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    元スレアムロ「アレックスは伊達じゃない!」

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    551 :

    お久しぶりです。
    体調はすっかり良くなったので、もうじき再開します。
    今度はJリーグ開幕と新年度で忙しくなってきましたがw

    アーマードアレックスの構想が固まっていないのが中断の一因でしたが、もう少しで完成しそうです。
    前スレで最後の方に出てきたアレックスの強化仕様とはまた違った感じにしたい。
    シャアとの最終決戦まで、このスレ内でいけたらいいな。(遠い目)

    552 :

    来たか!

    553 :

    >>548
    いや、良い感じですよコンスコンさんの籠城術は
    ガンダム世界での宇宙要塞戦は攻める方は小惑星なりコロニーに取り付いて敵を壊滅させるか潰走させて勝利だから、
    ジオン側は自分らに地の利があるから相手の出方を見つつ優位な箇所から攻撃するのが常道

    それにまだソロモンの後ろにア・バオア・クーとグラナダがズム・シティへの進入を阻む砦として健在だから、
    戦力温存させつつ穴熊決め込んだ方が良い  退路もその二つの方面にあるし何より更なる援軍があれば連邦軍を挟撃可能
    問題はキシリアがドズルに非協力的な事なのだけど…

    554 :

    >>553
    レスありがとう。
    なるほど、勉強になります。

    原作より有能なギレン(40)と、より猛々しいドズル(37)。
    どうもきな臭いキシリア(33)は悪役に徹してもらいます。



    申し訳ないですが、投下はもうしばらくお待ちを。少しはペースあげたいけど、なかなか。

    555 :

    空からアクシズ落ちてこない限り待ってるから心配スンナ

    556 :

    >>555
    それは暗にアクシズショックまでやれという(ry
    そう言ってくれると嬉しいです、ありがとうございマス。テアボロ・マス。

    お待たせしました。
    明日?今日?
    4月7日午後、投下します。
    『恐怖! 機動ビグ・ザム』

    ここから勢いを取り戻したい。

    毎回3000~4000文字くらいで収めるようにしてるので、筆が進むと予定より話数が増える罠。
    予定では原作通りビグ・ザム轟沈まで進むはずだったんや……(意味深)

    557 = 1 :

    遅くなったけど、これ投下するのよね

    558 :

    ──宇宙要塞ソロモン沖、戦場

    アムロ「ブライトさん、予定通りアレックスは単独での作戦行動に入ります!」

    ブライト『ああ! お前にばかり負担をかけてすまないが、戦端を切り開く嚆矢はお前が放て!』

    アムロ「了解! アレックス、吶喊します!」

     ペダルを踏み込み、スロットルを上げる。アーマード・アレックスは追加装備“G・アーマー”の助けを得て、今やジオン公国軍の宇宙攻撃機ビグロを上回る直進性能を獲得していた。

    アムロ「うっ、ぐぐ……! すごい加速性能だ! このリニア・シートを搭載していなければ体がもたなかった!」

     多くのマゼラン級戦艦やサラミス級巡洋艦とすれ違い、最前線へと機体を走らせる。
     艦(ふね)の森を抜けた先に開けた光景は、金平糖のような小惑星とその周囲に展開するジオンの大軍だった。

    ティキリリリンッ!!

    アムロ(!! ……感じるッ! このプレッシャーは、奴だッ! 赤い彗星のシャアだッ!!)

    アムロ(でも……!! それよりも大きなプレッシャーを感じるッ? 鬼神のような……? なんだ、この凄み……どこからッ!?)


    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!!!



    559 = 1 :





    『恐怖! 機動ビグ・ザム』



    560 = 1 :

