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    元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」

    SS+覧 / PC版 /
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    51 = 1 :

    お茶濁し的なTips

    【キャラクター紹介②】

    カイ・シデン(CV. 古川登志夫)
    UC.0061年生
     いつもへらへらと斜に構えた態度を取る、ニヒル気取りの少年。ガンキャノンのパイロット。
     その態度に対してセイラが取った対応から、今でもセイラを苦手としている。
     ガンキャノンのパイロットとして活躍する。
     戦いの恐怖から逃れようとしていたが、ベルファストでミハル・ラトキエを亡くし、ジオンとの戦いに再度身を投じる覚悟を決めた。

    「にゃはは。そーゆーの、キライじゃないゼ」

    ハヤト・コバヤシ(CV. 鈴木清信)
    UC.0064年生
     日本人の少年。小柄ながら、柔道二段の腕前。
     ベルファスト基地でガンタンクの砲手からガンキャノンのパイロットへと転向した。
     幼馴染のフラウ・ボゥに恋心を抱いており、世話を焼かせるアムロに嫉妬している。

    「アムロにできるんだ、ぼくだって!」

    フラウ・ボゥ(CV. 鵜飼るみ子)
    UC.0064年生
     アムロのお隣さん。
     ハヤトやカイとはハイスクールの同級生で、世話焼きのおてんば娘。
     サイド7襲撃事件で家族を亡くし、アムロに促されてホワイトベースへ避難、雑務や通信士として活躍した。
     自分から遠ざかっていくアムロに対し、不安定な気持ちを隠せないでいる様子。

    「んもうっ! アムロったら!」

    ハロ(CV. 井上瑤)
     SUN社製の球形ペットロボット。
     本来は簡単な会話ができる程度のものだったが、アムロによって改造が施され、多機能化している。
     簡単な人工知能を搭載し、ホワイトベースでは子供達と一緒にムードメーカーとして定着している。

    「ハロ、ハロハロ」

    カツ・ハウィン (CV. 白石冬美)
    レツ・コ・ファン(CV. 鵜飼るみ子)
    キッカ・キタモト(CV. 井上瑤)
     サイド7で襲撃事件に巻き込まれ、家族を失った孤児三人組。
     ホワイトベースのムードメーカーとして愛されており、本人らもホワイトベースに愛着がある様子。

    「そこ右っ!」
    「まっすぐー!」
    「いっくよー、さんっ、にいっ、いちっ!」
    「「「ゼロぉっ!!」」」

    52 = 1 :

    お茶濁し的なTips

    【キャラクター紹介③】

    スレッガー・ロウ(CV. 井上真樹夫)
     地球連邦軍中尉。エース部隊・スレッガー隊の隊長。
     軽薄そうな女誑しの白人男性。
     リュウ亡き後のホワイトベースにとって貴重な年長者。
     おちゃらけているが、パイロットとしての技量は確か。

    「なぁ~んてお上手なんでしょ、ぼ・く!」

    クリスチーナ・マッケンジー(CV. 林原めぐみ)
    UC.0058生
     地球連邦軍中尉。サイド6・リボーコロニー出身の女性兵士。
     士官学校で優秀な成績を残し、戦闘機・モビルスーツパイロットとしての適性を見出された。
     アレックスのシューフィッターとしてアムロに引き渡す直前までコンピュータの教育を行った後、ホワイトベースに配属された。

    「私だって、連邦軍のパイロットなんだから!」

    ハーディ・シュタイナー(CV. 秋元羊介)
    UC.0054年生
     大尉。ジオン公国軍特務『サイクロプス』の隊長。
     鬼のサイクロプスとして活躍したが、連邦軍の新ガンダム開発計画襲撃作戦『ルビコン作戦』に際し、既に起動していたアレックスと戦闘に入る。
     部下のアンディを失い、退路を絶たれて突撃したが、乗機のズゴックとともにジャブローに散った。

    「俺は≪グリナス・ヘッド≫をやる!」

    ミハイル・カミンスキー(CV. 島香裕)
     中尉。ロシア系の中年パイロット。
     愛称はミーシャ。
     サイクロプスの一員としてジャブローに潜入したが、アレックスと合流したスレッガー隊によって壊滅した。

