のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,062,855人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ上条「……GANTZ?」御坂「黒い球体の部屋?」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - GANTZ + - とある魔術の禁書目録 + - 上条 + - 御坂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    1 :

    知っていますか?こんな話……







    死んだハズの人間が何故か生きていて、その人間達で作られた軍団が、夜な夜な、学園都市内に住んでいる宇宙人を相手に、生きるか死ぬかの戦争ゲームを行っていると言う噂……







    何でもその人達は、死ぬ寸前に選ばれ、どこにでもありそうなマンションの一室に強制的に集められ、そこから宇宙人との戦いへと送り込まれるのだそうです……






    そして、その一室には戦いへの参加者を支配する、謎の黒い球体があるんだとか……







    誰が最初に名付けたのかはわからない。




    しかし、参加者達は、その黒い球体を畏怖を込めてこう呼んでいるそうです……












    『GANTZ』と……


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1360904443

    2 = 1 :

    禁書とGANTZのクロスになります。

    GANTZの主力メンバーは今のところ出す気はありません。

    ですが、もしかしたら出るかもしれません。要するに未定です。

    星人は、本編のモノもあれば、オリジナルのモノも予定してます。

    武器も本編のがメインですけど、少しオリジナルのモノを足して行きたいです。


    拙い話ですが、よろしくお願いします。

    3 :

    くぅ~疲れましたw これにて完結です!
    実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
    本当は話のネタなかったのですが←
    ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
    以下、ゲマ達のみんなへのメッセジをどぞ

    禁書「みんな、見てくれてありがとう
    ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

    美琴「いやーありがと!
    私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

    黒子「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

    吹寄「見てくれありがとな!
    正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

    姫神「・・・ありがと」ファサ

    では、

    禁書、美琴、黒子、吹寄、姫神、俺「皆さんありがとうございました!」



    禁書、美琴、黒子、吹寄、姫神「って、なんで俺くんが!?
    改めまして、ありがとうございました!」

    本当の本当に終わり

    4 = 1 :

    7月21日




    学園都市 第7学区 とあるファミレス




    御坂「」ポカーン


    白井「」ポカーン


    初春「」ポカーン





    佐天「…………あれ?皆さん、反応が薄いですね?」



    学校の授業が終わり、それぞれが思い思いの放課後を過ごす中、とあるファミレスで、佐天以外の3人がポカンとした表情を浮かべている。

    5 = 1 :

    初春「はぁ……佐天さん、また都市伝説ですか?どこから仕入れてくるんですか?そんなぶっ飛んでる噂」


    白井「ツッコミどころがあまりにも多すぎて、ツッコむ気にもなれませんの……」



    佐天と同じ学校、同じクラスの友人、初春。
    そして、学校は違えど、同じ学年の友人、白井が溜め息をつきながら佐天の都市伝説話の感想を述べる。



    佐天「えー!?何でですか?面白そうじゃないですかー!!死者で作られた謎の軍団!!そして、それに敵対する謎の宇宙人達!!
    彼らは人類を守る正義の味方なのか!?はたまた人類の敵なのか!?こんなロマンのある話、最初っから否定するなんてつまんないですよー!!ねー?御坂さん!?」


    佐天は、一つ上の先輩であり、友人の御坂へと訪ねる。

    6 :

    あー、佐天さんって超電磁砲PSPでも宇宙人に興味持ってたなー……


    フレンダや駒場さんはもうガンツのデータに入っているのだろうか……

    7 = 1 :

    御坂「…………」ポカーン

    佐天「……御坂さん?」



    御坂は何やら呆然としているようだ。




    御坂「ハッ!?あ、ゴメンゴメン、ちょっと考え事しててさ」アハハ……



    佐天「もー、しっかりしてくださいよー御坂さん!!私の話、ちゃんと聞いてましたか?」


    御坂「も、もちろん聞いてはいたわよ?んー、流石に色々と無茶苦茶な話よねー。まぁ、面白そうとは思うけど」


    佐天「でしょー!?やっぱり御坂さんならこの話の面白さがわかると思いましたよー!!」


    御坂に同調され、佐天のテンションが更に上がっていく。

    8 = 1 :

    白井「あらお姉様。いけませんわ!!常盤台のエースともあろう方が、こんな突拍子もない話を真に受けては!!」



    御坂「べ、別に真に受けてはないじゃないの!!少し面白そうと思っただけよ!!……それで佐天さん。他にもその黒い球体の話ってないの?」



    佐天「お!?御坂さん、食いついて来ましたねー!!
    実は、この黒い球体の部屋の話について、色々考察があったから、片っ端から資料をプリントして来たんです!!先ずは、こちらをご覧ください!!」バンッ!!




