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元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」
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以前書いていたスレ『アムロ「これが……ガンダムNT-1……」』(未完)のリブート作品です。
前作は勢いで書いていた為、まとまりがなく収拾がつかなくなってしまったので、再構成と相成りました。
前スレ「これが……ガンダムNT-1……」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405919313/
注意
・ >>1 オリジナルメカ(名前と見た目だけ原作通りの別物含む)がいくつか登場します。
・ >>1 独自の世界観解釈が多分に含まれます。
(原作だけでなく、MSV、THE ORIGIN、トミノメモ、その他準公式作品などの設定を部分的に取り入れている点もあります)
・雑談は構いませんが、関係ない話や別スレについてのお話はご遠慮ください。
・特定のメカ・キャラsageはご遠慮ください。
参考資料
・皆河有伽『総解説 ガンダム事典 Ver. 1.5』講談社、2009年
・塚田正晃『機動戦士ガンダムMS大全集2013 [+線画設定集]』アスキー・メディアワークス、2012年
・岡崎昭行『データガンダム キャラクター列伝 [宇宙世紀編Ⅰ]』角川書店、2010年
・フリー百科事典 Wikipedia、各対応項目
など。
以上をご了解ください。
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1415824895
<BGM:http://youtu.be/8lbd3V9bSj8>
人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。
地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。
宇宙世紀0079年。
地球から最も遠い宇宙都市・サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
開戦から一ヶ月あまりの戦いは、地球圏の総人口のおよそ半数を死に至らしめたと言われる。
──人々は、みずからの行いに恐怖した──。
人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。
地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。
宇宙世紀0079年。
地球から最も遠い宇宙都市・サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
開戦から一ヶ月あまりの戦いは、地球圏の総人口のおよそ半数を死に至らしめたと言われる。
──人々は、みずからの行いに恐怖した──。
──宇宙世紀0079年11月27日
──南米・アマゾン川流域上空、ホワイトベース、ブリッジ
キッカ「わあっ!」
レツ「すっげー、ちょうちょだ!」
ハロ「チョウチョ、チョウチョ、チョウチョ!」
カツ「ちょうちょ、いっぱいだ~」
フラウ「まぁ、きれい……!」
ブライト「総員、間もなく連邦軍本部ジャブローだ。着陸態勢に入る!」
カイ「つってもどこにあるのか、さっぱりだな」
ハヤト「! カイさん、あれ……!」
カイ「お、おぉ~っ……テーブルマウンテンの頂上に入口があるとは、こりゃ参ったぜ」
アムロ「……いよいよですね……」
ブライト「嫌かね?」
アムロ「はは、まさか」
──南米・アマゾン川流域上空、ホワイトベース、ブリッジ
キッカ「わあっ!」
レツ「すっげー、ちょうちょだ!」
ハロ「チョウチョ、チョウチョ、チョウチョ!」
カツ「ちょうちょ、いっぱいだ~」
フラウ「まぁ、きれい……!」
ブライト「総員、間もなく連邦軍本部ジャブローだ。着陸態勢に入る!」
カイ「つってもどこにあるのか、さっぱりだな」
ハヤト「! カイさん、あれ……!」
カイ「お、おぉ~っ……テーブルマウンテンの頂上に入口があるとは、こりゃ参ったぜ」
アムロ「……いよいよですね……」
ブライト「嫌かね?」
アムロ「はは、まさか」
──同刻、アマゾン川
──マッドアングラー級マッドアングラー、ブリッジ
シャア「木馬は?」
マリガン「待ってください……おっ。反応が消えました」
シャア「消えたか! じゃあ、そのポイントを重点的に探索しよう」
シャア「とうとう秘密のヴェールに包まれていたジャブローの御開帳というわけだ……フフフ、アッガイ隊で上陸、徹底的に調べ上げるぞ!」
マリガン「は!」
──マッドアングラー級マッドアングラー、ブリッジ
シャア「木馬は?」
マリガン「待ってください……おっ。反応が消えました」
シャア「消えたか! じゃあ、そのポイントを重点的に探索しよう」
シャア「とうとう秘密のヴェールに包まれていたジャブローの御開帳というわけだ……フフフ、アッガイ隊で上陸、徹底的に調べ上げるぞ!」
マリガン「は!」
『アレックス、大地に立つ』
<BGM:http://youtu.be/yyy_crmOAow>
──ジャブロー基地・宇宙艦ドック
カラス「しかし……報告以上に傷んでいるな」
ウッディ「ええ、連邦軍で最も過酷な戦いを潜り抜けてきた艦ですからね……」
カラス「そうだな……。各員点検に入れ!」
ブライト「アントニオ・カラス少佐でありますか」
カラス「おう、ブライト少尉、ご苦労だったな。詳しい話は明日でいいとゴップ提督から連絡があった。今日は防疫・身体検査ののち、各員割り当てられた部屋で休みたまえ」
ブライト「はっ!」
カラス「あっ、ガンダムのパイロットはどこに? アムロ・レイとか言う名前だと聞いている」
ブライト「アムロですか? おい、アムロ! ちょっとこっちに!」
アムロ「はい、お呼びですか……えーっと……」
カラス「こ、こんな少年が……。……ああ、すまない。アントニオ・カラス少佐だ」
アムロ「カラス少佐。何か御用ですか?」
ウッディ「なあに、一度ホワイトベースの英雄の御尊顔を拝見しておこうとね」
アムロ「やめてくださいよ。僕はただ生きるために必死だっただけです」
ウッディ「はは、すまないな。きみのことはマチルダからよく聞いていたものでね」
アムロ「マチルダさんから……」
ウッディ「おっと、すまない。ここからは仕事だな。……ではカラス少佐、整備は我々にお任せを」
カラス「うむ。クルーの諸君はこちらへ。検査を受けてもらうよ」
ブライト「みんな、こっちだ! 行くぞ!」
カラス「しかし……報告以上に傷んでいるな」
ウッディ「ええ、連邦軍で最も過酷な戦いを潜り抜けてきた艦ですからね……」
カラス「そうだな……。各員点検に入れ!」
ブライト「アントニオ・カラス少佐でありますか」
カラス「おう、ブライト少尉、ご苦労だったな。詳しい話は明日でいいとゴップ提督から連絡があった。今日は防疫・身体検査ののち、各員割り当てられた部屋で休みたまえ」
ブライト「はっ!」
カラス「あっ、ガンダムのパイロットはどこに? アムロ・レイとか言う名前だと聞いている」
ブライト「アムロですか? おい、アムロ! ちょっとこっちに!」
