元スレP「大人を舐めるなッ!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
901 :
真が一人称を私にしたらそれこそモバの東郷さん顔負けのイケメンぶりを発揮しそうだな…
902 :
真誕生日おめでとう!
903 :
さすが真王子
904 :
このP……どこか黒井社長と似てる気がしてならない
905 :
面白いから続けてほしいがこのまま書いていって残りのレス数的に足りるの?
もし足りないなら次スレに
906 :
小鳥さんの誕生日があれば他には何も望まない
907 :
>>75
すげー今さらですが、これ穀潰しの間違い?
908 :
【いつもの平日42、事務所】
やよい「うーん……」
真美「どしたの、やよいっち?」
やよい「あ、真美」
真美「何か悩み事?」
やよい「うん。実は、学校で道徳の授業があったんだけど」
真美「ふむふむ」
やよい「『尊敬する人は誰?』みたいな内容で、ちょっと困ってて……」
真美「ふむん……お父さんとか書いとけばいいんじゃないの?」
やよい「え?こういうのって歴史上の偉人?とか書くんじゃないの?」
真美「いやいや、そんな事はないっしょー。自分が尊敬してるなら誰だっていい訳じゃん?」
真美「それこそ、兄ちゃんって書くのもアリだし」
やよい「え?プロデューサー?」
真美「うん。身近な大人の一人だし、候補としてはアリじゃない?」
やよい「うーん、確かにプロデューサーは凄い人だけど……」
真美「けど?」
やよい「尊敬するっていうのは、なんだか違うかなーって」
真美「……あー、そうだね」
909 = 1 :
真美「ねぇ、やよいっち」
やよい「ん?」
真美「それ、兄ちゃんの前では言わないようにね?」
やよい「へ?う、うん。分かった」
真美「ま、とりあえず教科書とかから適当に――」
やよい「なるほど、そうすればよかった――」
910 = 1 :
P「…………」
千早「…………」
P「…………」
千早「……ハンカチ、要ります?」
P「うん……」
911 = 1 :
【いつもの平日43、事務所】
貴音「プロデューサー、少しよろしいですか?」
P「どうした?」
貴音「その……非常に厚かましい事なのですが」
P「構わないぞ」
貴音「それでは……以前から二度ほど、わたくしと約束した事を憶えておいででしょうか?」
P「ふむ、約束か。憶えているぞ」
貴音「でしたら後日、わたくしにお付き合い頂きたく思います。いかがでしょう?」
P「そうだな。あれから間も空いてしまったし、いい頃合いだろう」
貴音「なんと。ありがとうございます」
P「いや、こちらこそ対応が遅れてしまってすまないな」
貴音「いえ、憶えて頂けていただけで十分です。では、失礼します」
P「ああ」
スタスタ……バタン
912 = 1 :
P「さて、どうするかな」
律子「……スキャンダルは勘弁ですよ?」
P「律子か。それは大丈夫だと思うぞ」
律子「だといいんですけど」
P「俺が信じられないのか?」
律子「割と?」
P「だろうな……」
律子「ま、何だかんだ上手くやるだろうとは思ってますよ」
P「一言目にそう言ってくれないものかな」
律子「なら素行を見直すしかないですね」
P「ちなみに、見直した結果がアレだと言ったらどうなる?」
律子「いつも通りですねとしか」
P「本当、お前もいつも通り厳しいな……」
律子「優しくして欲しいんですか?」
P「……どうだろうな?」
律子「反応に困りますよそれ」
913 = 1 :
【小鳥の誕生日1、事務所】
小鳥「ただいま戻り――あら?」
P「おかえりなさい、音無さん」
小鳥「ええ。あの、何やらいい匂いがしますけど、どうしたんですか?」
P「これですか?これは今日のお祝い用に……」
小鳥「お祝い……って、何かありましたっけ?」
P「何かって、音無さんの誕生日じゃないですか」
小鳥「ああ、私の誕生――はい!?」
P「え?何か驚く事が?」
小鳥「いえその……私、誕生日とか教えましたっけ?」
