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    元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」

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    351 :


    戦闘は起こらないか…な?

    352 :

    >>350
    もう全滅してるよ

    353 :

    >>351
    シャアがソロモンに合流してサイクロプス隊はジャブロー侵攻時に全滅したし、
    直接の戦闘は無いんじゃね?
    バーニィも欠員出たからサイクロプス隊に回されたけど、
    本来はキシリア配下の新兵でグラナダに駐留してた筈で
    サイド6にいたのは作者のサービスでしょ

    354 :

    シャアとキシリアの関係って、どうなっているんだろうか?

    マッドアングラーにいるけど、ドズルとの関係は良好みたいだし。
    ロジェ、ララァの流れもシャアの関連でだろうけど、
    フラナガン機関が絡んでいると、キシリアが出てくるし。

    355 :

    「悲しいケド、それ、本当は私の仕事なのだよね」

    次回は日曜日~火曜日あたりに投下予定。

    >>351
    戦闘は次々回までない予定。

    >>354
    シャアとドズルの関係ですが、シャアが身を呈して北米の敗残兵をまとめて宇宙に上げたことで認め直したので良好、という感じでお願いします。
    細かいところは、もちろん今後明らかにされる予定。

    356 :

    火曜日には投下すると言ったな? あれは(ry

    すっかり遅くなってゴメンナサイ。
    なんだかうまく書き進まないのと、私情も相俟って未だに上がっていません。
    この土日には投下したいところなんですが、どうだろう。

    なお、アレックスはマさん(の愉快な仲間達)にボロッボロにされたのでパワーアップして帰ってくる予定です。多分次々回くらい。
    ♪キャ~スバル退治に使~命をあげて~、燃~え~る~宇宙(そら)に~後わ~ずか~
    ♪轟く砲声(さけび)を耳にして~
    ♪帰ってきたぞ~、帰ってきたぞ~、ア~レ~ェック~ス~

    (土下座)

    357 :

    おっつん
    気長に待ってるよ~

    358 :

    また書きなおしとかはやめてくれよ-

    359 :

    >>358
    次々回の話をすることで俺は自分を追い込んでいるッ……!
    もう書き直しはしないので、そこは安心してくださいw
    要らんを心配かけさせて、ゴメンナサイ。

    「今晩投下予定なのだよ」

    360 :

    ──宇宙世紀0079年12月11日、0時52分
    ──マッケンジー家

    クリス「たっだいま~♪」

    クリスの父「クリス、遅かったじゃないか。もっと早く帰ってくるって──」


    タカアキ「ど、どうも……お邪魔します……」

    クリスの父「!!?!?」

    クリス「ちょっとォ、タカ、アンタどこ触って……Zzzz……」

    タカアキ「……こんな感じで……」

    クリスの父「……娘がご迷惑を……」


    タカアキ「──では自分はこれで」

    クリスの父「外は寒いだろう。何か温かい飲み物を出すから、休んでいきなさい」

    タカアキ「いえ、外で連れが待ってるので」

    クリスの父「お急ぎかな? 急がないなら、お連れさんも上がって上がって。冬はコロニーも寒くしているからね」

    タカアキ「本当にいいんです? じゃあ、お言葉に甘えて……」

    361 = 1 :

    区切りミスった。
    投下し直す

    362 = 1 :

    ──宇宙世紀0079年12月11日、0時52分
    ──マッケンジー家

    クリス「たっだいま~♪」

    クリスの父「お、その声は! クリス、遅かったじゃないか。もっと早く帰ってくるって──」


    クリス「ごっめ~ん……ちょっとぉ、お酒飲ん……Zzzzzzz……」

    タカアキ「ど、どうも……お邪魔します……」

    クリスの父「!!?!?」

    クリス「ちょっとぉ~、タカぁ、アンタどこ触ってぇ~……Zzzz……ムニャ……ンン~……」

    タカアキ「……こんな感じで……」

    クリスの父「……娘がご迷惑を……」

    クリス「何よぉ~、私が何だって言うのよぉ~!」

    363 = 1 :


