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    元スレ垣根「女…だと…」一方通行「…もォ開き直る」

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    タグ : - 垣根「女になって + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    951 :

    のんびり待ってる
    ラッキースケベいいなwwww
    一方通行について、妹達と誰かが情報交換するなんてどうだ

    952 :

    気長に待ってます
    メールネタ好き

    953 :

    モブ女子にモテてやきもち焼く一方さん的な

    954 :

    園も気になるけどグループとの絡みまだ百合子からの伝聞しかやってなくね?
    あとMNWネタ好きなんで20000号と14510号からモーションという名の大岡裁きされてカッキーに助けられたり的なのも見たい
    15959号とかな!
    それとやっぱりKY条さんと二人の会話面白かったんでもっと出てきてくれて良いと思う
    上条さん出てきた時の百合子の反応が変だったから当時実は隠れフラグ立ってるのかと思ったらそうでもなかったまま出てこなくなったぜ!

    955 :

    まだか……!

    956 :

    まだかー

    957 :

    がんばれーーーー

    958 :

    いつまででも待ってるからな―

    959 :

    あげんなカス

    963 :

    そろそろ四か月か・・・・

    964 :

    一ヶ月ルールって今月からだっけ?

    965 :

    コンビニで焼酎を物色している現場をばったり鉢合わせたメリーさんに抑えられてしまったていとくんさんとかちょっと見たいかも

    967 :

    ごめんなさい相変わらず書けない状態が続いてます待っててくれてる人本当すいません、とりあえず生存報告だけ……

    新約7巻土御門兄妹の関係が掘り下げられててすげーよかったですね、みさきちも超可愛かった

    968 :

    もう書きませんって言えよ。それで諦めつくから

    969 :

    こういう、延命だけ続けて機能してない糞スレってどうなのよ

    970 :

    まぁここは現行の百合子スレではおもしろさは低い方だからエタったらエタったでかまわん

    971 :

    おまえらひでぇな
    スレは何とかしなくちゃならんけど俺はすごく面白かったぞ
    落としてまた立てるなりなんなりしたらまた見に行く

    972 :

    スレも残り少ないし、書けないならHTML依頼出した方がいいと思う

    973 :

    まだ待ちたいんだが

    974 :

    俺も待つ

    975 :

    待つよー

    976 = 969 :

    どうせあと20レスくらいで落ちるじゃん
    まぁ、書く気があるなら書けるようになったら立て直せば良いだけだし

    977 :

    ほんとごめんね、残り少ないから短い話でもいいから書いてキリよく1000まで行きたいなーとか思ったままだらだら残してしまった……
    続きはまた書けるようになったらスレ立て直そうと思います、待っててくれた方本当にごめんなさい

    代わりといってはなんですがこの話とは全然関係ない別のシリアス系の話でいつか書こうと思ってちょっとだけ書き溜めてたやつがあるのでそれの冒頭だけ投下させて下さい
    若干グロ描写アリなので注意

    978 = 1 :





    ――→17 years ago



    その医者は白髪が交じりやや薄くなりつつある自身の額を億劫そうに撫で上げ、手元のカルテに目を落とした。
    そろそろ五十に届く頃合いかと思われる脂の程よく抜けてきた中年の男。
    暫く無言のまま、それから彼は深く椅子に背を預けると、ひととき長い息を吐いた。

    清潔な白衣を羽織った身体つきは恰幅がよく、間延びした平たく剽軽な顔つきは見る者にカエルを連想させる。

    いつの頃からか、どんな患者でも救い上げるその手腕に対する強い賞賛の意味を込めて――彼には『冥土帰し』という異名が付けられた。

    けれども日頃は朗らかで無条件に万人に好意を抱かせる雰囲気と人柄を持ち合わせている彼が今は酷く疲れた表情を見せている。
    その姿に傍らの若い看護師は沈痛な目を向けた。

