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    元スレ垣根「女…だと…」一方通行「…もォ開き直る」

    SS+覧 / PC版 /
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    51 = 1 :



    16 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14133

    スネークが撒かれた…だと…?

    何者だよそいつ


    17 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

    今北産業



    18 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13302

    姉御きたああああああ!!


    セロリが
    謎のハイスペックイケメンと
    付き合ってる疑惑


    19 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19015

    姉御ーー!俺だ!結婚してくれ!!


    モヤシに
    ビッチの
    可能性浮上

    20 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

    百合にゃんはビッチじゃないもん!純潔だもん!


    21 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10654

    >>20
    そげぶ


    22 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12044

    耳年増なだけの純情な変態かわいねー(棒)



    処女厨ざまああwwwwww
    KJ派の勝利の日が来たな!


    23 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

    急展開ワロタ

    ところで運営はこのこと知ってんの?


    52 = 1 :


    24 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12258

    >>23
    知ってたら黙ってないだろ
    未だに未練たらたらじゃんあの幼女


    25 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14975

    そういや14510号はまだ引きこもってんのか
    ていうか生きてんの?

    なんだかんだこういう時真っ先に来るアイツいないと寂しいわ


    26 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

    >>25
    この前お見舞い行った

    なんか百合姫読みながら『あの人とならミサカは…。
    で、でもその場合どっちがタチに…やはりここはミサカが勇気を出して……///』

    とかブツブツ言ってた

    ついでに10033号はペニバンとディルド集めに奔走してる


    27 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14975

    セロリのために性癖すら変えてきたか…そのバイタリティーには素直に感心するわ
    まあでも立ち直ってきててよかった

    そして10033号はどこに向かってるの?


    28 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10408

    >>27
    一方さん的にはむしろ悪いだろwwwwww

    10033号ェ…


    29 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11091

    なんでミサカネットワークすぐ変態のすくつ(ryになってしまうん……?


    30 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14444

    ゆるゆりとか青い花とか言ってるやつはにわか

    上級者ならおにいさまへ…一択
    サンジュスト様可愛いよサンジュスト様


    31 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032


    ていうかこれ第二位じゃね?



    32 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10068

    え?


    33 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10700

    え?

    53 = 1 :



    34 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10955

    え、第二位ってあれだろ確かこの世に存在しない物質(笑)とか作っちゃう人だろ?

    一方さんに殺されたんじゃないのそいつ


    35 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

    >>34
    情弱乙

    俺んとこのリアルゲコ太が治してたからwwww



    36 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19701

    えっ?


    37 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13322

    な、なんだってーー


    38 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17542

    つまり……どういうことだってばよ?


    39 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

    一方通行と一緒にいたのは第二位か

    スネークが撒かれるレベルの相手と考えれば確かに辻褄合うな


    40 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15959

    これ第二位なの?未元物質だっけ




    ……イケメンだな


    41 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10820

    おや?
    >>40のようすが……?


    54 = 1 :



    42 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10561

    正直セロリ女って判明した直後はすげー面白かったけど
    その分ロリコンネタでからかいにくくなって最近マンネリだよね


    43 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889




    44 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17005

    ん?


    45 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10408

    姉御どうした


    46 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

    第二位が生き返ったのっていつだ?


    47 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

    >>46
    確か三日くらい前に退院してったはず
    でも直接会ったりはしてないから分かんね興味ないし

    リアルゲコ太に聞いてくれ


    48 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

    やっぱ復活したの最近か


    ……なあ、じゃあもしかして第二位って一方さん女だってことまだ知らないんじゃね?

    55 = 1 :



    49 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19619

    !!



    50 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10226

    これは……



    51 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16896

    盛 り 上 が っ て ま い り ま し た


    52 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13801

    未元通行!? 未元通行なの!?


    53 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

    そういやリアルゲコ太がヒントがどうだのこれから面白くなるだの言っあbbbbbbbbb


    54 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11655

    えっ?えっ



    55 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001

    一体これはどういうことなのかな?(#^ω^#)



    56 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10801

    あわわわわわ

    56 = 1 :


    57 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10812

    運営様!
    今日も一方通行さんはかわカッコイイであbbbbbbbbb


    58 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12803

    運営様今日もアホ毛がとってもキュートあbbbbbbbbb


    59 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10882

    ああ……


    60 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001

    詳しく聞きたいなー^^


    61 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

    運営様すいませんお仕置きは勘弁あbbbbbbbbb


    62 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001

    あの人まだ帰ってきてないんだけど第二位さんと一緒にいるのかなどこにいるのかな何してるのかな

    知りたいんだけどその泥棒猫のこと


    63 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

    あの上位個体、とりあえず一方通行さんのケータイに連絡を入れてみてはどうでしょうか

    57 = 1 :



    64 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20001

    あ、そっか!そうしてみる……ってあの人帰ってきた!!



