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    元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」

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    251 = 1 :

    ──ルウム戦場跡、機雷原

    アムロ「出てこい……邪気……!」

     アレックスが機雷原の中心で佇む。別にマシン・トラブルでもないが、まるで『機雷に気付いて足を止めた』風を装って……。
     するとアムロの狙い通り、銀色のグフが12機躍り出た。

    アムロ「出たな!」

     ショルダー・キャノンでまず1機。

    ウラガン「なっ、トマーシュがヤられた! 誘われたのか!?」

    アムロ「まだまだ!」

     連装ビーム・ガンで同時に2機。

    ウラガン「ヘンリー!? ああっ、ジェイマスもかぁっ!?」

     爆散したグフの爆風に煽られて、機雷が相互にぶつかり合い誘爆する。
     今度はその爆発に飲まれて、グフが1機消えた。

    ウラガン「ぬおっ、ペーターもやられたのか! だが、この爆発では、貴様とて無事では済むまい!」

     フルアーマー・アレックスが爆炎に飲み込まれるのをウラガンは満面の笑みで見送る。
     親衛隊の連携で白い悪魔を沈めたとあらば、その指揮官であるウラガンはジオン十字勲章ものの評価を受けるであろう。

    252 :

    クリスマスまでにソロモン戦を終えたかった
    年明けと同時に一年戦争を集結させたかった

    年賀状は25日までに全部出しておきたかった

    そんな皆さんメリークリウス

    253 :

    FAアレックスってかなり昔だけど似たようなのを、
    電撃ホビーでギレンの野望コラボ企画?みたいなので見た事あるな
    肩キャノン無いけど右腕に固定の2連ビームキャノンと、
    左腕にZ以降多くなった内蔵ビームサーベル持ちで
    関節とか部分的にチョバム付けて機動性落とさないようにしたタイプ

    254 :


     しかしそれは、かつてのニホンの言葉で『とらぬ狸の皮算用』と言った。

    アムロ「おおっ!!」

     爆炎の中から、アレックスが飛び出す。V・アンテナはひしゃげ、追加装甲もほとんどが壊れ落ちてはいるが、殆ど平時通りの瞬発力と、殆ど平時通りの金剛力を以てウラガンのグフを一刀両断に付した。

    ウラガン「ああっ……もはやここまでか! 後はお願いいたします、マ・クベ閣下ァァァーッ!!!!」

    アムロ「姑息な奴らめ……!」

     さすがのアレックスも、無数の機雷の誘爆で傷んでいるらしく、左腕の機能が停止する。

    アムロ「うっ、関節がいかれたか……?」

    親衛隊員「ウラガン大尉~っ!! ……くそっ、ガンダムを囲め!! 電流攻撃だ!!」

    アムロ「ま、まずい。ああっ!!」

     動きが鈍くなったアレックスに、親衛隊のグフが次々と殺到しヒート・ロッドを巻きつける。

    アムロ「う……うわああああああああああっ!!!!」

     高圧電流が全体に流され、各所から火花が散る。左肘のモーターが爆発し、右脚も機能を停止しようとしていた。


    カイ「や、やらせるかよ!! それっ」

     ビーム・ライフルによる狙撃がグフを貫く。

    親衛隊員「あぁーっ!!」

    255 = 1 :


    カイ「やりいっ! って、うおわっ」

     しかし機雷原、少し動くだけで誘爆の炎に巻き込まれてモビルスーツはその機能を失ってしまう。

    ハヤト「カイさんっ!? うわっ、うわああっ」

    ジョブ・ジョン「ハヤトまで! ダニエル、ハヤトを頼……うううっ!!」

    ダニエル「少尉っ!? くそ、当たれえっ!」

    ジョブ・ジョン「大丈夫、キャノンの装甲ならっ……! 行け、タカ!」

    タカアキ「おう! セイラさん、行くぞ!」

    セイラ「はいっ!」

     セイラとタカアキのジムが吶喊し、ビーム・サーベルでヒート・ロッドを切り裂いた。
     しかし同時に、セイラのジムの頭部がヒート・ソードで刎ねられてしまう。

    セイラ「ううっ! サブ・カメラ……見える、よし……!」

    タカアキ「うおおっ……! セイラさんはアムロを!」

    セイラ「ええ! アムロ、無事!?」

     セイラのジムがアレックスを救助し、ホワイトベースへと曳航する。
     その間に、ホワイトベースの主砲がグフを射止めた。

    スレッガー「そらそら、この程度じゃあないでしょうよ!」

    タカアキ「そこだっ! うぐっ、やるなあっ!!」

     グフが次々と撃墜され、爆炎でデブリ帯が赤く照らされた。

    256 = 1 :


    ブライト「アムロは無事かあっ!?」

    セイラ「機体はボロボロで、再出撃は不能! アムロは目立った外傷はないけど、電流に晒されているわ!」

    オムル「アレックスの修理、フィールドモーター系の交換だけじゃ済まないんで……突貫でも二日はかかります!」

    ブライト「くそっ……どうする、俺……!」

    タカアキ「敵モビルスーツ隊、撃滅! マッケンジー中尉も、今は意識を失っているようですけど、無事です!」

    ブライト「……よくやった! モビルスーツ隊回収後、掃海艇で機雷を片付けろ!」

    257 = 1 :