    「……同様の件が後を絶ちませんね」

    「学生が人口の七割を占めている街だからね」

    常らしからぬ苛立った声に看護師がやや怯む。

    「アンチスキルの方は?」

    「どうも書庫(バンク)に検索をかけても見つからないらしいね? 彼女の通っている学校も、名前も、年齢も」

    「……そんな、おかしいですよ。あの子は発見当時、学生証も保険証も身分証明になるものは何も持っていませんでしたし、早く何とかしてあげなきゃ――」

    「うん、そうだね」

    「……。本当に……統括理事が対策を練っているとはいえ、こんな」

    「かといって」

    看護師の苦いものを吐き出すような言葉尻を医者は堅い口調で断ち切った。

    979 = 1 :


    「かといって十代の内からそういった薬を服用するというのもあまり勧めたくはない。
    学園都市製のものはかなり副作用を抑え、安全性は高いけれど――」

    痛むこめかみを指で揉み解しながら医者はもう片方の手に持ったペンでコツコツとデスクを叩く。

    「もしかしたらそれらの服用が能力の成長の妨げになるかもしれないと考え嫌がる生徒も多い。単純に思春期の感じやすさから生理的な嫌悪感を持っている子もね。
    それに薬さえ飲めば好き勝手していいとむしろ余計乱れるかもしれないしね?」

    「……」

    「すまないね? 君だってまだ若いのにこういった話は気が滅入るだろう」

    「いえ……」

    今年になってこの病院に配属されたばかりの新任の看護師はそれだけぽつりと溢すと押し黙る。
    それから数日前にこちらに緊急搬送されてきた一人の女生徒の顔を思い浮かべ、小さく頭を垂れた。

    「ところで君は何故この街に来ようと思った?」

    「え?」

    唐突な医者からの質問にふと顔を上げる。

    「この科学の街に憧れてやって来た人間の心理はよく分かる。未知の超能力というものに対する知的好奇心は古来から人を魅力してきたからね。
    けれど人それぞれきっかけや一番の理由は異なるだろう? それを聞いてみたいんだけど、いいかな?」

    「……ああ」

    脈絡のない話に若干混乱しつつも小さく頷いた。

    「凄く単純なことです。数年前に初めてテレビで学園都市の大覇星祭の中継を見たんですよ。
    そしてその時、本物の超能力というものを知りました。本当に……本当に凄かった……」

    抑えても口調に滲み出る興奮の色に医者は僅かな苦笑を浮かべた。

    980 = 1 :


    「まだまだこの街の可能性は未知数なんですよね。つい最近学園都市が世界中の全ての機関に先駆けて完成させた『樹形図の設計者』。
    今後四十二年間は誰にも抜かれないことが判明している世界一の演算能力を持つ超高度並列演算処理器(アブソリュートシミュレーター)……」

    つい先程まで暗い顔をしていたというのに途端に恍惚の表情に変わる辺りが若さ故の単純さだろうか。

    「今、この都市で開発を受けている子供達に与えられた区分は2つ。
    能力の発現までには至っていない――こういう言い方は好きませんけど――俗に無能力者と呼ばれるレベル0。そして発現に至った子供達はレベル1、と。
    でも例の樹形図の設計者を早速使用しての予測演算によれば、今後十数年以内にレベルは5まで引き上げることが可能だと判明したそうですね」

    「ああ。もっとも樹形図の設計者は本来、気象データ解析の為という名目で作られたものだがね。
    とはいえそんな便利なものだ、それ以外のことにも使わない手はない。
    おおっぴらに新薬開発などに用いようとする研究者達からの申請依頼が殺到して大変だそうだね?」

    「技術を盗もうと考える輩も多く、いつまでも保管庫に安置していることも出来ないみたいですね。人工衛星として打ち上げるという話も出ているとか――」

    早口にまくし立て続け、そこで急にはっとして彼女は頬を赤らめた。

    981 = 1 :


