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    元スレ上条「……GANTZ?」御坂「黒い球体の部屋?」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
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    751 = 1 :

    …………



    フレメア「ハァッ、ハァッ……」タッ、タッ、タッ、タッ




    フレメアがアパートから逃げ出して、3分も経たない頃。




    上条「!?オイ!!あの女の子って……」



    9980号「あの子は……浜面さんが助けに行った女の子ですね。と、ミサカはあの野郎一体何やってんだ?と不満を漏らします」


    御坂「ニアミスしたのかしら?無事でホントよかったけど。オーイ!!こっちこっち!!」



    フレメア「!?」



    ナビの反応を追いかけてきた御坂達が、フレメアに呼びかけ、ようやくフレメアと上条達が合流した。

    752 = 1 :

    …………




    浜面「ハァッ……ハァッ……そろそろあの子は合流したか?」ドロドロドロドロッ……



    田中星人×2「」ウィンッ、ウィィンッ



    田中星人(死体)×2「」シュゥゥゥウウウッ……





    フレメアを逃がしてから数分後。



    浜面は未だ闘っていた。



    いや、かろうじて生き延びていたと言うのが正しいのか。




    2体の田中星人の死体と側で佇む浜面のスーツからは、ドロドロとした液体が流れている。

    753 = 1 :

    浜面「ハァッ、ハァッ……それにしても、何か嫌な感じがするな……このスーツ。もしかして……」ゼェッ、ゼェッ



    浜面は、今までの田中星人との戦いを振り返る。






    お婆さんが死んだ駐車場での戦いで、一発。


    フレメア救出時に受けた超音波が、四発分。


    この2体の田中星人を撃破するまでに二発。





    これだけの攻撃を、浜面は田中星人から受けている。




    その全てが、スーツを着てない状態ならば、容易く致命傷になるほどの攻撃だ。



    そして、スーツには耐久力がある。



    そこから考えられる今の状況は……

    754 = 1 :

    浜面「スーツが……スーツがオシャカになっちまったのか?」ドロドロドロドロッ……



    現在、浜面は生身の人間と、なんら変わらないという事である。



    そう。



    星人の攻撃を一撃喰らえば、致命傷のただの人間と。





    田中星人×2「」コォォォォォォォォオオオオッ……


    田中星人達が、超音波のエネルギーを溜め出す。





    浜面「ッ!?ヤベェ!!このままじゃマジで死んじまう!!」ダッ!!!



    それを見た瞬間、浜面は全力でその場から逃げ出した。


    浜面「もうあの嬢ちゃんは合流したよな?あとは俺が生き延びるだけだ!!」ダッ、ダッ、ダッ



    田中星人×2「ギョェェェェェエエエエエッ!!!!!」ダンッ!!!


    そして、それを後ろから、田中星人達が空を飛んで追いかけて行く。

    755 = 1 :

    …………




    アパートの前




    浜面のスーツが壊れ、逃げ出した数分後。






    ドォォォォォオオオオンッ!!!!!




    突如、破壊音と共に、アパートの屋根を突き破って、何かが飛び出した。




    ???「ッグルォォォァアアアアアアアッ!!!!!」バサァッ!!!!バサァッ!!!!




    その飛び出した何かは、けたたましい咆哮を上げると、颯爽と真夜中の19学区の空へと、飛び去って行った。

    756 = 1 :

    投下終了です。


    とりあえず、浜面のスーツがオシャカになりました。


    次回も、多分浜面からになると思います。そろそろ9980号とトリックアートにも出番が欲しいとこです。
    そろそろ田中星人編も佳境なので、じっくり面白くしたいですねぇ。少年マンガっぽく。


    ではおやすみなさい。

    758 :

    浜面まじかっこいいなぁ
    乙です

    759 :


    来てたか
    まってたよ

    760 :

    乙乙
    スーツがオシャカを浜面に回収させてこうきたか

    761 :


    ちょくちょくガンツのシーンを入れてくるな
    面白い

    762 :


    やっぱ浜面はこういうポジションが似合うな

    763 :

    あの状況で星人2体倒す浜面かっこよすぎる。

    764 :

    浜面はこういうクロス先が合う
    進撃の巨人とか同じ雑誌のテラフォーマーズとかも合いそう

    765 :

    こんばんわ、1です。

    少ないですが、キリがいいところまで出来たので、ゆっくり投下しときます。


    昨日に引き続き、浜面サイドをお届けします。


    >>757
    ありがとうございます!!