    ──宇宙要塞ソロモン

    ドズル「ビグ・ザム、発進する!」

    ガトー「閣下、第302哨戒中隊がお供します!」

    ドズル「おう、頼むぞガトー大尉!」

    ガトー「ハッ!」

    カリウス「大尉。第302哨戒中隊、発進用意整っております」

    ガトー「応。待機せよ」

    カリウス「は!」

    ガトー「ドズル閣下のビグ・ザムが出る、進路を開けえい!」

    ドズル「シンには妻子を預けた。貴様にはこのドズルの露払いを任せる!」

    ガトー「はっ、お任せを!」

    ドズル「コンスコン司令、ティアンムはどこかわかったか!」

    コンスコン『はっ、Fポイントと思われます!』

    ドズル「Fか……なるほどな、貴様の読みは悉く当たっているようだ」

    コンスコン『恐縮です。ティアンムの艦隊が身動きを取れないとはいえ、大艦隊に違いありません。無理はなさらぬよう』

    ドズル「言うな、コンスコン。俺はジオンを守る為ならば粉骨砕身の覚悟でおるのだ!」

    コンスコン『ジオンを思えばこそ、あなたのような将は──』

    ドズル「小父貴、くどいぞ! ガルマは死に、マ・クベも死んだ。もはや先の短い戦いだ、兄者はまだしもキシリアは腹の中で何を考えているかわかったもんじゃあない。……悔いのないように祖国を守る……俺はそう誓ったのだ」

    コンスコン『ふっ、相も変わらず強情な男よ……。わかった、後はすべてわしに任せ。……好きにやれ、ドズル』

    ドズル「おう、任せた! ……ふん、オープン回線で臭い話をしてしまった。ドズル・ザビはビグ・ザム、戦場を蹂躙するぞ!」

    ガトー(なんという義侠心……やはりドズル閣下は命を捧げるに値する武将だ……!)

    カリウス「大尉、我々も」

    ガトー「応よ。これよりドズル・ザビ閣下のビグ・ザム直掩任務に就く! 第302哨戒中隊はアナベル・ガトーに続けィ!」

    561 = 1 :

    ──宇宙要塞ソロモン沖、“ポイントF”

    ティアンム「ソーラー・システム、第二射はどうか?」

    技術士官「は、破損しているミラーの交換に時間がかかりますので……」

    ティアンム「わかってはいたが、やはり無理か。回収作業を行え!」

    副官「はっ!」

    管制官「閣下、コンペイトウから高速に接近する物体! データ照合不可、サイズからおそらく衛星ミサイルかと思われます」

    ティアンム「来たか。各艦、ビーム砲で迎撃せよ」

    管制官「は!」

    副官「迎撃!」

    562 = 1 :


     モビルアーマー=ビグ・ザムは、円盤のような胴体に細長い2本の脚が生えた形状をしている。それは奇しくも両軍がよく用いる衛星ミサイルに似たシルエットを生み出していた。


    ドズル「新造艦か!? ……あれぞティアンム提督の座乗艦に違いあるまい!」

    ガトー「不倶戴天の憎しみ、いざ宇宙の塵としてくれる!」

    ドズル「待てガトー! 敵砲撃来るぞ! モビルスーツ、ビグ・ザムの傘に入れ!」

     数隻のマゼラン級、そしてバーミンガム級大型戦艦“タイタン”のビーム砲がビグ・ザムへと殺到する。
     たかが衛星ミサイルといえど、艦に直撃すれば周囲を巻き込んでの大爆発は避けられない。ビーム砲で迅速に処分してしまうのが好ましかった。

     ビーム砲が着弾する直前、居合わせた連邦の将校すべてが『余計なあがきを』と嘲笑したことだろう。
     しかし直後、マクファティ・ティアンム提督は目を疑った。

    ドズル「I・フィールド!! ぐわはははっ、長距離ビームがこのビグ・ザムに効くものかよ!!」

     ビームが湾曲し、ビグ・ザムへの直撃を避けたのである。

    563 = 1 :


    ティアンム「!! い、いかん! ミサイルだ、ミサイルで迎撃だ!」

    副官「こ、高熱源接近!! 閣下、ノーマルスーツを!」

    ティアンム「ば、馬鹿な……!! このタイタンが……!」

    副官「閣下、今からでも、宇宙服をぉ!!」

    ティアンム「……もう、遅い……!」

     MA-08 ビグ・ザムの胴体中央部にある大口径メガ粒子砲。
     放たれた一筋の矢は、巨人を貫き、特大の火球を生む。

     栄光ある地球連邦宇宙軍第二艦隊の象徴たる新鋭大型宇宙戦艦は、一瞬間の内に宇宙の藻屑と成り果てた。

    564 = 1 :


     モビルアーマー=ビグ・ザムはここに歴史を刻んだ。

     ジオン公国軍宇宙要塞ソロモン提督にして宇宙攻撃軍中将ドズル・ザビ。
     闘将は新兵器による特攻をかけ、地球連邦宇宙軍提督マクファティ・ティアンム中将の座乗艦タイタンを撃沈。
     宇宙戦力の1/3を保有する連邦第二艦隊をものの30分で撃滅したのである。

