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    元スレ上条「そこのおねーさん! お茶しない?」 麦野「あん?」

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    751 :

    早く頼む

    752 :

    舞ってる

    753 :

    舞ってる

    754 :

    舞ってる

    755 :

    舞ってる

    756 :

    舞ってる

    757 :

    絹旗が結構空気
    そりゃ相手いないわけですよ

    758 :

    >>756
    わかんないならわかんないって言えばいいのに
    メール欄にsageを入れましょうか。コレでもわかんないならROMっとけ

    759 :

    ageるんだったら
    >>1がやるから

    760 :

    >>757
    >>189で1が
    >基本的に一穴一棒で行くつもりです。
    と言っている

    761 :

    >>760
    それって>>133の佐天さんみたく誰かに犯(ry

    762 :

    >>761
    >>1が誰かしら決めるんだろ
    一方とか一方とか一方とか一方とか

    763 :

    一方は黄泉川

    764 :

    >>763
    一方さんが上条さんに助けられないSSだからな

    レディオノイズの実験は行われなかったしグループにもいないし良くわからん

    ところで>>1 今時間軸は何巻ですか?

    765 :

    >>764
    4巻ぐらいのつもり。
    ただし、詳しくはあまり考えてないです。
    テキトーに8月序旬ぐらいに思っておいて。

    さて、人生を賭けたプレゼンがようやく終わったので、そろそろ再開できそうです。
    もう暫くお待ちを。

    766 :

    待ってます

    767 :

    割とどうでもいいけど>>766のIDが鬼女な件

    768 :

    舞ってる

    769 :

    フリーのさいあいちゃんは
    変態紳士の俺が頂きます

    770 :

    余り物に限って悲惨なんだよなあ
    死んだりレイポーされてそのまま物語に出てこなかったり

    絹旗頂こうとしてる奴らはビート板で殴られろ

    771 :

    ビート板で絹旗になぐられるのなら
    本望だがな

    772 :

    本編が一応、キリの良い所まで書きあがったけど、まさかまさかのエロシーンどころかお色気シーンも無し。

    個人的に腹が立ったので、(テメェのプロット力がないせいだろうに)
    >>483の続きを書いてみた。

    ので、投下します。

    「とある美少女達の情愛交合(くんずほぐれつ)」

    16kほどです。

    773 = 1 :




    「えと、まずは何をすれば良いわけ…?」

    2人同じベッド、同じ布団の中。
    御坂美琴と白井黒子は、互いの息が掛かる距離で見詰め合っていた。

    「その… 黒子がリードしてくれるんだよね?」
    「ととと、当然ですわ…ッ!!」

    失恋のショックを埋めるためか、はたまた、最初から興味があったのか、
    御坂美琴は以前から猛烈なアプローチを続けていた白井黒子と肌を重ねようとしていた。

    無論、御坂美琴は処女である。
    ましてや、女性同士の睦合いなど全く知識に無かったが、

    (まぁ、黒子は無駄に知識を溜め込んでるでしょうから、まかせてオッケーよね…)

    と無責任かつのん気に考えていた。

    が、果たして大任を任された白井黒子は、

    (どどどどどどッ、どうしましょうッッッ!!??)

    大混乱の極みにあった。

    774 = 1 :

    白井黒子は淑女である。

    たとえ普段の言動があーだったり、行動があーだったりしても、一応は淑女である。

    変態的な言動や行動は美琴オンリーのものであるし、さらに言えば、本能に我を忘れての行動なので、身に覚えもあまり無い。

    ゆえに、こうして任されてしまっても、黒子はどうして良いかさっぱり分からなかった。

    (り、リードと言っても、何をリードすれば良いのでせう!?)

    混乱して、笑顔のまま凍り付いている黒子を、美琴がやや心配そうな表情で見つめた。

    「……黒子?」
    「と、とりあえず、お姉さま… き、キスなど如何でしょうか…?」

    言ってしまって、

    (何を言っているんですの私はーッ!!?)

    心の中で大絶叫する。

    これはヤバイ。
    絶対に電撃コースだ。

    美琴が頼んだのは、「慰めて」ということだけだ。
    無論、肉体的な『触れ合い』は含めてのことだろうが、キスを許すなどとは言っていない。

    (お姉さまのファーストキス(願望)を奪うなどという暴挙が、黒子に許されるはずが…ッ)

    「うん、優しくね…」

    しかし、黒子の想像とは裏腹に、美琴は静かに目を閉じて、やや口唇を突き出した。

    (通ったぁーーーーーーーッ????????)

