元スレ垣根「女…だと…」一方通行「…もォ開き直る」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
651 = 1 :
自身の手足を縛りつけるこの桎梏の正体は何なのか。
ぴくりと、少年の耳の奥で響く名があった。
研究員たちの口から繰り返し繰り返し出てくる俗称。怪物、化け物、白い悪魔。
音が擦りきれてもはや意味を失くすほど何度も聞かされてきた名前――――アクセラレータ。
一位と二位。メインとスペア。有機と無機。神にも等しい力の片鱗を振るう者と、神が住む天界の片鱗を振るう者。
幾度も静脈に様々な薬物を打っても、脳に直接電極をぶっ刺しても、何人無惨に殺しても………それでも自分はヤツの一つ下。
取り替えの利く、ただの部品。
何処までも遠く、それでいてコインの表裏のように背中合わせに肉薄した、顔を合わせたことすらない存在。
――――比べるな。俺は俺だ。使い捨てられる為に生まれてきたあいつらとは違う。
坂を転がり始めた小石はもう止まらない。膨らんだ風船がぱちんと弾けてしまうまで。
首を擡げ始めた醜悪な感情はのっぺりと全身に張り付いていく。
そうだ、それなら。
圧倒的な壁なんかじゃなく、お前などただの通過点に過ぎないと。思い知らせてやればいい。
その先にあるものを掌握する為の踏み台として。完膚なく捻り潰して尊厳の欠片もなく滅茶苦茶にぐちゃぐちゃに。
踊らされた人形のまま朽ちてなどやらない。
自身の能力の暗黒より暗くドス黒いものがふつふつと腹の底に沈殿してゆく。
垂れ込めた厚い曇り空の向こうで確かに高く昇りつつある太陽が降り積む雪を溶かし始めていた。
みぞれに変わった氷水がぼたぼたと髪に、頬に、鼻に落ちては体温でぬるめられ涙のように顎先から滑り落ちてゆく。
その怪物の髪と肌は、ホワイトアウトするこの一面の景色よりももっと白いらしい。
あらゆるベクトルを操り、あらゆる攻撃を跳ね返し、
例え核を撃ったとしても呼吸手段さえ確保出来ればけろりとした顔で一人その場でケラケラと笑っていられる、破綻した化け物。
「なんだ」
「同じじゃねえか」
同族嫌悪。ふっと思い及んだ単語に吐き気がして唾を吐き捨てると混じった胃液に喉の奥がひりついた。
652 = 1 :
曇天の湿った空に血の気の引いた蒼白い手をかざし、それからその手の平を爪が肉に食い込むまで固く握りしめ。
剃刀のように薄く、薄く、およそ子供に似つかわしくない歪んだ笑みを浮かべて。
いいだろう。その時は、いつかその瞬間がやって来た時には。
「―――――ブチ殺してやる」
刃物に似た確かな殺意と憎悪が少年の全身を刺し貫いた。
653 = 1 :
とりあえずここまで、続きはまた次回に
じゃあまた!
656 :
乙。描写うまいな
見入ってて読んでる間息してなかった
657 :
昨日から一気に読んだ
メールで超ニヤニヤした乙
658 :
慣れないシリアスもどき書いて息が詰まってしまったのでまたちょっとした小ネタを投下します
毎回言ってる気がしますが今回もいつも以上に酷いネタです
659 = 1 :
―――
百合子『はァ…はァ…っ』ビクッ
百合子『あ……がッ! ぐうっ…! げほっ』ハァハァ
垣根『……んー? どうした、第一位』
百合子『う……あ、』ボロッ
垣根『ほらほら、ちゃんと口に出して言わねえと分かんないぜ?』
百合子『……嫌だ、もォやめ…』ガクガク
垣根『聞っこえねえよ』グリッ
百合子『うぐっ!』ギリ
垣根『聞っこえねえっつってんだろぉがよおおおおッ!!』
百合子『らめェェええええ!!! 百合子の高電離気体(プラズマ)が圧縮されちゃうゥゥううううう!!! ベクトル変換してるのォおおおお!!』
垣根『……ハッ、笑えるな犬野郎。最強の第一位サマもここまで来ると堕ちたもんだなぁ? このメス豚が』ククク
百合子『う、うう……もォ、やめ……』グスッ
垣根『バッカじゃねえの。テメェみてえなクソ野郎にそんな慈悲が与えられる訳ねえだろうが、よ!』ガッ!!
