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元スレ上条「そこのおねーさん! お茶しない?」 麦野「あん?」

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551 = 1 :

「……とまぁ、そんな感じで… あ、絹旗は命に別状はないけど、しばらく安静らしいぜ」
「…………焦ったぁ。ったく、滝壺が『やられた』なんていうから、てっきり死んだかと思ったわよ…」

麦野のマンション「Meltykiss」。20学区より急いで撤退した麦野が、浜面の説明を受けて胸を撫で下ろしていた。

「でも、内蔵損傷は軽くないよ? 浜面も……」
「わーってるよ。絹旗も浜面もこれでリタイヤだ。クソ…」

滝壺が心配そうな表情で言い、麦野が吐き捨てるように同意した。

「これからは、アタシと当麻で進めるしかねぇな… つーか、この事件、絶対に裏があるわよ……」

麦野が眉根を寄せて黙考する。
あの後、建物を調べて見つけたのは、活動を停止した脳細胞片と、灰になった線香、そして一輪の菊の花だった。

さらに、脳内に駆け巡るのは、『逆落とし』と『コウモリ』の命を奪ったあの鉄釘だ。

あの武器を使う能力者を、麦野はたった一人であるが心当たりがあった。

「……まだこの番号使ってるかな?」

今時ローカルな紙のアドレス帳を繰って、目当ての電話番号を探し出す。
あらかじめ複数用意してあるプリペイド携帯を使って、電話を掛ける。

長い長いコール音が続き、麦野が半分諦めかけた時、出し抜けに通話が繋がった。

『……はぁい、この番号を知っているのはどちら様?』
「アンタ、今なにしてんの、結標?」

552 = 1 :

某所、無人ビルの屋上に陣取っていた結標が、携帯から流れた意外な声に変な顔をした。

「麦野先輩!? うっわ、おひさー。えーと、先輩が最終登校して以来だから半年ぶりぐらい?」
『世間話をするつもりは無いの。アンタ、今、なにしてんの…?』

不機嫌さを押し殺した麦野の低い声に、結標がやや鼻白む。
麦野と結標とは、能力開発の進学校、霧ヶ丘女学院で一時期机を並べた過去があり、同じレベル5として浅くない親交があったのだ。

「何って… お仕事中だけど…… あー、もしかして、先輩も今回の件に?」
『クソッタレが… つーことは、さっきのバラしもお前の仕業か……』
「ちょっと、ちょっと! 何のこと?」
『とぼけんなよ、アタシの目の前で暗部2人をお得意の『鉄釘』で処理しただろ?』

麦野の言葉に、結標は眉根を寄せて不快感を露わにした。

「何それ…? 最初に言っておくけど、私じゃないわよ、それ。
 私は徹頭徹尾『運び屋』よ。そりゃ、荒事をしないわけじゃないけど、『掃除屋』みたいなことはやらないわ」

結標の口調が真剣なものに変わる。

『本当だな?』
「当たり前でしょ。それじゃ、忙しいから切るわよ? ま、今度お茶でもしましょう」
『待て、最後に1つ。『今回の件』っつったな。運んでるのは研究者か?』
「……それじゃ」

まずったー、という表情で電話を切る。
隣に居た婚后が、心配そうな表情で結標の顔を覗きこんだ。

「お姉さま、今のは……?」
「みっちゃんまずったわー。うっかり、敵対勢力に情報流しちゃったかも…」

結標がペロリと舌を出し、婚后が諦め顔で肩をすくめた。

553 = 1 :

「あんにゃろ、『座標移動(ムーブポイント)』が逃亡を幇助したら、捉えられるわけないじゃない……!」

麦野は結標の能力をよく知っている。
だが、それだけに腑に落ちない点もあった。

「…アイツが本気を出せば、ものの数分で学園都市の『外』へターゲットを連れ出すことも可能なはず… なのに、なんでこうもチンタラしてんだ?」

ブツブツと呟き、さらにもう一つの疑問点も浮上する。
                                            ウチラ
「それに… アイツは確か、学園都市総括理事長の直属のはずだ… 『アイテム』の様にカネやコネで依頼できるわけじゃねぇ…」

麦野の脳裏に嫌な予感がよぎる。
そう言えば、本来の目的である『反学園都市組織の釣り出し』は進んでいるのだろうか?