    なんだろう、このご都合主義は?
    なんだろう、この理想的な展開は?

    (黒子は明日の朝、息をしていないのかも知れませんわ……)

    人生の幸運を全て使ってしまっているような状況に、白井黒子の理性が段々と削られていく。

    「ふーッ、ふーッ……」

    鼻息あらく息を整えると、おずおず、と口唇を美琴に寄せる。
    時間にしたらほんの一瞬、しかし、黒子には数時間にも思える時間が流れて、

    ちゅ…

    2人の口唇が重なりあった。

    775 = 1 :

    (ああ… とうとう……)

    憧れのお姉さまの口唇を奪ってしまった。

    なんと柔らかい感触だろう!
    なんと幸せな味だろう!!
    パライソという言葉はきっと今の状態を指すのだ!!

    身体のほんの一部分、わずか数センチ平方の接触だけなのに、どうしてここまで幸せな気分になれるのだろう。

    (お姉さまの体温が、口唇を通して伝わってきますわ……)

    身体の中心が、じん、と痺れるのがよく分かる。
    このまま、多幸感に包まれて、黒子が意識を落とそうとする寸前、美琴が口唇をそっと離した。

    「あ……」
    「ね、ねぇ黒子… この先は…?」
    「はぁ……………  はぁ!?」

    超予想外な美琴の『おねだり』に、黒子が素っ頓狂な声を上げた。

    「び、びっくりさせないでよ…! き、キスで終わりなの?」
    「そそそそ、そんな事は……ッ!」

    (マズイですわ…! 既に黒子の性知識はゼロですのッ!)

    引き攣った笑顔を保ったまま、黒子の頭脳がフル回転する。

    (とりあえず、顔を見せないようにしないと…ッ!)

    自分の動揺を悟られてはいけない。
    さしあたってそう感じた黒子は、結果的に次の一手に繋がる行動に出た。

    「お姉さま、後ろを向いてくださいまし…」
    「え、う、うん……」

    言われた通りに美琴がベッド上で寝返りをうつ。
    これで顔を見られることはない、と一息ついた黒子の眼に、とある美琴のパーツが飛び込んできた。

    それは『うなじ』である。

    (お姉さまのうなじ… あぁ、スッとラインが通っていて綺麗ですわ…)

    それは本能的なものだろうか、はたまたここに来てようやくいつもの暴走癖が発動したのか、
    黒子は美琴のうなじに口を寄せると、紅く小さな舌を、ちろり、と出して、美琴のうなじをペロリと舐め上げた。

    「ひゃっ!」
    「お姉さま… 身体の力を抜いてくださいまし…」

    ちろちろ、ちろちろ… と、美琴のうなじを丹念に舐め上げる。
    普段は気にも留めない身体のパーツを舌で愛撫され、美琴の背筋をゾクゾクとした何かが走った。

    「く、黒子… やぁ、べぇろがエッチすぎるよ…」
    「…まだまだ序の口でございますことよ?」

    ようやく調子が出てきたのか、黒子が若干余裕を持った声で応える。

    (ここはアタリだったようですわね… それでは、次は勇気を出して…!)

    黒子の手が、スッ、と伸び、背後から美琴を抱きしめるように回される。

    「黒子…?」
    「お嫌でしたら、抵抗なさってください…」

    声と共に、黒子がゆっくりと美琴のシャツのボタンを外し始める。
    一瞬、美琴はビクッ、と身体を震わせたが、すぐにされるがままに緊張を解いた。

    776 = 1 :

    「…いいよ、痛かったら言うから」
    「……はいッ」

    美琴の言葉に、黒子の手の動きが加速する。

    シャツのボタンを外し終えると、焦る気持ちを抑えて、今度はブラジャーのホックを外す。
    緊張をまぎらわせるために、大きく美琴のうなじを、べろり、と舐めると、黒子はそっとブラジャーの中に手を忍ばせた。

