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    元スレ上条「……GANTZ?」御坂「黒い球体の部屋?」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - GANTZ + - とある魔術の禁書目録 + - 上条 + - 御坂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 1 :

    『00:07:53』



    御坂「フゥ……何とか血は止まったみたいね……これで何とかなりそうだわ……」


    浜面「スゲェな……今時のお嬢様ってのは、こんな大怪我の応急処置もできんのか?」


    御坂「授業で習うのよ。要救助者への各種応急処置みたいなの。
    それで興味あったし、暇だから医学書色々見てたら覚えちゃったのよね」


    浜面「これが学園都市第3位の頭脳か……凄まじいな……」



    能力以外でも、超能力者の恐ろしさの一角を垣間見た浜面であった。

    202 = 1 :

    ヤクザ「……助かったんか……ありがとな、嬢ちゃん。ホンマなら、俺がお前らを助けなあかんのになぁ……」


    御坂「いえ、いいんです。それに貴方は、浜面さんを命懸けで逃がしたんですから……とても立派な方ですよ」


    浜面「そうだよオッチャン……俺は逃がしてもらった恩を返しただけだ。まぁ、実際に倒したのは御坂だけどな」


    ヤクザ「ハッ……頼もしいのか情けないのか……ようわからん奴やのぉ、兄ちゃんは……」

    203 = 1 :

    御坂「本当よね。必殺人任せ!!って感じだったもんね、浜面さん」クスクス


    ヤクザは笑みをこぼしながら浜面をからかう。


    御坂は、それに便乗して笑っている。



    浜面「何だよ、ヒデェな二人と……も……」



    浜面の顔が、一気に青ざめる。
























    ォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオッ…………





    ネギ星人母「…………」ユラァッ……





    ォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオッ…………

    204 = 1 :

    いつの間にかネギ星人母が、御坂のすぐ後ろに立っていたのだ。



    御坂とヤクザはそれに気づいていない。




    ネギ星人母は、超電磁砲をマトモに喰らい、黒焦げになりながらも立ち上がり、鬼のような形相で御坂を睨んでいる。



    そしてそのまま、鋭い爪を振り上げ、御坂へと振り下ろした。





    浜面「危ねぇっ!!!」ドンッ!!

    御坂「キャッ!!」



    ズシュウッ!!!



    浜面「グァアッ!!!」ブシュウウウッ!!!

    205 = 1 :

    咄嗟に浜面が御坂を突き飛ばし、その爪はモロに、浜面の背中を斬り裂いた。


    その斬り口はかなり深い。



    御坂「浜面さん!!!」バッ!!



    御坂は咄嗟に、負傷した浜面の元へと駆け寄る。

    しかし、側ではネギ星人母が、御坂に二撃目を繰り出そうとはして、腕を振り上げている。




    ヤクザ「アホんだらぁっ!!!」バッ!!




    グサァッ!!!




    再び、今度はヤクザに御坂は突き飛ばされた。

    206 = 1 :

    御坂「あっ……あぁっ……」ガタガタッ……



    ネギ星人母「ォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオッ!!!!!」




    ヤクザ「グッ……ガハァッ……」ボタボタボタッ!!!




    ネギ星人母の手刀が、御坂を庇ったヤクザの腹を貫いている。



    ボタボタボタッ!!!



    ネギ星人の腕からは、ヤクザの血が凄まじい勢いで流れていっている。




    ヤクザ「や……やりやがったな……俺は……死なねぇ……俺は……」グググッ……



    朦朧とした意識の中、ヤクザが最後の力を振り絞る。




    ヤクザ「俺はタダじゃ死なねぇぞォ!?ウォォォオオオオオッ!!!!!」ガシィッ!!!



