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元スレP「大人を舐めるなッ!」

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401 :

仲間だもんげ!

402 :

仲間だモモンガぁ

403 :

5千万円はいるケースならイノセントのカバンより少し大きいやつか

404 :

【年始の騒動5、事務所】

亜美「兄ちゃん、おせちは?」

「用意してるぞ。食べるか?」

亜美「もちろん!真美も食べるよね?」

真美「うん!あ、お皿持ってくるね!」

「頼む」

真美「そうだ、やよいっちはどうする?」

やよい「うーん……私も少し貰おうかな。いいですか、プロデューサー?」

「構わないぞ。多めに作ってあるからな」

やよい「ありがとうございますっ!」

亜美「そうと決まれば早く準備だー!」

真美「おー!」

「まったく……騒がしいな」

春香「とか言って、実は楽しかったりするんですよね?」

「よく分かってるじゃないか」

春香「笑ってますから」

「……まあ、そうだな」

405 = 1 :

亜美「ねぇねぇ兄ちゃん、もう食べていい?」

「ああ、いいぞ」

亜美「それじゃ、頂きます!」

真美「真美も頂きまーす!はむっ……」

春香「私も頂きますね」

「どうぞ。やよいも食べてみてくれ」

やよい「あ、はい。頂きます……あむ」

「どうだ?」

やよい「美味しい……冷めてるのに美味しいなんて凄いですね」

「よかった。やよいが言うなら間違いないな」

やよい「そんな、私なんて大した事ないですよ」

「そうか?自慢していいレベルだと思うぞ?」

やよい「プロデューサーには負けます。これ、あの子達にも食べさせてあげたかったなぁ……」

406 = 1 :

亜美「じゃあ持って帰ったら?」

「ふむ……そうするか?」

やよい「それは嬉しいですけど……でも……」

春香「どうしたの?」

やよい「えっと、その……私の料理に飽きちゃうんじゃないかなって……」

春香「弟さん達が?」

やよい「はい……プロデューサーの料理は美味しいですから」

「それはないと思うがな」

やよい「どうしてですか?」

「誰しも『安心できる味』というのがあってな。そういう意味では、俺がやよいに勝てる訳ないんだよ」

真美「はるるんのお菓子の方が兄ちゃんのお菓子より美味しい、みたいな?」

「そんな感じだ。だから、心配せずに持って帰るといい」

やよい「……ありがとうございます。すみません、気を遣わせちゃって」

「気にするな。しかし、お菓子の件を思い出したら腹が立ってきた……春香、許すまじ」

春香「えぇっ!?とばっちりじゃないですか!」

真美「はるるん」

春香「何?」

真美「ドンマイ」

春香「いや、真美の所為だよね!?」

407 = 1 :

【年始の騒動6、事務所】

「忘れてた。お年玉をあげないと」

律子「待ってください」

「どうした?」

律子「中身を確認させて貰ってもいいですか?」

「別に構わないが……何か心配でもあるのか?」

律子「あまり現金をあげるのもよくないので」

「ちゃんと現金以外にしてるぞ?」

律子「それでも高価な物が入ってたら意味がないでしょう?」

「まあ、確かにそうだな」

408 = 1 :

律子「さて……最初は真のですか……」

ガサゴソ……スッ

律子「……これは?」

「海苔だ」

律子「何で!?」

「『現金ではない薄い物』を考えた時、それが真っ先に浮かんでな」

「イメージカラ―にも合ってるし、ベストな選択だと思って」

律子「全然ベストじゃないですよ!」

「そうか?」

律子「そうです!」

「分かった。真の分は後で別の物に変えておこう」

律子「そうしてあげてください。多分、物凄く悲しくなると思うので」

「他のヤツは見なくていいのか?」

律子「見ますよ。海苔が出てきたのに見ない訳ないじゃないですか」

409 = 1 :

