元スレ日向「強くてニューゲーム」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 :
日向「いや、なにが起こるかわからないし……田中、ついてきてくれるか?」
田中「フハハハハ!俺様の加護が欲しいのか?いいだろう、一緒に行ってやろう」
日向「助かるよ」
花村「はい、これ。簡単なものだけど食べさせてあげやすいものだから」
日向「おう。サンキュー花村」
花村「僕にはこんなことしかできないからね」
102 :
いいねいいね
103 :
希望が満ち溢れているよ!!
104 :
>>103
いつ拘束から抜け出した?
105 :
>>103
お前の出番はまだだ!
106 :
〔旧館〕
日向「ええっと、狛枝は大広間か」
田中「たしかにその方向からよからぬ魔力を感じる…」
日向「じゃあ入るぞ」
狛枝「やぁ日向クン、それに田中クンもひさしぶりだね。縛られてるからお構いはできないけどゆっくりしていってよ」
日向「お前はいつも通りだな」
田中「…………」
狛枝「あれ、どうしたの、田中クン。黙ったままボクなんかを見て」
田中「貴様……なにか考えているな?」
え?俺にはあまり普段の様子と変わってないように見えるけど
狛枝「アハハ、さすが超高校級の飼育委員だね。そんなこともわかっちゃうんだ」
107 = 106 :
田中「やはりッ!また誰かを殺す算段か!?」
狛枝「いやだなぁ、そんなボクなんかが誰かを殺せるわけないだろ。完璧だと思ってた計画も失敗しちゃうし」
狛枝「ボクのゴミみたいな才能じゃ誰も殺せないよ」
田中「くっ!俺の言霊が通じないだと!?」
日向「もういいよ田中。こんなやつの相手なんかしなくていい」
狛枝「それに次はボクがなにかしなくても誰かがやってくれるんじゃないかな?」
108 = 106 :
日向「トワイライトシンドローム殺人事件のことか……誰から聞いたんだ」
狛枝「モノクマがここに来て教えてくれたよ。縛ってるものは外してくれなかったけどね。ボクはあのゲーム好きだったからなんか残念な気分だよ」
日向「お前の好き嫌いなんてしるか!早く食べろよ」
狛枝「君たちはこんなちっぽけな絶望にすら立ち向かわないつもりなのかな?君たちは希望の象徴なんだよ」
日向「……うるさい」
狛枝「ただ問題を先送りにしているだけだよね?」
日向「黙れ!」
狛枝「黙らないよ。君たちには素晴らしい才能があるんだ!だったらもっともっと…」
田中「チャンP」
チャンP「ヂュ」ガリッ
狛枝「イタッ!」
109 = 106 :
田中「少し落ち着くがいい」
日向「…………」
狛枝「アハハハハ、これ田中クンのハムスターかい?」
田中「黙れ。貴様の思い通りにはさせん」
日向「……そうだ。誰も殺させない」
狛枝「へぇ。もし誰かを殺したくなったらボクに相談してよ。全力で手助けするから」
日向「田中、行こう」
田中「わかっている」
狛枝「ねぇ、食べさせてくれないの?ねぇってば」
110 :
>>96
毒薬は第3の島にしかなかったような…。
111 = 106 :
〔プールサイド〕
田中「大丈夫か?」
日向「あぁ……ごめん、少し休んでから戻るよ」
田中「ただの人間があの障気の中で理性を保てたのは驚きだが、これからなにがあるかわからんからな。お前を見張っていてやろう」
日向「ありがとな」
田中「ふん……魔犬のイヤリングの礼だ」
田中ってホントは優しいんだな
言葉は難解だけど
日向「俺は全員を助けられるのかな……」
田中「何故俺様にそれを問う?」
112 = 106 :
>>110
…………このやり取りがやりたかっただけなんや………
特に本編に関係ないからスルーでお願い
113 :
>>75
けどあれって日向が言い出しっぺみたいなもんだし割と大丈夫じゃないか?最悪なにがなんでも乗らなきゃいいだけだしさ
114 = 106 :