    65 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11801

    修羅場ktkrあbbbbbbbbb








    百合子「……帰った」バタン

    打ち止め「あなた、おかえりなさいってミサカはミサカは内心かなり動揺してることを隠しながらとりあえず玄関まで出迎えてみる」タタタッ

    百合子「…なンだよ」

    打ち止め「……目が赤いね?ってミサカはミサカはマジかよオイと思いつつあなたに尋ねてみたり…」

    百合子「ああ?いつも赤いだろうが。つーか他の奴らどうした」キョロキョロ

    打ち止め「ヨミカワはまだ学校、ヨシカワと番外個体は寝てるみたい。
    ってそうじゃなくてね…うぅ~」

    百合子「?…言いたいことあンならさっさと言え」

    打ち止め「えっとね…」ソワソワ

    百合子「……ねェなら今日はもォ寝るぞ。疲れた。すげー疲れた」スタスタ

    打ち止め「……。第二位…」ボソッ

    百合子「」ビクッ

    打ち止め「うわあマジだよ」

    百合子「な…ンで……っ!!












    ………ミサカネットワークかァァァァァ!!!」

    58 = 1 :



    71 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10798

    wwwwwwwwwwwwwwww


    72 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12229

    泣き腫らした目のセロリさんちょりーーっすwwww


    73 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

    セロリぱねぇなwwwwwwwwwwww






    百合子「…17600号か!!そうなンだな!?
    おいどこからどこまで見てやがったオイ!ま、まさか…」

    打ち止め「お、落ち着いてってミサカはミサカは今にも黒翼が出そうなあなたを諌めてみたり…」

    百合子「なン…なにが……。いや、泣かねェ。
    もォこれ以上恥晒さねェぞ俺は」

    打ち止め「やっぱ泣いたんだ…ってミサカはミサカはあなたのその姿をちゃんと見たかったって地団駄踏んでみたり…」

    百合子「あぐっ……ていうかとりあえずネットワークの接続切りやがれ!!
    どォせ今もネットワーク内で笑いまくってンだろあいつらァァァ!」

    打ち止め「えー?みんなまさにこれからの展開を期待してるのにってミサカはミサカは不満にほっぺを膨らませて…」

    百合子「……なァ、明日美味いチョコレートケーキ食いたくねェか?」

    打ち止め「了解。ただちにMNWへの接続を終了、ついでにレスを書き込んだ全下位個体へのお仕置きも実行します」

    百合子「おゥ、やれ。思いっきりやれ」


    76 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10801

    ちょっ待っ、ここからが本番あbbbbbbbbb


    77 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

    え、パンツ脱いだ漏れのリビドーは一体どこに向ければあbbbbbbbbb


    78 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

    ここまでか……

    あbbbbbbbbb


    59 = 1 :




    打ち止め「で、一体全体どこの馬の骨の第二位があなたを泣かせたのかちゃんと説明して欲しいなって
    ミサカはミサカはあなたに強く要求してみる」

    百合子「…面倒くせェ…つゥか馬の骨って」

    番外個体「ハーイ、その事態をさらに面倒臭くしてあげるよ第一位☆ぎゃは!」




    百合子「……てめェ」


    番外個体「実はミサカ最初からずーっとROMってたんだよねえ~。
    随分面白いことになってんねえ百合子ちゃん?」ニヤニヤ

    百合子「もうやだ」



    <ガチャ

    芳川「あなたたちさっきから何を騒がしくしてるの?
    まったく、おかげで目が覚めちゃったじゃない」ネムネム

    百合子「ざけンな普通の成人した人間なら仕事か家事してる時間だボケ」


    <ガチャッ ドタドタ

    黄泉川「たっだいま~、家主様のお帰りじゃ~ん!…って、ん?みんな揃ってどうした?」

    百合子「……もうやだ」


    打ち止め「さあ、話を聞かせてもらおうか!
    ってミサカはミサカは浮気を問いただす妻のごとくあなたの前仁王立ちしてみる!」

    番外個体「楽しい楽しい自白タイムだよ百合子ちゃん☆」

    百合子「…………もうやだ」




    ~説明中~








    打ち止め「…なるほど、第二位さんが復活してあなたと会ってそれで取り乱したってことなのねって
    ミサカはミサカはとりあえずあなたがその人にレイプされたりしたわけじゃないことに安堵してみる」

    百合子「おい、どこでそンな言葉覚えてきやがった」

    番外個体「で、やっぱりそのメルヘンくんはまだあなたのこと男って思ってるわけだよねえ~?」

    百合子「………」

    番外個体「さっさと言っちゃえばよかったのにぃ。ハードル上がっちゃったねえ?
    まああなたじゃたとえ胸見せたところで信じてもらえてなかったんだろうけどー?」ケラケラ

    芳川「これは面白くなってきたわね…。で、また明日会うんでしょう?」

    百合子「この上なく不本意だがな」

    打ち止め「ねえねえだったらミサカも連れていって!ってミサカはミサカはお願いしてみる!」

    百合子「はァ!?」

    番外個体「ならミサカも行こっかなー」

    百合子「ふざけンな!連れてかねェよ!!」

    60 = 1 :


    あれsagaなってなかったあれごめんなさいああああ……

    こ、これで大丈夫かな?

    61 :

    >>60
    sageは入れなくていいのか?
    sagaはできてるけど

    62 :

    Misaka20000とはいい酒飲み仲間になれそう

    63 = 1 :

    うああああごめんねごめんねドジっ子(笑)な>>1でごめんね!

    多分また夜にちょっと投下すると思います


    あとおにいさまへ…はガチで名作だから是非みんな視聴することをオススメするぜ!

