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    元スレ祥鳳「ここは、はずれの鎮守府ですから・・・」

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    1 :

    艦これの二次創作ss

    初ssにつき駄文注意

    書きダメを小出しにしていくスタイル。尽きたら更新速度落ちる、たぶん・・・

    当ssはあまりss他公式2次創作問わずあまりスポットの当たらない艦娘にあえてスポットをあてていくというコンセプトで作っております

    デースさんとか正妻空母とかまな板とかのメジャーどころはあまり出てきません

    エタり防止のため、書き貯めは小出しにするので一回に読める量は少なくなるかと思われ

    以上の事が気にいらない方はそっとじ推奨

    始めます

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1407165075

    2 = 1 :

    提督「……やっと着いたか、ちょっと遅れてしまったが」

    提督「住所は…ここで合ってる」ピラッ

    提督「いやしかし……ここどう見ても学校だよな…」

     男は鎮守府の門の前で思わず首をかしげた。

     真新しい軍服を着た彼が首をかしげる先、その鎮守府らしき建物があるのだが、どう見ても海辺に建てられた古びた学校にしか見えない。しかし、校門のような柱にはちゃんと「端野(ハズレノ)鎮守府」という文字が刻まれている……かなり薄汚くなっているが。

    提督「合ってるみたいだし、入るかな」スタスタ

    提督「あんまり人の気配がしないんだが、本当に大丈夫なのか?」

    3 = 1 :

    提督(前任者がいなくなってどれくらい経つんだろうな、この鎮守府……)

     手入れの行き届いていない敷地内を歩いていくと、玄関らしきところに一人の女性が立っていた。

     細くて華奢な手足に長い黒髪、服装は白と黒のツートンだが落ちついた雰囲気によく似合っていた。左髪をひと房リボンで結ってあるのもワンポイントでよく映えている。

    提督「やぁ、君がお出迎えの艦娘かな?」

    ??「あ! はい! 申し訳ありません門のところでお待ちしておくべきでした!」

    提督「いやいい、遅刻したのはこちらだ。さて……」

    提督「本日より当鎮守府に着任する提督だ、よろしく頼む」ビシッ

    祥鳳「はい、よろしくお願いいたします! 私は軽空母祥鳳型一番艦の祥鳳と申します。ちょっと小柄ですけど、是非提督の機動部隊に加えてくださいね!」ビシッ

    4 = 1 :

    提督「では早速執務室へ案内してくれ。あと、確かこの鎮守府には他にも艦娘がいたはずだろう?」

    祥鳳「はい、では案内したのち招集しますね」

    提督(招集しないと来ないのか……ここでの提督の立場はどうなっているんだろう……)

    提督「では頼む」

    ~執務室~

    祥鳳「では呼んでまいります。しばらくお待ちください」ガチャ

    提督「よろしく頼む」

    提督「さて……」

     カーペット敷きの部屋で、それらしい雰囲気の応接セットと執務机が置いてある。が、

    提督「ここ、校長室って書いてあったぞ……やはり学校なのか」

    提督(荷物を置いて、私物は……大して無いから良いか)

    5 = 1 :

     提督はカバンから辞令を取り出して今一度じっくりと読む。書かれた事に当然変化はなく、彼へ「端野鎮守府への着任を命じる」という内容が変わらず書かれているばかりであった

    提督(端野…はずれの…外れの、とはまた、縁起の悪い)

     着任早々気力の下がる発想を振り払い、持参した仕事道具を取り出していると、扉をノックする控えめな音が

    祥鳳「提督、当鎮守府所属の艦娘を招集してきました」

    提督「よし、入れ」

    艦娘たち「「失礼します」」


    (注意:当然ながら、一度に扱える艦娘には限りがあります。もしもエタらず完走できれば、また別なマイナー艦娘を題材に書こうと思いますので、お許しください)

    6 = 1 :