    >>758
    >>762
    >>763
    >>764
    現時点では、浜面が一番ガンツ武器を理解してますからねぇ。


    >>759
    更新遅くてすいません。しばらくはノロノロ運行です……

    >>760
    やっぱスーツオシャカは入れときたかったので。

    >>761
    うまいこと融合させたいですねぇ。

    766 = 1 :

    …………




    浜面「ハァッ、ハァッ、クソッ!!まだ追ってきてんのか!?」ダッ、ダッ、ダッ



    田中星人×2「ギョェェェェェエエエエエッ!!!!!」ビューン



    スーツが壊れた事で、アパートの前から逃げ出すも、田中星人達はしつこく追ってくる。


    スーツが壊れた今、田中星人に追いつかれれば、それは死を意味する事となるだろう。



    浜面「アイツ等に……アイツ等と合流出来れば、何とかなるハズなんだ……」ダッ、ダッ、ダッ






    学園都市第3位の『電撃姫』


    規格外の力を宿したレベル0の無能力者




    あの二人と会うことが出来れば、何とかなるハズ。

    そう信じて浜面が必死で走っているその瞬間

    767 = 1 :

    田中星人A「ギョェェェェェエエエエエッ!!!!!」カッ!!!



    追いかけてきている田中星人の一体が、かなり離れた位置から超音波を発射してきた。



    浜面「な!?あんなところから……」ビビビッ……



    スーツを着ている状態ならば、この距離での超音波攻撃は、そう大した脅威ではない。


    というより、攻撃力はほぼ無いに等しい。



    しかし、今の浜面はスーツが機能していない。



    すなわち、どんな些細な威力だろうが……

    768 = 1 :

    浜面「グッ……音が……耳の奥で……」ダッ、ダッ、ダッ



    「おわっ!?」ズルッ!!!



    ズザァァァァァアアアッ!!!



    人間の鼓膜にある、三半規管にダメージを与え、平行感覚を狂わせるには、十分なのだ。



    既に体力をかなり消耗していた浜面は、足が縺れて転倒する。






    ヒュンッ!!

    ヒュンッ!!



    田中星人A「」ダンッ!!!


    浜面「クッ!?」チャキッ!!


    田中星人B「」ダンッ!!!




    側に着地した田中星人に向かって、浜面がXガンを構える。

    769 = 1 :


    浜面「クソッ!!クソッ!!!離しやがれこの野郎!!!」グッ!!グッ!!!



    浜面がいくら抵抗しようと、ビクともしない。


    並の人間の力では、星人には対抗出来ないのだ。




    田中星人AB「」コォォォォォォォォオオオオッ……




    浜面が必死で脱出を図る中、浜面を押さえつける二体の田中星人が、口内にエネルギーを溜め始める。

    770 = 1 :

    浜面「クソッ!!クソッ!!!チクショォォォオオオッ!!!どけよテメェ等!!俺は行かなきゃいけねぇんだよ!!!」グッ!!グッ!!!



    その様子をすぐ目の前で見ている浜面は、田中星人へと力の限り叫び、抵抗する。



    しかし、その抵抗は決して敵わない。




    浜面「あの子と約束したんだ!!必ず追いつくって!!
    婆さんに誓ったんだ!!必ずあの子を姉の元に帰すって!!!それをテメェ等に……テメェ等なんかに……」グググッ……



    浜面が、右手に持つXガンの向きを、ホンの少しずつ変えていく。



    その照準は田中星人ではない。



    自分が今這いつくばっている地面だ。

    771 = 1 :

    浜面「テメェ等なんかに邪魔されてたまるかぁぁぁあああっ!!!!!」ギョーン!!ギョーン!!ギョーン!!!ギョーンッ!!!!