    「すみません、話が逸れてしまいましたね」

    「いやいや。興味深いよ」

    「とにかくこれから……遠からずの将来にきっとそのレベル5が誕生する。さらにその先に学園都市が掲げる目標は、」

    「“神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの”」

    「―――はい。人の枠を超えた存在、そんな凄い存在がいつか生まれるかもしれない。そう考えるとドキドキしますよね」

    「だから君は学園都市に?」

    「ええ。……けれど実を言えば開発を受けていない生身の私から見たら今の時点でも十二分に凄いと思うんですよ」

    「ふむ」

    「あの時、数年前にテレビで学園都市を知った時……ひどく胸が高鳴ったんです。
    手から火が出て、電気が出て、水が操られて、風が起こって、物体に触れなくとも球が宙に浮いて本当に夢のようでした」

    「どんな映画のCGよりも、どんなアニメーションよりもリアルで迫真で興奮に指先が震えました。
    夜も眠れないくらい何度も何度も頭の中にその時の感動がふつふつと沸き上がって、そして私もあの場所で学んでみたいと思ったんです」

    「一体自分だったらどんな能力に目覚めるだろう。発火能力、発電能力、念動力、透視や予知や念話、特に憧れたのはテレポートでした。
    まだ十代で今以上に夢見がちな時期でしたから、過剰な自意識も働いてもしかしたらテレビで見た彼ら以上の能力者になれるかも……なんて空想もしたりして」

    照れる看護師の微笑ましさに医者が慈しむように目を細める。

    982 = 1 :


    「でもうちの両親は古風な人達だったので結局最後まで反対されて入学はさせてもらえませんでした。
    子供の脳を弄くって怪しい開発を施す胡散臭い研究機関、というイメージも一部の人達の間では未だ根強いですからね」

    「まあ、そもそも能力開発というものは小さい時から訓練を受けてじっくり成長させていくものですから。
    どっちみちその時既に高校も卒業していた私には無理だろうなってことも分かってましたけど、ふふ」

    「……でもそうやって諦観が強くなればなる程、両親に反対されればされる程、どこかで相反した気持ちは……学園都市に対する憧れは尚更強くなっていきました」

    「だから先端科学に懐疑的な両親の考えを古臭いと切り捨てて、そうして逃げ込むようにこの街に来たんです。
    開発を受けられないのならせめて受けられる子供達の側で働きたいと。それが私が学園都市に来た理由です」

    「なるほどね?」

    「これから絶対にこの街の技術はさらにさらに進歩する。
    テープレコーダーが出てきてレコードが淘汰されたように、CDが出てきてテープレコーダーが淘汰されたように、最近また新しいデジタル携帯音楽プレイヤーが出てきてCDが淘汰されつつあるように。
    古い殻を脱ぎ捨て、古い時代を呑み込んで、科学はどんどん大きくなっていく……」

    「……」

    983 :


    「だけど正直、最近は考えるんです。子供達は本当にそれで幸せになれるのかって。
    超能力に憧れる気持ちは痛いほど分かるんです、だって私もそうだったから。
    でも大き過ぎる力を持ってしまって彼らはその力を持て余してしまわないかって。
    それに今回のような問題も起こる……もしかしたらこの先、学園都市の子供達は不幸に向かって加速していくんじゃないかって」

    「……」

    「今後レベルが引き上げられていくということは当然格差も生まれるということ。
    先生、高位の能力を持った相手に対する低能力者の劣等感は凄まじいものになるんじゃないでしょうか? 何より……」

    「何より?」

    「……樹形図の設計者の予測演算なら、将来的に高位能力を得られる者とそうでない者も判明してしまうんじゃないでしょうか?
    私には詳しいことは分かりませんけど、もしそうなら……既に学園都市の技術がそこまで到達しているのなら……子供達はきっと絶望する。努力を否定するようになる。
    例え才能があろうが努力無しにその域に達することは出来ないとしても、きっと努力をするのが馬鹿らしくなってしまう」

    「それは……」

    「先生。私、学園都市を夢のような場所だと思ってました。いいえ、今でも信じています。
    でももしかしたらそれは私の都合の良い甘い思い込みに過ぎなかったのかもしれません」

    「……ただの虚構、なのかもしれません。やっぱりネバーランドなんてお伽噺の中にしかあり得なくて、実際はユートピアに見せかけたディストピアで、現実に人の手で創ろうなんておこがましかったのかもしれません」

