元スレ上条「……GANTZ?」御坂「黒い球体の部屋?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
851 = 1 :
投下終了です。
こんな偏光能力なんて偏光能力じゃねーよwって思った方。
>>1もそう思います……
でも、偏光能力の能力って、GANTZみたいに高威力の武器があれば相当強力と思うんですよね。
次回から、多分田中星人ラスボス戦です。
オリジナル星人になりますが、温かく見守ってやってください。
それではおやすみなさい。
852 = 817 :
乙です
9980号も偏光能力さんも人間味あって死んで欲しくないなぁ
853 = 815 :
乙
オリジナルラスボス・・・これは天井くんピンチか?
854 :
乙
天井「スーツがオシャカになったッ!!」
855 :
乙でした
856 :
いつの間にか追い付いていた。
続きも楽しみだ。
乙
857 :
乙
例え天井が殺られても第二第三の天丼が……
858 :
>>857
所詮、天井など天丼界のツラ汚しよ……
859 :
このタイミングでレーダーに反応したということはやっぱり・・・
860 :
こんばんわ、1です。
少なめですが、ゆっくり投下しておきます。
ラスボス登場編です。
原作でも特に活躍のなかった田中星人ボスを更にランクアップさせたらどんな感じなのか?
ってことで、>>1なりに考えてみました。
>>852
こっからどうなるでしょうかねー。
>>853
>>854
>>857
>>858
>>859
天井さんには、存分に西クンポジを堪能していただきます。
>>855
>>856
ありがとうございます!!引き続きよろしくお願いします!!
861 = 1 :
●『00:12:45』
…………
旧商店街 東エリア
上条「…………な、なんだこれ……ここで何があったんだ?」
大きく西エリアと東エリアに分かれる旧商店街。
浜面や御坂のいる西エリアの端の倉庫から、天井の反応があった東エリアに入った途端、寂れた商店街の景色が一転した。
どこもかしこも、火の手が上がり、静かに燃えている。
更に、局地的に爆破したかのように破壊され、あちこち何か巨大な力に押し潰されているのだ。
道も。
店も。
建物も。
大きな建物に至っては、その建物の断面図を表すように、抉れている。
862 = 1 :
上条「一体何をどうやったら、こんな壊れ方すんだよ……」ザッ、ザッ、ザッ、ザッ……
上条が、瓦礫の散らばる道なき道を、前に進む。
ギョーンッ!!!!
ギョーンッ!!!!
すると、どこからか聞き覚えのある音が聞こえてきた。
上条「今の音……Xガンか!?おい!!居るのか天井!!返事しろよ!!」
上条は、天井がXガンを撃ったと思い、周囲に天井の姿を探す。
863 = 1 :
ドォォォォォォォオオオンッ!!!!
ドォォォォォォォオオオンッ!!!!
上条「おわっ!?」ビクッ!!
数秒後、上条の近くでXガンの爆発が起きる。
どうやら、今のXガンの攻撃は、上条を狙ったモノらしい。
上条「っ……馬鹿野郎!!味方撃つんじゃねぇよ!!おい何処だよ天井!!返事し……!?」バッ!!
予想外の攻撃に、周囲を警戒する上条の目の端に何かが映り込み、もう一度確認する。
864 = 1 :
天井「……あぁ……何だ、君だったのか……悪いな……人形の方の星人かと思ったんだ」
そこには、崩壊した建物の壁に、座り込んで寄りかかる天井の姿があった。
上条「天井……アンタ……アンタが何でそんな……」
上条は己の目を疑う。
天井は1年以上GANTZの部屋で闘ってきたという猛者だ。
自分達の中で最も生存率は高いハズ。
ではこの姿はなんだ?
865 = 1 :
天井「ん?今何か言ったか?……悪いが耳をやられて聴き取りづらくてね。
目もあまり見えないから、キミと判断するのに時間がかかったんだ。
まぁ、目が見えづらいからこそ、君を撃たずに済んだんだがな」
そこにいる天井は、耳からは血を流し、目からも血を流して視力にダメージを負い、左腕と左足首が千切れ、身体中血塗れの姿になっていた。
866 = 1 :
…………
●『00:12:45』
古びた倉庫内
御坂「!?レーダーに星人の反応が……天井と当麻のいる商店街の近くで止まっている……」ピッ、ピッ
意識の無い浜面と、非戦闘員であるフレメアを上条に任された御坂は、デバイスのレーダーで、上条達に迫る危機を察知していた。
御坂「どうしよう……もしあの二人が星人に気付いてなかったら……。
そもそも天井が無事な保障は無いし、下手したらまた当麻1人で星人と……。
でも私はここで浜面さんとフレメアちゃんを守らなきゃいけないし……」
867 = 1 :
どちらも守るべき存在。
しかし、1つしか選べないこの状況に、御坂は悩む。
「……心配……すんな……御坂……」
御坂「!?」
フレメア「あっ!!!お兄ちゃん!!」
御坂とフレメアは、声の主へと振り向く。
浜面「フレメアは……ここで俺が守るから……お前は早く……上条のところにいけ……」
何ともしぶとい男が、ようやく目を覚ました。
868 = 1 :
●『00:12:45』
偏光能力「ァァアアアクソがっ!!!どうやって使うんだよこのレーダーだかナビだか知らねぇがよぉ!!」ピッ、ピッ、ピッピッピッピッピッ!!!!