    「へいよ、大将!」

    アンディ・ストロース(CV. 星野充昭)
     少尉。
     愛称はアンディ。
     破壊対象であるアレックスが起動しているのを最初に発見し先制攻撃を仕掛けたが、一瞬で返り討ちに遭い戦死する。

    「作戦を強行します!」

    ジェームス・ホワン(CV. 古川登志夫)☆
     曹長。愛称はジミー。
     退路を確保するためアッガイで待機していたところ、スレッガー隊に襲撃されて戦死する。

    「うわあ、敵襲っ!?」

    ガブリエル・ラミレス・ガルシア(CV. 島田敏)
     軍曹。銃器や工作活動のスペシャリスト。
     愛称はガルシア。
     アレックスによりアッガイが小破、その後スレッガー隊に殲滅された。

    「なんて化け物だ、アイツ……!」

    なかなか話が上がらないからもうちょっと待って(´・ω・`)
    CVは原作通り(声優設定がないキャラはイメージとして。横に☆つけてます)だけど、イメージし易いように書いていきます。

    53 :

    >>34
    訂正


     これぞまさに、鬼に金棒というべきか。
     アムロが得た新しい力は、鬼のサイクロプス隊をも退けるものだった。
     そんなとき、ホワイトベースの小さな仲間の行方がしれなくなってしまう。

     機動戦士ガンダム 次回、『小さな防衛線』
     君は、生き延びることができるか?

    54 :

    ──宇宙艦デッキ

    アムロ「ホワイトベース、聞こえますか?」

    オスカー「はい、こちらホワイトベース」

    アムロ「敵の潜入部隊をひとつ撃破しました。──って、なんでオスカーが?」

    オスカー「実は、カツ・レツ・キッカの三人がいなくなったらしくて。今、女性三人ともいないんだ」

    アムロ「この戦闘中にっ?」

    オスカー「もし見かけたら保護してあげてほしいって」

    アムロ「え、了解。……戦闘中に気付けだなんて、そんなの無茶だろうに……」

    55 = 1 :





    『小さな防衛線』
    <BGM:http://youtu.be/yyy_crmOAow>



    56 = 1 :

    ──ジャブロー・モビルスーツ工廠区画

    アカハナ「よし、ここで待機。指示があったら即座に工作を行うぞ」

    ラムジ「了解。戦闘中に警戒が緩まってるところを全部ドカン! ですね」

    アカハナ「そういうこった! 大佐もなかなかえげつないことを考えなさる」

    イワノフ「製造中のモビルスーツと設備だけじゃなく、技術者まで巻き込む……恐ろしいお人だぜ」

    アカハナ「まったくだ!」

    57 = 1 :

    ──ジャブロー・未開発区画

    カツ「ね、ねェェ~……戻ろうよォ~……」

    レツ「このタマナシっ! あんなトコロにいるくらいなら、ま、ま、迷子になる方がマシだろっ!?」

    キッカ「タマナシってなにー?」

    レツ「オクビョーな奴のことだって、カイにいちゃんが言ってたぜ!」

    キッカ「オクビョーってなに?」

    レツ「……」

    カツ「……」

    キッカ「……ありゃ?」

    ツルッ!

    レツ「うわっと、ここ滑るぞ、気をつけろ」

    カツ「まだ進むんだ……」



    ビゴンッ……


    レツ「ん? ……気のせいか?」

    カツ「レツ?」

    レツ「いや、行こうぜ」



    イワノフ「……ヒヤヒヤさせやがる。しかし、なんでこんなところに子供が……」

    58 = 1 :

    ──ジャブロー・モビルスーツ工廠

    キッカ「つかれた!」

    カツ「ほら、戻ったほうがいいよ~キッカもこう言ってるし……」

    キッカ「もどらない!」

    レツ「だってよ」

    カツ「もうっ」

    キッカ「やすむ~!」

    カツ「まったくもう……」

    レツ「なんだ~ここ?」

    キッカ「そぉ~っと、ノックしてもしもーし! ……誰もいにゃい?」

    カツ「や、やめなよ。勝手に入ったら怒られるって~……」

    レツ「全然『そぉ~っと』じゃないし」

    59 = 1 :