    佐天が、テーブルの上に何枚かの資料を叩きつける。

    9 = 1 :

    御坂「ブーッ!!!!!」


    白井「ァァァアアア?ア?ッ!!!!お姉様の!!お姉様の吹き出したジュースが黒子の顔面へとォォォォオオオ!!!」バシャァアアッ!!!




    その資料を見た瞬間、御坂は飲んでいたジュースを思いっきり白井の顔面へと吹き出した。

    白井は何故か、恍惚の表情を浮かべている。




    初春「み、御坂さん!?大丈夫ですか!?」


    御坂「ゲホッ!!ゲホッ!!だ、大丈夫よ……ちょっと喉に詰まっただけ……」


    佐天「気をつけてくださいねー?吹き出した先が白井さんだったからいいモノを」


    佐天の目の前では、至福の表情を浮かべた白井の姿が見えるが、いつものことなので、特に気にしないことにした。

    10 = 1 :

    佐天「それでは、本題に入りますね?これは、2日前の……『重力子(グラビトン)事件』関連の犯人が捕まった日の、次の日の朝の写真なんですけどね?」




    佐天が出した写真には、どこかの住宅地の路地のような場所が写っていた。
    しかし、写っていたのは明らかに普通の光景ではない。



    初春「うわー……派手に壊れちゃってますねー……いろんなところが」


    白井「こ、こんな……どんな能力を使えば、このような破壊を行うことができるのでしょうか?」



    御坂「…………」

    11 = 1 :

    写真には、そこら中の塀や道路、車や建物などが、そこら一帯破壊され尽くした光景が写されていた。


    ここは学園都市。能力者の溢れる都市である。


    しかし、写真に見る、このような破壊は今まで見たことがない。




    佐天「これは、この第7学区のとある路地で撮影されたものらしいです。もちろん、前日の最終下校時間前には、このような事にはなってませんでした。

    近所の方曰く、何やら深夜に突然、大きな音が聞こえてきて、何事かと外を見ても、既に外には誰も居なかったんだとか」

    12 = 1 :

    初春「それで、その犯人が、宇宙人や死者の軍団ってことですか?
    んー……流石に色々無理があるような……確かにこの事件自体は凄いことですけどね」



    白井「しかし、この写真、2日前と言うのに、私達風紀委員(ジャッジメント)には、何の情報もおりてませんの!!
    一体警備員(アンチスキル)はちゃんと仕事してるんですの!?」



    佐天「……御坂さん?どうしたんですか?黙りこくっちゃって。
    あれ?そういえば、2日前の事件の時、セブンスミストで爆発が起きた後、御坂さん次の日まで姿を見ませんでしたよね?」

    13 = 1 :

    初春「あ!?そうです!!忘れてましたよ!!御坂さん、あの爆発から私とあの女の子を守ってくれたあと、どこに行ってたんですか!?
    すごく心配したんですよ!!白井さんなんて、夜中に発狂しかけたくらい!!」



    御坂「え!?え、えぇ、そういえばそうね。あの時、ちょっと急ぎの用があったからね……」アハハ……


    御坂美琴は、苦笑いでこの場を誤魔化そうとしている。















    この話の真実は御坂美琴と共にある。


    しかし、この真実は言えないのだ。


    例え、自分の大事な後輩にも、その友達にも。


    それが、自分に強制的に嵌められた、首輪の制約(ルール)なのだから。








    そして、自分のせいで、アイツにもその首輪が……

    14 = 1 :

    投下終了です。

    とりあえず、プロローグ的なところでした。



    続きは、夜にこれたら投下します。

    15 :


    なるほど爆死してあの部屋へ行ったのか

    16 :

    面白そう
    期待

    17 :

    おいおい面白そうだな期待

    18 :

    ふむふむ
    スレ立て乙です

    19 = 1 :

    こんばんわ、1です。

    それでは、再開したいと思います。


    >>15
    その辺は、これから書いて行こうと思います。

    >>16
    >>17
    >>18
    ありがとうございます!!期待に答えられる様頑張ります!!

