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    元スレ上条「……GANTZ?」御坂「黒い球体の部屋?」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - GANTZ + - とある魔術の禁書目録 + - 上条 + - 御坂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 1 :

    『00:10:03』



    介旅潜伏アパート前



    介旅「……ヒヒッ……キヒヒッ……」プルプルッ……


    ネギ星人父「…………」プスプスッ……


    ヒュォォォォォォオオッ…………



    介旅の能力による、爆発が起きたこの場所には、倒れ伏すネギ星人父とそれを見下ろす介旅の姿があった。




    介旅「アッハッハッハッハッハッ!!!ざまぁみろ!!何がネギ星人だこの野郎!!
    僕にこんな傷までつけやがって!!この野郎!!この野郎ォ!!」ゲシッ!!ゲシッ!!



    介旅は、倒れているネギ星人父に、更に蹴りを喰らわせている。

    152 = 1 :

    介旅「痛ってぇ……固ぇんだよテメェ!!コンクリートみてぇな身体しやがって!!僕の足が怪我したらどうしてくれんだよ!!」ゲシッ!!ゲシッ!!



    ネギ星人父「…………」



    人間より遥かに固い身体を持つネギ星人に、文句を垂れながら、介旅は更に蹴りを喰らわせていく。



    介旅「ハァッ、ハァッ、あー疲れた。もういいや。飽きちまった」ジャキッ!!



    介旅が、拾いあげた銃を、ネギ星人の頭に付けるように構える。



    介旅「じゃあな、宇宙人。親子共々、お前等みたいなクズが、僕に殺されるだけでも光栄に思えよ」グッ……


    そして、二つのトリガーを同時に引……

    153 = 1 :

    ガシッ!!


    ギョーンッ!!!



    ……引く寸前に、無理やり銃口を逸らされた。




    介旅「な……あ……」ガタガタッ……


    ネギ星人父「…………ッ!!」ググググッ……



    突如、ネギ星人父の手が銃口を掴み、無理やり逸らしたのだ。
    介旅の能力で起こした爆発程度では、ネギ星人を仕留めることはできなかったのである。

    154 = 1 :

    ドォォォオオンッ!!!



    突如、ネギ星人父の側の道路が爆発する。先程の銃の効果のようだ。


    そのままネギ星人父は、ゆっくりと立ち上がり、介旅から銃を取り上げ、投げ捨てた。



    介旅「ひ……ヒィッ……」ガタガタッ……



    介旅は心の底から震えあがる。



    何故だ。


    何故僕の能力が通用しない。


    レベルアッパーで強化した僕の能力が……









    理由は簡単。


    今の介旅には、レベルアッパーの加護は存在しないからである。

    155 = 1 :

    話は少し遡る。





    御坂や上条が遭遇した、セブンスミストの爆発事件。
    これは実は、介旅が起こしたモノなのだ。


    しかし、その際に、現場付近に居た所を警備員に捕捉され、髪の長い肉付きのよい、長身の女性の警備員の誘導尋問によって、まんまと自白同様の証言をしてしまい、逮捕となった。



    絶望した彼は、留置場内での自殺を試みるが、意識を失う寸前に、黒い球体の部屋へと転送されてしまう。

    156 = 1 :

    ここからが本題である。





    介旅が使っていたレベルアッパー。



    文字通り、聞くことで、簡単に能力レベルが上がる音楽ファイル。



    後に明らかになることだが、これは、音楽ファイルを利用して、使用者の脳波を操作し、使用者の複数の脳を纏めて、ネットワークを作り、それを一つの高性能スーパーコンピュータとして活用しようとした、とある女性の副産物なのである。



    要するに、介旅らレベルアッパーの使用者は、他の人間の脳も使うことで、自らの能力の強度を高めていたのだ。




    しかし介旅は、黒い球体に転送される際、脳にとある処置をされた為、脳波が正常に戻り、レベルアッパーのネットワークから外れてしまったのだ。



    先程の爆発も、見た目自体は派手だったのかもしれないが、威力は、セブンスミストを爆破した時に比べれば、対したことはない。



    これが、レベルアッパーという、仮初めの力に、最後まですがっていた男の、哀れな末路である。

    157 = 1 :

    ネギ星人父「ォォォオオオオオッ!!!」ブンッ!!