「…一度確認する必要があるわね」

554 = 1 :

「はぁはぁはぁはぁ……!!」

真夜中の第5学区。大学や短大が立ち並ぶ文教区を、天井亜雄とミサカ00000号は疾走していた。

「はぁはぁ… クソッ、ここでの遭遇は聞いていないぞ…ッ!!」
「マスター、マスター… 恐らく、人海戦術の網に引っ掛かったのではないでしょうか。と、ミサカ00000号は遠慮がちに申し上げます」

走る二人の背後から、複数の人間の荒々しい足音が聞こえる。
これまで順調に『逃亡』を続けてきた2人だったが、この第5学区でとうとう追跡者に捕捉されてしまった。
00000号が言うように、ネットや能力に拠らない、人の足を使った情報網に掛かってしまったのだ。

(次の移送『ポイント』はまだ先だ… クソ、どうする…?)

天井の顔が焦燥感に満ちた時、耳につけたイヤホンから結標の声が流れた。

『天井さん、足止めにみっちゃんを跳ばすから、落ち着いて逃げてちょうだい』
「え… 足止め……?」

天井が思わず振り返ると、丁度、そこに婚后光子が『転移』してきたところだった。

「……なんだ、あの格好?」

天井を振り返って笑う婚后の背には、巨大なジャイロスタビライザーが装着されており、そこにはテニスボールほどの黒い円球が数え切れないほど接続されていた。
その様相はどこかアニメ風で滑稽な印象であった。

「さぁさぁ、狼藉者はこの婚后光子が退治いたしますわ。天井さんは早く次のポイントへ…」
「あ、ああ… ありがとう…」

些か以上の不信感を感じながらも、天井は礼を言って走り始めた。

「さぁーてぇー、きっちり足止めして差し上げますわ!」

誇らしげに仁王立ちする婚后の前に、10人ほどの男たちが立ち止まった。

「…なんだ、このコスプレ女?」
「…無視しようぜ、獲物はすぐ先だ」

「…あら、貴方がた、少し失礼ですわよ…?」

追跡者たちが婚后を無視しようとした瞬間、婚后の両手が踊るように動き、ジャイロに装着されたボールに次々と触れていった。
その瞬間、まるで大リーグのピッチャーに投げられたかのように、凄まじい速度でボールが撃ち出された。

555 = 1 :

「何ッ!」「コイツッ!!」

完全に油断していたのか、数人がボールの直撃を受けて昏倒する。
婚后の能力は物体に風の噴射点を作り打ち出す『空力使い(エアロハンド)』だ。
ジャイロは噴射時の衝撃を吸収するもので、撃ち出したのは硬質ゴムで出来たゴム弾だ。

「あまりこの婚后光子を甘く見ないことですわ。でなければ……」

婚后がさらにボールを撃ち出す…!

「怪我だけじゃすみませんわよ!」
「クソ… 散開だッ!」

雨あられと撃ち出されるゴム弾を避けようと追跡者たちが散る。
目標点が一気に広がるが、婚后は慌てず騒がず、さらに弾幕を拡げる。

「ぐあっ!」
「がぁ!」

ゴム弾を受けて、追跡者たちが見る見るうちに数を減らしていく。
このまま全滅するのか… 追跡者がそんな思いに駆られた。
ところが、

「……あら、弾切れですわ」

えらくのんびりした口調で婚后が呟いた。
よくよく見てみると、婚后の言うとおり、ジャイロスタビライザーに装着されたゴム弾は0になっていた。

「ん、もう…… あと少しで全滅P勝ちでしたのに…… あら、何を呆然としていらっしゃるの?」
「ふ、ふざけやがってぇぇぇぇ!!」

それまでの劣勢の反動が怒りになり、追跡者が婚后に殺到しようとした。
しかし、やはり婚后は慌てず騒がず、ジャイロスタビライザーを、背面から腰の下まで包み込むような形状に変形させた。

「ま、足止めは十分ですわね。それでは、皆様……」

あらかじめ作られていた、ジャイロの噴射ガードに両手を当てる。

「ごきげんよう~~~!」

ロケットマンよろしく、婚后がジャイロに支えられるようにして空中に飛翔する。
呆然とする追跡者を文字通り尻目にして、婚后光子が夜空の彼方に消えて行った……

556 = 1 :