     やってきたのは十名ほどの艦娘たちだった。外見年齢はさまざまだが、皆一様に若く、ほとんどが巡洋艦以下の艦娘たちだった。

    古鷹「重巡洋艦、古鷹です」

    加古「古鷹型重巡洋艦の2番艦、加古だよぉ」

    長良「軽巡、長良です」

    名取「名取といいます」

    由良「長良型軽巡四番艦の由良です」

    初春「わらわが初春じゃ」

    子日「子日だよーぅ!」

    若葉「三番艦の若葉だ」

    初霜「四番艦、初霜です」

    提督「ここに祥鳳を加えて全員か。俺は兵学校を卒業したての新米で、経験皆無のひよっこだ、どうかささえてほしい。よろしく頼む」

    艦娘たち「「はい」」

    7 = 1 :

    提督(…うん?)「とりあえず秘書艦を任命しようと思うが……」チラッ

    艦娘たち「「…………」」

    提督「祥鳳、頼めるか?」

    祥鳳「は、はい! がんばりますね!」

    提督「うん、それでは解散。各自別命あるまで自由にしてかまわない。祥鳳は残ってくれ」

    艦娘たち「「了解」」

    ガチャ ゾロゾロ バタン

    提督「……さて、祥鳳」

    祥鳳「はい、言いたいことは分かります」

    提督「この鎮守府について、いろいろ聞かなくてはいかん事があるようだな」

    9 = 1 :

     祥鳳の話は少々長くなった。

     端野鎮守府。複数ある鎮守府の中でもとびっきり辺鄙な場所にあり、出撃任務をこなさずとも深海棲艦の脅威のない平和な海にあるため実質的な仕事は遠征以外皆無に等しい。

     そんな鎮守府だ、やってくる提督も艦娘もやはり普通ではなかった。

     前任者は不正がお上に知れ、左遷させられてこの鎮守府にやってきたらしい。ようはろくな人間ではなかった。くわえて艦娘たちの配属順は一番最後、資源補給も少なく仕事も無い。前任者の提督の苛立ちは艦娘たちに向けられた。

    10 = 1 :

     結局1カ月かそこらで憲兵にかぎつけられてその提督は逮捕、艦娘たちは別命あるまで待機を命じられた。そして、待機すること数カ月。

    提督「そして、俺がここに来た、と」

    祥鳳「…はい、その間に私たちは提督と言う存在、ひいては上司と言う存在に不信感を抱いています」

    祥鳳「提督が命じるのなら戦います、それが私たちの役目ですから。何なりとお申し付けください」

    提督「ずいぶんとはっきり言うのだな」

    祥鳳「私たちは捨てられたも同然の身です、いっそ解体されてしまってもなんともおもいません……」

    祥鳳「所詮ここは、外れの鎮守府、ですから」

    11 = 1 :


    提督(淡々と言っているが、隠し切れていないな……そういう性格なのか)

    提督(それならば)

    提督「まぁいい、何にしても今日からここは俺の鎮守府でお前たちは俺の部下だ」

    提督「さしあたっては鎮守府の案内を頼みたい、お前たちに指示するにしても鎮守府の構造は把握しておかなければ」

    祥鳳「わかりました、ご案内いたします」

    12 = 1 :

    とりあえず、軽い現状確認とメイン登場艦娘を出したところで本日は以上とさせていただきたく

    案外あんまり書けてないことに愕然とする俺氏・・・ひえぇー

    書き忘れましたが、結構地の分多めに使います。あと、更新時間はまちまちなので、見つけたら覗くくらいの気持ちでどうぞ。

    次の更新は多分明日の夜。楽しみにしていただければ幸いですの・・・

    13 :

    おつ
    超期待

    14 = 1 :

    >>8
    さっそく見つけてくれた方がいて感激の至り

    そう、このssは祥鳳さんが書きたいがために始めたも同然、がんばります

    16 :

    初春に期待

    あんまりメインで見ないよね


    17 :

    でも駆逐艦一隻のゲーム開始時点より状況いいよねっていう

    18 :

    結構珍しい人選だな
    これは期待

    19 :

    なお資源はろくに回ってこない模様

    20 :

    長良型の中に五十鈴とレア二人がいないのが寂しいな
    何か事情がありそうだ

    21 :

    戦力的には十分揃ってるよな。戦艦居ないけど、全員結構優秀だし。
    期待。

    22 = 1 :

    アイエエエエ!? オニオコ!? オニオコナンデ!?