レベルアッパーを所持していた割に機械類は苦手なのか、大鴉戦後に上条達の元に行こうとした偏光能力は、デバイスを連打していた。
「……他のメンバーの位置は、既にミサカが把握しています。と、ミサカはできる女であることを自慢します」スッ……
869 = 1 :
偏光能力「!?お前……何だよ、泣き足りねぇなら、まだ泣いてていいんだぜ?」
偏光能力は、横から出てきた人物に対して、悪態をつく。
9980号「問題ありません。この涙の理由はわかりませんが、行動に支障はないので。
と、ミサカは女性の泣き顔を見んじゃねーよと、貴方を蹴りつけます」ゲシッ!!ゲシッ!!
870 = 1 :
●『00:10:40』
天井「やはり、最初にあのバカ共からもらった銃撃が効いたかな……予想以上に早く、スーツがオシャカになってしまってね。
ラスボスのような鳥に追い詰められて、命からがら逃げ延びたってところだ」
天井が苦笑しながら、これまでの経緯を語る。
上条「鳥って……あのカラスみたいな黒いデカイ鳥か?だったらソイツは偏光能力と御坂の妹が」
天井「黒いデカイカラス?ハハッ、違う違う。あんな雑魚なら、例えスーツが壊れてもここまではならないさ。既に3体ほど殺っているしね」
871 = 1 :
上条「!?あれが雑魚って……なら、あれより更に上のヤツがいるってのか!?」
上条が、大鴉よりも更に上の存在がいることに驚く。
天井「あぁ……金色のがな……アレは鳥というか……鳥人というヤツかな?インドかどこかの神話の『ガルーダ』とかいう化け物によく似ている……。
……フッ、そういえば、田中星人の好きなモノ……チョコボールとあったな。大きなカラスが銀のエンゼルだとすれば、あれは金のエンゼルか?
……よかったな、アレを倒せばもれなく、おもちゃの缶詰がもらえるぞ?」スッ……
天井が、よくわからないジョーク?をとばしながら、遠くに向かって指を指す。
872 = 1 :
上条「……アイツが本当のラスボスか……」
天井が指す方へと、上条が視線を移す。
鳥人「…………」バサァッ!!……バサァッ!!!!
そこには、4枚の大きな赤い翼を羽ばたかせ、宙に浮かぶ金色の『鳥人』が、遠くからこちらの方を見ていた。
873 = 1 :
投下終了です。
天井さん満身創痍&ラスボス登場でした。
ラスボスは、天井さんの言っていた神話の設定をそのまま使ってます。
まぁ、デジモンにも確か似たようなのがいたので、大体そんな感じです。
あとは、チョコボールの設定を無理矢理詰め込んどきました。後悔はしてません。
それでは、おやすみなさい。
875 :
乙 天井の惨状に危機感募るな 続きが楽しみだ
876 :
金のエンゼルは一枚でおもちゃの缶詰もらえるんだよな
天井くんも集めてたんだな…
877 :
やだ・・・天井くんかっこいい
878 :
乙
絶対に「裕三くん?」って聞いてこなさそうなボスww
879 :
なんだろう・・・ここの天井くんはクサイセリフ吐いてかっこよく死にそうな気がする
880 :
ガルダモン?
ホウオウモン?
881 :
大阪編の天狗と狐みたいにZガン耐えきったのかこのボス
882 :
乙
黒いカラスが複数いた理由に納得
>>銀のエンゼル
883 :
こんにちは、1です。
今日はオフですが、夜に用事があるので、今の内に投下しておきます。
>>874
>>877
ありがとうございます!!