百合子『痛ッッ――!! あ、あァ……ッ』
垣根『一つ教えといてやるよ一方通行』グイッ
垣根『―――――俺のテクに常識は通用しねえ』
10032「……………」ペラッ
10032「いやおかしいだろコレ。とミサカはスネークの渡してきた薄い本に待ったをかけます」パタン
17600「はい? 何がですか? とミサカは10032号に聞き返します」キョトン
10032「いや、いろいろ言いたいことはあるんですが………とりあえず第二位は童貞が確定してるのに
なんでこの本の中ではこんな手馴れた感じなんですか、とミサカは率直な疑問をぶつけてみます。ギャグ? ギャグなの?」
10033「エロ同人とはえてしてそういうものですよ、とミサカは無理矢理10032号を納得させます。
………要は抜けりゃなんでもいいんだよ!!」
10032「お前抜くもん持ってねーだろとミサカは最低な下ネタに臆することなくツッコミます。
リアルに『らめぇ!』なんて言う奴いねーよ」チッ
10033「エロはファンタジーですから。童貞処女の初めてとかリアルに描いても気まずいものになるだけですよ、
とミサカはまあ自分も経験ねーけど」
20000「ミサカも百合にゃんにいろいろ突っ込みたいです具体的には×%※とか$¥∞とか、とミサカは…………ふぅ」
15959「………」
660 = 1 :
14510「嫌あああああああ!! こんなの嫌ぁぁぁああああああああああ!!
とミサカは穢らわしい薄い本を床に叩きつけます!!」バシッ
17600「ちょっ、おま、ミサカが徹夜して描いた本に何してくれてんだ!! とミサカは憤ります!!」
14510「こんなの一方通行じゃない! こんなのミサカの百合子さんじゃありません!!
とミサカはなんかもう若干涙目です……」ポロポロ
17600「涙目というか号泣じゃありませんか……とミサカは14510号の頭を撫でてやりながらも冷静にツッコミます」ヨシヨシ
20000「というか誰がお前の百合にゃんだって?
彼女のつるぺたちっぱいをぺろぺろしたり、あんなモノやこんなモノを突っ込んだりしていいのはこのミサカだけの特権だと何度言えば……………ふぅ」
10032「お前さっきからそれ何度目だよ、とミサカは本気で気持ち悪いなお前と蔑んだ目線で変態を見下します」ジロ
20000「ああっもっと罵って下さい! とミサカは……」ビクンビクン
10033「ずるいですよ20000号! ミサカのことも罵倒して下さい10032号!!
とミサカはサディステックな命令を待ちます!!」ハァハァハァ
10032「お前らと血が繋がってることに心底吐き気がするわ」ペッ
10033「はぁん!!」ビクッ
20000「……ん? いやいや待て待て、逆に第二位と百合にゃんがズッコンバッコンやっている姿をミサカが視姦することによるNTRプレイというのもそれはそれで…。
とミサカは新たな可能性を見出だし身悶えます」ゾクゾク
17600「ダメだこいつ……早くなんとかしないと……」
15959「………」
14510「うぅ……一方通行、可哀想に……」グスッ
10032「いや、これただの同人誌であって完全なフィクションだからな?
とミサカは感情移入し過ぎなバカをたしなめます」
10033「ミサカも御主人様に言葉攻めされたい……」ハァハァ
661 = 1 :
17600「まあ、話に聞くところによればそもそも第二位は巨乳美人好きだそうですから一方通行は彼の好みの真逆行ってますよね、
とミサカは胸の無さでもぶっちぎり学園都市第一位の一方通行を鼻で笑います」ハン
10032「ならなんでこんな本描いたんだよ……とミサカは意味不明なスネークの行動にため息を漏らします」ハァ
17600「一方派の奴らに売りさばいて小遣い銭にする為に決まってんだろ
とミサカはこの純利益で美味しいものを食べに行く計画で今からワクテカです」ワクテカ
10032「どうせ描くなら上条当麻×ミサカ本にしろよ、上条派の方が圧倒的に多いんだから
とミサカは見たくもない第二位と一方通行の絡みを見せ付けられたことにイラッとします」
17600「ぶっちゃけあの少年の髪描きにくいんだよ。その点モヤシはベタ塗る箇所少なくて楽だわ~
とミサカは驚きの白さを持つ一方通行をプゲラします」プゲラ
15959「………」
20000「どっちにしろミサカ達と上条当麻少年の絡みじゃ上琴と見分けつかなくね?
