元スレ祥鳳「ここは、はずれの鎮守府ですから・・・」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 :
乙
E3ボスには三式弾特効があるから第二艦隊には重巡や戦艦を入れた方が良い
252 :
乙なのです
王道はいいな、やはり
253 :
1が真っ赤で荒れてるスレかと思ったらほぼ自己レスで笑った
どんだけ自己紹介好きなんだよ
254 :
最初から俺って一人称で使ってるぇ……
255 :
>>6
>提督「ここに祥鳳を加えて全員か。俺は兵学校を卒業したての新米で、経験皆無のひよっこだ、どうかささえてほしい。よろしく頼む」
俺だな
256 :
調べてないがほとんど初期にしずんだ艦なのかな
257 = 1 :
>>254 >>255そう、最初は「俺」にしてたんですよ……すっかり訂正するのを忘れてました。
最初は口調作って無かったんだけど途中から作り始めた的な脳内補完をお願いしますorz(書いてる途中に思いついたとか言えない……)
259 :
いいゾ~。おつです。
260 :
名取由良古鷹加古初春など
たしかに開戦一年未満で沈んだ艦たちだ
全然気付かなかったわ
261 :
でも長良や初霜、鬼怒に若葉は戦歴長いからなあ
262 :
>>260 >>261 申し訳ない、全然意識せずに書いております。選考基準はあくまであまり二次創作等でスポットが当たってないと>>1が感じた艦娘ですので……
それはそうと、鶴翼の絆2巻に祥鳳さんが挿絵で出てましたね。瑞鳳とのツーショットで、セリフは何と1行程度のシーンでしたが、嫁艦が出て来るというのは嬉しいものですな。
それでは今夜も少し投下していきましょう。ホントに少しですが
263 = 1 :
主任妖精「風呂だぁ?」
訝しげに問い返す妖精に、祥鳳は押し返す。
祥鳳「お風呂です」
それが、提督と話し、艦娘達と相談した結果だった。
祥鳳「ここの鎮守府には、部活用だったであろうシャワーはありますけど、足を延ばして入れるお風呂がありません」
主任妖精「んで、しばらく出来ることはないし、皆で造りましょー……と」
祥鳳「ダメでしょうか?」
主任妖精「いや、ダメじゃねぇしあたしもゆっくり入れる風呂とかほしいとこではあるさね」
しかし……と、妖精は思う。
話を聞くに、どうもあの提督はここの艦娘の心を開いたように見える。彼女らが自発的に動こうというのだ、そう言うことなんだろう。
恐怖心を克服させたのか、あるいは……
主任妖精「新しい視点を示した、か……」
264 = 1 :
主任妖精「風呂だぁ?」
訝しげに問い返す妖精に、祥鳳は押し返す。
祥鳳「お風呂です」
それが、提督と話し、艦娘達と相談した結果だった。
祥鳳「ここの鎮守府には、部活用だったであろうシャワーはありますけど、足を延ばして入れるお風呂がありません」
主任妖精「んで、しばらく出来ることはないし、皆で造りましょー……と」
祥鳳「ダメでしょうか?」
主任妖精「いや、ダメじゃねぇしあたしもゆっくり入れる風呂とかほしいとこではあるさね」
しかし……と、妖精は思う。
話を聞くに、どうもあの提督はここの艦娘の心を開いたように見える。彼女らが自発的に動こうというのだ、そう言うことなんだろう。
恐怖心を克服させたのか、あるいは……
主任妖精「新しい視点を示した、か……」
265 = 261 :
>>262
そういう理由だったのか まあ実際目立たない面子ではあるなあ
みんな可愛いし個性的だと思うけどどうしても一部の艦にスポットあたるからなぁ……
266 = 1 :
祥鳳「はい?」
主任妖精「いや、何でもないさね」
いずれにせよ、あの若造は艦娘達に慕われる第一歩を踏み出したということだ。前任の提督のころを考えれば随分と進歩したというもの、喜ばしいことである。
ならば、応えてみるのも悪くないと考えた。
主任妖精「まぁ、たまにはそう言ったもんを造るのも悪か無いさね、あんたらにもきっちり働いてもらうから覚悟しとくんだよ?」
祥鳳「はい! 頑張りますね」
おうおう、良い顔しちゃってまぁ、この前までのこの子じゃ想像もつかない表情だよほんと、昨日のこの子に見せてやりたいねぇ。
主任妖精「そうと決まりゃこうしちゃいられねぇな。立地とかも考えなくちゃいけねぇし、あんたの飛行機の目を借りることもあるかもだ。しっかり頼むよ?」
祥鳳「はい!」
―――――
―――
―
267 = 1 :