    20 = 1 :

    2日前








    7月19日


    セブンスミスト





    コォォォォオオオオオオオッ……


    御坂「ぬいぐるみが爆弾に!?くっ!!」スッ……


    ポロッ……


    御坂が、自身の必殺の能力『超電磁砲』を、とある能力により、爆弾と化したぬいぐるみに放とうと、コインを構える。


    しかし、焦りからか、誤って弾丸であるコインを落としてしまった。

    21 = 1 :

    御坂「ダメ、間に合わない……せめて、初春さんとあの女の子だけでも……」



    御坂が死を決意し、一緒に行動していた初春と、女の子の盾になろうとした瞬間、一つの大きな影が御坂に立ち塞がった。



    御坂「あ、アンタは!?」


    ギュッ!!!


    影は、爆弾に立ち塞がる御坂の前に更に立ち塞がり、御坂を強く抱きしめることで、自身を御坂達の盾と化した。



    御坂「……あっ……」ギュッ!!!


    それを知ってか知らずか、御坂も相手を思いっきり抱きしめる。








    温かい……


    私、死んじゃうのかな……コイツと一緒に……


    ゴメンね、パパ、ママ、黒子、皆…………





    カッ!!!!!


    そして、無情にも、爆発が御坂達を襲う。

    22 = 1 :

    …………







    初春「ゴホッ、ゴホッ……アレ?私生きてる……この子も無事……御坂さんは?」



    爆煙が徐々に晴れてきた。


    女の子を守るように抱えていた初春は、どうやら無事なようだ。



    しかし、初春と共にいた、御坂の姿が見えない。
    見たくもないが、死体すら見えない。





    爆煙が全て晴れるころ、初春は、己のいた空間だけが、奇跡的に爆発を逃れたことを知る。



    その空間は、一人の勇気ある女子中学生と一人のお節介な男子高校生が、文字通り、命を賭けて、守り抜いたものだとは、初春と女の子は知らない。

    23 = 1 :

    …………





    あれ?


    私は確か、セブンスミストで初春さんと一緒にいて……



    そしたら、小さな女の子がぬいぐるみを持ってこっちにきて、そのぬいぐるみが急に圧縮し始めて……


    超電磁砲で投げ捨てたぬいぐるみを貫こうとしたけど、失敗して……

    それから……確かアイツが突然現れて、私を守ろうとして……私の身体を……ギュッて……





    ??「…リ……ビリビリ……おい……」

    24 = 1 :

    あれ?アイツが何で……私の目の前に……ビリビリ?




    ??「ビリビリッ!!おい!?目を覚ませビリビリッ!!」


    御坂「だからビリビリっていうなやぁぁぁぁあああっ!!!
    !!」ガバァッ!!



    ガンッ!!!


    ??「グハァッ!!!」ドサァッ!!



    御坂は、勢いよく身体を起こし、声の主の顔面に頭突きを喰らわせる。



    御坂「アイタタタタ……あれ?ここドコ?」





    身体を起こして、周りを見渡した御坂の目に映ったのは、どこかのマンションの一部屋のような少し広い空間であった。

    25 = 1 :

    部屋自体に関して、強いて妙と言うならば、窓が一つも見当たらないことだろうか。



    部屋には、どこかで見たような学園都市の学生と思われる者や、研究者と思わしき者。普通の大人。果ては、何故かヤクザのような者もいた。




    そして、何より目立ったモノは……






    御坂「な……何よ……あの真っ黒な球体は……」























    部屋の端の方で圧倒的な存在感を放つ、真円と言えそうな程、完璧な黒い球体が御坂の視界に映った。

    26 = 1 :

    ??「イテテテテッ……あの黒い玉から、お前は出てきたんだよ。俺もらしいけど」



    御坂が頭突きをかましたツンツン頭の人物が、御坂へと黒い球体の説明をしてきた。



    御坂「あの球体から出てきた?イマイチどーいうことかわからないわね……そして、何でアンタがここにいるのよ!!」



    御坂はツンツン頭の人物に向かって吠える。




    何故彼が、自分と共に、こんな訳のわからない場所にいるのか。




    上条「上条さんだってわかりませんよ……セブンスミストにいたハズなのに、気がついたらココにいたんですから」



    ツンツン頭の人物、上条当麻が困った表情で、御坂の問いに答えた。

    27 = 1 :