    「「………あっ」」

    美少女2人が同時に声を上げる。

    1人は、誰にも触れられたことの無い、敏感な頂点を触られたことで、
    1人は、その頂点が固く尖っていることを発見して。

    「お姉さま… 感じていらっしゃいますの?」
    「わかんない… わかんないよ…… あッ!」

    言葉の途中、手の腹で乳首を、コリッ、と刺激され、美琴が桃色の吐息を漏らす。

    美琴のコンプレックスの1つであるおっぱいだが、同年代の女子と比べて、それほど貧しいわけではない。

    黒子は確かな膨らみを感じるそのおっぱいを優しく掌で包むと、乳首を中心に円を描くように手を動かし始めた。

    「はぁ… あぁ…」
    「お姉さま……」

    美琴の吐息を聞いているうちに、段々と黒子の気分も昂ぶり始めた。

    憧れの御坂美琴が喘いでいる。
    しかも、自分の腕の中、自分の手によって!

    最早、白井黒子を止められる存在など、『学園都市』には存在しなかった。

    777 = 1 :

    ぢゅぅぅぅぅぅ……

    「やぁ…! 黒子、そんなに吸っちゃダメェ…!」

    黒子が美琴のうなじにむしゃぶりつき、強く強く吸い上げる。

    「…ぷはぁ、はぁはぁ… お姉さま、明日は一日部屋から出られませんの」
    「え…?」
    「黒子の愛の証を、しっかりと刻んでしまいましたもの…」

    黒子が手鏡を使って美琴に己のうなじを見せる。
    そこには、くっきりと黒子のキスマークが、赤く浮かび上がっていた。

    「すごい… 黒子の所有物って感じ……」
    「………ふぅ」

    自覚はないのだろうが、美琴のセリフで黒子の欲情の炎がさらに燃え上がる。

    「こちらも舐め舐めいたしますわ…!」

    美琴の身体を強引に仰向けにすると、襲い掛かるように自分が馬乗りになる。

    最早不要となった美琴のシャツとブラジャーを取り去ると、驚いておっぱいを隠そうとする美琴の両手を、己の両手で拘束する。

    「く、黒子…」
    「……あむ」

    御坂に抵抗する暇を与えず、黒子は一気に固く尖った美琴の乳首を咥え込んだ。

    「ひぅ!」
    「ぢゅ、ぢゅ、ぢゅぅぅ…!」

    吸い上げるように乳首を激しく吸引し、さらに舌で前後左右に愛撫する。

    テクニックも何も無い本能的な愛撫だったが、愛護的な精神が働いているのか、美琴に苦痛はなかった。
    むしろ、乳首を責められるたびに、ゾクゾクとした感覚が背筋を走りぬける。

    (あぁ、すごい… やっぱり、えっちって気持ち良いんだ……)

    乳首からの快感入力もそうだが、黒子に押さえ込まれているこの状況が堪らなくいやらしい。

    (黒子、すごく一生懸命、私のおっぱいを吸ってる…)

    乳房に当たる、黒子の鼻から漏れる吐息から、黒子がすごく頑張っているのがよく分かる。

    「……んッ!」

    何度目か分からない黒子の吸引に、美琴が短い嬌声を上げる。
    そして、

    じわ……

    美琴は身体の中心から、暖かい『なにか』が滲み出るのを感じた。

    778 = 1 :

    (あ、あれ…? 今、私……)

    おもらしをしたような、その不思議な感覚に、美琴は知らず知らず太ももを擦り合わせる。

    (あ… お姉さま、もしや…)

    目ざとくそれを感知した黒子は、いったん乳首から口を離すと、潤んだ瞳の美琴を見つめた。

    「お姉さま、黒子に全てを晒すお覚悟はできていらっしゃいますか?」
    「そんな… わかんないよ…… でも、黒子がそうしたいなら……」

    頬を、かぁ、と紅潮させて美琴が呟く。

    黒子は思わず、ごくり、と喉を鳴らすと、「それでは、ここを見せて頂きます…!」と宣言した。

    「は、恥ずかしい!」
    「お姉さま、わたくしもすぐに後を追いますの…」

    恥ずかしさに身をよじる美琴に構わず、黒子は美琴のズボンを一気に足首までずり下ろした。
    可愛らしいキャラ絵がプリントされたショーツを目の当たりにし、黒子が「ほぅ…」と息を吐く。