>>875
まぁ、天井もハンデアリでしたので。千手クラスには、流石に敵わないのです。
>>876
せっせとエンゼルを集める在りし日の天井クン……
>>878
聞いてきたら逆に怖いですw
>>879
クサイセリフを吐くかはわかりませんが、死ぬ時は盛大に殺します(ゲス顔)
>>880
画像みたら、ガルダモンが一番近いですね。
羽の数や色合いはホウオウモンですが。
まぁ、見た目はガルダモンのGANTZver.で大体合ってると思います。
>>881
後で書くかどうかわからないので今んところの裏設定書いときます。
まず>>688で天井の前に出てきたのが、大鴉×3。
そんで、商店街の破壊は、大体このVS大鴉×3で。
次に>>755で、フレメアと浜面のいたアパートから飛び出したのが、実はラスボスの鳥人。
つまり、浜面はラスボスとニアミス。
9980号が倒した大鴉は、元々他の田中星人や大鴉と共に外に居た。
天井が大鴉×3撃破後に、ラスボスが飛んできて、天井ボコボコにやられる。
Zガンも躱されて、スーツを壊され、今に至る。といったところです。
つまり、ラスボスのHP満タンです。
>>882
気づいてくれた人がいてよかった……。銀のエンゼルは5枚ですので、大鴉は5体います。つまり……
884 = 1 :
…………
目覚めた浜面へとフレメアを任せ、御坂は上条と天井の元へ向かう。
御坂「レーダーの反応は、この商店街の東側……向こうの明るく光ってる方ね。何か燃えているのかしら?」ダッ、ダッ、ダッ
真夜中の古びた商店街を、ほんのりと明るく照らす光。
どうやら、上条達のいると思われる旧商店街の東側から、火の手が上がっているようだ。
何かが爆発でもしたのだろうか?
御坂「さっき見た時には、かなり近くに星人の反応があった……お願いだから、せめて私が行くまでは……」
885 = 1 :
星人と戦うのは止めてほしい。
そう切に願う御坂であったが、その願いは脆くも崩れ去る。
突如、東側の空に、眩い閃光が走った。
ドォォォォォォォオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!
御坂「きゃっ!?……な、何よ今の……」ダッ、ダッ、ダッ!!
閃光と共に炸裂した轟音は、御坂の足を更に速めるには十分な不安材料だった。
886 = 1 :
…………
偏光能力「おいおい……何だよ今の閃光とクソデケェ爆音は……」ダッ、ダッ、ダッ
9980号「わかりません……ですが、あそこでお姉様か、あのウニ頭の方のどちらかが闘っているのは確かです。
と、ミサカはレーダーを確認しながら、更に足を速めます」ダッ、ダッ、ダッ
上条達のいる旧商店街へと走る二人の目にも、眩い閃光と轟音が届いていた。
偏光能力「なぁ、残りの星人はあと何匹なんだ?そのレーダーでわかるんだろ?」
887 = 1 :
9980号「えぇ。地図を縮小すれば、大体の位置と数は。恐らく、残りは2体。どちらも商店街周辺にいるようです。
と、ミサカはレーダーを操作しつつ、確認します。」
偏光能力「2体か。……おい、お前は浜面とあのガキのところに行ってやれ。万が一の事があるかもしれねぇからな」
9980号「1人で大丈夫ですか?と、ミサカは今までいいとこ無しな貴方に、不安気な眼差しを送ります」
9980号は、ジト目で偏光能力を見つめる。
偏光能力「大して目つき変わってねぇだろ!!……俺には俺の役割ってのがあんだよ。主役張れる能力じゃ無くても、面白い物語には名脇役ってのが必要だろうが」
888 = 1 :
…………
旧商店街東側
ゴォォォォォォォオオオオッ……
先ほどまで、瓦礫の散乱していたこの東側エリア。
今ではところどころ、勢いよく燃える炎に包まれている。
天井「……何故私を助ける……私はもう、このミッションでは闘えない。捨てていけばいいモノを……」
上条「うるせぇな……ケガ人は、黙って助けられてればいいんだよ……」
既にスーツも壊れ、満身創痍でとても闘える体ではない天井を、上条は肩に担いでじっと正面を見つめていた。
889 = 1 :
上条「とりあえず、頼むからしばらく黙っててくれ。ちょっとでも気を抜いたら、あっという間に炭クズにされちまいそうだからな……」
上条は、この焦熱地獄を生み出した元凶を見ていた。
鳥人「…………」ォォォオオッ……
その姿は、まさしく先ほど天井が言っていた、神々しく金色に染まる頑強な人間の身体と、鋭い鉤爪をつけた手足。
鋭い嘴と眼光を持つ鷹の頭。
そして、燃えるような赤い4枚の大きな翼を持った、『鳥人』であった。
890 = 1 :
上条「『金のエンゼル』か……確かに、あの大鴉の5体分……いや、お釣りがきそうなくらいの化け物だな……」ブルッ……
上条の身体が小さく震える。
怖いのだ。
あの星人が。
今までネギ星人、田中星人、大鴉と、様々な星人を見てきたが、威圧感・存在感・絶望感、どれをとっても桁が違う。
何より、ハンデがあったとはいえ、実力者である天井が、ここまでやられているのだ。
891 = 1 :
鳥人「…………」ジロッ……
上条「!?」ビクッ!!