    ──ホワイトベース、医務室

    クリス「助かりました。……みんな、ごめんなさい……私達のせいでモビルスーツが全部……」

    スレッガー「……なあに、生きてりゃそれでいいのサ」

    ブライト「ええ、中尉が無事で何よりだ。女性が減ると野郎の士気も下がるからな」

    ミライ「んっ!?」

    カイ「にはははっ、アムロちゃんの、だろ?」

    ブライト「まぁ、それも多分に含まれるかな」

    ジョブ・ジョン「お? 艦長が冗談を……明日は宇宙磁場嵐か?」

    ブライト「よせよ、ジョブ・ジョン」

    ハヤト「なんです、ウチュウジバアラシって」

    ダニエル「ああ、SFでよくある」

    ハヤト「へえ~っ。『宇宙戦争』とか?」

    ダニエル「そうそう、そういうのにさ」

    クリス「あら? これは戦後、軍事法廷にて性差別発言として──」

    ブライト「ええっ? か、勘弁してくださいっ!」

    タカアキ「……こりゃ一本取られたな」

    ジョブ・ジョン「はははは! 慣れないこと言うからでしょ!」

    クリス「……」

    ジョブ・ジョン「どうしたんです、今は無事を」

    クリス「……でも、ウンジュが……」

    ジョブ・ジョン「……そう、だったな。これが現実だ」

    タカアキ「……ウンジュ……」

    ブライト「……だが、それどころじゃないぞ。敵のムサイはどうしている? 場合によっては、ダニエルのキャノン以外のモビルスーツすべてを損じた状態で戦わねば……!」

    タカアキ「そうか……まだ敵は……!」

    ジョブ・ジョン「マズイな……」

    ダニエル「え、俺一人?」

    カイ「頼むぜ、ヘイチョ」

    ダニエル「おお、神よ……」

    258 = 1 :

    ──ルウム戦場跡
    <BGM:http://youtu.be/eA28IEW4NKE>

    マ・クベ「……ウラガンがやられたか。奴が逸ったというより、連中が一枚上手だったと思いたいな」

    バロム『閣下……どうなさいます』

    マ・クベ「バロム大佐。任務は放棄して構わん、ソロモンへ向かえ」

    バロム『仰る意味が、よく……』

    マ・クベ「私が殿を務める。撤退し、ドズル中将の指揮下に入れ」

    バロム『か、閣下っ!?』

    マ・クベ「貴殿のような情に厚い指揮官が必要なのだよ、ジオンには」

    バロム『閣下を失うことの方が我が軍には手痛く──』

    マ・クベ「買い被ってくれるな。私は地球を愛していただけなのでな。だから宇宙での戦いに意味を見出せん」

    バロム『──はあ』

    マ・クベ『キシリア・ザビは地球を資源基地として見ていなかった」

    バロム『……ザビズム……ですな。スペースノイド至上主義……』

    マ・クベ「地球に住むエリートを撲滅し、我らジオン国国民こそが新なる人類であると知らしめる。そして宇宙を地球圏の中心とする……」

    バロム『別名、新・ニュータイプ論……』

    マ・クベ「……ジオン・ダイクンが語ったのは、いつまでも地球を食い物にしていてはならんと、そう言っていたのだ。本来の宇宙移民計画の通り、人類は皆地球から巣立つべきだと!」

    バロム『……確かに。移民の発端はそうだった』

    マ・クベ「そしてニュータイプは、そういう生活に適応した新しい人間であるという話だった。キシリアが研究させているのは、ただのエスパーだよ」

    バロム『閣下、エスパーなんていうものが実際にいると──』

    マ・クベ「正しくは“脳をすべて使うようになった人”というべきだろうな。今まで人類の頭脳は7割~8割ほどしか機能的に活動していなかったというから、それを解き放たれた人々……だとは思えんかね」

    バロム『なるほど……脳のリミッターが外れた人々、だと』

    マ・クベ「そうだ。勿論、門外漢の私が聞きかじった話を整理しただけに過ぎないがね」

    バロム『は、はぁ』

    マ・クベ「……私はザビズムを許容できん。あの母なる美しき大地に、我らの故郷スペース・コロニーを落とすなどと、なんと愚かな」

    バロム『……叛逆的な発言、ですな』

    マ・クベ「ガンダム相手に生き残れるとは思っておらん。好きに報告しろ」

    バロム『……心中、お察し致します』

    マ・クベ「ふ、貴殿こそ生き残るのにそんなことを言っていいのか」

    バロム『皆の気持ちを代弁したまでに過ぎません。我がバロム隊はダイクン派が多く集まっております』

    マ・クベ「そうだったか。……私は、ジオンだのザビだの、くだらない思想争いなどどうでもいいのだよ」

    バロム『はい』

    マ・クベ「そんなくだらん思想、私にとっては白磁の壺ひとつにも値しない。ただの言葉遊びだ」

    バロム『ははは、痛烈だ』

    マ・クベ「私の船室やサイド3の私邸にある骨董は、いつか地球に返してやってほしい。こんな空しい世界で朽ち果てるには忍びない」

    バロム『……はい、閣下』

    マ・クベ「ありがとう、バロム。我が友よ」

    バロム『……総員、マ・クベ准将に敬礼。本艦はこれより転進、宇宙要塞ソロモンへ向かう。バロメルにも伝えよ! 閣下……御武運を』

    マ・クベ「ああ、さらばだ」

    259 = 1 :