「ふむ……では、次は雪歩のだな」

律子「まともなのが入ってますように……」

ガサゴソ……スッ

律子「あの……これは?」

「はんぺんだ」

律子「もうちょっと他に無かったんですか!?」

「ホワイトチョコ――ああ、板チョコな――と迷ったんだが、こっちにしたんだ」

律子「……それならホワイトチョコの方がマシだと思うんですけど」

「何を言ってるんだ。冬はおでんだろ?」

律子「食べ物から離れましょうよ!」

410 :

馬鹿だな…

411 :

律子が心労で倒れそうだ

412 :

これは律子が同棲して四六時中監視するしか無いですな

413 :

これは1番大人な小鳥さんが同棲するべきピヨ

414 :

お年玉に薄い本あげるから、すっこんでようね。

415 = 1 :

【年始の騒動7、事務所】

律子「あの、プロデューサー」

「ん?」

律子「この際、お年玉はあげなくてもいいんじゃないですか?」

「んー……でも、子供ってそういうの楽しみにしてるだろ?」

律子「それは分かりますけど……こうも食べ物ばっかりだと流石に……」

「あ、食べ物じゃないのもあるぞ」

律子「そうなんですか?」

「うむ。例えば、貴音のヤツは意外性を重視してみた」

律子「食べ物の時点で相当意外ですけど……何が入ってるんですか?」

「貴音と言えばラーメン。ラーメンと言えばチャーシュー……と思うところだが」

律子「だが?」

「あえてチャーシューは外してなるとへ。そして、そこからかまぼこへ――」

律子「結局食べ物じゃないですか」

「と見せかけて、かまぼこの下に敷いてある板にしてみた」

律子「そんなの貰ってどうしろって言うんですか!」

「……かまぼこを載せたりとか?」

律子「しませんよ!」

416 = 1 :

「困ったな……これが駄目となると、後は図書券ぐらいしかないぞ……」

律子「最初からそれにしましょうよ!いいですよ図書券!」

「でも面白くないし……」

律子「お年玉に面白さなんて誰も求めてませんよ」

「そうなのか?」

律子「当たり前じゃないですか」

「成程……しかし、それを差し引いても図書券は気が進まんのだ」

律子「どうして?」

「だって、大人としては参考書とか買って欲しいのに、実際に買うのは漫画とかだろ?」

「だから、こう……それが悲しいというか、虚しいというか……」

律子「仕方ないですよ。相手は子供ですから」

「……そういうものか」

律子「そういうものです」

417 = 1 :

「ふむ……分かった。では、図書券に変更という事で……」

「はい、お年玉」

律子「え?私にもくれるんですか?」

「当然だ。それとも要らないのか?」

律子「それは、その……プロデューサーの負担にはなりたくないですし……」

「図書券なんて負担でも何でもないんだが……まあ、律子が欲しくないと言うならやめておこう」

ひょいっ

律子「あ……」

「ちなみに、俺は全員にお年玉をあげるつもりだ。無論、音無さんにもな」

「その中で自分だけ貰えないというのがどれだけ悲しいか……大人でもかなり心にくるぞ?」

「それを踏まえた上で訊くが……本当に要らないのか?」

律子「……欲しいです」

「じゃあ、はい。素直なのはいい事だな」

律子「どの口が言いますか。一番素直から遠い癖に」

「いや、少なくとも伊織よりは――」

律子「年下と比べてる時点で話になりませんよ」

「……意趣返しか?」

律子「さぁ?でも、お年玉は嬉しいですよ。ありがとうございます」

「はぁ……お礼を言われたらどうしようもないじゃないか」

律子「それが狙いだと言ったら?」

「……やっぱり、お前はロクな大人にならんな」

律子「ふふ、お互い様ですよ」

418 :

結局はお金が一番嬉しい

419 :

お金は給料あげてるからいけないかな

遠慮するし

420 = 1 :

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます
よろしければ、もうしばらくお付き合いくださいませ

ただ、これからまた忙しくなりそうなので、更新は少なくなってしまいます
最初と比べてキャラがぶれてるのも併せて、本当に申し訳ないです

421 = 418 :

あけおめええええええええ

422 :

あけましておめでとうございます!

