元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 :
乙
ウッディが無ければ即死だった…
102 :
戦士達の軌跡でNT-1にカンストしたアムロを
乗せたら正に常人では扱えんじゃじゃ馬になったわ
103 :
お前ら、無駄死にのことウッディって言うのやめろよ!
ウッディがあまりに無駄死に過ぎたので、
>>97ってことにしておいてください……
104 :
アムロが圧倒してるのが見えんのかと
所詮技術仕官か
105 = 1 :
お茶濁し的なTips
【メカニックのイメージ②】
アレックス
→
腕ガトリングがないので、カバーの可動部をなくした程度
ジム
→ → (スレッガー仕様)
オリジン版から顎と脛の姿勢制御バーニアをひとつ削ったくらい。
スレッガー機はコクピットハッチの上面にパーソナルエンブレム(Sと剣)、左肩に部隊章(Sと鷲)が入ります。
ガンキャノン
→ オリジン版
コアファイター
→ オリジン版
ズゴック
→ 手描きで失礼。
ベースはオリジン版。主に下半身のデザインと、プロポーションをいじってあります。
シャア専用は暗めの赤。一般機は赤い部分が灰色。(ズゴックEのイメージ)
ゾック
→ オリジン版
アッガイ
→ オリジン版
ゴッグ
→ オリジン版
106 :
ウッディ大尉のいらんことした感感なくしたいので、こんなん即興で。
>>28の後
ブライト「アムロ、カイ、ハヤト! ──」
ウッディ「整備班、作業を一時中断とする! 非戦闘員には避難命令が出ている、シェルターで解除を待て!」
整備兵「大尉はどうなさるんです!」
ウッディ「自分の仕事をする!」
整備兵「仕事って」
ウッディ「忘れたか? 僕は大尉なんだぞ!」
整備兵「あっ、行っちまった。……あんたは技術大尉でしょうに」
107 :
ウッディ大尉のいらんことした感感なくしたいので、こんなん即興で。
>>28の後
ブライト「アムロ、カイ、ハヤト! ──」
ウッディ「整備班、作業を一時中断とする! 非戦闘員には避難命令が出ている、シェルターで解除を待て!」
整備兵「大尉はどうなさるんです!」
ウッディ「自分の仕事をする!」
整備兵「仕事って」
ウッディ「忘れたか? 僕は大尉なんだぞ!」
整備兵「あっ、行っちまった。……あんたは技術大尉でしょうに」
108 = 1 :
─第七指揮室
カラス「ガンタンク隊を展開しておけ!」
ウッディ「失礼します。カラス少佐、ホワイトベースの防衛はどうなっているんでしょうか」
カラス「ホワイトベースについては自分らでなんとかできるとのことだから、任せてある」
ウッディ「な、なんですって。これだけガンタンクとジム、戦車がありながら、ホワイトベースの護衛にはつけない、と?」
カラス「そんな余裕はない!」
ウッディ「ですが、あれはジオンに執拗に狙われています! いくらガンダムがいても、守り切れるかどうか」
カラス「あちらの戦力だけで、ガンダムだけじゃなく、ジムと改良型のガンキャノンが数機、ガンタンクも五台ほどあると言うじゃないか。十分だよ」
ウッディ「ですがっ。……いえ、わかりました。失礼しました」
カラス「? やけに聞き分けがいいな……」
109 = 1 :
─ビークル格納庫
ウッディ「ガンタンクは残ってるか?」
整備士「いえっ、すべて出払っておりまぁすっ!」
ウッディ「ならば、六一式は?」
整備士「それもすべて!」
ウッディ「なんと。なら、出せるものはないのか?」
整備士「あれなら……どうでありましょうか」
ウッディ「! ミサイルホバークラフトか!」
整備士「燃料も入っております。ミサイルと機銃も装填済みです」
ウッディ「ありがとう。これを借りるよ」
整備士「は!」
110 = 1 :
─スペースポート、ホワイトベース前
ウッディ「ブライト大尉、聞こえるか」
ブライト「えっ、ウッディ大尉っ?」
ウッディ「ぼくもホワイトベースの援護に──うんっ?」
アムロ「ザザッ──!──大口径ビーム──ザザザッ──当たれば──ザザーッ──!!」
ウッディ「アムロくんっ!?」
ブライト「アムロっ!?」
ウッディ「アムロくんはどこに!」