    タカアキ「──では自分はこれで」

    クリスの父「外は寒いだろう。何か温かい飲み物を出すから、休んでいきなさい」

    タカアキ「いえ、外で連れが待ってるので」

    クリスの父「お急ぎかな? 急がないなら、お連れさんも上がって上がって。冬はコロニーも寒くしているからね」

    タカアキ「本当にいいんです? じゃあ、お言葉に甘えて……」



    ジョブ・ジョン「だからあ、クリスをモノにしたいんだったら、ベタベタな手で行くんだよ!」

    バーニィ「それってどういう……」

    ジョブ・ジョン「乙女心をくすぐるんだよ! 壁ドンとか! 花束をプレゼントするとか!」

    バーニィ「な、なるほど」

    ジョブ・ジョン「あいつは長く軍隊暮らしが続いてんだ、正攻法が最も効くんだよ!」

    バーニィ「そ、そういうことか」


    タカアキ「……何やってんのお前ら……」

    クリスの父「ははは、寒いだろう。どうぞ、上がって」

    364 = 1 :


    タカアキ「すいません、お父さん。お邪魔しちゃって」

    クリスの父「いやいや。君たちは娘の同僚かな?」

    クリスの母「どうぞ、ホット・ココアよ」

    ジョブ・ジョン「あ、どうも。はい、学校からの同期で」

    タカアキ「最近久々に会って、それで飲んでたら……はは」

    バーニィ「俺……いや、自分はたまたま酒場で三人と出会っただけなんですけど、馬が合って」

    ジョブ・ジョン「そうなんですよ。コイツ、サイド3の出身らしくて、ジオン訛りもすごいし」

    クリスの父「……ジオンの軍人かね?」

    バーニィ「……いえ、違います。戦争になるっていうから、避難先を探してこっちに。ユピテルかフランチェスカに行こうかと」

    タカアキ「…………」

    クリスの父「おお、そうかね。よかったよかった。娘は連邦の軍人だから、仲良くなれるか心配だったんだよ」

    バーニィ「あはは、どうも……」

    ジョブ・ジョン「……まぁ、俺達はこの寒さで酔いも醒めたんですけど……」

    クリス「あついビートっひかれ~よあけの~しゅーてぃーんすたー♪」

    タカアキ「クリスだけこの調子で……」

    クリスの父「はははは、娘は昔から酒癖が悪いんだ。ビンタされたりしてないかね?」

    バーニィ「二発食らいました……」

    タカアキ「俺達は一発ずつ」

    マッケンジー「はっはっは、気に入られたようだね、バーニィ」

    ジョブ・ジョン「へえ?」

    クリスの父「娘は気を許した相手にはちょっと雑になってしまうらしい。……やれやれ、結婚も遠のくわけだ」

    バーニィ「なんです、それ……」

    タカアキ「お前、両頬真っ赤になっちまってるもんな。気持ちはわかるぜ」

    365 = 1 :





    『ポケットの中の世界』
    <BGM:http://youtu.be/yyy_crmOAow>



    366 = 1 :

    ──翌朝
    ──ホワイトベース、ブリッジ

    ブライト「ペルガミノ・ボートリペア?」

    カムラン「ええ。浮きドックを持っている、宇宙船修理業者です。あくまでサイド6政府公認の組織ではないので、私からでも紹介はできます。……非公式に、ですが」

    ブライト「なるほど。じゃあ一度出港し、そちらで修理を受けます。再度入港しても?」

    カムラン「ええ、それは構いません。再度手続きが必要にはなりますが」

    ブライト「わかりました。……では、一度出港しますので、退艦を」

    カムラン「ええ。出入港の旨、港湾作業員に伝えます」

    ブライト「よろしく」

    367 = 1 :

