元スレ提督「強くて・・・ニューゲーム?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 1 :
龍驤「(結局、皆に迷惑かけてばっかやったなぁ)」
龍驤「(赤城の艦載機はしっかり敵戦艦を沈めて活躍しとったのに、うちは取りこぼしたりミスしたり…)」
龍驤「(なんや…活躍に期待しといて言っても全然活躍出来とらんかったやないか)」
龍驤「(こんなんじゃすぐ見限られて、2軍3軍落ち…最悪解体されてまうで)」
龍驤「(ほんま、何やっとるんやろ…うち)」
提督「一人で悩み事か?」
龍驤「司令官か…ちょっとな」
提督「今回の出撃の件か」
龍驤「あはは…色々ミスとかして迷惑かけて、ごめんな?」
提督「言っとくがあまり思い詰めるな。最初は誰だってミスが多い」
提督「けど、そんなのはこれから少しずつ改善していけばいい。訓練や演習、実戦と改善の機会はたくさんある」
提督「それに、赤城を意識していたみたいだが龍驤は龍驤、赤城は赤城だ」
提督「それぞれの良い所もあれば悪い所もある。参考にするのはいいが、同じにはなれない」
提督「まぁ…要するに自分らしくしろって事だ。今回の反省は次に活かせばいい」
提督「それと、冷蔵庫にアイス置いてあるから、お前も食え。いいな」
龍驤「司令官…なんや、ほんとに」
龍驤「切羽詰っとったうちがばかみたいやないか」
響「誰がばかみたいだって?」
龍驤「おぉ、響か。さっきは迷惑かけてすまんの」
響「心配ないよ。お互いフォローしあうのも仲間として当然だから」
龍驤「あんたはほんまよう出来とるのぅ。うちとは大違いやで」
響「…ちなみに一つ言っておくとね」
響「司令官は使える使えないで判断したりはしない人だよ。全ての艦娘に対して平等だし、バランスよく出撃させてくれる」
響「もちろん、無理も決してさせない。だから、無理に活躍を意識しなくてもいい」
響「それじゃ、私はそろそろ行くよ」
龍驤「あ、待ってな」
響「…?」
龍驤「せっかくだし、アイス一緒に食べよ?一緒に食べた方が美味しいで」
響「…じゃあ、せっかくだし頂くよ」
提督「○月×日まで後3日、か…」
提督「(2回目の俺の大きな失態…この作戦での失敗から、次々と艦娘を失う事になった)」
提督「(だが今度は同じようにはいかない…絶対に誰一人、失ってたまるか)」
102 = 1 :
一旦ここまで!少し休憩なのです
次回予告:南西諸島防衛戦 空母ヲ級の脅威!
103 :
お?既に数回目のループなのか…
104 :
>>103
最初の失態=着任早々夕立や赤城に対する救援が遅れて赤城轟沈
のことだと思われ
105 = 103 :
ああ、理解した
106 = 1 :
提督「という訳で、明日は正規空母の艦隊を相手とした演習を行う」
提督「この演習は深海棲艦に空母が出現した場合を想定した演習だ。実戦だと思って心してかかるように」
響「確かに、この先空母の深海棲艦が出てこないとは限らない。空母相手の経験が乏しい私達にとっては、この演習は大きいね」
龍驤「艦載機を飛ばせるゆーても、うちはまだまだやからなぁ」
168「私は正規空母の攻撃ならともかく、軽空母が混ざるとね」
赤城「特に、艦載機の爆撃はまともに直撃すれば私でも一発で大破、最悪轟沈しますからね。気を付けないといけません」
吹雪「私達が爆撃されたらひとたまりもありませんね…」
天龍「それで、演習の出撃メンバーは誰にするんだ?」
