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    元スレ日向「強くてニューゲーム」

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    851 = 830 :

    「いいかい、諸君?
     [ピーーー]か殺されるか、生きるか死ぬか…選ぶのは君自身だ――
     武運を祈る!!

     では出発だ!! 出席番号順だからな!!」

    進藤は茶色の封筒を取り出し、封を手で切った。

    「最初の出発者は…
     おお、何たる偶然!!
     男子1番、青山豪君!!」

    ほぼ全員が、一斉に豪の方を見た。

    「お…オレ…?」

    豪がゆっくりと立ち上がった。

    豪は震える手で自分の荷物を持ち、デイパックを受け取った。
    ちらっと教室の中を見た。

    「あ、そうだそうだ。
     この中学校があるエリアは、最後の人が出た20分後に禁止エリアだ!!
     注意するようにな!!

     あと、転校生の周防君は、出席番号11番に入るぞ!!

     さあ、青山君、出発だ!!」

    豪はゆっくりと後ずさり、廊下に出るとダダダダッと足音を立て、走っていった。

    「2分後に、女子1番、今岡梢さんだ!!」

     

    6月11日、AM4:05、試合開始――

     

     

    千尋は豪の出て行った入り口をぼんやり眺めていた。

    千尋は気まぐれな人間だった。
    好きなことはするが、嫌なことはしない。

    千尋にとって、頭に知識を詰め込む事は、好きな事だった。
    運動する事は、楽しい事だった。
    喧嘩をする事は、ストレスを発散させられる事だった。
    そして、凪紗・佑・海斗といる事は、何よりも幸せな事だった。

    凪紗といると、癒されている自分がいた。
    佑といると、楽しんでいる自分がいた。
    海斗といると、落ち着ける自分がいた。
    最高の、居場所だった。特に、凪紗といる時は特別だった。仲間として以上に、異性として、女性として大好きだった。
    それは千尋だけでなく、佑もそうであったし、海斗もそうだろう。過去に一度、3人で互いの気持ちを確認したことがある。しかし、誰も告白したりはしなかった。
    しばらくは仲の良い4人組でいたかった。しかし――壊された。いとも簡単に。
    ピースが、欠けた。「次、男子10番、設楽海斗君!!」進藤の大声で、千尋は我に返った。海斗の方を見た。海斗はちらっと千尋の方を見た。その目は、静かに怒りに燃えているようだった。
    海斗は凪紗の方に視線を移し、すぐに千尋に戻した。…うん、わかっているよ――千尋は頷いた。海斗はそれを確認し、デイパックを受け取ると、部屋を出て行った。『千尋、海斗…凪紗の事、任せた!!』大事な仲間が残した、遺言。千尋と海斗には、それを守る義務がある。海斗は絶対に外で凪紗を待っている。放心状態の凪紗を出迎えるのが、先に出る海斗の役目。そんな凪紗を送り出すのが、後に出る千尋の役目。

    「次、女子10番、曽根崎凪紗さん!!」呼ばれたが、凪紗は気付いていない。進藤がもう一度名前を呼ぼうとしたのを制し、千尋は立ち上がり、凪紗の肩を叩いた。「凪紗チャン…凪紗チャン?」凪紗がようやく気付き、ゆっくりと千尋の顔を見た。「ち…ひろ…?」「凪紗チャンの番だよ、行かないと」「あ…うん…」凪紗は虚ろな目のまま、自分の鞄を手に取った。千尋は凪紗の耳にそっと自分の口を近づけた。「外で、海斗クンが待ってるよ。 海斗クンを見つけたら、すぐにここから離れるんだ、いいね? オレを待とうだなんて、思っちゃいけないよ? 次は、あの得体の知れない転校生だから、危険だからね」凪紗が驚いた表情で千尋を見た。「でも、千尋…――」パンッ外で、1発の銃声が響いた。凪紗の肩がビクッと震えた。「おーおー、始まったなぁ!!」進藤が爽やかに笑みを浮かべた。今すぐ殴ってやりたいほど、爽やかに。「まさか…海斗…っ」凪紗が不安げな表情を浮かべた。千尋はにっこりと微笑んだ。「大丈夫、多分… でもほら、行ってあげな、早く。 オレのことは心配しないで、大丈夫だからさ」「早くしろ!!」田中(軍人)が銃を構えた。凪紗は田中をキッと睨んだが、すぐに視線を千尋に戻した。

    852 = 830 :

    曽根崎凪紗(女子10番)は急いで外へ出た。先ほどの銃声は、何だったのだろう?海斗…海斗じゃないよね…?凪紗の前に教室を出た設楽海斗(男子10番)は無事だろうか?校舎の出口に着いた。
    外はまだ暗いが、周りが見えないほどではない。外はグラウンド、その向こうには校門が見え、その奥には森が広がっているようだ。まずは、ここから出ないと…凪紗は周りを見回し、誰もいない事を確認し、一気にグラウンドを駆け抜けた。
    ああ、こうやって周りを警戒する自分が情けない。
    皆を疑う気などないのに。
    しかし、事実戦いは始まっているはずだ。
    そうでなければ、銃声など聞こえるはずがない。

     

    一気に茂みの中に駆け込んだ。
    辺りを見回す。

    「海斗…海斗…?」

    小さな声で海斗の名を呼んだ。

    死んで、ないよね?
    嫌だよ、海斗もいなくなっちゃったら、あたしは――

    「うわっ!!」

    突然腕を掴まれ、凪紗は叫び声を上げた。

    「バカ、オレだ」

    抑揚の少ない、低い声が聞こえた。
    聞き慣れた、落ち着く声。
    凪紗はばっと振り向いた。「か…海斗…無事だったんだね!!」
    「まあな」ぶっきらぼうで、短い言葉。
    いつもと変わらない、海斗のままだ。

    「銃声…海斗じゃないよね?」「…いや、違う」海斗は首を横に振った。そっか… じゃあ、さっきのは一体…「よぉ、ご両人!」突然後ろから声を掛けられ、凪紗と海斗は同時に振り向いた。自然と、喧嘩の前のように構えてしまう。当然だろう、この声は、聞き覚えがない。「…転校生…」海斗が低く呟いた。目の前にいるのは、茶髪に鋭い目、謎の転校生周防悠哉(男子11番)だった。凪紗の次に出たであろう悠哉に、追いつかれてしまった。笑顔を浮かべているが、正直言って怖い。「…武器は?」

    凪紗は悠哉には聞こえないように小声で訊いた。海斗は首を横に振った。
    まだ見ていないか、外れ武器かのどちらかだろう。「そんな険しい顔せんといてぇな」悠哉がカラカラと笑う。笑ってはいるが、隙はあまりなさそうだ。「千尋は、待つか?」今度は海斗が呟き訊いた。『海斗クンを見つけたら、すぐにここから離れるんだ、いいね? オレを待とうだなんて、思っちゃいけないよ? 次は、あの得体の知れない転校生だから、危険だからね』凪紗は不破千尋(男子17番)の言葉を思い出した。本当は待っていたい。しかし、ここで死ぬわけにはいかない。「海斗、逃げよう…千尋は大丈夫、絶対会える、あたしは信じてる」「…そうだな。 あいつは曲者だ、易々とやられはしない」目の前で悠哉が首をコキッと鳴らした。「話は終わったんか?ちょっと色々と訊きたい事が――うわっ!!」凪紗と海斗は思いっきり地を蹴り、悠哉にまっすぐに突っ込んだ。
    海斗が足を振り上げる。
    悠哉はすっと屈んでそれを交わす。

    「危な――ゲッ!!」

    ちょっと甘いよ、転校生!!手加減した海斗の蹴りは、屈んでもらうための、ただの囮だよ!!凪紗は、海斗が足を振り上げたと同時に悠哉の懐に潜り込んでいた。悠哉が屈んでくれれば、小柄な凪紗でも楽に胸倉を掴める。「はああぁっ!!」悠哉の胸倉をぐいっと掴み、凪紗はその体を力の限り投げ飛ばした。幼い頃から武道を嗜んでいた凪紗には、普通の体格の男子くらいなら楽に投げ飛ばせる。勢いよく叩きつけられ、悠哉が咳き込む。それを見ると同時に、2人は一目散に駆け出した。

    853 :

    このカスみたいな文は何だ

    854 :

    乗っとる癖につまんないとか頭わいてるわ

    855 :

    たまに湧く荒らし 焼き依頼しとけ

    856 :

    松嶋里子

    857 = 856 :

     河田中学校は、水沢市に建てられた地上3階建の鉄骨造の建物である。もともとは計画道路として予定されていた部分が、土地の権利の関係で市の所有物となり、長らく計画が延期された際に、学校、図書館などの公共建築物となり、市民へと提供された。
    その後、計画道路のすべての用地が県によって買収され、戦後から計画されていた道路はようやく開発の兆しが見えた。それに伴い、市の所有物となっていた土地は、段階的に県へと返還されることとなり、同時に廃校、廃館等が市議会によって決議された。
    もとより解体されるのが前提とされていた建物のため、施主は予め解体用の爆弾を建物の要所要所に組み込んで施工するよう命じた。その結果、解体にかかる時間的、経済的コストを最大限に節約することができるとし、またその技術を今後全国的に展開していくために、県を挙げてのアピールを続けていく方針。
    なお、廃校は2013年度末で決定されているが、転校に掛かる費用等の捻出は市からは難しいとの声もあり、国の政策のひとつとなっている戦闘実験第68番プログラムに学校そのものを『資材』として献上することによって予算を補填してもらう方向性で、教育委員会とは折り合いがついた。


     ―― 端末の操作方法。

     河田中学校は全部で20のエリアに区分されている。この端末は試合開始後12時間が経過してから、爆弾の起動が可能となる。合計で3ヶ所の起爆を行うことができる。場所は20のエリアから、任意で選ぶことができる。1ヶ所ずつ起爆することもできる。エリアを選択し、起爆ボタンを押したら、雷管に電波を飛ばし、約10秒後に起爆する。
    なお、この端末を支給された者は、試合開始後24時間が経過すると、首輪を爆破する。
    対象者は『No.16』。


     波崎蓮(16番)は、2階の男子トイレで端末の説明画面をじっくりと読んでいた。間もなく、時刻は0時を指そうとしている。4月16日が、すぐそこまでやってきている。
    上を向いて、はーっ、と大きく息を吐いた。隣の個室で死んだ高石遼(12番)による、血生臭い香りが、自分を不快な思いにさせる。

     爆弾、か。

    12時間経たないと使うことのできない端末だなんて、いったいどんな武器なんだろうとは思っていた。高石遼に支給されたロシアンルーレットだって、考え方によっては相当エグい武器だと思っていたが、これは予想を超えるエグさだった。学校の任意の場所を好き勝手に爆破できる? なんだよそれ、チートじゃないか。
    だからこそ、24時間のタイムリミットがあるのだろう。この武器を使えるようになるまで生き延びてみせろ。そして、この武器を使って優勝してみせろ。できないのなら、[ピーーー]。なるほど、わかりやすい。

    858 = 856 :

    エリアとかなんだろう。まぁ、ちょっとズルいかもしれないけれど、素直に解体用の爆弾という性質を考えたら、1階を爆破して倒壊させてしまったら、そのまま2階から上も崩れ落ちてしまうだろう。そうなると、もうわけがわからない。校舎棟まるまる、もしくは体育館棟まるまる生き残って潜んでいる生徒をぺちゃんこにしてゲームセットだ。
    それを考えたうえでの、爆破は3ヶ所までという制約は、なかなかに絶妙なのかもしれない。そうだ、だったら確実なのは、体育館棟の1階を爆破することだ。ここを潰せば、確実に上の階を支えきれなくなった体育館棟はまるまる崩壊する。問題はそこに残り少ない生き残りのうち何人が潜んでいるか、だが。

     ……考えたって、なにも始まらないか。
    今は、このボーナス的な武器を、ちょっと一発かますだけでいい。時間はまだ12時間残っている。優勝するために、少しずつこれまで通り頑張れば、それでいい。


     波崎蓮は、顔を上げる。
     彼の持つ端末に表示された残り時間は、まもなく1分を切ろうとしていた。

       *  *  *

     山瀬陽太郎(23番)は、1階の職員室にいた。
     誰かがやってくる気配は、ない。

     今、この学校には何人の生徒が生き残っているのだろう。引きこもりだった自分には、友達と呼べる存在は、このクラスにはいない。ここで一緒に殺し合いをするクラスメイトは、全員が陽太郎にとって敵だった。
    陽太郎は、この殺し合いに参加する気など、始めからなかった。ただ、2年生まで一緒に席を並べていた、自分とは無関係な生徒たちが、ただ加納という男に言われるがままに戦いはじめ、そして一人、また一人と姿を消していき、気が付いたら半分以下にまで減っていた。

     それで、いい。一人で、いい。一人でいるのは、慣れている。さびしくなんか、ない。他人に干渉されるのは、嫌なんだ。あれこれ思われるのは、まっぴらごめんだ。他人なんて、なにを考えているのかわからない。わかりっこない、エスパーでもなんでもないんだから。

     校舎のあちこちを歩き回り、大貝玲子(5番)や和光美月(24番)、そして神崎聖美(7番)のような生徒と遭遇しては、戦闘を回避して、のらりくらりと生き延びてきた。そして、神崎から聞いた小鳥のさえずりの話を頼りに、校舎棟の3階へと行こうとして、いきなり目的地から銃撃音が聞こえてきた。さすがにまともな武器もない状態で、そんな戦火の渦に飛び込んでいくような愚か者ではない。落ち着くまで待機し、頃合いを見て戦場見学へと勤しむと、案の定、死体がいくつも転がっていた。誰の死体かはわからなかったし、顔を見ても誰だか思い出すことはできなかった。だが、そこに転がっている防犯サイレンは、この戦闘の火付け役になったんだろうなと、そう感じた。

    ……酷い有様だ。この戦闘の黒幕は、間違いなく防犯サイレンが鳴ったまま放置した、最初の殺人鬼だ。性格が悪い奴は何人も思い浮かぶが、こういう悪知恵が働く奴というと、生き残っている中ではそうそういない。知ってる。どうせ、あいつなんだろ。

     おまえってさ、なにが楽しくて生きてんの?