    浜面が、自分の右手のすぐ下にある地面に向けて、トリガーを引く。




    何回も。




    何回も。




    何回も。

    772 = 1 :

    田中星人AB「」コォォォォォォォォオオオオッ!!!!!




    目の前では、田中星人の超音波が今にも発射されようとしている。



    しかし、浜面は目を瞑り、全力で歯を食いしばっている。




    3


    浜面「テメェ等にこのまま殺られるくらいなら……腕の一本くらい捨ててやる……」



    2


    浜面「腕一本捨てて、生き残る可能性がホンの少しでもあるなら……」



    1






    浜面「あの子と婆さんの約束が守れるなら安い買い物だろうがクソッたれがァァァアア"ア"ア"ッ!!!!!!」









    0

    773 = 1 :

    田中星人AB「ギョッ…」カッ!!!






    田中星人達が、浜面にトドメを刺そうした瞬間










    ドォォォォォオオオオンッ!!!!!!


    ドォォォォォオオオオンッ!!!!!!

    ドォォォォォオオオオンッ!!!!!!
    ドォォォォォオオオオンッ!!!!!!
    ドォォォォォオオオオンッ!!!!!!





    浜面がXガンで撃った地面が爆発し、浜面と田中星人達は、その爆風によって吹き飛ばされた。

















    爆心地には、浜面の千切れた右腕が、ポツンと落ちている。

    774 = 1 :

    …………





    ドォォォォォオオオオンッ……

    ドォォォォォオオオオンッ……





    偏光能力「オイッ、何か爆発音みてぇなの聞こえなかったか今?」



    浜面のいる地点へと向かう偏光能力が、一緒に行動している他のメンバーに問いかける。



    9980号「えぇ、確かに聞こえました。と、ミサカは爆発音のした方向を確認します。
    あの方向は、浜面さんと星人がいる方向では?」カチャカチャッ……


    9980号は、Xショットガンの照準やダイヤルのようなモノを調節しながら、何やら色々と試しているようだ。




    偏光能力「マジかよ……生きてんのかアイツは?」

    775 :

    なんじゃこりゃ

    776 = 1 :

    フレメア「お兄ちゃんは生きてる!!にゃあ!!大体絶対追いついてくるって約束したもん!!」



    偏光能力に、フレメアが怒鳴りつける。



    涙目のフレメアに、銃器を下ろした9980号が、フレメアの目線に合わせるように、しゃがんで答える。



    9980号「大丈夫です。浜面さんは帰ってきますよ。と、ミサカは自信を持って答えます」



    フレメア「そうだよね……約束したもんね?ちょっと遅刻しているだけだもんね?」




    9980号「えぇ。なんせ、こんな可愛らしいレディを待たせるのは何事かと、あの二人が浜面さんを迎えに行きましたから。と、ミサカは確信を持って答えます」ニコッ……



    9980号が、今までの無表情から少し、本当にホンの少しだけ優しい微笑みをフレメアに送る。

    777 = 1 :

    投下終了です。



    次回からは、またキャラクターチェンジになると思います。

    まぁ、次回がいつになるかわかりませんが……まぁ、明日かもしれないし一ヶ月後かもしれないので、気長にお待ちください。


    ていうかフレメアのキャラがイマイチわからない……


    おやすみなさい。

    779 :

    おつおつ

    780 = 758 :

    右腕とれるのは原作にあるシーンなん?
    ハマちゃんが心配じゃん

    781 :

    乙でした

    782 :


    カッケェー

    783 :


    続きが気になるううぅ

    784 :

    原作でも生きてさえいれば例え四肢が断絶してても完全復活した状態で帰還できるからな。 生きてりゃだけど

    785 :


    現時点の右腕もげは原作よりかなりピンチではある

    786 :

    こんばんわ、1です。


    何とか続きが書けました。

    少しだけですが、キリがいいとこまで投下したいと思います。



    >>778
    >>779
    >>781
    >>782
    >>783
    ありがとうございます!!どこまで連続で投下できるかわかりませんが、ほどほどに頑張ります!!