ミサカ達のアイデンティティーであるレイプ目もエロいことしてる時じゃデフォだし、とミサカは鋭く指摘します。
まあミサカ的にはアヘ顔の方が……」
10032「くっ、20000号のくせにまともなことを……ッッ! とミサカは無駄な正論に歯軋りします」ギリギリ
17600「いや、エロ同人の話してる時点でちっともまともじゃねーから
とミサカは感覚が麻痺してきている10032号を現実に叩き落とします」
14510「ぐすっ……百合子さん……」グスグス
15959「……………」
10033「というか上条当麻少年の本命はなんだかんだであの白いシスターなんじゃないんですか?
とミサカは暗に10032号に諦めろ、と告げてみます」
10032「うるせぇ!! それでもミサカは好きなんだよ!
つーかあの少年の鈍感っぷりナメんな! とミサカは逆ギレしてみます!!」クワッ
10033「……………ふぅ」
10032「―――――しまった、墓穴掘った。とミサカはドMって無敵だなと呆れます」
15959「…………………」
10032「ん?」
662 = 1 :
10032「さっきから黙りこくってどうしました?
とミサカは初めて見た第二位の顔にちょっと惚れかけたけど、ネットワーク越しに彼の例の残念さを知ってあっさり幻想を殺された15959号に問いかけます」
15959「…………」
17600「どうしました、正統派イケメン(笑)だと思った第二位がただの残念童貞であることを知ってあっさり幻想を殺された15959号、
とミサカはさらに追い討ちをかけます」
15959「……………」
15959「ええ。ミサカは確かにあの時天下の往来で一方通行と低レベルな言い争いを繰り広げた第二位に
ちょっとだけ抱きかけていた淡い幻想をぶち殺されました、とミサカは正直に頷きます」コクリ
15959「……しかしですね。あれから彼は一方通行と和解し、最近では一方通行及び上位個体達とよく一緒にいるようになりましたね? とミサカは確認を取ります」
17600「ええまあ。しょっちゅう彼女らの家に上がり込んでは上位個体とゲームに興じたり、
黄泉川女史と飲んだくれてくだまいてたり、番外個体とテレビ見たり、
芳川女史とダラダラせんべい食ってたりしますねとミサカは首肯します」ウン
10032「毎日のように上位個体がその映像をネットワークに垂れ流してますから嫌でも目に入りますね、
とミサカはレベル5の威厳とか欠片もない第二位を容赦なくディスります。
ホストみてーなのは見た目だけかよ」
17600「しかし、それが何か? とミサカはイマイチ要領の得ない15959号に首を傾げます」ハテ
15959「――――確かに当初ミサカが想定していた強くてかっこいい第二位という像は綺麗さっぱり崩れ去りました。でも……」
15959「………そんな彼も、それはそれでちょっと可愛いと思いませんか?///」
10032「……ん?」
17600「え?」
14510「は?」
20000「おや?」
10033「んん?」
10032「……15959号、お前まさか……」
15959「………………恋したかも。とミサカはぽっと頬を赤らめながら告白します」イヤン
ミサカーズ「「「「うげえ!!?」」」」
663 = 1 :
終わり。今日は夏コミということでこんなネタを書いてみました。ちなみに>>1は上イン派です
まさかのていとくん派ミサカが誕生したよ!