    64 :

    乙です
    超待機してます

    66 :



    番外個体「いいじゃんどうせその内バレるんだし。
    しっかりそのシーンを見届けてあげるからさぁ~」

    百合子「オマエは面白がってるだけだろ」

    番外個体「え、むしろこんな状況面白がらない奴の方がいないでしょ」

    百合子「…否定出来ェのがすげェムカつくわ。
    確かにこれが他人の話だったら俺も爆笑してるわ」

    番外個体「wwww」

    打ち止め「それにそれに、明日はケーキ買ってくれるんだよね?ってミサカはミサカはあなたは約束を反故にするような人じゃないって信じてるよ!」

    百合子「ぐっ…」

    芳川「決まりね」

    番外個体「あー明日が楽しみだなあ~♪」

    百合子「…なンだこれ、なンかアレだあの黒夜とかいうガキと同じ道を辿ってる気がする
    嫌だあれと同類にはなりたくねェ……なンとか軌道修正出来ねェかこれ…」


    ――

    黒夜「……なンか今唐突にすげェ腹立ったンだけど」

    絹旗「はあ?超何言ってんですか?」

    ――



    芳川「とにかく明日に備えて今日は早く寝るのがベストね」

    百合子「コアラより寝てるてめェに言われるとすげェ腹立つわァ」





    「……一方通行」


    と、その時不意にかかった静かな声に一方通行は振り向く。

    そこには同居人であり警備員もこなす教師であり、
    なにより妙なところで意地を張る一方通行がそれでも気後れなく自分の保護者だと言うことの出来る女性
    黄泉川愛穂の真剣な、それでいて穏やかに温かい目があった。

    百合子「…黄泉川」

    その視線の意味にすぐに気付き眉根を寄せる。チッ、と舌打ちするとそれを見て黄泉川はにこりと笑った。

    黄泉川「……よかったらさ、そいつ家に連れてくるじゃん。少なくともあたしは大賛成だから」

    その柔和な笑みにハァ、とため息を吐く。


    百合子「どうせ無駄だろうが一応言っとくぞ。
    あいつがオマエに何したか…」

    黄泉川「もちろんよーく知ってるじゃん。そりゃ自分のことなんだからさ」

    67 = 1 :


    百合子「……。オマエのことだ、どーせあいつのことも更正させてやろうとか思ってンだろ。
    てめェのそのお人好しもいい加減にしねェと本当に早死にすンぞ」

    黄泉川「心配してくれてるわけだ?」

    百合子「茶化すンじゃねェ」


    あたかも軽いことのような口振りの黄泉川に唇を噛む。

    垣根が、奴が彼女にしたことを自分は許すことが出来ない。例え彼女自身がどんなに気にしていないと訴えたとしても。



    『無理だ』


    『お前は、その程度の悪党なんかじゃないじゃんよ』


    その手の温もりを覚えている。

    あの時黄泉川がこの薄汚れた、人殺しのために使い続けてきた汚い手を何のためらいもなく包み込んでくれなければ。

    黄泉川だけじゃない、あの時も、あの時も、あの時も…

    打ち止めや芳川や番外個体

    彼女たちともしも出会っていなければ

    目の前に無限に枝分かれしている自分のルートを

    その中のもっとも暗く冷たく狭い道を、選んでいたのかもしれない。


    だからこそ同時に垣根のことも理解出来るのだ。それは自分を写す鏡に他ならなかったのだから。


    それでも、こんな善意の塊のような人間を殺そうとした相手を俺は――……



    けれどもその一方通行の考えをも包み込むような表情で黄泉川は微笑む。


    黄泉川「…大丈夫、あたしはそんなやわじゃない。
    お前はあたしから見ればまだまだ子供じゃん、難しく考えなくていい」

    黄泉川「それに」



    黄泉川「それにもし何かあったとしたってこれからもずーっとお前が守ってくれるんだろ?」

    邪気のないその笑顔が心を溶かしていく。

    一度小さく俯いて、それからふっと皮肉っぽく鼻で笑った。


    百合子「……陳腐な台詞吐いてンじゃねェよばーか」

    黄泉川「…ふっふふ、お前のそういうところがお姉さんは大好きなんじゃーん!」ガバッ

    百合子「ぐァっ!…ってェな抱きつくンじゃねェ重てェンだよババァ!」

    黄泉川「おらおら細っこい身体してあたしたち守ろうなんていい根性してんじゃーん!」


    番外個体「わお、黄泉川ってばだいたーん☆」

    打ち止め「ミ、ミサカの方がもっとあなたのこと好きだもん!
    ってミサカはミサカは対抗心丸出しにヨミカワに続いてあなたに抱きついてみたりーー!」

    68 = 1 :


    百合子「あーハイハイ」ナデナデ

    打ち止め「えへへ」

    芳川「あらあら微笑ましいわね。…ちょっと壁パンしたくなってきたわ」

    百合子「…あァ?なに言ってンだ。てめェもだぞ芳川ァ」

    芳川「え?」

    番外個体「……」

    百合子「今更守るもンが一人増えようが二人増えようが関係ねェ。俺を誰だと思ってンだ?
    オマエがしわくちゃのババァになって人生楽しみ尽して完璧に満足するその瞬間まで何があろうが俺が絶対に死なせてやンねェよ」