「ハァハァ… これで何度目だ…?」
「ふぅ… 6度目のチェックポイントです。と、ミサカ00000号は疲れのせいで無機質な声で申し上げます……」

逃亡を始まってから数時間、彼らはこうして定められた『移送ポイント』に移動し、『座標移動』による転移というプロセスを幾度となく繰り返してきたのだ。

「…ようやく半分か」

額に滴る汗を拭い、天井は懐から携帯電話を取り出して耳に当てた。

「……天井だ、そちらの進行はどうなっている…?」
『…それは貴方の気にする所ではありませんよ、ドクター天井。貴方は規定のルートを逃走すればいいのです』
「ぐっ… しかし…!」

なおも言い募ろうとする天井だが、一方的に相手から通話を切られてしまった。

「畜生……」

無念、後悔、不安、焦燥… 様々な感情を押し込んだ声で呟く。

「00000号、体調はどうだ? 辛くはないか?」
「はい、マスター。私は大丈夫です。と、ミサカ00000号はマスターの気遣いに満面の笑みで返します」

セリフの通り、にっこりと笑ってミサカ00000号が答える。
しかし、彼女の額からも玉のような汗が吹き出ている。

(これ以上の無理は… しかし…)

なおも葛藤を続ける天井の前に、結標淡希が音も無く転移して現れた。

「ご苦労様。それじゃ、跳ばすわよ」
「ま、待ってくれ…! もう少し休憩を……!」
「駄目よ。追跡者に捕捉されたら、そこで終了っていうルールなんでしょ? 少しの時間も無駄には出来ないわ」

結標の言葉に天井が臍を噛む。
すると、ミサカ00000号がそっと天井の腕を掴んだ。

「マスター、マスター。私ならへっちゃらです。ばんばん行きましょう! と、ミサカ00000号は愛しのご主人様にエールを送ります!」

その言葉にようやく決心がついたのか、天井は結標に向き直ると、「すまない、跳ばしてくれ」と頭を下げた。

「了解、なんだか妬けちゃうわね~」

クスリと軽く笑うと、結標は軍用懐中電灯を2人に向けた。

557 = 1 :

とある高級ホテル最上階ペントハウス。

塔下の用意した高級ワークステーションの前に座って、初春飾利はまんじりともせず時を過ごしていた。

心理定規は仮眠を取っている。
無用心にも見えるが、離れる前にきっちり能力『心理定規(メジャーハート)』を使って初春との距離単位は狭めてある。
初春の身体的拘束も併せれば、下手な真似はしないと考えたのだろう。

「……まぁ、情報のプールはすでに終わっているんですけどねー」

垣根に『スクール』情報へのハッキングを露呈した段階で、既にオンラインストレージへのプールは完了している。
さらに、『心理定規(メジャーハート)』の使用も見越して、情報の取り出しには時間制限も設けたため、現段階では誰も情報を引き出すことはできない。
ゆえに、

「暇ですね……」

意味も無くキーボートをかちゃかちゃと叩く。
情報の精査は、すでにオートプログラムを組んでいるので、あとはモニターを見ているだけで良い。
本当なら、初春も仮眠を取りたいところなのだが……

ブゥゥゥゥゥン……

「ああ… また……」

アナルに挿入されたバイブと、乳首に着けられたクリップが振動を始める。
塔下がそう設定していったのか、断続的に振動するソレが、初春の誘眠を妨げていた。

「あん… んぁ…… ぜぇぇぇったい、あの人、女の子にモテないです。断言できます……」

剥き出しの性感帯を擦られるような、あの地獄の快楽とは程遠いが、それでも定期的な快楽は初春を常に軽い絶頂へと導いていた。

「私、処女なのに… カラダだけこんなにいやらしくなって……」

局部だけ綺麗に切り抜かれたスクール水着では、乳首と股間の様子がよく分かる。
キャップに吸われた乳首は痛いほど勃起しており、自主的に股間に置いたハンカチは、秘所からの愛液でぐしょぐしょに濡れてしまっている。