P「それはほら、社員名簿に載ってますので」
小鳥「あー、なるほど……」
914 = 1 :
小鳥「それにしても、わざわざ私の誕生日を祝って貰えるとは……」
P「嫌ですか?」
小鳥「い、いいえ全然!でも、何でかなって……少し思いまして」
P「何でとは?」
小鳥「だって、私なんてただの同僚じゃないですか」
P「同僚だからこそ、機嫌を取――ではなく……た、大切に扱うべきですよ!」
小鳥「……プロデューサーさ~ん?」
P「すみません、つい半分本音が……」
小鳥「ふぅん……もう半分は?」
P「その……音無さんの喜ぶ顔が見れたら嬉しいな、と……」
小鳥「…………」
915 = 1 :
P「あの……やっぱり怒ってますか?」
小鳥「ふふ……いえ、そんな事はないですよ?プロデューサーさんらしいなと思っただけです」
P「俺らしい?」
小鳥「はい。プロデューサーさんの半分が打算で出来てるのは分かってますし」
P「そんな不名誉なキャッチコピーが……」
小鳥「ちなみにもう半分はエゴで――」
P「音無さん!?」
小鳥「冗談です。ちょっと仕返しです」
P「そ、そうですか……よかった……」
小鳥「さてと。こんな事は余所で言っちゃ駄目ですよ?」
P「も、勿論です!音無さんにしか言いません!」
小鳥「私にも言っちゃ駄目な・ん・で・す!分かりましたか?」
P「重ね重ね申し訳ありません……」
916 = 1 :
【小鳥の誕生日2、事務所】
小鳥「という事があって――はむ」
伊織「それはまた、何ともいつも通りね――あむ」
小鳥「まあね。とはいえ、何だかんだ祝って貰える訳だし嬉しいのも本当なんだけど」
伊織「あら意外。てっきり『誕生日は敵だー』とか言うと思ってたわ」
小鳥「伊織ちゃ~ん?」
伊織「おっと……これは失言だったわね」
小鳥「今日は失言ばっかり聞いてる気がするわ……」
伊織「悪かったわよ……でもまあ、アイツだってそれなりに悩んでるとは思うけど」
小鳥「何に?」
伊織「ほら、ローソクの本数とか――」
小鳥「……伊織ちゃん?」
伊織「ご、ごめんなさい!」
917 = 1 :
伊織「真面目な話、年を重ねるのが嫌って人も居るだろうし難しいと思うのよ」
小鳥「そうね……伊織ちゃんの肌とか見てると羨ましくなるし」
伊織「……どこ見てんのよ」
小鳥「あ、ごめんね?つい……」
伊織「アンタも他人の事は言えないわよね……」
小鳥「すみません……」
918 = 1 :
伊織「ところでローソクの話に戻るんだけど」
小鳥「戻るの!?」
伊織「ケーキに立てるんだから先に話しておかないと」
小鳥「先に話す……?」
伊織「ここに二本の太いローソクがあるわよね?」
小鳥「ええ」
伊織「これはまあ、アンタが『2X歳』って言ってる『2』に相当する訳よ」
小鳥「そうね」
伊織「問題はここからなんだけど……『X』の部分をどうするかって事で非常に悩んだらしいわ」
小鳥「変なところで律義なのね……」
伊織「バカだからね」
P『うるさいぞ伊織!』
伊織「あ、聞こえてた」
小鳥「給湯室に居るのに地獄耳ね……」
919 = 1 :
伊織「さておき、アイツは『X』をローマ数字の『10』として捉えようと思ったらしい……のだけど」
小鳥「うんうん」
伊織「それは流石に不味いんじゃないだろうかと考え直したみたいで……その、これ」
スッ……
小鳥「……これは?」
伊織「『同じローソクなら太いも細いも変わらないよな?な!?』と、細いローソクを一本買ったの」
伊織「そういう訳で、バースデーソングの時は『21歳の誕生日おめでとう』になるから。合わせなさいよ?」
小鳥「何だか申し訳なくなってきたわ……」
920 = 1 :
【小鳥の誕生日3、居酒屋】
あずさ「それでは~小鳥さんの誕生日を祝しまして~♪」
三人「かんぱーい!」
小鳥「んくんく……ぷはぁ。やっぱりこれが無いと駄目ですね」
P「事務所でも食べたでしょうに、よく入りますね」
あずさ「お酒は別腹ですよね、小鳥さん♪」
小鳥「はい♪というか、あずささんが既に出来上がってるんですけど……」