提督「演習に関しては希望する者を募って、その中から選出するつもりだ。演習参加を希望する者は夕方までに私に伝えて欲しい」
如月「空母艦隊との演習ねぇ…」
赤城「皆さんはどうするつもりですか?」
天龍「勿論俺は出るぜ。赤城も出るだろ?」
赤城「え?何言ってるんですか私は出ませんよ」
叢雲「ちょっと、同じ正規空母なのに出ないつもりなの?」
赤城「だって明日の昼にはあの10食限定スペシャル肉丼が出るんですよ!?食べない訳にはいかないじゃないですか!!」
吹雪「赤城さんは何時も通りですね…」
龍驤「(正規空母の艦隊…かぁ)」
龍驤「(うちみたいなのが演習に出ても恥かくだけやろなぁ)」
龍驤「(でも、出てみたいなぁ…うちだって正規空母みたいに艦載機を飛ばして活躍したいし)」
龍驤「(演習…どうしようかな)」
響「演習について悩み事かい?」
龍驤「ん?あぁ、響か。まぁちょっちな」
響「龍驤は演習に出たいと思ってるの?」
龍驤「んー…出たいとは思うけどな。正規空母に比べてうちは全然やし、恥かくやろなぁって思ってな」
響「恥なんて関係ないさ。出たいなら出ておいた方が、後悔は残らないよ」
提督「それに、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥というしな」
龍驤「司令官…何時からいたん?」
提督「龍驤が正規空母に比べてとか言っていた辺りからだな」
龍驤「結構聞いてたんかい」
提督「でも、大事なのはその姿勢だ。こういった演習はやる気のある者を出した方がタメになる」
提督「それに恥なんて気にするな。俺だって着任したばかりでまだまだひよっこだし、至らない部分も多い」
提督「けど、皆を守りたい。強くなりたい。そういう姿勢があれば後は行動する事で少しずつでも上達する」
提督「向上心さえあればいくらでも強くなれる。だから遠慮なんてするな」
龍驤「司令官…うち、出てもええんか?」
提督「当たり前だ。先輩方の戦い、しっかり参考にしてこい」
龍驤「うち、頑張るからな!そんで何時か、司令官の誇れる立派な軽空母になって自慢させたるな!」
提督「おう、頑張れ」
107 = 1 :
提督「という訳で、今回の演習のメンバーは以下の通りだ」
天龍
響
叢雲
168
吹雪
龍驤
天龍「うっし、張り切っていくぜ」
168「赤城が出ないのは意外ね。どうしたのかしら」
吹雪「赤城さんなら今日の昼に出てくるスペシャル肉丼をどうしても食べたいと言ってましたよ」
叢雲「演習より食欲優先って、危機感がないわね」
龍驤「ま、まぁまぁ。とりあえずうちらで頑張ってこ?な?」
響「先輩方にご教授していただけるからね。こっちも全力でいかないと失礼だ」
空母提督「という訳で、我が自慢の正規空母率いる艦隊の演習に付き合ってもらい、感謝する」
提督「こちらこそ、正規空母との戦闘経験をうちの艦隊につませてもらえて、感謝する」
龍驤「よっしゃ、まずは艦載機飛ばして敵戦力の偵察やな」ヒュッ
168「私も、潜水して魚雷の先制攻撃を仕掛けるわ」ザバッ
吹雪「正規空母の艦隊…爆撃に気を付けないといけませんね」
響「…向こうも来るよ」
妖精「」
天龍「まずはご挨拶ってか。避けろ!」
ドォン
叢雲「ぐぅ…ごめん、少し下がるわ」
吹雪「叢雲さん、大丈夫ですか!?」
龍驤「あかん、その状態じゃまともに戦えないで。後は任せたってな」
蒼龍「そっちも空母がいるみたいね。けど、まだまだ練度がなってないわ!」ビシュッ
加賀「鎧袖一触よ。心配いらないわ」ビシュッ