     後に、この鬼神の如き活躍は戦史教本に次のように記されることになる。
     『ソロモンの戦鬼 ドズル・ザビ』、と──。

    565 = 1 :

    ──30分前、第二艦隊がビグ・ザムの襲撃を受けた頃
    ──第三艦隊旗艦ルザル、艦橋

    ワッケイン「……ンッ!? おい、なんだあの光は!! ティアンム提督の第二艦隊が展開する宙域ではないのか!?」

    管制官「確かに火球が……火球が見えます……!」

    通信士「ミノフスキー粒子濃度高く、状況不明!」

    副官「第二艦隊が襲撃を受けたのか! 敵将め、対応が早い……!」

    通信士「あっ……!! た、タイタンからの信号が完全に途絶! ミノフスキー粒子の影響ではなく……轟沈したものと思われます……!!」

    ワッケイン「な、なんだと……!!?」

    副官「提督が……!?」

    ワッケイン「核か!? いや、たといジオンといえど条約破りはするまい……新型兵器……なのか……!」

    副官「拡大映像出せるか!」

    管制官「ミノフスキー粒子の影響大きく、なかなか……あっ、映像出ます!」

     バーミンガム級大型戦艦“ルザル”の艦橋に備えられた大型の戦術ディスプレイ。そこに映し出されたのは、煌々と炎を上げるバーミンガム級大型戦艦“タイタン”を背にした悪鬼の姿だった。

    ワッケイン「なんだ……なんだあれは!!」

    副官「おい、結構近いぞ!?」

    管制官「いえッ! ……正確な値はすぐには出せませんが、す……推定50メートル級の大型機動兵器と思われますッ……!」

    副官「ご、50メートルゥ……!?」

    ワッケイン「何ィ……!? え、ええい……どうする……!」

    副官「そ、そうだ……ホワイトベース隊を当ててみては……?」

    ワッケイン「ば、ばか言え。彼らには先駆けとしてソロモン上陸の橋頭堡を築いて貰わねば──」

    副官「ですが、有効策はそれしか!」

    ワッケイン「……うむ……」

    副官「ワッケイン司令! ご決断を!」

    ワッケイン「已むを得ん! ホワイトベースと通信は繋がるか!」

    通信士「ミノフスキー粒子を戦闘濃度で散布している為、繋がりません!」

    ワッケイン「ならばランチを用意させい。ムービーを保存したチップを運ばせる!」

    副官「了解」

    通信士「あっ! 第二艦隊から長距離レーザー通信にて電報! “タイタン・フォール”!」

    ワッケイン「くっ……やはり、沈められたというのか……!!」

    副官「伝令、用意整いました!」

    ワッケイン「……後は、ホワイトベース隊に託すのみだ……!」

    566 = 1 :

    ──二分後
    ──ホワイトベース、艦橋

    フラウ「ブライトさん、スペース・ランチが収容許可を求めています」

    ブライト「どこの艦の所属だ?」

    フラウ「ルザルから、ワッケイン司令の特命とのことです!」

    ブライト「なに? 急ぎ収容しろ!」

    フラウ「はいっ! こちらホワイトベース、第二カタパルトより着艦してください!」

    567 = 1 :


    リード「失礼する!」

    ブライト「んっ? おお、リード中尉! お久し振りです」

    リード「ブライト大尉、久し振りだな。マーカー伍長、ワッケイン司令からの特命が収められたムービーだ、これを」

    マーカー「ビデオ・チップですか。映像、モニターに出します」

    ワッケイン『ブライト大尉。たった今、第二艦隊が壊滅状態に追い込まれている。ティアンム提督の乗艦タイタンが沈んだようだ』

    ブライト「なんだって!?」

    ワッケイン『事前の作戦(はなし)では、ホワイトベース隊は先行し、第三艦隊(われわれ)がソロモンに取りつく橋頭堡を築いてもらう予定だったが、状況が変わった』

    ワッケイン『ホワイトベース隊に命じる。第二艦隊を救援せよ。ソロモン上陸の先駆けは他の隊に任せることにする』

    ワッケイン『第二艦隊と交戦しているのは、大型の機動兵器だ。映像を解析した結果、おおよそ50メートル前後の戦闘艇クラスのサイズと思われる』

    ワッケイン『新造戦艦であるタイタンがあっさり沈められるとは尋常ではない。だからこそエース部隊である貴様らを頼らざるを得ないのだ……すまない』

    ワッケイン『……以上だ。リード中尉は、ブライト大尉の作戦計画を確認し帰投せよ』

    ブライト「リード中尉、これは……」

    リード「残念ながら事実だ。第二艦隊から“タイタン・フォール”の打電も入っている。……アムロくんのガンダムだけでも、向かわせてほしい。少なくとも敵の新兵器を足止めせねば、我々の勝利は……」