    ──スペースポート、チベ級ティベ型重巡洋艦グラーフ・ツェッペリン

    フォン・ヘルシング「フラナガン博士はまだか? 明日にも出港し、ソロモンへ向かうのだぞ」

    副官「はあ、それがまだ何も。被験体は到着したそうなので、あとは受領するだけのはずなんですが」

    フォン・ヘルシング「ええい、これだから研究者というのは好きになれん。我々は軍機で動いているんだ、連邦の木馬が真横にいるなんていう状況、あってはならんのだぞ」

    副官「文句なら、艦長が言ってくださいよ。あの“トリガラ野郎”に」

    フォン・ヘルシング「フン、今頃自室で大いびきだろ。キリング特務中佐殿は」

    副官「ですけど。艦長もお休みになっては? クルーの休暇も明日で終わりですし」

    フォン・ヘルシング「うん、そうさせてもらうかな。すまんが後を頼む」

    副官「アイアイ。良い夢を」

    フォン・ヘルシング「……おい待て。木馬が動いているのか?」

    副官「え? 本当だ。出港しますね」

    フォン・ヘルシング「チッ、休みは返上だ。しばらく監視するぞ」

    副官「アイアイ」

    368 = 1 :

    ──1時間後
    ──ホワイトベース、ブリッジ

    ブライト「どうです、ペルガミノさん」

    ペルガミノ「問題ありません。うちの浮きドックで直せるでしょう」

    ブライト「助かります。ルナⅡの宇宙軍本部に連絡しますので、お代はそちらから……ということでいいですか?」

    ペルガミノ「勿論。戦時中の軍船に大金があるとも思えないですから。ただ、こちらの書類にサインを頂けますかな?」

    ブライト「……ふむ、なるほど……。──これでいいですか?」

    ペルガミノ「ええ、確かに」

    ブライト「それと、通信施設をお借りしたいのですが」

    ペルガミノ「ふむ。いいでしょう」

    ブライト「ルナⅡに繋げますか? 代金の件も相談しなければ」

    ペルガミノ「わかりました。融通します」

    ブライト「ありがたい」

    369 = 1 :

    ──同刻
    ──グラーフ・ツェッペリン、ブリッジ

    フォン・ヘルシング「浮きドックに入っていくな……」

    副官「ハイ。結構な手負いのようでしたからね……」

    フォン・ヘルシング「ここで争っても損でしかない、フラナガン機関からの連絡があるまで待機だ」

    副官「アイアイ」

    370 = 1 :

    ──ルナⅡ・指令室

    通信士「司令、サイド6から通信です」

    ワッケイン「サイド6だと? 誰からだ」

    通信士「発信者はペルガミノ・ボートリペアっていう民間修理会社ですが──」

    ワッケイン「なんだそりゃあ。繋がなくて──」

    通信士「ブライト・ノア大尉と名乗っています」

    ワッケイン「何だと!? すぐに繋げ!!」

    通信士「ハッ!」

    ブライト『繋がった! 司令、お久しぶりです』

    ワッケイン「久しいな、ブライトくん。息災なようで。大尉になったんだって?」

    ブライト『おかげさまで。ところで、急で申し訳ありませんがお願いが』

    ワッケイン「聞こう。なんだね?」

    ブライト『補給のお願いなんですが。ガンダムNT-1が大破、ジムとガンキャノンも多くが中破しており、戦力の補充・修復が必要なのです。ホワイトベースも傷んでいて……』

    ワッケイン「なに、アムロくんがやられたっていうのか? パイロットは無事なのか?」

    ブライト『ええ。マ・クベ准将の策によって。……幸い、被害の割には戦死者は少なく。アムロも無事ですが、現状では作戦行動は限られると』

    ワッケイン「マ・クベか……! それで、貴様らは今どこに?」

    ブライト『サイド6のリボーコロニーに寄港しています。ペルガミノ・ボートリペアの浮きドックで修復を受けようとしているところです』

    ワッケイン「なるほど、その費用と補給の要請ってことだな?」

    ブライト『はい。不躾で申し訳──』

    ワッケイン「よせ、皆まで言うな。俺はあの時、ホワイトベースを追い出すことしか出来なかった自分を恥じているんだよ……。だから、できることはやってみせるさ」

    ブライト『閣下……!』

    ワッケイン「俺ももうじきルナⅡを発つ予定だった。戦艦の護衛付きでそちらへ行こうじゃないか」

    ブライト『助かります!』

    ワッケイン「ホワイトベースは我が艦隊と合流後、チェンバロ作戦へと取り掛かる。備えておきたまえよ」

    ブライト『はっ!』

    371 = 1 :