    芳川「……あら」

    番外個体「……」

    黄泉川「お、桔梗泣いてんのか?」

    芳川「…違うわ……これは心の汗よ」グスッ

    番外個体「……」

    打ち止め「ヨミカワ家の絆深めイベント無事完了だね!
    ってミサカはミサカはやっぱりヨミカワもヨシカワもみんな大好きーー!」バッ

    黄泉川「このー、可愛いやつめ!可愛いやつめ!」グリグリ

    芳川「まったくあなたたちったら…」フフッ

    番外個体「……」




    百合子「…でェ、自分から喧嘩フッかけてきたクセに勝手に拗ねてるクソガキは一体どこのどいつなンですかねェ?」フフン

    番外個体「…はあ?別にミサカ拗ねてないし。バカじゃないの」

    百合子「誰もオマエのことなンて言ってないンですけどォ?」

    番外個体「ぐっ!
    ……ばーかっ!ばーかばーか百合子のくせに!貧乳!処女!」

    百合子「そうですねェよかったですねェ、小学生レベルの悪口しか言えない自分も処女の番外個体さン?」

    番外個体「……あああムカつく!ムっっっカつく!!やっぱブッ殺しとけばよかった!」

    百合子「出来るもンならやってみろよ0歳時のガキんちょが」ハッ

    番外個体「なにコイツ!ちょっと有利になったらすぐ調子に乗って…!」

    芳川「はいはい、痴話喧嘩はそこまで。いい加減ごはんにしましょうお腹空いたわ」

    打ち止め「ち、痴話喧嘩じゃないよ普通の喧嘩だよ!
    ってミサカはミサカは敵はやはり己の中にあったかーっ!って嫉妬の炎をメラメラ燃やしてみたり…!」

    黄泉川「よーしすぐごはんにするじゃ~ん」

    芳川「時に愛穂、久しぶりにあなたの手作りプリンが食べたいのだけど」

    黄泉川「お前が就職したらいくらでも作ってやるじゃん」

    芳川「そんな…!私に一生プリンを食べるなと言うの……!?」

    黄泉川「…その反応は予想してたけどやっぱイラッとするじゃん」

    69 = 1 :



    百合子「…おい番外個体」

    番外個体「……なにさ」

    百合子「言わなきゃ分かンねェなら一応言っといてやる。




    てめェも俺が守る。一生だ」

    番外個体「!!」




    番外個体「な、なにそれプロポーズ?恥っずかしいー!百合趣味とかあり得ないんだけど~!……大体あなたに守られるとか超キモいしーミサカいろんなところが萎えちゃいそう☆

    で、でもまあ今の顔と台詞はMNWには流さないでおいてあげるっていうか…ホントは自分だけのものにしておきたいっていうか…」ゴニョゴニョ

    打ち止め「あなたも素直じゃないねってミサカはミサカは確実にお姉様の血が流れてる妹に肩を竦めてみたり。ふー、やれやれ」

    番外個体「るっさいおチビ!」



    黄泉川「…ま、とにかくそういうことだから。なあ一方通行」

    百合子「ン…」

    黄泉川「あたしはこういう人間じゃん?だから、さ」

    百合子「あァ、分かってンよ」

    黄泉川「…ま、話を聞く限りじゃもう何の問題もなさそうな奴だけどね」

    百合子「いや、いろんなところに問題ありまくりだからあいつ」

    芳川「フフ、なかなか面白そうな子じゃない。期待出来そうね……イケメンみたいだし第二位ならお金も持ってそうだし」

    百合子「オマエ…」

    番外個体「ねえねえじゃあとりあえず明日のために彼氏にメール(笑)でもしておけばぁ?
    メアド交換くらいしたんでしょ?」

    百合子「あー…あいつのケータイ俺がぶっ壊した」

    番外個体「え?」

    百合子「…いろいろあったンだよ聞くな。第一明日会うのもそのケータイ買いに行くだけだ、他意はねェ」

    番外個体「デートじゃん」

    百合子「違ェよボケ話聞いてたのか。
    あいつは俺のこと男だと思ってンだっつってンだろ。こっちだってそンな趣味ねェよ」

    番外個体「今はもう女のくせにぃ~」

    百合子「…俺は……、もォいい。オマエと話してると疲れるだけだ」ハァ

    番外個体「やだ、なにそれ嬉しい☆あなた困らせることがミサカの生き甲斐だからあ~」

    百合子「ったく…」

    70 = 1 :

    ここまでです。

    ギャグのつもりで始めたのにいきなり路線がおかしくなった…。誤字・脱字・矛盾だらけですいません、こまけぇこたぁ(ry



    とりあえず黄泉川は俺の嫁。芳川打ち止め番外個体も俺の嫁。百合子はみんなの嫁。

    ではまた。

    71 :

    >>1乙!