吹雪「きゃああああああ…!」ドォン
天龍「吹雪!?くそ、よくも吹雪を!!」バシュッ
瑞鶴「っ…! や、やるじゃないの…!」
加賀「全く、これだから五航戦は」
瑞鶴「ちょっと、五航戦関係ないでしょ!」
大鳳「全く、しっかりしてください。第一次攻撃隊、全機発艦!」
天龍「くそ、がぁあああああああ!!」ドォン
龍驤「(あかん…圧倒的すぎる。こんなんに、叶う訳ない)」
龍驤「(うちみたいなのじゃまともに相手にならん…格が違いすぎる)」
響「諦めちゃだめだよ。…最後まで、絶対に」
龍驤「響…?」
響「諦めたらそこで試合終了。最後まで活路を探し出そう」
108 = 1 :
龍驤「…ほんますごいわ。この状況でまだ諦めないなんて」
響「…これが実戦だったら、諦めは死だからね」
龍驤「まぁそやけどな。でも目が覚めたわ。ほな艦載機の皆、行くでぇ!」
168「私も忘れないでよ!」
…
龍驤「………あれ、ここは?」
提督「お疲れ龍驤、よく頑張った」
龍驤「…そっか。結局負けたんやな」
天龍「何言ってやがんだ、俺達じゃほとんど手も足もでなかったけど、お前は一矢報いたじゃねぇか」
吹雪「そうですよ、相手の正規空母の1隻に「飛行甲板に直撃…そんな…馬鹿な」とか言わせてやったじゃないですか」
提督「負けこそはしたものの、今回の演習では大きなものを得られただろう。そこはしっかり胸を張れ」
龍驤「司令官…ちょっち照れるわ///」
如月「でも、張る胸はないのよねぇ」
龍驤「よっしゃ表にでろや!うちの艦載機で沈めたる!!」
提督「ええい落ち着け!」
響「…龍驤、何処かすっきりした顔だね」
赤城「何か掴んだんでしょうね」モグモグ
響「それにしても、肉丼を建前に彼女にチャンスを与えるなんて君も憎めないね」
赤城「何のことですかねぇ…知りませんよ」
響「ふふっ、ならそういう事にしておくよ」
雪風「10食限定スペシャル肉丼…凄く、美味しかったです」
一旦ここまで!次こそ空母ヲ級が出ます
109 :
雪風、赤城と同じ物食べたのか...赤城が9杯食べて雪風は1杯とかかな?
110 :
憎めない 肉だけに
111 :
提督「遂に来たか・・・南西諸島防衛戦」
南西諸島に攻めいる深海棲艦から島を守る任務。
過去にこの任務に当たった時は空母に対する対策が全く出来ておらず、結果惨敗。その時出撃した艦娘は一人しか帰還出来なかった。
そこから状況は著しく悪化していき、連鎖的に艦娘を失って行った・・・言うなれば悲劇の始まりだ。
吹雪「南西諸島防衛戦ですか・・・」
響「この作戦の成果は今後の戦線にも大きく関わって来る。失敗する訳にはいかないね」
提督「そして、この作戦の出撃メンバーだが・・・赤城と龍驤、君達二人が鍵を握る」
赤城「私達空母ですか・・・」
龍驤「う、うちも!?」
提督「そうだ。今回攻めて来る深海棲艦の中には正規空母ヲ級の姿も確認されている」
吹雪「正規空母・・・昨日の演習で痛い目を見ましたね」
天龍「へっ、けど演習である程度は空母の手口も分かってんだ。あの艦載機に気をつければどうってことはねぇぜ」
提督「そう、君達は昨日の演習で空母の攻撃を経験している。勝機は十分にある」
168「相手は違えど空母にリベンジするチャンスって訳ね」
提督「そして、この作戦のメンバーは以下の通りだ」
赤城(旗艦)
龍驤
天龍
響
168
ムラクモ
ムラクモ「赤城以外は皆演習組ね」
吹雪「私はいませんね・・・」
提督「さすがに演習組そのままを出す訳にはいかないからな。軽空母だけでは制空権の確保は難しい」