アムロ「はい、お呼びですか……えーっと……」
カラス「こ、こんな少年が……。……ああ、すまない。アントニオ・カラス少佐だ」
アムロ「カラス少佐。何か御用ですか?」
ウッディ「なあに、一度ホワイトベースの英雄の御尊顔を拝見しておこうとね」
アムロ「やめてくださいよ。僕はただ生きるために必死だっただけです」
ウッディ「はは、すまないな。きみのことはマチルダからよく聞いていたものでね」
アムロ「マチルダさんから……」
ウッディ「おっと、すまない。ここからは仕事だな。……ではカラス少佐、整備は我々にお任せを」
カラス「うむ。クルーの諸君はこちらへ。検査を受けてもらうよ」
ブライト「みんな、こっちだ! 行くぞ!」
──ジャブロー・検査施設
アムロ「ありがとうございました」
ハヤト「おかえり。長かったな?」
アムロ「ん? みんなこんなもんだろ? 違うのかい?」
カイ「アムロちゃんは人一倍長かったぜ。何なに、病気かい?」
アムロ「いや、脳波とかは何度も見てましたけど……健康だって」
ハヤト「マチルダさんがエスパーとか言ってたし、そういう検査なんじゃない?」
カイ「ああ~、そんなことも言ってたな……。ま、健康なら上等上等ってね」
アムロ「マチルダさん、か」
マチルダ『あなたの戦いがなければ私達もやられていたわ、ありがとう。あなたはエスパーかもしれない。……頑張って』
アムロ(…………)
アムロ「ありがとうございました」
ハヤト「おかえり。長かったな?」
アムロ「ん? みんなこんなもんだろ? 違うのかい?」
カイ「アムロちゃんは人一倍長かったぜ。何なに、病気かい?」
アムロ「いや、脳波とかは何度も見てましたけど……健康だって」
ハヤト「マチルダさんがエスパーとか言ってたし、そういう検査なんじゃない?」
カイ「ああ~、そんなことも言ってたな……。ま、健康なら上等上等ってね」
アムロ「マチルダさん、か」
マチルダ『あなたの戦いがなければ私達もやられていたわ、ありがとう。あなたはエスパーかもしれない。……頑張って』
アムロ(…………)
──夜
──ジャブロー基地・宇宙艦ドック
ウッディ「……うん、ではそのように」
整備兵「はっ!」
コツ……
ウッディ「……ン? おっと、アムロくんか。どうした?」
アムロ「ぁ……すみません、ウッディ大尉。マチルダさんとはどういう御関係だったのか、気になってしまったもので……」
ウッディ「ハハハ、彼女はホワイトベースの少年達に人気があったとセキ大尉も言っていたな」
アムロ「ええ、まぁ……」
ウッディ「彼女──マチルダとは、戦争が終わったら結婚をしようと言っていたんだ」
アムロ「! ……ご婚約を……」
ウッディ「ああ。……おい、よせよ。きみが気に病むことじゃない。お互い軍属なんだから、覚悟はしていた」
アムロ「でも、ぼくがもっとうまくガンダムを使えていれば、マチルダさんは死なずに──」
ウッディ「おい、自惚れるなよ! 戦争ってのは、きみ一人の活躍でどうにかなるもんじゃない! マチルダが無駄死にだったと言うつもりか?」
アムロ「!! いえっ、そんなつもりじゃ」
ウッディ「──なら、きみはきみのできるベストを尽くすんだ」
アムロ「ぼくの……ベスト……」
ウッディ「ぼくは、ホワイトベースの修理に全力を注いでいる。それがぼくの仕事だからでもあるし、彼女が愛した艦を守ってやりたいという、妙な愛情からでもあるのさ」
アムロ「マチルダさんが、愛した艦……」
ウッディ「技術屋には技術屋なりの戦い方があるのさ。パイロットとは違った、ね」
アムロ「それぞれの、戦い方」
ウッディ「そうだ。だから、きみは今は休みたまえ」
アムロ「……はいっ、ありがとうございます!」
ウッディ「よく休むこと、それが今のきみの仕事だ。おやすみ」
マチルダ『素敵な恋人探してね、カイくん?』
マチルダ『戦争という破壊の中でただひとつ、物を作っていく事ができるから、かしらね。戦いは破壊だけでも、人間ってそれだけでは生きていられないと私には思えたからよ』
マチルダ『ブライトさんの言う通りよ。寝るのもパイロットの仕事のうちですよ、アムロくん』
アムロ(……マチルダさん……)
──ジャブロー基地・宇宙艦ドック
ウッディ「……うん、ではそのように」
整備兵「はっ!」
コツ……
ウッディ「……ン? おっと、アムロくんか。どうした?」
アムロ「ぁ……すみません、ウッディ大尉。マチルダさんとはどういう御関係だったのか、気になってしまったもので……」
ウッディ「ハハハ、彼女はホワイトベースの少年達に人気があったとセキ大尉も言っていたな」
アムロ「ええ、まぁ……」
ウッディ「彼女──マチルダとは、戦争が終わったら結婚をしようと言っていたんだ」
アムロ「! ……ご婚約を……」
ウッディ「ああ。……おい、よせよ。きみが気に病むことじゃない。お互い軍属なんだから、覚悟はしていた」
アムロ「でも、ぼくがもっとうまくガンダムを使えていれば、マチルダさんは死なずに──」
ウッディ「おい、自惚れるなよ! 戦争ってのは、きみ一人の活躍でどうにかなるもんじゃない! マチルダが無駄死にだったと言うつもりか?」
アムロ「!! いえっ、そんなつもりじゃ」
ウッディ「──なら、きみはきみのできるベストを尽くすんだ」
アムロ「ぼくの……ベスト……」
ウッディ「ぼくは、ホワイトベースの修理に全力を注いでいる。それがぼくの仕事だからでもあるし、彼女が愛した艦を守ってやりたいという、妙な愛情からでもあるのさ」
アムロ「マチルダさんが、愛した艦……」
ウッディ「技術屋には技術屋なりの戦い方があるのさ。パイロットとは違った、ね」
アムロ「それぞれの、戦い方」
ウッディ「そうだ。だから、きみは今は休みたまえ」
アムロ「……はいっ、ありがとうございます!」
ウッディ「よく休むこと、それが今のきみの仕事だ。おやすみ」
マチルダ『素敵な恋人探してね、カイくん?』
マチルダ『戦争という破壊の中でただひとつ、物を作っていく事ができるから、かしらね。戦いは破壊だけでも、人間ってそれだけでは生きていられないと私には思えたからよ』
マチルダ『ブライトさんの言う通りよ。寝るのもパイロットの仕事のうちですよ、アムロくん』
アムロ(……マチルダさん……)
──翌日
──ジャブロー基地・連邦軍本部
ゴップ「結論から言うと、ホワイトベース隊は変わらず任務についてもらう。それに併せて補充兵と新兵器もいくつか配備されることになる」
ブライト「そうですか……。ところで、艦長にはどなたが?」
ゴップ「おい、何を言ってるんだね。艦長はきみだよ、ブライト・ノア大尉」
ブライト「お、おれ……いや、自分が、た、大尉……!?」
ゴップ「正式な辞令は後程下される。各員を集めておきたまえ」
ブライト「……はっ」
──ジャブロー基地・連邦軍本部
ゴップ「結論から言うと、ホワイトベース隊は変わらず任務についてもらう。それに併せて補充兵と新兵器もいくつか配備されることになる」
ブライト「そうですか……。ところで、艦長にはどなたが?」
ゴップ「おい、何を言ってるんだね。艦長はきみだよ、ブライト・ノア大尉」
ブライト「お、おれ……いや、自分が、た、大尉……!?」
ゴップ「正式な辞令は後程下される。各員を集めておきたまえ」
ブライト「……はっ」
──朝
──ジャブロー基地、モビルスーツ工廠
ウッディ「アムロくん、来たか」
アムロ「ウッディ大尉、おはようございます。急にどうしたんです?」
ウッディ「うん、おはよう。……これを」
カッ!