     ギャンがデブリに膝を付き、コクピットを開く。


    マ・クベ「……寒いな。ここは」

    マ・クベ「愚かな戦いだ。こんなもの、早く終えねばならんのだよ……」


    マ・クベ「白磁の騎士よ。おれに、ただ一度力を貸しておくれ」

    260 = 1 :


     テキサス・ゾーンでウラガン隊の待ち伏せを乗り越えたホワイトベース。
     しかし、イ・ウンジュの死を嘆く暇もなく、マ・クベ准将の新モビルスーツ・ギャンが襲い来る。
     アムロを欠いた部隊は、なんとしてもここを突破せねばならぬのだが。

     機動戦士ガンダム、次回、『マ・クベ、特攻!』
     君は、生き延びることができるか?

    261 :

    マクベを引っ張る。
    次回は少し『アレックスつえええ』から外れます(またかよ)

    >>253
    なにそれ、画像かなにかありませんか!?
    ガンダム占いがアレックスな俺には見逃せない

    262 :

    やだ、マさんかっこいい・・・

    263 :

    >>261

    ガレージキットがあるから画像検索で出るよ

    264 :

    やだ…かっこよすぎ

    265 :

    マさんかっこよす

    266 :


    作中ではまだクリスマス前ですが……

    新年、あけましておめでとうございます。
    今年も変わらず、かっこいいマ・クベを書き続けたいと思います(?)

    次回投下は相変わらず未定ですが、なるべく早く投下しますので、書き初めはそれに代えさせて頂きたく思います。

    /nox/remoteimages/d1/c1/69d93cef3e68e24ee1cf6993f63e.jpeg 以下、「字が汚い」「色ムラがひどい」「腰アーマー手抜き過ぎ」「字が下手」は受け付けません。

    267 :

    >>266
    絵がかっこいいマさんじゃない

    268 :

    >>266
    アムロから漂う歴戦の戦士臭

    270 :

    明日投下予定(投下するとは言っていない)

    今日こそは投下しますごめんなさい(´・ω・`)

    何か文中でわかりにくいことあれば、いくらでもレスつけてください。
    自分で考察している分や調べられる分には回答します。

    271 = 1 :

    それと、自分の中でブレそうなので、マ・クベのキャラ設定

    マ・クベ准将(cv 塩沢兼人)
     40代半ば、身長185cmほど、痩せ型
     ジオン公国軍地球方面軍司令。
     地球文化をこよなく愛しており、地球にコロニーを落としたザビ家(特にキシリア)を憎んでいる。
     地球を保全する為の宇宙移民には賛同しており、それを棄民政策へと転換した連邦政府への復讐の為の戦争として自らを納得させている。

     地球の文化財を守る為に蒐集していたが、やはり地球にあるべきとも考えており、戦いが落ち着けば地球に返そうと考えている。

     開戦時は中将だったが、オデッサ陥落による地球軍敗退により、降格処分とされた。
     モビルスーツ乗りとしては凖エース級の腕前で、MS-17ガルバルディのフレームを流用した専用モビルスーツ・ギャンを製作させ、愛機としている。

    272 :

    ──ホワイトベース、医務室

    アムロ「う……」

    フラウ「よかった、目が覚めたのね!」

    アムロ「あれ……僕は……」

    フラウ「戦闘中に敵の電流を受けて意識を……」

    アムロ「ああ……宇宙用のグフか……。戦いは? ブリッジへ──うっ」

    フラウ「ああっ、だめよ、起きちゃ! 外傷はないけど、脳や神経へのダメージがあるかもしれないわ。意識が戻れば治療カプセルにもう一度入れって、サンマロさんが」

    アムロ「……わかった。でも、状況を教えてくれよ。クリスチーナ中尉は?」


    クリス「呼んだかしら?」

    アムロ「あっ、中尉! 無事だったんですね!?」

    クリス「ええっ。おかげさまで・ネ」チュッ

    フラウ「!!?!?!!?!!?」

    アムロ「へっ!?」

    クリス「ありがとう、アムロ。それと、クリスって呼んで」

    アムロ「ク、クリスさん」

    クリス「そう、よくできました。……じゃあ、またね」プシューッ

    アムロ「……行っちゃった……」

    フラウ「…………」プクーッ!

