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    元スレ海未「死後シミュレーター?」

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    1 :

    更新スローペース



    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1402838912

    2 = 1 :

    「お、みんな集まってるな」

    にこ「遅いわよ希、あんたが呼びだしたんじゃない」

    「そうよ、私はそんなに暇じゃないんだからね」

    「まあ、そういわんと」

    穂乃果「でもけっこう急な召集だったね」

    海未「ええ、見せたいものがあると聞きましたが」

    3 = 1 :


    「そうなんよ、じゃあ早速……」

    「じゃーん!」デーデッデデー

    ことり「えっと、DVDプレイヤーかな」

    「旅行先とかでも見れるやつにゃ」

    「チッチッチッチ、えりちっち」

    「これはそんなちんけなモノやないで!」

    絵里「ちょっと」

    4 = 1 :


    「これは西木野病院のバックアップの下、神モブの技術力とウチのスピリチュアルにより生み出された傑作」

    「その名も死後シミュレーターや!」バーン

    穂乃果「死後シミュレータ―?」

    海未「ヒデコたちは何をしているのですか」ハァ

    「私なんも聞いてないわよ」

    5 = 1 :


    にこ「なんなのそれ」

    「みんなは自分が死んだら周りの人がどれだけ悲しんでくれるか気になったことはない?」

    ことり「それは……まあ」チラッ

    海未「気になるかと聞かれれば……そうですね」チラッ

    穂乃果「?」

    「やろ?この装置は死せずしてそれを知ることができんねん」

    花陽「な、なんか怖いね」

    「まあ西木野病院の協力で行った実験では実際にシミュレート通りになる確率は死後10日間以内で80%、その後はどんどん下がっていく感じやね。でも10年後くらいまでは3割キープしとるよ」

    穂乃果「た、高いね、再現率」

    絵里「そうね、でも悪い結果が出ても100%じゃないところに救いがあるってことかしら」

    「流石えりち、そのとおりやね」

    6 = 1 :


    「でな、神モブのミカちゃんが今度学会で発表すんねんけど、ものがものだけにも批判を呼びそうやん」

    「まあ、普通はそうよね」

    穂乃果「っていうかミカちゃん凄くない?!」

    「だから、そうなる前に使いたいならμ’sだけ特別ってことで持ってきたんよ」

    「で、どうする?」


    海未「どうすると言われましても」

    ことり「うーん」

    「……………………………」

    7 = 1 :


    「はいはいはい!凛が使ってみてもいいかにゃ?」

    花陽「凛ちゃん!?」

    「な、なんでよ!?」

    「ええの?凛ちゃん」

    海未「きちんと考えないといけませんよ」

    「うん、でもこんな機会なかなか無いし、それに……」

    穂乃果「それに?」

    「面白そうだから!!!」ドン!

    にこ「馬鹿だこいつ!」

    「ふふ、凛ちゃんらしいね」

    「じゃあ早速いくな?ポチっとな」


    ブーーーン

    穂乃果「あ、映ったね」

    8 = 1 :


    『残念ですが、ご臨終です』

    花陽『いやーーーー!!!凛ちゃん目を覚まして!凛ちゃん!!』

    穂乃果『……凛ちゃん』ポロポロ

    ことり『こんな、こんなのって……』ポロポロ

    にこ『この馬鹿、なに満足げな顔して眠ってるのよ……起きなさいよ!!』ガシ

    絵里『やめなさい、にこ!』グイ

    にこ『っ……………っざけんじゃないわよっ』ボロボロ

    9 = 1 :


    「にゃ、にゃー////みんな泣いてくれてるんだ、すこしむず痒いにゃあ」

    にこ「ちょっと、こっちのダメージの方がでかいんだけど」

    ことり「あはは」

    10 = 1 :


    海未『なんでですか!?なんでなんですか!?』

    海未『起きて下さいよ、いつもみたいに笑って下さいよ!希と一緒にいたずらして私を困らせてくださいよ!ねえ、凛!!』

    海未『…………お願いですからぁ』ポロポロ

    『凛ちゃん』

    『うちはずっと一人っ子だったから、凛ちゃんのこと本当に妹ができたみたいに思ってたよ』

    『一緒に笑って、海未ちゃんのスパルタ特訓に耐えて、イタズラして回って……』

    『もう、それもできないん?うちは……うちは悲しいよ、凛ちゃん』ツー

    11 = 1 :