アムロ「うっ、スポットライトになっているっ……? はっ……こ、これはっ!!」
ウッディ「詳しい話は、あとで。だが、こいつが今回ホワイトベースに配備されることが決定した」
アムロ「新しい、ガンダム?」
???「ええ、RX-78 NT-1……ガンダムよ」
アムロ「女の人? ……あ、あなたは?」
クリス「クリスチーナ・マッケンジー。この子……アレックスのテストパイロットを務めていたわ」
ウッディ「マッケンジー中尉は、きみがこいつを受領するまでの間、様々なコンピュータ・シュミレーションを用いて教育型コンピュータを育てていたんだ」
クリス「あなたほどに戦うことはできないけど、基本的なことは教えられたはずよ」
アムロ「ど、どうも」
????「おまえさん用の調整がまったく済んでないんでな、データ採りにガンダムを借りている」
アムロ「ガンダムを……そうなんですか」
ウッディ「ムルンバ技師」
ムルンバ「どうも、大尉殿。アムロくん、すまんがガンダムはしばらく戻せないぞ」
アムロ「はい。……これが、新しいガンダム……」
クリス「うまく使ってあげてね」
──ジャブロー基地、モビルスーツ工廠
ウッディ「アムロくん、来たか」
アムロ「ウッディ大尉、おはようございます。急にどうしたんです?」
ウッディ「うん、おはよう。……これを」
カッ!
アムロ「うっ、スポットライトになっているっ……? はっ……こ、これはっ!!」
ウッディ「詳しい話は、あとで。だが、こいつが今回ホワイトベースに配備されることが決定した」
アムロ「新しい、ガンダム?」
???「ええ、RX-78 NT-1……ガンダムよ」
アムロ「女の人? ……あ、あなたは?」
クリス「クリスチーナ・マッケンジー。この子……アレックスのテストパイロットを務めていたわ」
ウッディ「マッケンジー中尉は、きみがこいつを受領するまでの間、様々なコンピュータ・シュミレーションを用いて教育型コンピュータを育てていたんだ」
クリス「あなたほどに戦うことはできないけど、基本的なことは教えられたはずよ」
アムロ「ど、どうも」
????「おまえさん用の調整がまったく済んでないんでな、データ採りにガンダムを借りている」
アムロ「ガンダムを……そうなんですか」
ウッディ「ムルンバ技師」
ムルンバ「どうも、大尉殿。アムロくん、すまんがガンダムはしばらく戻せないぞ」
アムロ「はい。……これが、新しいガンダム……」
クリス「うまく使ってあげてね」
──宇宙世紀0079年11月29日、早朝
──アマゾン川、マッドアングラー、ブリッジ
ロメオ『おう、赤い彗星!』
シャア「おお、ガルシア・ロメオ少将!」
ロメオ『待たせたな! 俺の軍なしでは潜入できんと聞いて、全速で向かっておるところだ!』
シャア「はは、それはありがたい。……して、どれほどで到着なさる?」
ロメオ『うむ。一度中米で給油せにゃならんから、一日はかかりそうだな』
シャア「そうですか、ではこちらは暫し待機します」
ロメオ『おう、それまで待っておれ。またすぐ連絡を入れる』
シャア「はっ」
──アマゾン川、マッドアングラー、ブリッジ
ロメオ『おう、赤い彗星!』
シャア「おお、ガルシア・ロメオ少将!」
ロメオ『待たせたな! 俺の軍なしでは潜入できんと聞いて、全速で向かっておるところだ!』
シャア「はは、それはありがたい。……して、どれほどで到着なさる?」
ロメオ『うむ。一度中米で給油せにゃならんから、一日はかかりそうだな』
シャア「そうですか、ではこちらは暫し待機します」
ロメオ『おう、それまで待っておれ。またすぐ連絡を入れる』
シャア「はっ」
──宇宙世紀0079年11月30日
──地球連邦軍本部・南米ジャブロー基地
ブライト「きをつけえっ! アントニオ・カラス少佐にぃ~……敬礼っ!」
ザッ、バッ!
カラス「うむ。直ってくれ」
ブライト「なおれえっ! やすめっ!」
バッ!
カラス「……では、辞令だ。ホワイトベース隊は現行のまま、第13独立部隊として単独任務を行ってもらう」
ザワザワ
カラス「静粛に! これについては後程詳しく話す。では次に、各員に階級を申し渡す。ブライト・ノア大尉」
ブライト「は」
カラス「ミライ・ヤシマ曹長」
ミライ「はい」
カラス「アムロ・レイ准尉」
アムロ「はい」
カラス「カイ・シデン軍曹」
カイ「はい」
カラス「ハヤト・コバヤシ軍曹」
ハヤト「は、はいっ」
カラス「セイラ・マス軍曹」
セイラ「はい」
カラス「ジョブ・ジョン准尉」
ジョブ・ジョン「はっ」
カラス「フラウ・ボゥ上等兵」
フラウ「は、はい」
アムロ(准尉、か。いつの間にか軍属なんかになっちゃって……)
──地球連邦軍本部・南米ジャブロー基地
ブライト「きをつけえっ! アントニオ・カラス少佐にぃ~……敬礼っ!」
ザッ、バッ!
