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    元スレ上条「……GANTZ?」御坂「黒い球体の部屋?」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - GANTZ + - とある魔術の禁書目録 + - 上条 + - 御坂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    701 :

    まだかなぁ~

    702 :

    上がってるから更新したのかと思ったらこれだよ

    706 = 701 :

    すまん

    707 :

    そろそろどうだ

    708 :

    まだかねー

    710 :

    生存報告お願い

    711 :

    こんばんわ、1です。

    ただいま仕事もプライベートも夢への道のりも大忙しです。しばらくの間、じっくり書くことも構想を練る事もできそうにないとです。


    てなわけで、状況が落ち着くまでは、投下できそうにありません。
    数少ない待っていただいてる方々には申し訳ないですが、しばらくお暇をいただきたいと思います。


    投下する時は、2、3日間くらい連続して投下すると思うので、更新を見かけたらヒマ潰しに読んでやって下さい。

    713 :

    わたしまつわ

    714 :

    楽しみに待ってる

    715 :

    待ってるよぉぉぉ
    落ちない程度に、生存報告してくれればいいよ

    716 :

    舞ってる

    717 :

    超期待してる
    頑張って

    718 :

    今日コンビニコミック版のガンツ見つけて買おうか迷ったわ
    パラパラ見たらネギ星人が想像してたより可愛くなかったw

    719 :

    原作の話で申し訳ないが、ガンツの最初のほうに出てきた犬っていつ死んだのかわかんないんだけど、知ってる方いますか?

    720 :

    おそらくは仏像編
    まあ根拠はそれ以降に出てこないからってだけだが
    ちなみに原作で描写はないがアニメではあったと思う

    721 :

    アニメでは、仏像に踏み潰されていた

    722 :

    原作だと、犬は仏像編開始時にはいたけど
    終わって転送で戻れたのは玄野1人だけっていう感じだったね

    723 :

    作者の岡が犬好きだから死亡描写を書かなかったとwikiに書いてあった

    724 :

    >>723
    岡じゃなくて奥だろ

    725 :

    犬情報サンクス。いや死亡描写無しにいなくなったから何かの伏線かと思ったんだ。

    726 :

    おはようございます、1です。


    ようやく時間に余裕が出来た……てわけで、外も雨ですし、久しぶりにゆっくりと投下していきます。


    今回は浜面・フレメアサイドです。

    727 = 1 :

    上条達が田中星人の群れに囲まれた頃






    浜面「このアパートの中か……あの子、何でよりによってこのアパートの中に逃げ込んだんだよ……」ピッ


    先ほど、紙一重で3体の田中星人を退けた浜面は、デバイスに表示された、フレメアの反応のあるアパートの入口付近に立っていた。



    アパートの中。

    恐らく2階から、フレメアの反応の他に、星人の反応が5つほど表示されている。




    浜面「……絶対に助け出すんだ。死んだあの婆さんの為にも……」スッ……



    浜面は、デバイスをしまい、アパートの屋根部分を見上げる。

    728 = 1 :

    …………



    アパートの中






    フレメア「グスッ……グスッ……」



    アパートの二階へと登る階段の一番上。


    フレメアは、そこに座り込んで泣いていた。



    フレメア「グスッ……お婆ちゃん……あのおじちゃんもどうして……」グスッ……



    一緒に遊んでいた田中星人が、突如変貌し、お婆さんや、浜面。
    果てには自分にまで襲いかかってきた事で、フレメアは酷く混乱していた。


    更に、自分に逃げるように促したお婆さんの安否もわからない。


    ……いや、いくら子供とはいえ、恐らくはもう理解しているだろう。


    お婆さんに二度と会うことは無いという事を。

    729 = 1 :

    フレメア「グスッ……隠れていなきゃ……あのおじちゃん達に見つからないように……」スッ……



    フレメアが立ち上がり、2階の廊下を進み出したその時













    田中星人A「」ガチャッ!



    田中星人B「」ガチャッ!



    田中星人C「」ガチャッ!!



    田中星人D「」ガチャッ!!




    フレメア「アッ……」ビクゥッ!!





    2階にある5つの部屋の内、4つの部屋から、田中星人がそれぞれ出てきた。





    フレメアを囲むような形で。

    730 = 1 :

    フレメア「アッ……アァッ……」ガタガタッ……



    フレメアの表情が、恐怖に染まる。



    田中星人×4「」ジーッ……



    4人の田中星人は、爽やかな顔でフレメアをジッと見ている。
    どうやら、まだフレメアを敵として認識していないようだ。







    田中星人A「雄三くん?」

    フレメア「!?ヒッ……」ビクッ!!