    キッカ「なんか、くしゃいね」

    カツ「ほんとだ。ホワイトベースのデッキと同じにおいがする」

    キッカ「んにゃ? ……うわーっ! ガンダムがいっぱ~い!!」

    レツ「え? ……うわあ、すっげぇ!」

    カツ「本当だ、ガンダムがたくさん」

    キッカ「でも、なぁ~んか違うね」

    レツ「ほんとだ。顔がマヌケ~」

    カツ「色も違う!」

    キッカ「あーるじーえむ……ななじゅーきゅー?」

    レツ「それ、カタシキバンゴーって奴じゃないの?」

    キッカ「にゃにそれ?」

    レツ「……なんだっけ」

    カツ「……こっち見るなよ」




    アカハナ「……なんだ、ありゃあ」

    ラムジ「こっちが聞きたいですようっ」

    アカハナ「くそ、気は進まんが、ガキどもをひっ捕らえろ。申し訳ないが、一緒に爆弾で吹き飛んでもらうしかあるまい」

    イワノフ「……了解」

    60 = 1 :

    ──ジャブロー基地・宇宙艦ドック

    シャア「フフ……スペースゲートを開けるついでに整備中のホワイトベースに爆弾を仕掛け、中のガンダムごと始末してくれよう」

    ボラスキニフ「まずは空からの援軍を招き入れなくては」

    シャア「ボラスキニフ隊に任せた。私の服じゃ目立ち過ぎるからな」

    ボラスキニフ「ははは。なら、このスニーキング・スーツを着てほしかったものです」

    シャア「それは私の主義に反するな」

    ボラスキニフ「わかりませんなあ。では任務に」

    シャア「うん」

    ジオン兵「た、大佐!」

    シャア「どうした?」

    ジオン兵「サイクロプス隊が、ガンダムにヤられたと」

    シャア「何……もうホワイトベースは動いているのか! ボラスキニフ、作戦変更だ。モビルスーツでアカハナ隊と合流、別のスペースゲートを開けて撤収だ」

    ボラスキニフ「了解です」

    シャア「私はもう少し様子を見てから戻る。先に準備しておけ」

    ジオン兵「はっ」

    61 = 1 :


    セイラ「キッカ~! カツ~! どこなの~!」

    シャア「あ、あれは……」

    ザッ

    セイラ「!!」

    シャア「! やはり、アルテイシア……!?」

    セイラ「えっ……うそ、兄さん……? やっぱり、キャスバル兄さんなの?」

    シャア「やさしいお前が、まさか軍属に……」

    セイラ「そんな兄さんこそ、まだ軍人なんて続けて!」

    パンッ!

    セイラ「!」

    シャア「!!」

    ミライ「セイラ、逃げて!」

    シャア「チッ……。いいか、アルテイシア。軍から身を引いてくれ。わかるな?」

    バッ……

    セイラ「に、兄さんっ……!」

    ミライ「セイラ、大丈夫?」

    セイラ「……え、えぇ」

    ミライ「……兄さんって?」

    セイラ「……え……?」

    ミライ「あなた、ジオンの人なの?」

    セイラ「…………」

    ミライ「……ごめんなさい、詮索が過ぎたわね。今のことは誰にも言わないでおくから安心して」

    セイラ「……ありがとう、ミライ……」

    62 = 1 :

    ──ジャブロー、モビルスーツ工廠

    キッカ「ング~ッ!」

    イワノフ「おとなしくしててくれ。誰かが見つけたら助けてくれるから、な? な?」

    カツ「ンン~ッ……ン~……!」

    アカハナ「悪く思うなよ、小僧ども」

    ラムジ「少尉、準備終わりました!」

    アカハナ「よぉ~っし、手筈は整った! 撤収だ!」

    63 = 1 :

    …………
    ……




    レツ「……ぷはっ!! ……ガジガジガジガジッ! ンギーッ! ……どうだっ!」

    キッカ「……ぷは~。レツしゅごい! どやったの?」

    カツ「縄を噛み千切ったの? どんな歯してるのさ……。そんなことより、爆弾どうにかしないと!」

    キッカ「そうだった! たいへんたいへん~!」

    レツ「あ~っ、あった!」

    キッカ「こっちにも!」

    カツ「こっちもみつけた!」

    レツ「で、でもこれどうしよう」

    キッカ「車で運ぶ~?」

    カツ「でも大人じゃないと……」

    レツ「お、おれが動かす」

    カツ「で、できるの?」

    レツ「……ど、どうにかする!」

    カツ「えぇ~……」

    キッカ「がんばれ~!」

    64 = 1 :