日向「狛枝と話したら不安になってさ……誰も犠牲を出さないまま脱出するのなんか無理じゃないのかって」
田中「………俺は言葉を話すものは信用しない。いずれ裏切るだろうからな」
日向「…そうかもな」
田中「だがお前は他の人間に言っていただろう。少しは俺を頼れ。みんなをここから脱出させる、と」
日向「それは…そうだけどさ…」
田中「だが日向よ、お前は他の人間のことを頼らないのはなぜだ?自分は他の者に頼れと言うのにお前は他の者を頼らないのか?」
田中「それは誰も信用していないからではないのか?」
日向「!?…違う!俺はッ」
115 = 106 :
田中「仲間だと信用しているのなら少しくらい頼れ」
田中「俺には暗黒四天王がいるがな!フハハハハ!」
日向「………田中」
田中「…なんだ?弱々しい人間よ」
日向「ありがとな」
田中「……フハハハハ!俺様にしてみればお前の悩みなど小さいものだ!」
116 = 105 :
田中さんは内外ともにイケメンだな
117 :
田中本編でも好きだったなー
118 = 106 :
田中「これ以上は心配されるだろう。そろそろ戻るぞ」
日向「あぁ。田中、これからはお前やみんなに迷惑かけたり頼ったりするかもしれない」
田中「…児戯に付き合ってやらんこともない」
日向「よろしくな」
田中「なんだ、その手は」
日向「なにって、握手だろ?」
田中「人間が俺様に触れるとどうなるかわからんぞ?」
日向「関係ないさ。俺が田中を信じてるってことには変わりないからな」ギュッ
田中「………お前は特異点なのかもしれんな……」
日向「特異点?」
田中「わからなくてもいい。だが、勝手に死ぬことは許さんぞ」
日向「お前こそな」
そうだ
俺たちは仲間なんだ
信頼してるから頼るんだよな……
119 = 106 :
〔レストラン〕
日向「ごめん。遅くなった」
終里「きにふんは、おへはほうはへてふぼ」
花村「食べきってから喋ろう……」
日向「あれ?九頭龍は?」
七海「おかえり。九頭龍君はまだ来てないよ」
左右田「ほっとけって。どうせ俺たちがいなくなった後に勝手に食うだろ」
十神「だが奴の協調性のなさは問題だぞ」
たしか九頭龍と仲がいいのは……
日向「なぁ辺古山。悪いけど九頭龍のこと頼めるか?」
辺古山「わかった。できる限りのことはしよう」
120 :
終了報告とかしてくれたら嬉しいな
121 :
>>120
ごめん
次からは終了報告するわ
122 :
九頭龍「その必要はねぇ」
日向「九頭龍!どこ行ってたんだよ」
九頭龍「どこでもいいだろうがコラッ!俺はどこに行くにも報告が必要なのか?」
日向「そういうわけじゃないけどさ」
ソニア「皆さんはただ心配していただけで…」
九頭龍「誰がそんなこと頼んだ!俺のことなんかほっとけよ」
左右田「てめぇ心配してくれてるソニアさんになんてことを!」
九頭龍「んだコラァ!やんのか!」
小泉「やめなよ!そういうのはどこか違う所でやってよ!」
九頭龍「うっせぇんだよボケが!」
小泉「な!?あんたねぇ………」
日向「あーもうッ!ケンカすんな!」
123 = 122 :
澪田「うっはー!すごいカオスっすね!」
罪木「ケンカはダメですよぅ……」
西園寺「ゲロブタは黙ってなよ!」
罪木「ご、ごめんなさーい!」
弐大「ガハハハハハ!みな元気じゃのう」
十神「フン……くだらんことで騒ぐな」
花村「なんだかパーティーみたいだね」
終里「もごがごごご」
なんでこいつらはこんなにマイペースなんだよ!?
九頭龍「………ケッ。気分ワリーから帰るわ」
日向「おい九頭龍!」
124 :
妹様は今の日向を見て爆笑してそう。
125 :
辺古山「私が行こう」
日向「…ごめん。俺が行っても口論になりそうだから任せた」
辺古山「一緒に九頭龍の夕食も持って行こう」
花村「はい。できたら感想も聞いてきてほしいかな」
辺古山「わかった」
…………九頭龍はどうすれば俺たちを信用してくれるんだ?