    御坂「私もセブンスミストに初春さん達といたハズなのよ……そして、爆弾魔が初春さんを狙っているって情報が入って……それで……」



    御坂はその後が思い出せない。


    いや、覚えているが、心がそれを認めようとしていないのだろう。







    研究者「死んだんだろ?君も、そこの男も。そこの女の子は第三位の御坂美琴さんかな?これは驚いた」




    突然、研究者のような格好をした男が、御坂や上条へと尋ねた。

    28 = 1 :

    御坂「……へ?し、死んだって……何言ってるのよ貴方!!どこをどう見ても、生きてるじゃない!?私もこいつも!!」



    研究者「確かに、今私達は、生きていると感じているだろう。しかし、君には無いのかい?先ほど自分が死んだ記憶が」



    御坂「うっ……」



    御坂は言葉を詰まらせる。

    心が必死に否定し、隠していたことを、ズバリ研究者の男に言われてしまったからだ。

    そして、全てを思い出した。



    あの時、セブンスミストで自分は、超電磁砲を外し、恐らく爆発をモロに受け、死んだのだろう。
    しかも、目の前の男、上条当麻に守られるように、抱きかかえられながら。




    思い出したトコロで、御坂の顔が密かに赤くなっていった。

    29 = 1 :

    御坂「(まさかアイツは私を助けようとして死んだの?しかも、あんなに必死に……あんなに強く抱きしめながら私を……)」カーッ///



    研究者「それに、そこの彼は見たハズだ。その女の子が、どのようにしてこの部屋に現れたのか。
    あんな現れ方、学園都市の科学を持ってしても、説明が出来ないのだよ」



    上条「…………」



    上条は、ただ黙っている。



    御坂「現れ方?何よ……一体どんな現れ方をしたってのよ私が!!」


    上条「……すぐにお前もわかるさビリビリ……次のお客さんが到着だ」



    御坂「だからビリビリって言う……何これ?」

    30 = 1 :

    御坂は目をしっかりと見開いて、目の前の現象を注視している。




    黒い球体から放たれたレーザーのようなモノの先から、人間の履いている靴が創り出されているのだ。



    それは、例えるならば、FAXのようなものであろうか?



    少しずつ、レーザーが足首から上の部分を創り出していく。


    まず、ジーパンが見えた。どうやら、この創り出されているモノは男のようだ。


    次に、橙色のジャージ。上下合わせると、よくスキルアウトなどが着ていそうな服装である。




    最後に顔の部分。
    金髪でピアスを付けた、完全にスキルアウト風の男が創り出され、その瞬間、男は辺りを見回した。

    31 = 1 :

    ??「あれ!?ここはどこだ!?確か俺は、今の今まで、他のスキルアウトのチームと一戦交えていたハズじゃ……」キョロキョロ




    学生「おいおい……今度はスキルアウトかよ……」



    ヤクザ「何やあの兄ちゃんは?あれが今時の不良なんか?俺らの時とは全然違うのぅ……」



    研究者「ちっ、無能力のクズか……使えなさそうだな……」ボソッ……



    部屋に居た人物達が、男の感想をそれぞれ述べている。

    32 = 1 :

    御坂「な……い、今のって……」


    上条「お前もあんな風に出てきたんだよビリビリ。多分、ここにいる全員な。
    よぉ、アンタは俺と同じくらいの年だろ?俺は上条当麻だ。よろしくな」


    上条が、スキルアウト風の男に声をかける。



    ??「ん?お、おぉ。俺は浜面仕上だ。よくわからんがよろしくな。
    ところで上条……だったよな?早速聞きたいことだらけなんだが……ここは一体どこなんだ?」




    上条は、自分の知っていることを全て浜面に話した。

    周りのモノは、浜面がスキルアウトに見えることで、誰も話しかけようともしなかった。

    まぁ、ヤクザのようなおっちゃんがいるのに何を今更だが。


    その間、ヤクザ以外の人間は、御坂への質問タイムになっていた。

    33 = 1 :

    浜面「なるほど……つまり俺は……いや、ここに居るヤツは、皆死んだ記憶があって、訳のわからん方法で、あの黒い球体から創り出されたってことか。

    …………全然意味がわかんねぇ」



    上条「上条さんもあまり頭がよろしくないもので……まぁ、とにかく、俺らは本当に死んで、ここはあの世なのか?
    それとも、死ぬ寸前に、未知の技術でここに運ばれたのか?