664 :
乙
やはり15959号はていとくん派になったか…
666 :
00000 試験個体(フルチューニング)。御坂琴音という固有名も持つ。レベル4の電撃使い(エレクトロマスター)ら妹達と、美琴の頼れるお姉さん。
スタイルはオリジナルよりもお母さんに近いようです
9982 実は死んでませんでしただったり、美琴の記憶を移植されて欠陥電気(レディオノイズ)と呼ばれりと立場色々。
10032 御坂妹。基本。上条ラブ。上条から貰ったネックレスを着用している。冥土帰し病院在住
10033 超ドM。一方通行に踏まれたり蹴られたり蔑まれたりすることに快感を覚える。甘党
10039 自称御坂丸。痩せている。冥土帰し病院在住
10050 グアテマラ在住
10090 フィリピン在住
10093 自他共に認めるオタ子
10100 服のデザインが得意
10404 読書好きで昔話マニア
10501 オーストリア在住
10801 末尾が801の娘は夢みる乙女
10840 ドイツ在住
10854 スペイン在住
10855 ポーランド在住
11028 まさかの黒子ラブ。それがあって、黒子を邪険に扱い気味のオリジナルが少々憎いようで
11056 関西弁
11117 時報ミサカ 世界各地の時間まで0.01秒もズレなく正確に把握
11195 色々知ってる。美琴の水着でキャッキャウフフ大公開まで知ってる。黒い。
11329 萌え上がるショタコンことショタレンジャーレッド
11899 ベネズエラ在住
12053 インド在住
12083 タイ在住
12345 童話好き+上位個体に従順で、劇の準備などを「一晩でやってくれました」を地でいく上体専用ジェバンニ
12555 元フィリピン在住 変態研究者の手でウミウシを内臓した改造ミサカに 相方はイリオモテネコの神田川
12481 スロベニア在住
13072 フランス在住
13576 囲碁センターがお気に入り
13577 自称御坂.jp。ペットショップの店長をやってる。スカートが四次元ポケット。冥土帰し在住
13874 三重県産ミサカ。略して三重サカ。北欧とは大違い。怒ると怖い娘
14333 メキシコ
14440 弱味握って一方さんとデートしたりするやり手。木原くンの弱味も握っているようです。イスターとはネトゲ友達。一方ラブ
14444 百合っ子 佐天サイド
14510 番外命名、一方恋心(アクセラレーコ)略してレーコ。異端。一方ラブ。表情等、感情表現や豊か。自販機で一方通行に買って貰った水が一生の宝物らしい
14889 自称漢子。漢前。冷静。やだ…カッコいい…。アップルマンゴーとたこわさと唐翌翌翌揚げが。一方ラブ?
15000 青春アミーゴ好き、かと思ったら歌のレパートリは結構あるらしい。でもやっぱり事あるにミ・アミーゴ。まさかの海原(エツァリ)ラブ
15110 アルゼンチン在住
15113 ポルトガル在住
15327 韓国在住
15555 マジパない娘。完全に中立。一方ラブも上条ラブも等しく平等に支援する。電気纏った八とか使える
15959 帝督派に目覚めたミサカ。 ←NEW!
16582 澄み渡るショタコンことショタレンジャーブルー
16770 ドイツ在住
16836 カナダ在住
17000 イギリス在住
17009 オーストラリア在住
17203 イタリア在住
17403 ブラジル在住
17600 プロスネーク。海原が師匠
17801 手先が器用
18264 北欧在住 北欧と呼ばれることも あけすけでドクゼツンデレ 一方ラブ(?)
18022 スイス在住
18071 煌めくショタコンことショタレンジャーイエロー
18072 ノルウェー在住
18264 北欧在住 あけすけでドクゼツンデレ 一方ラブ(?)
18413 管理人(ドラゴン)とも呼ばれる。コンビニバイトしてたりマンション管理人だったり、行動で無くMNW自体からも非常にフリーダム。一方ラブ
18456 まさかの打ち止めラブ。上位個体の為ならエンヤコラサで、アラスカから海だって泳いでる
18820 アメリカ在住
19009 中国在住
19072 アメリカの研究所で[らめぇぇっ!]を生やされて目覚めた新変態。賢者タイムが20000号に短い
19090 抜け駆け。新入りショタレンジャー、ショタグリーン。上条命名【小声】痩せている。断が下手。人前が得意でない。冥土帰し病院在住。MNW常駐
19348 フィンランド在住
19488 スペイン在住
19696 サバイバルが趣味なミサカ。学園都市の河川敷で生活してる。貯金100万ほど。勘が鋭いW上でも口調が変わらない希有な存在。
19900 南極在住
19999 ノボシビルスク在住
20000 自称ロシアのノボシビルスク出身の変異体の変態耳年増野菜レイパー。主に変態、極々稀にさわやか。三重サカの相棒を務める事も。媚薬作成スキル持ち。セロリが絡むとすごい能力を発揮。MNWブラックリスト最上位
20001 ミサカネットワークの管理人打ち止めこと上位個体にして運営。幼女。一方ラブ(?)