    ──サイド6・リボーコロニー、マッケンジー家

    クリス「う~……頭痛ぁ……私いつの間に家に帰ったのかしら」

    ガチャッ

    クリス「うわっ、タカ? J・J? それにバーナードくんまで……どうしたの?」

    ジョブ・ジョン「よう、眠り姫」

    タカアキ「どうしたの? じゃねーよ」

    バーニィ「あ。おはようございます、クリスチーナさん」

    クリスの父「おお、起きたかい」

    クリスの母「おはよう、クリス」

    クリス「……?? おはよう……?」

    372 = 1 :


    タカアキ「ホワイトベースから帰投時刻の指示が来たぜ」

    クリス「えーっ、もう!?」

    ジョブ・ジョン「明日の夜までに帰れってさ。お前はもう少し家でゆっくりしていけよ」

    クリス「結構余裕持ってんのね……」

    タカアキ「俺達は用事もあるから、そろそろ行くけど」

    クリス「そう……ね。わかった!」

    ジョブ・ジョン「じゃあまた後でな」

    バーニィ「あ、じゃあ自分もこれで」

    クリス「あ、バーナードくん……」

    バーニィ「……はい?」

    タカアキ「バーニィ、俺ら先に行ってるからな」

    バーニィ「え、ああ、わかった」

    クリス「……また、会えるかしら」

    バーニィ「えっ? ……暫く、リボーを離れるので……また会えるかどうかは、わからないです」

    クリス「はっきりと言うのね」

    バーニィ「クリスチーナさんみたいな綺麗な人と出会えて良かったです。また機会があればリボーまで来ますから」

    クリス「……クリスでいいわ。リボーに来たときは連絡ちょうだい」

    バーニィ「じゃあ、俺もバーニィって呼んでください。勿論、またこっちに来たら」

    クリス「待って!」

    バーニィ「えっ?」

    チュッ

    バーニィ「あっ……? ええっ?」

    クリス「後悔しないように、私のキモチよ」

    バーニィ「……ははは、敵わないや」

    クリス「バイバイ、バーニィ。また会いましょ!」

    バーニィ「うん。また会おう、……クリス。へへっ」

    373 = 1 :


    タカアキ「よっ、色男」

    バーニィ「げえっ、見てたのか?」

    ジョブ・ジョン「この双眼鏡でバッチリと」

    バーニィ「うっわ、悪趣味な奴」

    タカアキ「あいつ、意外とかわいいとこあるっしょ」

    バーニィ「あ……タカアキ、フラれたクチだろ?」

    タカアキ「うわっ、お前のそういう察しの良さ、キライだわ!」

    ジョブ・ジョン「はははは! 実を言うと俺もだし、この間戦死したウンジュって奴もそうだった」

    タカアキ「つまり、クリスは攻略難度の高い宇宙要塞ってことだ」

    バーニィ「なるほどね……ルナⅡ攻略作戦ってわけか」

    ジョブ・ジョン「そーゆーこと。……ま、戦争が終わってお互い生きてたら……酒でも飲みに行こうや」

    タカアキ「クリス抜きでな」

    バーニィ「ははは、そりゃいい」

    ジョブ・ジョン「もうビンタはゴメンだもんな」

    バーニィ「なあ、何も聞かないんだな、アンタら」

    ジョブ・ジョン「お前、下士官だろ? ほとんど何も知らないお前に聞いたところでな」

    バーニィ「そうだけどさぁ……」

    タカアキ「ここを出たら、ソロモンに行くんだろ? 激戦になるぜ」

    バーニィ「……ああ」

    ジョブ・ジョン「死ぬなよ」

    バーニィ「そっちこそ」

    タカアキ「ビームでコクピット貫かれたら、ミンチよりひでえんだからな」

    バーニィ「……なんだよ、それ……」

    374 = 1 :