    「この街そのものが幻想なんじゃないかとすら時々思うんです……」

    そう言って再び俯く看護師にかける言葉が見つからず、医者はただじっとそのまだまだ若く美しいはずの顔を見詰めていた。

    にわかに廊下からぱたぱたと慌ただしく駆けてくる音がする。


    「―――先生!」

    984 = 1 :


    バタン! と勢いつけてスライド式のドアが開かれ、また別の看護師が険しい表情で入ってきた。

    「うん? なんだい? ドアの開け閉めは静かに……」

    「例の患者さんが目を覚ましました!」

    「!」



    ***








    静かな一人部屋の病室。その窓際に置かれたベッドに上体を起こし、線の細い少女が座っている。

    「――人工中絶薬RU486。これは妊娠49日以内に使用すれば自然流産と同じ状態を人工的に発生させて中絶することが出来る経口薬だ。
    そしてそれを学園都市内でさらに改良してより安全性を高めたものがある」

    なるべく柔らかく聞こえるように話すが少女は身動ぎ一つしない。

    何故こんな残酷な話をしなくてはならないのだろう。まだ年端も行かない子供に。

    胸を痛めながら、しかし医者は同時に自嘲する。今更何を後悔しているのか。

    この都市を作り上げることに手を貸したのは紛れもなく自分自身だというのに。
    いつかこうなることは予測出来たはずだ。子供達によって形作られるネバーランド。一聞すれば甘美に耳を打つ、大人達を排除した幻想の理想郷。

    「君がどういう決断を下そうとも何も心配はしなくていい。生きてさえいれば必ず患者を救い上げてみせる。それが僕の信条でね?」

    少女は何も言わない。

    長い沈黙。

    医者の頭の中に電子カルテとアンチスキルから渡された資料の文言が流れていく。

    985 = 1 :




    ×月×日一九時未明、第一八学区の廃車置き場にて十四歳前後と思われる女子学生が複数の男子学生により暴行を受けているところを警邏中のアンチスキル二名が発見、その場で保護。第七学区の病院に至急搬送。

    全身打撲、右前腕部の複雑骨折と腫瘍、背中から腹部にかけて重度の火傷と裂傷、左目失明。

    捕縛された男子学生らの供述により一ヶ月近くに渡り監禁、暴行を受けていたことが発覚。

    また、彼女はその時妊娠三週目に入っていることが検査によって判明。引き続き厳重な捜査が――――





    986 = 1 :



    世界が静止したような静寂の中、暫く黙っていた少女がやっと口を開いた。

    「大丈夫ですよ」

    「……大、丈夫……?」

    何が、と聞こうとして聞けなかった。
    何故なら顔が腫れ上がり、腕と脚にギプスをつけ、燃やされ切られた髪を剃った為に坊主になっている痩せぎすの小柄な少女がその時確かに楽しそうに微笑んでいたからだ。

    「私は大丈夫です」

    白い肌に赤い目をした少女が笑う。







      「――――木原ですから」







    からん、と医者の手の中から握ったままだったペンが落ちた。

    17年前、とある病院の一室から、物語は始まる。




    987 = 1 :

    こんな感じ。要はもし一方さんが木原だったらというネタです

    ではHTML依頼出してきます、今まで読んでくれた人本当にありがとうございました!

    988 :

    あと10レスくらいだったら埋めれるでしょ
    うめ

    989 = 988 :

    ちなみにこの百合子スレが立ってもちょっと見ないかなぁ
    これ書き溜めるなら本編書き溜めといて欲しかった

    990 :



    すげー好きだったから続きまた読めるの待ってるぜー

    991 :

    乙 初めてリアルタイム遭遇した
    またいつか垣根百合子ネタ書いてくれよー

    992 :

    乙って言いたいとこだけど、垣百合ほのぼの見たくてこのスレ見てたのに、最後にそんな風呂敷広げられてもなあ
    そういうのは総合でやってくれよ

    993 :

    文句があるなら自分で書けよ
    二次創作ってそういう物だろ

    乙でした
    またスレ立つのを楽しみにしてる

    996 = 988 :

    次スレは立たないんだろうなぁ…


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