P「未成年の居る場だとこうはいきませんしね。まあ、仕方ないかなと」
あずさ「小鳥さんは今年で21歳なんですよね~。じゃあ小鳥ちゃんって呼んじゃおうかしら♪」
小鳥「まだ引っ張りますか……」
P「一応、今日に限ってはあずささんの方が年上と言う事に」
小鳥「なんて不安になる年上なのかしら……」
921 = 1 :
P「というか、俺も音無さんより年上になりますね」
小鳥「プロデューサーさんが年上、ですか」
P「何か思うところでも?」
小鳥「いえその、頼りになるような、ならないよう――わぷっ!?」
あずさ「いぇ~い♪小鳥ちゃんノッてる~?」
ぎゅむぎゅむ
小鳥「あずささっ――!?あの、胸で息が……!それに、そんなに暴れたら零れ――」
あずさ「何が零れるのかしら~♪うふふ♪」
小鳥「何だかおっさん臭い!」
P「あ、すみませーん。追加でこれとこれをお願いします」
店員「承りました~」
小鳥「プロデューサーさんも止めてくださいよ!」
P「え?楽しい事に水を差すような真似はしませんよ?」
小鳥(この二人が本当に年上じゃなくてよかった……)
922 = 1 :
小鳥さん、誕生日おめでとうございます
>>905
できればこのスレ内で畳みたいと思っています
次スレを有効活用できるほど書けないと思いますので
>>907
暇潰しに名前を略して遊ぶか、という意味です。ややしかったですかね
923 :
>>907
略す意味ある?→暇つぶし
924 :
だから小鳥さんは七歳だから
グーグル先生がいうんだから間違いない
925 = 907 :
ごめんよ読解力なくて…
乙
926 :
別に最後まで使わなくても次スレ作っていいんだぜ
ちょっとだけでも嬉しいから
927 :
このPだとあずささんと合うかなあ?
928 :
Pとフィーリングが合ってるのは美希だと思うが
929 :
やっぱりハニーはミキが一番あってると思うな!
930 :
つづきまだかなぁ
931 :
あはっ☆
932 :
すみません、畳むと言ったのに遅くなります
933 :
「2」なら「2」の蝋燭と「x」の蝋燭を用意したら・・・あと響の誕生日が忘れられてるのが切ない
934 = 933 :
ミスった
「2x」歳なら「2」の蝋燭と「x」の蝋燭を用意したらと思ったがxの蝋燭はあるのか?
935 :
待ってるぞ
938 :
1ヶ月以上待ってるんですがまだですかね?
939 :
【いつもの平日44、事務所】
真美「ねぇ、兄ちゃん」
P「ん?」
真美「はるるんから聞いたんだけど」
P「何を?」
真美「ひびきんと一緒にお菓子作りするんだよね?」
P「そのつもりだが」
真美「……いいの?」
P「どういう意味だ?」
真美「もし仮に、はるるんに勝ったとして……兄ちゃんは納得できるの?」
P「勝ちは勝ちだ。それ以上でも以下でもない」
P「重要なのは結果だ。過程に拘って好機を逃すなど、三流のやる事だぞ」
940 = 1 :
真美「そう……なのかな?」
P「うん?」
真美「だって、その方法ではるるんに勝っても……兄ちゃんのお菓子が0.8はるるんである事に変わりはないんだよ?」
P「それは――!」
真美「大人って、そんなものだったの?」
真美「自分のスキルを磨かないで、人に助けて貰う事が大人だったの?」
P「……自分の欠点を把握し、最善の策で以って困難に臨む。それが大人だ」
真美「うん、それも大人だと思う……でも、真美が見てきた兄ちゃんはそうじゃないよ」
P「真美が見てきた俺……?」
真美「そう。どんなに難しい事があっても、諦めないで立ち向かう……」
真美「それが『兄ちゃん』っていう大人の姿だって、ずっと思ってた」
P「真美……」
真美「けど、真美の勘違いだったみたい。ごめんね、兄ちゃん。無茶なお願い――」
941 = 1 :
P「……見くびるなよ」
真美「え……?」
P「俺がいつ、一人じゃできないと言った?」
真美「さっき言ってたよ?」
P「あれは春香の計略に乗ってやっただけだ」
真美「いや、完全にやる気満々だったじゃん」
P「演技だ」