    ──ジャブロー、未開発区画

    アムロ「こことか、敵のモビルスーツが潜んでいそうだけど……ンッ?」


    ブロロロ……

    アムロ「あれは……カツ、レツ、キッカ?」


    アムロ『カツ、レツ、キッカ! 何してるんだ!』

    カツ「うわあ、ガンダム! アムロにいちゃん?」

    キッカ「でもなんかちが~う!」

    アムロ『だから、何してるんだって!』

    キッカ「あのね、これバクダン! ガンダムの工場にジオンがくっつけてったの!」

    アムロ『!? レツ、車を停めろ! 後は、ぼくがどうにかするから』

    レツ「停め方わかんないんだよ~っ!!」

    アムロ『えぇっ! えっと……、左だ! 左側のペダルを踏むんだ!』

    レツ「こ、これか!?」

    グイッ!!
    キキィィィ~~ッ!!

    キッカ「にゃ~!!」

    カツ「うわあ! いてっ」

    レツ「ふぎゃっ」

    アムロ『だ、大丈夫か? 手に乗って、コクピットに入れてあげるから、おとなしくするんだぞ』

    キッカ「あ~い!」

    65 = 1 :


    アムロ「ホワイトベース、聞こえますか」

    オスカー「どうした?」

    アムロ「ブライトさんに代わってもらえますか? ちび達を保護しました」

    ブライト「おお、アムロ! 三人は無事か」

    キッカ「元気~!!」

    アムロ「うわっ」

    レツ「こら、静かにしてろ」

    キッカ「ぶ~」

    カツ「……酔った……」

    アムロ「……ごらんのとおりです」

    ブライト「はは……そうか、よかった」

    アムロ「それで、この三人がジオンの諜報員がジムの工場に仕掛けた爆弾をエレカに乗せて運んでたんです」

    ブライト「なにっ? よくやった三人とも!」

    アムロ「時限式で、残りは30分ほど。……結構余裕あります」

    ブライト「わかった。カラス少佐に聞いてみよう。少し待ってろ」

    66 = 1 :


    ブライト「そこから行った先に、まだ工事が終わってなくて何もない断崖があるらしい。そこで爆破処理を行ってほしいとのことだ」

    アムロ「了解。じゃあ、処理が終わったら報告します」

    ブライト「うん、頼むぞ。マップデータを送信しておく」




    アムロ「ここか?」

    カツ「そうみたい」

    アムロ「よぉ~っし!」

    キッカ「そ~れ、いっけ~!」

    アムロ「それっ!」

     斜面を転がるエレカを、頭部バルカンで破壊する。
     火花や爆発に巻き込まれて、時限爆弾もすべて爆発した。

    キッカ「わぁ、しゅごい!」

    レツ「きたねー花火だぜ!」

    カツ「どこから覚えてきたのそんな言葉」

    レツ「カイにいちゃん」

    アムロ「……後で怒っとこう」



    アムロ「ブライトさん、爆弾の処理完了しました」

    ブライト「よくやった! カラス少佐には連絡しておく」

    アムロ「それと、一度そちらに戻って子供達を降ろしますね」

    ブライト「おう。セイラとフラウ、ミライにも伝えておく」

    67 = 1 :

    ──ホワイトベース、モビルスーツデッキ

    フラウ「三人ともっ!」

    カツ「おね~ちゃんっ!」

    レツ「おねえちゃん!」

    キッカ「おねーちゃん!」

    ミライ「無事でよかったわね……」

    セイラ「ええ。でもジオンの兵士に捕まったとかって聞いたわ?」

    キッカ「なんかね、モジモジくんで鼻が赤かった!」

    セイラ「……そ、そう。……モジモジくん……?」

    ハロ「アカハナ! アカハナ!」

    フラウ「それじゃあトナカイじゃない!」

    ミライ「ルドルフさんね」





    アカハナ「へっくし!!」

    イワノフ「どうしました?」

    アカハナ「い、いや……風邪か?」

    68 = 1 :


    オムル「アムロ! とりあえずジム用だが、火器だ!」

    アムロ「ありがとう、オムルさん」

    オムル「そのマシンガン、ビームライフルと取り回し違うからな! 気をつけろ!」

    アムロ「了解! では、アレックス出ます!」


    E:90mmブルパップマシンガン、シールド(ジム・コマンド用)

    69 = 1 :

    Peep!