    ブライト「くっ……、了解しました。アムロを向かわせます。あいつにはG・アーマーがある……きっとやってくれますよ」

    リード「ああ、頼む。……いや、頼みます、ブライト大尉」

    ブライト「スレッガー小隊にも伝達し、アムロだけで苦戦するようなら支援するようにさせます。ワッケイン司令にお伝えください」

    リード「了解。では失礼!」

    568 = 1 :


    オスカー「なんか変わりましたね、あの人」

    マーカー「怪我の治り早いんだなあ……」

    ブライト「悠長なこと言ってる場合か! 周囲の艦に知らせろ、特務につき隊列を離れると!」

    マーカー「り、了解です!」

    オスカー「光信号で知らせます!」

    ミライ「第二艦隊に舵を取るのね?」

    ブライト「ああ、頼む。それとフラウ!」

    フラウ「はい!」

    ブライト「マクシミリアン軍曹に予備機のジムで伝令させる。用意させてくれ」

    フラウ「マクシミリアン軍曹ですね。わかりましたっ」

    ブライト「……さて……うまくいくといいけどな」

    569 = 1 :

    ──現在(ホワイトベース隊に連絡が入ってから25分の後)
    ──ポイントF

    ドズル「ぐわははは……ハァーッハッハッハッ!!!」

     スペース・デブリが漂う空間に敢然と屹立し、モノアイを巡らせる。

    ドズル「見たか!! このビグ・ザムが量産の暁は、連邦なぞあっという間に叩いてみせるわあっ!!! ぐわはははははは!!!」

    兵士「ん……!? 高速に接近する敵影!」

    ドズル「何いっ!? ワッケインの艦隊から飛んできたってのか!」

    兵士「……これは……ガンダムです!!」

    ドズル「くくく……、ぐわはははっ! ワッケインめ、堪えきれずにガンダムを当て馬にしたか!」

     モニターに映し出された機影を睨み付け、ドズル・ザビは嘲笑した。
     ワッケインは打つ手なく、ガンダムを捨て駒にしたと考えたのだ。

    ドズル「たかが1機のモビルスーツでこの俺を足止めしようとは、舐められたものよ!」

    ガトー「閣下、援護します!」

    ドズル「いや、いい。貴様らは残敵の掃討に当たれ!」

    ガトー「ハッ、了解しました!」

    兵士「接敵します!!」

    ドズル「見せてもらおうか! 噂の白いモビルスーツが、このビグ・ザムを相手にどれだけできるものか!!」

     しかし、ドズル・ザビは知ることになる。

     たった1機の白いモビルスーツ──、RX-78 NT-1 ガンダム・アレックスの真の性能というものを。

    570 = 1 :


     マクファティ・ティアンムは戦場に散り、ジオンの猛反撃が始まろうとしていた。
     その狼煙を上げたソロモンの鬼神を前に、新人類(ニュータイプ)の少年が躍動する。

     機動戦士ガンダム、次回、『ビーム・シャワーを抜け出して』
     君は、生き延びることができるか?

    571 = 1 :

    ここまで。
    次回タイトルが少しGレコ風に。Gレコロスに苦しんでいます。

    原作よりビグザムが強いな……?

    572 = 1 :

    【登場兵器紹介⑨】

    MA-08 ビグ・ザム

    /nox/remoteimages/8c/79/aecaa5bc9ef39b8bd681d5014f63.jpegパイロット:ドズル・ザビ 
     ジオン公国軍の新造モビルアーマー。
     ジャブロー攻撃用に設計されていたが、戦局の悪化に伴いソロモン防衛に配備された。
     通常は核融合炉の制御に用いられるI・フィールド・ジェネレーターを対ビーム防御用に装備し、中・長距離のビーム砲撃を物ともしない。
     また、非常に堅牢な装甲は少々の攻撃を寄せ付けず、まさに機動要塞と化す。
     巨大な機体からは想像できない機動性を持ち、その体当たりを食らえばマゼランとて無事では済まないだろう。