    >>780
    >>785
    原作にはないですね。ここからは少しオリジナル色が強くなりそうです。
    だって漫画の田中のボス戦すぐ終わったもの……


    >>784
    その辺りは、原作と同じです。転送で完全回復です。

    787 = 1 :

    …………




    浜面のXガンによって、破壊された地面のすぐ側



    田中星人AB「…………」




    爆発によって吹き飛ばされた田中星人達は、静かに横たわっている。




    ズルッ……ズルッ……



    静寂に包まれたこの場所で、何かが這いずるような音が鳴り響く。





    浜面「ハァッ……ハァッ……」ズルッ……ズルッ……




    そこには、爆発の衝撃で右腕が吹き飛び、身体中も血塗れになっている浜面が、地面を這いつくばっていた。

    788 = 1 :

    浜面「ハァッ……ハァッ……戻るんだ俺は……アイツ等のところに……あの子の側に……」ズルッ……ズルッ……



    千切れた右腕の部分からドクドクと血が流れている。




    既に意識も定かでは無いだろう。
    このまま止血もせずに放っておけば、間違い無く死に至る。




    浜面「戻るんだ……俺は……」ズルッ……ズルッ……



    それでも浜面は、ひたすら地面を這いつくばって移動している。


    自分が守るべき、小さな女の子の元へ。










    田中星人AB「…………」ユラァッ……



    その背後で、田中星人達がゆっくりと起き上がり、浜面の方を見つめる。

    789 = 1 :

    浜面「上条……御坂……嬢ちゃん……」ズルッ……ズルッ……




    田中星人AB「…………」ウィンッ、ウィィンッ



    ザッ、ザッ、ザッ、ザッ!!



    田中星人達が、浜面の方へと歩いていく。



    浜面は全く気づいていない。



    気づいたところで、身体が自由に動かない今、逃げることは敵わないが。





    浜面「駒場……半蔵……俺は……俺は……」ズルッ……ズルッ……




    田中星人AB「…………」スッ……




    田中星人達の、死刑宣告を告げる手が、浜面に近づく。

    790 = 1 :

    バチバチッ……



    田中星人AB「!?」ウィンッ!!



    その瞬間、浜面の頭上に紫電が走る。


    同時に、田中星人達が、浜面から視線をずらし、前方を見る。






    そこには、1人の少女が立っていた。

    バチバチと、稲光を纏いながら。

    791 = 1 :

    「こんなところで寝てる場合じゃないわよ浜面さん。
    貴方の大事なお姫様が、貴方が来るのを待ってるんだから!!」バチバチバチバチバチバチバチッ!!!!






    バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!!!!!!!







    その直後、眩しく青光る稲光が、轟音と共に浜面の頭上を走り、田中星人達を包み込んだ。

    792 = 1 :

    …………




    御坂「浜面さん!!浜面さんしっかりして!!」


    浜面「……」



    御坂は浜面の傷口をしっかりと止血し、浜面に呼びかける。



    度重なる戦闘によるダメージと、出血のせいだろう。生きてはいるが、意識が戻らない。




    御坂「マズイわね……右腕の血を止めるまでに、流れた血が多すぎる。このままじゃあ……」




    御坂が浜面の怪我の応急処置に勤しんでるその時

    793 = 1 :

    田中星人AB「ギョォォォォオオオオオッ!!!!」ゴォォオッ!!!!



    御坂の電撃によってところどころ溶けた田中星人達が、ホラー映画ばりに、御坂に襲いかかる。






    「ウォォォォォォォオオオオッ!!!!」ブンッ!!!



    バキィィィィィイイイイッ!!!!!



    田中星人AB「ギョェェェェエエエッ!!!!」ズザァァァァァアアアッ!!!



    しかし、寸前で強烈なパンチを喰らい、二体まとめて吹き飛ばされる。



    上条「ビリビリの電撃だけじゃあ、お前らはまだ動けるってのはもうわかってんだよ!!」チャキッ!!



    男女平等パンチから生物皆平等パンチにランクアップした、上条の右ストレートにより、ノックアウトしている田中星人達に向かって、上条がYガンを向ける。


    794 = 1 :

    バシュンッ!!