ブライト「E-52スペースポートです! スレッガー隊もヤられて……!」
ウッディ「なんだって!? くそっ、援護しにいく!」
ブライト「ええっ? お、お願いします!」
ウッディ「待っていろよ、アムロくんっ……!」
111 = 1 :
──E-52スペースポート
ウッディ「なんだ、これは……」
ジムのかばねが山のように折り重なっている様は、正に死屍累々。
擱坐したガンタンクや六一式も数多転がっている。
タカアキ「ウンジュ、そっちは!」
ウンジュ「……だめだ。ウォン・チャン伍長、戦死確認」
タカアキ「……そうか。こっちは体すら残ってない。ミカエル・ベオルバッチェ曹長、戦死確認」
ウンジュ「ン? あのホバークラフトは?」
タカアキ「知らん。……あれウッディ大尉じゃ?」
ウンジュ「まさか──」
ウッディ「君たち、アムロくんはっ?」
ウンジュ「大尉っ!? シャアの相手をする、って単機で──」
タカアキ「我々にはヤられた奴らの救助を、と」
ウッディ「あっちか?」
タカアキ「え、はい。増援の要請はしたんですがなかなか。大尉からもお願いします」
ウッディ「わかった」
タカアキ「行っちまった。大尉のホワイトベースへの入れ込みは相当だな」
ウンジュ「ああ、まったくだよ。 ──あっ、スレッガー中尉、生きてるっ?」
タカアキ「なにっ? ハッチ空かないのか!」
ウンジュ「ヒン曲がってやがる! ジムもってこい!」
タカアキ「おう!」
112 = 1 :
ウッディ「カラス少佐! 聞こえますか!」
カラス「大尉!? どうした」
ウッディ「E-52スペースポートに敵のエースパイロットがいるらしい。アムロ准尉もうまくやってるようですが、死傷者多数! 救援隊を!」
カラス「了解した。きみは現場の確認・指揮を──」
ウッディ「!! あれは、赤いモビルスーツ?」
カラス「おい、大尉!?」
113 = 1 :
シャア「これならどうだ!?」
赤いモビルスーツの頭部からロケットが放たれ、アレックスの頭上で炸裂、岩盤を砕いた。
アムロ「シャアめ、姑息な真似を!」
ウッディ「い、いかん!」
気付いた時には突進していた。
立場も忘れ、ただアムロ少年とガンダム、ホワイトベースを守りたい一心が彼を突き動かていた。
ウッディ「マチルダが守った少年を、死なせるものかよ……!」
カラス「大尉、何を──」
114 :
見れば見るほど人の話を聞かない技術大尉だぜ(棒)
115 :
さすがウッディ、命令されてもなんともないぜ
116 = 1 :
ウッディ「これでも食らえ!」
操縦桿のトリガーを引き絞る。
放たれたミサイルの雨は、切迫するアレックスとズゴックの間に割って入った。
アムロ「うっ、なんだ?」
シャア「た、助けられたというのか!」
ウッディ「ガンダムを、やらせはせんぞ!!」
アムロ「ホバークラフト!?」
ウッディ「下がれ、アムロくん!」
アムロ「無理ですよ、ウッディ大尉!」
ウッディ「うおぉーっ!!」
再びトリガーを引き絞り、残った全てのミサイルがズゴックを襲う。
しかし、対戦車・対人兵器であるミサイルホバークラフトのミサイルでは、ジオンの新モビルスーツにダメージを与えるには至らなかった。
ましてや、水陸両用として海底の高水圧にも耐えうる重装甲を備えたズゴックには、部が悪かった。
シャア「そんな対人ビークルで、このズゴックに立ちはだかろうなどと!」
ズゴックの右腕──丸みを帯びていて先端にはツメがついている──が高く振り上げられた。
ウッディ「ああっ!!」
カラス「大尉! 大尉!?」
『蛇に睨まれた蛙』とはよく言ったもので、巨大な脅威が前に立ちはだかってみると体がうんともすんとも言わないものなのだ、とウッディ・マルデンは体感した。
ウッディ「っ──!」
死の間際というのは、今までの人生の記憶が走馬灯のように脳裏を駆け抜けるという。
しかし、ウッディの心を駆け巡ったのは、先に逝った婚約者マチルダ・アジャンとの思い出ばかりだった。
アムロ「!!! ウッディ大尉!?」
機動戦士ガンダム外伝『死に急いだ男』、完
ウッディ『すまない、アムロくん。あとは頼むよ』
117 :
ガンタンクが…ガンタンクがもう一台あれば…!