提督「そこで、赤城と龍驤で敵の艦載機に対抗してもらう。出来るな?」
赤城「はい、頑張ります」
龍驤「まぉ、赤城のようにはいかんけど・・・うちだってやったるで」
提督「そして、他の駆逐軽巡艦は168に引き付けてもらう。天龍達はその機動力を活かして敵を撹乱しつつ攻撃、夜戦まで持ちこたえたらこっちのものだ」
天龍「へっ、任せとけ」
提督「よし、では各自出撃準備にかかってくれ。非常に危険な作戦だ・・・必ず全員で生還してくれよ」
艦娘達「はい!!」
112 :
なんでダカダカダカダカコレデヨイさんが出てきてるんですか
113 = 1 :
※スマホだとムラクモの漢字が出てこない為、カタカナで表記しております
天龍「さぁ深海棲艦共、どこからでもかかってきやがれ」
168「張り切るのはいいけど、先制攻撃を受けて沈まないでよね」
ムラクモ「さすがにそれで沈んだら笑えないわね」
響「ちなみに、皆は移動中に見たとは思うけど他鎮守府はこの付近で深海棲艦との戦闘を行っている。私達も気を引き締めないとね」
提督「そろそろだな・・・総員、気を引き締めろ」
赤城「敵艦隊、発見しました!」
提督「赤城、龍驤、艦載機で出来る限りの迎撃を頼む」
龍驤「了解、うちらに任せとき!」
天龍「爆撃来るぞ、皆避けろぉ!」
ムラクモ「昨日と同じ過ちは繰り返さないわ!」
ドォンドォン
提督「くっ・・・皆、大丈夫か?」
赤城「少し当たってしまいましたが、そこまで支障はありません」
響「私達は無傷だよ」
提督「そうか。赤城、まだやれるか?」
赤城「はい、問題ありません」
龍驤「敵艦隊、来るで!」
ヲ級「・・・・・・・・・ヲッ」ドン
天龍「あれが・・・空母ヲ級!」
168「心してかかるわよ」
提督「敵の艦載機に気をつけろ、絶対に死ぬな!!」
赤城「さぁ、いきましょう!暁の水平線に勝利を刻む為に!!」
114 :
叢雲出ないってどんなスマホ使ってるんだ
115 :
げんじんしんさんがいるなら安心だな
116 :
くさむらで叢が出ると思うよ
出なかったら単語登録やね
117 = 1 :
叢・・・本当だ 教えてけれてありがとうございます。
ヌ級「シネ、オッチネ!」
天龍「さぁいくぜ、敵空母の攻撃なんて喰らうかよ!」
赤城「敵艦載機は任せてください!」
ニ級「クケケケケ!」
168「そう簡単には当たらないわよ!」
叢雲「よそ見をしていてもいいのかしら?」バシュ
ニ級「クケエエエ!?」ドォン
龍驤「ほらほらほら、こっちもいるでぇ」ヒュン
ヘ級「マモオオオ!」ドォン
ヌ級「コイツラ、ウゼェナ!」
ヲ級「・・・・・・」
ヲ級「ヲッ」
リ級「・・・」コクッ
提督「っ!敵重巡が突っ込んでくるぞ!」
天龍「なっ・・・こいつ!」バシュ
リ級「・・・」ドン
響「まずい、止められない!!」
リ級「・・・クラエ」バシュ
赤城「なっ・・・しまっ!」ドォン
提督「赤城!?大丈夫か赤城!」
赤城「あぐ・・・すみません、油断しました」
提督「その状態では戦えないか・・・一度下がれ」
ヲ級「ヲッ」ビシュ
響「敵艦載機が押し寄せてくる!」
龍驤「あ、あかん・・・間に合わへん!」
天龍「チィッ!」
ドォン
龍驤「・・・・・・?」チラッ
天龍「・・・」シュウウ
龍驤「て、天龍!?あんた、うちを庇って・・・」
天龍「へっすまねぇ・・・けどまだ戦える」
龍驤「戦えるって、あんたそんな怪我で戦ったらすぐ沈んでまうで!」
118 = 1 :
天龍「戦って死ねるなら本望だよ。それに、今俺が下がったらそれこそ壊滅するだろ」