罪木「あのぅ、日向さん。食べないんですか?」
日向「あ、あぁ。ボーっとしてた」
早く夕食を食べてゲームをクリアしないとな
126 = 125 :
〔ジャバウォック公園〕
日向「またこのゲームをやるのか……」
たしか九頭龍や罪木の学校の話だったよな
日向「スタート画面で五回下、と」
画面が変わっていく。成功か
日向「さっさとクリアするか」
あとはここに行けば……よし、クリアだ
しかし攻略法を知ってるゲームほど達成感がないな
モノクマ「うぷぷ、クリアおめでとう。よくわかったね」
日向「どうでもいいだろ。クリア特典を渡せよ」
モノクマ「あのねぇ、日向くん。クリア特典は一番最初にクリアした人にだけあげるんだよ?」
日向「じゃあ俺より最初にクリアしたやつがいるのかよ!」
モノクマ「うぷぷぷぷ。そういうことになるねぇ」
日向「クソ!」
誰がクリアしたんだ?
なんで記憶通りにならないんだよ……
127 :
そりゃお前が色々改変してるしな
128 = 125 :
すいません
今日はもう書けそうにないのでまた明日書きます
129 :
頑張って
132 :
モノクマ「もうそろそろ夜時間だから帰ってね」
日向「………クソ!」
モノクマ「うぷぷ。日向君、君は少しイレギュラーな存在のようだね。ま、それもおもしろいからいいけどね。ぶひゃひゃひゃひゃ」
〔コテージ〕
日向「……やっぱり九頭龍なのか?」
思考がぐるぐる頭の中を回って眠れない
どれだけ考えても誰がクリアしたのかがわからなかった
日向「……夜風にでも当たるかな」
133 = 132 :
〔プールサイド〕
日向「はぁ」
?「どうしたの?ため息なんかついて」
日向「…小泉か?」
小泉「正解。悩んでるみたいだけど」
日向「小泉も元気ないように見えるぞ」
小泉「あはは……………ちょっとね」
二人並んでプールサイドに座ったけど……
気まずい!
こんなときってなにを話せばいいんだよ
小泉「日向はさ………記憶がないこと……どう思う?」
日向「え?」
134 = 132 :
小泉「例えば……例えばだよ?私たちって記憶を奪われてるでしょ?」
日向「あぁ」
小泉「自分は覚えてないけどわるいことをしたことを他の誰かは知ってて、いきなり『これがお前の罪だー!』って言われたら、日向ならどうする?」
日向「それって……」
トワイライトシンドロームのことか?
小泉「……あはは。ごめんね?急に訳わかんないこと言っちゃって」
135 :
毒薬あったのって第三の島だっけ?第四の島のオクタゴンじゃなかった?
136 :
もうその話はおわった
137 :
少なくとも病院にはあったんじゃね
まぁモノクマのさじ加減一つだから、どうとでも
138 :
日向「小泉は小泉だろ?」
小泉「え?」
日向「小泉が昔どんな悪いことをしたのかは知らないけど今いる小泉はそんなことしないだろ?」
小泉「でも……ホントに私がやってたら?」
日向「謝って済む問題かはわからないけど謝ればいいんじゃないか?そこは小泉がしたいようにすればいい」
小泉「…………私は……償う必要があるなら、償いたいけど……その方法もわからなくて……」
日向「なら後悔だけはしないようにすればいい。自己満足かもしれないけど、俺はそうする」
小泉「………あは。なーんでこんな冗談に本気になってくれるのかな」
日向「さぁな。愚痴くらいならいくらでも聞いてやるよ」
139 = 138 :
今調べたら一応ドラッグストアには毒かわからないけど申請が必要なくらいヤバい薬も置いてたみたい
そこにある薬で西園寺眠らしたし
140 = 138 :
小泉「んー、そろそろ寝るね。日向はまだ寝ないの?」
日向「もう少し風に当たってから帰るよ」
小泉「そうなんだ。私は寝るね、おやすみ」
日向「おやすみ」
小泉「ねぇ日向!」
小泉「ありがとね」
日向「俺たちは仲間なんだから相談に乗るのは当然だろ?」
小泉「おやすみ」
日向「うん、おやすみ」
さて、小泉のおかげで誰がクリアしたかもわかったな
寝るか……
141 = 138 :
〔レストラン〕
日向「おはよ」
十神「やっと来たのか」
罪木「お、おはようございます」
花村「やぁ、朝から元気そうだね」
花村「あ、違うよ!?別に変な意味で言ったんじゃないからね!」
西園寺「朝からキモイって」
七海「……………」スースー
日向「七海がフォーク持ったまま寝てるぞー」