    カラス「アムロ准尉!」

    アムロ「しょ、少佐?」

    カラス「E-52スペースポートのゲートがジオンの工作員によって開放されたようだ! そこからジオンのモビルスーツが侵入している。そちらへ向かい、迎撃にあたってくれ!」

    アムロ「了解です!」

    ブライト「アムロ! タカアキ・ヤジマ少尉とイ・ウンジュ少尉を向かわせる! 合流しろ!」

    スレッガー「スレッガー隊、到着! 先に戦闘行動に移行する!」

    ブライト「了解だ! ホワイトベースの守りには、カイとハヤトのキャノン、シェーンベルグ兵長とジョブ・ジョンのタンクが当たっている。こっちは大丈夫だからな」

    アムロ「はい!」


    タカアキ「准尉、待たせた!」

    ウンジュ「じゃあ、道案内は任せてくれ。ついてこい!」

    アムロ「はい!」




    スレッガー「ンッ!? なんだ、あいつは……速い……!?」

    エトゥル「う、うわ、うわああっ!? 中尉、助け……スレッガー中尉ィィィ!!!!!」

    ミカエル「な、なんだ!? あのモビルスーツ、速……アッ」

    ウォン「ク、クソ、なんなんだ!? あの……“赤いモビルスーツ”……!!!」

    スレッガー「おい、お前ら!? ク、クソ……! って、やべえ!!! う、うおぉっ!」



    アムロ「!?」

    ウンジュ「な、なんだ今の」

    タカアキ「……え……?」

    ブライト「おい、何が起きた!?」

    マーカー「スレッガー隊、全機反応消失!」

    ブライト「何!? パイロットは?」

    マーカー「…………バイタルサイン、全部途絶えました」

    ブライト「何……だと……? “ジャブローの荒鷲”が……、一瞬で?」

    アムロ「……奴だ」

    ブライト「なに?」

    アムロ「“奴”が来たんだ……!!」





    ブォン……

    シャア「フフフ……連邦の新モビルスーツ、どれほどかと思ったが……大したことはないようだな」

    70 = 1 :


     三人の小さな力が、連邦軍の基地を守った。
     託児施設に預ける話も出ていたが、これで誰にもそんなことは言わせないだろう。
     しかし、安心も束の間。
     あの“赤いモビルスーツ”がホワイトベース隊を強襲する!

     機動戦士ガンダム 次回、『ジャブローに散る!』
     君は、生き延びることができるか?

    71 = 1 :


    突然サブタイトル変更してごめんなさい。
    便宜上順番を変えました。

    というわけで、次回は赤い彗星強襲!
    また暫くかかると思うので、一週間くらい空くと思ってください。

    シャアは、生き延びることができるか?

    72 :


    シャアは生き恥を晒すなら誰にも引けをとらないから…
    あとスレッガーさんの生死が気になるところ

    73 :

    『シャアは』なのか
    まぁアレックス相手にするのキツいよな

    74 :

    この時点で完成してるアレックスとか無双にも程があるレベルじゃね
    そういやチョバムはついてるんだろうか

    75 :


    早く出来そうなので、このあと1時頃から投下します。
    ネクストコナンズヒーント
    >>1はシャアが大好き』

    >>72
    シャアは殺すに惜しいキャラですよね。
    スレッガー隊、ジ・オリジンではジブラルタルで壊滅しましたからね……可哀想に()

    >>74
    現在の装備
    通常形態・90mmブルパップマシンガン、シールド
    チョバムはつけてません

    76 :

    一週間どころか半日じゃないか

    77 = 1 :

    ──五分前
    ──スペースポート E-52

    スレッガー「スレッガー隊、到着!」

    ウンジュ「敵さんウヨウヨしてますよ」

    ミカエル「ちゃっちゃと片付ければいいでしょ!」

    エトゥル「へへ、スレッガー隊倒したいならこれの倍はもってこいってね」

    スレッガー「緒戦一発で決め科白をとるぞ!」

     スレッガー機が一歩前へ進む。

    スレッガー「ジム乗りが見たけりゃ、スレッガー小隊を見ろってな!」

    スレッガー隊「「「おうッ!」」」

    78 = 1 :


    ミカエル「しかし、首ナシに頭デッカチ、スカート付き……見たことないモビルスーツばかりだ……ジオンの新型ですかね?」

    スレッガー「ああ。アムロ准尉なら知ってそうな奴もいくつかいるんじゃないかね。あとで聞くか」

    ウォン「ですね。でも、まずはこいつらだ」




    ササササッ!