    お前だよ、お前。楽しくなかったら、生きている意味なんてないとか思っている、そこのお前だよ。そういう考え、やめろよ。楽しく生きたいとか生きたくないとか、そういう問題以前の話なんだよ。なにが楽しいのか、それすらわからないんだよ。ただ、のんべんだらりと毎日を怠惰に過ごして、でもどうすればいいのかわからなくて、そして誰も手を差し伸べてくれないだけなんだよ。お前とは違うんだよ。お前の価値観、勝手に他人に押し付けんじゃねーよ。なんとでもいえ。自分は、そういう面倒くさい人間なんだ。

     あいつは、まだ生き残っているんだろうか。……いや、生き残っているに違いない。あいつは、絶対に簡単には死なない。理不尽な方法で殺されない限りは、どんな手を使ってでも生き延びるだろう。でも、違う。自分には、武器がある。

     この、端末がある。

    この端末があれば、問答無用であいつを[ピーーー]ことができる。あいつの優勝だけは、阻止できる。この、端末があれば。

     陽太郎は、ポケットの中にある端末の感触を、もう一度、確かめる。
     チャンスは、一度しかない。だけど、それで、必ずあいつを、仕留めるのだ。

     そのために、自分はここまで生き延びてきたのだから。
     そのために、自分は、いるのだから。


     波崎蓮を、[ピーーー]ために。


       *  *  *

     長山俊明(15番)は、更衣室に和光美月が姿を現したことに、ほっとする。

    「よ、和光。ようやく目覚めたか、このねぼすけさんめ」
    「お陰様ですっかり体力は回復したよ。長山君、私のこと拾ってくれたみたいね、感謝するし」
    「まぁ、そんだけ歩けてたら問題ないだろ。ここはひとつ、よろしくな」

     俊明に支給されたのは、スマホのような端末だった。起動すると、トランシーバーモードが立ち上がった。最初は通話相手が誰なのかもわからずに、ただひたすら呼びかけを続けていたら、そのうち擦れたような音と一緒に、女子の声が聞こえてきた。

    『もしもーし、聞こえてるー?』
    「あ、つながった。俺だよ、長山俊明。お前は、誰だ?」
    『おぉ、長山くんじゃーん。あたし昴、物部昴だよ』
    「え? 昴??」

    お相手は、同じ野球部でマネージャーをやっている、物部昴(20番)だった。話を聞くと、どうやら昴にも同じ端末が支給されたらしく、このトランシーバーモードでは制限なく端末の電池が持つ限り、2人を繋ぐアイテムになるらしかった。武器がランダムに配られているのかどうかは知らないが、こうして接点がわりとある同士が繋がったのは非常に大きい。
    昴と俊明の位置はかなり遠くだったため、とりあえずは互いに連携を取りつつ、情報交換をしつつ、少しずつ仲間を集めることを目標とした。やがて体育館の1階で部長の深堀達志(18番)と合流し、その流れで一緒に行動していたらしい平坂麻衣子(17番)とも合流した。達志の提案で、引き続き俊明と昴は単独行動で仲間を探し続けた。やがて、昴の方も同じ野球部の門前晃(22番)と森澤昭人(21番)との合流に成功し、俊明の方も気絶していた和光美月を回収し、神崎聖美とも合流を果たした。
    もちろん、その間に何人もの死体を見たし

    859 = 856 :

    『みんな、ご苦労。これから2回目の定時放送を始める。筆記用具と地図の準備をするように』

    6時間前と同様、少しノイズがかった声が、体育館と更衣室のスピーカーから流れてきた。加納の声だ。
    俊明は地図と筆記具を取り出す。既に、前の放送から何人かの名前には、新規に取り消し線が追加されていた。

    『では先程の放送からこれまでの6時間で、新たに死亡した生徒の名前を読み上げる。まずは1番 相田澄香。続いて2番 明石真由、4番 伊藤敦、10番 境啓輔、12番、高石遼、14番 常田克紀。以上6人だ』

     先程の放送では8人、この放送では6人。合計で、14人。つまり、残りは。

    「あと、10人か」

     俊明たちのグループが8人。そして残りは、波崎蓮と、山瀬陽太郎だけだ。そして、山瀬陽太郎は先程遭遇したものの、メンバー入りを拒否されてしまった。自分は波崎蓮を[ピーーー]ために行動している。それが終わるまでは、待っていて欲しい。それだけを、言い残して。

    『これで残りは10人になった。戦闘開始から12時間でこれはなかなかにいいペースだ。これから先は夜中ということもあり、体力的な問題も出てくると思うが、引き続き頑張っていただきたい。それでは次に、禁止エリアを発表する』

    もう、消去法でわかりきっていることだ。今回この戦闘実験では、波崎蓮が主なジェノサイダーとしてクラスメイトを殺し回っている。ここにいる和光美月もクラスメイトを手にかけてはいるが、波崎蓮はさらに明確な意志をもって、行動している。

    『このあと1時 校舎棟4階、2時 体育館3階、3時 2年A組,B組,C組,D組の4教室、4時 家庭科室,家庭科準備室、5時 体育館1,2階、つまり全棟、6時 校舎棟3階。以上の箇所だ。指定箇所に設定時刻以降に残っていた者や、新たに侵入した者は、首輪の爆破措置を行うので、気を付けること』

    「おいおい、体育館終了のお知らせかよ」
    「校舎棟も半分が禁止エリアになるみたいね。いよいよ大詰めって気分?」

    『次の放送はまた6時間後、朝の6時にお知らせする。それでは』

     ブツッという音と共に、再び静寂が訪れた。相変わらず、おしまいは唐突な放送だ。

    「達志、どうする? この6時間で、この拠点が使えなくなるけど。あと、このあと1時からは校舎棟4階が禁止エリアになる。あそこにはまだ昴たちがいる」
    「あいつらは3人で4階の機械室にいるんだっけか」

    『あーあー、長山くーん。聞こえるー?』

     噂をすれば、さっそくその昴組からの連絡が入った。

    「はーい、こちら長山。昴、そっち禁止エリアになっちまうな」
    『そうなのー。とりあえずそっちに向かってもいいけど、どうしよっか?』
    「そうだな、とりあえずこっちはまだ明け方までは禁止エリアにはならないし、まずは来てくれるかな。仲間もだいたい揃ったし、次の指示は合流してから出すよ。それでいいよな、達志」
    「構わない」
    「達志もそれでオッケーだって。じゃ、昴。気を付けてこっちおいでな」
    『昴、りょうかーい』

     通話を切る。
     直後、近くで警告音のような、ブザー音が鳴り響いた。

    「な、なんだ?」

     最初は、端末の調子が悪いのかと思った。だが、端末は相変わらずの待機モードだ。特に変わりはない。そして、どうやら音は部屋の隅の、壁のあたりから鳴動しているような、そんな気がした。
    達志が、顔色を変えて叫ぶ。

    860 = 856 :

    突然、ブザーが壁の中から鳴り響いて、轟音と共に辺りが粉々に吹き飛んだ。あたしはその爆風に巻き込まれて、それからどうなったのかはよくわからない。ただ、体を動かそうと思っても、なにか背中から重たいものが圧し掛かっているのか、まったく動かないような気がした。なにかの下敷きになっているのかもしれない。

    「長山くん! 深堀くん……! 和光さん……平坂さん……!」

    辺りは薄暗い。だけど、かなりの埃が舞い上がっているのはわかる。空気が、悪い。爆弾で、恐らく体育館そのものが吹き飛ばされたに違いない。仲間内にはこんな爆弾を支給された人はいなかったはずだ。そして、先程顔を出した山瀬陽太郎だって、持ってはいなかった。そうなると、この爆弾の犯人は。

    『どうしたの?! なにがあったの! 応答して!! 返事してよ!!』

    長山俊明の所持していたトランシーバーの光が、青く点灯している。通話中のサインだ。恐らく轟音を聞いた校舎棟の物部昴が、心配して話しかけてくれたのだろう。身体は動かないが、腕だけは辛うじて動かせた。下半身の感覚がない。きっと、倒れてきた壁かなにかに押し潰されてしまったのだろう。
    あたしはなんとかトランシーバーを手に取ると、話しかけた。

    「こちら、神崎です……物部さん?」
    『神崎さん! 今のはなんの音? みんなは無事なの?!』

    先程までのおちゃらけた昴ではなく、緊迫した口調が伝わってきた。
    そして、あたしは見てはいけないものを見てしまった気がした。トランシーバーのあったあたり。その瓦礫の下に、広がる、血だまり。そして、長山俊明と思われる、身体の残骸を。

    「長、山…くんは……今の爆発で、建物の下敷きになって……」

    落ち着いて喋ろうと思っても、うまく呂律が回らない。
    状況があまりにもショッキングすぎて、うまく飲み込めない。先程まであんなに楽しげに喋っていた男が、瓦礫の下でぐちゃぐちゃになっている姿を、どう昴に実況すればいい?そんなの、あたしには無理だ。

    「あたしも、なんか身体の下の部分が挟まれちゃって、動けないの……」
    『そんな……爆発があったのね? 教えて、あとの3人は?』

    辺りには、生きている人間の様子は見受けられない。だが、確認できる死体は、長山俊明のものだけだった。そして、遠くない未来、そのリストにはあたしも加わるのだろう。更衣室の奥に引っ込んでいたあたしと長山くんが瓦礫に飲み込まれた。そういうことだ。他の3人は入口付近にいたし、深堀くんが咄嗟に離れるよう叫んでいたから、もしかしたらまだ、生きているのかもしれない。
    だけど、それを確認する術は、あたしには残されていなかった。

    「……死体を確認できたのは、長山くんだけ」
    『わかった。とりあえずこちらは今すぐそっちに向かって、残りの生存者の確認と、神崎さんの救出に向かう。それでいいね』

    861 = 856 :

    明石(2番)は、目を覚ました。いけない、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。屋内とはいえ、空調のかかっていない4月の空気はそこまで温かくもない。少しだけ、寒気がした。

    「あ、明石さんおはよ。よく眠れた?」
    「……あまり気分は、よくないです」
    「ははっ、まぁこんな状況だしね」

    声の主は、境啓輔(10番)。入口近くの椅子に座って、彼もうつらうつらとしていたのだろう。体力は、温存するに限る。

     今から6時間前に、この戦闘実験は開始した。開幕直後、私は不注意から谷村昌也(13番)に襲われた。もうダメだと思った瞬間、たまたま近くで目覚めた境くんに、助け出された。谷村くんは境くんに一発撃たれたけど、そのあとどうなったかは知らない。ただ、あれから2階のこの部屋に逃げ込んだ後、下の階から何度も何度も拳銃やマシンガンらしい発砲音が連続して続いたことから、なんとなく谷村くんはもう殺されたんじゃないかなと、そう思った。つい先ほども、外の方から拳銃の発砲音が、響いてきたばかりだ。

    「そろそろ、加納さんの言ってた放送の時間だね」

    境くんが、そんなことをつぶやく。
    支給された時計を確認する。確かに、この電波時計が正確なら、間もなく定時放送が流れるはずだった。いよいよ、このあとから禁止エリア制度がスタートするのだ。禁止エリアに残っていた生徒は、問答無用でこの首輪を爆破される。すなわち、退場だ。自分の首元に爆弾がぶら下っているのかと思うと、今思っても、ぞっとする。


     キーンコーンカーンコーン。

     6時になると同時に、いつもの慣れ親しんだ、チャイムが鳴り響いた。少しして、ノイズと共にスピーカーから声が聞こえてきた。そういえば、加納たち運営チームは、少し離れた場所から試合を遠隔で進行させているんだっけか。

    『みんな、ご苦労。これから1回目の定時放送を始める。筆記用具と地図の準備をするように』

    加納に言われるがままに、私は会議用の机に、地図を広げた。
    隅に印刷されたクラス名簿が、悲しい。

    『では、これよりこれまでに死亡した生徒の名前を読み上げる。地図と一緒にプリントアウトされている名簿を、うまく活用してもらいたい』

    試合開始から6時間。何度も、銃声は聞いてきた。
    きっと、何人も、死んでいる。境くんも、少しだけ緊張した顔をしていた。

    『まずは3番 天野祐一、続いて5番 大貝玲子、6番 香川優花、8番 木島雄太、9番 柴門秀樹、11番 副田紗耶香、13番 谷村昌也、19番 間宮由佳里。以上8人だ』

    言われるがままに、名前の隣に小さくチェックを入れていく。
    その数が増えれば増えるほど、手が小刻みに震えてきた。ここで読み上げられたクラスメイトは、もう、死んだのだ。

    『この6時間でクラスの1/3が死んだ。非常にいいペースだ。引き続き、戦闘実験への参加をみんなにも頑張ってもらいたい。では、次は禁止エリアの発表をする。1時間につき数箇所ずつ指定していくので、くれぐれも気を付けるように』

    感傷に浸る余裕なんか、ない。今は、とにかく無心で加納の放送をメモらなければならないのだ。

    『このあと19時 多目的室A,B、20時 体育館4階、21時 3年A組,B組,C組,D組の4教室、22時 図書室、23時 AOルーム、24時 技術室,技術準備室。以上の箇所だ。指定箇所に設定時刻以降に残っていた者や、新たに侵入した者は、首輪の爆破措置を行うので、気を付けること』