118 :
ガンタンクもオリジン版のMSじゃなくMBTなやつなんかな
外見的にはTV版よりオリジン版や08の量産型が好きなんだが
強襲型やタンクⅡになると微妙に感じるのは何故なのか
自分でもよく分からん
119 :
ギレンの野望だとプロトタイプのガンタンクよりⅡや量産型が使えるんだよなあ
ユニット編成数の都合だとは分かってるけど、
遠距離攻撃出来て火力もそれなりで製造のお値段と資源も控えめだし
120 :
>>118
ガンタンクはMBT扱いですね。
ビジュアルは量産型タンクとオリジンタンクの合いの子を適当にイメージしてもらえるとw
まぁもう出番もおそらくないし……
121 :
そういえばガルシアロメオの存在忘れてた……
ガンダムエースの編集長はワニのエサになりました……(´・ω・`)
ロメオ「ア、アッザムがぁーーっ!!」
シャア(それ見たことか)
122 :
少し筆が止まってます。
私情ですが、セレッソ大阪がJ1残留決めるまでは落ち着かんのや……。降格なんてせえへんねや……。
Gレコ面白すぎてつらい。セリフ繰りの参考にもなります。
BFTはなんというか安定の見易さでホッとしますね。
ちゃんと続き出すので、もうしばらくお待ちください。
ようやく宇宙あがるはずだから……。
ちなみに時間軸としては
サイド7襲撃(ガンダム大地に立つ)
↓
ルナⅡ
↓
大気圏突入
↓
北米・シアトル(ガルマ散る)
↓
アジア・タクラマカン砂漠
↓
ヨーロッパ・黒海沿岸
↓
オデッサデイ
↓
ベルファスト(大西洋血に染めて)
↓
ジャブロー←いまココ
今のところアニメ版通りの進行になってます。
オリジンだとジャブローのあとにオデッサ攻めますけどね。
123 :
乙 ラルさんと三連星も没後ってことか
124 :
マ・クベの最期はオリジン版の方が好きだな
125 :
>>124
マクベ戦死済みと迷ったんですけど、あれくらい潔いマクベを書くつもりなので待っててくださいw
(オデッサ逃げた時点で潔くないとか禁止)
126 :
セレッソの降格も決まってしまったんで心切り替えて、さっさと書いて明日の夜にでも投下します……
127 :
──南米・ジャブロー基地、スペースポート
ブライト「スレッガー中尉のことだが、昨晩、隊の編成から外れることが通達された」
アムロ「そうですか……でも怪我も軽いみたいで、よかったです」
ブライト「そうだな。それもアムロ、お前が頑張ったからだ」
カイ「そうだぜ、アムロちゃんよう。お前さんの新しいおべべがイカしてるからだぜ」
アムロ「やめてくださいよ、二人とも」
?????「よう、ブライト大尉はいるかい?」
セイラ「あら……? ブライト、お呼びよ」
ブライト「んっ、私ならここに……えっ!」
スレッガー「スレッガー・ロウ中尉だ。改めて、今日付けでこっちへ転属になった」
128 = 1 :
ミライ「お怪我は大丈夫なの?」
スレッガー「っはは、ぼくちゃん頑丈なもんでね! しかし俺もツイてきたな。こんな綺麗なお嬢さんにご心配いただけるなんて、ネ」
ミライ「あら、お上手なのね」
スレッガー「ははは、改めてヨロシク、ミライ曹長」
ミライ「ええ、よろしくお願いします、中尉」
スレッガー「んっ? ……」
カイ「…………」
ハヤト「……どーしたんです、二人して顔を見合わせて?」
カイ「へへへへへっ」
スレッガー「へへへへへっ」
ハヤト「なんなんです? もう」
セイラ「中尉、お元気そうでなによりです」
スレッガー「どうも。ん? なんだ? あんた、男のことで悩んでる相が出てるぜ」
セイラ「えっ?」
アムロ「そうなんです?」
セイラ「えっ……いえ? ……そんなことは……」
スレッガー「なんてな。ははははっ」
スレッガー「──よお、俺のねぐら、どこ?」
129 = 1 :
『宇宙(そら)へ』
<BGM:http://youtu.be/yyy_crmOAow>
130 = 1 :
──宇宙世紀0079年12月2日
レビル『大いなる戦いの第一歩は、諸君らの勇気ある行動にかかっている』
レビル『この戦いに我が地球連邦軍が勝利した暁には、今日という日は偉大な一日として全地球市民に記憶されるであろう!』
レビル『全将兵の健闘を祈る次第である。これより──』
ホワイトベースの大型ディスプレイに映し出された、ヨハン・エイブラムス・レビル将軍の精悍な表情。
かつて「ジオンに兵無し」の演説を行った宇宙艦隊将軍は、全軍を司る総司令官として、今大戦の収拾を図っているところであった。
そして、発動されたのが──
レビル『星一号作戦を、発動する』
一大反攻作戦、『星一号』である。
131 = 1 :
──ホワイトベース、ブリッジ
ブライト「よぉーっし! ホワイトベースに火を入れろぉっ!」
アダムス「アイアイ!! 火を入れろお~っ!!」
カラス「進路クリアー! スペースゲート、開放!」
ゴゴゴゴ…………
カラス「ホワイトベース、発進せよ!」
ブライト「ホワイトベース、発進!!」
ミライ「ホワイトベース、発進!」
ゴウン……ゴウン……ゴウン……
132 = 1 :
キィキィキィ! バサバサバサッ!!