    スレッガー「ンッ!? 今の赤い首ナシ……!」

    エトゥル「えっ? どれです?」

    スレッガー「おい、エトゥル、出過ぎだぞ!」


     その刹那だった。
     赤い“首ナシ”が躍り出て──

    エトゥル「う、うわ、うわああっ!?」

    スレッガー「エトゥル!!!?」

     スレッガーがマシンガンを構えた時には遅く──

    エトゥル「中尉、助け──! ス、スレッガーちゅ──」

     エトゥル・ベオルバッチェ曹長の乗るジムの腹を、鋭利なアイアン・クローで貫いていた。

    ボゴォッ!!!

    スレッガー「エトゥルが……!」

     貫通したジムの腹越しに、“赤いモビルスーツ”はビームを放ち、ミカエル・ロドリゴ軍曹のジムを狙い撃った。

    ミカエル「な、なんだ!? あのモビルスーツ、速──アッ」

     閃光はミカエル機の腹部を正確に刺し貫いていた。

    ウォン「ク、クソ! なんなんだ!? あの──“赤いモビルスーツ”──あああ!?」

     一瞬間の後に、ウォン・チャン伍長のジムはミサイルの雨に焼かれていた。

    スレッガー「おい、お前ら!? ク、クソ! 一瞬で、そんなバカな!!」

     “赤いモビルスーツ”がスレッガー機へと立ち向かう。

    スレッガー「──って、やべえ!!! う、うおぉぉっ!!!!?」



    シャア「フフフ……連邦の新モビルスーツ、どれほどかと思ったが──」

     シャアのモビルスーツ『ズゴック』がゆっくりと立ち上がる。

    シャア「どうということはないようだな」

    ブオォーン……

    シャア「このモビルスーツ『ズゴック』を前にしては、敵ではないということか!」

    79 = 1 :





    『ジャブローに散る!』
    <BGM:http://youtu.be/yyy_crmOAow>



    80 :

    テケテーン、テケテン。

    寝落ち。

    また投下はじめます

    82 :

    はじめますと言ったな。アレは嘘だ(12時間経過)

    83 :

    また寝落ちしたのか...?

    84 :

    やばい…ズゴックでドヤ顔しているシャアがアレックスを前にした時どうなるかすげぇ楽しみだwwww

    85 :

    ──スレッガー隊壊滅から五分後
    ──スペースポート E-52

    アムロ「……ウンジュ少尉、タカアキ少尉。スレッガー小隊を単機で壊滅させた敵のエース……おそらく、シャアです」

    ウンジュ「シャア!? “赤い彗星のシャア”!?」

    タカアキ「う、嘘だろ……こんなとこで」

    アムロ「ぼくが単機で奴をヤります。だから、お二人はスレッガー隊の救援と、増援が来るまでの戦線維持を」

    タカアキ「えっ……いや、でも、さすがに単機じゃ」

    アムロ「ぼくは、今まで何度もシャアと戦ってきたんです。ぼく以外にだれがやれるっていうんです」

    ウンジュ「……わかった」

    タカアキ「ウンジュ!?」

    ウンジュ「現状じゃ、アムロくんが適任だっていうの! なら任せるしかないでしょうが」

    タカアキ「だが! ──わかった。でも、死ぬなよ」

    アムロ「無茶を言ってくれちゃって。いきますよ!」

    86 = 1 :


    シャア「! 来たか、ガンダム!!」

    ボラスキニフ「データと違います!」

    シャア「うん。あれが、サイクロプス隊が追っていたっていう新ガンダムだろうよ!」

    アカハナ「鬼のサイクロプスが失敗するとは……! とっとと囲んでフクロにしちまいましょう、大佐!」

    シャア「アッガイでは力不足だ! ボラスキニフ隊と一緒に援護射撃を頼む!」

    アカハナ「ぐぬぬ……了解でありますっ!」

    ボラスキニフ「はっ! グラムスとコマンチ、交互に撃って射撃を絶やすな!」

    ボラスキニフ隊「「了解!」」

     ゾックと二機のゴッグ、五機のアッガイがアレックスに向け砲火を集中する。
     しかし、それはもはやアムロにとって脅威ではなかった。

    87 :