    介旅「ヒィッ、ヒィヤァァァアアアッ!!!」



    子を殺された父親の、容赦の無い一撃が、介旅に振り下ろされる。









    ガシィッ!!!



    ネギ星人父「ッ!?」


    介旅「アアアアアッ!!!ア、ア……?」



    介旅は、身体のあらゆる穴から色々なモノを垂れ流しながら、唖然とする。



    目の前には、彼がクズと罵る、1人の無能力者の男が、ネギ星人の腕を掴み取っていたのだ。

    158 = 1 :

    上条「…………」


    研究者の男を除いて、ただ1人、球体の中に入っていたスーツを着ている男。

    上条当麻が。







    上条「…………」ググググッ!!!


    ネギ星人父「グ、グォォオオッ!!!」ビキビキビキッ!!!


    上条がネギ星人父の腕を握り締めると、ネギ星人父は、苦痛の表情を浮かべる。



    威力は弱くとも、通常の人間なら悪くて重傷。
    足元くらいの至近距離なら死に至るほどの爆発を、モノともしなかったネギ星人が、ただの人間の握力に掴まれただけでこれほど苦しむとは。



    先程まで死の恐怖に震えていた介旅には、これ以上ない僥倖である。

    159 = 1 :

    介旅「い、いいぞ!!いいぞお前!!やるじゃないか!!ほら、そのままヤっちまえ!!」



    上条「…………」ブンッ!!



    ネギ星人父「ォォォオオオオオッ!!!」ギュォォオオッ!!


    ドォンッ!!!



    ネギ星人父「ガッ……」


    ガラガラッ!!



    上条は、そのまま腕を掴んだまま、思いっきりネギ星人父を壁に叩きつけた。

    叩きつけられた壁は、あまりの衝撃に崩れ落ちていく。

    160 = 1 :

    ネギ星人父「ォォ……ォォォオオオオオッ!!!!」バッ!!


    ネギ星人父が立ち上がり、両手を広げながら、上条へと再度襲いかかる。



    斬れ味抜群の爪が、上条の両サイドから振り下ろされる。




    上条「………悪い……」ザッ!!



    爪が上条へと振り下ろされる前に、上条が一歩前に出て、ネギ星人の懐に踏み込む。




    上条「ウォォォォォオオオオオッ!!!」ブンッ!!



    そのまま力任せに、右拳をネギ星人父へと振り上げた。

    161 :

    つ、強い…

    162 = 1 :

    バキィィィィィイイイッ!!!!!



    ネギ星人父「ッ………」



    上条に思いっきり殴られたネギ星人父が、宙を舞う。



    ズザァァアアッ!!!


    そして、10メートルほど吹き飛ばされた後、地面へと落下した。



    介旅「ハ、ハハ、やるじゃないかお前!!無能力者のクセに!!」バンバンッ!!


    上条「…………」


    介旅が上条に近づき、乱暴に背中を叩く。

    163 = 139 :

    >>161
    スーツありだからね
    もしこれが二十巻ぐらいの上条さんならもっと飛ぶ

    164 = 1 :

    ネギ星人父「ネ……ネギ……」グググッ……



    上条「!?」



    ネギ星人父が、ゆっくりと上体を起こし、上条に何かを懇願している。


    ネギ星人父「ネギあげますから……許してください……」


    ネギ星人父は、涙を流しながら上条にそう呟いた。



    介旅「ハッハッハッ!!ネギあげますだってさ!!いらねぇよンなもん!!
    ほら、譲ってやるからさっさとトドメ刺して来いよ無能力者!!」バンバンッ!!