    皆可愛いな
    黄泉川先生マジお母さん
    ていとくんは百合子ちゃんのおむk…嫁

    73 :



    >>71
    なんだかややこしいことになってるな

    74 :

    百合子可愛すぎワロタ
    こう、一方さんが言ってるんなら普通にかっけえなあ、と思うだけだが
    ほんの数十分前までマジ泣きしてた女の子が家族守る! って言ってると思うとさ、
    胸が熱くなるよな

    75 :

    投下開始します

    76 = 1 :



    ―――とある公園



    学園都市230万人の頂点であるレベル5、その中でもさらに第一位に次ぐ第二位という
    聞く人間が聞けばそれだけで縮み上がって失禁してもおかしくないような地位に君臨している未元物質、垣根帝督は今
    昨日と同じベンチにだらりと座り思案に暮れていた。

    考えているのは当然昨日の出来事。

    何ヶ月もの間生死の境をさまよった後で久方ぶりに再び顔を合わせた相手、
    この学園都市で最強と謳われる人物。


    垣根「一方通行、ねえ」


    ぼそりと呟く。

    その自分にとってはどうしたって憎たらしく忌々しい顔を思い浮かべ舌打ちする。

    しかし今となってはもう殺意というものはない。

    何故なら今の垣根にとっての最大目標はあくまで可愛い彼女を作ってイチャイチャしたい、
    ていうかぶっちゃけヤりたいというものだからである。

    直接交渉権とかもうどうでもよくなるくらいに。



    しかしそもそも暗部にいたような闇に染まった人間が何故にそんな馬鹿っぽい、というか馬鹿な目標を立てているのか。

    それは一方通行戦の前にした心理定規との会話に原因があった。


    彼女がしている『お小遣い稼ぎ』。


    どうやら薄汚い客とやらに金で人間関係を作りコンプレックスを緩和させてやっているだけで
    エロいことはしていないという話だったが。

    ……もしかしたらぼかして口にしていただけで本当はヤってるのかもしれない。

    ていうかやってる、絶対ビッチだろあいつ。
    いやビッチに見せかけて実は経験なかったりしたらそれはそれで滾るけど。ていうか彼氏とかいんのかな…


    と、いうようなことを悶々と考えていて本当に今更気付いたのだ。





    ―――自分にまともな恋愛経験がないということに。

    77 = 1 :



    昔から実験やらキナ臭い仕事ばかりで普通の女の子との関わりなど皆無。

    青春も性春も一切やってこなかった。

    …………ぶっちゃけ童貞だ。


    が、そのことにやっと思い至った矢先にミンチで瀕死状態。


    …このままじゃ死ぬに死ねない。


    まあごく一般的な健全男子なら当然といえば当然の欲求ではあるけれども…

    スクールのリーダーとしてその圧倒的な力を奮っていたカリスマが言ってることと思うと途端にとてつもなく馬鹿っぽく見えてしまう。
    というかやっぱ馬鹿である。


    しかしとにかくそんなわけで大いなる野望を捨て目先の幸せを選んだ現在の垣根の頭からはメインプランを潰す、
    つまり一方通行を殺すなどといった物騒な話はすっぽり抜け落ちている。

    決して再戦してまたボコボコにされるのが怖いわけではない。

    いや正直ここでもう一回やられたら本当にシャレにならないというのも確かにあるのだけども。

    垣根(そういやあ心理定規のやつは今何してんのか…)



    スクールももう瓦解してしまったし
    一方通行に殺されかけた時にそれまで使っていたケータイも粉々にされてしまっていたため連絡の取りようがない。

    だから昨日のケータイも実際は退院後すぐに買ったものであり中には誰の連絡先も登録されていなかったため
    どっちみち誰かにあのムービーを送ることなど出来なかったのだ。

    第一彼女とは仕事上の付き合いしかなかったため住んでいるところはもちろんプライベートなことなど一切知らない。








    垣根(……あれ?よく考えたら俺恋人以前に友達すらいなくね?)


    今更すぎるさらなる事実に直面しなんだか悲しくなってくる。


    垣根(……ダメだ、耐えられねえ。他のこと考えよう)

    それ以上自分の傷を抉らないよう前向きにれからのことを考え始めることにする。

    そこで思いつくのはやはり昨日の相手。

    垣根「……あいつ」


    本当に昨日唐突に泣き出したのは一体何だったのだろうか。

    垣根(俺が何か変なこと言ったか…?いやだからって泣くような奴じゃ…)

    そこまで至ってふと気付く。

    よくよく思い返せば自分は別に一方通行のことなど殆ど何も知らないということに。


    目下、目の上のたんこぶであり様々な凶悪な噂を聞いていたことから勝手に己の中でイメージを作り上げていただけで
    本当は酷く打たれ弱い人間であるという可能性もあり得るのだ。

    78 = 1 :


    あの時はこっちも取り乱してしまったため上手く頭が働かなかったが
    ああいう砕けた姿を見てしまうとなんだか肩透かしを食らったような気になる。

    最強と恐れられてはいても案外根はごく普通の人間だったりするのだろうか?

    昨日話していた時も事実結構楽しかった。

    垣根(もしかしたら結構いい友達に……あ、それはねえな)



    垣根(しっかし基本凶悪ヅラしてるくせに泣くと意外と普通の顔になるもんだな…結構可愛いとこあるじゃ……アレ?)







    垣根(…いや)

    垣根(いやいや)

    垣根(いやいやいやいや)

    垣根(ねえだろ。それはねえだろ)


    ぶんぶんと頭を振って突如脳内の片隅に浮かんできた気味の悪い考えを無理矢理追い払う。


    垣根(そ、そうだ、それよりも)


    喫茶店を出たあと誰かに尾けられていたということをここになってようやく思い出し途端に眉をしかめた。

    どうやら相手もなかなかに手練れらしくなんとか撒くことは出来たが顔までは分からず仕舞いだったが。

    垣根(俺というよりは第一位の方を尾けてるカンジだったか…あいつは混乱してて気付いてなかったっぽいけど)

    あまり危険な雰囲気というわけではなかった。

    だがどうも妙な予感がする。
    こういう時暗部で培った勘というのは嫌でも働いてしまう。


    垣根(今日も尾行してくる…か?)