真美「あ、そう……」
P「春香め……俺の相手が面倒だからといって、こんな方法であしらうつもりだったとはな……」
P「俺に『実力で勝った』と錯覚させ、自らは敗北を演じる」
P「試合に負けて勝負に勝つなど……姑息な手を使ってくれるじゃないか」
真美(自分が面倒だっていう自覚はあるんだ……)
P「だが、覚悟しろ春香!俺は必ず、実力でお前を倒してみせる!ハハハハハ!」
真美「まあいいや。そういう訳だから、今度はクッキーかドーナツ以外のお菓子にしてね」
P「……それが目的か」
真美「うん。兄ちゃんはノリがよくて助かるよ」
P「ふん……任せておけ」
真美「ありがと♪」
P(本気だったなんて言えない……)
942 = 1 :
【お願い券を巡る騒動、事務所】
P「――という訳で、お菓子作りの話になるんだが」
春香「何にするんですか?」
P「当初はアップルパイの予定だった。とはいえ、リンゴはとっくの昔に消費したからな……」
春香「リンゴって、あの無駄に箱で買ってきた?」
P「うむ」
春香「……あれ、ちゃんと食べきれたんですか?」
P「とりあえずジャムにしてご近所に配ったな」
春香「余ったんですね」
P「まあな。まったく、誰の所為なんだか」
春香「まず間違いなくプロデューサーさんの所為ですよ!」
P「それはさておき、またリンゴを買っては律子に怒られかねん。という事で……」
春香「という事で?」
P「みかんを買ってきた。もちろん箱で」
春香「まるで反省してないじゃないですか!」
P「何を言う。今回はちゃんと用途を見据えて購入したんだぞ?」
春香「はぁ……もうそれでいいです」
943 = 1 :
春香「で、何を作るんですか?」
P「みかんのタルトにしようかと」
春香「タルトですか。いいですね」
P「本当に?」
春香「え?本当ですけど……」
P「ふむ……」
春香「どうかしましたか?」
P「いや、真美と話したところ、女性というのは非常に怖いものだと知ってな……」
P「笑顔の裏では何を考えているのか全く分からん。特に……春香とかな」
春香「あの、勝手に腹黒にしないで貰えます?」
P「妥当な評価だ」
春香「違いますよ!」
P「冗談は置いといて、響に送るメールだが……どうするべきか」
春香「普通でいいんじゃないですか?」
P「では、やはり『お前が必要だ』と――」
春香「だから駄目ですってば!」
P「注文の多い奴だ……」
春香「誤解されるような表現を選ぶプロデューサーさんが悪いんですよ」
944 = 1 :
P「仕方ないな。では、こんな感じで……」
春香「どれどれ――」
――――――――――――――――――――――――――――――
subject:お願い券について
本文:菓子作りに決定した。至急、事務所まで来られたし
――――――――――――――――――――――――――――――
春香「何で果たし状みたいになってるんですか!」
P「駄目なのか?」
春香「ダメダメですよ、こんなメール。もっと柔らかい表現に変えましょう」
P「柔らかい表現か……これは?」
春香「えっと――」
――――――――――――――――――――――――――――――
subject:お願いしたい事
本文:俺と菓子作りして貰うぞ。事務所に来てくれ
――――――――――――――――――――――――――――――
P「どうだ?」
春香「うーん、さっきよりはマシになりましたけど……」
P「もうこれでいいじゃないか。送るぞ?」
春香「あ、ちょっと貸してください!」
ぱっ
P「なっ……おい!」
春香「私が直しますから、少し待ってくださいね」
P「別に直さなくていいだろう」
春香「駄目です。せめて『菓子』を『お菓子』に――」
945 = 1 :
P「そんな事は些細な問題だろうが……ほら、返してくれ」
ぐいっ!
春香「ちょっ!?寄りかからないでくださいよ!」
P「なら早くケータイを返せ!」
春香「あと少しで修正できますから!」
P「余計なお世話だ!」
ずいっ!
春香「わわっ!?危な――」
ぐらっ……
P「なっ!?倒れ――」
ピピッ!