423 = 411 :

あけおめ!
気長に待ってるよー

424 :

ちなみに図書券は10年近く前に販売終了してるから手にはいらねーよ?

425 :

世の中には金券ショップってのがあっての?

426 :

世の中には図書カードのことも図書券と呼ぶ勢力が存在するのだよ…

427 :

最近孫がファミコンでばかり遊んでいてねえ…

428 :

>>424
まじか知らなかった…

429 :

無意識に図書カード想像してたわ

430 :

またミスをしてしまいましたか……
図書券→図書カードという事でどうかお願いします

そういえば最近見ないなと思っていたら廃止になっていたとは……無知ですみません

431 :

図書券でエロ本買ったら本屋の親父に説教された高一の秋の甘じょっぱい思い出

432 :

まあ図書カードだって図書券って言うからな……ちかたないね

433 :

【いつもの平日16.2、事務所】

「あ」

伊織「どうしたの?」

「明日って『生っすか!?サンデー』の収録だよな?」

伊織「そんなの、プロデューサーのアンタが一番よく知ってるでしょ」

「そうだけど……ああ、どうしよう……」

伊織「何か困った事でもあるの?」

「困ったというか、これから困るというか……」

伊織「じれったいわね。いいから話してみなさいよ」

「……司会が」

伊織「え?」

「司会が問題なんだ……」

伊織「司会って、春香と千早と美希?」

「うむ」

伊織「うーん……特に問題はないと思うけど?」

「いや、あの三人の能力に疑問がある訳じゃない。番組はつつがなく進行するだろう」

伊織「じゃあ何が問題なの?」

「あの三人がこの時期に司会をするという事が問題なんだ」

434 = 1 :

伊織「この時期……?何が言いたいのよ」

「受験シーズンだよ。そんな時期に、あいつらが司会の番組を流してみろ」

伊織「どうなるの?」

「苦情殺到だろうが!」

伊織「……ごめんなさい、話についていけないわ」

「だから!春香は転ぶし、千早はスベるし、美希は寝落ちするだろ!?」

伊織「転ぶのとスベるのはともかく、流石に寝たりはしないんじゃない?」

「1ミリでも可能性があったら駄目なんだよ!生放送なんだぞ!?」

「まさに鉄壁の布陣じゃないか……俺にどうしろって言うんだ!?」

伊織「クレーム処理しなさい」

「はい……」

435 = 1 :

【いつもの平日16.3、事務所】

「春香、転ばないかな……美希も寝落ちしないといいな……」

「千早も心配だし……はぁ、気が重い……」

あずさ「プロデューサーさんもそういうの気にするんですね」

「え?」

あずさ「げんかつぎでしょう?私も受験したから分かります」

「いえ、世間を気にしてるだけです。俺自身は気にしてないですよ」

あずさ「そうなんですか?」

「ええ。父親がいつも『そんな事を気にする暇があったら勉強すればいい』と言っていたので」

あずさ「確かにそうですね。私はそこまで割り切れませんでしたけど……」

「人それぞれですから、そういう人が居てもいいと思いますよ」

あずさ「あはは……ありがとうございます」

436 = 1 :

「まあ、本当は……」

あずさ「はい?」

「父親が鬱陶しくて、げんかつぎどころじゃなかったと言う方が正しいですけどね」

あずさ「鬱陶しい……ですか?」

「はい。試験当日、会場まで付いてきまして……」

あずさ「いいお父さんじゃないですか」

「と思うでしょう?違うんですよ」

あずさ「違うとは?」

「だって、『首席で合格したいなら俺を超えてみせろ』とか言っていましたから」

あずさ「それはまた……ユニークな方ですね」

「良く言えばそうですね。とにかく、父親の事が気になって、周りは全く見えてなかったんですよ」

「あ、思い出したら腹が立ってきた……律義に『満点-1点』で通過したのもムカつくな……」

あずさ「あの……もしかしたら、発破を掛けようとしてくれたのかも――」

「それはないですね」

あずさ「どうしてです?」

「後日『どうしてあんな事をしたのか』って訊いてみたんですよ。そしたら……」

あずさ「そしたら?」

「『漫画でよくある展開をやってみたかっただけだ』って」

あずさ「……プロデューサーさんは父親似なんですか?」

「断じて違います」

あずさ「あら、違いましたか」

「俺は母親似です。男児は母に似ると言いますしね」

あずさ(プロデューサーさんの家族って……)

437 :

すばらしえ

438 :

母親似だと…!?