    ……多い。
    私たちがいる多目的室Aも、このあと1時間後に、禁止エリアに指定されてしまった。

    『次の放送はまた6時間後、日付が変わる0時にお知らせする。それでは』

    ブツッという音がして、その後はなにも聞こえなくなった。これで、定時放送は終わりらしい。
    辺りには、再び静けさだけが戻ってきた。この放送の時間だけは、きっとどの場所でも戦闘は起きていなかったと、信じたい。

    「結構……死んでたな」

    境くんが、ポツリとつぶやいた。私は、黙って、頷く。

    862 = 856 :

    ただ、加納が放送で名前を読み上げただけだ。私たちはあれからずっとこの部屋にいたのだから、銃声こそ聞こえてきても、肝心の本人たちの死体は見ていない。唯一、出発前に殺害された間宮由佳里と副田紗耶香くらいなもんだ。そういえば、まだ波崎蓮(16番)も生き残っている。元気で、やっているのかな。

    「明石さん、移動するなら早めにしよう。この部屋、すぐ禁止エリアになっちゃう」
    「そうですね」

     荷物の整理をしつつ。
     私は、境くんに、ひとつだけ、質問をする。

    「ねぇ、境くん」
    「なんだい?」
    「……辛くは、ないの? クラスメイト、たくさん死んじゃったのに」

     境くんの手が、少しだけ、止まる。

    「そりゃあ……辛くないって言ったら、ウソだよ。本音を言うと、泣きたくて仕方ない」
    「やっぱり」
    「苦痛でしかないよ。でも、それでも。今は前に進まなくちゃいけない。じゃないと、今度はおれらが殺されちゃう。少しでも長く、もがかなきゃ」

     境くんは、強かった。
    私も境くんがいるから、泣かずに済んでいる。きっと一人だったら、今頃めそめそと泣いて、使い物にならなくなったかもしれない。いや、そもそもこの放送を聞く前に、殺されていただろう。開幕直後に、あの谷村昌也によって。
    共依存とまではいかなくとも、今はお互いにお互いがいるからこそのこの状況がある、そう考えた方が、よっぽど楽だ。

    863 = 856 :

     今、目の前には、多目的室Bからまさに出ようとしたばかりの、伊藤敦(4番)がいる。
     その右手には、しっかりと手斧が握られていた。

       *  *  *

     伊藤敦は、柔道部に所属していた。
     境啓輔と比べても、身長こそ大差ないものの、体格は一回り違う。

     彼も、きっと試合が始まってからいろんな場所をまわり、いろんなものを見てきたのだろう。そして、精神をすっかりとやられてしまい、この多目的室Bに引きこもっていたのかもしれない。
    彼は、ひどくおびえた様子で、私たちを見ていたのだ。まるで、人を極端に怖がる虐待されていた捨て犬みたいな、そんな雰囲気を感じ取れた。

     私は、知っている。前にも、こんな状況があったことを。
     そして、知っている。この先に待ち構えている、悲劇を。

    「伊藤……」

     境くんのその言葉が、合図となったのだろう。音に反応した野生動物の如く、伊藤はいきなり雄叫びをあげた。そして、手斧を振りかざす。とっさの判断で、境くんは後ろにさがり、多目的室Aの扉を閉めた。だが、スライド式のドアは鍵がどこにあるかいまいちわからない。手元が焦り、なかなか鍵が閉められなかった。

    864 = 856 :


    ■ ネタバレ名簿

    1番 相田 澄香 あいだ すみか スパナ
    2番 明石 真由 あかし まゆ 煙玉
    3番 天野 祐一 あまの ゆういち ソーコム・ピストル
    4番 伊藤 敦 いとう あつし 手斧
    5番 大貝 玲子 おおがい れいこ 九五式軍刀
    6番 香川 優花 かがわ ゆうか 文化包丁
    7番 神崎 聖美 かんざき さとみ 催涙スプレー
    8番 木島 雄太 きじま ゆうた マイクロウージー
    9番 柴門 秀樹 さいもん ひでき 防弾ベスト
    10番 境 啓輔 さかい けいすけ ブローニングM1910
    11番 副田 紗耶香 そえだ さやか ――――
    12番 高石 遼 たかいし りょう 端末:遠隔首輪爆破装置
    13番 谷村 昌也 たにむら まさや サバイバルナイフ
    14番 常田 克紀 ときた かつき 防犯サイレン(小鳥)
    15番 長山 俊明 ながやま としあき 端末:トランシーバー
    16番 波崎 蓮 なみざき れん 端末:???
    17番 平坂 麻衣子 ひらさか まいこ
    18番 深堀 達志 ふかほり たつし
    19番 間宮 由佳里 まみや ゆかり ――――
    20番 物部 昴 もののべ すばる 端末:トランシーバー
    21番 森澤 昭人 もりさわ あきと ガラスの灰皿
    22番 門前 晃 もんぜん あきら ワイヤーテグス
    23番 山瀬 陽太郎 やませ ようたろう
    24番 和光 美月 わこう みつき ニューナンブM60
    ■ Kill Score.
     波崎 蓮 - ★★★★★★★★★★
     和光美月 - ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
     明石真由 - ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
     木島雄太 - ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

    865 = 856 :

     あんなに元気だったのに、そいつが……もう死んでいるんだよ?

    「そんな……栄一郎が? 嘘だ……」

     栄一郎が持っていた携帯電話。その発信履歴に最初に乗っていたのが僕だった。駆けつけた救急隊員から、色々
    と聞かれた。栄一郎の家族の連絡先なども、聞かれた。
    だけど、本当に僕はぼーっとしていて。ただただ、聞かれたことに事務的に答えることしか出来なかった。

     信じられなかった。
     あの、木下栄一郎(男子三番)が死んだなんて。

    僕、河原雄輝(男子二番)は、栄一郎とはとても仲がよかった。同じ野球部に所属していて、ともにバッテリーを組ん
    でいた。結局、成績自体はあまりよくなかったけれど、本当にこの三年間、楽しく過ごすことができたのは栄一郎の
    おかげだった。
    でも、その栄一郎は、もう……いない。
    手が、震えた。顔が蒼白になっていくのが、鏡を見ずしてもわかった。……怖かった。言葉では簡単にあらわすことの
    出来ないこの気持ち。どう表現すればいいのだろうか。どうすればいいのだろうか。

     職員室に駆け込んだ。
    いつまで待っても栄一郎が教室にやってこなかったときは、なにかあったのかもしれないという考えは全く浮かばな
    かった。きっと、用事が少し長引いているんだと思っていた。そう、栄一郎が僕より優先する用事なんていくらでもあ
    る。きっと、アズマにでも呼ばれたんだ。それをキャッチボールをしている最中に思い出したんだ。
    そう、きっと……職員室に行けば、栄一郎が笑って、僕に向かって手を振ってくれるんだ。

     栄一郎は、いなかった。

    当たり前だ。栄一郎は、死んだのだから。ここにいるはずが無いのだ。なのに、なんで僕はここへ来た?
    ……簡単だ。信じたくなかったからだ。親友の、死を。

    「河原」

    アズマが、珍しく真剣な眼差しをしてこちらを見ていた。既に学校にも連絡は来ているらしい。職員室の中が、少し騒
    がしくなっていた。

     歩道橋から転落。その後、やってきたトラックに轢かれ、死亡。

    どうやら即死だったらしい。病院へ運ばれる前に、既に死亡を確認したということは、それは相当のものだったに違い
    ない。なんて、ひどいんだ。
    ……おかしい。どうして、教室で僕を待たせておきながら、大通りの歩道橋を渡っていたんだ。どうして、わざわざ歩
    道橋から落ちなければならなかったんだ。
    どうして、どうして。一体、どうして。

     その答えは、後程……警察の取調べによって、明らかにされた。


     お通夜は、全員で行くと混乱するからと、アズマは全体で行くのは控えるように言った。個別に行く分は構わないと
    は、言っていたけれど。そして、葬式は広い会場で執り行われる為、全員で出席する、とのことだった。連絡網で、ま
    るで普段の元気を感じない柏木杏奈(女子一番)の声。本当は、慰めの言葉をかけてやるべきだったのかもしれない
    ……だけど、それも出来ないほど。僕は、自分を見失っていた。
    いるのが当たり前だと思っていた人間が、いない。それだけで、人は壊れてしまう。

    お通夜には、村田修平(男子十二番)と二人で行った。両親もついていくと言ったけれど、断った。なんとなく、修平と
    話さなければならないことがあると、思ったからだ。
    栄一郎の家の近くにある公園のベンチに座っていると、修平は自転車に乗ってやってきた。

    「よ。遅れてわりぃ」

    口調は普段のままだったが、まるで生気を感じない。その笑顔も、とてもぎこちなかった。見ているこっちも、苦しくな
    ってしまう。それを察したのか、修平は表情を消した。

    「……じゃ、行こっか」

    玄関は、喪で染まっていた。誰に言われることも無く、僕も修平も、制服を着てきていた。中に入ると、喪服姿の大人
    が沢山いた。父親の同僚なのかもしれない。ふと、そう思った。その人たちに、礼をしておく。すれ違う人たちの中に、
    中峰美加(女子九番)がいた。声を掛けようとしたけど、やめた。眼を真っ赤に腫らしている彼女を、そっとしておくべき

    867 = 856 :

    女子2番 江藤 渚(えとう・なぎさ)

     

     愛国主義者というのを書くのは初めてでしたが、この子はそれ以外は普通の女の子を心がけていたので、そこまで特殊な感じはしないです。むしろ、キャラ的にインパクトがあるのは小山内あやめの方(笑)

     今回愛国主義者を書くにあたって、その者同士が対峙したらどうするかというところから、敢えてつぶし合いをしてもらいました。でも、彼女らに友情がなかったわけではなく、むしろ友達だからこそああいうことになったのです。手加減はなし、正面から正々堂々と。清々しい対決というのはプログラム上ではあまりないことかなと思いますので、そういう意味では書いていて新鮮でした。戦闘シーンは苦手なんですけどね(笑)

     勝負に負けて、結果的には友人に殺されるという末路を辿った渚ですが、本人にとっては悪くない最期だったのではないかと思います。まぁもちろん、一番は優勝することだったのでしょうけど(笑)

    868 = 856 :


     私立青奉中学校 三年一組キャラ語り
    (制作裏話やらネタばれやら、本編では書けなかったとこが満載。後に追記するかも……)


    男子 1番 有馬孝太郎(ありま・こうたろう) 女子 1番 五木綾音(いつき・あやね)
    男子 2番 五十嵐 篤(いがらし・あつし) 女子 2番 江藤 渚(えとう・なぎさ)
    男子 3番 小倉高明(おぐら・たかあき) 女子 3番 小山内あやめ(おさない・あやめ)
    男子 4番 加藤龍一郎(かとう・りゅういちろう) 女子 4番 小野寺 咲(おのでら・さき)
    男子 5番 古賀雅史(こが・まさし) 女子 5番 北村梨花(きたむら・りんか)
    男子 6番 澤部淳一(さわべ・じゅんいち) 女子 6番 久住梨華(くじゅう・りか)
    男子 7番 下柳誠吾(しもやなぎ・せいご) 女子 7番 佐伯希美(さえき・のぞみ)
    男子 8番 末次健太(すえつぐ・けんた) 女子 8番 真田葉月(さなだ・はづき)
    男子 9番 須田雅人(すだ・まさと) 女子 9番 鈴木香奈子(すずき・かなこ)
    男子10番 妹尾竜太(せお・りゅうた) 女子10番 曽根みなみ(そね・みなみ)
    男子11番 田添祐平(たぞえ・ゆうへい) 女子11番 園田ひかり(そのだ・ひかり)
    男子12番 冨澤 学(とみざわ・まなぶ) 女子12番 橘 亜美(たちばな・あみ)
    男子13番 広坂幸治(ひろさか・こうじ) 女子13番 辻 結香(つじ・ゆか)
    男子14番 槙村日向(まきむら・ひなた) 女子14番 東堂あかね(とうどう・あかね)
    男子15番 宮崎亮介(みやざき・りょうすけ) 女子15番 羽山早紀(はやま・さき)
    男子16番 八木秀哉(やぎ・しゅうや) 女子16番 細谷理香子(ほそたに・りかこ)
    男子17番 弓塚太一(ゆみづか・たいち)
    女子17番 薮内秋奈(やぶうち・あきな)

    869 = 856 :

     校門から走り去っていく二つの背中。それを見送る一人の人物。その人物は、どんどん小さくなっていく二人――東堂あかね(女子14番)と槙村日向(男子14番)の背中を、今にも泣きそうな表情で見つめていた。

     

    ――ごめんね……

     

     その背中に向かって、心の中で謝罪する。何度声をかけようか、何度その震える背中を抱きしめようか。何度そんな葛藤を繰り返したか分からない。このクラスで一番近い存在。ずっとクラスメイトというよりは、チームメイトとして接してきた彼女。あんな弱々しい姿など、今まで見たことがなかった。本当なら誰かがそばにいて、あの子を支えてあげなくてはいけないだろう。

     けれど、自分にはそれができない。今は、あの子と一緒にいる彼に託すしかないのだ。

     

    ――あかね、ごめんね。声かけられなくて、一緒にいてあげられなくて……本当にごめんね。

     

     そう謝罪しながら、その人物――羽山早紀(女子15番)は、視線をあかねの背中から学校の方へと戻す。これで、自分以外は全員学校から離れた。そして、おそらく誰も戻ってこない。邪魔は入らない。

     

     やるしかないのだ。

     

    ――やらなくちゃ……!