キッカ「うわー、とりだあ!」
カツ「きれー……」
ブライト「手の空いている者は左舷を見ろ。フラミンゴの群れだ」
フラウ「すごいわ、夕焼けの中を悠然と……」
マーカー「ビデオに撮っておきます」
ブライト「うん、許可する」
カラス「続いて第16独立艦隊も発進する。進路に気を付けぇえーぃ!」
ブライト「了解! オスカー、マーカー。レーダーしっかり確認頼むぞ」
オスカー、マーカー「「了解!」」
133 = 1 :
アムロ「あれは……ホワイトベース?」
ブライト「ん? 本当だ。艦名照合できるか?」
オスカー「はい。……えーっと」
マーカー「あ、出ました。ペガサス級強襲揚陸艦四番艦・サラブレッドです」
オスカー「艦長は……キルスティン・ロンバート中佐ですね」
ブライト「ロンバート中佐だと!? 通信繋げるか?」
オスカー「は、はい。繋ぎます」
ブライト「ロンバート中佐、お久しぶりです!」
ロンバート「おお……ブライトくんじゃないか」
ブライト「士官学校ではお世話になりました。現場復帰されていたんですね?」
ロンバート「ああ。まぁ年寄りなりに思うところがあってな。きみの噂も聞いておるよ」
ブライト「! そ、そんな……」
ロンバート「謙遜が下手だな。相変わらずだ、フフフ」
ブライト「は、はぁ……」
ロンバート「おや、そちらは?」
アムロ「えっ? あ、アムロ・レイ准尉です」
ロンバート「アムロ・レイ……噂のガンダムのパイロットか。まだ顔立ちは幼いが……そうか、きみのような若者に頼らねばならんか、我が軍も」
アムロ「え、えぇ……?」
ロンバート「すまん、老人の独り言だ。──では、ブライト・ノア艦長。武運を祈る!」
ブライト「キルスティン・ロンバート艦長殿、そちらこそご武運をお祈り致します!」
マーカー「通信、終わりました」
ブライト「……ふぅ~……まさか現場復帰されていたとは」
アムロ「士官学校時代の?」
ブライト「そうだ。俺の担当教官だったんだが、出来の悪い俺を辛抱強く指導してくださった、恩師なんだ」
アムロ「ブライトさんが、出来が悪い? ならリード中尉はどうなるんです?」
カイ「……おいおい、よせよアムロちゃん。それはマジでタブーだぜ、タ・ブ・ウ」
ブライト「……あれと、比べんでくれ」
カイ「わ~お、言うじゃないのカンチョーさん」
セイラ「ブライトも言うのね、そんなこと」
カイ「ヒヒヒ、本性が出てきたのサ」
セイラ「おやめなさい、そんな下卑た笑い」
カイ「へ、へぇ~い……」
アムロ「ふふふっ」
134 = 1 :
──宇宙世紀0079年12月3日、アルゼンチン沖
──マッドアングラー、ブリッジ
シャア「キャリフォルニアまでどれ程か」
マリガン「あと二日は……」
シャア「ええい、悠長にしていられるか、キャリフォルニア・ベースが陥落してしまう」
マリガン「そうなれば、キンバライドかキリマンジャロ、バイコヌールへ向かうしか……」
シャア「手負いの我が隊で、艦を降りての長距離移動は避けたいな」
マリガン「同感であります。最大速度でキャリフォルニア・ベースへ向かいます」
シャア「そうしてくれ。私は少し休ませてもらう。何かあれば呼んでくれ」
マリガン「はっ」
135 = 1 :
──同刻、衛星軌道上
──ムサイ級ファルメル、ブリッジ
ドレン「おい、連邦の艦の反応があったのはこのあたりなんだな?」
副官「はい、大尉」
ドレン「ううん、確かにミノフスキー粒子濃度高まっているな」
副官「はい。戦闘濃度とまではいいませんが、残留粒子というには多すぎます」
ドレン「おう、目視での警戒厳に! フラシィのドムはまだ戻らんのか?」
副官「まだ──おっ、見えました。フラシィです」
ゴインッ