    田中星人B「雄三くん?」

    フレメア「ヒャッ!?」ビクッ!!

    田中星人C「雄三くん?」

    田中星人D「雄三くん?」

    731 = 1 :

    「雄三くん?」


    「雄三くん?」


    「雄三くん?」


    「雄三くん?」


    「雄三くん?」


    「雄三くん?」


    「雄三くん?」


    「雄三くん?」

    732 = 1 :

    フレメアを囲むように、田中星人達による、雄三くん?攻めが絶え間無く押し寄せる。


    一切表情を変える事なく。


    同じトーンで。

    同じ声量で。

    絶え間無く続く雄三くん?攻め。






    フレメア「ウッ……ウワァァァァアアアアンッ!!!!もう嫌にゃぁぁあああ!!!お婆ちゃぁぁああん!!!お姉ちゃぁぁぁあああん!!!」



    大人でもすくみ上がる重圧に耐えられず、とうとうフレメアが泣き喚き出した。



    田中星人×4「」ウィィンッ、ウィンッ


    田中星人達の表情が、少しづつ険しい表情になっていく。


    どうやらフレメアを敵と認識し始めたようだ。



    フレメア「お姉ちゃぁぁぁあああん!!!助けてお姉ちゃぁぁああん!!!!」


    フレメアは泣き叫ぶ。
    いつも自分を守ってくれていた年の離れた姉を思いながら。



    しかし、その叫び声は姉には決して届かない。

    733 = 1 :

    田中星人×4「」コォォォォォォォォオオオオッ……



    田中星人達が、口内にエネルギーを溜め出す。子供相手とはいえ、敵に対して一切の加減は無いようだ。




    フレメア「ウゥッ……ヤダ……ヤダよぉ……」グスッ、グスッ


    その様子を見て、フレメアは更に怯える。


    薄々気づいているのだろう。自分がもうすぐ殺されるという事を。






    フレメア「ヤダ……助けてよぉ……お婆ちゃん……お姉ちゃん……誰か……誰か……」ヒグッ……グスッ……




    フレメアはある男の事を思い出す。

    734 = 1 :

    『そうか……よーし、嬢ちゃん!!お兄ちゃんがな!!悪いヤツらを皆やっつけてやるからな!!
    嬢ちゃんは、お婆ちゃんや、あのお姉ちゃん達と一緒にいるんだぞ?皆が守ってくれるからな』





    フレメア「助けて……」


    田中星人×4「」コォォォォォォォォオオオオッ!!!!



    田中星人の口から、あらゆるモノを破壊する超音波が、今にも発せられようとしている。











    フレメア「助けてお兄ちゃんっ!!!!!」







    フレメアが全力で、助けを求めて叫ぶ。

    735 = 1 :

    ドォォォォォォォォォォオオオオンッ!!!!!!



    フレメア「!?」



    ズンッ!!!



    次の瞬間、フレメアの真上のアパートの屋根に穴が空き、その穴から人が降ってきた。




    ギュッ!!!



    フレメア「えっ!?」



    そして、その人物は、フレメアを守るように抱き抱え、耳元でフレメアに呟く。









    浜面「心配すんな。絶対お兄ちゃんが助けてやるからよ」ギュッ!!!




    田中星人×4「ギョェェェェェエエエエエッ!!!!!」カッ!!!




    フレメアを外敵から守るように、抱き抱えた浜面の周囲からは、田中星人達の超音波が容赦無く発せられた。

    736 = 1 :

    キリがいいので、とりあえず一旦終了です。


    続きは夕方くらいに予定してます。

    739 :

    乙でした

    740 :


    やっぱり浜面にはガンツの世界があってるな
    逆に上条さんは……主人公補正と前兆の感知があるからなんとかできそうだけど……

    741 = 1 :

    1です。そろそろ再開します。


    >>737
    >>738
    >>739
    ありがとうございます!!!

    >>740
    まぁ、上条さんは能力系星人相手に、ここぞで使える無効化がありますから。

    742 = 1 :

    田中星人×4「ギョェェェェェエエエエエッ!!!!!」ビビビビビビビビッ!!!!!!



    浜面「グッ!!!グァァァァアッ!!!!!」ビビビビビビビビッ!!!!!!