    垣根(つーかなんで俺がアイツの世話焼くみてーなことしてんだ……まあいいけど)


    今日また会う約束を取り付けたのも実を言えばその尾行が気になったからだ。

    もっとももしかしたら本当に可愛い子を紹介してもらえるかもという下心も三割…いや七割くらい占めてはいるが。


    垣根(あ、そういやレベル5になった女ってのも結局誰のことなんだかなあ。
    あのカエル医者が知ってて一方通行が知らないってのはおかしくねえか?)


    どうも上手く噛み合わない話にぐるぐると思考を巡らせていたその時。

    垣根の背後に何やら随分と弾んだ声がかかった。



    「いたいたー!ってミサカはミサカはベンチに座ってるエセホスト(笑)っぽいあなたに話しかけてみる!」

    垣根「あ゛あ!?誰が、って…」

    聞き捨てならない台詞に思いきり振り向いたところで目が丸くなる。


    垣根「……最終…信号…?」

    79 :

    相変わらず短いですがここまでです。レス下さる方本当にありがとうございます百合子は正義。

    ではまた。

    80 :

    乙乙
    ていとくんがホモに目覚める…!いや、性別上は大丈夫だけど

    81 :

    乙乙乙!
    黄泉川一家を守る百合子かっこいいそしてすごくかわいい
    続き楽しみにしてる

    82 :

    追いついたー!
    乙乙乙乙
    ていとくんが目覚めて・・・ふひひww
    >>1
    がんばれーっ

    84 :

    待ってるぞおおお

    85 :



    垣根が振り向いた先、そこには思わず抱き締めたくなるほど愛くるしい容姿をした幼い少女が小首を傾げてにこにこと人懐こい笑顔で立っていた。

    のだが。


    打ち止め「こんにちは。一応初めましてかな?
    ってミサカはミサカは内心渦巻くドス黒い感情を隠しながらあなたにごあいさつしてみる!」ニコニコ チッ ニコニコ

    垣根「え」


    垣根「ドス黒……え?今いきなり笑顔の合間に舌打ちしたこの子?」

    表情とは裏腹の黒いオーラが漂った台詞に唖然と言葉を失う。
    しかし何か言おうと口を開く間もなく続けてかかった声に向き直り再び驚いた。

    番外個体「ぎゃは☆どーもー初めまして、末っ子の番外個体でぇす!」

    垣根「えええ?……って、」


    垣根「!その顔…第三位、か?」


    直接面識はないものの顔だけは知っている学園都市の第三位、超電磁砲の異名をとる御坂美琴にそっくりな目の前の少女に目を見開く。

    するとその面食らった表情を見て少女はさもおかしそうにカラカラと笑い声をあげた。

    番外個体「ひゃひゃひゃ違うよー。だからミサカは末っ子なんだって」

    垣根「???」

    百合子「…おゥ」



    垣根が頭に疑問符を浮かべていると半歩遅れてぶすっとした表情の一方通行がカツカツと杖をつき現れた。
    ようやく目的の相手が顔を出しほっと息をつく。

    垣根「なんだ、すっぽかさなかったんだなオマエ」

    百合子「るせェ」

    素っ気なく返ってきた言葉を気にすることもなく垣根は、で?とすぐさま目の前の少女の方に目を向けた。

    番外個体「ん、自己紹介だね。簡単に言うとこのミサカは第三次製造計画っていうので新しく作られた妹達なんだ。
    だから名前もそのまま番外個体(ミサカワースト)」

    垣根「へえ?」

    番外個体「ほんとはこの人をぶっ殺すためだけに生まれてきたんだけどねぇ、どういうわけか生き残っちゃって」

    垣根「ふーん。ぶっ殺す、ねえ。そりゃまた穏やかじゃねえ話だな」

    百合子「おい、余計なことは喋ンな」

    ぺらぺらと自分の素性を晒す番外個体をじろりと睨みつけながら一方通行が制止する。
    しかし対する番外個体はその目線を全く意にも介さずに軽く鼻であしらった。

    番外個体「今更何言ってんのさ。この場にミサカたち連れてきた時点であなたに拒否権なんてないよ」

    百合子「…ちっ」

    痛いところを突かれ、イライラしつつも押し黙る。

    86 = 1 :


    番外個体「んーっと、で、なんだっけ。そうそう、それでまあ実際第一位とバトルロワイヤル繰り広げたりもしたんだけど」

    番外個体「…まあなんだかんだで今はとりあえずこんな感じでなんとなくぐだぐだしてるかな。以上、テキトーな自己紹介終わり」

    垣根「ほんとに適当なのな」

    番外個体「もっと詳しく聞きたい?」

    垣根「んー?でも隣の誰かさんがさっきからめちゃくちゃ睨みつけてくるからなあ」

    百合子「……」

    番外個体「あひゃひゃ!この人のことは気にしなくていいよ。
    ああそうだ、あと蛇足でもう一個付け足しね。ミサカがこんなナイスバディなのは戦闘能力強化のために設定年齢が若干お姉様より上になってるからだよん」