龍驤「何言うとるんや!死んでまうんやで!?」
天龍「俺は死ぬまで戦うつもりだからな。別に構わねぇよ」
提督「天龍、悪いがそれは認められない。赤城と共に下がれ」
天龍「何言ってやがる!死ぬまで戦わせろ!!」
提督「馬鹿な事を言うな!これは命令だ、下がれ」
天龍「うっせぇ!俺は戦うぞ!!」
龍驤「ああもう、まどろっこしいわ!」グイッ
天龍「お、おい!?離せよ!」
龍驤「赤城、悪いけどこの馬鹿う抑えといてな!」
天龍「くそっ、離せ!」
赤城「はいはい、少し大人しくしましょうね」
提督「・・・すまない、龍驤」
龍驤「ああでもせんとああいうのは聞かへんからな。とにかく、二人の分もうちが頑張ったるで!」
叢雲「はぁっ・・・はぁっ・・・」
ヌ級「キェエエエエ!」ビシュ
叢雲「まず・・・もう、避けられない」
龍驤「させへんで!」
ドォン
叢雲「っ・・・! ちょっと、遅いわよ」
龍驤「ごめんな、けどこっからは全力を超えてやったるで!」
提督「今だ一斉雷撃!」
響「了解、発射する」バシュ
叢雲「はぁっ!」バシュ
168「ようやくね、喰らいなさい!」バシュ
リ級・ヌ級・ニ級「ギョエーッ!」ドォン
ヲ級「っ・・・!?」
提督「よし、後はヲ級だけだ。夜戦で一気にケリをつけるぞ!」
119 = 1 :
龍驤「という訳で、赤城の代理でまとめたけどこれが出撃報告な」
提督「赤城、天龍が大破、叢雲、168が中破、龍驤と響は小破か。敵艦隊は全員撃破・・・よく全員生き残った。特に今回は龍驤がいなければ勝つ事も全員で生還する事も出来なかっただろう」
龍驤「せやろ?うち、めっちゃ頑張ったんやで。もっと褒めてな!」
提督「そうだな、なら今日は入渠が終わり次第美味い寿司屋にでも連れて行ってやろう」
龍驤「いよっしゃあ!ほんならうち、高いもん頼みまくったるでー!」
提督「ただし、赤城辺りに知られると出費がばかにならないから内緒にしておいてくれ」
龍驤「あー・・・分かるわ。ほな、了解したで」
提督「それと、天龍の入渠が終わったら俺の所に来るように伝えてくれ」
龍驤「分かったで」
120 = 114 :
お説教の予感
121 = 1 :
天龍「・・・」
提督「さて、何でここに呼ばれたかは分かっているな?」
天龍「俺はあの時まだ戦えた。なのにどうして下げた?」
提督「そうやって無茶して沈んだらどうするつもりだ?」
天龍「俺が下がらなければもう少し余裕を持てただろ」
提督「その結果沈む事になっても構わないと?」
天龍「当たり前だろ、俺は戦って死ねるなら本望だ。だから俺を戦から外すんじゃねぇ!」
提督「・・・天龍」
パァン
提督「ふざけるな!!」
天龍「・・・っ!?」
提督「それでお前が沈んでどうなる?失った命は本来二度と戻って来ないんだぞ」
提督「お前が沈む事で悲しむやつだっている。そうやって無茶して沈んだ所で、誰も喜ばない」
提督「戦うのはいい。だが決して無理はするな」
提督「俺はお前が戦場で沈む事は絶対に許さない。自分の命をもっと大切にしろ。・・・いいな」
天龍「・・・・・・提督」
提督「・・・今日はもう休め。今の言葉に関しては部屋でゆっくり考えなおせ」
天龍「・・・・・・・・・」
天龍「自分の命を大切にしろ、か」
天龍「ほんと、提督はお人好しだよな。・・・けど、嫌いじゃない」
天龍「(そういや、心配されたのって龍田以外だと初めてだったな)」
天龍「(提督・・・俺の事心配してくれてるんだな)」
天龍「・・・・・・」