     

     学校を出たときから、いやこれがプログラムだと理解したときから、決めていたこと。無謀かもしれないけれど、それでもやると決めたこと。その決意の根底にあるのは、早紀の中にある“信念”というものに他ならなかった。

     

    ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

     

     早紀には、八つほど離れた兄がいる。既に二十歳を越えており、世間一般でいう“立派な大人”だ。今は大学を卒業し、目下弁護士を目指して猛勉強中。そのせいか、最近は図書館やら喫茶店やらに出かけていて、家にいる時間は多くはない。そんな兄のことを、早紀は心の底から尊敬していた。

     

     でも最初は、どうしてそこまで必死に勉強するのか分からなかった。なぜならこの国において、法律は国民を守るための武器というよりは、政府関係者の都合のいいものや、それこそ総統とやらを称えるものが多いように思えて仕方がなかったからだ。それに、この国の警察関係者は必要に応じて(その必要とやらもやけに曖昧なものだが)、国民を無断で射殺できる権限を持っている。なら、何のために法律というのは存在するのか。学校で勉強しても、早紀には分からなかった。もちろん、プログラムそのものについても。

     

     あるとき、いつものように勉強する兄に向かって、こんな質問をぶつけたことがある。

     

    「兄さんは、どうして弁護士を目指しているの?」

     

     深く考えて発言したわけではない。思っていたことが、そのまま言葉となって発せられただけだ。今思えば無神経なことを聞いてしまったなと思っているが、このときは本当に不思議で仕方がなかったから。

     すると、兄はイスをくるっと回転させ、早紀の方へと向き直ってくれた。その顔には、寂しそうな笑みを浮かべている。

     

    「どうして、そんなことを聞くんだい?」
    「だって法律なんて、あってないようなものでしょ?」

    870 = 856 :

     早紀がそう告げると、兄はその言葉の意味を分かってくれたのか、少しだけ表情を崩した。そして、はっきりとした口調で早紀の疑問に答えてくれた。

     

    「だからだよ」

     

     そう一言言った後、そのまま続きを口にする。

     

    「そりゃさ、俺一人に何ができるわけでもないけどさ。だからといって、何もしない理由にはならないだろ? むしろさ、俺は俺なりにできることをやりたいんだよ。生きていくうえで、法律について知っておいて損はないしさ」

     

     役に立たないからといって、何もしない理由にはならない――兄のその言葉は、早紀にちょっとした衝撃を与えた。もしかしたら、自分はそれを言い訳にしていたのかもしれない。法律が役に立たないからといって、兄の努力が無駄だと思っていたのかもしれない。

     

    「それにさ、もし早紀が何かあったときには、法律を武器に手助けすることだってできるじゃん。そう思ったらさ、決して無駄ってわけじゃないよな」

     

     そう言って、兄は椅子から立ち上がる。そうしてゆっくりと早紀の元へと歩み寄り、ポンポンと頭を撫でてくれた。女子の中でも比較的身長の高く、性格もどちらかというとサバサバしている部類に入るので、こうして誰かに頭を撫でられることは滅多にない。でも兄だけは、小さい頃からこうしてよく頭を撫でてくれていた。それがとても心地よくて、心のどこかで甘えている自分がいる。

     

    「ほら、もう寝な。明日も朝練あるんだろ?」
    「う、うん……」
    「今度の練習試合、頑張れよな。まぁ早紀なら、大活躍間違いなしだけど」

     

     優しく笑う兄を見て、心がほぐれていくのが分かる。法律を武器にしなくても、兄は誰かを助ける力を持っていると思う。少なくとも、自分はいつだって兄に救われている。

     

     そのままの兄でいてほしい。弁護士になって、世の中の黒い部分を知ってしまっても、変わらず優しいままでいてほしい。そんなことを、心のどこかで願っていた。

     

    ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

     

     きっと、兄はプログラムを認めない。どんな理由があろうとも、殺し合いをしていいなんて言わない。もしこの場にいたなら、きっとどうにかして中止させようとするだろう。そう、先ほど背中を見送った――優しいあの子のように。

     それは、早紀も同じだった。なら、どうすればいいのか。教室にいる時からずっと考えて、たどりついた答え。

     

     全員が出発した後で、学校に潜入する。そこで担当官や兵士を脅してでも、プログラムを中止させようというもの。

     

     これには、多大なるリスクが伴う。まず、自分が死ぬ確率が極めて高いこと。だからこそ単独で行動すると決め、自分のすぐ後に出てきた辻結香(女子13番)を始め、誰にも声をかけなかった。

     

     そしてもう一つ。それは、成功する可能性が極めて低いこと。

     

    『俺は俺なりにできることをやりたいんだよ』

     

    ――私は私なりに、できることをやるんだ……!

     

     ふと近くに倒れている曽根みなみ(女子10番)の遺体に視線を向ける。もうこれ以上の犠牲者を出さないためにも、できるだけ早く行動する必要がある。右肩にからっていたデイバックを地面に落とし、両手に持っていた支給武器――GM M3“グリースガン”を構える。これをうまく使えば、こちらの要求を呑ませる事も可能かもしれない。もちろん、それでも可能性は低いだろう。むしろ、優勝を目指して使う方がいいかもしれないが、その考えは早紀にはなかった。

     

     大きく息を吸い込む。そしてゆっくりと吐き出す。バスケの試合の前にやる、早紀なりの気合いの入れ方だ。

    871 :

    結構面白いぞ

    872 :

    〔食堂〕

    十神「おい、狛枝はいたか?」

    花村「こっちにはいなかったよ」

    罪木「こっちもいませんでした」

    九頭龍「こっちにもな」

    左右田「狛枝のやつどこ行ったんだ?」

    狛枝「ボクならここにいるよ」

    左右田「え?」

    狛枝「やぁ」ニコニコ

    左右田「で、でた!」

    狛枝「まるで幽霊が出たみたいな言い方はやめてほしいなぁ」

    十神「貴様、今までどこにいた」

    十神「またなにか企んでいるんじゃないだろうな」

    狛枝「やだなぁ。ボクがどこにいてなにをしようが勝手でしょ?」

    小泉「…………」カキカキ

    小泉『あんたまた余計なことしようとしてない?』

    狛枝「余計なこと?ボクはただ希望の光が見たいだけだよ」

    狛枝「ずっと言ってるじゃないか。ボクは超高校級の才能を持つ君たちの輝きが見たいんだって」

    狛枝「ま、今は裏切り者をあぶり出したいんだけどね」

    弐大「まだ言っておったのか」

    ソニア「最初から裏切り者なんていません!」

    狛枝「いるんだよ。ボクたちをここに連れてきて閉じ込めてる裏切り者が」


    873 = 872 :

    日向「…………」

    七海「どうしたの?」

    日向「…なんでもない」

    狛枝「だからね……裏切り者には名乗り出て欲しいんだ」

    狛枝「といってもそう簡単には出てきてくれないだろうから」

    狛枝「島を爆発させることにしたよ」カチ

    ドォンッ

    終里「なんの音だよ!?」

    狛枝「島中に爆弾を仕掛けてみたんだ。裏切り者が出てきてくれないのならこの島全てを爆発させるよ」

    西園寺「な、なに言ってんの?」

    「あ、あははー。いくら凪斗ちゃんでもそんなことできるわけないっすよー」

    狛枝「そう思う?」カチ

    ドンッ

    「ひぃッ!」

    日向「お前ッ!いくつ爆弾を持って来た!」

    狛枝「少なくとも一つの島を破壊できるくらいはあると思うよ」

    十神「どこでそんな……もしかしてファイナルデッドルームか!」

    狛枝「さすが十神クンだね。そんなことが分かっても止められはしないけどね」

    十神「クッ…」


    875 :

    狛枝「実はもう手動で爆発させられる爆弾はないんだよね。あとの爆弾は時間が経つと爆発するようにしたから探すといいよ」

    終里「そんなまどろっこしいことしなくてもてめぇをボコボコにして吐かせりゃいいだけだろ」

    狛枝「あはは、ボクがそんなことで口を割るとでも思ってるのかな?」

    十神「やめろ終里、そいつは希望のためなら自分の命さえ捨てるようなやつだ。時間の無駄だ」

    終里「クッソ!」

    十神「すべての島に爆弾を仕掛けるほど時間はなかったはずだ」

    十神「まず左右田、西園寺、小泉でこの島を探してくれ」

    左右田「ソニアさんと一緒じゃないのか……」

    西園寺「そんなこと言ってる場合じゃない!」

    十神「次に九頭龍、辺古山、ソニアは第二の島を」

    九頭龍「おぅ」

    十神「弐大、終里、花村は第三の島を探してくれ」

    弐大「ワシに任せい!」

    十神「俺、澪田は第四の島を探す」

    「了解っす!」

    十神「最後の島は日向、罪木、七海が探してくれ」

    罪木「は、はいぃ!」

    十神「左右田、爆弾は解体できるか?」

    左右田「わかんねぇけど……やるしかねぇんだろ?」

    十神「あぁ。他のみんなももし爆弾を見つけたら左右田を呼んでくれ」

    十神「質問はあるか?ないなら各自探しに行ってくれ」ダムダム


    876 :

    狛枝「素晴らしいよ!こうやってまた高校級のみんなが力を合わせて困難に立ち向かっていくんだね」

    左右田「うっせー!」

    西園寺「バーカバーカ!」

    終里「あいつ殴っちゃだめか?」

    弐大「やめろ。時間の無駄じゃ」

    七海「日向君、行こ」

    日向「悪い七海、蜜柑。先に行っててくれ」

    七海「……ん。わかった」

    日向「ありがとう。すぐに追いつくから」

    七海「日向君も頑張ってね」

    罪木「創さん……」ギュッ

    日向「大丈夫、危険なことはしないよ」

    罪木「…はい!」

    狛枝「日向クンは探しに行かなくてもいいの?」

    日向「なぁ狛枝、お前はなにがしたいんだ?」

    狛枝「なにって…」

    日向「お前はファイナルデッドルームで何か俺たちについての情報を知った。それは俺たちを失望するほどのことだったはずだ」

    狛枝「…………」

    日向「なにを知ったんだ?」

    狛枝「……日向クンはさ、今まで信じてきたものが実は信じてきたものと真逆のものだと知ったらどうするのかな?」

    日向「は?いきなりなんだよ」



    877 :

    狛枝「ボクが信じていたものに偽物が混じっていた。だから混じってる偽物を取り除いて本物の希望だけにしたいんだ」

    日向「その偽物が裏切り者だって言いたいのか?」

    狛枝「…違うよ。偽物は君たちの方なんだよ日向クン」

    日向「……たしかに俺はなんの才能もないただの予備学科生だ。だけど他のみんなは違うだろ?それを偽物だなんて」

    狛枝「そう。たしかに彼らには超高校級たる才能はあった。だからみんながみんな希望になれるかは別でしょ?」

    日向「それは…」

    狛枝「そろそろボクは行くよ。やるべきことが残ってるからね」

    日向「まだ話は終わっていないぞ!」

    狛枝「ボクにはキミと話してる時間がないんだ。じゃあね」

    日向「待て!」

    モノクマ「おらぁ!」ボコッ

    モノミ「ぎゃあぁぁぁあ!」

    日向「!?」

    モノクマ「『ワイの妹がこんな可愛いわけあれへん』この本に出てくる妹は可愛くてすごく魅力的なのになんでお前はそんなダサい格好なんだ!」

    モノミ「それはアンタがやったんでちゅよ!」

    モノクマ「言い訳するなー!」ボカボカ

    モノミ「痛いでちゅ!横暴でちゅー!」

    日向「おい……」

    モノミ「はっ!もしかして助けてくれるんでちゅか!」

    日向「やるのは勝手だけど入り口を塞ぐのはやめてくれ」

    モノクマ「あ、ごめんねぇ」ズルズル

    モノミ「助けてくれないんでちゅか!?日向さん、日向さーん!」ズルズル

    日向「…すぐに狛枝を追わないと」


    878 = 877 :

    〔ぬいぐるみ工場〕

    日向「蜜柑、七海!」

    七海「あ、日向くんだ」

    日向「狛枝を見なかったか?」

    罪木「狛枝さん、ですか?すみません、私たちも今来る所だからわからないです……ノロマでごめんなさい!」

    日向「大丈夫、蜜柑のことは責めてないから。ごめんな、迷惑かけて」

    罪木「そ、そんなことないです!むしろ私のほうがすっと迷惑かけてますから…」

    日向「いや、俺も…」

    七海「はいはい、そういう夫婦漫才は終わってからにして爆弾探さないと」

    罪木「あ、すみません!」

    日向「ここ以外は探したのか?」

    七海「うん。だけど狛枝くんも爆弾もなかったよ」

    日向「わかった。じゃあ入ってみるか」ガチャ



    879 :

    男子19番/瑞浪悌(みずな・やすし)
    部活動 無所属
    身長/血液型 170cm/B型
    愛称/杜若 ヤス/みずみん
    支給武器 ピアノ線
    被害者 -
    加害者 新藤誠
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 新留燈
    真野煉
    (消極派グループ)
    折上志鶴
    備考
    中性的な美少年。白い肌で華奢な体型。

    美しい容姿のせいで小学生の頃から山崎大河にいじめを受けており、そのせいか卑屈で大人しい。いじめを苦に自殺を図った事もある。
    人が傷つく痛みを知っているため、人一倍優しい。一方、自己犠牲的な思考を持つ。
    基本的には穏やかで優しい草食系だが、やる時はやる男らしい面も持つ。
    両親が町医者であり、本人も医学的知識が豊富。