カラス「うむ。直ってくれ」
ブライト「なおれえっ! やすめっ!」
バッ!
カラス「……では、辞令だ。ホワイトベース隊は現行のまま、第13独立部隊として単独任務を行ってもらう」
ザワザワ
カラス「静粛に! これについては後程詳しく話す。では次に、各員に階級を申し渡す。ブライト・ノア大尉」
ブライト「は」
カラス「ミライ・ヤシマ曹長」
ミライ「はい」
カラス「アムロ・レイ准尉」
アムロ「はい」
カラス「カイ・シデン軍曹」
カイ「はい」
カラス「ハヤト・コバヤシ軍曹」
ハヤト「は、はいっ」
カラス「セイラ・マス軍曹」
セイラ「はい」
カラス「ジョブ・ジョン准尉」
ジョブ・ジョン「はっ」
カラス「フラウ・ボゥ上等兵」
フラウ「は、はい」
アムロ(准尉、か。いつの間にか軍属なんかになっちゃって……)
カラス「なお、戦死したラウル中尉、ホセイ曹長、キム伍長はそれぞれ二階級特進とする」
アムロ「! ……それだけ、なんだ……」
カラス「どうした、アムロ・レイ准尉?」
アムロ「あっ、いえ、すみません。何でもありません」
カラス「……気持ちはわかるがな、軍としても各地で戦死者が相次ぐ中、今すぐにどうしようということもできんのだよ」
アムロ「……そう、ですよね。すみません、少佐」
カラス「うん、寒い時代だよな。……それでは続いて、ホワイトベースへの増員を発表する」
ブライト「増員、ですか」
カラス「そうだ。スレッガー・ロウ中尉、クリスチーナ・マッケンジー中尉、イ・ウンジュ少尉、タカアキ・ヤジマ少尉、エトゥル・ベオルバッチェ曹長、ミカエル・ロドリゴ軍曹、ウォン・チャン伍長、ダニエル・シェーンベルグ兵長、ディック・ムルンバ技師。以上を新規にホワイトベースの配属とする。入れ」
スレッガー「スレッガー・ロウ中尉以下、九名。入ります」
プシュッ
スレッガー「どうも、大尉。よろしく頼むぜ」
ブライト「スレッガー中尉。噂はかねがね」
スレッガー「へっ、どんな噂だか知らないけどさ、悪い噂だとや~よ、ぼく」
カラス「では、全員揃ったところで作戦を通達する。第13独立部隊はジャブローを出立し、陽動を行いながら宇宙要塞ソロモンへと向かえ」
ブライト「では、連邦軍は宇宙での反攻作戦に転じるのですね」
カラス「そういうことだ。陽動の詳しい内容だが──」
ズズンッ……!
ブライト「!! 敵襲ですか!」
スレッガー「落ち着けよ、艦長」
クリス「いつもの定期便、ですね」
カラス「そのようだな」
グラグラッ……!
カラス「……いつもよりは頑張っているようだが。さて、話の続きだ──」
寝てた。
お待ちいただいていた方々、お待たせいたしやした。
思ったより第一話が早く書き上がったので、早めに投稿。
今回はパソコンで投稿するので、夕方以降の投稿が増えるかと思います。
というわけで今朝はここまで。
また夜にでも!
本編より配備が早い設定か
0080だとアムロに届ける為にサイド6に移送したけどこれだとジャブローに届いてるから、
ジオン側は新型ガンダムの存在を知らん訳か…
あれ?もしかして大佐が原作通りズゴック搭乗だとヤバいんじゃない?
0080だとアムロに届ける為にサイド6に移送したけどこれだとジャブローに届いてるから、
ジオン側は新型ガンダムの存在を知らん訳か…
あれ?もしかして大佐が原作通りズゴック搭乗だとヤバいんじゃない?
──同刻、ジャブロー上空
ロメオ『シャア! 先遣隊が空爆を開始した。騒ぎに乗じて貴様はスペースポートの“フタ”を開けろ!』
シャア「……了解。ではジャブロー強襲作戦を決行します」
ロメオ『おう! 俺も空中要塞アッザムで出る!』
シャア(ふふ、そんなコケオドシで何ができるというのだ。相手は地下要塞なのだぞ)
シャア「ようし、アカハナ隊! ボラスキニフ隊! 用意しておけ!」
アカハナ「はっ!」
ボラスキニフ「了解しやした」
ロメオ『シャア! 先遣隊が空爆を開始した。騒ぎに乗じて貴様はスペースポートの“フタ”を開けろ!』
シャア「……了解。ではジャブロー強襲作戦を決行します」
ロメオ『おう! 俺も空中要塞アッザムで出る!』
シャア(ふふ、そんなコケオドシで何ができるというのだ。相手は地下要塞なのだぞ)
シャア「ようし、アカハナ隊! ボラスキニフ隊! 用意しておけ!」
アカハナ「はっ!」
ボラスキニフ「了解しやした」
──同刻、ジャブロー基地指令室
ゴップ「定期便か。いや……いつもより多いかな?」
ジャミトフ「ホワイトベース、尾けられましたな」
バスク「永遠の厄介者でありましょうな……まったく」
ゴップ「む? ……これは……!! 防空大隊、迎撃用意! また、地底湖の警戒を厳に!」
士官「はっ!」
バスク「閣下?」
ゴップ「見てわからんか! ガウで攻撃しているのは囮だ!」
ジャミトフ「何ですと……。なるほど、水陸両用モビルスーツでの潜入作戦ですか」
ゴップ「どうやらできる奴がおるらしいな……。ホワイトベース隊にも連絡、準備させい!」
士官「はっ!」
ゴップ「定期便か。いや……いつもより多いかな?」
ジャミトフ「ホワイトベース、尾けられましたな」
バスク「永遠の厄介者でありましょうな……まったく」
ゴップ「む? ……これは……!! 防空大隊、迎撃用意! また、地底湖の警戒を厳に!」
士官「はっ!」
バスク「閣下?」
ゴップ「見てわからんか! ガウで攻撃しているのは囮だ!」
ジャミトフ「何ですと……。なるほど、水陸両用モビルスーツでの潜入作戦ですか」
ゴップ「どうやらできる奴がおるらしいな……。ホワイトベース隊にも連絡、準備させい!」
士官「はっ!」
──ジャブロー、水中洞窟
シャア「アカハナ、その先はどうか」
アカハナ「通れそうです。アッグを使うまでもありませんな」
シャア「うん、あれは振動でバレるしな。なるべく使いたくない」
??????「では、大佐。我々も特務を開始します」
シャア「シュタイナー大尉。うん、そっちは任せよう」
シュタイナー「はっ。サイクロプス、行くぞ」
ゴポポポ……
シャア「サイクロプス……。フフ、一つ目の巨人か、なかなか皮肉めいた名前を使う」
シャア「アカハナ、その先はどうか」
アカハナ「通れそうです。アッグを使うまでもありませんな」
シャア「うん、あれは振動でバレるしな。なるべく使いたくない」
??????「では、大佐。我々も特務を開始します」
シャア「シュタイナー大尉。うん、そっちは任せよう」
シュタイナー「はっ。サイクロプス、行くぞ」
ゴポポポ……
シャア「サイクロプス……。フフ、一つ目の巨人か、なかなか皮肉めいた名前を使う」
二階級特進の件で無駄に突っかからない辺りアムロが原作より大人だな
──地底湖・湖畔
ボヤァ……
連邦兵A「ん? なんだ……?」
連邦兵B「どうした?」
連邦兵A「いや、今水面が光ったような……」
連邦兵B「疲れてるんだろ。地底湖が光るわけ──」
ザバアッ!