天龍「・・・だーもう、俺らしくもねぇ!今日は寝るぜ!」バサッ
後に、龍驤が提督に寿司を馳走してもらった事を聞いた赤城が提督に詰め寄った姿を目撃したのは言うまでもない。
122 = 115 :
乙
シリアス返せ赤城ww
123 = 1 :
今回はここまで!続きは夜に。
ついでに次の建造安価と日常回の接触安価をとっておきます
次の建造安価 安価下3(大型建造以外)
次の日常接触安価 安価下6(現時点で鎮守府にいる艦娘のみ)
次々回予告
青葉再び!ブラック鎮守府に迫る
124 = 115 :
ふみ
125 :
北上様
126 = 115 :
スノウウィンドさん
127 :
時雨
129 :
如月
130 :
今の戦力が
吹雪 響 夕立 叢雲 如月 雪風
天龍 赤城 龍驤 168
で追加で時雨か、そろそろ重巡か戦艦あたり欲しいな。
安価なら響
131 = 130 :
って時雨下4だったか
けど下3なら雪風被るがどっちになるんじゃろ?
132 = 115 :
雪風もういたっけ?
133 = 115 :
読み返した
いましたねごめんなさいorz
下の忠犬さんでお願いします
134 :
鬱展開というのが不安だがすごく面白い
期待
135 :
そりゃループもので一回のやり直し程度でハッピーエンドにたどり着ける訳がないからな
136 = 1 :
下了解です。スノウウインドさんで通ってたら轟沈or解体不可避でしたねぇ(ゲス顔)
ー
ーーー
ーーーーー
不知火「がっ・・・申し訳、ありません。不知火は・・・ここまでのようです」ドォン
提督「不知火!?おい、不知火!?」
吹雪「こ、これが正規空母・・・きゃああああああ!!」ドォン
提督「吹雪!応答しろ吹雪!!」
響「み、皆・・・次々沈んで・・・」
夕立「夕立も・・・もう、だめっぽい。でも、ようやく赤城さんに謝りにいけるかも」ドォン
時雨「夕立まで!?皆・・・もう、やだよ。痛いよ・・・」
天龍「くそっ、正規空母が・・・」
ヲ級「・・・ヲッ」
響「か、艦載機が・・・来る!」
天龍「チィッ!」ドォン
響「・・・・・・?」チラッ
天龍「・・・」シュウウ
響「て・・・天龍!?」
天龍「響・・・時雨を連れて逃げろ」
響「で、でも・・・時雨が・・・天龍が!!」
天龍「おい、提督!戦況は壊滅的。これ以上の戦闘は不可能。生きて帰れる響と時雨だけでも帰還させるが、いいな?」
提督「あ、あぁ・・・けど、天龍は?」
天龍「二人が生きて帰れるように、ここで少しでも時間を稼ぐよ」
提督「だが、それでは天龍が!」
天龍「いいんだよ。響、時雨!早くいけ!」
響「・・・っ!」コクッ
響「時雨・・・もうすぐ、鎮守府に帰れるよ鎮守府に帰ったら入渠出来るから・・・それまでの辛抱だから」
時雨「・・・・・・皆、沈んじゃった」
響「・・・私達だけでも、帰還しないと」
時雨「ねぇ響、私もうやだよ・・・仲間が次々沈んで・・・こんなの」ドォン
響「っ!? ・・・時雨?」
時雨「」
イ級「シャアアア」
響「・・・」キッ
響「・・・見えたよ時雨、鎮守府だ」
時雨「」
響「私達・・・帰ってきたよ」
時雨「」
響「・・・返事をしてよ、時雨」
ーーーーー
ーーー
ー
137 = 1 :
提督「っ!!」ガバッ
提督「・・・夢か」
提督「前の周回の・・・同じ作戦の様子。無線機で聞いていた・・・悲劇」
提督「大丈夫だ・・・今回は無事生還した。それに作戦も成功し、状況もよくなってる」
提督「・・・建造するか」
如月「あら、司令官・・・建造かしら?」