    なんでおにおこさん書けてへんのん・・・!?
    >>20に指摘されへんかったら何の前触れもなくコロンビアするとこだった・・・感謝

    23 = 1 :

     やってきたのは十名ほどの艦娘たちだった。外見年齢はさまざまだが、皆一様に若く、ほとんどが巡洋艦以下の艦娘たちだった。

    古鷹「重巡洋艦、古鷹です」

    加古「古鷹型重巡洋艦の2番艦、加古だよぉ」

    長良「軽巡、長良です」

    名取「名取といいます」

    鬼怒「鬼怒だよ」

    由良「長良型軽巡四番艦の由良です」

    初春「わらわが初春じゃ」

    子日「子日だよーぅ!」

    若葉「三番艦の若葉だ」

    初霜「四番艦、初霜です」

    提督「ここに祥鳳を加えて全員か。俺は兵学校を卒業したての新米で、経験皆無のひよっこだ、どうかささえてほしい。よろしく頼む」

    艦娘たち「「はい」」

    24 = 1 :

    いきなりの大ミスに泣きそう・・・でもがんばるのです

    続きは予告通り夜に投下します

    25 :

    名前欄見て思うんだが、もしかして、酉を勘違いしてないか?

    今のままだと本人確認にならないぞ

    26 = 1 :

    >>1です、>>25ご指摘感謝、急いで書き方確認してきました……

    いかんね、こりゃいかん、以後お気づきの点はご指摘くだちい

    27 = 1 :

    お詫びに少し投下します・・・

     元学校と言うだけあって、思っていたほど広くはなかった。艦娘たちは教室を思い思いに改装して自分の部屋としている。それを提督が少しうらやましいとか思ったのは内緒だ。

    提督(そうだろう? 一度はそんな妄想をした少年も少なくはないはずだ)

     ちなみに彼の部屋は教師用の宿直室だった。カビ臭い畳に手入れされていない部屋の中は非常に居心地が悪い。今は窓を開けて空気を入れ替えることで応急処置としている。ゆくゆくは改装してやろうと心に誓う提督であった。

     もとい、艦娘たちの艤装は体育倉庫らしきものを改装して頑丈そうにしたものだ。鍵の管理は現在祥鳳が行っているとのことで、案内されたときに提督に手渡された。

     そうして訓練に使用する小さなプール、海岸にそれっぽく設置された演習場と船着き場、当番制で使用している食堂に図書室を改装した資料室などを回り、最後にたどりついたのが体育館。

     現在は、妖精たちの働く工廠になっていた。

    28 = 1 :

    ~旧体育館・工廠~

    提督「ふむ、ここが工廠か」

    祥鳳「ええ、ここで建造や開発が行えます」

    提督「せっかく寄ったのだから何か開発しておこうか」

    提督「…と、行きたいところだが……」

     入口の扉には紙切れが一枚貼り付けられてあった。

       ┌―――――――――┐
       |開店休業中:無期限|
       |         |
       |無能な提督死すべし|
       └―――――――――┘ 

    提督「……要は、ボイコットか?」

    祥鳳「前任の提督がずいぶんとこき使った上、満足のいかない開発を当たり散らしたもので……」

    提督「こんなところでも尻拭いをさせられるというわけか」


     開店休業中ということなら開いてはいると判断し、提督は体育館の扉を開けた。

    29 = 1 :

     汚れきった玄関は土やほこりにまみれ、靴を履き替える必要性は皆無そうに見える。土足のまま上がりこむと、中は工作機械と積み上げられた資源と資材、乱雑に散らばる艦娘の艤装がそこここに転がっていた。

    提督(特型駆逐艦に陽炎型駆逐艦、これは、金剛型の艤装じゃないか)

    提督(作りも丁寧、ずいぶんと腕の立つ妖精がいるらしいな)