    YMS-14 ゲルググ(シャア専用機)
    /nox/remoteimages/09/c5/f07927e1f676326058508517c947.pngパイロット:シャア・アズナブル
     前掲の訂正版。武装盛り過ぎって言われたから……。
     なお、装備可能武装というだけで使用するかは別の話である。

    MS-09R-2 リック・ドムⅡ(ガトー専用機)
    /nox/remoteimages/91/2a/310afa45cd8c73524e1c839f99d9.pngパイロット:アナベル・ガトー
     ソロモン第302哨戒中隊隊長アナベル・ガトー大尉専用にチューニングされたリック・ドムⅡ。
     青いパーソナル・カラーに塗装され、新型のビーム・バズーカを装備する。
     ゲルググタイプやザク最終型と同様の操縦系統を持つ為、現場の評価は高い。

    MS-06K ザク・キャノン
    /nox/remoteimages/db/fd/bbe6096abbc65d4acd6b192591f7.png ジオン公国軍の量産型モビルスーツ。
     地上用の対空攻撃用モビルスーツだったが、ドズル中将が要塞防衛用にと調達させた。
     ソロモン地表に馴染むよう、ダーク・グレー系のロービジ迷彩が施されている。

    MA-05 ビグロ(正式採用型)
    /nox/remoteimages/7b/52/e10669fa26c142677772a45b6f8a.png ジオン公国軍の量産型モビルアーマー。
     宇宙攻撃機として運用される。
     試作型と比べて、一回り小型化に成功、軽量化した為に推力比も向上している。
     クローの基部にビーム砲が装備された。

    573 :

    乙!
    久しぶり、待っていたぜ!

    外野の意見は、参考程度でいいと思うぞ

    574 :

    >>571
    乙、ビグザムは本当は強いんだ、本来ならダメになる
    20分間を暴れ続けられたのに、股間への特攻、変態に襲われたのが運の尽

    575 :

    >>574
    個人的にはスレッガ-さんがアッー!!特攻した映画版よりTV版の方が好きかな
    Gファイターのコクピットやられてスレッガーさんが宇宙に投げ出されたの見たアムロがブチ切れて、
    ビグザムの股間巨大バーニアにビームライフル突っ込んで鬼連射して内部から破壊した後にビームサーベルで滅多切りにしたヤツ

    576 = 574 :

    しかも変態が襲ってこなければ、相当の被害を出してただろうしな
    あれでアムロが流れ作業の如く嬲り屠ってるムサイ3隻分のコストで済むと言う

    577 :


    ドズルのミスはビグザムに護衛を付けなかったことだな
    ビグザムはエースと差しでやりあう機体じゃないし

    578 = 574 :

    付いてたさ、道端の蟻のごとく潰されたけど

    579 :

    アムロが護衛とかでなんとかなると考えていたのか?…それこそが幻想だ

    580 :

    おまえらビグザム好きすぎんだろ(動揺)

    >>573
    ありがとう。外野の意見はたまに取り入れてる(BD1とか)けど、そこまでストーリーには影響させないから大丈夫。

    >>574
    そういえばビグザムは20分が限界か……
    すでに30分戦っちゃったよ……

    >>579
    白い悪魔「その幻想をぶち壊す」


    次回投下は未定なれど、気分が乗っている内に投下したい。
    強化アレックスも早く出せたらいいんだけど、うーん?

    581 :

    リックドムがビグザムにしがみ付いて弾幕を張ればOKだな

    582 :

    リードってサラミス艦長のおっさんだっけか
    有能っぽくなってるな

    583 :

    有能

    584 :

    腕なんて飾りですよ

    /nox/remoteimages/cb/59/0b930da2b508e7d39853ce99c127.jpeg

    587 :

    でも確かにビグザムに足は無くても問題なさそう

    588 = 1 :

    【リード中尉の憂鬱】

    ──いつぞやのホワイトベース

    リード「ガンダムはどうしたあっ? 何故ガンダムを出さないっ!」

    ブライト「ですから、アムロが──」

    リード「じゃあ誰でもいいっ!! ガンダムを出せっ!!」

     ええい、この無能な小僧め。いいから上官である私の指示を聞いていればいいのだ。
     私は地球連邦宇宙軍、ルナツー第63パトロール隊指揮官のブラームス・リード中尉。
     訳あって新造戦艦ホワイトベースの指揮官代理をしている。

    ブライト「ええい、弾幕薄いぞ! 敵はやってくるんだ、狙わずに弾幕を張ればいいっ!」

     この小僧は士官学校を出たばかりのヒヨッコ、ブライト・ノア少尉。
     艦長であるパオロ・カシアス大佐が負傷してから、指揮を代理しているという。

    リード「馬鹿モンッ、狙って撃たんか! 弾は無限ではないのだぞっ!!」

     全く、これだから戦場に出たことのない小僧は!