「もう、お嫁に行けません……」

震える瞳でモニターに写るペントハウスのセキュリティを確認する。
『心理定規』は隣室、垣根と塔下も帰還した形跡はない。

初春はそろそろと片手を股間の革パンツに伸ばして、生地の上からクリトリスを探り当てた。

「んぁッ!!」

股間から、ビリッ、とした電流が走り、軽い絶頂を感じる。
しばらく、「はぁぁ… はぁぁ…」と深呼吸をして調子を整えると、次はゆるゆると指の腹で撫ぜるようにクリトリスの愛撫を始める。

「馬鹿になっちゃう… 馬鹿になっちゃいます……」

こうやって自慰をすればするほど、可虐者の思う壺なのは分かっているが、それでも指は止まらなかった。

「乳首も、こんなに……」

キャップの上から乳首をコリコリと弄る。
クリトリスと違った、じんわりと広がるような快楽が体幹に広まっていく。

「あ、あ、あ…… イク、イク、イク……………ッッッ!!!!」

初春が身を屈めて絶頂を迎えたその瞬間、

「お楽しみのところ悪ぃが、至急、塔下のバイタルを確認してくれ」

垣根帝督の声が間近から聞こえた。

558 = 1 :

「☆□△□★※☆△~~~~ッ!!!!」

あまりのショックに溺れたように手足をバタバタと動かす初春を、チョップ一発で黙らせてから、垣根帝督は同じ言葉を重ねた。

「早くしろ、塔下のバイタル」
「うぅ… はぃ…… いつから見てたんですか……」

そもそも、垣根はどこから入ってきたのだろうか?
入り口のセンサーは何も反応していないし、ドアが開く音もしなかった。

初春は横目で、チラチラ、と垣根を見て、そしてぎょっとした。

「か、垣根さん… それ……!?」
「ん…? あぁ、返り血だ、俺のじゃねぇよ」

垣根のスラックスの右半分が、黒い血でベットリと濡れていた。
問い質したい気持ちを何とか抑えて、初春がワークステーションの操作に集中する。

「えっと、あの人のバイタルは… え、D?」

『スクール』メンバーの状態を表すステータスに、垣根:L、心理定規:L、塔下:Dの文字が表示されていた。

「こ、これって……?」
「ああ、Dead… 死亡したようだな」

何でもないように垣根が呟くが、初春はショックを受けて両手で口を塞いだ。
いくら自分に極悪非道な行為をした人物とはいえ、流石に死亡した事実はショッキングだったのだ。

「そんな、なんで……?」
「他の『暗部』にやられたんだろうな。俺も3人ほど仕留めた。着替えてくるから、『心理定規』連れてきとけ」

それだけ言うと、垣根はさっさと隣室へ消えて行ってしまった。

初春は、図らずも遺品となってしまった自分の責め具を見て、なんとも言えない複雑な感情を得た。

559 = 1 :

「とうとう死んだか、あの変態」

塔下が死んだことについて、『心理定規』の感想はこの一言のみだった。

「で、何かわかったの?」
「まぁな」

初春をワークステーションからどかし、色々な操作を行いながら垣根が答えた。

「まず1つは、今回の件でターゲットは『反学園都市勢力』とは、一切コンタクトを取っていないっつーことだ」
「つまり、『上』の目論んだ『釣り出し』は不発に終わったってこと?」

『心理定規』が推論を言うが、垣根はゆっくりと首を振った。

「いいや違うな。まだ確証は無いが、恐らく、最初から『反学園都市勢力の釣り出し』なんざ、目的になっていなかったんだろうよ…」
「……ちょっと、それどういうことよ?」

『心理定規』の眉尻が釣りあがる。

「そういうことだろうさ。それともう1つ、ターゲットの逃亡を幇助しているのは『座標移動』だ」
「はぁ? それじゃ最初からウチラ負け戦じゃない!」

『座標移動』の巨大な能力は、『暗部』の中では語り草となっている。

「だが、いまだターゲットは学園都市内だ。…フン、色々見えてきたな」

椅子から立ち上り、垣根は初春と『心理定規』を見た。

「こいつは俺様の予想だが、恐らく近いうちに『上』からターゲットの位置情報が送られてくる。動くのはそれからだ」

『心理定規』が神妙な顔で頷き、初春も散々迷った挙句、おずおずと頷いた。

560 = 1 :