そこからの数日は瞬く間に過ぎて行った。提督が資料室にこもりきりで艦娘についてを調べている中、艦娘たちもまた、浴場を造るという目標に向けて日々汗を流していた。
艦娘は艤装を扱い海上で戦う都合上、人間よりも身体能力が高いため、駆逐艦といえども土木工事などは軽くこなせる。
初霜「とはいえ、結構体力、使いますね……」
若葉「これ、くらい、いい、トレーニング……だ……」
由良「いや、そんなに息上げていわれても説得力無いよ」
鬼怒「おーい、補給だよー」
とはいえ疲れるものは疲れる。苦笑する由良の膝で休む若葉と初霜。そこに鬼怒たちが食事を持ってやってきた。
初春「だらしないのぅ」
名取「あ、あの、大丈夫ですか?」
加古「んお? ご飯の時間?」
古鷹「もう、加古はご飯と寝ることに敏感過ぎ」
加古「いいじゃん、好きなもんは好きでさ」
268 = 1 :
真っ先に飛びつく加古とたしなめる古鷹。初春は配膳の手伝いだ。艤装についているアームを器用に使っている。
長良「まぁまぁ、とにかくみんな一先ずお疲れ様!」
祥鳳「ちゃんと手を拭いてから食べてくださいね」
三々五々にありつく艦娘達に手ぬぐいを配る祥鳳。
主任妖精「なんとまぁ、この子らがこんなふうになるとはねぇ」
皆の表情を見る主任妖精も心なしか柔らかである。これでも作業中は全く容赦なく艦娘に指示を出しているのだが、ずっと泥酔状態だったころを知っている艦娘達としては可愛いものなのである。
長良「司令官の様子はどうでした?」
祥鳳「まだまだ満足がいかないようですよ。だいぶん形にはなってるはずなんですけどね」
子日「提督、がんばり屋さん!」
古鷹「整理を頼まれて見に行ってみたらもうすごい資料の山で」
由良「休憩も兼ねて本の内容について質問したらすごく的確に答えてきて……あんな量をちゃんと読んで把握してるのもすごいよね」
269 = 1 :
初春「そうするとわからんのが、なぜにそのような優秀な提督がこんな所に配属になったのかということじゃ」
若葉「言われてみれば、確かに……」
初霜「指摘されるまで忘れてましたけど、ここの鎮守府って問題ありな人材が集まるんですよね?」
加古「あたしらの矯正のためにわざわざ派遣したとか?」
古鷹「でも提督士官学校卒業したてでしょ?」
由良「たしか卒業後すぐに提督に着任できるのってかなり限られてくるから、どこの鎮守府でも引っ張りダコって話よ?」
子日「実はせんせーだったりとか?」
長良「それこそ引っ張りだこなんじゃ?」
艦娘's「「「うぅ~ん?」」」
―――――
―――
―
270 = 1 :
本日は以上とさせていただきたく。E-4は案外楽なのでついキラ付けなどに夢中になって書き溜めが出来てません……反省であります(あきつ並感)
E-4では赤城、加賀、飛龍、あきつ丸がドロップしました。どうせなら天津風とかほしかったですね(←やはり欲張り)
次回は明後日の夜あたりになるかと思われます。書き溜め量的にも厳しいですし、ちょっと用事もできましたので。ご容赦いただきたく。
早くE-5で雲龍さんをお迎えしたいところです。では、また……
271 = 258 :
>>262
ノベライズのことなら名取は名取でスニーカー文庫の「一航戦、出ます!」2巻に出てたな(最初は輸送船護衛に挿絵ありで出ていて最後にはサンタクロース出張所所長代行を天龍から引き継いでた)
272 = 1 :
そして酉を変え忘れる体たらくorz 恥ずかしい限りです
274 :
乙
雲龍 最強の乳をもつ空母か
個人的にゲットしたら話に登場してもらいたい
275 :
【お詫び】
>>1です。現在E-5全力出撃中につき書き溜めが出来ていません……というのも、あさってまでにクリアしておかないと27日までまともにPCに向かってられないという事態になりまして、攻略を急いでいる次第であります。
あと2~3回でクリアできそうなので、明後日には投下できると思います。申し訳ない。
俺、E-5が終わったら、先日もう一回しいれた隼鷹のク○ッツで祝杯を上げるんだぁ(^q^)
追記
>>274検討してみます
276 :
おぉあと少し
次を楽しみに待ってるよ
277 :
イベント中は仕方ないね
278 :
了解です
279 :
速報:本日ヒトヒトヒトナナ>>1 E-5クリアの模様 なお資材消費41523/31865/19037/33007 バケツ消費328個
出 し つ く し た !