    589 :

    >>587
    アプサラスやんけ!

    590 = 1 :


    ブライト「ですからっ、我々は新兵や少年兵だらけで、まともに狙って戦うだけの技量はないんですっ!」

    リード「口応えするのかあっ! 少尉風情でっ!」

    ブライト「この艦の現状の責任者は自分ですっ!」

    リード「ならば貴様は上官を無碍にして、それでいいんだなっ!」

    ブライト「くっ……」

     ふふん、それでいいのだ。
     エリートコース、出世街道を逸れたくなければ、そうして黙って、ついでにニコニコしていりゃあいい。
     せっかく士官学校を出たのだ、ゆくゆくは将軍になって一軍を率いるのが望ましい。
     ブライト少尉はそうは思わないのかもしれないが。

    カイ「っお~、やだやだ……」

    ブライト「カイっ、何やってんの! 君はキャノンで待機だろうっ」

    カイ「それなんだがよ、アムロが出られない状況でどうすりゃあいいのサ」

    リード「ガンキャノンの操縦士か! 早く出撃して、敵の陸戦部隊を──」

    ブライト「余計な!! 口出しを!! しないでいただきたいっっ!!!」

    リード「!」

    ハロ「クチダシ! クチダシ!」

    ブライト「ハロうるさいっ! フラウ達何やってんのっ!」

    フラウ「ご、ごめんなさいっ!」

    キッカ「ふえっ!!」

    カツ「ご、ごめんなさい~」

    レツ「ご、ごめんなさい」

    ブライト「はあっ、はあっ……」

    ミライ「ブ、ブライト?」

    ブライト「なんだっ、ミライ!?」

    ミライ「その……少し落ち着くべきだと思うわ……」

    ブライト「っ!! ……すまない、少し気が立っていたようだ」

    カイ「へェ~……? あれで"少し"だってサ」

    セイラ「カイ。無駄口叩いていないで、デッキに行った方がいいんじゃないかしら?」

    カイ「ひぇっ!? へ、へぇ~いっ……へへへっ」


     ……全く、こんな子供ばかりの乗員に最新鋭の新造戦艦を任せるとは、我が軍はどうかしているぞ……!

    591 = 1 :


     先程はブライト少尉の剣幕に圧されて黙りこくってしまった……。
     つい先日まで候補生だったような小僧に! このリード中尉が気圧されるとは!

    リード「ンンッ、ブライト少尉」

    ブライト「なんです、中尉」

    リード「ガンダムが駄目なら、タンクとキャノンだけでも出動させてはどうかね」

    ブライト「今やってんでしょう」

     えらく反抗的な口を利かれた。これは減点だ。

    リード「そ、そうだが。敵に対しての有効打とはなっておらん」

    ブライト「そりゃあ、急ごしらえのモビルスーツ小隊にできることなんて、砲座と変わりませんよ」

    リード「そ、そりゃあそうだが……」

    ブライト「他に、何か?」

     この東洋系の小さな目で睨まれるのはどうも落ち着かない。白目が小さいから、気色悪く感じるのだろうか。
     ハイスクールで私をイジメ……いや、からかってきた生徒達は多くが東洋系だった──気がする。

    ブライト「中尉?」

    リード「い、いや。それならば現状の最善を尽くしてくれたまえ、うん。それがいい」

    ブライト「はっ」

     仰々しく敬礼をしたブライト少尉の顔には、私に対する侮蔑の表情が浮かんでいたように思う。
     私は何も言えなくなってしまい、宛てがわれた船室に引っ込むのであった。



     ──それから二ヶ月余り。

     肩の脱臼も治り、ルナⅡへと戻った私は、ワッケイン司令の乗艦『ルザル』の士官として乗務していた。

     目指すは宇宙要塞ソロモン。
     猛将ドズル・ザビが指揮する宇宙攻撃軍の根城だ。
     彼奴らを撃滅し、敵本拠地サイド3への攻撃ルートを開拓する魂胆である。