連邦兵A「いっ……!?」
ブオォン……
連邦兵B「ジ、ジ、ジ……ジオンだあ~っ!!!!」
グシャッ
ボヤァ……
連邦兵A「ん? なんだ……?」
連邦兵B「どうした?」
連邦兵A「いや、今水面が光ったような……」
連邦兵B「疲れてるんだろ。地底湖が光るわけ──」
ザバアッ!
連邦兵A「いっ……!?」
ブオォン……
連邦兵B「ジ、ジ、ジ……ジオンだあ~っ!!!!」
グシャッ
──数分後
──モビルスーツ工廠
シュタイナー「……おかしい。報告ではここにあるはずだが」
連邦兵C「誰だ!」
ガルシア「……まずい」
シュタイナー「一人ずつモビルスーツに戻れ。俺は時間を稼ぐ」
ミーシャ「了解……」
シュタイナー「すいません、こっちに配属されたばっかりで道に迷っちまって!」
連邦兵C「ったく、ボーっとしてんじゃねえぞ、オッサン」
シュタイナー「ははは、失礼失礼。新しく配備されたとかいうガンダムを一目見ようとウロウロしてたら迷子になっちまいましてね」
連邦兵C「ああ、それならホワイトベースに運ばれたって聞いたな」
シュタイナー「ああ、そうだったんですか……もう見られないかな……」
連邦兵C「そうだな。まぁ諦めるこった。で、オッサン、階級と所属は?」
シュタイナー「所属ですか? ……ハーディ・シュタイナー大尉……特務サイクロプスの隊長だ」
カチャ
連邦兵C「!! ……クソったれ、ジオンの犬め……」
パァンッ!
シュタイナー「サイクロプス、ムーヴ!」
──モビルスーツ工廠
シュタイナー「……おかしい。報告ではここにあるはずだが」
連邦兵C「誰だ!」
ガルシア「……まずい」
シュタイナー「一人ずつモビルスーツに戻れ。俺は時間を稼ぐ」
ミーシャ「了解……」
シュタイナー「すいません、こっちに配属されたばっかりで道に迷っちまって!」
連邦兵C「ったく、ボーっとしてんじゃねえぞ、オッサン」
シュタイナー「ははは、失礼失礼。新しく配備されたとかいうガンダムを一目見ようとウロウロしてたら迷子になっちまいましてね」
連邦兵C「ああ、それならホワイトベースに運ばれたって聞いたな」
シュタイナー「ああ、そうだったんですか……もう見られないかな……」
連邦兵C「そうだな。まぁ諦めるこった。で、オッサン、階級と所属は?」
シュタイナー「所属ですか? ……ハーディ・シュタイナー大尉……特務サイクロプスの隊長だ」
カチャ
連邦兵C「!! ……クソったれ、ジオンの犬め……」
パァンッ!
シュタイナー「サイクロプス、ムーヴ!」
──宇宙艦ドック
ブライト「ウッディ大尉!」
ウッディ「ゴップ提督から聞いている! 気密処理と装甲材の補修作業は完了しているが、艦はまだ動かせないぞ!」
ブライト「とりあえずモビルスーツだけでも出せますか?」
ウッディ「それなら可能だ!」
ブライト「ってことだ、アムロ、カイ、ハヤト! モビルスーツで宇宙艦ドックを防衛する! セイラとフラウ・ボゥは通信席へ!」
セイラ「了解! 行きましょ、フラウ・ボゥ」
フラウ「はい!」
ハヤト「了解ですっ!」
スレッガー「艦長さんよ、スレッガー隊も自前のモビルスーツで出るぜ?」
ブライト「頼みます! 相手は宇宙艦ドックから侵入してくるかもしれん! 警戒しておけっ!」
ブライト「ウッディ大尉!」
ウッディ「ゴップ提督から聞いている! 気密処理と装甲材の補修作業は完了しているが、艦はまだ動かせないぞ!」
ブライト「とりあえずモビルスーツだけでも出せますか?」
ウッディ「それなら可能だ!」
ブライト「ってことだ、アムロ、カイ、ハヤト! モビルスーツで宇宙艦ドックを防衛する! セイラとフラウ・ボゥは通信席へ!」
セイラ「了解! 行きましょ、フラウ・ボゥ」
フラウ「はい!」
ハヤト「了解ですっ!」
スレッガー「艦長さんよ、スレッガー隊も自前のモビルスーツで出るぜ?」
ブライト「頼みます! 相手は宇宙艦ドックから侵入してくるかもしれん! 警戒しておけっ!」
──ホワイトベース、モビルスーツデッキ
アムロ「ぼくのガンダムは……あっ、そういえば」
ムルンバ『調整がまったく済んでないんでな、データ採りにガンダムを借りている』
ムルンバ『アムロくん、すまんがガンダムはしばらく戻せないぞ」
アムロ(……使えないのか、ガンダム)
オムル「カイ、ハヤト! キャノンはいつでも出せるからな!」
カイ「おう!」
ハヤト「はいっ!」
アムロ「オムルさんっ、ぼくは何を使えば!?」
オムル「お前には、あれがあるでしょ!!」
ムルンバ「アムロっ! アレックスなら動けるはずだ!」
アムロ「……アレックス……!?」
カイ「アムロ、おれ達ゃ先に出て、ホワイトベースの裏手の防御に入る。そっちは頼むぜ!」
アムロ「! は、はい!」
パシュッ……ウィーン
ピコンッ……ピコンッ……
アムロ「こいつ……動く……ぞ……!!」
アムロ(……すごい、七倍ものエネルギーゲインがある……。これだけ容量があれば、大型戦艦クラスのメガ粒子砲も扱えるんじゃ……)
<BGM:http://youtu.be/zf3_MqBrpgU>
ゴゥンゴゥンゴゥン…………
ズォームッ……ググッ!