    ──スペースポート

    タカアキ「あばよ、バーニィ」

    ジョブ・ジョン「じゃあな。また会おうぜ」

    バーニィ「ああ。二人とも、元気で」


    少年1「すっげー! 連邦の軍艦とジオンのチベだー!」

    少年2「ジオンは悪い奴だってママが言ってたぜ」

    少年3「お前のママが全部正しいわけじゃないんだぜ。なぁ、アル」

    アル「そうだよ、テルコット」

    テルコット「でも……」

    少年3「おれの兄貴もああいう船に乗ってるんだろうなー。すっげーな、羨ましいぜ」

    テルコット「それ、本当に本当かよ、チェイ?」

    アル「そうだよ、本当にお兄さん、連邦のパイロットなの?」

    チェイ「お、おれが嘘つくわけねーだろ! 前に階級章も見せたじゃん!」

    テルコット「でも、おもちゃ屋さんで同じやつ見かけたよ」

    チェイ「!! ……本物とおもちゃの見分けも付かないのか?」

    アル「やめなよ、二人とも。……あ、あれ連邦の軍人かな」

    テルコット「あ、本当だ」

    チェイ「あっちはジオンじゃないか?」

    アル「うわー、ここで戦争起きたらどうしよう!」

    チェイ「嬉しそうだぜ、お前」

    テルコット「ないない。サイド6の宙域は戦っちゃいけないんだって、ママが言ってた」

    アル「……あっそ」

    375 = 1 :

    ──ホワイトベース、船室

    アムロ「父さん……元気そうでよかった……」

    コンコンッ

    アムロ「誰だ、こんな時間に……? どうぞ」

    プシューッ

    ブライト「よう」

    アムロ「ブライトさん。どうしたんです」

    ブライト「ホワイトベースのこれからしばらくの予定が決まったんでな。まずはお前に知らせるべきだと思った」

    ブライト「明朝、ホワイトベースはサイド6・リボーコロニーを発つ。ペルガミノ・ボートリペアの協力である程度の復旧は出来たから、連邦艦隊と合流し完全な補給を受ける予定だ」

    アムロ「艦隊と……それって」

    ブライト「ああ。ソロモン攻めが始まる」

    アムロ「とうとう、大きな戦いが始まるんですね」

    ブライト「ああ。そこでアムロには、暫く休んでもらいたい」

    アムロ「ええ?」

    ブライト「アレックスは現状、電気系統の異常で使えんと言ったな?」

    アムロ「ええ、テキサスを発った頃に聞きました」

    ブライト「艦隊と合流するまでアレックスの修理は不可能なんだ。だから──」

    アムロ「なるほど。ガンダムはスレッガー中尉に任せて、それでぼくは暫く休めってことなんですね」

    ブライト「ああ。すまんが、ガンダムは今のお前には鈍すぎるってオムルとムルンバ技師が判断したらしい」

    アムロ「確かに、アレックスのパワーを考えたらガンダムをうまく扱えるか、自信はありません」

    ブライト「わかってくれてよかったよ。こちとら、ガンキャノン2台がなんとか稼働可能、ジムも2台使えそうってだけで、あとはコアファイターを出すしかない程切迫してるんでね……早くワッケイン艦隊と合流しないと」

    アムロ「ワッケイン准将? ルナⅡの……」

    ブライト「ああ。将軍自ら支援物資を運んできてくれるってんだ。ありがたく使わせてもらおうぜ」

    アムロ「へへ、ブライトさんがそういう物の言い方するの、珍しいじゃないですか」

    ブライト「なんだよ、悪かったな」

    376 = 1 :