提督「そろそろ新しい仲間も欲しいからな」
如月「ふぅん・・・かわいい新人さんだといいわねぇ」
提督「お前が言うと意味深に聞こえるのだが」
如月「やだ、司令官ったら・・・私の事、そんな目で見ていたのね?」
提督「よし、そろそろ完成だ」
如月「スルーかしら?ちょっと寂しくなっちゃうわ」
時雨「時雨だよ。・・・って、驚いた表情してるけど、どうしたの!?」
提督「・・・あ、あぁ。ようこそ我が鎮守府へ」
如月「司令官って、建造の時よく驚いた顔するけど、何を思っているのかしらねぇ」
提督「余計なお世話だ。それより時雨に鎮守府を案内しよう」
時雨「うん、お願いするね」
138 = 1 :
提督「ふぅ・・・」
如月「お疲れ様司令官さん。お茶どうぞ」スッ
提督「お、すまないな」
如月「司令官さん、最近頑張ってますからねぇ。少し休憩も必要よ」
提督「司令官としてしなければならない仕事も山積みだからな」
如月「でも、あんまり詰めすぎるとまた悪夢を見ちゃいますよ?」
提督「・・・聞いていたのか?」
如月「うふふ・・・ひ・み・つ」
提督「聞いていたか・・・心配させてすまんな」
如月「司令官さんは働き者なんどから・・・一休みに一緒にベッドでおやすみする?」
提督「断る」
如月「もう、ノリが悪いわねぇ」
提督「それより、仕事を再開しないとな。片付けないといけない書類が山積みだ」
如月「・・・凄い勢いで片付けていくわね。司令官って、エリートなのかしら?」
139 = 1 :
一旦ここまで!
ブラック鎮守府・・・司令官、1つ頼みがあるのですがいかがでしょう?
140 :
おつおつ!
141 = 112 :
乙乙
すいませんねぇ今砂糖無いんですよ
142 = 115 :
おつ
>>136(無言のカットイン)
申してみよ
143 :
乙
潜水艦に人権は無いぞさっさとオリョクルじゃーーー
144 :
「ふっふっふ…まさかこんなに早く再びこの鎮守府を訪れる事になるとは思いませんでしたよ」
「諜報のスペシャリストにしてあらゆる軍規違反を暴き抜く不正殺しの鬼と呼ばれるこの私…」
青葉「青葉、来ちゃいました!」
天龍「よぉ…よく来たな。俺はお前に会いたくて会いたくて仕方なかったぜぇ」
青葉「これはこれは天龍さん、数日ぶりですね。その様子だと私のお土産、気に入ってくれたみたいですね」
天龍「あぁ、よぉく気に入ったぜ。テメェをぶち殺したくなる程にな!!」ジャキ
叢雲「はい、そこまで。あんた解体されたいの?」
雪風「暴力はよくないです!」
天龍「離せ!こいつだけはぶっ飛ばさねぇと俺の気がすまねぇ!!」
青葉「別にドンパチしたいなら構いませんよ?私も並の軽巡に負けるような軟弱者ではないので」
天龍「上等だ表に出ろ!あの時の恨み晴らすついでに二度とその舐めきった態度をできなくしてやる!」
提督「やめておけ天龍、下手に騒ぎを起こせば上層部から解体下されるし、何よりお前じゃまかり間違っても青葉には勝てん」
天龍「なっ…どうしてそう言い切れるんだよ。やってみなけりゃ分からないだろ」
提督「彼女は様々な死地をくぐり抜けた猛者だ。その実力は戦艦にも負けていない」
提督「そんな猛者と艦隊に加わって数日のお前とでは、経験も実力も違いすぎる。泣き寝入りになるかもしれんが、大人しく引いてくれ」
天龍「………チッ、あーわかったよ。クソッ何時か絶対仕返ししてやる」スタスタ
145 = 1 :
提督「…はぁ、まさかとは思ったが相当ご立腹だな」