    このどちらかなんだろうな……出来れば死んでてほしくはないが。ちなみに、お前は何で死んだんだ?浜面」

    34 = 6 :

    西君居ないんだな……

    35 = 1 :

    浜面「俺は、見た目通りスキルアウトでな。まぁ、よくある話さ。

    スキルアウト同士の抗争の中で、勢い余って死亡。詳細はよく覚えちゃいねぇが、どうせそんなもんだろう。我ながら、つまらない死に方だな。

    お前みたいに、女の子を守って死ぬような、かっこいい死に方がよかったよ。俺は」



    上条「結局守りきれてなかったみたいだけどな、アイツもここにいるってことは。
    アイツは俺等と違って、常盤台のエースだ。慕ってくれる子達も沢山居ただろうに……不甲斐ない話さ」



    上条や浜面は、御坂の方を遠い目で見ている。



    そんな時、不意に黒い球体から、どこかで聞き覚えのある音楽が流れてきた。


















    あーたーーらしーいーあーさがきたー、きーぼーーのあーーさーーが










    36 = 1 :

    学生「な、何だ?何の曲だこれは」


    ヤクザ「なんや。最近のガキは、ラジオ体操もしらんのか?せやからそんなモヤシみたいな身体なんや」


    学生「う、うるさい!!僕をバカにするな!!殺すぞ!?」


    メガネをかけた、貧相な学生が、ヤクザに喰ってかかる。


    ヤクザ「威勢だけはいい兄ちゃんやな。そんなヒョロい身体でそれだけプライドが高いと、学生生活も難儀やろ?」


    学生「うるさい黙れ!!殺す!!お前は僕が必ず殺してやる!!」


    ヤクザ「おー怖い怖い」





    上条「ていうか、何でラジオ体操が……」


    浜面「悪ふざけにしては不気味すぎるな……」


    御坂「あ、見て!!何か、球体に、文字が浮かんできたわよ!?」

    37 = 1 :

    『てめぇたちの命はなくなりました』



    『新しい命をどう使おうが 私の勝手だす』





    黒い球体に浮かんだ文字に、一同が騒然とする。




    御坂「命は無くなりましたってことは……やっぱり私達……」


    御坂の顔がどんどん青ざめていく。
    やはり、自分はあの時、爆発に呑まれて死んでしまったのだろうか。



    上条「まてよビリビリ……まだ諦めるのは早いんじゃないか?」


    御坂「え?」


    上条が、黒い球体の文字の一文を指す。

    38 = 1 :

    上条「ここに新しい命って書いてあるだろ?これは、俺たちには今、新しい命があるってことじゃないのか?

    確かに俺たちは一度死んでしまったのかもしれないが、希望が一欠片でもあるのなら、それを掴むしかないだろ」



    御坂「アンタ……そうね、確かにそうだわ。諦めるにはまだ早い。それで?これからどうすればいいの!?」



    御坂は、黒い球体に向かって怒鳴りつける。



    すると、黒い球体の表示していた文字が、別のモノに変わっていった。

    39 = 1 :

    『こいつらを倒してくだちい』







    『ネギ星人』


    特徴 つよい くちい

    好きなもの ネギ

    口癖 ネギだけで十分ですよ







    浜面「ネギ星人?何だこれ?宇宙人ってか?」



    上条「倒してくだ……さいか?これ?倒せってどーいうこと何だ?」



    御坂「好きなものネギって……ひねりも何もないわね」




    各々が、画面を見て感想を述べる。


    数十秒も経つと、表示されていた文字などは消えてしまった。


    代わりに次の変化が現れる。

    40 = 1 :

    ●>>ドンッ!!!!!


    御坂「きゃっ!?」


    <<●>>ドンッ!!!!!


    上条「へぶっ!?」ドカァッ!!!