    上条「…………」


    クルッ

    165 = 1 :

    介旅「ん?どうしたんだよ?早くやれよ、無能力者」



    上条は、ネギ星人父ではなく、介旅の方へと向かう。



    介旅「?おいおい、まさかビビッてんのか?たく、これだから無能り」



    ブンッ!!

    バキィィィィィイイイッ!!!!!




    次の瞬間、介旅が宙高く舞い上がり、そのまま落ちた。




    介旅「~~~~ッ!?」



    上条「……ふざけてんじゃねぇぞこのクソ野郎……」


    上条は、高く上に伸ばした右拳を引いて、殴り飛ばした介旅の元へと歩く。

    166 = 1 :

    介旅「アッ……ガッ……」プルプルッ……


    介旅は何か言おうとしているが喋れない。どうやら、上条に殴られたことで、顎が完全に砕けているようだ。

    その前にそもそも、目の焦点が全く合っていない。




    上条「宇宙人だかネギ星人だか知らないけどなぁ……。
    あんな人間みたいなヤツを殺せ殺せってよぉ……頭おかしいんじゃねぇのか?お前」グイッ!!


    上条が、介旅の襟を右手で掴み、無理矢理身体を引き寄せる。

    167 = 1 :

    介旅「ガッ……アッ……」


    上条「しかも無抵抗の子供のネギ星人を撃ち殺したんだってなぁ……お前も一回撃たれてみるか?なぁ?」チャキッ……


    上条が手にした小さめの銃を、介旅の腕に押しつける。




    介旅「ガッ……アッ……」



    上条「あ?聞こえねーよ。ネギあげますから許してくださいって言えよ。そうしたら離してやる」ググッ……



    上条は、襟を更に強く絞める。



    介旅「!?ギッ……ガッ……」

    168 = 1 :

    何でだ?


    何で僕はこんな無能力者に殴られてんだ?


    僕は何も悪いことなんざしてないじゃないか。


    悪いのはいつも……悪いのはいつも、力も無いクセに徒党を組んでいい気になってるお前ら無能力者じゃないか!!





    ふと、介旅は、上条のすぐ背後に落ちている数本の空き缶を見る。



    先程起こした爆発で、爆破されなかったモノだろう。




    アルミの空き缶だ。







    無能力者なんざ……


    お前らクズなんざ、黙って僕たち能力者の踏み台になってればいいんだよ!!!

    169 = 1 :

    メキィッ!!!


    コォォォォォォォォオオオオオオオオッ…………





    上条「!?」


    突然、上条の足元の、数本の空き缶が、圧縮を始めた。






    介旅「ギッ……ギヒッ!!ギヒヒィッ!!ギヒヒヒヒヒヒッ!!!」ニタァッ……





    砕けた顎で、介旅が笑う。









    『死ね』









    カッ!!!




    再び、爆発による爆風・爆音と閃光が、辺りに轟いた。

    170 = 1 :

    投下終了です。


    序盤はヤクザさん。


    終盤はキレ条さんと、キングオブクズ介旅さんでした。



    次回でネギ星人編終了の予定です。
    では、おやすみなさい。

    172 :


    ネギさん萌えキャラだからなあ
    キレ条さんがんばってください。

    173 = 139 :


    原作見直したけどマスコットキャラとか必要かもね(動物的に)
    後、禁書でガンツで活躍できるキャラ(適当)
    ・砂皿、ステファニー(傭兵コンビ)
    ・木原一族
    初春(機械を操作が得意)
    ・レベル5(油断しそうな麦野、食蜂除く)
    ・暗部連中(一部除く)

    正直魔術サイドはスーツやガンツ銃を使うイメージがしない

    174 :

    >>173
    お前の要望なんざしらねーよ

    175 = 133 :


    キレ条さんかっこいい
    ネギ星人は[ピーーー]気満々だったのに追い詰められたらネギで許しを請うとかまあ可愛いから許す

    177 :

    ネギ星人萌え

    178 :

    乙  初代上条さんステキ

    179 :

    スーツってたしか着てない部位も保護されたよな?
    ここの上条さんは記憶を失わない可能性もあるのか

    181 :

    記憶失っても転送されたら復活じゃんワロス

    182 :

    スーツあれば聖人とも渡り合えるやん…

    183 :

    ていうかスーツ着た上条さんが殴り飛ばしたらステイル死ぬんじゃね?