    まぁ当たらんわな

    88 = 1 :


    アムロ「見える! どんな大口径ビームでも、当たらなければなんてことないじゃないか!」


    ボラスキニフ「ええい、なんでだ?」

    アカハナ「ロックオンはできているはずだっ」

    シャア「ふ、ふふ……! さらにできるようになったな、ガンダム!」

    アムロ「やっぱり、シャアだ! この動き!」

    シャア「だが、新型とはいえこれはどうだ!?」

     ズゴックの頭部に備えられたロケット・ランチャーから、上方に向かってロケット弾が放たれる。
     それはおおよそアレックスの頭上で岩盤を砕き、落盤を招いた。

    アムロ「姑息な真似を! シャア、おれを怖れているのかあっ!!」

     瞬発力を発揮してズゴックへと体当たりを見舞い、マシンガンを突きつける。

    シャア「うわっ! ええい、バランサーがイカれたか!?」

    アムロ「迂闊な奴め!!」

    シャア「ロックオンされたか! だがビーム・ライフルなんて手数の少ない武器では──」

     キュババババッ!!

    シャア「何っ!? マシンガンだと!」

    アムロ「シャアめ、油断したな!」

    シャア「ちいっ、メインカメラをやられるとは!」

     アレックスがマシンガンを投げつける。

    シャア「うおおっ!」

     そして、ビーム・サーベルを抜き放ち、大きく振りかぶった。

    アムロ「シャア、覚悟!!」

    89 = 1 :


    ヒュボボボボッ!!

     突如、戦場に複数の有線ミサイルが割り込んだ。

    アムロ「うっ? なんだ?」

    シャア「た、助けられたというのか!」

    ウッディ「ガンダムを、やらせはせんぞ!!」

    アムロ「ホバークラフト!? 無理ですよ、ウッディ大尉!」

    ウッディ「うおぉーっ!!」

    ヒュボボッ!!

     赤いズゴックの肩にミサイルが当たるも、装甲に煤がついた程度の損傷。
     かえってシャアを逆上させることになった。

    シャア「そんなビークルで、このズゴックに立ちはだかろうなど!」

     ズゴックの右腕が振り下ろされ、ミサイルホバークラフト・ファンファンのコクピットがひしゃげる。

    アムロ「!!! ウッディ大尉!?」

    シャア「邪魔をして! ……退くぞ、援護しろ!」

    ボラスキニフ「了解!」

    アカハナ「了解であります」

    90 = 1 :


     ウッディの死の最中、アムロの脳内をマチルダの死が駆け抜けた。
     瞬間、アレックスは猛進していた。

    アムロ「このデカブツっ、退けええっ! シャアを討たせろ!!」

    ボラスキニフ「ああっ!?」

     ゾックの、特徴的な黄緑色の胴体が横に一閃される。
     そしてその断面を踏み台に、アレックスは撤収するズゴックに追いついてみせた。

    シャア「ええい、冗談ではない! ゾックを踏み台にしただと!?」

    アムロ「推力ならこちらが──」

    アカハナ「大佐をヤらせるものかよ!!」

     アッガイがアレックスへと、ラグビーのタックルのようにしてしがみ付く。
     しかし気にも留めず、アレックスはブースターを吹かし続けた。

    アカハナ「引きずるっていうのかあ~!?」

     アレックスがビーム・サーベルを投擲した、それと同時だった。

    シャア「マリガンッ!」

    マリガン「はいっ!!」

     ズゴックの左腕を刎ねたものの、それで撃墜とはいかず。
     テーブル・マウンテンに穿った横穴からズゴックが勢いよく抜け出し、タイミングを合わせてドダイに飛び乗った。

    シャア「アカハナっ、逃げろっ!」


    アカハナ「そ、そんなこと言ったって──、う、うわぁあ!!」

    アムロ「邪魔をしたなあっ、この頭でっかちめ! あと少しで、シャアを討てたというんだぞ!」

     アレックスのビーム・サーベルが、まとわりついていたままだったアッガイを強引に切り払う。

    アカハナ「あああああっ!!!」


     ばらばらになったアッガイの残骸を振り払って、アムロは独りごちた。

    アムロ「あれはシャアだ。間違いない。奴は、こんなところまでぼくたちを追ってきたのか……?」

    91 = 1 :