    垣根「あーなるほど。言われてみりゃ第三位にしちゃちょっと大人びてるもんな」

    へー、ふーん、と一人で頷きながらじろじろと番外個体を眺め回す。

    垣根「ワーストちゃんかあ」

    番外個体「よろしくね?」

    垣根「おう。よろしく」

    百合子「おい、勝手によろしくすンな」

    打ち止め「ミサカもミサカも~。これからよろしくね!って
    ミサカはミサカは嫌々ながらも大人な対応で第二位さんに握手を求めてみたり」

    百合子「おい」

    垣根「つーか嫌々って」

    87 = 1 :



    垣根「…にしても意外だな」

    百合子「あァ?」

    垣根「いやあ、まさかほんとに紹介してくれるとは。
    なんかキレたらすぐ手首切りそうな顔してるけど……アリだ」チラッ

    百合子「はァ!?」

    番外個体「あ、やっぱ見ちゃう?胸見ちゃう?ミサカのお姉様とは比べ物にならないこのバスト見ちゃうんだあ。えっちー」ケラケラ

    垣根「おお…」

    打ち止め「くっ、妹のくせに生意気な…!」

    垣根「よかったら俺と付き合っ…」

    百合子「ふざけンな!さっきから思いっきり牽制してンだろォが、
    どう考えたらオマエに紹介してるように見えンだよ!?もしコイツに手ェ出したらマジで埋めンぞ!」

    垣根「チッ、なんだオマエの彼女かよ。…爆発しろ」

    百合子「はああ!?違ェよ!」

    番外個体「そんな照れなくてもいいじゃん。昨日は熱烈なプロポーズしてきたくせに~」

    百合子「してねェよボケ!話ややこしくすンな!」

    垣根「このリア充が…。あーそうかそうか、お前ヤンデレがタイプだったのか」

    百合子「だから違ェつってンだろォが!」



    百合子「コイツらはなァ…家族みてェなもンなンだよ!」



    打ち止め「!」

    番外個体「!」

    垣根(……あれ?)







    打ち止め「…みたいな、じゃなくて家族でしょ?って
    ミサカはミサカはあなたの言葉を訂正してみたり」

    百合子「!………あァ、悪ィ」

    打ち止め「…えへへ」

    番外個体「う、うわー。あなたがデレるとかキモいんだけど」

    百合子「…オマエはいちいち煽ってンじゃねェ」

    番外個体「だから第一位馬鹿にすんのがミサカの生き甲斐なんだってば」

    百合子「この性悪が…」

    番外個体「ふふん」


    88 = 1 :



    打ち止め「…と言いつつも内心この人に家族認定されたことが嬉しくてしょうがない番外個体なのでした、まる。
    ってミサカはミサカは素直になれない妹の心情ナレーションをしてみたり」

    番外個体「はあ!?ち、ちがうし!勝手に捏造しないでよ!」

    打ち止め「この期に及んでツンデレ発動されても~」

    番外個体「だからぁぁ!」

    百合子「そうだクソガキ、コイツが単純に俺に嫌がらせしまくるのが趣味なのはよーく知ってンだろォが」

    番外個体「……」ムッ

    打ち止め「…あなたも空気読もうよ、って
    ミサカはミサカは昨日のやり取りは一体なんだったのか小一時間問いつめたいんだけど」








    垣根(え、何この唐突なほのぼの家族コント。俺への精神攻撃?)


    89 :

    ここまでです。ss書くのって楽しいけど難しい…!

    ではまた。

    90 :


    やだ…番外個体が可愛すぎる

    91 :

    乙乙
    家族空間可愛すぎる

    93 :

    まぁ友達のいないていとくんの目の前でこんなのしてたら精神攻撃に疑われても仕方がない

    94 :




    垣根「…ていうか」

    百合子「あ?」

    垣根「つまりお前ロリっ子だけじゃなくこんな美少女とも同棲してるってことじゃん。
    なにそれどこのエロゲー?ずるい」

    百合子「オマエの耳は腐ってるンですかァ?さっきから何聞いてたンだよ馬鹿が
    家族だっつってンだろうがボケ、第一保護者もいるわボケ」

    垣根「ボケボケ言うなよ。つーかはぁ?保護者ぁ?オマエにぃ?監視者じゃなくてぇ?」

    百合子「その喋り方やめろ、クソうぜェ」

    垣根「短気は損気。でもまあつまりこの二人とは恋愛的な関係はないわけね、オーケー把握した」

    百合子「…オイ、一億歩譲って番外個体のこと勘違いしたのはともかく二人ってどういう意味だコラ」

    垣根「え?いやだって正直お前ガチだと思っ…」

    百合子「よし、死刑決定なオマエ」

    垣根「やーめろって、だから今の俺はそういうんじゃないんだって。
    血管切れるぞ、平和にいこうぜ?」ハハッ

    百合子「なンで俺が諭されてンだ!?全部オマエのせいだよ!!」

    打ち止め「ミ、ミサカは別にあなたとならそういう関係になることもやぶさかじゃないっていうかなんていうかってミサカはミサカはミサカは…///」

    垣根「……うわー」

    百合子「だから話ややこしくすンなっつってンだろォがクソガキがァ!!」ガアッ!