    593 = 587 :

    うーん、このいかにもなクズ上司ぶり
    嫌いじゃないわ

    594 :


    ブライト視点だとウザい上司だけどなぜかかわいく見えてしまう

    595 :

    乙です 本編更新も気長に待ってますので急がず慌てずでオケですよ~

    >>593>>594
    アニメなりラノベの二次元だったらリード中尉みたいなキャラも物語のアクセントになるけど、
    実際にこんな上司いたら殴り倒したい訳で

    596 :

    ──宇宙世紀0079年12月16日
    ──バーミンガム級大型宇宙戦艦『ルザル』

    ワッケイン「よう、ブライト大尉。ボロボロの木馬にプレゼントさ」

     ホワイトベースめ、相変わらずの厄介者なのだな……って、なに?

     ブライト、大尉???


    ワッケイン「──いい返事だ。ではな」

    リード「し……司令、ブライト・ノア少尉は昇進したのですか」

    ワッケイン「ああ、貴様が扱き下ろしていたブライトも大尉だそうだ」

     リード、ショック。

    ワッケイン「まぁ奴は優秀だったし、うまくやれば若くして将軍なんて異例の大出世もあるかもしれんな」

     ダブルパンチを喰らった気分だ。
     いや、実際に喰らったことは──よくよく考えればハイスクール時代にあった気がするが。

     このブラームス・リード、47歳──。
     目の前におられるウォルフガング・ワッケイン准将は何と42歳にしてこの地位に就かれた。
     年下の上司が増え続ける。

     ハッ──!? これはもしや、窓際族!?
     世が世なら、私はクビになっているのでは……?

     ……まぁこの歳で独身だし、未だに実家暮らし(ルナⅡ勤務になってから帰れていないが)なわけで……。
     それに、もはや地位の向上も望めまい。

     それでも、このブラームス・リード……。
     年下であろうと上官に尻尾を振り続ける。
     私を笑うか? 笑えばいいさ。
     これが私の処世術だ。

     ──戦争が終わったら、ママンのアップルパイを食べたいなァ。

    597 = 1 :

    ──宇宙世紀0079年、12月20日
    ──ドズル・ザビ、モビルアーマー=ビグ・ザム起動後

    ワッケイン「中尉。君はホワイトベースの連中とは面識もあるだろうから、この大役は貴様に任せる」

    リード「ハッ、たとい命に替えても!」

    ワッケイン「護衛にジムを付ける。案ずるな」

    リード「有難うございます!では、行ってまいります!」

    ワッケイン「頼むぞ……ホワイトベース……!」

    598 = 1 :


     このブリッジに入るのはおよそ2ヶ月ぶりだろうか。
     やはり最初から媚び諂うのは躊躇われる──知己であり、年上であることを活かそう……第一声は決まっている、『久しぶりだな、ブライトくん!』……これだ!

    リード「失礼する!」

     ブライトが驚き、こちらを振り返る。

    ブライト「おお、リード中尉! お久しぶりです!」

    リード「久しぶりだな、ブライト大尉」

     階級をつけるつもりはなかったのに、いやに意識していたようだ。
     自分が情けないよ、全く……。

    リード「マーカー伍長、ワッケイン司令からの──」

     だが、二十代(はたち)そこそこにして大尉とは、よほど優秀と判断されたのだろう。
     ならば、それに厄介になるのも……悪くない。

    ブライト「──きっとやってくれますよ」

    リード「ああ、頼む」

     いや。

    リード「頼みます、ブライト大尉」




    【リード中尉の憂鬱・了】

    599 = 1 :

    即席でとりあえず小短編でした。
    リード中尉嫌いじゃないよ。
    ギレンの野望で敵に対して「軍法会議ものだぞ!」とか意味わからんキレ方するリード中尉、嫌いじゃないよ。

    >>593-595
    典型的ですよね。
    まぁ良くも悪くも無能軍人。腐敗し始めた連邦政府の象徴的存在。

    600 :

    生存報告。
    最近かけていませんが、投げたわけじゃないです。

    ほら、ジロ・デ・イタリアとかUEFAチャンピオンズリーグとかあるじゃないですかァ……(土下座)

    もうじき新しいお話出せると思いますので、また暫くお待ちを……。


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