    アムロ「……むくれちゃって、どうしたのさ」

    フラウ「ほっぺにチューされて、鼻の下伸ばしちゃって!」

    アムロ「伸ばしてないよ」

    フラウ「アムロのばかっ!」

    アムロ「な、何だって……言うんだ……?」

    273 = 1 :


    ウラガン『マ・クベ閣下。ウラガン大尉であります! 閣下の下で地球侵攻に携われるとは、感激しております!』

    ガルマ『ほう、マ・クベ中将も地球の文化に興味を。実は私もそうなのです。ジャパニーズ・テンプルに特に興味が──』

    ラル『マ・クベ閣下にお伝え願いたい。このランバ・ラル、必ずや木馬を討ってみせると』


    マ・クベ「我が親衛隊と、かつて私の想いに賛同してくださったガルマ様の──そして戦いに忠を尽くしたランバ・ラルの弔いをするとしようか」

    マ・クベ「往くぞ、ギャン。我が白磁の騎士よ」

    274 = 1 :





    『マ・クベ、特攻!』
    <BGM:http://youtu.be/yyy_crmOAow>



    275 = 1 :

    ──ホワイトベース、ブリッジ

    オスカー「うわっ、レーダーに感! グワジン級大型戦艦とムサイ級軽巡洋艦が一隻ずつ!」

    マーカー「ムサイは先程のものと一致! どうします!?」

    ブライト「くそ、見逃してはくれないか! 総員、第一種戦闘配置! モビルスーツが一機しかないんだ、死ぬ気でいろ!」

    ダニエル「クソったれ。出撃用意します!」

    ブライト「頼む!」

    ダニエル「戻ってきたら美女がお出迎えしてくれるんでしょうね!」

    フラウ「わたしでよかったら!」

    ダニエル「やったぜ。セイラさんとミライさんとクリスチーナ中尉もお願いしますっ!」

    フラウ「わたしひとりじゃ不満だっていうんです? 兵長なんてしりません!」

    ダニエル「ひえ~っ!」

    ブライト「いいから行けっ!」

    276 = 1 :


    オスカー「……あれ? グワジン、転進。続いてムサイも転進。ソロモンの方角へ向かいますね」

    ダニエル「ほっ……実は不安だったんですよね、へへへ……」



    マーカー「モビルスーツの反応拾いました! ……い、一機だけ……?」

    スレッガー「……単騎で殿かよ。度胸あるじゃないの」

    ブライト「距離遠いが、機種わかるか」

    マーカー「……シルエットは……ガンダム? ……いや、似てるけど違う。データーにありません!」

    スレッガー「新型か? ダニーだけで倒せるとは思えんな……」

    ダニエル「ちくしょう、やってみせますよ。ナメんじゃないですよ俺を!」

    スレッガー「頼むぜ」

    ダニエル「はいっ!」

    277 = 1 :

    ──スペース・デブリ

    マ・クベ「ウラガンがうまくやっていれば、今頃敵の戦力は手薄だろう。ガンダムさえ引っ張りだせば、後のことはどうでもよい」

    マ・クベ「……ああ、しまった。バロム大佐に言伝を頼めばよかったか」

    マ・クベ「死を目前とすると、言い残したこと、やり残したことが急に思い当たるものだな」

    マ・クベ「……ドズル中将にただ一言。“後は頼む”と、伝えてもらえばよかった──」

    278 = 1 :

    ──ホワイトベース、カタパルト

    オムル「今、ジムの無事なパーツをツギハギしてる! せめてそれまでは持たせてくれよな」

    ダニエル「やってみせりゃあいいんでしょ!」

    オムル「そういうこと!」

     オムルに背中を叩かれて、ガンキャノン107番機のコクピットに乗り込む。

    マーカー「進路クリアー、システムオールグリーン!」

    フラウ「ダニエル兵長、いつでもどうぞ!」

    ダニエル「すうっ……はああっ。……了解!」

     カラカラに渇いた喉をゴクリと鳴らし、目を見開く。
     重モビルスーツ・ガンキャノンをリニア・カタパルトに進めて、声を張り上げた。

    ダニエル「ダニエル・シェーンベルグ。ガンキャノン、出ます!」

    279 = 1 :


     カタパルトから射出されたガンキャノンが、漂流する岩石に着陸する。

    ダニエル「いざってなったら、このビーム・ライフルで狙撃すりゃ──おわああっ!」

     突如、着陸したばかりの岩石が爆発し、その衝撃で機体が吹き飛ばされる。

    ダニエル「し、姿勢制御! スラスター少ないから、コイツぅっ!?」

    マ・クベ「よもや、貴様だけとは言うまいな!?」

    ダニエル「うわあああっ!! かっ、甲冑!?」

     姿勢制御に苦しむ最中、突如として眼前に迫った白銀のモビルスーツに、ダニエルは戦慄した。

    280 :

    ギャンの機体性能のお陰なのが大きいと思うが、
    格闘戦はアムロとも良い線でやり合ってたマさんにダニーだけじゃ勝てんやろ
    アムロがジムか格納庫に眠ってるガンダム2号機で助けに来る展開?