番外固体 ミサカシリーズ最新作ミサカワースト、略してミサワ。一方通行を[ピーーー]のが目的ら。一方ラブ(?)ロシアの一件以来一方通行(特に黒翼一方通行(ダラクサレータ))に激しいトマを持っている
Huzekzkr104 ヒューズカザキリこと風斬氷華。MNWにごくまれに出没。天使様
667 :
乙
やったね、ていとくん! 貧乳が増えるよ!
そーいえば打ち止めや番外はともかく、ていとくんと妹達は直接会ってなかったっけ
668 :
>>667
一応10032号は冥土帰しからていとくんの話は聞かされてたけど直接顔を合わせたことはなくて
スネークも尾行途中でていとくんに撒かれたから対面はしてない的ななんかそんな感じのアレです
まあただのぐだぐだssなんでそこら辺のいろんな矛盾とかツッコミどころは無視してやって下さい
で、またちょっと詰まってしまったので妹達小ネタの続きでお茶を濁しておきます
669 = 1 :
10032「……おいおいおい待て待て待て、お前正気か? とミサカはまた一人生まれたバカに冷や汗を流します」タラリ
17600「あの姿見て惚れられるってどういう神経してんだよ、思考回路はショート寸前ですか? とミサカはドン引きします」ウワァ
15959「第二位さん馬鹿にすんな!! とミサカは断固彼を擁護します!!」キッ
14510「うわあ、本気だこれ……とミサカはまさかの展開に目を丸くしてみます」
20000「漂い始めた修羅場の匂いになんだか興奮してきましたとミサカは…………うっ、ふぅ…」
10032「お前はいい加減黙ってろ、とミサカはブレない変態に舌打ちします」チッ
10033「……ところで具体的に彼のどういったところが良いと思ったんですか? とミサカは一応尋ねてみます」
15959「そうですね、まずはやっぱりあの凛々しいお顔とか……とミサカはもじもじしながら告げてみます」テレテレ
17600「結局ツラかよこの面食いが、とミサカは凛々しいお顔(笑)」
15959「そ、それだけじゃありません! 他にもあの常時ちょこまか動き回って騒がしい上位個体の相手をいつも笑ってしてあげている優しいところとか、
あとよく彼女達にお菓子やらアイスやらのお土産を買ってきてあげる太っ腹なところとか……」
10032「腐っても第二位なんだからお菓子だのアイス程度ただのはした金だろ
とミサカはつまり別に太っ腹でも何でもねーよとバッサリ斬ります」
17600「お金持ち……。あ、あれ、やっぱり第二位ってちょっとカッコイイかもとミサカは……///」
10033「金に釣られてんじゃねーよ、とミサカは現金なスネークを批判します」
14510「というか第二位ってその、胸の大きい女の人が好きなんですよね?
望みないじゃないですか、とミサカはこそっと意見してみます」オソルオソル
15959「…………ハッ!」
20000「大事なのは大きさじゃない! エロい人にはそれが分からんのです!
とミサカはつまり百合にゃんの無い乳こそ至高だと声高に主張します!!」カッ
17600「お前が一番エロいんだよこの変態、とミサカはもう面倒臭いからいちいちツッコませんじゃねーよ」
670 = 1 :
10032「………ふむ。しかしこれはある意味好機ですよとミサカは20000号、10033号、そして14510号に進言します」
14510「はい? それは一体どういう意味ですか? とミサカは頭にはてなを浮かべます」キョトン
10032「つまりですね、今現在一番第二位との親密度が高い人物は誰でしょうか?