    現在でも大河や正岡丈らに目をつけられていじめられる事がある。
    行動記録
    本校舎
    2階図書室。真野煉に襲われた所に雪村笑留が駆けつけ、その後現れた三田島梓に救われる。
    梓と別れ、笑留と行動中。グロック26を入手。
    1階保健室で笑留と会話。彼女に過去を明かす。そこへ中川竜蔵が現れる。
    最初は竜蔵を疑うが、無事に和解する。竜蔵の怪我の手当てをしている最中に、新藤誠に襲われる。最初に襲われかけた笑留を庇って重傷を負うが、何とか竜蔵と笑留を逃がす。
    その後新藤にいたぶられ、とどめを刺されそうになった所に井ノ原命と久我英治が現れ、新藤を追い払う。しかし一命を取り留めることはなく、二人に看取られて息を引き取る。
    最期に「笑留を助けて欲しい」と遺言を遺した。

    880 = 879 :

    女子19番/雪村笑留(ゆきむら・えみる)
    部活動 バスケットボール部/生徒会執行部
    身長/血液型 160cm/A型
    愛称/杜若 ユキ/いい子チャン
    支給武器 釘打ち銃
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 空木紫雨
    新田真司郎
    美笠心
    (バスケ部グループ)
    海堀純那
    早稲田貞治
    (生徒会執行部)
    備考
    染めてはいないが明るい髪色。

    明るく優しいしっかり者。誰にでも分け隔てなく接し生徒会も務める優等生。
    人の気持ちには敏感だが、恋愛にはやや疎く、真面目だが冗談も通じるので、不良にも割とに好かれるし異性にも人気はあるのだが浮いた話はあまりない。
    お人よしで、困っている人を放っておけない。一途な頑張り屋で、少しだけ頑固。
    染めていないのに明るい髪と変わった名前がコンプレックス。

    小学生の頃、山崎大河を一とする男子に「えみるってマジ名前負けだよな」と言われてから男子に下の名前で呼ばれるのが苦手に。

    行動記録
    本校舎
    2階図書室。銃声を聞きつけ図書室に駆けつけるも、真野煉に襲われる。
    その後現れた三田島梓に救われ、現在は瑞浪悌と行動中。
    1階保健室。落ち込んでいる所を悌に励まされ、会話。彼の過去を知る。そこへ中川竜蔵が現れる。
    最初は悌が竜蔵を疑うが、無事に和解。悌が竜蔵の脱臼を手当てしている最中、新藤誠に襲われる。悌が笑留を庇い、竜蔵に連れられて保健室を飛び出す。
    2年D組教室。中川竜三に仄かな思いを抱くも、それを口にはせず、気の迷いだと思う事にする。

    881 = 879 :

    男子18番/真野煉(まの・れん)
    部活動 無所属
    身長/血液型 162cm/AB型
    愛称/杜若 煉/まのりん
    支給武器 グロック26
    所持武器 包丁
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 新留燈
    瑞浪悌
    (消極派グループ)
    備考
    襟足が長めの黒髪。男にしては細身な体系。
    やや大きい目が幼い印象を与える顔立ち。

    基本的に周りに興味がなく、中学生の自分を含め子供嫌い。いくら精神年齢が高かろうが所詮は中学生で、自分たちを生かす大人に依存してしか成長出来ないという思考。
    上記の思考を表に出したりはせず、喜怒哀楽も人並みに出してクラスメイトに接する。
    出会い系を通じて何となく始めた女性相手の売春が習慣になっており、常連の中の少し変わった高校教師に恋心を抱いている。
    妙な雑学をやたらと知っている。腕力はあまりない。
    行動記録
    本校舎。
    2階廊下。襲い掛かってきた正岡丈を撃退。 次のクラスメイトに銃を向ける。
    瑞浪悌を撃つつもりが謝って宗森もえぎに発砲。倒れた彼女を放って図書室に逃げた悌を追う。銃声を聞いて駆けつけた雪村笑留諸共追い詰めるが、三田島梓の妨害に会い、敗走。グロック26を失う。
    2年C組教室に居た所を宗森もえぎに襲われるが、新留燈に助けられ、共に逃走。
    1年C組教室。燈と会話をするが燈の言葉を受け入れられず、別れる。燈の言葉が気になっている。
    寄宿舎。
    1階キッチン。三吉冴子に殺されかけるが寸前で気づき回避。冴子に反撃しようとするが何故か思い留まる。動揺した様子で冴子を逃がす。

    882 = 879 :

    男子12番/新留燈(にいどめ・ともる)
    部活動 卓球部
    身長/血液型 153cm/A型
    愛称/杜若 燈/ともちん
    支給武器 水鉄砲
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 武蔵野市立桜田小学校
    交友関係 真野煉
    瑞浪悌
    (消極派グループ)
    相葉瑞姫
    折上志鶴
    備考
    男子の中で一番背が小さく、少女のように愛らしい容姿。いつも左手にリストバンドをしている。
    未だに声変わりせず、高めの声。祖母の形見のぬいぐるみをいつも持ち歩いている。

    穏やかでいつもにこにこしている。 大人しいが人当たりはいいので、交友関係は消極派グループの中では広い方。
    人に心配をかけるのが苦手で、負の感情を表に出さず笑って誤魔化す。
    幼い頃、反政府活動をしていた両親を亡くし、祖母に育てられるが、その祖母も小3の頃に他界。それからは児童養護施設で暮らしていたが、中1からは里親のもとで生活している。

    人懐こいので、相葉瑞姫のようなギャルにも可愛がられるタイプ。
    山崎大河、正岡丈らにぬいぐるみの事や女子のような容姿をいじめられることもあるが、笑ってやり過ごしている。
    行動記録
    本校舎。
    杜若紅牡丹に脅され、1年D組教室を泣きながら出発。
    2年C組教室で、宗森もえぎに殺されかけた真野煉を救い、共に逃走。
    1年C組教室。煉と会話をするが、和解出来ぬままに別れる。プログラムに優勝する意志はない。
    煉との会話を聞いていた上島藍那が教室に入ってきて会話。立ち去る彼女を見送る。

    883 = 879 :

    女子6番/上島藍那(うえしま・あいな)
    部活動 陸上部
    身長/血液型 161cm/A型
    愛称/杜若 藍那/不思議チャン
    支給武器 ソーイングセット
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立九段北小学校
    交友関係 北内冬子
    佐野鳴海
    三吉冴子
    吉川裕子
    (文化系グループ)
    備考
    古本屋の娘。ミステリアスで大人しい少女。無口で、いつも難しそうな一昔前の文学書を読んでいる。国語の成績はクラスでもトップ。非常に物知りで、工藤次郎のうんちくを平然と聞ける数少ない人物。
    最近、隣町のライブハウスで彼女を見かけたという噂が広まっているが、真相は定かではない。
    行動記録
    本校舎
    1年C組教室。新留燈と真野煉の会話を聞いていた。煉が出て行った後に教室で燈と会話。政府の言いなりにはなりたくないと言い、教室を立ち去る。

    884 = 879 :

    女子17番/三吉冴子(みよし・さえこ)
    部活動 無所属
    身長/血液型 165cm/A型
    愛称/杜若 さえちゃん/ツン・ツン子ちゃん
    支給武器 折りたたみナイフ
    被害者 -
    加害者 新藤誠
    出身小学校 千代田区立第一小学校
    交友関係 上島藍那
    北内冬子
    佐野鳴海
    吉川裕子
    (文化系グループ)
    備考
    染色されていない黒髪のセミロングヘア。メイクはせず、一重の切れ長な瞳。
    シャープな面長で、女子にしてはやや高めの身長。

    クールな一匹狼。決められた価値観を押し付けられることを嫌がり、“普通”という言葉を極端に嫌う。
    自分は自分といった価値観を持ち、女子とはあまり馴染まない。同じグループの生徒とも殆ど口を利かず、互いに干渉しない立ち位置に居るためほぼ孤立状態。また、男子ともあまり話さないので苦手意識がある。両親の仲が冷え切っており、共に忙しくて家庭内別居状態。家でも一人で居ることが多く、次第に一人が楽だと思うようになった。

    行動記録
    本校舎。
    5階植物庭園。折上志鶴に遭遇。同行を申し出られるが「普通」という言葉に過剰反応。冷たく突き放し、庭園を後にする。
    寄宿舎。
    1階キッチン。武器を探しに来たキッチンで真野煉を発見。背後から近寄り殺そうとするが寸前で気づかれる。反撃されそうになるが、何故か煉が行動を止め、逃がされる。
    本校舎。
    4階物西階段で新藤誠と市川怜奈に遭遇。逃げ出すが3階物理室前で新藤に追いつかれ、頭を金属バットで割られ死亡。

    886 = 879 :

    女子1番/相葉瑞姫(あいば・みずき)
    部活動 軽音楽部
    身長/血液型 157cm/A型
    愛称/杜若 みいぽん、みーちゃん/ギャル娘
    支給武器 草刈り鎌
    被害者 1(大塚伊吹)
    加害者 大塚伊吹
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 大塚伊吹
    (ギャルグループ)
    新藤誠
    中川竜蔵
    正岡丈
    山崎大河
    (不良グループ)
    折上志鶴
    風間英二
    久我英治
    (お調子者トリオ)
    荒川颯太
    新留燈
    早稲田貞治
    備考
    どこに居ても目立つ黄色いカーディガン。丁寧に巻かれた金髪にウサギの耳のようなリボンがついたカチューシャをしている。

    目立つのが大好きなギャル。度の過ぎた寂しがりやで、溺愛してもらわなければ気が済まない。
    どこに居ても分かるほど声が大きく、やかましい。口と頭は悪いが、実は素直で人懐こく、そんなに悪い子ではなかったりするので、幅広く友達も多い。

    勉強は苦手で、試験の際はいつも早稲田貞治に助けられている。
    明るくいじめなどもしないので、新留燈など消極派グループとも仲がいい。
    ミーハーだが恋には一途で、一年の頃から中川竜蔵にアタックを続けている。

    現在状況
    本校舎
    1-D教室。プログラムルール説明中、担当教官に反抗。結果 自分の代わりに吉川裕子が殺され、酷くショックを受けている。
    3階物理室前。折上志鶴、北内冬子と行動中。大塚伊吹を見つけて自殺を食い止め、合流。誰かが向かってきた為、物理準備室に身を潜める。
    隠れた準備室で、 早稲田貞治が「殺人クラブ」を結成した事を聞いてしまう。殺されると思い準備室に立てこもるが、風間英二に鍵を破壊されドアを開けられててしまう。
    2-C教室に逃げ込むが、極限状態から仲間割れに。大塚伊吹と争い、相討ちになり死亡する。

    887 = 879 :

    女子7番/大塚伊吹(おおつか・いぶき)
    部活動 陸上部
    身長/血液型 161cm/A型
    愛称/杜若 伊吹/ニセビッチ
    支給武器 コルト・ガバメント
    被害者 1(相葉瑞姫)
    加害者 相葉瑞姫
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 相葉瑞姫
    (ギャルグループ)
    備考
    大人っぽい見た目に言動だが、実は結構無理をしている。ビッチに見せかけて処女のような反応をする。普段着や制服は露出度が高めだが、いざそういう雰囲気になると内心テンパる。どうでもいい男にはベタベタ出来るし大人びた態度を取るが、本命の男にはなかなかそれが出来ない。

    無理して背伸びしているのは全て、担任の原望に思いを寄せているため。8月頃に告白、現在は交際しており、周りには秘密の関係。
    行動記録
    本校舎
    3階物理室前。原望に見捨てられたと思い自殺しようとした所を、相葉瑞姫に止められる。折上志鶴が北内冬子を連れてきた事で口論になりかけるが、誰かが来たため物理準備室に身を潜める。
    隠れた準備室で、 早稲田貞治が「殺人クラブ」を結成した事を聞いてしまう。殺されると思い準備室に立てこもるが、風間英二に鍵を破壊されドアを開けられててしまう。
    2-C教室に逃げ込むが、極限状態から仲間割れに。相葉瑞姫と争い、相討ちになり死亡する。

    888 = 879 :

    3年2組担任/原望(はら・のぞむ)
    担当教科 音楽
    担当部活動 吹奏楽部
    身長/血液型 178cm/B型
    関連人物 大塚伊吹
    佐野鳴海
    新田真司郎
    風間英二
    杜若紅牡丹
    出身小学校 千代田区立第一小学校
    年齢 35歳
    被害者 ?
    加害者 ?
    備考
    癖の入った黒髪。三白眼でいつも眠そうな目。
    常に気だるそうにしており、顎鬚を触る癖がある。チェーンスモーカー。

    江戸中3年2組を受け持つ、35歳独身の音楽教師。
    放任主義で、常にかったるそうで口が悪い。面倒くさがりだがやる事はきちんとやっているので、上から文句を言われることもない。何だかんだで面倒見もいい。
    来る者拒まず去る者追わずなタイプで、稀に告白してくる女子生徒の相手をする事も。

    8月頃に告白してきた大塚伊吹とも教師と生徒以上の関係になっているが、すぐに飽きるだろうと思っているので特別な感情はない。
    佐野鳴海に教師以上の思いを抱いているが、大人としてどうなのよと思い卒業まで待とうと思っていた所を新田真司郎に掻っ攫われ、内心気に入らない気持ちでいっぱい。駄目な大人。風間英二とは互いに秘密を握り合っている。歳に似合わぬ闇を抱えている彼に、どこか不気味さを感じている。

    889 = 879 :

    女子12番/佐野鳴海(さの・なるみ)
    部活動 吹奏楽部
    身長/血液型 153cm/A型
    愛称/杜若 なる/カワイコちゃん
    支給武器 ベレッタM950ジェットファイア
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 私立清花学園初等部
    交友関係 上島藍那
    北内冬子
    三吉冴子
    吉川裕子
    (文化系グループ)
    市川怜奈
    荒川颯太
    三田島梓
    新田真司郎
    備考
    丸くて大きな漆黒の瞳。年齢の割にあどけなさの残る顔立ち。肩にかからない、黒髪のショートヘア。
    クラスの女子で唯一ネクタイをつけている。