    穂乃果「おおー流石に同じユニットだと思い入れもちがうのかな」

    「にこっちもそうやけど、凛ちゃんのこと妹のように思ってる人は激しいんかなぁ」

    「り、凛もみんなのこと、お姉ちゃんみたいに思ってるよ」ギュッ

    「ふふ、よしよし」

    『ばっかみたい』

    「にゃ!?」

    12 = 1 :


    穂乃果『真姫ちゃん?』

    『だってそうでしょう?さぶろーの全増しラーメンを1週間も食べ続けるなんて真似したら誰だって死ぬわよ』

    『馬鹿だ馬鹿だとは思ってたけど最期まで大馬鹿だったわね』

    「むむぅ!真姫ちゃんひどいにゃー!!っていうか凛の死因もうちょっと何とかならなかったの!!?」

    「ヴぇええ!?いや、死因は馬鹿すぎると思うけど、私、そんなひどいこと言うかしら?」

    「言ってるにゃー!」

    海未「二人とも、落ち着きなさい」

    13 = 1 :


    海未『真姫、それ以上言ったら許しませんよ』

    『なに?なにか間違ったこと言ってるかしら凛はホントにおおb』

    海未『真姫っ!!』グイッ

    花陽『やめて!』ギュッ

    海未『花陽!?……ですが』

    『馬鹿よ……凛は馬鹿。こんなことで死ぬなんて。こんなあっさり死ぬなんて』

    『どうせ死ぬならなんでわざわざ私の心に入りこんでから死ぬのよ』

    『なんで掛け替えのない友達になってから死ぬのよ』

    『おかしいじゃない、友達なら何でこんなに悲しませるのよ、何でこんなに心を粉々に砕くのよ……』

    『……答えなさいよ馬鹿、なん、で……うぅ』ボロボロ

    海未『真姫、あなた……』

    花陽『…………』

    14 = 1 :


    花陽『凛ちゃん』

    花陽『凛ちゃんはいつもひっこみ思案な花陽の手を引いて歩いてくれたね』

    花陽『凛ちゃんの隣はいっつもポカポカしてて温かくて』

    花陽『花陽が一番安心できる、一番大好きな場所だったよ』

    花陽『凛ちゃんがいるから、帰る場所があるから花陽は頑張れたんだよ』

    花陽『凛ちゃん、花陽はこれからどうすればいいの?』

    花陽『ねえ凛ちゃん、花陽は怖いよ、寒いよ、寂しいよ、助けて凛ちゃん』

    花陽『……凛ちゃん』ポロポロ

    海未『花陽!』ギュウ

    15 = 1 :


    「うん、凛死ぬ気で生き返るにゃ!」

    にこ「もう死んでんだけどね」

    花陽「絶対死なないで、一生いっしょにいてね?」

    「かよちん……うん!」ダキッ

    「いやー、それにしても真姫ちゃんは素直やないなあ」

    「こ、これ私じゃない!私じゃないから/////」

    にこ「ぷふふ、真姫ちゃん優しいにこ!」

    「ヴぇああああああああああ!!!」

    「真姫ちゃんも、ありがと。大好きにゃ」ギュ

    「ふ、ふん!この真姫ちゃんの友達になったからには100歳くらいまでは生きなさいよ!」

    穂乃果「にやにや」

    「ちょっと!!////」

    16 = 1 :


    「さてと、凛ちゃんどうする?一応10年後までは見られるんやけど、満足したならここで切るのもありやで」

    「も、もういいんじゃない?(また、変なとこ映ったらいやだし)」

    「うーん、でもどうせなら10年後もみてみたいにゃ」

    「オッケー、じゃあいくよ」

    ぶーーーん

    絵里「これはお墓かしら?星空家のお墓って記してあるわね」

    にこ「華も新しいし、結構手入れされてるわね」

    17 = 1 :


    花陽『凛ちゃん、ひさしぶり』

    花陽『っていっても先月きたばかりだけど』

    穂乃果「あ、花陽ちゃんだ。優しい雰囲気の美人さんになってるね」

    ことり「キャワイイ」ピュアピュア

    花陽「こ、ことりちゃん////」

    「かよちん毎月来てくれてるみたいにゃ」

    花陽『凛ちゃんがいなくなってもう10年だね』

    花陽『早いなあ』

    花陽『花陽ね、今でも思うの。凛ちゃんが生きていたらどんなに良かったかって』

    花陽『一緒に大人になりたかったなって』

    花陽『…………』

    「かよちん……」

    18 = 1 :