    ネギ星人母「!?」



    ヤクザが、腹を貫いた腕と、もう一本の腕を押さえつけ、ネギ星人を捕らえた。

    207 = 1 :

    ヤクザ「い、今や……お前らぁ……はよ殺れぇ……」ゴポォッ……



    御坂「あ、あ……」ガタガタッ……



    御坂はただただ震えている。


    自分のせいで2人も……自分が油断していたせいで、2人も自分の為に、傷つけてしまった。



    御坂「ゴメン……なさい……ゴメンなさい……」ガタガタッ……



    とうとう御坂は泣いてしまった。心が折れたのだ。



    ヤクザ「嬢……ちゃん……気にしたら……アカン……やっぱり俺は……ここで死ぬ運命やったんや……せやから……早く……」ドクドクドクッ……

    208 = 1 :

    ヤクザからは、絶え間なく血が流れている。


    ここまで、意識がある事が、既に奇跡であろう。




    ヤクザ「せやから早く!!……早く俺ごとコイツを殺らんかい!!!」



    御坂「!?ウ、ウァァァアアアアアアアッ!!!!!!!」バチバチバチバチッ!!!!!




    ヤクザの最期の恫喝と共に、御坂が叫ぶ。



    叫びと共に生まれた超高電圧の電撃は、全てを消し炭に変えるだろう。



    その電撃を纏めた槍を、ネギ星人とヤクザに飛ばす。

    209 = 1 :

    ネギ星人母「ォォ……ォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオッ!!!!!」



    ヤクザ「ゴホォッ!!……悪いな……俺も着いてって……アンタと子供に謝るさかい……あのガキ等は勘弁してくれや……」









    バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!!!!!







    電撃の槍が、ネギ星人とヤクザを飲み込んだ。

    210 = 1 :

    『00:01:06』




    タッ、タッ、タッ、タッ、タッ!!




    上条「御坂!!浜面!!……なっ……」



    天井「ほう……流石だな……流石第3位……これがオリジナルか……」ボソッ……




    辿り着いた上条達が見た光景は、そこら一帯黒焦げの道が出来た路地であった。



    壁や道路は焦げるどころか、あまりの放電による熱量で、所々溶けている。

    211 = 1 :

    御坂「…………」



    御坂は、この焼け焦げた路地で、1人座り込んでいる。


    近くには、浜面が転がっている。



    浜面「グッ……オッチャン……チクショウ……」ポロポロッ……


    涙を流し、何か呟いている。どうやらまだ、息はあるようだ。




    上条「2人だけ……ネギ星人は倒したとしても、残るあと1人は……まさか……」キョロキョロッ



    天井「……どうやらゲームセットのようだな……デバイスを見てみろ」

    212 = 1 :

    上条「何?……時計のカウントダウンが止まってる……」



    天井「ミッションクリアだ。戻るぞ、あの部屋に」ジジジジジッ……



    そう天井が呟くと、天井が頭から転送されていく。




    上条「あの部屋?まさかまたあの部屋に……ってうわ!!」ジジジジジッ……




    次に上条が頭から転送されていく。



    一足早く部屋に戻った上条の目には、こんな光景が映っていた。























    『おつかれちまでした。それではちいてんをはじめます』

    213 = 1 :

    投下終了です。





    さらばヤクザ!!





    ちなみに、流れで先にガンツの採点始まってますが、生きてる人はちゃんと戻ってきます。


    それでは、おやすみなさい。

    214 = 193 :


    しかし
    天井に介旅も残ったか…
    なんとも不安の残る面子だな

    215 :

    乙  御坂さんがたいへんなことに

    216 = 184 :


    >>2の主力メンバーって誰のことを指すんだろう?
    序盤のホモとかDQN(アニメでは西君に謝れば許すって言った人)は入るのかな?

    217 = 181 :


    電磁波レーダー…………ま、まぁ星人だし感知できなくても良いか

    218 :

    ガンツ知らない俺はヤクザさんの脳内イメージが
    いつの間にかブトゥームの平さんになってしまう

    219 :

    そういえば■■が来たら吸血鬼戦が大変なことになるな

    220 :


    追いついた。
    面白いね。

    221 :

    ガンツ原作見てないけど見た方がいい?