おかげで雲龍とも会えました! しかし、なかなかアレな搭載スロットしてますな、運用にはコツを要しそうです。設計図もちゃんとあるので、大鯨もいませんし雲龍に使ってあげる予定です。しかし良い乳である……
しばらく休憩したらゆっくり書き溜めを作っていこうと思います、レア艦掘りやE-6には行かない予定ですので。早ければ今晩、遅くとも明日の夜に投下しにまいります。皆様も残りのイベント期間を楽しんでくださいね。
280 :
待ってるで
1番くじで運使い切ったからイベントやってないわ
皆頑張ってくれ
281 :
運と雲龍をかけているのかな?
282 :
おめ乙
資材消費凄いな
平均消費量がどれくらいか知らないけど
283 :
どうも、ゆったりまったり雲龍さん他、イベントで手に入れたレア艦を3-2-1で育成しております、>>1です。しっかり中破絵も回収してうはうはです。谷風とかアウト感半端ないです。
イベント後に来るという軽空母の改二が気になるところですが、今夜も少し投下していきましょう
284 = 1 :
艦娘たちが提督の正体について頭を捻っている一方、とうの提督は資料室で同じく頭を抱えていた。
士官学校で習わないというだけあって、やはり艦娘の成り立ちや建造方法などの資料はやはり少なかった。ほとんど無いに近いと言っていいかもしれない。
提督「ひょっとして、開けちゃいけない箱に手をかけようとしてるんじゃないだろうな……」
探ってはいけない秘密に近づこうとしている、映画では真っ先に死にそうなポジションを全力疾走しているような錯覚を覚えて思わず身震いする。
提督「だめだだめだ、思考がブレまくりだな……」
休憩も兼ねて、先ほど祥鳳が持ってきてくれた昼食を摂ることにした。外で作業してる艦娘もここで調べ物をしている提督にも食べやすいおにぎりや、唐揚げなどの一口で食べられるものが中心のメニューで、彼女らの気遣いを感じる。
285 = 1 :
食事をもってきた祥鳳にしても、たまに出し過ぎた資料の整理を手伝ってもらう古鷹や由良にしても、随分と提督に対する態度は丸くなった。ふと手を止めて外の音に耳を澄ませば聞こえてくる艦娘たちの楽しげな声を聞くと、自然とやる気も湧いて来ようと言うものだ。
提督「……ングッ、ふぅ、ご馳走さん。ここまでの情報を整理するか」
パラパラとノートをめくる。走り書きをまとめて集めたものを最初から見返してみた。まとめたとはいえこちらもほとんど走り書きに近いものだ、自分で書いておきながら読みにくいことこの上ない。
提督「えっと、艦娘とは、艦の魂を宿した少女であり、それぞれに合った艤装を装着することで海上を航行し、砲雷撃戦を行うことができる半分人間の人型兵器である、と」
ここまでは調べなくても分かることだ。
提督「この艦の魂ってのがよくわからんな。とりあえず霊的な何かであって科学はあまり関係なさそうなんだよな……」
286 = 1 :
深海棲艦が出没し始めたのが20年前で、艦娘の登場がその2年後。その2年間の間にいかにしてそんなものを開発したのかはわからなかったが、
提督「国民は幼児期に艦娘の適性検査を受けるのが義務付けられている、と」
艤装との適合率や艦の魂云々に関しての試験と考えられるがここもよくわかっていない。いや、一応国民向けの説明は用意されているが、ここまで調べてわからないとそれもどこまで本当かわかったもんじゃない。
提督「で、肝心の欠陥品についてだが……」
これに関しては論文の片隅にあった文章のつぎはぎだが、おそらくこれが正解と思われる。
提督「艦の魂を宿してるとはいえ、生まれてから宿しているわけじゃないらしい……のは当たり前だから、その艦の魂とやらを少女に埋め込むことで艦娘とするならば、その魂がうまく元の魂と折り合いがつかないなどの不具合が生じた場合、機能欠陥を生じる場合がある、と」
艦娘の建造の秘密に若干ふれ書けている気もするが、おそらく彼女らのヒミツの答えで大きな間違いはないだろう。
287 = 1 :