    垣根「認めちまえよアクセロリータ」

    百合子「……垣根くンかーわいそォ~。甦って四日でもう地獄に帰ることが決定したぜ?
    …サヨウナラ」カチッ

    垣根「いやすんませんちょっと調子乗ってました結構マジで余生楽しみたいんで本当勘弁して下さい」


    垣根「って、ん?」

    垣根「なんで俺が退院して今日で四日目って知ってんだ?言ってないよな」

    百合子「……あ」

    打ち止め「あ、それはね、病院に住んでる下位個体の一人が昨日教えてくれたんだよ!ってミサカはミサカは教えてみる」

    百合子「…おい待て」

    垣根「下位個体…ああ、例のクローンね」

    打ち止め「うん。殆どのミサカたちは世界中に散ってるけど何人かここに残ってる子たちの中にあそこで生活してる個体がいて…
    それであなたがカエルさんに治療を受けたことを知ってたのってミサカはミサカは説明口調で伝えてみたり。ミサカたちは脳波リンクで繋がってるからね」

    垣根「ほー」

    百合子「だから待…」

    番外個体「そうそう、ちなみに昨日あなたを尾行してたのもスネ…17600号っていう子だよん」

    95 = 1 :



    垣根「へ?…あ~なるほどそういうこと…いや納得していいのか?ここは」

    百合子「……」

    打ち止め「うーん、尾行はあの子の趣味みたいなものだから…」

    垣根「趣味?」

    番外個体「まあまあその辺は気にしないで。とりあえず危険なアレじゃないから心配しなくていいよ」

    垣根「そうか。なんか気が抜けちまったな」

    今日の本来の目的だった尾行の相手についてあっさり判明してしまったことに肩の力が抜けぼりぼりと頭を掻く。

    趣味が尾行のクローンというところはツッコミどころ満載だが実際危険さは感じていなかったためまあいいか、と軽く納得して頷いた。

    垣根「…あれ」

    しかしそれを二人が知っているということはつまり…

    百合子「……」

    垣根「あ、じゃあお前が昨日泣ww泣いたこと結局バレてんのなwww」

    百合子「死ね」


    打ち止め「……」ニヤニヤ

    番外個体「……」ニヤニヤ

    百合子「…もうやだ人生コンティニューしたい」


    96 = 1 :



    番外個体「ケケケ、あー楽しい。でもまあこの人からかってると飽きなくていいんだけどさ、
    いつまでもこんなとこで与太話しててもしょうがないよね。
    最初のご挨拶はこのくらいでいいとして今日はケータイ買いに行くんでしょ?早く行こうよ」

    垣根「お、そうだったそうだった」

    打ち止め「あっそうだケーキ!甘くてふわふわのチョコレートケーキが早く食べたいってミサカはミサカはあなたたちを急かしてみたり!」グイグイ

    垣根「なんだお嬢ちゃんケーキ食いたいのか?俺が買ってやろうか」

    打ち止め「…チッ」

    垣根「…なんで俺にこんな辛辣なのこの子…。いやまあ分かるけど…」

    番外個体「行こ行こー」






    百合子「―――ちょっと待て」


    気藹々(?)と三人が歩き出そうとしたところで不意にかかった鋭い声に立ち止まる。

    振り向くとそこには先程までとは違う本当に真剣な表情の一方通行が垣根の目を射抜くように見ながら立っていた。


    その顔に彼は面倒だと言わんばかりに首を鳴らしてやれやれと嘆息する。

    垣根「そういつまでもむくれんなって。からかい過ぎたことは謝るから。はいはいさーせん」

    百合子「そっちじゃねェよ!いちいちイラっとする言い方しやがって!」

    垣根「じゃあなんだよ」

    百合子「分かってンだろォが」

    垣根「……」

    短く突き付けられた言葉に口をつぐんだ。


    一方通行が言わんとしていることは分かっている。

    誤魔化して軽く流そうと思っていたがどうやらそれはさせてもらえないらしい。

    97 = 1 :




    そう、本来ならこの二人がこんなところでのんびり立ち話をしているなどおかしな話なのだ。

    垣根はかつてメインプランを乗っ取るための保険として打ち止めにまで手をかけようとした。
    一方通行にとって何を置いても最優先で守るべき、もっとも大切な者の一人である彼女に。

    その事実をほいほい忘れて仲良く友達ごっこなど出来るはずがない。

    ぴりりとした緊張感が即座に二人を包む。


    一触即発。


    ここにいるのは間違いなくこの都市で他とは一線を画す圧倒的な力を誇る第一位と第二位だ。

    前に激突した時は一方通行が計算し守りながら闘っていたために一般人に死者は出なかった。

    それでも周りの建物や道路は滅茶苦茶になったのだ。

    ガラスは砕け散りまるで粘土のように信号機がへし折れ、アスファルトは陥没した。

    時間にすればほんの十数分、それもたった二人の生身の人間の手によって。

    それが超能力者だ。


    もしもまた二人がやりあったら今度こそその被害は甚大となるかもしれない。


    喉が締め付けられるような異様な雰囲気に、打ち止めは息を飲んでぎゅっと一方通行の服の袖を掴んだ。

    98 :

    半端ですがとりあえずここまで。多分明日また投下しに来ると思います、文章の下手さとかいろいろごめんなさい精進します。

    ではまた

    99 :

    乙乙
    楽しみに待ってるよ

    100 :

    おーつーかーれー


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