    222 :

    >>221
    表紙が青色の巻まで読んだらいい
    大阪編からグタグタ

    223 :

    オオサカ編までは面白い
    オオサカ編後はぐだぐだ

    224 :

    そろそろ完結するからその後に一気読みした方がいい
    グダグダ展開ってのはリアルタイムで追ってるとイライラするが、一気読みすればそういう気持ちは抱かなくて済む

    225 :

    個人的には仏像編がピークだわ

    226 :

    最初の方読んだ時ドキドキしたのに今はイライラだわ

    227 :

    こんばんわ、1です。


    今日もゆっくり、いけるとこまで投下します。

    寝落ちの恐れがあるので、0時以降投下が無ければ力尽きたと思ってください。


    >>214
    介旅はともかく、天井は西君ポジの割にはかなり歴戦の猛者になってます。

    >>215
    御坂さんならすぐ立ち直りますよきっと。

    >>216
    基本的に未定です。下手したら大分先に東京チームと共闘するかも……やっぱ未定です。

    >>217
    きっとこれから会得するんですよ、レーダー(震え声)

    >>218
    漫画のヤクザはただのゲスです。

    >>219
    その発想はなかった。参考にさせてもらいます。

    >>220
    ありがとうございます!!

    >>221
    >>222
    >>223
    >>224
    >>225
    >>226
    個人的には、カタストロフィも大好きですけどね。映画みたいで。
    >>1はあーいう世界崩壊後サバイバル系の映画大好きなので。

    228 = 1 :

    ジジジジジッ……



    御坂「…………」ジジジジジッ……


    上条「御坂……」


    放心状態の御坂が、黒い球体の部屋に転送されてくる。
    上条は、何があったのかもわからず、ただその様子を見ていることしか出来なかった。


    上条「なぁ、浜面。一体あの場所で何があったんだ?御坂のヤツ、さっきからずっとあの調子なんだが」



    浜面「……今はそっとしてやったほうがいいと思う。後で話してやるからさ……」

    229 = 1 :

    先程、ネギ星人に背中をバッサリと斬られていた浜面は、この部屋に帰ってくた時には、既にその傷は無かった。


    どうやら、この部屋に転送される時は、どんな傷も元に戻るようだ。


    天井「生きてさえいれば……だがな。あの場で死んだモノは、転送されてこない。死体も何処かへ消えてしまうのさ」



    天井が横から一つ付け加える。
    明らかにこの男は、この部屋の事について……この宇宙人との戦いについて、知っているようだ。



    介旅「…………」ガタガタッ、ガタガタッ!!



    部屋の隅では、介旅が震えながら座っている。
    先程の仕置きがよほど身に応えたのだろうか、ただただ上条に怯えているようだ。



    もはや、上条も浜面も、御坂も介旅の事など見ていない。




    彼らの視線は、ある一点に集まっていた。

    230 = 1 :

    『ちいてん中……ちいてん中……』




    黒い球体に表示された、ちいてん。恐らくは、採点のことだろう。


    この部屋に戻って数分、黒い球体は、ずっとこの表示を続けている。



    上条「えっと……天井サン?今これはどういう状況なんだ?」


    天井「見たままの状況さ。採点してるんだよ。今回の成績をな。
    GANTZ(ガンツ)の指定した宇宙人を倒せば、その宇宙人に設定された点数が手に入るんだよ」



    上条「採点?点数?一体なんの為に……いや、ちょっと待て。その前に……GANTZ?」



    上条は、聞き慣れぬ言葉に疑問を抱く。

    231 = 1 :

    天井「あの黒い球の名前だよ。誰が付けたか知らないが、ずっと昔からそう言われているそうだ。
    ほら、そろそろ結果が出るぞ?」




    天井の言葉と共に、ガンツと呼ばれる黒い球体の表示が変わる。











    『おまたせしました。結果発表です』

    232 = 1 :

    『キャシャリン(笑)』1点



    弱いモノいじめしすぎ。

    強いモノにビビりすぎ。


    あと99点。



    介旅「!?…………グッ……」ガタガタッ……ガタガタッ……




    キャシャリンこと介旅の結果が表示される。


    名前の下の一言の意味はともかく、介旅には、1点加算されていた。




    浜面「……あのネギ星人の子供が1点ってことか……」



    介旅の殺戮を見ていた浜面は、ネギ星人の子供の事を思い出す。

    そもそもの原因は、介旅が子供を殺したせいなのだ。アイツさえ居なければ……

    233 = 1 :

    天井「気持ちはわからんでもないが、例えあの男が居なくても、誰かがミッションの全ての星人を倒さなければならない。

    そうしなければ、いずれ我々が死ぬんだからな」



    浜面「!?……クソッ……」



    心を読まれたかのように、天井に浜面が釘を刺される。









    『はーまづらぁ』0点



    ビリビリに頼りすぎ。


    無能力者風情がカッコつけてんじゃねぇぞぉぉおお!!はーまづらぁっ!!