提督「加古は航行の仕方、古鷹・由良・鬼怒が砲雷撃戦についての知識が欠落。名取はおそらくもとの臆病が残っているだけ……これは欠陥品なのか?」
提督「駆逐艦たちは、あれはただ単に練度が低いだけに見える。そうなると……長良と祥鳳は一体何なんだ……?」
先日の演習を見るに長良の艦隊行動には全く問題は見受けられなかった。祥鳳は航行できないのかもしれないが、艦載機は少なくとも問題なく運用していた。
提督「……おいおい、みていくことにしようか」
提督「さて、原因が分かれば後は対策だ……」
提督はまた机に向かう。休憩で少し気力も戻ってきたし手の疲れも抜けてきた、艦娘達ががんばっているのに、自分一人ここでゆっくりしている場合じゃない。
提督「がんばろう……」
―――――
―――
―
288 = 1 :
本日は以上とさせていただきたく。ちょっと短いですが、次のシーンとの兼ね合いもあるのでご勘弁いただきたく。
浜風、浦風、谷風、初風に夕雲姉妹、鈴谷、そしてイベント報酬艦。なかなかの収穫でした。無駄にドロップした正規空母達は対空上げ用の餌として、艦娘達の血肉となって生きてもらいましょう……
次回は明日の晩になりそうですが、明後日からしばらく家を空けることになるので更新ができません。28日には更新再開できるかと思いますので、少々お待ち下さい……ではまた
290 = 282 :
レア艦GET乙
よし赤城さんをMIに投入だ→ AI作戦ぽち~ 泣
291 :
乙
AL作戦すら突破できてない俺とはえらい違いだな(白目
293 :
どうも、赤木や綾波、敷波などなど、今ではちょっと笑ってしまうフレーズになりました、>>1です。三週連続エヴァだそうですね。一応、序は録画しました。時間がある時にでも見ようかと思います。さて、艦これ実装艦の名前はいくつあるんでしょうか、気になるところです。
まぁ、とにかく今夜も少し投下していきましょう
294 = 1 :
由良「配管のチェック、OK!」
名取「ボイラーチェック、だ、大丈夫です!」
初春「照明関係も問題なさそうじゃ」
祥鳳「外観にも問題は見受けられません」
主任妖精「おーし、んじゃあ稼働すんぞー」
さらに数日がたった。夕刻、鎮守府の一角に出来た小屋の中で、エンジンの低い駆動音が響き始める。
子日『まだぁ?』
初霜『そろそろだと思うんですが……』
鬼怒『あ、聞こえてきた……』
子日『出てきたぁー!』ネッノヒィー!!
古鷹「ふふ、成功ですね!」
中から歓声と低い水の流れる音が聞こえてきた。
艦娘と主任妖精による浴場が遂に完成したのだ。土やほこりにまみれて、加古が笑う。
加古「いやー、まさか田舎なのがここにきて生かされるとはなー」
295 = 1 :
深海棲艦の出現から今日に至るまで人口は減少の一途をたどっており、端野のような田舎から人が消え始めているのだ。端野は海沿いなのでなおさらだ。20年の間に近海の制海権の大半は確保しているとはいえ、軍の警護もまともに無い海沿いの土地は基本的に誰も寄り付かないのだ。
祥鳳「提督は?」
由良「長良が迎えに行ってますよ、そろそろ来るんじゃないですか?」
長良「司令官! 早く早く!」
提督「こ、こら、そんなに引っ張るな」
古鷹「言ってる間に来ましたね」
長良に引きずられるようにして提督がやってきた。長良は実に楽しそうな顔をしている。一週間も前には考えられない光景だ。
提督「全く……落ち着けというのに」
祥鳳「やっと完成したんですから、大目に見てください」
提督「やれやれ……しかし、よくもまぁ重機もなしに作ったもんだな」
主任妖精「あたしがいるんだから当たり前じゃないのさ。そもそも重機なんか使わなくたってこのくらい昔の人間は作ってんだ、あたしらに出来ない道理はないさね」
提督「もっともだな」
296 = 1 :
浴場はちょっとした小屋の中に作られている。直方体の簡素な本体に三角屋根、はみ出すようにボイラー室とポンプ室が併設されている。地下水を引き上げてそれを沸かす形をとっているらしい。