439 :

やばい、そんなお父さんに向きになって突っかかっていくお母さんとか超萌える


学生時代からずっとそんなんかな、旧時代なセーラー服と学ランのコンビがやいの、やいのと(以下略

440 :

Pの母親はPヘッド
先祖代々Pヘッド

441 :

【貴音の誕生日1、事務所】

「貴音って、何をあげたら喜ぶんだろう?」

美希「んー……ラーメンとか?」

「響は?」

「……ラーメンじゃない?」

「誕生日プレゼントがラーメンって……程度が知れるな」

美希「じゃあプロデューサーはアイデアあるの?」

「一つだけあるぞ」

「何?」

「貴音って月が好きだろ?」

「うん」

「だから、あのCMを再現しようかと」

美希「……もしかして『月面でカップヌードル食べる』とか言わないよね?」

「その通りだが」

美希「どうやって食べるの?」

「無論、マスクを取って――」

「……死ぬよね?」

「……死ぬな」

美希「プロデューサーは貴音が嫌い……と」

「違う!悪意のある解釈をするな!」

443 = 1 :

美希「まあ、真面目な話をすると」

「ほう。美希の口から『真面目』なんて単語が出るとは驚きだな」

美希「相談に乗らなくてもいいの?」

「ごめんなさい……」

美希「最初から素直にしてればいいのに……まったく」

「それで、話とは?」

美希「普通にラーメンを作ればいいの。プロデューサーの料理ならかなり嬉しいって思うな」

「却下だ」

「何で?自分も結構いいと思うぞ?」

「分かってないな。プレゼントとは、贈る側の品格が問われるもの……」

「扱いに困る品を贈ってはならないし、ましてや食品で済ますなどもってのほかだ」

美希「扱いに困るって……例えば?」

「いつ着ければいいのか分からないセンスゼロの装飾品とか、捨てる時に申し訳なさを感じさせる手作りの品とかだ」

「……ごめんね」

「いやっ!響のマフラーは違うから!ちゃんと嬉しいから!」

美希「墓穴掘りすぎなの……」

444 = 1 :

「ところで、お前達はもう決めたのか?」

美希「ミキはネックレスだよ」

「響は?」

「自分はバッグにしようと思ってるぞ」

「成程。女性にとって、バッグはいくつあっても困らないと」

「そういう事」

「ならば俺も――」

美希「ミキ、パクリはよくないって思うな」

「ぐ……では、イヤリングはどうだ」

「あずささんが贈るって言ってたぞ」

「化粧品とか」

美希「それは小鳥が渡すの」

「ま、マイ箸とか!」

「それもやよいが先だぞ」

「服は!?」

美希「サイズピッタリの服を買ってこられたら、それはそれで気持ち悪いの」

「確かに……では、一体どうすれば……」

「もうマイ丼とかでよくない?ほら、マイ箸も貰う訳だし」

「……お前はマイ丼を持った奴と一緒に外を歩けるのか?」

「やっぱなしで!なしでお願い!」

美希「必死すぎなの」

445 = 1 :

【貴音の誕生日2、事務所】

「うーむ……相談した筈なのにプレゼントが決まっていないとは……」

雪歩「四条さんのですか?」

「ああ。流石にラーメンを贈るのは駄目だと結論が出たところだ」

雪歩「そうですね……もう少し捻った方がいいかもしれません」

「かもな。『貴音=ラーメン』みたいな短絡思考はよくないし」

雪歩「はい。ラーメンに拘る必要はありませんからね」

「ふむ……では、こういうのはどうだ?」

雪歩「何ですか?」

「豚骨スープで玉露を淹れる」

雪歩「うっ……気分が……」

「名前は『玉骨』にするつもりだ」

雪歩「新しいお茶みたいに言わないでください!」

「駄目か……捻りが効いてると思ったんだがな」

雪歩「捻るどころか捻じ切れてますよ……」

446 = 1 :