     一見ガラクタのようだが、すべて完成度の高い開発品だ。きちんと分類、整備して申請すればすぐにでも立派な艦隊が結成できるに違いない。

    提督「でも、それじゃ駄目なんだろうな」

    ??「あーん? 誰かいるのか?」

     そんな艤装や装備の山の向こうから間延びした声が聞こえてきた。がさごそと音を立てて表れたのは120センチくらいで二頭身の謎の生き物。人間をデフォルメしたような姿に着崩した作業着、間違いなくここの工廠の妖精だ。

    提督「あなたがここの妖精か?」

    主任妖精「あぁ? その白い制服ぁ、お前さんてーとくかぁ?」

     酒瓶を抱えて顔を赤く染め、千鳥足で呂律の回らない妖精というのは実にシュールな光景であった。しかし、彼女からは明確な敵意と警戒を感じることができた。

    30 = 1 :

    提督(初対面でこれだ、よっぽど扱いが悪かったのだろう)

    提督「そうだ、装備の開発をたのm「だぁーまれぇええい!!!」ッ!?」

    主任妖精「私ゃぁねぇ、もおぜぇったいにてーとくとか言うアホのゆーことはぁ、聞かん!!」

    主任妖精「とっととかえんな!! 装備がほしけりゃその辺のガラクタ勝手に持っていきな、くれてやるからよ!」ブンッ

    提督「……これはひどい」パシッ

     主任妖精は足元に落ちていた徹甲弾を投げつけるとそのまま山の向こうに帰って行ってしまった。提督はそれを手で受け止めつつ首を振る。

    祥鳳「私たちすらろくに相手にしようとしないので、もう、手がつけられない状況なんです」

    提督「そうか…とりあえず、執務室に戻る。祥鳳も戻っていいぞ、用があったらまた呼ぶとは思うが」

    祥鳳「分かりました、提督はこれから?」

    提督「とりあえず宿直室の掃除でもすることにする」

    祥鳳「はい、ではまた」

    31 = 1 :

    以上です・・・うごご、張り紙ずれたし・・・orz

    この世界での建造は1.妖精が艤装を(多少気まぐれに)作る 2.提督がそれに合った人材を中央に申請する

    という形を取っています。こう、ちゃんと設定が決まっていないのは妄想がはかどりますねぇ

    今度こそ夜に投下しに来ます(じゃないと書き溜めが、書き溜めがががが・・・)

    32 :

    面白いな、期待

    33 = 21 :

    いいよいいよー。
    焦んなくていいからじっくり進めて欲しい。

    34 :

    乙です
    廃校を鎮守府として再利用っての他には無いからおもしろいアイデアですね

    35 :


    期待してるよ

    名取と若葉が出るとは俺得

    36 :


    祥鳳さん好きな俺得スレ

    37 :

    いい感じの雰囲気なSSはけーん
    艦コレSSはいい書き手さん多くて好きだわ
    まあ艦隊コレクションやってないからイメージだけなんだけど

    38 = 1 :

    どうも、自転車に乗ってたらこめかみにセミ公がぶつかった>>1です

    またちょこっとですが投下します

    39 = 1 :

    ~宿直室~

    提督「くっ、まだカビ臭い…」フキフキサッサッ

    提督「やれやれ、どうしてこんなことやってんだろうなぁ…」ハァ

     倉庫から掃除用具一式を取り出して熱心に掃除をする提督。汚れの目立ちやすい白い軍服でやるわけにはいかないので今はラフな私服に着替えていた。思わず自分が本当に提督なのかを疑いながらも彼は思考を巡らせる。

     とりあえずやらなくてはいけないこととしては主任妖精との和解だろう。船渠の管理も任されているらしく、彼女が仕事をしない限り艦娘たちに何かあった時にどうしようもなくなってしまう。

     提督にとって、それだけは避けるべき事態だった。

     環境を整えたら、こんどは艦娘たちの心を開かねばなるまい。

    提督「そうなると、もっと彼女たちの事をよく知らないといけないな…」

     ぞうきんを絞ってばさっと広げる。ボロボロに使い古されたそれは洗って尚まだ薄汚れたままだ。思わずげんなりして肩が落ちるが、いやいやと首を振り気を持ち直してぞうきんがけを再開する。

     何事も少しずつ確実に、だ。

    40 = 1 :