    突如、黒い球体の両サイドが勢いよく開き、側にいた上条が部屋の隅に追いやられる。


    浜面「何だ……これ?銃?」


    球体の両サイドに開いた中には、見たこともない、恐らくは銃であろうモノが、数種類入っている。



    学生「ほ、他にもケースみたいなモノが入ってるぞ?名前みたいなのが書いてある」



    学生が、ケースを一つずつ取り出していった。ケースには、それぞれあだ名のようなモノが書かれてある。

    41 = 1 :

    『やくぢ』



    ヤクザ「……これは俺のケースのようやな……」



    『センセー』



    「ぼ、僕のケースですかね?これ」




    『キャシャリン(笑)』



    学生「誰がキャシャリンだ!!僕には介……いや、何でもない……くそぉ!!せめてメガネとかでいいだろ!!」




    『天サン』


    研究者「…………」スッ……


    研究者の男は、黙ってケースを持ち、部屋をから廊下へと出て行った。

    42 = 1 :

    『はーまづらぁ』



    浜面「……何だ?何か急に寒気が……」ブルッ……




    『ビリビリ』


    御坂「ちょっと!!何でこれにまでビリビリって書かれてんのよ!!アンタのせいよ!!!」



    『そげぶっ!!』


    上条「上条さんに当たらないでください!!それにしても何だ?そげぶっ!!って?本当に俺のケースなのかこれ?」


    各々が自分のケースを持ち、開ける。




    上条「これは……全身タイツのスーツか?何かところどころに機械がついてるけど……」



    御坂「アンタのにも同じの入ってるの?てっきりバトルロワイヤルみたいに、ランダムでいろんなモノが入ってると思ったのに」

    43 = 1 :

    各々が、スーツをケースの中から取り出している。



    くだらないとスーツを放り投げる者。

    不思議そうにスーツを見ている者。

    スーツそっちのけで、銃のようなモノを物色している者。


    反応は様々であった。





    上条「どうするこのスーツ……着るか?」

    御坂「な、何で私に聞くのよ!?着たいなら勝手に着ればいいじゃない!!」

    浜面「俺は流石にこれはちょっとなぁ……」



    上条達は、スーツに対しての意見がまとまりそうにないようだ。

    44 = 1 :

    上条「でも、わざわざ名前まで付けて、ケースに入ってたモノだしなぁ……うーん……」


    御坂「わ、私はアンタがどうしても着たいって言うのなら付き合ってあげてもいいけど……」


    浜面「俺はパスだ。それよりも、あっちの銃の方が興味深いぜ。何個か種類もあるみたいだしな」



    浜面は、銃を物色しに、黒い球体へと向かっていった。




    その時



    「うわぁぁぁぁぁあああ!!!な、何だこれはぁぁああっ!!」

    45 = 1 :

    突如、センセーとケースに書かれていた男が叫び声を挙げる。

    見てみるとそこには、ヤクザと書かれていた男が、頭からどんどん姿を消していっている光景が見えた。


    それは、例えるならこの部屋に来た時の逆再生のような映像である。




    上条「な、何だ何だ!?一体何が起きてるんでせうか?」


    御坂「知らないわよ!!……ってアレ?私も何か……ちょ、ちょっとどこよココ!!」ジジジジジ…………



    ヤクザの男が完全に姿を消すと、今度は御坂が頭から姿を消し始めている。



    どうやら、ランダムに何処かへと送られているようだ。

    46 = 1 :

    研究者「…………」カチャカチャッ……



    ふと、上条は天サンと書かれていた研究者の男の方を見る。

    どうやら、球体の中から、銃を幾つか取り出しているようだ。
    白衣を着たその下には、タイツスーツがチラリと見える。



    上条「……やっぱりこれ着ていくか……ん?あれ?コレってすんげぇピチピチだな……シャツもパンツも脱がないと着れないのか?」ヌギヌギ



    上条は、廊下で全裸になって、自分のスーツを着始めた。
    しかし、かなり着るのに手こずっている。そうこうしている内に、上条の目の前の光景が変わっていく。



    上条「ちょ、ちょっと待って!!上条さんの上条さんがまだ完全には……」ジジジジジ…………




    そして、黒い球体のある部屋の中には、誰も居なくなった。

    47 = 1 :

    …………






    ブゥゥゥウウウン……










    『いってくだちい』










    『1:00:00』ピッ


    48 = 1 :

    投下終了です。


    一回目の参加者をまとめると


    上条さん

    御坂さん

    はーまづらぁ

    ヤクザ

    研究者(天サン)

    学生(キャシャリン)

    (センセー)

    です。






    >>34
    西君はいませんでしたねー。いると予定している話がややこしくなるので……まぁ、代わりがいますけどね。


    それでは、また明日の夜ごろに。おやすみなさい。

    49 :

    乙  楽しみにしてる

    50 :


    天サンって天井かな?

    どうも何回か参加してるみたいな感じだな、反応とか見てると


    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - GANTZ + - とある魔術の禁書目録 + - 上条 + - 御坂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について