    ──グラーフ・ツェッペリン、船室

    バーニィ「……死ぬわけないだろ。たといソロモンで大きな戦があって、俺がそこに駆り出されても……」

    コンコン、プシューッ

    バタシャム「よう、新米。あの女とはうまくいったか?」

    バーニィ「少尉。そりゃもう。戦争が終わったらまたリボーで会おうって」

    バタシャム「連絡先は聞いたのか?」

    バーニィ「ええ、勿論」

    バタシャム「はは、なかなかやるじゃないか」

    バーニィ「酒癖が悪かったんで、自宅まで送っていきましたけど、いい子でしたよ。親御さんもいい人たちでしたし」

    バタシャム「え、親御さんと顔合わせしたっていうのかよ? ……ヒュ~、お前思ってたよりヤリ手だな」

    バーニィ「やめてくれます、そういう言い方」

    バタシャム「怒るなよ。ここからが勝負どころだ、クールにいこうぜ」

    バーニィ「……はいっ!」

    バタシャム「その意気だ!」

    377 = 1 :

    ──グラーフ・ツェッペリン、ブリッジ

    フラナガン「長らくお待たせいたしまして」

    キリング「フン、まったくだ。それで、調整は万全なんだろうな」

    シムス「それは勿論。ララァ・スンのニュータイプ能力は我が研究所の総力です」

    キリング「それが嘘でなけりゃいいがね、シムス中尉」

    シムス「我々をお疑いか」

    キリング「口を慎め、中尉。私はキシリア・ザビ少将の名代だぞ」

    フォン・ヘルシング「…………」

    フラナガン「モビルアーマー=ブラウ・ブロも確かにお引渡ししましたね」

    フォン・ヘルシング「ああ。格納庫を圧迫してくれているが、確かに性能の高さには整備班も驚いていた。ララァ・スン少尉、あれは使いこなせるんだな?」

    ララァ「ええ、勿論」

    フォン・ヘルシング「ベテラン揃いのバタシャム小隊を護衛につける。有事の際は出撃を命ずるが、よろしいな、キリング特務中佐殿?」

    キリング「好きにしたまえ。ただ、壊せばどうなるか……わかっているね、大佐?」

    フォン・ヘルシング「そうなってる時には、俺も貴殿もこの艦もろとも宇宙(そら)の藻屑だろうさ」

    ララァ「私やってみせます、大佐」

    フォン・ヘルシング「それでいいんだ、少尉。頼むぞ」

    ララァ「……はい……」

    378 = 1 :


     サイド6を出港したホワイトベース。
     補給を受ける為ワッケイン艦隊との合流を目指すが、
     そこにジオンのモビルアーマーが襲来して──。

     機動戦士ガンダム、次回、『ニュータイプ、ララァ・スン』
     君は、生き延びることができるか?

    379 :

    お待たせしまして。
    これでバーニィのフラグも立てたし、ララァも動きますね

    また次回

    380 :

    アムロが出れなくてララァのブラウ・ブロとか木馬轟沈待った無しなんですが…
    そもそもアムロ出れない時点でララァじゃなくシャリア・ブルでも相当ヤバイ

    381 :

    シャリア・ブル搭乗のブラウ・ブロでもアムロ以外は手も足も出なかったもんなぁ…
    ましてやパイロットがララァだと…

    382 :

    こんなにワクワクするのは久々だ

    383 :

    セイラなら普通のNTが乗ったブラウブロを強化ジムで相討ちに持ち込んだから
    機体が良ければどうにか

    384 :

    >>383
    現状その『良い機体』がマさんのグフ軍団襲撃で使えないからなぁ~
    オリジン準拠だとガンダム2号機とジムが性能面で大差無いし動かせる手持ちの機体考えると、
    現状でセイラさんがララァを追っ払うのは無理あるよな…
    シムスナⅡ+セイラさんの練度がア・バオア・クー戦時くらいないと厳しい
    サッサと脳疲労の頭痛で帰ってくれるのを願うしかない


    それと後の時代だけどZガンダムですらハンブラビのウミヘビでかなりやられたし
    MSがどんだけ時代経っても(少なくとも宇宙世紀ガンダムでは)操縦の基幹が電気系統なんだから、
    ヒートロッド系って対MS攻撃にかなり有効だと思うけど扱いが難しいのか廃れたよなぁ~