    「く、黒子ぉ…!」
    「お姉さま、お覚悟を…!」

    黒子が美琴のショーツを触れ、『自分だけの現実(パーソナルリアリティ)』を発動させる。
    瞬間、美琴のショーツが消え去り、産毛の様な陰毛と、綺麗に縦に割れた秘所が露わになった。

    そのタテスジは、ぬらりと妖しい液体で覆われていた。

    「……感じていらっしゃったんですわね、濡れていますわ」
    「いやぁ… 言わないでぇ……」

    美琴が両手で顔を覆って、いやいや、と首を左右に振る。

    「綺麗ですわ、とても…」
    「言わないでってばぁ…」

    美琴は手をどけようとしない。
    表情を見れないのは残念だが、それ以上の興奮と欲求が黒子にはあった。

    「お姉さま、純潔(マリア)はお守りいたしますわ。ですが、お覚悟を…ッ」

    黒子は強引に太ももを割り開くと、無防備な秘裂に顔を近づけた。、

    「黒子、こ、怖いわ…ッ!」
    「愛しております、お姉さま…!」

    告白と同時に、黒子は大きく舌を伸ばし、美琴のタテスジを下から上に舐めしごいた。

    779 = 1 :

    「ひゃぁぁ!!」
    「あぁ… これがお姉さまの味ですのね…」

    舌にのった美琴の愛液は、黒子にとってネクタルそのものだ。
    四肢に力が張りつめ、思考が通常の何倍にも加速したような気がする。

    「もっと下さい… 黒子にお姉さまのお恵みを…」
    「あぅぅぅ……」

    さらに何度も黒子の舌が美琴のタテスジを舐め擦る。
    その行為の中、秘裂の上部で小さく震えるクリトリスに舌が当たると、美琴の身体が小さく、しかし鋭く痙攣した。

    「…お姉さま、ココが気持ち良いんですの?」
    「だ、ダメッ! そこ、凄く良い……!」

    相反する言葉を聞いて、黒子は容赦なく美琴のクリトリスを口に含む

    「だ、ダメッ!!」

    美琴の制止も聞かず、黒子は乳首でしたときのように、優しく甘く、美琴のクリトリスを吸い上げた。

    ぢゅぢゅぢゅ!

    「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

    それまで昂ぶり続けた美琴の快楽がとうとうオーバーフローを起こす。
    下半身から脳まで光速で走り抜けたインパルスは、美琴の脳内に極彩色の花火を咲かせた。

    「お、お姉さま!?」

    流石に驚いた黒子が口唇を離したが、絶頂が続く美琴は何も言えない。

    (すごい… これがイクってことなんだ……)

    朦朧とした意識の中で、美琴が初めての絶頂を学習する。

    (こんなに気持ち良いなら、もっと早くしてもらえばよかった…)

    これも刷り込みなのだろうか、美琴は自分に初めて快楽を与えてくれた黒子を、ひどく愛おしく感じ始めていた。

    己の痴態に戸惑う黒子を見上げると、美琴はそっと両手を差し出して黒子の頬を挟むと、顔を持ち上げて優しく口唇を合わせた。

    「お姉さま…」

    戸惑う黒子に、極上の笑顔を向けると、美琴はだらしなく潤んだ瞳で言った。

    「もっと、シテ…」

    ぷっつん。

    どこかで何かが切れた音がした。

    「おねぇぇぇぇさまぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

    あの笑顔は凶器であった、と後に黒子は回想する。

    白井黒子は顔面を美琴の秘所にもぐりこませると、まさしく犬のように美琴の秘裂を舌で愛撫し始めた。

    御坂美琴の嬌声が部屋中に響き始めた。

    780 = 1 :

    「はーーッ、はーーッ、はーーッ、はーーッ!!」
    「はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…」

    約1時間後、完全に疲労困憊した美少女2人が、ベッドの上でそれぞれ大の字になった。

    「も、むりぃ… くりょこぉ… もお、むりぃぃ……」
    「わ、わたくしも… あごが… したが… しゃべるのも、おっくうですわ……」

    長時間責められ続けた美琴の股間はとんでもないことになっている。

    おそらく、僅かにおしっこも漏れたのだろう。
    シーツには愛液と唾液とおしっことが、形容しがたいグラデーションとなって染み込んでいる。

    「くりょこ、すごすぎ…… にじっかいから先、おぼえてない……」
    「ご、ごまんぞくいただけて、なによりですわ……」

    一応会話はしているが、美琴も黒子も、己の暴走に戦慄を感じていた。

    初めての身体の重ねあいでこれだけの痴態を晒してしまったのだ。
    これから、自分たちはどこまでレベルアップしたしまうのだろうか?