    今年の6月頃転入してきた転校生。訳あって留年している。
    基本的には真面目で文武両道な優等生だが、冗談も通じる柔軟性がある。普段の落ち着いた表情から見せるあどけない笑顔にやられる異性も多い。
    独自の価値観を持っており、一種独特の雰囲気があるが、基本的には親しみやすいタイプなので、グループ内では一番社交的。

    やや毒舌な面もあり、三田島梓と気が合うのか時折話している姿を見かける。
    同じく転入生の新田真司郎とつき合っている。ネクタイは真司郎のもの。

    行動記録
    本校舎。
    原望と会話後、1?Dを最後に出発。恋人の新田真司郎と合流。
    3年A組教室。真司郎と共に潜伏中。北内冬子の遺体を見て動揺中。


    女子9番/北内冬子(きたうち・ふゆこ)
    部活動 無所属
    身長/血液型 162cm/A型
    愛称/杜若 北内、ふゆちん、汚い冬子/根暗
    支給武器 鍋の蓋
    被害者 -
    加害者 細野隆弘
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 上島藍那
    佐野鳴海
    三吉冴子
    吉川裕子
    (文化系グループ)
    備考
    今時珍しい太い三つ編みと分厚い眼鏡。校則通りの長いスカートと白いハイソックスを着用。

    地味で目立たない上に、根暗であまり人と喋るのが得意ではなく、話しかけてきた人物全てに対して酷く卑屈で攻撃的な態度を取る。
    北内という苗字をもじって「汚い冬子」といじめられていたため、自分の名前が大嫌い。
    クラスで同じグループの生徒すら殆ど信用しておらず、ましてや他のクラスメイトと口を利くことは滅多にない。

    小学生の頃から山崎大河に酷いいじめを受けていて、被害妄想が強くなってしまった。

    行動記録
    本校舎
    3階物理室前。折上志鶴、相葉瑞姫と行動中。卑屈な発言で大塚伊吹と口論になりかけるが、誰かが来たため物理準備室に身を潜める。
    隠れた準備室で、 早稲田貞治が「殺人クラブ」を結成した事を聞いてしまう。殺されると思い準備室に立てこもるが、風間英二に鍵を破壊されドアを開けられててしまう。
    2-C教室に逃げ込むが、極限状態から目の前で他の三人が仲間割れを始める。瑞姫と伊吹が相討ちになり、志鶴と共に教室から逃げ出す。
    5階廊下。恐怖によりほぼ発狂状態で志鶴に襲いかかるが、細田隆弘に捕まり首を絞め殺される。

    890 = 879 :

    男子21番/山崎大河(やまざき・たいが)
    部活動 無所属
    身長/血液型 165cm/O型
    愛称/杜若 大河/子虎ちゃん
    支給武器 メリケンサック
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 新藤誠
    中川竜蔵
    正岡丈
    (不良グループ)
    井ノ原命
    (凸凹コンビ)
    相葉瑞姫
    派手な金茶の髪。鬱陶しいほどつけられたアクセサリーは、動く度に腰のチェーンがじゃらじゃらと鳴る。

    クラスを代表する問題児で、トラブルメーカーのヤンキー。態度と声が無駄にでかい。
    幅を利かせていられるのは、本人の実力というよりも関東一帯を取り仕切っている暴走族の頭である兄貴のおかげ。面倒見のいい兄は下からも慕われているが、当然彼は疎まれている(自覚もあるが、その点に触れられると逆ギレする)。
    いじめ、かつあげetc 問題ごとは大抵彼が原因。単細胞で頭は悪い。

    女嫌いだが、井ノ原命とはデコボココンビ。彼女のことは男友達のように思っており、毎日口喧嘩という名の漫才を繰り広げている。
    行動記録
    本校舎
    1-D教室。担当教官に逆らって掴みかかるが、銃により掠り傷を負う。
    出発の際に「俺を殺そうとする奴は先に俺が[ピーーー]」とクラスメイトに宣言。
    5階生物室。自分が虐めてきた生徒に仕返しされるかも知れないと怯え、科学室で遭遇した日生悠香が叫ぼうとしたと思い首を絞めるが、突然現れた此花香南にフライパンで頭を強打され気絶。
    定時放送の際に目を覚ますが、久我英治と決裂。泣いている井ノ原命にも失望し、教室を出て行く。


    女子11番/此花香南(このはな・かなん)
    部活動 演劇部
    身長/血液型 162cm/O型
    愛称/杜若 香南/プッツン娘
    支給武器 フライパン
    被害者 -
    加害者 早稲田貞治
    出身小学校 千代田区立九段北小学校
    交友関係 市川怜奈
    日生悠香
    (女子中流派グループ)
    備考
    サイドで結んだ茶髪。大人っぽい雰囲気。

    普段はたおやかで明朗快活な性格だが、一方大切な人が傷つけられると烈火の如く激怒する。
    感情の触れ幅が大きく、 普段はどちらかといえば勢いで行動する悠香のセーブ係だが、怒ると手がつけられないのは実は香南の方かも知れない。

    日生悠香と並ぶ、演劇部の期待の星。

    行動記録
    本校舎。
    5階生物室。日生悠香の首を絞めていた山崎大河に激怒、頭部をフライパンで強打し気絶させた後、悠香をつれて逃走。
    4階職員室。悠香と身を潜めていたが、殺人クラブメンバーが現れ、悠香と共に職員室から逃げ出す。
    物理室に逃げ込み、早稲田貞治に遭遇。信頼できる人物だと思い安心するが、不意を突かれて首をメスで切り裂かれ、死亡。

    891 = 879 :

    女子15番/日生悠香(ひなせ・ゆうか)
    部活動 演劇部
    身長/血液型 152cm/O型
    愛称/杜若 ユーカ/ツインテ
    支給武器 トレンチナイフ
    被害者 -
    加害者 早稲田貞治
    出身小学校 千代田区立九段北小学校
    交友関係 市川怜奈
    此花香南
    (女子中流派グループ)
    早稲田貞治
    備考
    高い位置で結んだ、うさぎを思わせる黒髪のツインテール。ピンクのセーター着用。小柄。明るく甘え上手なクラスのアイドル的存在。誰にでも愛想が良く素直なので、可愛がられている。だが、性格の悪い人が嫌い。一度嫌いと見なした人物にはかなり冷たい態度を取ることも。

    此花香南と並ぶ演劇部期待の星で、将来の夢は女優。早稲田貞治に中3でクラスが一緒になってから一目惚れ。熱烈アピールをして現在交際している。クラスでもお似合いのカップルと言われ、本人も貞治の事が大好きで誰よりも大切に思っている。それ故、貞治に近づく女は許さない。海堀純那の貞治に対する態度が最近怪しいと感じており、表には出さないがやや警戒気味。

    現在状況
    本校舎
    1-D教室を出発。早稲田貞治を待つため、隠れる場所を探す。
    5階科学室で隠れていた所に山崎大河が現れる。叫ぼうとしていたと思われ首を絞められるが、寸での所で此花香南に救われ、逃亡する。
    4階職員室。悠香と身を潜めていたが、殺人クラブメンバーが現れ、悠香と共に職員室から逃げ出す。
    物理室に逃げ込み、早稲田に遭遇。恋人と再会し安堵するが、それも束の間、目の前で悠香が殺される。動揺して動けずに居る所を、早稲田に喉を切り裂かれ死亡。


    男子22番/早稲田貞治(わせだ・さだはる)
    部活動 生徒会執行部
    身長/血液型 178cm/AB型
    愛称/杜若 早稲田/早稲田様
    支給武器 高性能探知機
    所持武器 メス/フライパン/トレンチナイフ
    被害者 2(此花香南/日生悠香)
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第一小学校
    交友関係 荒川颯太
    西川善匡
    三田島梓
    (早稲田グループ)
    海堀純那
    雪村笑留
    (生徒会執行部)
    日生悠香
    空木紫雨
    備考
    きちんと整えられた黒髪。銀縁の眼鏡に聡明そうな瞳。整った顔立ちで知的な印象を受ける。成績優秀で生徒会の会長も務める切れ者。常に落ち着いていて、みんなの頼れるリーダー的存在。不良グループも彼には一目置いている。クラスのまとめ役で教師からの信頼も厚い、品行方正で非の打ち所のない人間。
    だが実際は退屈な日常に飽き飽きしていて、日々スリルを求めている。観察眼が異常なほど鋭く、クラスメイトの観察が趣味。今年のクラスは注目株が多く、本人もなかなか楽しんでいる。
    今年の春頃から日生悠香とつき合っていて、紳士的な彼とクラスのアイドル的な悠香でお似合いのカップルと言われている。生徒会副会長の海堀純那とは小学校の頃からのつき合いで、しっかり者の彼女を信頼している。試験前は勉強が苦手な相葉瑞姫や空木紫雨に勉強を教えたりなど面倒見もいい。

    行動記録
    本校舎
    2?B教室。出発する日生悠香に「危ないから待つな」と指示。「どこかに隠れていてくれ」と頼む。
    その後、自分も出発。杜若紅牡丹に気に入られている。
    物理室。新藤誠、香月栞、他4名の生徒に呼びかけ「殺人クラブ」を結成。物理室準備室に潜む折上志鶴、相葉瑞姫、大塚伊吹、北内冬子を始末するよう他メンバーに指示。
    その後、物理室にて他のメンバーが戻るまで待機。
    3階物理室。メンバーに次の獲物を指示。風間英二にメスを譲り受ける。
    物理室前で殺された三吉冴子の死体を隠滅しようとしていた所に日生悠香と此花香南が逃げ込んでくる。味方のフリをして近づき、二人を殺害。
    その後海堀純那が現れ、自分に恋心を抱く彼女の精神面の脆さに付け込み、味方につける。


    男子2番/空木紫雨(うつぎ・しぐれ)
    部活動 バスケットボール部
    身長/血液型 182cm/O型
    愛称/杜若 紫雨/しーちゃん
    支給武器 テニスラケット
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 新田真司郎
    美笠心
    雪村笑留
    (バスケ部グループ)
    風間英二
    早稲田貞治
    男にしては珍しいポニーテールが甘めのマスクに似合っている。
    女の子が好きだがプレイボーイというわけではなく、楽しく話すのが好きで大切にする。女の子に乱暴するのは勿論、蔑ろにする人物には嫌悪感を抱く。明るく誰とでも親しみやすい性格のため軽く見られがちだが、根は自己犠牲が過ぎる程の仲間思い。バスケ部レギュラーでチームメイトの信頼も厚い。反面、勉強は下から数えた方が早いほど苦手。同じくバスケ部の雪村笑留に恋心を抱いていて、何かある度に話しかけているので分かりやすい。
    試験前は成績優秀な早稲田貞治に勉強を教えてもらい、なんとか赤点を免れている。
    行動記録
    本校舎
    2階西階段。泣いている明村桐子を見つけ声をかけるが、桐子が動揺していて会話にならない。その後現れた粟根由布子に桐子を任せ、別れる。
    雪村笑留を探している。
    2階図書室。仮眠を取っていたが目を覚ます。久宗りつと佐伯和巳に遭遇。久宗みつと堂本一好の行方を尋ねられ、知らないと答えると銃を向けられる。何とか逃走に成功。

    892 = 879 :

    男子14番/新田真司郎(にった・しんじろう)
    部活動 バスケットボール部
    身長/血液型 181cm/AB型
    愛称/杜若 シンジ/シンちゃん
    支給武器 ?
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 三浦市立初瀬小学校
    交友関係 空木紫雨
    美笠心
    雪村笑留
    (バスケ部グループ)
    佐野鳴海
    備考
    半眼で目つきが悪い。ガタイがいいストリート系。

    今年の頭に転入してきた転校生。訳あって留年している。
    ダンスが趣味で身軽。休日はよく近場の公園でストリートダンスを踊っていて、腕前はかなりハイレベル。
    ぶっきらぼうで口が悪い。良く言えば素直な性格。さらっとした人間関係が好きで、仲が良くてもべたべたされるのは嫌い。
    ドSで好きな子を虐め過ぎて泣かせる、トロい奴を見ているとイライラする等、結構な人格破綻者だが、反面これと決めた事は譲らない意志の強さを持つ。

    バスケ部のメンバーとは一応会話はするが、特にクラスメイトと馴染む気はない様子。
    佐野鳴海とつき合っている。不器用だが、本当は彼女が大好き。
    行動記録
    本校舎
    1年D組を出発。 原望と何か確執がある模様。
    最後に出発した恋人の佐野鳴海と合流。
    3年A組教室。鳴海と共に潜伏中。鳴海を守ることを心に決める。


    女子16番/美笠心(みかさ・しん)
    部活動 バスケットボール部マネージャー
    身長/血液型 169cm/A型
    愛称/杜若 美笠さん/鉄仮面
    支給武器 救急セット
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 空木紫雨
    新田真司郎
    雪村笑留
    (バスケ部グループ)
    備考
    あまり笑わず私語も少なく、淡々と業務をこなすバスケ部のマネージャー。感情を表に出さずそっけない印象だが、何だかんだで世話焼き。
    いつも持ち歩いている救急箱に世話になった生徒も多く、「怪我をしたら美笠さん」がクラスメイトの共通認識。

    行動記録
    本校舎。
    親友の雪村笑留を探している。
    体育館。体育倉庫で田所圭太に襲われかけるが、風間英二の妨害により命からがら逃げ出す。
    寄宿舎。
    ストレスで体調を崩し、本校舎の女子トイレで嘔吐していた所を西川善匡に助けられ、寄宿舎で休息をとっている。

    893 = 879 :