春香・P「あ」
P「おい……送信されたぞ」
春香「あーあ。これは響ちゃんに嫌われたかも……」
P「メール一つで相手を嫌うほど狭量な奴ではないと思うが」
春香「まあ、そうですけど……あんな高圧的な内容だと気分悪いですよ」
P「そういうものか?」
春香「そういうものです。女の子は特に気にしますから」
P「はぁ……よく分からんな」
春香「……だから彼女もできないんですよ」
P「それは関係ないよな!?」
946 = 1 :
【一方、美希の家】
美希「ねぇ、でこちゃんから聞いたんだけど」
響「んー?」
美希「響って、プロデューサーに『お願い券』あげたんだよね?」
響「あげたけど、それがどうかしたのか?」
美希「……よかったの?」
響「何が?」
美希「だって、何でもオッケーなんだよ?男の人なら、間違いなくエッチなお願いをするに決まってるの」
響「あははっ、心配しすぎだぞ。あのプロデューサーがそんな事する訳ないでしょ?」
美希「いや、信じたい気持ちはミキにもあるよ?プロデューサーって、そういうところ潔癖だし……」
響「なら大丈夫じゃないか?」
美希「そうだけど……でも、何にだって万が一って事が――」
ピロリン♪
947 = 1 :
響「あ、プロデューサーからメールだ」
美希「何て書いてるの?」
響「えっと――」
響「…………」
響「……うえぇぇぇ!?」
美希「どうしたの?」
響「こ、これっ……!」
美希「なになに――」
――――――――――――――――――――――――――――――
subject:お願いしたい事
本文:俺と子作りして貰うぞ。事務所に来てくれ
――――――――――――――――――――――――――――――
美希「うわぁ……」
響「どうしよう!?ねぇ美希!どうすればいいの!?」
美希「響、落ち着いて」
響「落ち着けるかぁ!こんなのアリなの!?ねぇアリなの!?」
美希「『何でも』とか言っちゃってるし……まあ、アリなんじゃない?」
響「ううぅぅぅ……まさか、プロデューサーがこんなに変態だったなんて……」
美希「しかもちょっとゲスなの」
響「これ、どうしよう……」
美希「んー……とりあえず、拒否のメールを送ったら?」
響「そ、そうだな!もしかしたら考え直してくれるかもしれないし!」
美希「ほら、早くしないとプロデューサーがこっちに来るかも――」
響「今そういうのなし!ホントに怖いんだからね!?」
美希「はいはい。送った?」
響「うん……大丈夫かな……」
美希「ま、きっと何とかなると思うよ」
響「そうだといいけど……」
948 = 1 :
【春香とプロデューサー】
春香「大体、プロデューサーさんはマメな割にデリカシーが――」
P「だから、何故お前にそんな事を言われなければ――」
ピロリン♪
P「ん?メールか」
春香「響ちゃんからですか?」
P「そうみたいだな。ほら」
春香「どれどれ――」
――――――――――――――――――――――――――――――
Re:お願いしたい事
本文:そんなの絶対に嫌だからね!
――――――――――――――――――――――――――――――
春香「……物凄く嫌がられてますね」
P「俺が何かしたか?」
春香「さっきのメールじゃないですか?」
P「まさか。お菓子作りなんて嫌がるほどの事ではないだろう」
春香「うーん……とにかく、もう一回送ってみましょうよ」
P「うむ。では、送信――」
949 = 1 :
【響と美希】
響「すっごくドキドキする……」
美希「……恋?」
響「そんな訳ないでしょ!?純粋な恐怖だぞ!」
美希「後先考えない響が悪いの」
響「うぐっ……そう言われたら反論できない……」
ピロリン♪
響「ひっ……!」
美希「ビビりすぎじゃない?」
響「だ、だって……」
美希「見ないの?」
響「……怖いから美希が見て」
美希「はぁ……どっちが年上なんだか……」
響「仕方ないでしょ!怖いものは怖いんだから!」
950 = 1 :
美希「まったくもう……じゃあ、読むね?」
響「うん……」
美希「えっと……『何でもいいと言ったのはお前だ。責任を果たせ』だって」
美希「あはっ☆面白いの!」
響「何が!?ねぇ何が面白いの!?」
美希「だって、やっちゃったら責任を取るのはプロデューサーなの」
美希「なのに響に『責任を果たせ』とか……面白いよね?」
響「笑い事じゃないぞ!」
美希「まあ、冗談はいいとして」
響「何で冗談を言う余裕があると思ったの?」
美希「そりゃ、ミキは当事者じゃないし……」
響「身も蓋もないな……」
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