    281 = 1 :


    ダニエル「ホワイトベース、聞こえるか! 銀色の新型モビルスーツと遭遇! ま、まるで甲冑だ!」

    ブライト『──ザザザッ、ザザッ──ザザーッ、応戦し──ザザッ──』

    ダニエル「くそっ、聞こえない! ……うおおっ!?」

    マ・クベ「無駄だ! ミノフスキー粒子を散布してあるのでな!」

     “お肌の触れ合い通信”でマ・クベがダニエルに語りかける。

    ダニエル「話しかけてきた!?」

    マ・クベ「名乗れ、ガンキャノンのパイロット! わが名はマ・クベ」

    ダニエル「お、俺は……ダニエル・シェーンベルグ、兵長。あんた、単騎で何のつもりだ……?」

    マ・クベ「何のつもり、だと? 兵長、状況から考えてみたまえ」

    ダニエル「教授気取りかよ……!」

    マ・クベ「ええい、聞かんか。グワジンとムサイを逃がして、私が単騎残った。つまりは?」

    ダニエル「……身代わり……囮……?」

    マ・クベ「よろしい。自ら名乗るのも憚られるが──この智将マ・クベに対して、言葉遊びでイニシアティヴを取れると思うなよ、兵長」

    ダニエル「……智将マ・クベ……? あっ……地球方面軍総司令、マ・クベ准将か……っ!!」

    マ・クベ「あまりに察するが遅いな……。貴様は一度、士官学校から出直して来るといい!!」

     ギャンのハイキックがガンキャノンの顔面を蹴り抜く。
     そんな衝撃を加えられることを考慮していない頸部がもげ、バイザーは砕け散った。

    ダニエル「メイン・カメラがああっ!!? パ、パワーが段違いだあっ!」

    282 :


    マ・クベ「地球の暮らしは素晴らしかった! 残念ながら、四季をすべて体験するには時間が少なかったが、それでも刺激に溢れていた!」

     ギャンのビーム・フルールが突き出され、ガンキャノンの左砲を削り取る。

    マ・クベ「ハンティングも体験した! 黒海沿岸は未だに肥沃でな、ウサギやオオカミ、ヘラジカも狩った! コロニーでは出来ぬ体験だよ!」

     再び、ビーム・フルールが突き出され、今度は右肩を撥ね飛ばす。

    マ・クベ「だが、北米とシベリアのコロニーが落ちた跡を視察した時……私は戦慄した。我が軍がこれほどのことをやってしまったのか、と。終ぞシドニーを視察するには至らなかったが、これほどの大悪を冒してしまったのだ。我々は! ジオンは!!」

     三度、ビーム・フルールが突き出された。コクピットの横を掠め、機関部を停止させる。

    ダニエル「う、動けよ……おいっ……」

     操縦桿を乱暴に動かすが、ガンキャノンはうんともすんとも言わず。
     ダニエル・シェーンベルクに死の恐怖が立ちはだかった。

    ダニエル「あ……あぁぁ……た、助けて……ブライトさん……アムロ……スレッガー中尉……!」

    283 = 1 :


    マ・クベ「おれは、地球を愛しておる! だがおれは、死にかけの地球が再生する過程を見ぬままに死んでゆくのだ! だからこそ、せめてこの目に、一度でも焼き付けたかった! この地球を! 我らが碧き星を!!」

    ダニエル「うぐ……うぐぅっ……!」

    マ・クベ「おれは、ガンダムに感謝しているんだ……! オデッサで核を止めてくれたろ? 戦術上必要だったとはいえ、おれは二度と地球を傷つけたくなかったのだ。だから、感謝している」

    ダニエル「し、知るか……クソったれ……!」

    マ・クベ「“クソったれ”! 素晴らしい! それはアメリカ英語か? イギリス英語か? それともカナダ訛り? ああ、オーストラリアか!? どこだ、君はどこの出身で、それはどこの英語だ? おれはジオンの言葉しか、知らんのだ!」

    ダニエル「てめえらが滅ぼした、シドニーの言葉だ……チクショウめ」

    マ・クベ「……シドニー……か……。ならば、オーストラリア訛り……なのだな……」

    ダニエル「だったら、どうした……クソったれの、チクショウの、人殺しの親玉め……!」

    マ・クベ「人殺し……だと」

    ダニエル「ああ、そうだ! てめえらは史上最低の殺戮者だよ!! クソったれ!!」

     吐き捨てるように言い放つ。
     俺の故郷を焼いたのは誰だ、と怒りを露わに。

    マ・クベ「…………おれを……」

    ダニエル「あぁ!?」

    284 = 1 :


    マ・クベ「……おれをぉぉ……」

    ダニエル「なんだよ、言ってみろ! コロニーを落としたチクショウ豚野郎!!!」

    マ・クベ「…………おれをおっ! キシリアのような下衆と、一緒にするなあああっ!!!!」

     ギャンのマニュピレーターがガンキャノンの胴を掴み、その細い機体からは想像もつかない金剛力で引き千切らんとする。

    ダニエル「うわあああ!? なんだよ、なんなんだよ、クソ! クソ! クソ! クソ! クソ!」


    ミシ、ミシミシミシミシ……!