とミサカはクイズ感覚で14510号に聞いてみます」
14510「…………………、一方通行ですね、とミサカは嫌々ながらもその事実を認めます」チッ
10032「その通りです。このところあの二人は随分と仲良くなってしょっちゅう一緒に遊びに行ったりしてますよね?
とミサカは一方派の連中の嫉妬心を煽ります」ニヤニヤ
14510「ぐ、ぐぬぬ……」
20000「どちらも今まで友達いない歴=年齢だったから初めて出来た友人にはしゃいでるんですね
とミサカはそんな元ぼっちな百合にゃんも可愛いよぉぉおおおおおお!!!」
17600「お前もう一方通行ならなんでもプラス方向に解釈出来るのな、とミサカは一周回って逆に変態に感心します」
10032「だからですね。言い換えればこれは危険な状態とも言える訳ですよとミサカは警告します」
10033「危険、ですか? とミサカは10032号にオウム返しに問いかけます」
10032「いくら第二位が巨乳美人好きだからといって、
いい年頃の男女がこうして一緒に時を過ごしていけばこの先どうなるものか分かったものじゃないですよ?
とミサカは万に一つもあの二人の間に間違いが起こらないとも限らないという可能性を示唆します」
14510「!?」
10032「大体あの二人言い争ってた時から息ぴったりだったし、今じゃもう端から見りゃ完全にバカップルじゃねーか
とミサカは再び舌打ちしてリア充爆発しろ」チッ
671 = 1 :
14510「うぐぐぐぐ……そうでした、そういえばあの二人は握手を……
とミサカはあの時のことを思い出し第二位に殺意を覚えます。未元物質、とんだ伏兵が……」ギギギ
10033「なんてこった……とミサカは頭を抱えます」マンマミーア
14510「……!! い、いえ、一つ重大なことを忘れていますよ10032号! とミサカは反論してみます!!」バッ
10032「はい?」
14510「一方通行は確かに今は女性ですが、十数年間という間自身を男性と見なして過ごしてきたのですよ?
そんな彼女が本当に第二位にそういった意味で惹かれるものでしょうか?
とミサカはこの完璧な理論にドヤ顔をします」ドヤァ
17600「一方通行が女だと知ってショックのあまり暫く引きこもってた奴が何言ってやがる……
とミサカは相変わらず脳ミソお花畑な春厨に肩を竦めます」ヤレヤレ
20000「……あれ? そういえば百合にゃんって男が好きなの? 女が好きなの?
とミサカはなんだか頭がこんがらがります。
まあどっちにしろ彼女の初めてを奪うのはこのミサカだけど」
15959「…………なんかどんどん話が脱線してきてるんですが、
とミサカは、でもとりあえず一方通行はミサカの恋敵カテゴリーにがっつりぶち込んでおきます」
10032「まあ、実際のところあのむっつりモヤシが自分自身のことについて内心どう考えているかは定かではないし、心底どうでもいいですが……。
少なくともあの二人にしか分かり合えないこと、というのはあると思いますよ
とミサカはちょっと真面目モードになってみます」
10033「というと?」
672 = 1 :
10032「普段はあんな堕落して見える二人ですが、やはり真実として第一位と第二位。
以下の能力者達とは一線を画すと言われる孤高のワンツートップ同士にしか分からないものに共感する面はあるでしょう。
そう、それはミサカ達がクローンという異質な存在であり、やはり妹達同士でしか理解出来ないものがあるのと同様に」
14510「……」
10033「……」
15959「……」
17600「……」
20000「……………なんか急に真剣な空気になってミサカは居心地が悪いのですが。
ユ、ユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
17600「――――お前は本当に空気クラッシャーだな、とミサカは出たての芸人のような変態に呆れ返ります」ハァ
10032「そこであなたですよ、とミサカはビシッと15959号に指を突き立てます」ビシッ
15959「はい?」
10032「あなたが今の内に第二位をモノにしてしまえば一方通行と第二位との間のフラグは解消される訳です
とミサカはそれはつまりあなたにとっても一方派にとってもwin-winな結果であるということを教授します」
15959「!」
14510「!」
10033「!」
20000「!?」
20000「……待って下さい10032号! それじゃミサカの
『ドキッ☆ミサカと百合にゃんと第二位のくんずほぐれつNTRプレイ大会~ポロリもあるよ~』計画が破綻してしまうじゃないですか!! とミサカは……」
17600「お前いい加減にしないと上位個体にチクるぞ
とミサカは本当にお前とミサカは同じ遺伝子なのか甚だ疑問を持ちます」
14510「……………………。15959号」ユラリ
15959「な、なんでしょうか、とミサカは異様なオーラを醸し出している14510号にビクビクしながら尋ねます」ビクビク
673 = 1 :
14510「………あなたの恋に協力しましょう。とミサカは15959号の手を取りグッと熱い握手を交わします」ギュッ
15959「ほ、本当ですか!? とミサカは心強い協力者を得られたことに感謝します!」パアッ
17600「いや、このお花畑が味方についたところで何一つ心強くねーだろ
とミサカはモヤシの前じゃ完璧に上がってしまって挨拶の一つもろくに出来ないヘタレな14510号を哀れみます」
10033「ミサカも協力しますよ、とミサカは御主人様とミサカだけの秘密の花園設立計画の為に15959号に打診します」ギュッ
15959「ありがとうございます! 本当にありがとうございます!!