ドレン「うおぉっ。接触回線開くときは、ブリッジを揺らすなって言っておけ! まったく」
フラシィ「すいません、大尉。でも、見つけましたよ」
ドレン「何をだ」
フラシィ「木馬です」
ドレン「ん? 木馬って?」
フラシィ「木馬ですよお! 木馬!」
ドレン「…………も、木馬だとおっ!? シャア少佐は討ち漏らしたっていうのか!」
フラシィ「それはわかりません。同型艦かもしれませんけど、単艦です」
副官「……大尉。叩くなら、今では」
ドレン「そうだな……よおっし、キャメルとスワメルにも伝えろ! 木馬を発見、これより奇襲攻撃を仕掛ける、と!」
フラシィ「アイ、サー!」
136 = 1 :
その時、閃光が奔った。
ドレン「!?」
右舷側を航行していたスワメルの機関に直撃し、爆発する。
ドレン「め、メガ粒子砲を当てたというのか!?」
副官「目視戦闘距離ではありません!!」
ドレン「く、くそお! モビルスーツ部隊全部出せ! 木馬へ吶喊攻撃を仕掛ける!」
137 = 1 :
──同刻、ホワイトベース
スレッガー「なあ~んってお上手なんでしょ、ボ・ク♪」
ブライト「み、見事だ。中尉……!」
アムロ「……すごい……!」
スレッガー「病み上がりで、モビルスーツの操縦は無理かもしれないが、砲撃の名手なんだぜ、俺ってばよ!」
ブライト「よおし、火蓋はこちらから切って落としてやった! モビルスーツ隊展開しろ!」
アムロ「あの、ブライトさん!」
ブライト「どうした、アムロ?」
アムロ「実は、アレックスで──」
138 = 1 :
オスカー「ECM、レーザーサーチャー最大稼働。ミノフスキー粒子、戦闘濃度散布!」
ブライト「総員、艦隊戦用意! モビルスーツ隊の発進準備急げよ!」
マーカー「目標、モビルスーツ隊を展開。Fラインを通過しました! スカートつきが九機!」
ブライト「よし、キャノンとジムを出せ! ムサイへは牽制砲撃だけでいい!」
フラウ「モビルスーツ隊、発進用意願います!」
ブライト「ミライ、回避運動任せる!」
ミライ「ええ!」
オスカー「カタパルト、挙動確認! ハッチ開放! いつでも出られます、マッケンジー中尉!」
クリス「了解。モビルスーツ隊、順次発進します!」
139 = 1 :
──モビルスーツデッキ
クリス「聞いてたわね? 今回はスレッガー中尉に代わって私がモビルスーツ部隊の指揮を執ります!」
カイ「ヒュ~、美人な上に仕事もできるなんて。素敵なお姉様だねえ、アムロ氏?」
アムロ「ええ、マチルダさんを思い出しますよね」
カイ「スタイルがいいところと、赤毛なのもな」
オムル「カイ。キャノンの推力が上がってるから、扱いに気をつけろよ」
カイ「おっと。はいはい~っと」
オムル「戦果を期待してるぜ」
カイ「お~ぅ、任されて~」
オムル「メカマン、退避急げ! 黒焦げになるか、さもなくば外に放り出されるぞ!」
メカマン「こいつ、指揮官用なんで出力違いますからね。スペック通りに動くと思わないでくださいよ!」
クリス「わかってるって言ってるでしょ? 離れないと吹き飛ばされるわよ!」
フラウ「発進どうぞ!」
クリス「クリスチーナ・マッケンジー、102(ヒトマルニ)出ます!」
カイ「108、出るぜ~!」
ハヤト「109、いきまあすっ!」
ジョブ・ジョン「103、出るぞ!」
タカアキ「104、出します!」
ウンジュ「105、出る!」
ダニエル「107、発進します!」
セイラ「106、行きます!」
ブライト「クリス! キャノンは本艦の直掩に回してくれ!」
クリス「了解! 聞こえたわね、J・J、カイくん、ハヤトくん、ダニエル? そっちはJ・Jに任せるわ」
ジョブ・ジョン「了解、中尉!」
ダニエル「了解ッス!」