    どちらともなく2人は視線を合わせると、とりあえず口唇を重ねる。

    (……ま、いっか。ここまで気持ち良いと何も考えられなくなる…)
    (……まぁ、よろしいでしょう。ご奉仕の素晴らしさを実感いたしましたし…)

    そうして美少女2人が、緩やかな後戯から熱い前戯に移行しようとした瞬間、部屋のドアが音を立てて開いた。

    「お前ら、そこまでにしておけ。あ~あ、シーツをこんなに汚しよって…」

    ピシ、美琴と黒子の身体が石像のように硬直する。

    ぎりぎりぎり、と2人が首を声のほうに向けると、そこにはビシッとしたスーツに細メガネをかけたクールビューティーが佇んでいた。

    「「りょりょりょりょりょりょ、寮監ッッッッッ!!!!」」

    そう、そこに居たのは、泣く子も黙る、常盤台外部寮名物の、鬼の寮監が立っていたのだ。

    781 = 1 :

    その存在を知覚した2人の行動は素早かった。

    「「も、申し訳ありません(の)!!」」

    ベッドの上でそれぞれ正座し、深々と額をシーツにこすり付けて土下座する。

    (まずいまずいまずいッ! よりによって寮監に…!)
    (こ、今度はいったいどんなペナルティが… 最悪、お姉さまと部屋を分けられる可能性も…!)

    だらだらと冷や汗を大量に流す2人を睨みつけると、寮監はやおら「ふぅ」と溜め息を吐いて、手をひらひらと泳がせた。

    「ああ、良い良い。ペナルティなどは無い。後始末さえしっかりしておけばな」

    「「………はぁ?」」

    あまりに意外すぎるそのセリフに、2人はまた同時に素っ頓狂な声を上げてしまった。

    「ど、どういうことなんですか?」
    「どうもこうも無い。簡単に言うならば、だ」

    寮監のメガネがキラリと光る。

    「百合行為をいちいち厳罰にしていたら、常盤台の生徒の大半を厳罰に処さないといけないからだ」
    「………うそぉ!?」

    それはつまり、自分たち以外にも、『事に及んで』しまった生徒が大量に居るということらしかった。

    「我が常盤台はその校風ゆえか、異性より同性に憧れを抱く生徒が非常に多い。お前たちが良い例だな。
     そして、それは厳罰をもってしても消えることがなかった」

    頭が痛くなったのか、美琴が額を押さえる。

    「そうした中で、『異性に関心を持ち傷物にさせるよりは…』と消極的な態度を学園が取り始めた。
     あとは、責任逃れと理由のこじつけの雪崩式連鎖だ。
     とうとう、『学園内の百合行為を黙認し、以後のアフターケアに努める』といった不文律が出来上がってしまった」

    黒子が口をあんぐりと開けて驚きを表現する。
    風紀委員に所属する彼女だが、そんな話は一切聞いたことが無かった。

    「ゆえに、お前たちの行為も罰則の対象ではない。ただ、初めての行為で暴走することが多々あるのでな。
     事後処理の指導も兼ねて、私が止めに来たのだ」
    「じ、事後処理とは?」
    「お前ら気付いていないだろうが、酷い匂いだぞ? それと、そのシーツは流石に寮のリネン室では洗えんから、専門の業者に配送する」

    そう言うと、寮監はB4サイズの冊子を2冊取り出し、それぞれ美琴と黒子に配った。

    「基本的な事後処理のやり方や、女同士のプレイで困る初歩的なQ&Aが載っている、活用しろ」
    「……本当にアフターケアをやっているんですね」

    呆然と美琴が呟く。

    「まぁな。ああ、そうだ……」

    寮監のメガネが妖しく光った、ような気がした。
                                             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    「プレイに幅を持たせたいなら、いつでも私のところに訪ねて来い。手取り足取りとっくりと教えてやる」

    それはまさしく、獲物を見つけた蛇の視線であった。








                                                      ――fin?