「はぁ? 全部『上』の仕込みぃ?」

麦野のマンション「Meltykiss」。
麦野と2人で夜食のバーガーを食べながら、上条が素っ頓狂な声を上げた。

ちなみに滝壺は隣室で寝ており、浜面と絹旗は深夜営業の闇医者に行っている。

「ま、あくまでアタシの予想だけどね。ターゲットの逃亡ルートも、逃亡手段も、全部『学園都市側』が用意したものなんでしょうね」

好みの鮭フレッシュバーガーを囓りながら麦野が答える。

「それじゃ、何のために俺たちは……」
「それを知るためにも、なんとしてでもターゲットを確保しなくちゃね」

指についたタルタルソースをペロリと舐めて、麦野がニヤリと笑った。

「アタシの予想が正しければ、現時点での最善手は『待ち』よ。つーわけで、食べ終わったらスルわよ」

麦野が、長いあんよを伸ばして上条の股間をまさぐる。
その旺盛な性欲に苦笑しながら、上条は「腰、立たなくなるといけないから1発な」と軽口で応えた。

ゆっくりと、しかし確実に、決着のときは迫っていた……






                                                                ――続く

561 = 1 :

はい、今回は、

・塔下君、飛竜原爆固めで轟沈
・みっちゃん空を飛ぶ
・ドキドキ、初春ちゃんおなにぃ中毒

の3本でお送りしました。

それでは、また次回。

562 = 1 :

あ、それと、散々質問された『塔下君』ですが、
原作15巻に出てきた『スクール』構成員の、『ゴーグルの少年』を勝手に改変したキャラです。
プロットでは、もう少し長生きして、初春にフェラぐらいさせる予定でしたが、冗長になるのでカットしました。
ではでは。

563 :

インフルエンザで死ねば良かったのに

564 :

乙ー。インフル治ってよかったな

毎回毎回よくここまで秀逸なモン書けるぜ…感服するわ。次回も楽しみにしとる

565 :

おつ
次回も期待してる

567 :

見たくないとか言ってるのにのにわざわざ見に来ちゃう糞餓鬼ちゃんお疲れ様で~す^^v

568 :


もうちょい絹旗悶絶させて欲しか(ry
いつ見ても質がいいな・・・
まだまだハードなプレイでも俺はかまわんのよ?

569 :

私も いっこうにかまわんッ!

570 :

素晴らしいSS、ムギのんの改変具合がより救えなくてよろしい
クオリティ高杉な禁書SSのせいで最愛通行SS書きたくなってきちまったよ

続き頑張ってくれ

571 :

>>567
超同意です
>>1は気にせず超頑張ってください

572 :

>>571
気絶していたはずでは・・・!?

573 :

塔下君まさかのディクロニウスだったとは……

574 :

575 :

>>99

576 = 575 :

誤爆すまそ

577 :

>>576
なにしたかったんだ?

578 :

とりあえず誰かの苦しむ姿が早く見たい

579 :

このSSの麦のんはええわー、まじ抜ける
続きが楽しみだ

580 :

どうか上条さんとむぎのんのセクロスシーンを

581 :

続きはよ

583 :

お待たせ。

キリ悪いけど、とりあえず0:00から投下。
次か、その次ぐらいで3話終わります。

584 :

sage進行でやってくんない?

585 = 1 :

なんで?

586 :

>>584
sageだといつ投下されたか分かり辛くなるだろ
>>1の好きなようにどうぞ

587 :


アホが沸くからsageでもいいけどな

1待ってるよー

588 :

投下するときだけageて
あとsage進行にしてくんない?

589 = 588 :

>>586

だったらブクマしといてこまめに見にこいよ

590 = 588 :

あとageると荒れるから
sageがいい

592 = 587 :

>>591
君にはrom専希望。

593 :

いや意味がわからんな?
普通投下はageだし、ブラックネタだからってならまどマギやらも普通にやってるし問題ないし

594 = 588 :

>>593

お前には言ってねぇよゴキブリ

595 = 593 :

聞いただけだろ…別にいいけどさ

596 = 1 :

作者がageたいからageる。
以下、論争禁止。

597 :

断る

598 :

ほんじゃ投下。
なんか、たくさんの人に監視されてたみたいで地味に嬉しい。

今回は25kbほど投下。

599 = 1 :