    385 :

    自分でもララァ倒せないから書き進まないというトラブルが発生してるんですよね。不思議なもので。

    >>383
    オリジンではシムス中尉はNTパイロットでしたね。
    このスレでは弱NT適性のある技術中尉という想定です。(ヤバイ)

    >>384
    ヒートロッド系は実際有用なんですけど、イマイチ普及しませんでしたね。
    アッザムリーダー、プラズマリーダー、ウミヘビと例外なく効果的だったのに……。

    386 :

    外部からの電撃に対する絶縁コーティングを施されるようになったと思おう

    387 :

    ラフレシアのテンタクラーロッドやザンスカール系のビームストリングスやら、
    それなりに使用はされてるだけどねぇ

    やっぱり使用者を選ぶんだろうか

    388 :

    こういってはなんだがそれ当てられるなら普通の武器当てたら撃墜出来んじゃね?ってとこがあるのが問題なのでは……

    389 :

    >>388
    真理だった


    今日は投下できません。
    もうしばらくお待ちを。

    390 :

    今日投下するので、備えてageちゃう。

    391 :

    熟練者用の装備より単純な破壊力を持った汎用装備が優先されるのは仕方ないね

    393 :

    来なかったな

    395 :

    ──宇宙世紀0079年12月13日
    ──サイド6、スペースポート

    カムラン「行ってしまうのかい、ミライ」

    ミライ「ええ、残念だけれど」

    カムラン「考え直してみてはもらえないだろうか。父の力を借りれば、君がサイド6に住むことだって簡単に──」

    ミライ「そういうことじゃないのよ、カムラン。わかって頂戴」

    カムラン「どうしてなんだ。何が満足できないんだい」

    ミライ「満足だのそうじゃないだのっていうことじゃないのよ。ホワイトベースを離れる私に、あなたは何をしてくださるの?」

    カムラン「だから、父に頼んでサイド6の市民権を──」

    ミライ「……それでは、私はホワイトベースを離れるわけにはいかないわ」

    カムラン「ミ、ミライ。昔はそんなことをいう君じゃなかった」

    ミライ「昔の私は、今ここにいる私とは違ってよ」

    カムラン「そりゃあそうだけれど」

    ミライ「戦争の時代の中で、人間っていうのは変わりゆくものでしょう?」

    カムラン「君を愛する気持ちはずっと変わっていないよ」

    ミライ「それはありがとう。素直にうれしく思うわ。……でも、ごめんなさい」

    カムラン「ミライ、待ってくれ! どうして!」

    ミライ「カムラン、ホワイトベースは私の帰る場所なのよ。わかって」

    カムラン「ミライ……」

    396 = 1 :





    『ニュータイプ、ララァ・スン』
    <BGM:http://youtu.be/yyy_crmOAow>



    397 = 1 :

    ──ホワイトベース、ブリッジ

    ブライト「良かったのかい?」

    ミライ「何が?」

    ブライト「婚約者ってんだろう、あの監察官」

    スレッガー「それに、結構なオカネモチなんでしょ?」

    ミライ「そうだけれど……」

    ブライト「下船したいっていうんなら、引き留めはしないよ。優秀な操舵手を失うのは痛いが……君は本来一般人なんだしな」

    ミライ「優秀な操舵手? ……ブライトは、私のことをどう思っていらっしゃるの」

    ブライト「えっ?」

    カイ「おぉ?」

    ミライ「優秀な操舵手で、お金持ちの御令嬢? ヤシマ家の娘? 私は、私は──」


    ピシャッ!