如月「そんなにアレがショックだったのかしら」
雪風「雪風は見れなかったです…」
青葉「でしたら、青葉が教えてあげましょうか?天龍さんはなんと、天龍「それ以上言ったらマジでぶん殴るぞ」
青葉「おぉ~怖いですねぇ~。まぁ本人がどうしてもと頼み込んでいるのでこの話は言わないでおきましょう」
天龍「こ・い・つ…」ビキビキ
赤城「あまり怒りすぎると将来禿げますよ」ボリボリ
青葉「ハゲ頭になった天龍ですか…それはそれで面白いですね。それともすぐハゲちゃいますか?」
提督「天龍、落ち着け」
天龍「っっっっっっっ!!」
龍驤「なになに、どしたん?およ、ひょっとして新入りかいな?うちは龍驤、軽空母や!よろしく頼むで」
青葉「おや、貴方が先日の南西諸島防衛戦で活躍したという龍驤さんですか。話は聞いてますよー」
龍驤「いやーそんな褒めんといてな!ほんま照れるわー」
提督「…話、勧めてもいいか?」
146 :
青葉「で、この鎮守府の司令官さんには既に手紙で私が来る事は知らせていましたが…今回は頼みがあって来ました」
提督「ブラック鎮守府の証拠掴み…だろ?」
青葉「おや、そこまで分かっていましたか。ここの司令官さんの情報網はどうなっているのでしょう?」
龍驤「あれ、この子新入りとちゃうん?なんか司令官と対等に話してる雰囲気やけど」
響「彼女はこの鎮守府の艦娘じゃないからね。むしろ上層の諜報部のエースだから、下手をすれば司令官と同等の立場、もしくは上の立場だよ」
龍驤「ほ、ほんまかいな!?」
青葉「まぁそんなに硬くならなくていいですよ。で、話を戻しますが…私が調査していた鎮守府のうちのひとつがどうもきな臭いんですよ」
青葉「調査をしようにも中々尻尾を見せない為、一人での調査が困難な訳なのですが…司令官の艦娘を調査の補佐として借りに来ました」
提督「あぁ、こちらとしては構わない。ただし、嫌がる艦娘を無理やり連れて行くわけにはいかないから艦娘の承諾は得てもらう」
青葉「話が分かる方で助かりますよ。それで、私が同行してもらいたい艦娘ですが…」
147 :
RJを駆逐艦と言い張って連れて行き艦載機で諜報させるとか?
148 = 1 :
提督「…行ったな」
吹雪「行きましたね」
夕立「遠足みたいで楽しそう…っぽい?」
叢雲「少なくとも遠足ではないでしょうね」
天龍「へっ、あのパパラッチがいなくなってせいせいするぜ」
赤城「何でそんなに青葉さんを嫌っているんでしょうかねぇ」
如月「そりゃあ…あんな秘密を暴露されたんですものねぇ」
提督「…まぁ、悲惨ではあるな」
天龍「………おい、そんな可哀想な目で見るな!!」
時雨「…龍驤さん達、大丈夫かな?」
青葉「さて、もうすぐ目的の鎮守府に付きますよ」
響「了解、見つからないように気を付けないとね」
雪風「かくれんぼしてる気分になれそうです…」
響「ダンボールを被れば伝説の傭兵の気分を味わえるよ」
青葉「いやいや、そんなのじゃ見つかりますから。いいですか、青葉の後を音をたてないようにしっかりついてきてくださいね」
響・雪風「了解(です!)」
龍驤「………(何でうち呼ばれたんやろ)」
149 = 1 :
今回はここまで!
次回、青葉と迫るブラック鎮守府!苦しみの艦娘
150 :
艦これやってる友達は全員ワタミ提督なんだよなぁ......
どういう風にブラック鎮守府が表現されるか楽しみ
みんなの評価 : ★
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