ぎしぎし、ぎしぎし……

瑞々しい若い肉体の交合に、クィーンサイズのベッドが揺れる。

「あぁ、深ぃ…… 奥まで届いているわ……」

仰向けに寝る上条当麻の上に跨り、麦野沈利が表情を蕩けさせる。
これまでに散々、毎日毎晩味わっているペニスだが、不思議と飽きが来ない。
それどころか、セックスすればするほど、自分の膣に馴染んできている実感がある。

(あー、落ち着くぅ……)

ここ最近、麦野沈利の最大のリラックスポジションがここだ。
上条に貫かれていると、肉体的にも精神的にも固定されているような気がする。

『暗部』の仕事で受けるストレスを、もっぱら上条との性行為によって発散しているのだ。

(こいつと離れるとマジでヤバイだろうなぁ…)

絶対的強者の立場である麦野は、『弱さ』に対して敏感だ。
『弱み』や『弱点』はできるだけ作らないようにしているし、何かへの依存も出来る限り控えてきた。

しかし、いざ依存対象を得ると、意外に精神が安定している自分に驚いている。

そんな風に、つらつらと物思いに耽っていると、不意に、ズン、と下から腰を突き上げられた。

「あんッ…!」
「何、考えてたの?」

軽い抗議の視線を下に送ると、悪戯っぽい瞳で微笑む上条が見えた。

「……仕事のことよ。もぅ、集中してたのに… あっ、ちょっと!」

浅く早く、膣奥をペニスの先端で、コツコツ、と突かれる。
子宮口は麦野の性感帯の1つだ。浅く突かれるだけで、軽くイッてしまう。

「セックス中にそりゃないんじゃないの?」
「……馬鹿」

そりゃそうか。と、麦野は思った。
今は仕事を忘れて良い時間だ。

しかし、そんなやる気になりかけた麦野の気持ちとは裏腹に、携帯電話が無機質な着信音を響かせた。

「……ぜってー見てやがる」

せめてもの抵抗なのか、騎乗位のまま麦野は電話に出た。

「はい、もしもし」
『……あんたねぇ。オトコに跨ったまま電話に出る、フツー?』

出歯亀を全く隠さず、しかもそれを問題にせず会話が始まった。

「で、最終逃亡ルートはどこよ?」
『……さて、なんのこと?』
「ざけんな。もう目星はついてんだよ」

数瞬、電話先が沈黙した。

『…第23学区だ』
「…派手にやれってか? 

第23区は航空・宇宙開発部門が占有する学区で、広大な敷地が特徴だ。
                           ・ ・ .・ ・ ・ ・ ・
『さぁね。予想される逃走時間は1時間後… 間に合うようにお願いね』
「……ふん、了解」

パタリ、と携帯電話を閉じる。
上条が怪訝そうな表情をしていると、麦野は激しく前後に腰を振り始めた。

「あと15分で終わって、シャワーに15分、移動に30分! さぁ、景気づけに一発かますわよ……!」

妖艶、というよりもドスの聞いた声でそう言うと、麦野沈利はニヤリと笑った。

600 = 1 :

コツ、コツ、コツ、コツ…ッ

「あっ、あっ、あっ、あっ……!」

上条が小刻みに体奥を突く度に、麦野の口から短い嬌声が漏れる。

本当はもっと激しく突かれるのが麦野の好みだし、上条もそれを把握している。
しかし、これから一仕事をすることを考えて、あえて動きを少なくしているのだ。

「ふぅ…… 小技が上手くなったわねー…」
「そりゃ、勢いばっかじゃ沈利だって満足できないだろ?」

首を伸ばして軽くキスをする。
口唇がほんの少し触れるだけのキスだが、それでも麦野は満足そうに満面の笑みを浮かべた。

「キスが優しくなった。がっついてばっかりだったのに…」
「心外だなー。上条さんはいつでも優しいですよ、と…!」

言葉と共に、騎乗位から強引に麦野を抱え上げる。
お気に入りの駅弁スタイルに移行して、麦野は挿入感を噛み締めるようにおとがいを反らした。

「あうぅぅ…… フィニッシュ?」
「時間無いから、後ろのテーブルに手を着いて……」

男の言われるがままに、麦野が両手を後ろに回してテーブルにつく。
長い脚をしっかりと上条の腰に回すと、より密着して挿入感が増す。


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