    スレッガー「バッキャロウ!!」

    ブライト「あ」

    カイ「あら?」

    オスカー「うわっ」

    マーカー「わあっ」

    ミライ「ううっ……? ち、中尉?」

    スレッガー「この人は本気なんだよ、わかる?! あんただって二十歳にもならない娘さんでしょ! 大尉はあんたの幸せを思えばこそ、こうやって最後通告してくれてんじゃないの!」

    ブライト「ち、中尉」

    スレッガー「この先は今までとは比にならない激戦になるかもしれないんだ、あんたに婚約者がいるって知ってるからこそ、あんたの無事を考えてくれてるんだろうよ!」

    カイ「わ~お……」

    スレッガー「大尉、あんたもあんただぜ! あんだけグダグダ言われて、な~んで黙ってるのよ! 何かビシっと言ってやれってんだ!」

    ブライト「な、なにも、ぶつことは……」

    スレッガー「本当に大事なら、必要な時にはこうやって怒れるものさ。あんたも分かるだろ?」

    ブライト「さ、さぁ……そういうもんですかね」

    スレッガー「そういうもんさ。それで、少尉」

    ミライ「え、ええ。あの、ブライト……私は、ホワイトベースに残るわ」

    ブライト「そうか。……激しい戦いになる。いいんだな?」

    ミライ「元からそのつもりです」

    ブライト「わかった。これからも頼むぞ」

    ミライ「ええ」

    スレッガー「へへへへっ、それでいいのさ」

    カイ「何やってんだか」

    スレッガー「ははは、お前さんも大人になんねーとな」

    カイ「いやいや。ぼかァじゅうぶん、大人ですヨ。じゅうぶんね」

    398 = 1 :


    カムラン『ホワイトベース、聞こえますか』

    ブライト「カムラン監察官。なにか」

    カムラン『先日出港した、ジオンのチベ級重巡なんですが、今朝から姿が見えません。それに、出港時に積荷がえらく増えていたんです。もしかしたら新兵器かもしれない』

    ブライト「! ……わざわざありがとう。サイド6の官吏である貴方がそんな口利きを」

    カムラン『ミライを守ることに繋がると信じてるから。これくらいはさせてください』

    ブライト「改めて感謝します。……それと、ミライ・ヤシマをお預かりします」

    カムラン『!! ……ああ、お願いします。では』

    ミライ「ちょっとブライト?」

    ブライト「男ってのは単純なもんで、ああ言えば気も収まるのさ」

    ミライ「……男の人ってこれだから、もう」

    399 = 1 :


    マーカー「サイド6領海、出ます」

    オスカー「レーダー警戒厳に!」

    ブライト「よおし、合流予定ポイントまで飛ばすぞ!」

    ミライ「了解! 面舵一杯、合流ポイントに向けて前進します!」

    400 = 1 :

    ──ブラウ・ブロ、コクピット

    シムス「ララァ・スン、準備はよいか」

    ララァ「ええ、中尉」

    シムス「では、ブラウ・ブロ発進します。艦長、出撃許可を」

    フォン・ヘルシング『暫し待て。ホワイトベースはまだサイド6の領海に近い。それに──』

    シムス「なんですって? サイド6に近かったら、国際問題になるっていう!」

    フォン・ヘルシング『落ち着け、中尉。話は最後まで──』

    シムス「今すぐ木馬を叩けば、この戦隊はジオン十字勲章……いや、金柏葉・剣・ダイヤモンド付ジオン十字勲章ものでありましょう! 大佐は何をおびえて──」

    キリング『構わん、出撃させろ』

    フォン・ヘルシング『何だと!? 特務中佐殿、貴殿は状況がお分かりか!?』

    キリング『構わん、と言っている。出せ』

    シムス「……とのことですが、艦長?」

    フォン・ヘルシング『……よし、出撃せよ。俺はどうなっても知らんぞ』

    ララァ「……了解」


    コワル「出力安定。中尉、いつでも出せます!」

    シムス「よし、モビルアーマー=ブラウ・ブロ、発進!」

    ララァ「出撃します……!」

    シムス「バタシャム隊、遅れるなよ」

    バタシャム『言われずとも。新型リック・ドムの推力をナメんでいただきたい!』

    バタシャム『行くぞ! バーナード、遅れるな!』

    バーニィ『り、了解! リック・ドムⅡ、発進します!』


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