    男子13番/西川善匡(にしかわ・よしまさ)
    部活動 剣道部
    身長/血液型 175cm/A型
    愛称/杜若 西川、にっしー/にっしー
    支給武器 木刀
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立九段北小学校
    交友関係 荒川颯太
    三田島梓
    早稲田貞治
    (早稲田グループ)
    備考
    5センチほどで揃えた短い黒髪。男らしい太めのきりっとした眉に、鋭い目。厳格そうな顔立ちで、表情はあまり豊かではない。

    非常に無口でストイック。部活には必ず出席し、朝練も欠かさない。
    愛読書は新渡戸米蔵の「武士道」
    生真面目な上に見た目が怖いので、一部の友人以外とは交流がない。女友達はゼロ。
    行動記録
    本校舎
    教室を一番最初に出発する
    寄宿舎
    本校舎で体調を崩した美笠心に遭遇。寄宿舎までつれて行き休ませる。


    男子1番/荒川颯太(あらかわ・そうた)
    部活動 弓道部
    身長/血液型 175cm/B型
    愛称/杜若 颯太/そーたん
    支給武器 植木鉢
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第一小学校
    交友関係 西川善匡
    三田島梓
    早稲田貞治
    (早稲田グループ)
    堂本一好
    (弓道部)
    相葉瑞姫
    市川怜奈
    佐野鳴海
    (吹奏楽部、軽音楽部)
    備考
    黒染めしているのかと思うほどな漆黒の髪と、真っ黒な瞳。目つきは悪いが整った顔立ち。
    何をするにしても、どこか気品がある。

    荒川モータースという車関連の大企業の御曹司で、一人っ子のため大切に育てられてきた。容姿端麗で頭脳明晰なので当然もてるが、御曹司と聞くと引いてしまう女子も多い。
    視力が弱いせいか目つきが悪く、怒っていると思われがち。身のこなしも丁寧で、少し近寄り難い。
    温厚だがやや皮肉っぽい口調で、笑いのツボが浅い。仲良くなれば金持ちさを感じさせないのだが、潔癖症で人の持ち物にあまり触りたがらなかったりと誤解を招きやすい。本人にそのつもりはないのだが、他人からどう思われようが構わないと冷めている様子。
    両親のことは尊敬しているが、実の所会社なんてどうでも良く、特別扱いにも嫌気が差している。
    ピアノが得意で、吹奏楽部や軽音楽部の助っ人をすることも。
    顔に似合わずスイーツ男子。

    グループ内でも、同じ弓道部の三田島梓と行動を共にすることが多い。軽口ばかり叩いているが大事な親友。
    市川怜奈の事が好きで、彼女に会うため、吹奏楽部には助っ人の名目でちょこちょこ顔を出している。
    行動記録
    本校舎
    2階西階段。明村桐子に告白されるが、自分の事を何も知らないと非難。三田島梓と合流し、その場に桐子を置いて立ち去る。
    3年B組教室で梓と会話。梓に後押しされ、市川怜奈に思いを告げることを決意。桐子に酷い事を言ったと反省し、会ったら謝ると決める。移動の準備を始める。

    894 = 879 :

    男子20番/三田島梓(みたじま・あずさ)
    部活動 弓道部
    身長/血液型 172cm/AB型
    愛称/杜若 梓/あずにゃん
    支給武器 アーチェリーセット
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第一小学校
    交友関係 荒川颯太
    西川善匡
    早稲田貞治
    (早稲田グループ)
    堂本一好
    (弓道部)
    佐野鳴海
    備考
    肩ほどまでの緩いウェーブの入った髪。いつも優しい笑みを浮かべている。

    基本は誰にでも笑顔を見せ人当たりがいい、聡明な好青年。丁寧で柔らかな敬語を話す。
    物腰も穏やかだが、腹の中で何を考えているか分からない。周囲には気取られないようにしているため彼を侮っているクラスメイトも多いが、実はかなり毒舌で腹黒い。
    両親との折り合いが凄まじく悪い。

    気が合うのか、佐野鳴海によく話しかけている。実は彼女が初恋だとか。
    グループ内でも、同じ弓道部の荒川颯太と行動を共にすることが多い。軽口ばかり叩いているが大事な親友。
    行動記録
    本校舎
    2階図書室。銃声を聞きつけ駆けつけた図書室で、雪村笑留と瑞浪悌を襲っていた真野煉を撃退。
    友人の 荒川颯太の出発を待つため、二人と別れる。
    2階西階段。颯太と合流。明村桐子を置いて立ち去る。
    3年B組教室。颯太と会話。市川怜奈に思いを告げるよう、背中を後押しする。


    女子4番/市川怜奈(いちかわ・れな)
    部活動 吹奏楽部
    身長/血液型 152cm/A型
    愛称/杜若 レナ/キャハハ・ムスメ
    支給武器 バール
    所持武器 ボウガン
    被害者 1(間口信彦)
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 此花香南
    日生悠香
    (女子中流派グループ)
    佐野鳴海
    荒川颯太
    備考
    襟足が長めのショートカット。子猫のような瞳。小柄で華奢なシルエット。

    明るく社交的。少し気まぐれな所はあるが、男女問わず好かれるクラスの人気者。今のところ彼氏は居ない様子。
    あまりグループの括りを気にするタイプでなく、その時の気分で一緒に居たいクラスメイトといる事が多い。成績は中の上、運動神経も上々。甘え上手で毎日楽しく過ごしている。

    人懐っこい性格で、噂もあまり気にしないタイプなのか、香月栞に話しかけられる数少ない人物。
    行動記録
    本校舎
    3階物理室。早稲田貞治に呼びかけられ、香月栞、新藤誠、風間英二、工藤次郎、細野隆弘と「殺人クラブ」として結託。物理準備室に潜んでいた折上志鶴、相葉瑞姫、大塚伊吹、北内冬子を獲物とし、早い者勝ちのゲームを開始。
    2-A教室。間口信彦と遭遇。放送を聴き、動揺しているふりをし、信彦を手玉に取る。
    寄宿舎に移動しようとした信彦を背後からバールで殴りつける。意識朦朧とした信彦の頭を何度もバールで殴り、撲殺。一部始終を傍観していた工藤次郎と合流。
    1階西階段。早稲田に命じられ、風間と共に新藤を迎えに行き合流。物理室へ向かう。
    3階物理室。次の獲物を探しに、殺人クラブメンバーと共に行動開始。
    4階職員室。次の獲物である日生悠香と此花香南を発見。ゲームを開始する。
    4階西階段で三吉冴子を見つけ、新藤と共に追いかけるが、先を越される。新藤と共に行動中。

    895 = 879 :

    男子16番/間口信彦(まぐち・のぶひこ)
    部活動 無所属
    身長/血液型 177cm/O型
    愛称/杜若 間口/マッシュ
    支給武器 ボウガン
    被害者 -
    加害者 市川怜奈
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 田所圭太
    細野隆弘
    (田所グループ)
    備考
    女子からモテようと実際の能力以上に自分を大きく見せようとしている(が、クラスメイトにはバレている)。
    以前はメガネをかけていたが、モテたい一心でコンタクトデビュー。しかしドライアイのため目つきが悪くなり、女子からはより敬遠される結果に。
    話術に乏しく、女子に話しかける際は話す内容を事前に脳内でシミュレーションする。シミュレーションになかった内容に話が飛ぶと、途端に口数が少なくなってしまう。
    「大したことじゃないけどね…」というセリフを会話の中に挟む癖がある。悲しいことに、彼の話す内容はそもそも本当に大したことじゃない。
    行動記録
    本校舎。
    2-A教室。市川怜奈と合流。放送を聴き動揺した怜奈を宥める。
    落ち着いた怜奈を連れて寄宿舎へ移動しようとした所を、背後からバールで殴られる。意識朦朧とした状態で頭を何度も殴られ、死亡。


    男子8番/新藤誠(しんどう・まこと)
    部活動 ボクシング部
    身長/血液型 175cm/A型
    愛称/杜若 新藤/まーくん
    支給武器 金属バット
    被害者 2(瑞浪悌/三吉冴子)
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 中川竜蔵
    正岡丈
    山崎大河
    (不良グループ)
    相葉瑞姫
    備考
    短い黒髪をワックスで立ち上げている。飄々とした印象のツリ目。

    喧嘩っ早く不良のような行動(遅刻、欠席、早退、サボり)のせいで、ヤクザの息子だとか暴走族に入っているなどの妙な噂が絶えない(実際は大工の息子。暴走族の友人は居るが自身は組していない)
    ボクシング部のレギュラーで腕っ節も強く、喧嘩が趣味だが親しみやすい。 凄みがきいてはいるものの、面倒見が良く、義理人情に熱い性格のため後輩受けはいい。厳つい見た目のわりに話し好きで甘いものが好物。
    サバサバした楽天家で、異性への興味はあるが、今は女とつき合うよりも男友達と遊んでいる方が楽しい様子。基本的には正統派なスポーツマン気質。
    行動記録
    本校舎。
    3階物理室。早稲田貞治に呼びかけられ、香月栞、他4名の生徒と「殺人クラブ」として結託。物理準備室に潜む折上志鶴、相葉瑞姫、大塚伊吹、北内冬子の4人を獲物とし、早い者勝ちのゲーム開始。
    獲物の三人を追いかけ、化学室に居る工藤次郎と合流。
    次郎が宗森もえぎを殺害するのを観察。武器を手に入れ、美術室へ向かう。途中、中川竜蔵が美術室から出て行く姿を見かけるが見逃す。
    3階美術室。香月栞の正岡丈殺害を鑑賞後、自分も肩慣らしに向かう。風間英二にコルト・ガバメントを譲る。
    1階保健室。雪村笑留、瑞浪悌、中川竜蔵を襲撃。笑留を狙うが悌が盾になり重傷を負わせる。
    竜蔵と笑留には逃げられるが、悌を痛めつけ、トドメを刺そうとした所に井ノ原命と久我英治が現れ、仕方なく撤退する。物理室に戻る途中、西階段で市川怜奈と風間に遭遇。風間にグロック26を譲る。
    3階物理室。次の獲物を探しに、殺人クラブメンバーと共に行動開始。
    4階職員室。次の獲物である日生悠香と此花香南を発見。ゲームを開始する。
    4階西階段で三吉冴子と遭遇。逃げられるが3階物理室前で追いつき、金属バットで撲殺。怜奈と行動中。

    896 = 879 :

    男子11番/中川竜蔵(なかがわ・りゅうぞう)
    部活動 ボクシング部
    身長/血液型 186cm/O型
    愛称/杜若 竜/竜たん
    支給武器 トーラス・レイジングブル
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 新堂誠
    正岡丈
    山崎大河
    (不良グループ)
    相葉瑞姫
    備考
    クラス一大柄で迫力がある。整った顔立ちに涼しげな目元。
    不良だが顔は芸能人並にいいので、一部女子からの人気が高い。

    近辺の不良の頭。少し短気だが、頭の回転が速いリーダー気質で面倒見がいい。クラスで一番体格が良いため、まともに喧嘩をしたら勝てる相手はまず居ない。
    いじめなどはあまり好きではないようで、山崎大河や正岡丈の行き過ぎたいじめを止めるストッパー役。不良同士なら喧嘩するが、普通のクラスメイトたちには手を出さない。 彼が頭になってから、大江戸中近辺の治安が少し良くなったとか。この辺一帯を取り仕切る暴走族の頭である大河の兄とも親しく、信頼されている。
    行動記録
    本校舎。
    3階美術室。友人の正岡丈に声をかけられ、安心した所を背後から襲われる。何とか逃げ切るが、右肩を脱臼中。
    1階の保健室に行くと、雪村笑留と瑞浪悌に遭遇。最初は悌に疑われるが、無事に和解。
    脱臼を治してもらっていた所に、新藤誠が現れ、悌が襲われる。悌に強く懇願され、笑留をつれて保健室を飛び出す。
    2年D組教室。無理をする雪村笑留に、彼女を支えたいと告げる。


    男子21番/山崎大河(やまざき・たいが)
    部活動 無所属
    身長/血液型 165cm/O型
    愛称/杜若 大河/子虎ちゃん
    支給武器 メリケンサック
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立大江戸小学校
    交友関係 新藤誠
    中川竜蔵
    正岡丈
    (不良グループ)
    井ノ原命
    (凸凹コンビ)
    相葉瑞姫
    派手な金茶の髪。鬱陶しいほどつけられたアクセサリーは、動く度に腰のチェーンがじゃらじゃらと鳴る。

    クラスを代表する問題児で、トラブルメーカーのヤンキー。態度と声が無駄にでかい。幅を利かせていられるのは、本人の実力というよりも関東一帯を取り仕切っている暴走族の頭である兄貴のおかげ。面倒見のいい兄は下からも慕われているが、当然彼は疎まれている(自覚もあるが、その点に触れられると逆ギレする)。いじめ、かつあげetc 問題ごとは大抵彼が原因。単細胞で頭は悪い。
    女嫌いだが、井ノ原命とはデコボココンビ。彼女のことは男友達のように思っており、毎日口喧嘩という名の漫才を繰り広げている。
    行動記録
    本校舎
    1-D教室。担当教官に逆らって掴みかかるが、銃により掠り傷を負う。
    出発の際に「俺を殺そうとする奴は先に俺が[ピーーー]」とクラスメイトに宣言。
    5階生物室。自分が虐めてきた生徒に仕返しされるかも知れないと怯え、科学室で遭遇した日生悠香が叫ぼうとしたと思い首を絞めるが、突然現れた此花香南にフライパンで頭を強打され気絶。
    定時放送の際に目を覚ますが、久我英治と決裂。泣いている井ノ原命にも失望し、教室を出て行く。


    男子5番/久我英治(くが・えいじ)
    部活動 サッカー部
    身長/血液型 170cm/O型
    愛称/杜若 エージ/がっくん
    支給武器 ウィンチェスターM73ランダル
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 折上志鶴
    風間英二
    (お調子者グループ)
    相葉瑞姫
    備考
    明るい茶髪を盛りに盛っている。ぱっと見、頭の悪そうな髪形。
    細く形良く書かれた眉。ややアヒル口。色シャツで襟を必要以上に開けていて、腰パン。一目でチャラいと分かる見た目。