カイ「はいよ!」
ハヤト「了解っ!」
140 = 1 :
>>139 訂正。 オムルとメカマンの台詞を修正。
──モビルスーツデッキ
クリス「聞いてたわね? 今回はスレッガー中尉に代わって私がモビルスーツ部隊の指揮を執ります!」
カイ「ヒュ~、美人な上に仕事もできるなんて。素敵なお姉様だねえ、アムロ氏?」
アムロ「ええ、マチルダさんを思い出しますよね」
カイ「スタイルがいいところと、赤毛なのもな」
オムル「カイ。キャノンの推力が上がってるから、扱いに気をつけろよ」
カイ「おっと。はいはい~っと」
オムル「戦果を期待してるぜ」
カイ「お~ぅ、任されて~」
オムル「メカマン、退避急げ! 黒焦げになるか、ともすれば外に放り出されるぞ!」
メカマン「こいつ、指揮官用なんで出力違いますからね。スペックそのままだと思わないでくださいよ!」
クリス「わかってるって言ってるでしょ? 離れないと吹き飛ばされるわよ!」
フラウ「発進どうぞ!」
クリス「クリスチーナ・マッケンジー、102(ヒトマルニ)出ます!」
カイ「108、出るぜ~!」
ハヤト「109、いきまあすっ!」
ジョブ・ジョン「103、出るぞ!」
タカアキ「104、出します!」
ウンジュ「105、出る!」
ダニエル「107、発進します!」
セイラ「106、行きます!」
ブライト「クリス! キャノンは本艦の直掩に回してくれ!」
クリス「了解! 聞こえたわね、J・J、カイくん、ハヤトくん、ダニエル? そっちはJ・Jに任せるわ」
ジョブ・ジョン「了解、中尉!」
ダニエル「了解ッス!」
カイ「はいよ!」
ハヤト「了解っ!」
141 = 1 :
アムロ「宇宙(そら)か……」
フラウ「アムロ、いつでも!」
アムロ「わかった」
操縦桿を握りしめる。
ハッチから覗く虚空を見つめて、一息。
アムロ「アムロ、行きまぁ~す!!」
142 = 1 :
クリス「彼我距離詰まってるわよ、戦闘用意っ!」
ウンジュ「うっ……この距離なら、どうだっ!!」
ビシュンッ! ビシュンッ!
<BGM:http://youtu.be/jqFEFCdIojY>
クリス「ウンジュ少尉っ? 早い、早すぎるわっ!!」
イ・ウンジュの早すぎた先制攻撃により、九機のリック・ドムが散開してしまう。
クリス「チィ、そこ! よし!」
タカアキ「うまい!」
まずはクリス機が一機仕留める。
しかし、それでも戦力比は一対二。早々に突出してしまったウンジュのジムが囲まれようとしている。
タカアキ「うっ……こういう時、慌てた方が負けなんだよなあ……!」
ウンジュ「うわああーっ!!」
ウンジュのジムに、ジャイアント・バズの砲弾が直撃し、盾が砕け散る。
タカアキ「ウンジュ、迂闊だぞっ!」
タカアキ・ヤジマの放ったビーム・ガンがドムを捉え、火球に変えた。
タカアキ「まずは一つ! って、うおおっ!?」
セイラ「たあっ! 一機撃破!」
タカアキ「お嬢、助かった!」
セイラ「どうしたしまして……ああっ! 突破された!」
クリス「チイッ、ガンダムはまだ? こっちはみんな宇宙は不慣れだし……これじゃあ持たないっ!」
143 = 1 :
──ホワイトベース、甲板
ジョブ・ジョン「来たか!」
カイ「ハヤト! ダニー! おいでなすったぜ!」
ハヤト「うわあっ、四機もいるじゃないですかあっ!」
ジョブ・ジョン「一人一機ずつ。それで──」
スレッガー「そこっ!」
主砲が直撃してドムが二機、炎に飲み込まれた。
ジョブ・ジョン「──予定変更。僕とハヤトで一機、もう一機はカイさんとダニーよろしく!」
カイ「はいよ!」
ダニエル「了解! そこだ!!」
144 = 1 :
──ホワイトベース、ブリッジ