    ダニエル「やめ、やめてくれ! マ・クベ准将! 俺が悪かった、俺があんたを愚弄したことは、謝るから!! だから!!」

    バギッ!
    バチバチッ!

    マ・クベ「キシリア・ザビのようなああっ!! 下衆とおおおおっ!!!!」

    ダニエル「あ」

    グシャッ

     露出したコクピットを左手で一握りに潰す。
     装甲に覆われていないコクピット・ブロックは、火花ひとつあげず圧潰した。

    マ・クベ「一緒にぃぃ……するなぁぁぁぁ……!!」

     コクピットで頭を掻き抱き、力無く叫ぶ。

    マ・クベ「あああ……あぁぁぁあ……っ!! あぁあーっ!!」








    285 = 1 :

    ──ホワイトベース、ブリッジ

    オスカー「ダ、ダニエル機……ロスト」

    ブライト「……なんだって……」

    セイラ「ブ、ブライト……私がジムで」

    タカアキ「いや、俺が」

    ブライト「だ、だめだ。ダニーのキャノンがやられたんだ。不完全なジムで当たっても、勝ち目なんて……!」

    ミライ「ブライト!」

    フラウ「ブライトさん!」

    クリス「ブライト大尉!」

    マーカー「ブライトさん!」

    ブライト「…………ぁ」

    286 = 1 :


    ブライト「……ア、アムロは……アレックスは……」

    アムロ「……ここに、います」


    フラウ「アムロ!?」

    クリス「アムロくん!?」

    アムロ「あのひとが……泣いているんだ……。……それに……ぼくが……戦わないと……みんなが……」

    フラッ……

    クリス「ああっ、アムロくんっ! だめよ、そんなんじゃ」

    ガシッ!

    アムロ「……クリス……さん……。大丈夫……ぼくは、もう……」

    クリス「でも、まだ内臓が傷んでいるのよ! 大丈夫なわけないでしょ!」

    287 = 1 :


    ビーッビーッビーッ!

    フラウ「はい、こちらブリッジ……なんですってっ? ……ええっ? ガンダムが?」

    ブライト「!? ど、どうしたんだ」

    フラウ「ガンダムが、動いているそうです……」

    ブライト「何だと!? おい、誰が乗ってる!?」


    スレッガー『よォ、皆さんお揃いで』


    ブライト「ス、スレッガー中尉!?」

    スレッガー『けがはもういいみたいだ。サンマロの確認も得た』

    ブライト「病み上がりに単騎じゃあ!」

    スレッガー『主役は遅れてやってくるもんさ。そうだろ?』

    ブライト「マーカー、オスカー! 出撃させるな! ガンダム単騎で戦ってどうにかなる相手じゃないっ!」

    マーカー「……スレッガー中尉。進路クリアー。い、……いつでも!」

    オスカー「て、敵はモビルスーツ一機。新型機のようです、注意して」

    スレッガー『話が早いじゃないか、オペレーターコンビ。……行ってくるぜ』

    フラウ「……絶対、帰ってきてください。スレッガー機、いつでもどうぞ!」

    スレッガー『ヒュ~ッ♪ ボクちゃんったら、愛されちゃって! スレッガー・ロウ。RX-78-02ガンダム、出るぜ!』

    ブライト「おい! お前達、勝手な……!」

    ミライ「ブライト」

    ブライト「……ミライ、君からも何か言ってやってくれ。これじゃあ──」

    ミライ「あなたが取り乱しては、士気に関わるわ。そうでしょう?」

    ブライト「……ああ、そうだな。……すまない」

    ミライ「艦長、指示を」

    ブライト「ホワイトベースは現状を維持。主砲及び副砲での支援を行う。砲手は誰だ!」

    カイ『あいよ~。任されて!』

    ジョブ・ジョン『どうも』

    ハヤト『やってみせますよ……ダニエルの仇』

    ブライト「……よぉーっし! スレッガーに当てるなよ!! 撃えっ!!!」

    288 = 1 :

    ──ルウム、戦場

     飛来したメガ粒子砲を回避し、その発端から放たれたもう一つの敵意を睨み付ける。

    マ・クベ「来い!! おれを殺しに──!!」

     RX-78-02 ガンダム。白い奴のパイロットは凄腕のエースだ。
     だからこそ、このマ・クベ。戦士の血が滾るというもの。
     さあ、来い。おれを殺してくれ。罪深きジオンの男を殺してくれよ、ガンダム。
     おれを討て!