鳥人が、上条達をジロリと鋭い眼光で睨む。
鳥人「…………」ジッ……
上条「~~~~~ッ!!!」ダッ!!!
その瞬間、視線に恐怖した上条は、全力でその場を離脱した。
鳥人「…………」バサァッ!!!バサァッ!!!
逃げた上条を追うために、鳥人が大きな4枚の翼を、はばたかせる。
892 = 1 :
上条「ハァッ……ハァッ……」ダッ、ダッ、ダッ、ダッ
天井「フッ……迷いなく逃げたな。まぁ、それも一つの選択肢だが。
さて、次はどうする?私を担いだままでは、すぐに追いつかれてしまうぞ?」
上条「あーもー!!ちょっとは黙ってろよ!!そんなに死にたいのか!?」ダッ、ダッ、ダッ、ダッ
鳥人から逃げる上条を、からかう様に天井が語りかける。
893 = 1 :
天井「だから最初から捨てていけと言ってるだろうに……私は別に、人の世話になってまで無様に生き延びたい訳ではない。
……いや、一年前……この部屋にくる前ならすがりついてでも生き延びただろうがな。今の仕事とあの部屋の行ったり来たりで、生への感覚が麻痺してきたのだろうか?」
上条「知らねぇよそんなこと!!いいか?死にたいなら勝手に死んじまえばいい!!
だけど、それなら俺の居ないところで死んでくれ!!お前が俺の近くで生きてる限りは、俺が絶対に死なせねぇ!!」ダッ、ダッ、ダッ、ダッ
894 = 1 :
天井「随分と強引な事だな。大体私を助けて何になるのだ?戦力が減って自分の生存率が下がるのが嫌か?
それとも、私が知っているGANTZに関する情報が目当てか?」
上条「あー、それもいいなー!!上条さんもまだ死にたくはないし、GANTZの情報もまだ隠してることがあるなら、全部聞いておきたい!!
……全部『ついでに』だけどな!!目の前の誰かを助けるのに、理由なんざいちいち考えてられっかよ!!いい加減黙ってろ!!」ダッ、ダッ、ダッ、ダッ
天井「…………」
上条は、ひたすら走る。
とにかく、天井を何処か安全なところに避難させなければ。
895 = 1 :
バサァッ!!!
バサァッ!!!
何処からか、翼を羽ばたかせる音が聞こえてくる。
ザンッ!!!!!
上条「なっ!?」ザザァアッ!!
同時に、走る上条の前に金色に染まる鳥人が、空から現れる。
上条「は、速ぇ……」ガタガタッ……
鳥人「…………」ォォォオオッ……
鳥人は再び、震える上条をジッと睨みつける。
スッ……
そして、天井の方を指差し、嘴を開いた。
鳥人「……ソノ人間ヲ渡セ……」
896 = 1 :
上条「!?なっ……しゃ、喋れるのか?……お前……」
星人がまともに言葉を話せるということに、上条は心底驚く。
鳥人「……渡セ……ソノ人間ヲ渡セ……」
鳥人は、繰り返し天井の引き渡しを要求する。
上条「……コイツを渡してどうするんだよ?殺すのか?」
上条が、鳥人に天井の処遇について問いかける。
鳥人「…………」ボゥッ……
その瞬間、鳥人の身体中から、ゆらりと炎が生まれる。
上条「!?やっ……」バッ!!!
上条が咄嗟に右手を前に出したその瞬間
鳥人の周辺を飲み込み、天高くに昇る火柱が、真夜中の19学区を照らした。
897 = 1 :
投下終了です。
ラスボスの鳥人さんは、元の神話通り炎系です。
ステイル戦がなかったので、ここで発散出来ればいいかな?と思ってます。
まぁ、ステイルの倍は強いかもですが……
続きは、今日の23時頃か。
無理なら明日の夜に投下できそうなのでしときます。
899 :
かわせるかーッ
900 :
>>899
お前のせいで敵のイメージがマジシャンズレッドになっちまったじゃねーか!!
みんなの評価 : ★★
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