    184 :

    >>183
    ガンツの武器で殺したやつはあの部屋に転送されない設定じゃ……

    後気になったけど一方さんってガンツ銃の攻撃って反射できるかな?

    185 :

    こんばんわ、1です。


    ネギ星人編もラストになりました。

    今日もゆっくりと投下していきます。


    >>171
    ありがとうございます!!

    >>172
    >>178
    キレ条さんかなりキャラ崩壊してますよねw

    >>173
    >>174
    参考にさせていただきます。

    >>175
    確かにあそこで命乞いは普通できませんよねw

    >>176
    酉?
    クローンも転送されるんですかねぇ?

    >>177
    意外にネギ星人ファン多いな

    >>179
    >>181
    記憶に関しては考え中です。
    まぁ、やるとしてもしばらく後ですし。

    >>180
    フレンダ死亡とか相当後になりそうですね……続くかな?w

    >>182
    反応がついていかないんじゃないですかね?いくら上条さんでも。

    >>183
    死にますね。全力で殴ればw

    >>184
    その設定は知りませんでした。


    それでは、投下します。ゆっくりと。

    186 = 1 :

    『00:05:21』




    ォォォオオオオオッ…………




    介旅「……ガッ……アッ……」ガタガタッ……



    上条を殺そうと、自らも至近距離で爆発に巻き込まれた介旅は、ところどころ火傷を負いながら何とか生き延びていた。

    少しでも、爆発がギリギリ自分までこないように制御したお陰であろう。


    レベルアッパーを使わずとも、介旅は、自身の力を一歩前進させたのだ。


    もっと早く、レベルアッパーに頼らなくても、人間は成長できることに気づいていれば、こんなことにはならなかっただろうに。

    187 = 1 :

    しかし、そんなことなど考えさせない出来事が、介旅の目の前で起こっていた。



    介旅の襟には、先程と何ら変わらず、右手が襟を引き寄せ、締め付けているのだ。



    『何故だ!?何故生きている!!あの至近距離で……お前は死んでなければいけないんだ!!』





    『なのに、何故無傷なんだ!?』





    上条「……反省する気は全くない……ってことでいいのか?今のは……」ォォォオオオオオッ……

    188 = 1 :

    介旅の目の前には、先程と何ら変わらず、火傷どころか、スーツに焦げ一つ無い、上条の姿があった。


    その目は、怒りを完全に通り過ぎ、酷く冷めた目をしている。


    上条「それが答えなら……俺にはもう、お前の歪な幻想は壊せねぇ……救えねぇ……。
    だからせめて、お前には、もう一発味合わせてやる……お前が殺した人間や、ネギ星人の痛みをなぁ!!」ブンッ!!



    上条が、今度は左手で。それも、全力で介旅を殴りつける。

    189 = 1 :

    バチバチィッ……



    ガシィッ!!!



    その瞬間、上条の左腕を、何者かが掴んだ。



    上条「!?なっ……」グググッ……



    上条は、その掴んだ手を見て言葉を失った。


    何も無い空間から、手だけが出てきているのだ。



    「君は優しいな……だが甘い。そんな甘い君に、こんな男の命を背負わせるわけにはいかないな……」バチバチッ!!!バチバチッ!!!


    聞き覚えのある声と共に、火花が目の前の空間に散る。


    火花は電気のようなモノに。


    そして何も無かった空間から、上条の左腕を掴む手の、持ち主が姿を現した。

    190 = 1 :

    研究員「まぁこの先、嫌でも命を奪わなければならない事が待っているんだが……それはまた、先の話でいいだろう……」バチッ……バチバチッ……



    上条「アンタは……あの部屋に居た……」



    それは、あの部屋に来て、始めて上条達に話しかけて来た、どこぞの研究者のような格好をした男だった。




    ドサァッ!!