ブシュゥーッ!
アムロ「──よし! アムロ、行きまあっす!!」
ピキィーンッ!
アムロ「ぼくのガンダムは……あっ、そういえば」
ムルンバ『調整がまったく済んでないんでな、データ採りにガンダムを借りている』
ムルンバ『アムロくん、すまんがガンダムはしばらく戻せないぞ」
アムロ(……使えないのか、ガンダム)
オムル「カイ、ハヤト! キャノンはいつでも出せるからな!」
カイ「おう!」
ハヤト「はいっ!」
アムロ「オムルさんっ、ぼくは何を使えば!?」
オムル「お前には、あれがあるでしょ!!」
ムルンバ「アムロっ! アレックスなら動けるはずだ!」
アムロ「……アレックス……!?」
カイ「アムロ、おれ達ゃ先に出て、ホワイトベースの裏手の防御に入る。そっちは頼むぜ!」
アムロ「! は、はい!」
パシュッ……ウィーン
ピコンッ……ピコンッ……
アムロ「こいつ……動く……ぞ……!!」
アムロ(……すごい、七倍ものエネルギーゲインがある……。これだけ容量があれば、大型戦艦クラスのメガ粒子砲も扱えるんじゃ……)
<BGM:http://youtu.be/zf3_MqBrpgU>
ゴゥンゴゥンゴゥン…………
ズォームッ……ググッ!
ブシュゥーッ!
アムロ「──よし! アムロ、行きまあっす!!」
ピキィーンッ!
──ジャブロー、宇宙艦デッキ
アンディ「!! 目標を発見……なに、もう動いているのかっ!」
シュタイナー「何っ!? グリナス・ヘッドが動いているだと?」
アンディ「相手はまだ慣れていないみたいだ! ……作戦を強行します!」
グイッ!!
シュタイナー「おい待て、俺達が合流するまで──」
アムロ「っ!! 来る……武器は……これか!」
首を動かして、NT-1の頭部バルカンが火を噴く。
ヂュヂュヂュンッ! バチバチッ!
アンディ「うっ!! モノアイが潰された! よ、予備カメラにっ──」
アムロ「……これでっ!」
ゴオッ!!
アンディ「……ぅ、ぅわぁぁーっ!!!」
アッガイの腹部を、ビームサーベルが刺し貫く。
淡いプラズマ光が迸って、アンディ・ストロース少尉の乗機は爆発した。
シュタイナー「!? おい、アンディっ? ……応答ナシ……くっ!」
ミーシャ「クソっ! よくもアンディを……!」
シュタイナー「情報と違う! ……キリングめ、謀ったな……」
ガルシア「だが、アッガイの爆発でアイツも無事じゃ済まない筈だ……!」
アンディ「!! 目標を発見……なに、もう動いているのかっ!」
シュタイナー「何っ!? グリナス・ヘッドが動いているだと?」
アンディ「相手はまだ慣れていないみたいだ! ……作戦を強行します!」
グイッ!!
シュタイナー「おい待て、俺達が合流するまで──」
アムロ「っ!! 来る……武器は……これか!」
首を動かして、NT-1の頭部バルカンが火を噴く。
ヂュヂュヂュンッ! バチバチッ!
アンディ「うっ!! モノアイが潰された! よ、予備カメラにっ──」
アムロ「……これでっ!」
ゴオッ!!
アンディ「……ぅ、ぅわぁぁーっ!!!」
アッガイの腹部を、ビームサーベルが刺し貫く。
淡いプラズマ光が迸って、アンディ・ストロース少尉の乗機は爆発した。
シュタイナー「!? おい、アンディっ? ……応答ナシ……くっ!」
ミーシャ「クソっ! よくもアンディを……!」
シュタイナー「情報と違う! ……キリングめ、謀ったな……」
ガルシア「だが、アッガイの爆発でアイツも無事じゃ済まない筈だ……!」
しかし、爆煙の中に緑の双眸が煌めくのに、ガブリレル・ラミレス・ガルシア軍曹は気付いた。
ガルシア「っ! マジかよ!?」
煙の中からビームサーベルが投擲され、ガルシア機の左胸を貫く。
ズガアッ!
ガルシア「グアッ!!? なんて化け物だ、アイツ……!!」
ミーシャ「退け、ガルシア!」
バシュッ!バシュッ!
ミハイル・カミンスキー中尉のズゴックが間に割って入り、メガ粒子砲を応射するも、煙のせいで狙いは定まらない。
ミーシャ「チッ、ロックオンが出来ねえ! ……まずい、こっちに来るぞ!」
ガルシア「クソ……どうします、隊長!?」
シュタイナー「くっ……、撤退する……作戦失敗だ!」
ガルシア「り、了解! ジミー、退路は確保できてるな!?」
ホワン「出来てます! ……ってうわあっ!? て、敵襲!」
ガルシア「っ! マジかよ!?」
煙の中からビームサーベルが投擲され、ガルシア機の左胸を貫く。
ズガアッ!
ガルシア「グアッ!!? なんて化け物だ、アイツ……!!」
ミーシャ「退け、ガルシア!」
バシュッ!バシュッ!
ミハイル・カミンスキー中尉のズゴックが間に割って入り、メガ粒子砲を応射するも、煙のせいで狙いは定まらない。
ミーシャ「チッ、ロックオンが出来ねえ! ……まずい、こっちに来るぞ!」
ガルシア「クソ……どうします、隊長!?」
シュタイナー「くっ……、撤退する……作戦失敗だ!」
ガルシア「り、了解! ジミー、退路は確保できてるな!?」
ホワン「出来てます! ……ってうわあっ!? て、敵襲!」
スレッガー「アムロ准尉! こちらスレッガー隊だ、援護に入る!」
アムロ「スレッガー中尉! 助かります!」
スレッガー「な~に、ぼくちゃんにお任せあれってね! ミカエル、エトゥル、ウォン! フォーメーションBだ!」
スレッガー隊「「「了解!」」」
アムロ「アレックスも攻撃を継続します!」
シュタイナー「く、来る……! ガルシア、ミーシャはジミーの援護に! 俺はこの≪グリナス・ヘッド≫をやる……!」
ガルシア「了解!」
ミーシャ「へいよ、大将!」
アムロ「この首ナシ、来るのか……? ええい、やってやるさ!」
──サイクロプス隊、全滅。
これぞまさに、鬼に金棒というべきか。
アムロが得た新しい力は、鬼のサイクロプス隊をも退けるものだった。
しかしもう一つの影がアレックスへとにじり寄る。
機動戦士ガンダム 次回、『ジャブローに散る!』
君は、生き延びることができるか?