マーカー「うぐっ! 第6ブロック、被弾!」
ブライト「ええい、左舷弾幕薄いぞ! 奴さんは動いてくれるんだ、下手に狙わずに弾幕張って!!」
オスカー「アレックス、間もなくポイント・Aに到達……!」
ブライト「もうすぐだ、持たせろぉっ!!」
145 = 1 :
──ファルメル、ブリッジ
ドレン「おいドム隊! 砲撃の邪魔だ、道を開けろ!!」
副官「白い奴が……」
ドレン「なんだあっ、聞こえん!」
副官「白い奴、ガンダムがいないそうです! ガンダムモドキが四機だけって!」
ドレン「なにいっ? そのドムは!」
副官「フラシィのです! 奴は見ていないって言っています!」
ドレン「そんなはずはない、よおおおおっく探せえ!! 絶対にいるはずだ!」
146 = 1 :
──アレックス、コクピット内
ハア……、ハア……
全天周モニターを星々が廻る。
ハア……、ハア……
まるで自分が虚空に放り出されているかのようで、孤独感が募る。
ハア……、ハア……
暫く忘れていたけれど、この感覚が『宇宙(そら)』ってことなんだろう。
ハア……、ハア……
ピピピピピ…………
カチッ、カチッ、カチッ!
<BGM:http://youtu.be/3fS1T9sOlhs>
147 = 1 :
──ファルメル、ブリッジ
ドレン「くそ、不気味だ! 作業用のザクも出せ! マシンガンでもレーザートーチでもいい、何でも武器にしろ!」
副官「んっ? 高熱源接近。キャメルに──」
ドレン「なんだああっ!!?」
ドゴォオッ!!!
強烈なビームの嵐が降り注ぎ、左舷を航行していたキャメルが一瞬で宇宙の藻屑と成り果てた。
ドレン「う、う、上だ! ガ、ガ、ガンダムかああああっ!!!」
副官「げ、迎撃! 迎撃しろお!!」
迎え撃つドムとザクの脇をすり抜け、すれ違いざまにビーム・ライフルを当てて次々と火球を生み出す。
ドレン「ぐうっ、化け物め! なんとしてもアレを止めろおっ!!」
その姿はまさに──
フラシィ「白い、悪魔……!! ああっ?」
副官「モビルスーツ全機、反応消失!!」
ドレン「なにいっ!! ……こ、こんなにも、パワーアップしたっていうのかああーっ!!!」
副官「総員、退艦! 退艦を──」
ドレン「──申し訳ありません、シャア少佐……!! ぬわぁぁぁぁっ!!!!!」
艦橋に一射目が、続いて全砲門と機関部、コムサイに光が突き刺さり、瞬く間に燃え尽きた。
もし生き残った人が伝えるとすれば、これぞ悪魔。
流星の如き疾さで駆け抜ける、戦場の白い悪魔であったろう。
148 = 1 :
アムロ「ムサイ級二隻、撃沈。敵残存戦力ゼロ、帰投します」
クリス「お疲れ様、アムロくん! さすがね!」
アムロ「おだてないでください……」
クリス「本当のことよ。自信を持って?」
アムロ「……あの、ありがとうございます」
クリス「それでヨシ!」
ブライト「みんなよくやった! では作戦通り、これより我が隊はサイド5宙域・テキサスコロニーへと向かう!」
セイラ「……テキサス、コロニー……」
セイラ(……兄さん……)
ミライ(……)
149 = 1 :
軌道上で待ち受けていたパトロール艦隊を見事に仕留め、アレックスの異次元な性能を見せつけたアムロ。
しかし、パトロール艦隊の脅威を退けたホワイトベースに、新たな敵が迫る!
機動戦士ガンダム 次回、『強行突破作戦』
君は、生き延びることができるか?
150 :
お待たせをいたしまして……
アムロの撃墜スコアーがどんどんかさんでいきますね。
シャアが宇宙に上がれない可能性が微レ存。
ではまた!
みんなの評価 : ☆
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