    花陽『なんてね、こんなことばかり言ってたら顔向けできないよね』

    花陽『天国の凛ちゃんにも、ずっと支えてくれたあの人にも』





    花陽「え?」

    「は?」

    「にゃ?」

    19 = 1 :

    ???『花陽』

    花陽『あ、待っててって言ったのに』

    花陽『凛ちゃん、私結婚したの。凛ちゃんが死んだあとダメダメだった花陽を励まして支えてくれた……』






    花陽『海未ちゃんと』





    海未「」

    花陽「」

    「」

    20 = 1 :


    海未『凛、花陽のことは私にまかせて安らかに眠ってくださいね』カタダキ

    花陽『もう////凛ちゃんの墓前だよ』

    海未『大丈夫です、凛なら笑って祝福してくれますよ。あの太陽のような笑顔で』ニコリ





    海未「」

    花陽「」

    「」

    21 = 1 :


    「えっと……映像はここで終わり、なんやけど」

    にこ「どうすんのよ、この空気」

    「まさか横恋慕とはね」

    絵里「ハラショー……」

    花陽「わたしが海未ちゃんと////」

    穂乃果「ま、まあ生きてりゃ色々あるよね!凛ちゃんだって死んでるわけだし」

    「あ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    穂乃果「海未ちゃん、だめだよ!」

    22 = 1 :


    海未「な、なんで私が責められるのですか!」ヒイ

    「まあまあ、最初に言った通り絶対こうなる、というわけでもないから」

    「なっても30%、それも凛ちゃんが長生きすればなくなる可能性やから、な?」

    「…………まあ希ちゃんが言うなら」チッ

    海未(希、あなたが女神でしたか!)ウルウル

    23 = 1 :

    一旦ここまでです

    次回更新までけっこう空くかも

    今回くらいの文量を書きためて投下する予定

    25 :


    これは新しい、次回も期待してる

    26 :

    超期待してる

    27 :

    まあ実際こういうこと考える事ってあるよね

    28 :

    凛が死ななければ花陽の心に海未がつけ込むスキは無い……つまり10年後は花陽はこの真姫ちゃんのモノになってるのよ!

    29 :

    これは面白いぞ

    30 :

    しかし相当な早死だったんだな

    32 :


    すげえ面白い

    33 :

    >>30
    これがアスペか

    34 :

    つか朝昼晩とラーメン食べたってこと?
    それとも1週間間髪入れずに食べ続けたってこと?

    35 :

    10年後にはiPS棒も出来てるんだろうね

    36 :

    なにこれ超面白い

    期待

    37 :

    うみはなとは珍しい

    38 :

    うみぱないいね
    海未が子供に剣道教えてて、花陽が差し入れにおにぎり持っていくと「花陽の作るおにぎりはいつも美味しいですね」って言って、そしたら「えへへ、ありがとう」って照れ臭そうに言う幸せそうな光景が浮かんだ

    39 :

    >>38
    天才

    40 :


    「さ、気をとり直して次いこか」

    「海未ちゃんやってみれば?」

    海未「あなたは私の死に顔が見たいだけでしょう!?」

    「私はもう少し様子を見るわ」

    花陽「わ、私も」

    絵里「じゃあ……私がやっていいかしら」

    41 = 40 :


    「えりち?」

    にこ「意外ね、あんたも様子見派だと思ってたけど」

    絵里「ええ、すこし……なんとなく他の子が亡くなった時と比べて、自分が死んだときの反応に自信がもてなくて」

    穂乃果「え!?絶対悲しむよ!」

    「そうだよ、きっと泣いちゃうにゃ!」

    花陽「ファンクラブの子を入れると、海未ちゃんと並んで誰よりも泣かれると思うけど……」

    絵里「あ、ごめんなさい。そうじゃなくてね」チラッ

    「?」

    絵里「……とにかく見てみたいのよ、ダメかしら」

    「だめちゃうよ、ええんやね?」

    絵里「ええ」

    「じゃあ、スイッチオン!」

    ブーーーン

    42 = 40 :


    『残念ですが、ご臨終です』

    亜里沙『いやっ!お姉ちゃん目を開けて!おねえちゃん!おねえちゃんっ!!』

    海未『亜里沙!……っ、なんでこんなことに』ギュウッ

    『………………』

    『そんな、絵里ちゃん!嫌だよ起きて!絵里ちゃん!』ポロポロ

    花陽『凛ちゃん…………ぅう』ポロポロ

    穂乃果「あはは、やっぱり泣いてるね」

    「海未ちゃん、今度は亜里沙ちゃんを抱きしめてるにゃ」

    絵里「海未?」ギロリ

    海未「い、言いがかりです!」

    43 = 40 :