    提督「まぁ、ここいらには敵も来ることはないらしいし、気長に行こう」

     一度立ち上がって腰を伸ばす。うごご、と唸り声を上げつつ凝りかかった腰を捻ってほぐす。
     丹念に拭いた窓枠は心なしかきれいになった気がした。


    ~次の日~

    提督「さて、と……」

     翌朝、かろうじてカビ臭さを抜ききった部屋で目を覚ました提督はさっそく行動に移ることにした。昨日の食卓はずいぶんと息の詰まるものになった……仲良くとはいかずとも、せめて落ち着いて食事ができる程度にはよい関係を持ちたい。

    提督「まずはそこを目指さないとな」

    41 = 1 :

     執務室には祥鳳宛てに、昨日に引き続き待機命令と言う名の自由時間とする旨を記した置手紙を置いてある。あまり誉められたことではないだろうが、今の信頼関係では口頭も置手紙も大した差はないだろうし、そこのケアはこれから行うことだ。

    提督(とはいえここにいる艦娘の事は何にも知らない、どうしたものか)

    提督(そういう意味でも主任妖精を仲間につけてしまうのが一番早いか……いやしかし……)

    提督「ん? あれは…」

    42 = 1 :

    ~玄関前~

    長良「ふぅ、少し休憩…」

    提督「やぁ、精が出るな」

    長良「ふえっ!? し、司令官!?」

     彼女は長良型軽巡洋艦一番艦の長良。結構な早い時間帯だが、彼女は走りこみをしていたらしい。昨日見た制服に赤いブルマを穿いた姿はよく引き締まった足と活発そうな短い黒髪によく似合っていた。

    提督「今日も一日待機で自由にすることにしてたんだが、熱心なんだな」

    長良「い、いえ、これは日課のようなものでして」

    提督「走るのが好きなんだな」

    長良「ええ、まぁ…」

    提督(ふむ、それなら…)「なぁ、長良、俺も付き合っていいか?」

    長良「…はい?」

    43 = 1 :


    ~5分後~

    提督「兵学校の時の運動着、寝間着代わりだったんだがまぁいいだろう」

    長良「えと、本当にやるんですね?」

    提督「ああ、言っとくがあんまり舐めてもらったら困るよ」

    提督「いろんな意味で、な…」ボソッ

    長良「司令官?」

    提督「何でもない、ほら、行くぞ」タッタッタッ

    長良「え? あっ、ちょっと!」タッタッタッ

    44 = 1 :

    ~30分後~

     提督のフライングで始まった二人のランニングは、提督の周回遅れで幕を閉じた。それはもう圧倒的なまでに提督の鈍足さを露呈することとなった。

    長良「……司令官、あの、その」

    提督「ああ、見ての通りの鈍足、兵学校にいた頃のあだ名はカメだったよ」

    長良「は、はぁ…その割には息が上がってませんが」

    提督「持久力くらいしか取り柄がないんだ」

    提督「まだまだ走ろうと思えば走れるぞ……遅いけども」

    長良「あ、あはは……」

    45 = 1 :

    提督「ああ、そうだ、よかったら走りを教えてくれないか?」

    長良「ふぇっ!? わ、私がですか!?」

    提督「流石に提督にもなってカメ呼ばわりは流石にちょっとな……」

    長良(この提督は……変な人だな)「……はい、長良でよければ」ニコッ

    提督「ああ、よろしくたのむよ」

    長良「はいっ! 軽巡長良、がんばります!」

    長良(なんだろう、悪い人じゃなさそう……たぶん)

    46 = 1 :

    今回はここまで……提督並みの亀更新であるorz

    艦娘達は若干チョロいですが、一応申し訳程度の理由がございますゆえご容赦いただきたく

    別にこれで完全に落ちたわけでもないですので、提督がどう艦娘達の心を開くのかお楽しみいただければ幸いです

    47 = 1 :

    おっと、書き忘れ

    次回の更新も明日の夜になるかと思います

    それと、亀のくせにいちいちキャラに絡ませに行くので少し間延びするかもしれません、ご注意を……

    48 :

    おつおつ
    前書き見たとき不安になったが良さげなssだ

    49 :

    いい感じっすね


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