    介旅「」ピクピクッ……

    上条が襟を離すと、介旅はそのまま地面に倒れ伏した。
    どうやら気絶しているようだ。

    191 = 1 :

    研究者「醜いモノだな。力にすがりついた男の末路といったところだ。まぁ、私も人の事は言えないがね」


    上条「アンタ……何者なんだ……」


    研究者「私か?……あぁ、そういえば自己紹介していなかったな。『天井亜雄』だ、よろしくな。無能力者の勇者君」スッ……


    研究者……もとい、天井は、そう言って、上条に握手を求めた。



    パシィッ!!

    そしてそれを、上条が跳ね除ける。




    上条「ふざけんな……アンタ、この訳のわからない今の状況の事、何か知ってるんだろ?」

    192 = 184 :

    本編に比べれば綺麗な天井くんwwwww

    193 :

    >>192
    だが待て、最初にヤクザとか介旅とかに実験て嘘ついてネギ星人と戦わせようとしたぞ、コイツ

    194 :

    スーツがお釈迦に

    195 = 1 :

    天井「……どうしてそう思ったのかね?」



    上条「……1つは、たった今アンタが見せた事だ。一体どうやったらそんな消えたり現れたりする事出来んだよ?能力者じゃないんだろ?アンタ」



    天井「ん?これかい?知りたいなら後でやり方を教えてあげよう。さっき色々弄ってたら偶然見つけて……」



    上条「2つ目だ。アンタ、あの黒い玉が開いてから、迷わずスーツと銃を取り出していたな。
    まぁ、その様子を見て、俺もスーツに着替えたんだけどな……あまりにも行動が、この状況に慣れているんだよ、アンタだけ」



    上条は、天井の言葉を遮るように話続けた。

    196 :

    ペロッこの黒スーツまさか探偵か!?

    197 = 1 :

    天井「……見事だ。ちゃんと見ていたんだな、君は。
    初めてあの部屋に来た人間への、ヒントのつもりであーやってテキパキ動いてたんだが、大概の人は気づかなくてなぁ……いや、お見事」パチパチッ……


    天井が上条に拍手を贈る。



    上条「ふざけんな!!最初からアンタが色々説明していれば、こんな事には」


    天井「ストップだ勇者君。そろそろ時間だ。終わらせなければな」チャキッ……


    天井は、銃口が3つある銃を取り出し、ネギ星人父へと向ける。

    198 = 1 :

    上条「な!?ちょっと待」


    天井「安心しろ。殺しはしないさ。今回はな」カチッ!!




    ドシュンッ!!!


    天井が2つのトリガーを引いた瞬間、3つの銃口から、小型のロケットのようなモノがそれぞれの銃口から飛び出した。


    3つのロケットは、レーザーのような線で繋がっており、三角形を作って飛行している。


    そしてそのレーザーがネギ星人に当たると、ネギ星人を縛り付けるようにグルグルと回転し、そのままロケットが、アンカーのように地面に突き刺さり、ネギ星人を捕縛した状態で固定した。

    199 = 1 :

    上条「な、何だあの弾は……」


    天井「後で教えてあげよう。生きていれば、君の仲間にもな」カチッ!!



    天井がもう一度、トリガーを引く。



    ネギ星人「…………」ジジジジジッ……



    その瞬間、ネギ星人が、黒い玉に転送される時のように、頭から徐々に消えていった。



    上条「!?どうしたんだ?あのネギ星人は」


    天井「私もそこまではわからないな。上に送った、と言うべきなのか……」


    上条「上……」


    上条が上を見上げる。


    そこには、深夜に輝く月や星しか見えなかった。

    200 = 1 :

    天井「さて、これで転送が始まればいいんだが……どうやらあと一体残っているみたいだな」スッ


    天井は、スーツにつけられたデバイスを覗く。

    釣られて上条も、デバイスを覗いた。



    上条「!?……御坂……浜面……!!」


    デバイスには、御坂と浜面とあと1人の反応。





    それと、青い点が1つあった。


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