    お・し・お・き、確定ね。




    残り100点

    234 :

    ここだけなぜむぎのんw

    235 = 223 :

    玉の中に全裸のむぎのんが入ってる可能性が微レ存

    236 :

    大丈夫、このはまづらはただのスキルアウトでアイテムに入っていない。

    237 = 1 :

    浜面「0点か…………何で俺だけ口調が違うんだ?何で最後が女なんだ?」



    天井「気のせいだろう。気にするほどのモノでもない」



    浜面「いや、気のせいじゃないだろ。しかも何か、寒気がするんだよ……あの口調の文を見ると……」ブルブルッ……





    『そげぶ!!』0点


    キレ過ぎ。

    補正効き過ぎ。


    初そげぶおめでとう!!(祝)


    残り100点




    上条「……だからそげぶって何だよ……」

    238 = 1 :

    『ビリビリ』3点



    そげぶ見過ぎ。

    頼りがいあり過ぎ。

    油断し過ぎ。



    残り97点。



    御坂「……別に見てないし……頼りがいもないわよ……」


    気分的に、かなり落ち込んでいる為か、特にテンパることも無く、御坂は反応している。






    『天サン』3点


    淡々とし過ぎ。

    1人で行動し過ぎ。


    残り5点



    天井「チッ、たったの3点か……」

    239 = 1 :

    上条「残り5点って……アンタ何回こんな事を繰り返してんだよ……」



    天井「そうだな……もう一年ちょっとは続けているかな。私以外で生き残ったのは、大体二ヶ月ぶりだ。
    それも、初参加でこれだけ生き残ったことなんか初めてかもな」


    浜面「一年!?一年も、こんな殺し合いを続けているのかアンタ!?」


    天井「まぁ、そういうことになるな。今回のミッションなんてかなり優しいレベルだぞ?
    酷い時には、ある程度戦いに慣れた十数人のメンバーでも、8割殺されたことだってあったんだからな。いやー、アレは酷かった」

    240 = 223 :

    西くん そう考えると優秀だったんだよなぁ
    玄野来た時点で生き残り西くん一人だったんだから

    241 = 1 :

    浜面「そ、そんな中で生き延びてきたのかアンタは……」


    天井「別に真っ正面から戦うだけが能じゃない。時には、他のメンバーを犠牲にしてでも敵を仕留めることもあったよ。

    そう……第3位、御坂美琴さん……だったかな?今回の君のようにね」



    御坂「!?」ギリッ!!



    怨念の篭った目つきで、御坂が天井を睨む。


    上条「!?」

    浜面「おい、アンタ!!そんな言い方……」


    天井「別に責めているわけじゃない。そうしなければならなかった……そういう事もあるのだよ、この戦いにはね」


    御坂「……ゥゥウ……」ポロポロ

    御坂は、再び涙を流し始めた。

    242 = 1 :

    介旅「……うっとおしいな……メソメソしてんじゃねぇよ。これだからガキは……」


    上条「何か言ったか?」


    介旅「!?……いや、何でも……」ブルブルッ……


    介旅の心無い一言に対し、すぐさま上条が釘を刺す。



    天井「あぁ、そういえば、この部屋のドア。もう開くようになってるよ。帰りたければ好きにしたらいい」



    介旅「!?く、クソォッ!!覚えてろよクズ共!!次に会った時にはお前等皆ぶっ殺してやるからな!!」バッ!!