「話を戻そう。雪歩なら何が欲しい?」

雪歩「私ですか?私は……何でもいいです」

「一番困る答えだな」

雪歩「でも、プレゼントってそういうものじゃないですか」

雪歩「お祝いする気持ちをラッピングして、相手に贈るんです。中身なんて、そんなに重要じゃないんですよ?」

「……詩人だな」

雪歩「もうっ!茶化さないでください!これでも恥ずかしいんですから……」

「す、すまない……相談を持ちかけたのに失礼だったな……」

雪歩「いえ、もう気にしてませんよ」

「そう言って貰えると助かる」

「しかし、気持ちをラッピングする……か。確かにその通りかもな」

「とはいえ、中身を軽視していいという訳ではないだろうし……難しいところだ」

447 = 1 :

雪歩「じゃあ、私の時みたいに実用品を贈ったらどうですか?」

「実用品?例えば?」

雪歩「それはプロデューサーが考えるところです。何から何まで頼っちゃ駄目ですよ?」

「……厳しいな」

雪歩「私が選んだら、それは私からのプレゼントになっちゃいますから」

「そうか……分かった」

雪歩「すみません。偉そうな事を言っちゃって」

「いや、助かったよ。こういうのは苦手だし」

雪歩「いつも通りじゃ駄目なんですか?」

「その場のノリでプレゼントを選べる訳ないだろ。曲がりなりにも大人なんだから」

雪歩「なるほど……だから、あんなに嬉しかったんですね……」

「何が?」

雪歩「私がプレゼントを貰った時の話です。プロデューサーは真剣に選んでくれたんですよね?」

「い、今それは関係ないだろ!?」

雪歩「ふふ、さっきのお返しです」

「やめてくれよ……『心を籠めた』なんて恥ずかしいんだから」

雪歩「いいじゃないですか。相手に知られて困る事なんてないですよ」

「相手に知られないよう配慮するのが大人ってものだ。気を遣わせるからな」

雪歩「……気を遣う代わりに喜ぶと言ったら?」

「それは――ああもう、雪歩まで意地悪になっていくな……」

雪歩「一つ大人になったから、でしょうか?」

「……ノーコメントだ」

448 = 1 :

【貴音の誕生日3、事務所】

「実用品か……何にしよう」

(そういえば、貴音は天体観測が趣味だったな……)

(ふむ……天体望遠鏡はどうだろう?幸い、持っているという話も聞かないし)

「そうと決まれば、後は買いに――待てよ?」

(勢いで買って粗悪品を掴まれても困るな……ここは鑑定眼のある人間に指示を仰ごう)

プルルルル……

「あ、もしもし伊織?少し訊きたい事があるんだけど」

伊織『構わないけど、今は忙しいから手短にお願いね』

「分かった。では単刀直入に訊くが……」

伊織『何?』

「いい天体望遠鏡を買いたいんだが、どうすればいい?」

伊織『迷ったら一番高いのを買いなさい。以上』

「いや、そうじゃなくてだな。どういう基準で――」

ブツッ!ツー……ツー……

「切れた……」

449 = 1 :

「まったく……これだからブルジョワは……」

「まあいい。最悪、店員に訊けばいい話だからな」

???「何をですか?」

「何をって、貴音にプレゼントする天体望遠鏡の選び方を――」

貴音「それは……ありがとうございます」

「貴音!?いつからここに!?」

貴音「つい先程ですが……申し訳ありません。今すぐ忘れましょうか?」

「やめて!そういう気遣いが一番傷付くから!」

貴音「……では、わたくしはどうすればいいのでしょうか?」

「どうって……その、だな」

貴音「何でしょう?」

「……一緒に買いに行くか?」

貴音「はいっ!」

450 = 1 :

貴音、誕生日おめでとう

貴音の誕生日を祝えたのでもう悔いはないです


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