に敵戦闘機……いや、モビルアーマー! 新型です!」

    オスカー「結構大きいです。前の『ジュウモンジ(十文字)』と同じくらい……?」

    ブライト「どんな能力を持つかわからんからな……慎重にやるぞ!」

    クリス「発進用意完了! 艦長、いつでも!」

    ブライト「了解だ! 合図を待て!」

    クリス「了解!」

    アムロ「アレックスはノーマル装備で出ますっ」

    ブライト「わかった。G兵器は準備させておく!」

    アムロ「必要なら要請します、よろしく!」

    ブライト「おう!」

    830 = 1 :


    フラウ「サラミス艦3隻とレパント艦4隻、トラファルガー艦が1隻合流します。先方からは、臨時とはいえ艦隊指揮を要請されてますっ」

    ブライト「えぇっ!? 俺が!? いや、私が!?」

    フラウ「はい、トラファルガー級イツクシマの艦長、マクドネル・ミラー少佐から通信が──」


    ゴオッ!!


    ブライト「な、なんだ!?」

    マーカー「ト、トラファルガー級……イツクシマ……! 轟沈……!」

    オスカー「熱源は……50kmほど遠方と思われます。探知引っかかりませんが、おそらく例のモビルアーマーかと……!」

    ブライト「な、なんだって!? 戦艦並みの火力だったろ……!」

    831 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    832 = 1 :


    ララァ「空母を1隻……ふふっ、なんて他愛もないのかしら」

    シャア「いいぞ、ララァ」

    ララァ「次射、木馬を狙います」

    シャア「了解だ」

    ララァ「フフフ……。当たって!」

    833 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    834 = 1 :


    アムロ「ああ……この、声」

    セイラ「ううっ、何? プレッシャー……!」

    クリス「何なの……歌!?」

    カイ「くそっ、なんだ? 気持ちわりい……」

    ハヤト「みんなは敏感に感じ取っているっていうのに! 僕は何も……!」

    ジョブ・ジョン「重い雰囲気がある……!」

    タカアキ「くそ~っ、発進はまだか!?」

    835 = 1 :


    アムロ「!! ミライさん、左12度!!」

    ミライ「えっ!!? 左12度回頭ぉっ!」


    ゴゴゴゴゴッ!!!!!!


    フラウ「きゃあっ!」

    ミライ「ううっ!」

    ブライト「うおおっ! さっきの長距離ビームか……!」

    マーカー「右翼、被弾! 損害軽微!」

    オスカー「掠っただけですけど、すごい火力ですよ……!」

    アムロ「敵のビームです! ララ……そう言ってる!」

    セイラ「何者なの……!」

    アムロ「きっと、僕たちは知ってるんだ……彼女を……!」

    836 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    837 = 1 :

    【次回予告】
     圧倒的な攻撃の前に為す術もなく沈められていく連邦艦。
     しかし、呼応するようにしてアムロ・レイの力は覚醒(めざ)めていく。
     互角の戦いのさなか、新人類(ニュータイプ)が邂逅する。

     機動戦士ガンダム、次回、『エルメスのララァ(後)』
     君は、生き延びることが出来るか?

    838 = 1 :

    お待たせしました。
    圧倒的「ラ・ラ……」でお送りいたしました。
    ララァで文字数稼いでる……。

    >>818-821
    レスありがとうございまーす!

    >>819
    スレッガーさんはソロモンの病院に入院しました。すっかり書くの忘れてた……!
    下半身付随になるか?と言われた中持ち直したってことで、時が未来に進めば復帰もありえそうですね(意味深)

    >>821
    シャアもアムロも肚は決まったようです。

    839 :


    スレッガーさん、エゥーゴに入るのか(深読み)

    840 :


    圧倒的ララ感
    なんて冗談を言っていられないこの状況
    こんなん普通に考えて勝てるわけが……

    841 :


    ブライトさん、さらっと「アムロはセイラの部屋に……」とか言っちゃって
    もう周知になってるのかな?

    843 :

    このスレのアムロは頼もしいな
    精神的に安定してるからかな

    844 :

    ──ホワイトベース級強襲揚陸艦『ホワイトベース』

    オスカー「イツクシマから脱出したクルーが収容を求めています!」

    ブライト「出来る限り拾い上げろ! 各艦に通達、まとまっても的になるだけだ、散開しろ!」

    フラウ「伝えます! こちらホワイトベース、各艦散開してください! このままでは的になるだけです!」

    ブライト「アムロ、先行してくれ! キャノン隊は甲板あがって狙撃体制!」

    アムロ「了解! フラウ・ボゥ、いいかい!」

    フラウ「進路クリアー、いつでもいいわ!」

    アムロ「アムロ、行きます!」

    845 = 1 :




    『エルメスのララァ(後)』


    846 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    847 = 1 :


    ララァ「白いモビルスーツが出たわ」

    シャア「よし、ビットで狙撃してくれ」

    ララァ「ええ、大佐」

    シャア「私は前へ出る」

    ララァ「大佐?」

    シャア「囮だよ。私がやりあっているうちに奴を射抜け」

    ララァ「危険です。私も前へ──」

    シャア「駄目だ。さすがにこればかりは男の矜持というやつでな」

    ララァ「……フフ、わかりました。私の想いが貴方を護るわ」

    シャア「ありがとう。では、頼むぞ!」

    848 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    ラ・ラ……

    849 = 1 :


    ラ・ラ……

    ラ・ラ……


    アムロ「シャアを強く感じる! それに、この感覚……覚えてるぞ」


    ラ・ラ……

    『かわいそうな鳥……』

    ラ・ラ……

    『綺麗なものが、嫌いな人がいるかしら?』

    ラ・ラ……

    『……綺麗な目をしているのね』

    ラ・ラ……


    アムロ「僕はこの子を知っている……知ってたんだ」


    ラ・ラ……

    850 = 1 :


    ラ・ラ……

    『さようなら、アムロ』

    ラ・ラ……


    アムロ「ララァ」


    ラ・ラ……

    ララァ『私はララァ。ララァ・スン』

    ラ・ラ……


    アムロ「ララァ・スン」


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