    マ・クベ「さぁ、ロマン派が生んだ名曲をバックにおれと踊ろうじゃあないか」

    マ・クベ「おれに、生の実感を与えてくれ! 最期だけでいい!!」

    マ・クベ「最高の数分間にしよう、ガンダム!!」


    <BGM:http://youtu.be/ONfSjfTWJJU>

    289 = 1 :


    スレッガー「視えた。当たれよォ!」

     スレッガーがトリガーを引き絞る。ビーム弾が二発、ギャンの立つデブリを貫いて爆発を引き起こした。

    スレッガー「どうだ、やったか!?」

    マ・クベ「全然、足りていない!!」

     爆炎の中から数多のニードル・ミサイルが飛び出す。
     咄嗟にガンダム・シールドを構えるも、その“槍”はルナ・チタニウム合金製の複合防盾に深々と突き刺さり、ガンダムがシールドを投げ捨てると同じくして爆発を起こした。

    スレッガー「なんて破壊力だよ、あいつは!」

    マ・クベ「こんなものではなかろうよ!!」

     ガンダムの動きに応えるようにして、ギャンがシールドを投げ捨てた。
     ビーム・フルールを右手に、フェンサーの如く斜に構えてガンダムを見据える。

    290 = 1 :


    マ・クベ「聞こえるか、ガンダムのパイロット」

    スレッガー「おっと? いつの間にワイヤーを繋いだ?」

    マ・クベ「ミサイルとともにな」

    スレッガー「はっ、手際のいいことで。なんだい、壺のモビルスーツよ?」

    マ・クベ「壺? 壺か! ハッハハハハ!! 確かに、そうだ。この機体は白磁のようだな。ハクジと名付けるべきだったか?」

    スレッガー「軽口叩く為に話しかけてるのかい、ええ?」

     マ・クベは一頻り笑い終えると、ヘルメットを脱いで微笑んだ。

    マ・クベ「貴様がガンダムのパイロットか。名前を何と?」

    スレッガー「スレッガー・ロウ中尉。あんたも名乗りな」

    マ・クベ「おっと、すまない。マ・クベ准将だ」

    スレッガー「地球方面軍の総大将じゃあないか。何だってこんなところで──いや、よそう」

    マ・クベ「察しが良くて助かるよ、中尉」

    スレッガー「それと残念なお知らせだ」

    マ・クベ「うん?」

    スレッガー「俺はこいつの臨時パイロットでな。こいつのパイロットは今頃、あんたの部下にやられた傷で寝込んでるさ」

    マ・クベ「……そうか、ウラガンはうまくやったのだな……」

    スレッガー「ウラカンだかマシンガンだか知らねえが、手を焼かされたよ」

    マ・クベ「ふふ……そうかね。ならば、貴様からガンダムのパイロットに伝えてほしい」

    スレッガー「あん?」

    マ・クベ「オデッサで核を止めてくれたこと、感謝する──と」

    スレッガー「……わかった。事情は知らんが──」

    マ・クベ「ああ、いや。すまんが、これも伝えてくれ。“私は地球を愛していた。しかし戦術上、止む無く核を使った。それを止めてくれて、更なる地球汚染を阻止してくれた貴君に、敵ながら感謝する”……と」

    スレッガー「……ああ。音声ログも保管した。任せておきな、閣下」

    マ・クベ「ありがとう、中尉。……では」

     ビーム・フルールがワイヤーを切断する。

    スレッガー「悲しいけど、これって戦争なのよね」

    マ・クベ「寒い時代だ。中尉とは、パブで酒でも飲みながら出会いたかった」

    291 = 1 :


     ビーム・フルールとビーム・サーベルが激突する。
     I・フィールドが反発し合い、プラズマ・スパークが辺りを明るく照らし出す。

     光刃がぶつかる度、ルウムの戦場に華が開く。

    スレッガー「アムロ坊やならもっとうまくやれたのかね、まったく!!」

    マ・クベ「正規のパイロットが乗っていれば、既におれは死んでいたかもしれんな!」

     何度、ビームが交錯しただろう。三十は下らぬだろうという時。

     ギャンの左手が炎を上げて吹き飛んだ。

    マ・クベ「なっ!? フィールド・モーターがイカれたのか!」

    スレッガー「……なんだか知らんが、好機は逃すべからずってな!!」

    マ・クベ「このギャンが、何故……はっ!!」

     マ・クベの脳裏を過ったのは、ダニエル・シェーンベルグのガンキャノンを引き千切った事だった。

    スレッガー「もらったァ!!」

    マ・クベ「……なるほど、な。うぐっ!!」

     戦意を喪ったギャンの腹部に、ビーム・サーベルが深々と突き刺さる。

    マ・クベ「うっ……、スレッガー中尉……」

    スレッガー「……なんだい、准将」

    マ・クベ「ガンダムのパイロット……年の頃は……!?」

    スレッガー「この間16になったと言っていた」

    マ・クベ「な、なんと……! ……ぐっ、嫌な時代だ……ハイスクールの一年生ではないか……」

    スレッガー「ああ。かわいいガールフレンドもいるぜ」

    マ・クベ「はは……それは一度……どこかで……会ってみたかった……」

    スレッガー「……ああ。そうだな」

    マ・クベ「スレッガー、あの言葉必ずや少年に届けてくれよ! おれの遺志を!」

    スレッガー「ああ、アムロ・レイ准尉に必ず伝える……!」

    マ・クベ「アムロ、と云うのか……ああっ!!」

     ビーム・サーベルを引き抜き、後ずさる。

    マ・クベ「ワルキューレよ、おれを……ヴァルハラへ導いてくれ……」


    292 = 1 :