というわけで、第一話『アレックス、大地に立つ』はここまで。
一話ずつ書きためている状況ですので、また少ししたら投下します。
どうしてもBGMを指定したくて文中に動画を挟んでみたんですか、どうなんでしょう。
生粋のガンダムファンなら、永井一郎ナレーションと『人工の大地』、鈴置洋孝ボイスと『サブタイトル』、ガンダムの初回起動シーンのSEと『悲愴、そして決然と』はセットで流れるとは思うんですがw
>>17
大分変わりましたね。
でもこれで話がスムーズになればいいな、と(願望)
>>21
そうですね、原作シリーズより開発完成が早いです。
同じセカンドロットのガンダム4~6号機がこの時期にジャブローにあるので、それならオーガスタガンダムもいてもおかしくないかなとw
>>25
というより、カラス少佐が理解あるから、アムロも収まった……という感。
もちろんアムロも原作より少し大人になってますかね。
多分ウッディ(とマチルダ)の言葉が効いてる。
【追加資料】現在(ジャブロー戦)の戦力
ホワイトベース隊
RX-78 NT-1 ガンダムNT-1 (アムロ)【非装備】
RX-77 ガンキャノン (カイ)【WB裏】
RX-77 ガンキャノン (ハヤト)【WB裏】
RGM-79 ジム (ウンジュ)【ジャブロー工廠より出撃中】
RGM-79 ジム (タカアキ)【ジャブロー工廠より出撃中】
スレッガー隊【地底湖・湖畔】
RGM-79 ジム指揮官機 (スレッガー)
RGM-79 ジム (エトゥル)
RGM-79 ジム (ミカエル)
RGM-79 ジム (ウォン)
サイクロプス隊【全滅】
MSM-07S ズゴック後期型 (ハーディ)
MSM-07 ズゴック (ミーシャ)
MSM-04 アッガイ (アンディ)
MSM-04 アッガイ (ガルシア)
MSM-04 アッガイ (ジェームズ)
マッドアングラー隊
MSM-07S ズゴック後期型 (シャア)
MSM-010 ゾック (ボラスキニフ)
MSM-03 ゴッグ ×2 (ボラスキニフ隊)
MSM-04 アッガイ (アカハナ)
MSM-04 アッガイ ×5 (アカハナ隊)
この時点では当然っちゃ当然だが
サイクロプスもズゴEやハイゴッグじゃないんだな
まぁもしそっちに乗ってたとしても
全滅は免れそうにない状況ではあるが…
クリスも乗り換えになるんだろうけど
NT-1からだとどう感じるんだろうな
鈍くてストレス溜まるのか
逆に扱いやすくなって良かったなのか
サイクロプスもズゴEやハイゴッグじゃないんだな
まぁもしそっちに乗ってたとしても
全滅は免れそうにない状況ではあるが…
クリスも乗り換えになるんだろうけど
NT-1からだとどう感じるんだろうな
鈍くてストレス溜まるのか
逆に扱いやすくなって良かったなのか
フッダーを任せられるて事は士官学校内でのMS試験が一番良かったと思われる
NT-1にいざ乗ったら敏感すぎて全然まともに騎乗できない状態が続く
ジム・コマンドやお古のガンダムに乗せたら丁度良い塩梅になるじゃないか?
原作描写の都合で他ゲームだと弱キャラ扱いされてるが
化け物専用機の専属調整をさせられる=磨けばエースクラスの力量はある筈
NT-1にいざ乗ったら敏感すぎて全然まともに騎乗できない状態が続く
ジム・コマンドやお古のガンダムに乗せたら丁度良い塩梅になるじゃないか?
原作描写の都合で他ゲームだと弱キャラ扱いされてるが
化け物専用機の専属調整をさせられる=磨けばエースクラスの力量はある筈
そもそも劇中のアレックスって調整もまだどころか下地固めレベルの段階だから
あれで戦闘とか正気の沙汰じゃない
むしろクリスはよくやった方
あれで戦闘とか正気の沙汰じゃない
むしろクリスはよくやった方
アレックスってMCスゲーってイメージあるんだけど一年戦争中にジムにMC施した人っているの?
>>38
時期的にも、潜入対象的にも。
そもそもオデッサ以後キャリフォルニア前後(地上負け決定的状況)に水陸両用機のマイナーチェンジ開発祭りとかバカみたいなこと、普通やらねえだろうし中止するだろ、と思うんですけどね……
>>38-40
データガンダムの記述『宇宙戦闘機のパイロットとしての適正が認められて~戦技研究隊に~シューフィッターとして~』のあたりから、優秀なパイロットだという解釈。
フォルドはじめ、テストパイロットはみんなスーパーエースですしね。
>>41
戦時中にマグネットコーティング施された機体としては、
ガンダム、G3、アレックス、アクトザクあたりしか認識してない。
セカンドロット系のガンダム四号機、五号機も対象だったかも。
イメージしてもらいやすいように、モビルスーツの設定やらは都度細かく提示できたらと思ってます。
今は疑問あっても、もう少し溜めておいてもらえたら、幸いですw
今日は第二話を推敲するので、投下は期待しないでくださいね。
時期的にも、潜入対象的にも。
そもそもオデッサ以後キャリフォルニア前後(地上負け決定的状況)に水陸両用機のマイナーチェンジ開発祭りとかバカみたいなこと、普通やらねえだろうし中止するだろ、と思うんですけどね……
>>38-40
データガンダムの記述『宇宙戦闘機のパイロットとしての適正が認められて~戦技研究隊に~シューフィッターとして~』のあたりから、優秀なパイロットだという解釈。
フォルドはじめ、テストパイロットはみんなスーパーエースですしね。
>>41
戦時中にマグネットコーティング施された機体としては、
ガンダム、G3、アレックス、アクトザクあたりしか認識してない。
セカンドロット系のガンダム四号機、五号機も対象だったかも。
イメージしてもらいやすいように、モビルスーツの設定やらは都度細かく提示できたらと思ってます。
今は疑問あっても、もう少し溜めておいてもらえたら、幸いですw
今日は第二話を推敲するので、投下は期待しないでくださいね。
>>31やな。せやな……。
>>41
MCがそもそもガンダムのオーバーヒートを解決するべく
新鋭技術者モスク・ハンの提案した技術を採用した訳である
G-3のMCテスト用に関しても直接アムロ機に試す訳にもいかないから
ルナツーに移送されてた同型機(G-3)で試したと思われる