人が住まなくなってそれなりの時間がたっているので水質も問題無いらしい。土地の所有権もあいまいになっていて誰も文句を言う人間もいないので、そのうち近所の川から引いてくるような改装も予定しているとか。
扉は一つ、艦娘用だから当たり前ではある。
祥鳳「さ、行きましょう」
と、観察していると今度は祥鳳に引っ張られた。
提督「え?」
古鷹「提督も最近詰めっぱなしでお疲れでしょ? ゆっくりお湯につかって体を休めて下さい」
提督「いやいや、一番風呂は君たちがいただくべきだろう? がんばったのは君たちなんだから」
由良「そう言わず、一緒に入りましょう?」
297 = 292 :
>>293
わかる範囲でなら
赤城:赤木リツコ
敷波、蒼龍:敷波(惣流)・アスカ・ラングレー
綾波:綾波レイ
摩耶:伊吹マヤ
日向、青葉:オペレーターの二人
葛城と冬月は、まだ実装されてない
こんな感じですよ
298 = 1 :
提督「え?」
長良「え?」
提督はしばらく固まる。
何? え? 一緒? えぇ?
提督「……一緒に?」
初春「そのためにわざわざ作ったのじゃが?」
提督「いや、しかしだな……」
長良「ほらほら、早く行きましょうよ、司令官!」
提督「おいおい、こら、ちょっと!」
祥鳳と長良に両腕を、初春に背中を押されてそのまま風呂小屋に押し込まれた。
―――――
―――
―
かぽーん、という擬音がよく似合う内装だ。鎮守府正面すぐそこは山になっているので、木材はそこから調達した。土地関係は前述の通りだ、問題ない。
299 = 1 :
初春「ふぅ、こうしてのんびり風呂に入るのも久々じゃのう」
子日「気持ちいいよーぅ!」
加古「うーん、腰をおろして体洗えるのってこんなに気持ち良いとはなぁ」
きっちりカランやシャワーも完備していてちょっとした銭湯の様相を呈している。これの設計を瞬時にこなし、一週間余りで完成させてしまった主任妖精の手腕たるや、本当にただの妖精なのか疑わしくなって来る。
名取「このシャンプーとか、どこから調達したんでしょうか……?」
由良「何でもずいぶん前に大きな鎮守府の酒保で主任さんが譲ってもらったとか何とか」
古鷹「まだ使えるあたりが何とも……」
長良「というか、やっぱりあの人何者……」
若葉「全員で入って、少し手狭くらいの広さか」
初霜「主任さんの設計は絶妙ですね」
主任妖精「流石に湯船に全員は無理だから交代でなー」
今は駆逐艦と主任妖精が入ってまだ余裕があるが、全員ともなると流石に厳しい。一度に5~6人が限度といったところか。
祥鳳「提督、お湯加減はどうですか?」
提督『ああ――』
―――――
―――
―
300 = 1 :
提督「ああ、いい感じだ……」
ゆったりとした湯船で力を抜くと、全身から疲れがにじみ出ていくようだった。艦娘と同じく部活用のシャワーで済ませていたことを考えると、こうして手足を伸ばして湯に浸かれるというのはこの上なく気持ちの良いことだ。
提督「まさか、男湯までちゃんと作ってあるとはな……」
少し見せてもらった艦娘用の女湯に比べればかなり手狭ではあるが、2~3人が余裕を持って風呂を楽しめるくらいのスペースがあった。自分一人で使うことを考えれば艦娘達より贅沢させてもらっている気がして少し罪悪感を感じないでもない。
いきなり「一緒に入ろう」と連れ込まれた時は少し焦ったが、玄関できちんと別れるように作ってあった。まさしく銭湯のような構造をしている。
ちなみにこの風呂は校庭の隅に建てられている。賞味のところ、校庭はあまり使われていないので大きな問題にはならなさそうだ。
提督「ありがたい、ということか……」
だれの発案なのか、それとも皆で決めたことか、そこは分からないが。
――彼女らが、俺のために行動してくれたということ
それだけは確かな事だと信じたい。
提督「心、開いてくれたということなのだろうか……」
だとすれば、それはとても喜ばしいことだから……
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