    ──ホワイトベース、ブリッジ

    スレッガー「奴さんは、地球方面軍司令マ・クベ准将だった」

    ブライト「マ・クベ准将だと? 何故将軍がこんな僻地に……」

    スレッガー「それは知らんが、アムロ准尉に言伝を預かってきた」

    クリス「アムロに? どういうことです?」

    スレッガー「……これは、本人にだけ伝えておくとするよ。マ・クベ閣下のためにな」

    ブライト「……中尉がそうすべきだと思ったなら、そうしてください」

    スレッガー「すまんね。つまらない義理立てって奴よ」

    クリス「男の人って、こうだから」

    293 = 1 :

    ──ホワイトベース、医務室

    スレッガー「よう、アムロ」

    アムロ「う……んん? スレッガー中尉?」

    スレッガー「相手のパイロットから伝言だ」

    アムロ「……泣いていた人から……」

    スレッガー「オデッサの司令官だった。マ・クベ准将と言う」

    アムロ「マ・クベ准将……」

    スレッガー「お前さん、オデッサで核攻撃を止めたんだってな?」

    アムロ「ええ。ミサイル・シップを撃墜して……」

    スレッガー「それのことで、感謝したいってよ。……ほら、これが音声データだ」


    マ・クベ『──伝えてくれ。“私は地球を愛していた。しかし戦術上、止む無く核を使った。それを止めてくれて、更なる地球汚染を阻止してくれたことに、敵ながら感謝する”──』


    アムロ「……彼は?」

    スレッガー「散ったよ」

    アムロ「そう……ですか。ありがとうございます、中尉」

    スレッガー「確かに伝えたぜ」

    アムロ「ええ。……はじめて、好意を向けられたのかな」

    スレッガー「戦争だってんのに、義理堅い人だったぜ。そして、高潔な人だった」

    アムロ「……ありがとうございます」

    スレッガー「礼を言いたいのはこっちだぜ。お前さんが核を止めてくれたから、地球の寿命が少し延びたんだろ」

    アムロ「大袈裟ですよ。ぼくがやらなかったら、誰かがやっていました」

    スレッガー「それをお前さんがやったんだろ。誇っていいと思うぜ」

    アムロ「……はいっ」

    294 = 1 :


    スレッガー「じゃあな。あまり医務室に長居すると、サンマロに見つかっちま──」

    サンマロ「ぼくが、なんですって?」

    スレッガー「あっ」

    サンマロ「あのねえ、スレッガー中尉!! けが人は!! おとなしく!! してろって!! 言ってんでしょ!!」

    スレッガー「し、しかたねえだろ!? ダニーもヤられちまったんだし!」

    サンマロ「だとしても、です! 他にも手の打ち様はあったでしょうに!」

    スレッガー「勘弁してくれ、けがに響く!」

    サンマロ「あっ、ごめんなさ──って、やっぱりけがしてるんなら医療カプセルに入りなさいって!!」

    スレッガー「しまった! あばよ、アムロ!!」

    アムロ「あははは……」

    サンマロ「こらっ、待ちなさいって! アムロ、きみもよく休むこと! ……いいね?」

    アムロ「あっ、ハイ」

    295 = 1 :


     スレッガー・ロウが奮起し、智将マ・クベ将軍を破ったホワイトベース。
     一行は補給と修理の為、テキサス・コロニーのゲリラと合流する。
     荒れ果てたコロニーでの出会いとは?

     機動戦士ガンダム、次回、『宿命の出会い』
     君は、生き延びることができるか?

    296 :

    ようやくマ・クベ回終わった
    もう少し散り際の美学ってものを出したかったけど、俺の表現力では限界が。

    毎回音楽を何かしら入れたがるのは趣味です。
    今回はマ・クベのキャラ付けの為にもロマン派の王道、リヒャルト・ワーグナーの『ワルキューレの騎行』をば。
    初演は1870年なので、宇宙世紀0079年(西暦2124年)からしたら250年前のクラシック音楽ですネ。

    >>280
    レスありがとう。予想は惜しかった!
    ダニーは死んだうえに、真打はスレッガーさんでした。

    297 :

    ここのマさん熱くていいな

    298 :

    アニメ版より戦力増強されたホワイトベース隊でもここまででダニー(とガンキャノン)、ウンジュ(とジム)に、
    スレッガー隊の三人(スレッガーさん無事だったがジム4機喪失)を失ってるんだよなぁ~
    たったMS3機と戦闘機2機(ソロモン戦で1機喪失)で終戦まで戦い抜いたアニメ版が如何に異常なのかが分かる
    (尺の問題やら動かす人数多いとセル画の数大変だとか大人の事情も含めて)

    300 :

    最後になるとザクがボールを蹴る感覚でリックドム蹴り飛ばしてるからな
    頭と片腕ない中破状態の機体にやられるなんて、夢にも思わないさ


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