小泉「危ないから預かっておくね」
142 = 138 :
日向「今日はどうするんだ?」
十神「昨日の島の探索だ。まだ調べきれていないかもしれないしな」
小泉「あの……今日は少し用事があって……」
日向「すまん、俺も少し…」
十神「なんだと!?一人だけじゃなく二人もだと?」
澪田「しかも抜けるのが男と女すよ!これは恋の予感っす!」
罪木「ふぇぇ!?そうなんですか、日向さん!」
西園寺「小泉おねぇがこんなアホ毛相手にするわけないでしょ!少しは考えて喋れよ根暗!」
罪木「だ、だってだって…すみませぇん!」
左右田「てめぇら用事ってどんな用事だコラ!」
日向「お前ら落ち着けって!そんなんじゃないから!」
弐大「ガハハハハ!朝から元気じゃのぅ!」
143 = 138 :
辺古山「二人がそんな関係だったとはな」
ソニア「ジャパニーズ一目惚れですね!」
終里「結婚式は呼んでくれよ。美味いもん食い放題だし」
花村「じゃあ料理は僕に任せて!」
田中「ならば俺と暗黒四天王でスピーチを担当しよう!」
日向「だから落ち着けお前ら!俺は狛枝の所に行くだけだ!小泉と一緒に行動しない」
十神「フンっ、それならそうと早く言え」
左右田「なんだ……てうおっ!小泉の顔が真っ赤だぞ!」
七海「…………コード蹴らないで……データがぁ」スースー
罪木「………」ジー
小泉「な、なによ!暑いから顔が火照っただけよ!うるさいわね!」
小泉「もう私は行くから!」
144 = 138 :
西園寺「あ、待って小泉おねぇ!」
十神「おい!……もう今日は自由行動だ!」
日向「ホントにお前らは……」
花村「はい、日向くん。これあげる」
日向「なんだこれ」
花村「サバイバルでは水を入れたり、水風船にして遊べたりする代物だよ!ヤるならこれを付けないとね!」
日向「いるか!」
ていうかどこに置いてたそんなもん!
辺古山「では私も失礼する。やりたいこともあるからな」
ソニア「私もキラキラちゃんのセリフを覚えないといけないので」
145 = 138 :
罪木「あ、あの!日向さん!」
日向「どうした?」
罪木「用事が終わったら一緒に探索しませんか?」
日向「あー……ごめん。今日は無理かもしれない」
罪木「……………小泉さんですか?」
日向「え?」
罪木「小泉さんの所に行くからですか?そうなんですか?あれあれあれあれ?でも日向さんは私から離れないって言いませんでした?もしかして忘れちゃいました?あ、大丈夫です。日向さんが覚えてなくても私は覚えてますから。言いましたー、たしかに日向さんは私と一緒にいるって言ってましたー。これって愛してるってことじゃないんですか?違うんですか?ねぇ日向さん。日向さん!!」
…………あれ?罪木ってこんな子だっけ?
罪木「やっぱり日向さんも私から離れていくんですね……なんでですか?私、日向さんにならなにされても大丈夫ですから…………なんでもしますからぁ………離れていかないでくださいよぉ……」
あぁ、そっか
怖いんだ
自分がいらない存在になるのが、怖いんだ
日向「……なぁ罪木」
罪木「……えへへ……私、勘違いしてたから……一人で舞い上がってただけだから気にしないでください」
日向「罪木、ここから出たら結婚しよう」
罪木「………えぇぇぇ!?」
146 = 138 :
日向「口約束だけでもいい」
罪木「え?……あの、え?……なにがどうなって…」
日向「俺が罪木を好きだってことだ」
罪木「…………えへへ、私を元気付けるために嘘までつくなんて日向さんは優しいですね」
日向「嘘じゃない!ホントのことだよ」
罪木「………うぅぅぅ……」
日向「どうした!?」
罪木「私なんかでいいんですか……………私みたいなので……」
日向「俺は罪木じゃなきゃ嫌なんだ」
罪木「……私も……私」
147 = 138 :
罪木「私も……日向さんじゃないと嫌です!」
日向「…ありがとな」
罪木「うぅぅ」ポロポロ
日向「泣くなって……」
罪木「嬉しくって……涙がとまらないんです……」
日向「俺は…泣き止むまで傍にいるからな」
148 = 138 :
とりあえずここまで
クソねみ……
149 :
おっつん
150 :
罪木嫁にするとか今後の振る舞いベリーハードだな。
みんなの評価 : ★
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