    バシュンッ!!



    田中星人AB「ギョッ!?」バチバチッ!!



    命中したYガンの捕獲レーザー網によって、田中星人達はその場に捕縛される。




    上条「フゥッ……少しこの銃にも慣れてきたな。遠くから一発で捕獲出来れば安全なんだが……」カチッ




    中星人AB「」ジジジジジジジッ……



    再びYガンのトリガーを引くと、田中星人達は、頭から何処かへと転送されていった。

    795 = 1 :

    上条「よし……これで一安心だな。御坂、浜面は大丈夫か?」




    御坂「応急処置は出来たし、何とか生きてはいるみたい。
    早く治療しないとかなり危ないけどね。ていうかアンタ、さっきさりげなくビリビリって言ってたでしょ?覚えてなさいよ?」




    上条「治療か……確かあの部屋に転送されれば、生きてる限りは完治するんだったな」



    上条は前回のミッションで、背中を斬られた浜面が、部屋に転送された時には完治していたことを思い出す。

    796 = 1 :

    御坂「確かそうだったわね。だとしたら……全ての星人を早く倒さなきゃいけないわね」



    上条「……やるしかねぇだろ。浜面を助ける為にも、浜面が助けようとしたあの子を守る為にも」




    偏光能力「お、いたぜ嬢ちゃん。お前のボディーガードが……おい、大丈夫なのか?ソイツ」



    フレメアの護衛として、遅れてきた偏光能力達が、先行した上条達に合流する。


    どうやら、浜面の様子を見て、ある程度の状況は理解出来たようだ。




    フレメア「お兄ちゃん!!」ダッ!!!



    9980号と一緒にいたフレメアが、浜面の側に駆け寄る。

    797 = 1 :

    御坂「……大丈夫よ。ちょっと寝ているだけだから」


    御坂は、フレメアにこれ以上心配させまいと、少し嘘をつく。


    まだ生きてはいるが、危険な状態なのだ。


    早くミッションをクリアし、GANTZに転送してもらわなければ恐らく……




    9980号「お姉様。これで全ての星人を倒したのですか?
    と、ミサカは自分の出番が少ない事に少し不満を持ちます」



    御坂「不満って……別に戦わないに越した事はないでしょうよ。ちょっと待ってね。多分あと数体は残ってると思うけど」ピッ、ピッ




    御坂がナビを見ようと、デバイスを開いたその瞬間









    ゴトンッ!!






    近くに、空から何かが落ちてきた。

    798 = 1 :

    偏光能力「ん?何だアレ……!?オイッ!!嬢ちゃんの目を隠せ!!絶対アレを見せんな!!!」



    落ちてきたモノを見た偏光能力が、フレメアの視界に入らぬように身体を動かす。





    上条「うっ!?」


    御坂「ヒッ……」バッ!!!



    それを見た上条は青ざめ、御坂は出てくる悲鳴を、フレメアを驚かさないように咄嗟に飲み込んだ。


    二人とも、身体の芯から震えが止まらなくなった。









    落ちてきたのは、暴走族グループの生き残り。



    不良Aの生首だった。

    799 = 1 :

    ドサァァァァアアアッ!!!!




    再び何かが。



    今度は先ほどよりも、大きなモノが落ちてきた。




    上条「!?グッ……マジかよ……」





    それは、不良Aの首を除いた身体だった。








    バサァッ!!!


    バサァッ!!!


    バサァッ!!!!


    バサァッ!!!!!





    直後、翼を大きく羽ばたかせるような音が、辺りに鳴り響く。

    800 = 1 :

    ザンッ!!!



    「グルルルッ……」



    そしてその音の主は、上条達を見下ろすような位置にある建物の屋上に着地し、そこから上条達をジッと見下ろしている。





    上条「なん……だ……アイツ……」



    御坂「新しい……星人?」



    偏光能力「オイ……星人ってのはあの人形みてぇなヤツだけじゃなかったのかよ……」



    9980号「明らかに今までのとは違いますね。と、ミサカは驚愕します」



    フレメア「……大体何あれ?大きなカラス?にゃあ」


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