    ことり『え、絵里ちゃんは優しすぎたんだよ、あの量のバレンタインチョコを想いがこもってるからって』ポロポロ

    『日付が変わる前に全部食べようとするなんてね、ゆうに300個はあったのに……カッコつけすぎよ、馬鹿ぁ』ボロボロ

    絵里「え、私の死因までそんななの?!」

    「カッコつけるとかの問題じゃないにゃ、凛でもわかる」

    にこ「一個くらい毒はいってそうよね」

    「こらこら」

    44 = 40 :


    穂乃果『うぁぁ、ほ、穂乃果は、絵里ちゃんと出会えて良かったよぉっ』ポロポロ

    穂乃果『最初はちょっと冷たい人なのかなって思ったけどっでも、ホントは全然そんなことなくて』

    穂乃果『優しくて、美人で、意外におっちょこちょいだけど頼りになって、誰よりも仲間思いで』

    穂乃果『大好きだったのにっ!これからなのにぃっ!もっと一緒にいたかったのに!』

    穂乃果『うえーーーーーん!!!』ボロボロボロ

    絵里「穂乃果……ありがとう」ナデナデ

    穂乃果「えへへ」スリスリ

    ことり「穂乃果ちゃんの大好きはいりましたぁ」ボソリ

    海未「はい喜んでー」ボソリ

    穂乃果「え?みんな大好きだよ?」

    45 :

    おもしろい

    46 = 40 :


    にこ『にこは……正直さいしょ、アンタのこと大嫌いだったわ』

    「おっとぉ!」

    花陽「凛ちゃん、だめだよぉ」

    にこ『お高くとまって見えたし、にこに無いものを沢山もってたからね』

    にこ『でも、今は』

    にこ『………………っ』グッ

    にこ『………………親友だと思ってる』ボロボロ

    絵里「にこ……」

    「かーっこいいにゃー!」

    花陽「り、凛ちゃん!」

    にこ「に、にっこにっこにー!こんなのにこじゃないっていうかー……ぬおおおおおおおおおおお」ジタバタ

    「気持ちはわかるわ」

    ことり「なんかこう、さらけ出されるよね」

    『…………』

    47 = 40 :


    絵里(…………希)

    絵里(画面の中の希は、さっきから何も言ってくれない、涙も流してくれない)

    『みんな、そろそろご家族に時間を譲らんと』

    絵里(気丈に振る舞ってるだけだと思うけど、こんな時くらい人目も気にせず泣いてほしかったわ)

    海未「やはり希は大人ですね、こういう時でも理性をたもっています」

    にこ「どうせ家で泣きじゃくってるわよ」

    「なんやとー!どうやらワシられたいようやなあ?」

    にこ「ひぃ」

    「でも、自分でも意外やね。うち、けっこうメンタル強いんやな」

    絵里「…………」

    ことり「絵里ちゃん……」

    穂乃果「あれ、画面切り替わったよ?」

    「5時間後……その日の深夜の病室やね、なんか起こるはずやで」

    48 = 40 :


    ガラッ

    絵里「!」

    にこ「これ、希?」

    「一人でお別れしに来たのかしら、深夜にうちの病院に不法侵入して」ジト

    「あ、あはは、なんやろねー悪い子やなー」ダラダラ

    49 = 40 :


    『えりち』

    『えりち、なんで死んじゃうんよ……うちを残して』

    『勝手に逝っちゃったらあかんやん、うちがいないと何もできないんやから……あほやなあ』

    『……まだまだ一緒にしたいこともあった、伝えたいこともあったのよ』

    『……絵里』

    スッ チュッ

    『えへへ、キスしちゃった』

    花陽「のぞえりキtブハァァア!!!」ブシャアアアアア

    「か、かよちーーーん!!!」

    「は、花陽が、シミュレーションじゃなくなっちゃう!」

    「ちょ、うち、ええ!?////」

    絵里「…………ハラショー////」

    50 = 40 :


    にこ「はぁ、あんたら……え、ちょっ、これ何しようとしてんのよ」

    『えりちは、意外と寂しがり屋さんやからね』

    『ホンマ、うちがおらんとあかんね!』

    『……私なんかの血で汚すのは、ごめんね』

    『今いくから』

    穂乃果「あ、あ、何するの!?ねえ!あのナイフでなにしようとしてるの!!?」

    にこ「ちょっと!やめなさいよ、ねぇ!」

    絵里「希!だめよ!」



    ガラッ ダッ


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