    他人からカッコいいと思われることに全力を尽くしている。
    見た目はチャラいが基本的な性格は善悪の区別をしっかりつける優等生なので、他人への指摘や注意を出来るリーダーシップを持つ。とにかく周りからカッコいいと思われたいためだけに行動しているので、外見と行動のギャップが激しい。時には優等生、時には問題児。
    カッコいいと思わないことはやらないことがあるので、周りとの衝突も多々ある。反面、他人からの評価を気にしすぎている面も。
    行動記録
    本校舎。
    1階体育倉庫。井ノ原命と遭遇。疑われるが、やる気じゃないことをアピール。無事に和解。
    保健室。新藤誠が瑞浪悌にトドメを刺そうとした所へ、命と共に乱入。銃を向けて新藤を追い払う。
    その後、悌の死を看取るが、日頃あまり親しくなかった悌の死に深い悲しみを抱けず、命に引け目を感じている。
    5階生物室。定時放送を聞いた後、山崎大河と決裂。

    897 = 879 :

    女子5番/井ノ原命(いのはら・みこと)
    部活動 ソフトボール部
    身長/血液型 170cm/O型
    愛称/杜若 いのっち、メイ/巨神様
    支給武器 メガホン
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 明村桐子
    粟根由布子
    海堀純那
    吉岡彩野
    (純那グループ)
    山崎大河
    (凸凹コンビ)
    備考
    男と見まごうショートカット。きりっとした彫りの深い顔立ちは宝塚の男役のよう。
    男顔負けに背が高く、ソフト部で鍛えているため体格もいい。

    根っからの体育会系。元気でノリが良い。動きやすいように上は常にジャージ、スカートの下にはスパッツを履いている。
    友達も多く世話焼きな面も。基本的には超がつくほどお人好しだが、嫌いな人にはとことんドライ。
    勉強嫌いで部活に青春を捧げている。ソフト部のエース。
    自分の名前や容姿が女らしくないことを気にしている。特に名前に関しては「いのっち」「メイちゃん」など本名で呼ばれることがない。
    容姿も男に間違えられるほどで、部活内では学年問わず憧れの的。校外でも近所の奥様に大人気。しかし当の本人はボーイッシュどころか超乙女思考の恋に恋する女の子で、本名は家族と彼氏にしか呼ばせないつもり。

    山崎大河とはデコボココンビで、一応学級委員だが役割は成さない。毎日口喧嘩という名の漫才を繰り広げている。大河がいき過ぎた時のストッパー係でもある。
    新藤誠に恋していて、目が合うだけで顔が赤くなるほど奥手。
    行動記録
    本校舎。
    1階体育倉庫。恐怖で震えている所に久我英治が現れる。最初はちゃらちゃらした英治を疑うが、後に和解する。
    保健室。新藤誠が瑞浪悌にトドメを刺そうとした所へ、久我と共に乱入。新藤を追い払うが、思い人の新藤がやる気になっている事に強いショックを受ける。悌の死を看取り、泣き崩れる。
    5階生物室。非常に精神が不安定な状態で、デコボココンビの山崎大河の言葉にも反応できず。


    女子2番/明村桐子(あかむら・きりこ)
    部活動 テニス部
    身長/血液型 150cm/A型
    愛称/杜若 キリ/清楚ちゃん
    支給武器 本『いい男の選び方』
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 粟根由布子
    井ノ原命
    海堀純那
    吉岡彩野
    (純那グループ)
    備考
    黒髪のセミロングヘア。小柄で華奢。

    美人というわけではないが不細工でもなく、普通にかわいらしい女の子。
    口調は柔らかく、大人しい。部活動の最中は若干活発になる程度。好きな人には、大勢で居るときはそれなりに話せるのだが、2人きりになると話せなくなってしまい、なかなか告白に踏み切れない。
    小学生の頃にいじめられた事があり、不良が苦手。
    幸運と不幸の波が激しくいい時はとことん良いが悪い時はとことん悪く、本人も困っている。

    不良グループが苦手で、特にからかってくる山崎大河や正岡丈のことを怖がっている。
    荒川颯太に思いを寄せていて、告白に踏み出せずにいる。
    行動記録
    本校舎
    2階西階段。荒川颯太に告白するが、手酷い言葉を受けてふられる。
    一人で泣いていた所を空木紫雨に見つけられ、その後現れた粟根由布子と合流。紫雨とは別行動に。
    気が動転している。
    寄宿舎。
    2階26号室。桐子と休息中。今後の方針を相談する。

    898 = 879 :

    女子3番/粟根由布子(あわね・ゆうこ)
    部活動 園芸部
    身長/血液型 164cm/AB型
    愛称/杜若 ゆーこ、ゆっちゃん、ゆうちゃん/ホクロちゃん
    支給武器 工具セット
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第一小学校
    交友関係 明村桐子
    井ノ原命
    海堀純那
    吉岡彩野
    (純那グループ)
    備考
    背中まである、淡い色のロングヘア。右目の泣き黒子が印象的。
    肌や髪、目など全体的に色素が薄く、目鼻立ちのはっきりしたハーフっぽい顔立ち。儚げな雰囲気の美人。

    大人しくて騒ぐのは苦手で繊細。いつも困ったような笑みを浮かべている。
    話は専ら聞き手で、聞き上手のアドバイス上手。相談を聞いたりするのは好きで、口数は少ない。
    自分を出すのが苦手で、いつも不安そうな表情をしている。ちゃんと楽しいとは感じているのだが、笑うのが苦手なせいで楽しくなさそうと思われてしまうことも。
    自分を理解して一緒に居てくれる友達をとても大切にする。同じグループの女の子たちの恋の話を聞くのが好きで、特に小学校から一緒の親友、海堀純那の恋を人一倍応援している。
    体育は少し苦手。
    行動記録
    本校舎
    2階西階段。空木紫雨と明村桐子を見つけ、声をかける。紫雨に桐子を任され、別れる。
    寄宿舎。
    2階26号室。桐子と休息中。今後の方針を相談する。


    女子10番/香月栞(こうづき・しおり)
    部活動 美術部
    身長/血液型 161cm/B型
    愛称/杜若 香月/美人チャン
    支給武器 カッターナイフ
    被害者 1(正岡丈)
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立九段北小学校
    交友関係 なし
    備考
    学年一の美少女だが、どこか近寄り難い雰囲気のミステリアスガール。
    かなり我が強く、興に召さない時ははっきりと厳しい言葉を投げかけてくる。感情の起伏も激しく、言いたいことはハッキリと言う性格。
    約束を重んじ、嘘をつく事に対して強い嫌悪感を抱く。
    彼女とつき合う男が尽く酷い目に遭うため、最近では男子だけでなく女子もあまり近寄らない存在になっている。彼女と平気で会話が出来るのは市川怜奈くらい。
    また風間英二に強いアピールを受けているが、相手にしていない。

    行動記録
    本校舎。
    3階物理室。早稲田貞治に呼びかけられ、新藤誠、他4名の生徒と「殺人クラブ」として結託する。
    その後、折上志鶴、大塚伊吹、相葉瑞姫、北内冬子が身を潜める物理準備室のドアを銃で撃ち壊す。
    四人を獲物とし、早い者勝ちのゲームを開始する。
    3階美術室。美術倉庫にて正岡丈と中川竜蔵のやり取りを伺い、竜蔵が消えた所で丈の前に姿を現す。丈の言い訳が逆鱗に触れ、カッターナイフで切り[ピーーー]。
    3階物理室。次の獲物を探しに、殺人クラブメンバーと共に行動開始。風間に告白されるが、いつも通り軽くあしらう。
    4階職員室。次の獲物である日生悠香と此花香南を発見。ゲームを開始する。

    899 = 879 :

    女子13番/久宗みつ(ひさむね・みつ)
    部活動 ダンス部
    身長/血液型 153cm/A型
    愛称/杜若 ハニー/双子姉
    支給武器 ゴルフボール2個
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立九段北小学校
    交友関係 佐伯和巳
    堂本一好
    久宗りつ
    (仲良し4人組)
    備考
    外跳ねの黒髪。双子の久宗りつとよく似た外見だが、みつの方が活発そうで勝気な印象。

    気が強くて勝気な跳ねっ返り娘。
    しっかり者だが、キツい物言いがたまにキズ。自分にも他人にも厳しいが、双子の妹のりつにはあまり強く出られず、甘い。
    自分の天邪鬼な性格を気にしていて、女の子らしいりつと幼い頃から比べられてきたため、妹を守らなければという思いと共に劣等感も抱いている。

    甘え下手だが彼氏の堂本一好にだけは、時々素直に甘えることもある。
    最初は天邪鬼な性格が邪魔をしてクラスに馴染む事が出来なかったが、 一好が最初につけた「ハニー」というあだ名のおかげでクラスメイトにも馴染む事が出来た過去があり、口には出さないが、とても感謝している。

    行動記録
    本校舎。
    1-D教室を出発。久宗りつに「待っているから」と告げる。
    寄宿舎。
    2階25号室。些細な事から久宗りつと仲違い。殺されかけるが恋人の堂本一好と共に逃げ出す。佐伯和巳、りつの思いを知ってショックを受けている。
    本校舎。
    2-A教室。一好に励まされ、多少落ち着く。


    女子14番/久宗りつ(ひさむね・りつ)
    部活動 ダンス部
    身長/血液型 153cm/A型
    愛称/杜若 りっちゃん/双子妹
    支給武器 トンプソン・サブマシンガン
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立九段北小学校
    交友関係 佐伯和巳
    堂本一好
    久宗みつ
    (仲良し4人組)
    備考
    外跳ねの黒髪。双子の久宗みつとよく似た外見だが、りつの方がふんわりと柔らかな女の子らしい雰囲気。

    大人しくて他人に従順なタイプ。いかにも女の子といった柔らかい雰囲気。やや気が弱く怖がりな面があり、甘えん坊。ゆったりとした愛らしさから、異性には人気がある。
    思い込みが強いタイプで、一度決めたことには頑固な面も。

    双子の姉の久宗みつといつも一緒におり、しっかり者のみつに憧れていて依存気味。何でもお揃いじゃないと気が済まない一面がある。
    堂本一好が好きで、佐伯和巳の思いにも気づいている数少ない人物。

    行動記録
    本校舎
    1?D教室を出発。杜若紅牡丹に「他のみんなはやる気」と言われ怯えている。
    寄宿舎
    2階25号室。久宗みつと仲違い。堂本一好共々大好きな二人を殺してしまおうとするが、逃げられる。佐伯和巳の気持ちを逆手に取り、味方につけている。
    本校舎
    2階図書室。空木紫雨に遭遇し、みつと一好の行方を尋ねる。紫雨が知らないと答えるや否や銃を向けるが、逃げられる。

    900 = 879 :

    男子10番/堂本一好(どうもと・かずよし)
    部活動 弓道部
    身長/血液型 177cm/A型
    愛称/杜若 カズ/カズたん
    支給武器 サッカーボール
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 佐伯和巳
    久宗みつ
    久宗りつ
    (仲良し4人組)
    荒川颯太
    三田島梓
    (弓道部)
    備考
    短い茶髪。狐目の釣り目。

    口が悪く喧嘩っ早いが、陽気で明るいイイ奴。
    ややだらしなさが目立つものの、やる時はやる男でグループの中では一番気が利く。素行は悪いが人当たりがいいので嫌われる事は少ない。

    幼馴染の佐伯和巳とは親友でありライバル同士。勉強でもスポーツでも何でも張り合うので、クラスの名物になっている。
    久宗みつとつき合っていて、じゃじゃ馬な彼女に振り回されてばかりだが、とても大切に思っている。
    行動記録
    寄宿舎。
    2階25号室。佐伯和巳、久宗りつと仲違いし攻撃を受ける。恋人の久宗みつを連れて逃走。右足のふくらはぎに軽傷を負う。和巳、りつ共々に彼らの気持ちを知ってしまいショックを受ける。
    本校舎。
    2-A教室。落ち込むみつを励ます。


    男子7番/佐伯和巳(さえき・かずみ)
    部活動 サッカー部
    身長/血液型 177cm/O型
    愛称/杜若 和巳/かずみん
    支給武器 ジェリコ941
    所有武器 サッカーボール
    被害者 ?
    加害者 ?
    出身小学校 千代田区立第二小学校
    交友関係 堂本一好
    久宗みつ
    久宗りつ
    (仲良し4人組)
    備考
    やや長めの黒髪。近眼気味で、黒縁の眼鏡をかけている。

    ひょうひょうとして見えるが、実はかなりの負けず嫌いでわりと短気。
    仲間思いで、口には出さないがクラスメイトのことをとても大事に思っている。気遣いしいな部分もあり、友情を壊してしまうかもと思うと、思ったことを言えない時もある。
    サッカーが大好きで、ボールが恋人と公言するほど。

    幼馴染の堂本一好とは親友でありライバル同士。勉強でもスポーツでも何でも張り合うので、クラスの名物になっている。
    久宗りつと共に居ることが多く、クラスでもお似合いだと噂されている。が、本当は久宗みつが好き。一好の恋人なので半ば諦めかけている。
    行動記録
    寄宿舎。
    2階25号室。久宗みつと久宗りつが仲違い。銃を向けられたみつを庇うが、りつに気持ちをばらされる。結果、親友の堂本一好とも決裂。二人に逃げられる。
    2階図書室。空木紫雨に遭遇し、みつと一好の行方を尋ねる。紫雨が知らないと答えるや否や、りつに命令されて銃を向けるが、逃げられる。


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