    ──横穴付近。一時間後

    タカアキ「アムロ准尉!」

    アムロ「タカアキ少尉、ウンジュ少尉。 スレッガー小隊はっ?」

    ウンジュ「スレッガー中尉以外は……」

    アムロ「……中尉だけでも無事だったんですね、よかった……」

    スレッガー「だ~れが死んでるかと思ったってのよ!?」

    アムロ「! スレッガー中尉!」

    スレッガー「よう、ガンダムちゃん。お前さんのおかげでこっちは助かった。ありがとうな」

    アムロ「!! ……いえ、ご無事で何よりです。戦闘も終結したようですし、ホワイトベースに戻りましょう」

    スレッガー「そうしてくれ。俺は一度ジャブローの病院で治療を受けるから、そっちとの合流はまた遅れそうだ」

    アムロ「了解。早い快復を」

    スレッガー「おう、ありがとよ!」



    ウッディ『おい、自惚れるなよ! 戦争ってのは、きみ一人の活躍でどうにかなるもんじゃない! マチルダが無駄死にだったと言うつもりか?』

    ウッディ『──なら、きみはきみのできるベストを尽くすんだ』



    アムロ「……ウッディ大尉。ぼくは、ひとりでも多く助けることができました……。でも、あなたがあんな無茶をしちゃあ、いけないでしょう……!」

    92 = 1 :


    フラウ「アムロ、聞こえて?」

    アムロ「! フラウ。聞こえてるよ」

    フラウ「基地内の戦いは大分片付いたみたい。ジオンは壊滅したけど、こっちも相当の被害だって」

    アムロ「……そうだろうな。とりあえず、そっちに戻るよ」

    フラウ「ええ、みんな待ってるからね」

    93 = 1 :

    ──ホワイトベース、ブリッジ

    アムロ「戻りました」

    ブライト「よくやった、アムロ。スレッガー隊、まだ一度しか顔合わせしていなかったが……惜しいパイロットたちを亡くしたな」

    ハヤト「ええ。でも、スレッガー中尉が無事だっただけでも……」

    ブライト「そうだな……。それもアムロが単機で敵を撃退してくれたおかげだ。ありがとう」

    カイ「ほんと、アムロちゃんどうしちゃったわけよ? 最近神がかり的でお兄さんびっくりしちゃうぜ」

    アムロ「やめてください、アレックスのパワーが優れているだけですよ。……それより、あの……ウッディ大尉のことですけど」

    ミライ「そういえばさっきから姿を見ていないわ」

    アムロ「……戦死、されました」

    フラウ「えっ、ウッディ大尉が?」

    ブライト「なに!?」

    アムロ「シャアと戦っているときに、ホバークラフトで飛び出してきて……シャアに……」

    ブライト「シャア? シャアだと!?」

    アムロ「はい、赤い彗星のシャアです」

    セイラ「見たの?」

    アムロ「戦いました。新型のモビルスーツでしたけど、赤く塗っていたし、何より──あの動きは、間違いない。赤い彗星のシャアです」

    セイラ「……!」

    ブライト「奴が、戻ってきたのか……!」

    アムロ「ええ。……≪赤い彗星のシャア≫が……」

    94 = 1 :


     スレッガー・ロウは生きていた。しかし、シャアの復活──少しの間忘れていた脅威が、再び迫っていることにホワイトベースのクルーは動揺する。
     そして、ホワイトベースは、宇宙(そら)へあがる。

     機動戦士ガンダム 次回、『宇宙(そら)へ』
     君は、生き延びることができるか?

    95 = 87 :

    ウッディさんが本当に無駄死にや……

    96 :



    さすがに死んだ人間にはテメエのせいだとは言いづらい
    後の世には悲劇的なストーリーだけが伝えられ、足を引っ張ったことは努めて忘れよう

    97 :

    数の上では明らかに劣勢だし最新型のガンダムに傷付けられる訳にもいかんから、
    ウッディさんが出てくるのもしゃーないよなあ…

    98 :


    力の無いものが、のこのこと出てくるから…!

    99 :


    これウッディ大尉が邪魔しなければシャア倒せてたよね

    100 :

    逆に考えるんだ、大尉のおかげで物語は続くんだと...
    大尉に敬礼!


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