    四方から発せられる田中星人の超音波が、フレメアを守る浜面に、容赦なく浴びせられる。


    例えスーツを着ていようと、その凄まじい破壊の力の全てを防ぎきれているわけではない。


    浜面「クッ……ソッ……」ビビビビビビビビッ!!!!!



    スーツが吸収しきれていない衝撃が、浜面を襲う。






    そしてまた、スーツの耐久力も無限ではない。

    743 = 1 :

    キュゥゥゥウン……


    浜面「!?」ビビビビッ!!!!!



    スーツの至る部分についている機械から、次々にシステムが落ちたような音が聞こえてくる。


    スーツの耐久力が、ドンドン削られているのだ。
    完全な機能停止まで、そう時間は無いだろう。




    浜面「クッ……ウォォォォォォォオオオオッ!!!!」ググググッ!!!


    浜面が力を振り絞って、フレメアを抱き抱えたまま、足に力を込める。




    メキィッ!!!……




    直後、アパートの床を踏み砕くような音が響いた瞬間、浜面の姿が消えた。

    744 = 1 :

    パリィィィィィィイイイインッ!!!!




    田中星人×4「!?」バッ!!



    そしてその瞬間、2階の廊下の、外へと繋がる窓ガラスが割れる音が鳴り響き、田中星人達がそちらを向く。



    しかしそこには、既に誰もいなかった。

    745 = 1 :

    …………




    浜面「ハァッ……ハァッ……大丈夫か?お嬢ちゃん……」


    フレメア「う、うん。大体大丈夫。にゃあ」



    アパートの外の道路では、浜面が下になって、フレメアを落下の衝撃から守るように倒れている。




    脱出したのだ。



    フレメアを抱え、凄まじい破壊の力の衝撃に耐えながら。


    浜面は、田中星人達の包囲を突破し、一瞬でアパートの2階から外へと飛び出した。

    746 :

    全部読んだ

    747 = 1 :

    田中星人×4「」ジーッ……



    浜面が飛び出した窓から、田中星人達が浜面達を覗いている。




    フレメア「!?お、お兄ちゃん!!あのおじちゃん達がこっち見てるにゃあ!!早く逃げないと……お兄ちゃん?」



    フレメアは、早く逃げようと浜面を急かすが、浜面の異変に気付く。




    浜面「悪ぃ……お嬢ちゃん。ちょっと今は身体が動きそうにねぇや……」キュゥゥゥウン……




    浜面のスーツの、様々な箇所に付けられた機械の部分からは、システムがダウンしたような音が鳴っている。



    更に、吸収しきれなかった超音波の衝撃により、浜面の意識も朦朧としているようだ。

    748 = 1 :

    浜面「……お嬢ちゃん、よく聞けよ?今すぐここから離れろ。そして、他のお兄ちゃんやお姉ちゃん達を探して一緒にいるんだ。
    大丈夫、向こうもお嬢ちゃんを探しているハズさ。すぐに見つけてくれる」


    フレメア「お兄ちゃんは?お兄ちゃんはどうするの?」



    浜面「俺は…………お兄ちゃんは、少し休んで悪い人達をやっつけてから追いつくよ。心配すんなって。ちゃんと行くからさ」ポンポンッ……



    浜面は、フレメアの帽子の上から、撫でるように手を乗せる。

    749 = 1 :

    浜面「さっ、早く行ってくれ嬢ちゃん。大丈夫、悪い人達はもう他にはいないさ。ホラ、行った行った」



    フレメア「……わかった。にゃあ。……絶対追いついて来てくれるよね?」



    フレメアは、浜面の顔を真っ直ぐ見つめながら問いかける。



    浜面「ハハハッ、大丈夫大丈夫。お兄ちゃんは強いからな、平気平気。さ、行くんだ嬢ちゃん」



    浜面が笑いながら答えると、フレメアは安心したのか、そのまま走っていった。



    その姿は、すぐに見えなくなる。

    750 = 1 :

    浜面「……さてと。ナビで見る限りは、上条達もこっちに向かってるみたいだし、あの嬢ちゃんは大丈夫だろ。
    そんで俺はっと……」スッ……



    少し体力が回復したのか、浜面が立ち上がる。




    ダンッ!!


    ダンッ!!


    ダンッ!!


    ダンッ!!



    田中星人×4「」ウィンッ、ウィィンッ




    そこに、4体の田中星人が降り立つ。




    浜面「あの子がアイツ等と合流するまでの時間稼ぎか……死ぬかもな、こりゃあ……」チャキッ……




    浜面は、Xガンを片手に、力無く項垂れた。


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