とミサカは熱い姉妹愛に感涙します……!」ウルッ
17600「不安しか見えてこないんですが……」
15959「あ、あう……もしミサカが第二位さんとそういう関係になれたら……
とミサカはあらぬ妄想にきゃー! と顔を覆います」クネクネ
17600「本当に金持ち以外であんなメルヘンホストのどこがいいんだよ……
とミサカは趣味悪いなお前と辟易します」
15959「だから第二位さん馬鹿にすんな!!
とミサカは、ああでもあの人の本当の魅力を知っているのはこのミサカだけという事実に優越感に浸ります……」ニマニマ
17600「あ、分かった。お前春厨と同じタイプのお花畑なのな、とミサカは確固たる確信を持ちます」
10032「……むぅ。ミサカもそうおちおちとはしていられませんね。またあの少年にアピールする手段を考えなければ
とミサカはこのライバル多過ぎな無理ゲーに果敢に挑む覚悟はとうに出来ています」
20000「もうあの少年にはハーレム作ってもらってその中の一員になればよくね?
とミサカはもっとも平和的な解決法を提示してみます」
10032「ミサカはミサカだけを特別な恋人として愛して欲しいんです!!
ていうか彼がもし本気でハーレム作ったら一万人近くの女が集まってくるわ!
とミサカはもう、本当にあの人はもう……」グスッ
20000「文字通り搾り取られますねあの少年、とミサカはミサカも百合にゃんからいろいろ搾り取ったり、縛ったり、飲ませたりぶっかけたりしたいです!!!」クワッ
14510「お前そろそろ本当にぶち転がすぞ」
674 = 1 :
10033「ミサカはむしろ御主人様から搾り取られたり、縛られたり、飲まされたりぶっかけられたりしたいです!!!」ハァハァハァ
10032「だからお前らにはぶっかけたり出来るもん付いてねーだろうが
とミサカはいい加減怒られるからその下品過ぎる発言やめろ」
17600「ところで協力するとはいっても具体的にはどうするつもりなんですか?
とミサカはまあどうせまだノープランだろうけど一応聞いておきます」
14510「あ、ええと……そうですね、当面のところはまず本人に直接会って話してみることからですよね
とミサカは一生懸命頭を働かせ知恵を絞ります」ウーン
15959「あの、でもミサカは学園都市住みとはいえこの学区からはかなり離れた研究所でお世話になってますから……。
今日はたまたまこの病院まで来る機会に恵まれましたが
支給されるお小遣いもあまり多くはありませんし、
その電車賃とバス代だけでも次いつ来られるか……とミサカはしょんぼりしてみます」ショボン
10033「今日、今から会いに行けばいいじゃないですかとミサカは15959号の背中を押します」
15959「き、今日ですか!? いえ、それはちょっとまだ心の準備がですね、とミサカはミサカはあうあうあう……」カァー
10032「テンパり過ぎて上位個体口調になってますよ、とミサカはとりあえず落ち着け」ポン
20000「積極的にならなければなるものもなりませんよ、
とミサカはもっと押しの強い女になるべきだという教訓を15959号に与えます」
17600「お前の場合押しが強過ぎて一方通行に一線引かれてるって分かってるか? このバカ。
……15959号、なんならこの薄い本が完売すれば大分ミサカの懐は潤いますから
その時にまとまったお金をあなたに貸してあげましょうか? とミサカは提案してみます」
15959「えっ、いいんですか!? とミサカはスネークの温かい心遣いに目を輝かせます!!」キラキラ
10033「どっからどう見てもレイプ目のままですけどね」
14510「言っておきますがこんな穢らわしい本などミサカは要りませんよ、とミサカはぷいっとそっぽを向きます」プイ
675 = 1 :
17600「まあまあ、これはハードな鬼畜調教ものですから。もっとライトなほのぼの純愛系もありますよ?