    782 = 1 :

    おーわーりー。

    やっぱりエロが一番筆が進む。

    本編はエロシーンまで行ったら投下します。

    あと、初春調教の方を明日の夜あたりちょこっとやります。

    じゃあの。

    783 :



    寮管やべぇ

    785 :

    おつおつ

    寮監。そんなことしてるから婚期のがゴキッ

    786 :

    >>785…無茶しやがって…

    787 :

    乙でした

    788 :

    >>785ぉぉ
    全く寮監は恐ろしい奴だな

    789 :



    ぜひ寮監さんにお願いしたいです!

    790 :



    >>785は犠牲になったのだ・・・

    791 :

    りょ…寮監っ!
    ぼぼっ 僕の童貞奪って下さいっ

    792 = 791 :

    >>791は魔法使いです

    793 :

    >>792
    生きてて恥ずかしくないの?

    796 :

    ようやく出来たけど、エロが相対的に薄い?
    というか、50kbもあるし……

    まぁいいや、30分後ぐらいから投下します。

    ちょっと長いので、暇なときに読んでください。

    797 = 1 :

    さて、それでは投下します。

    798 = 1 :




    「お兄さんたち、どっから来たの、地元じゃないよな?」

    岩場をひょいひょいと飛び歩きながら、姫戸と名乗った少女は駒場に問いかけた。

    「ああ、観光だよ」
    「ふーん、そっちの金髪の子は留学か何かか?」

    学園都市では異国人は珍しくはない。
    しかし、『外』においては、当然、その限りではない。

    「まぁ、そんな感じ。結局、ずっと日本に住んでる訳だけど」
    「ぎゃん? だから日本語うまかとねぇ」

    次第に少女の口調が訛りだす。
    観光客向けの標準語が崩れていっている様だ。

    「監視員か何かのバイトをしているのか?」

    少し警戒を解いたのか、駒場が姫戸に尋ねた。

    「ぎゃん。まぁ、バイトじゃなくて、本業だけどね」

    ニヤリと笑った答える姫戸を改めて観察する。

    背丈はフレンダとそう変わらない、歳もそうだろう。
    時代劇のような前合わせの着物を着ているが、純朴な顔立ちには似合っていて、田舎の少女と思えば不自然ではない。

    非常に身軽な様子で、足元が不安定な岩場をひょいひょいと飛び跳ねて移動している。

    (学生かと思ったら本職のガイドか何かか…? やたら手がゴツゴツしてたのは、苦労している証拠なのかな…)

    握手をしたときの掌の感触を思い出す。
    不意に、子供の頃に観させられた『昭和日本史【黎明期】』のビデオが思い出される。

    「…苦労してんだな」
    「はぁ?」

    険しい顔の大男に突然そんな事を言われ、姫戸が変な顔をする。

    799 = 1 :

    「…なんか、妙な勘違いしとらん? 別に私は苦労とかしとらんよ?」
    「ああ、いや…」
    「つーか、田舎に変なイメージもっとっとじゃなかと?」
    「む… すまん……」

    駒場が素直に頭を下げて、肩に乗るフレンダが「ばーか」と面白くなさそうになじる。

    「結局、『働いてる子供』に激弱な訳よね、利徳って」
    「そ、そんなんじゃねぇ…!」

    うりうり、と駒場の頬をつっつくフレンダと、それを邪険にあしらおうとして出来ない駒場。
    そんな2人をチラリと返り見て、姫戸は小さく息を吸って言った。

    「…なぁ、お前たち、もしかしたら『学園都市』から来たんじゃないのか?」
    「ん? …なんでそう思うんだ?」

    多少、警戒心を強めて駒場が逆に問う。

    麦野から軽く念を押されているが、今回のバカンスは一種のお忍びである。
    無用な詮索はされたくなかった。

    「なんでって、ぎゃん金髪の娘とか、アニメの中か、それかテレビで見る『学園都市』の運動会でしか観たこと無かとよ」
    「そ、そういうもんか…」

    『学園都市』と『外』との技術的ギャップは色々と把握していたが、こういう文化的ギャップはあまり考えたことなかった。

    「結局、バレてんならバラしていい訳でしょ? そうよ、アタシらは学園都市から来たの。一応、ナイショだから他の人に言わないでよ」
    「おい、フレンダ…ッ!」

    駒場が慌てて止めようとするが、時すでに遅し、である。

    「なーに、びびってんのよ。結局、麦野にばれなきゃいい訳よ」
    「お前のその無鉄砲・無責任・無自覚のポカで、どんだけ痛い目あってると思ってるんだよ…」
    「う… ま、まぁ、今回はそう大したことじゃないし… ね、ねぇ、ナイショにしといて、よ…?」