本編ですら次回予告で急場しのぎ呼ばわりされてはいるが、NTやら調べまくってる
ジオンですらあらゆる可能性を模索するMS-X事ペズン計画で戦争終盤で発想に到ってるから
ブルーのMCに関してはクルスト博士の見通しが凄まじかったとしか言い様がない
ソロモン攻略がクリスマス、ア・バオア・クーが年末、アムロのMC利用期間は5~6日程度
NT-1が開発開始が8月、アムロが暴れ始めたのが9月15日だから後から採用したのかもしれないが
MCがそもそもガンダムのオーバーヒートを解決するべく
新鋭技術者モスク・ハンの提案した技術を採用した訳である
G-3のMCテスト用に関しても直接アムロ機に試す訳にもいかないから
ルナツーに移送されてた同型機(G-3)で試したと思われる
本編ですら次回予告で急場しのぎ呼ばわりされてはいるが、NTやら調べまくってる
ジオンですらあらゆる可能性を模索するMS-X事ペズン計画で戦争終盤で発想に到ってるから
ブルーのMCに関してはクルスト博士の見通しが凄まじかったとしか言い様がない
ソロモン攻略がクリスマス、ア・バオア・クーが年末、アムロのMC利用期間は5~6日程度
NT-1が開発開始が8月、アムロが暴れ始めたのが9月15日だから後から採用したのかもしれないが
おかえり、待ってたぜ
リメイクじゃなくリブートときたか
最初から大幅に変わっている辺り、リブートって感じやね
リメイクじゃなくリブートときたか
最初から大幅に変わっている辺り、リブートって感じやね
お茶濁し的なTips
【キャラクター設定①】
アムロ・レイ(CV. 古谷徹)
身長168cm、UC.0063年11月4日生
主人公。
原作通り、天才的戦闘センスを持つニュータイプ。
軍属である父テムとともに宇宙都市サイド7で暮らしていたが、ジオンが襲撃してきた時に偶然乗り込んだモビルスーツ・ガンダムを駆って戦う。
本作では専用に開発されたニュー・ガンダム、アレックスを受領した。
「アムロ、いきまあっす!」
シャア・アズナブル(CV. 池田秀一)
身長180cm、AB型、UC.0059年生
出生名:キャスバル・レム・ダイクン
ジオンのトップガン、『赤い彗星のシャア』。先のルウム戦役において赤い機体を駆り、戦艦・巡洋艦併せて5隻を単機で撃沈した姿が彗星のようだったことから。
赤いパーソナルカラーで塗られた専用モビルスーツを駆る。
ジオン公国の前身・ムンゾ共和国の建国者、ジオン・ズム・ダイクンの遺児。
「ええい、冗談ではない!」
セイラ・マス(CV.井上瑤)
UC.0062年9月12日生
出生名:アルテイシア・ソム・ダイクン
サイド7で暮らす女性。資産家テアボロ・マスの養子として育つ。
ボランティア活動などに従事するうちに医学を志し、勉学に励んでいる才女。
サイド7が襲撃されてからはホワイトベースに乗り込み、オペレーターや戦闘機パイロットとしてアムロ達とともに戦う。
ジオン公国軍のエース、シャア・アズナブルの実妹。
「兄は鬼子です……」
ブライト・ノア(CV. 鈴置洋孝)
UC.0056年生
地球連邦軍の中尉。ホワイトベースの臨時艦長として、ルナⅡからジャブローへとたどりついた。
アムロら少年達と度々対立しつつも、クルー一同の助けもありホワイトベースをとりまとめてきた。
ジャブローにて大尉任官とともに、ホワイトベースの正式な艦長となった。
「弾幕薄いよ、何やってんの!」
ミライ・ヤシマ(CV. 白石冬美)
UC. 0062年生
ヤシマ財閥の令嬢。父シュウとサイド7の視察に来ていたところ襲撃事件に巻き込まれ、父を喪う。
スペースグライダーの免許を持っており、ホワイトベースが輸送船に艤装していたため操縦系統が似ていたことから、操縦士役を買って出る。
「ブライト、少し休んでもよくってよ」
【キャラクター設定①】
アムロ・レイ(CV. 古谷徹)
身長168cm、UC.0063年11月4日生
主人公。
原作通り、天才的戦闘センスを持つニュータイプ。
軍属である父テムとともに宇宙都市サイド7で暮らしていたが、ジオンが襲撃してきた時に偶然乗り込んだモビルスーツ・ガンダムを駆って戦う。
本作では専用に開発されたニュー・ガンダム、アレックスを受領した。
「アムロ、いきまあっす!」
シャア・アズナブル(CV. 池田秀一)
身長180cm、AB型、UC.0059年生
出生名:キャスバル・レム・ダイクン
ジオンのトップガン、『赤い彗星のシャア』。先のルウム戦役において赤い機体を駆り、戦艦・巡洋艦併せて5隻を単機で撃沈した姿が彗星のようだったことから。
赤いパーソナルカラーで塗られた専用モビルスーツを駆る。
ジオン公国の前身・ムンゾ共和国の建国者、ジオン・ズム・ダイクンの遺児。
「ええい、冗談ではない!」
セイラ・マス(CV.井上瑤)
UC.0062年9月12日生
出生名:アルテイシア・ソム・ダイクン
サイド7で暮らす女性。資産家テアボロ・マスの養子として育つ。
ボランティア活動などに従事するうちに医学を志し、勉学に励んでいる才女。
サイド7が襲撃されてからはホワイトベースに乗り込み、オペレーターや戦闘機パイロットとしてアムロ達とともに戦う。
ジオン公国軍のエース、シャア・アズナブルの実妹。
「兄は鬼子です……」
ブライト・ノア(CV. 鈴置洋孝)
UC.0056年生
地球連邦軍の中尉。ホワイトベースの臨時艦長として、ルナⅡからジャブローへとたどりついた。
アムロら少年達と度々対立しつつも、クルー一同の助けもありホワイトベースをとりまとめてきた。
ジャブローにて大尉任官とともに、ホワイトベースの正式な艦長となった。
「弾幕薄いよ、何やってんの!」
ミライ・ヤシマ(CV. 白石冬美)
UC. 0062年生
ヤシマ財閥の令嬢。父シュウとサイド7の視察に来ていたところ襲撃事件に巻き込まれ、父を喪う。
スペースグライダーの免許を持っており、ホワイトベースが輸送船に艤装していたため操縦系統が似ていたことから、操縦士役を買って出る。
「ブライト、少し休んでもよくってよ」
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