    介旅は、側にあった銃を持つと、部屋から逃げる様に飛び出していった。

    243 :

    (あ、介旅死んだな・・・)

    244 :

    銃持っていっちゃったか…

    245 = 1 :

    浜面「……最後まで小物だったな、アイツは」


    天井「おや、これから色々と説明しようと思っていたのにな」クスクス


    天井が邪悪な笑みを浮かべて笑っている。


    上条「……アンタわざとこのタイミングで出口が開いてること言っただろ?」


    天井「さて?何のことかな?では、君たちに、この戦いを生き延びる術を教えようか。
    そこの泣いている第3位。君も聞いておくことだ。でなければ、せっかくあの男に救われた命を次の戦いで捨てる事になる。必ずな」


    御坂「ウグッ……グスッ……」スッ……


    泣きながら、御坂が部屋の中央へと歩いて行く。


    何食わぬ顔で、天井がこの部屋にあった銃やスーツなどを集め、説明を始めた。

    246 = 1 :

    天井が、拳銃サイズの銃を手に取る。



    天井「まずは、これがXガンと呼ばれるモノだ。由来は知らんが、銃についているモニターを見ると、レントゲンの様に透けて見えるだろう?
    これに因んだと思われるが、まぁそれはどうでもいい。本題はここからだ」


    天井がXガンを構える。



    天井「コイツで撃つと、その対象は3秒後に爆発する。破裂とも言えるかな?実際にその様子を見た者もいるだろう?」



    浜面「…………」

    247 = 1 :

    天井「使う時には気をつけることだな。一度発射されれば、標的になったモノは回避出来ない。
    まぁ、実際の銃と同じように、照準から逃れればいいだけだがな。せいぜい同士討ちに気をつけることだ」ニヤリ



    上条「……こんな銃、聞いたこともないんだが。これも学園都市の兵器なのか?」


    天井「いや、こんなモノ私も聞いたことがない。これは完全なオーバーテクノロジーだよ。
    まぁ、そういうものとして割り切ることだ。ココには理解不能なモノが多すぎるからな」



    天井が説明を続ける。

    248 = 1 :

    天井「この大きな銃もXガンと基本は同じだ。威力や射程が強化されたようなモノだな。Xショットガンとでも呼んでくれ。

    あと、この三つ銃口がついているモノが、Yガンと言うモノだ。

    この銃に殺傷能力はない。三つの弾丸が発射されると、三点を繋ぐようにレーザー網が発生し、標的を捕らえる。
    そして捕獲後に、再度トリガーを引くことで、対象を転送することが出来る。何処に転送するかは、勝手に想像してくれ」



    天井「そして最後……このスーツが肝心だ。これが無ければ、生存は絶望的。
    今回着ていない二人は、ただ運が良かっただけだ。よかったな、生きてて」



    御坂「……」

    浜面「……」



    天井が説明を続ける。

    249 = 1 :

    天井「このスーツを着ることで、着た者は、超人的な運動能力と防御能力を得ることが出来る。

    上条君は体験しただろう?ネギ星人を圧倒する力。あの男の能力による爆発などビクともしない防御力。

    この戦いは、このスーツの力が基本となるのだ。着ていない人間など、足手まといでしかない。

    大体説明はこんなモノだ。何か質問はあるかな?」


    天井が、3人に対して質問を呼びかける。



    御坂「……一つだけあるわ……」


    泣き止んだ御坂が、天井を睨みながら質問する。

    250 = 1 :

    天井「ん?どーぞ」


    御坂「何で私達に、このスーツのことを教えてくれなかったの?これさえ着ていれば、今回の戦いは皆生き延びれたんじゃないの?」



    御坂は、3人が一番疑問に思っていた事を、天井にストレートに問う。



    天井「……彼ら星人達が……いや、捕食者が一番油断する瞬間が何か知っているかい?」



    天井が問う。



    浜面「油断?」


    上条「……まさか……」


    御坂「アンタ……」




    天井が、邪悪な笑みで問いに答える。
















    天井「それは獲物を捉えた時さ……敵と認識した者を八つ裂きにしている時、彼らは面白い程隙だらけになる」ニィィ……




    プツンッ……


    次の瞬間、3人の何かが同時に切れた。


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