    フレンダの口調だ尻すぼみに小さくなる。
    理由は、2人に向けた姫戸の眼だ。

    「ふむ… 金髪碧眼に『学園都市』からの来訪者か… えらく無防備ばってん、それだけ自信があるとバイね」
    「は…? ちょっとどういう…」
    「―――――ッ!!」

    ズサァァァァァァァ!!

    フレンダが問い返そうとした瞬間、駒場が大きな身体を跳躍させて、肩に乗せたフレンダともども姫戸から距離をとった。

    刹那――

    ヒュパッ!!

    さっきまで駒場が居た空間を、鮮やかな銀閃が通り過ぎた。

    「な、にそれ…ッ?」

    信じられないようなものを見たようにフレンダが声を絞り出す。

    「よう避けたな。アタは護衛かなんかかね」
    「てめぇ…ッ!」

    瞬時に臨戦態勢を取る駒場の視線の先には、長さ3尺3寸の大太刀を振り抜いた姫戸の姿があった。

    「天草式十字凄教所属の魔術師、姫戸。魔法名は『prehendere714(執拗に追い縋る猟犬)』」

    チャキ、と姫戸が大太刀の刃を返す。

    「今からアンタらを叩っ斬るばい」

    さんさんと照りつける太陽の光を浴び、大太刀の刃が妖しく煌いた。

    800 = 1 :

    「離れてろフレンダッ!!」

    やや強引にフレンダを肩から降ろすと、駒場は岩場を蹴って姫戸に接近した。

    (どういう能力かしらねぇが、長モノは懐に飛び込めばッ!!)

    一般人であれば、そう、それが警備員(アンチスキル)や風紀委員(ジャッジメント)でさえも、大太刀を前にここまで果敢な行動は取れない。

    しかし、駒場は百戦錬磨の戦士であった。

    「すごか度胸ね。けど、そりゃ蛮勇ばい」

    構えた大太刀が瞬きする間に消え去た。

    首筋に、ぞわっ、とした悪寒を感じ、駒場は弾かれたように身を反らした。

    ヒュパ、と鋭い風斬り音とともに、刃が駒場の頸部スレスレを通過する。

    背中に冷や汗をどっと流し、駒場がはっきりと顔をゆがめる。

    (なんだ今のは… 振ったのが見えなかったぞ…ッ)

    「ほぅ、よく避けるの。見えとらんはずばってん」

    再び手元に大立ちを構える。
    その動きは流麗でよどみが無い。

    「…その細腕でよく振るえるな」
    「おぉ、ぎゃんて。たいぎゃ苦労しとっとバイ。だけん…」

    姫戸の右足が一歩前に出る。

    「大人しく斬られてはいよ」

    再び、大太刀が視界から消え去る。

    (下がるかッ!?)

    最初のように後方に跳躍すれば安全に避けられるだろう。
    そう理性が回避を選択しかけたその瞬間、研ぎ澄まされた本能が警告を発した。

    (ッ!! いや、違うッ!!)

    瞬間、ガバッ、と蛙のように岩場に身を伏す。
    その真上を、ごぅ! という音を立てて大太刀が一直線に突き込まれた。

    (突き、だと…ッ!?)

    大太刀を手元に引く動作など全く無かった。
    しかし、現実に姫戸は見事な片手突きの姿勢で止まっていた。

    もしも、後方に跳躍していたら、着地した瞬間か、あるいは空中で、どてっ腹に風穴を開けられていたことだろう。

    「…アンタ、何モンね? 刀は見えとらんどもん?」
    「てめぇこそ、どんな能力者だ……」

    『学園都市』の能力者とは明らかに異質な、その常軌を越えた技に、駒場は冷や汗を止めることができなかった。


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