とミサカは他の本も取り出してみます」ガサゴソ
14510「純愛とかそっちの方がダメージ大きいんだよばーかばーか!!
とミサカはそもそも妹達に売る為ならなんで欠陥通行本にしないんだよと地団駄を踏みます!!」ダンダン!!
17600「このミサカに百合属性はないんで……
とミサカはセロリの為に華麗に性癖まで変えてきやがった春厨にあからさまに引きます」
14510「ミサカは別に同性愛者な訳ではなくただ百合子さんが好きなだけです!
とミサカは………あっ、す、好きとか言っちゃった……///」モジモジ
17600「面倒臭ぇなこいつ……とミサカはあくまで奥手キャラを気取るお花畑に、あーあざといあざとい」ペッ
14510「ミ、ミサカは別にそんなキャラ作ってません!」アセッ
17600「というか例えフィクションでも自分と同じ顔した奴がモヤシと絡んでる絵なんざ描きたくねーよ
とミサカは欠陥通行本の作成を断固拒否します」
14510「むぅ……」
10032「……まあ、でもとりあえず大体話はまとまったようですね。では15959号は精々頑張って下さい、
とミサカは自分から焚き付けたけどぶっちゃけ他人の恋路とかどうでもいいので適当なエールを送ります。がんばれ~」ヒラヒラ
15959「はぅ……なんだか今から緊張してきましたとミサカは……」ドキドキ
17600「正直第二位からはまったく相手にしてもらえなさそうですけどね、とミサカは毒舌な本音を吐露します」
15959「……………」ジワッ
17600「ああっ、嘘、嘘ですからそんなヘコまないで下さい! とミサカは慌てて15959号を宥めます」アセアセ
20000「涙目な15959号ぺろぺろ(^ω^)」
676 = 1 :
14510「お前本当に百合子さんのこと好きなのか?
本当は誰でもいいんじゃないんですか、とミサカはもはや呆れて物も言えません」ハァー
10032「吐き気を催す邪悪とはお前のことだな変態、とミサカはジョジョってみます」
17600「ゲロ以下の匂いですねこの変態、とミサカも便乗してジョジョります」
20000「ああっもっと罵って下さい、とミサカは(ry」ビクンビクン
10033「ずるいですよ20000号! ミサカのことも(ry」ハァハァハァ
15959「あれ、なにこれデジャブ。とミサカは無限ループって怖くね?」
17600「まあ、とにもかくにもそちらについての詳しい話はまた後日改めてということで、とミサカはここらで一旦締めてみます」
ミサカーズ「「「アイサー」」」
??「今。誰かに呼ばれた気がした。……え? 違う?
ふふ。所詮私は。ライバル認定すらされないクラスメートAのモブキャラ」フフ
677 = 1 :
終わり。姫神可愛いよ姫神
678 :
おつおつ
姫神って禁書の中じゃ女子力高いしヒロインになれる器の持ち主なんだけどな
影が薄いのが欠点か……
680 :
>>677
姫神はあれだけ美味しい要素持ってるのに不憫キャラだからこそ可愛い。可愛い
で、またまた詰まってしまったので先に本編の方の続き投下しようと思います、要するに>>609の続きから
本当いろいろ飛び飛びのぶつ切りでごめんなさい
681 = 1 :
―――
垣根「さってと、麦野も帰っちまったし締めに甘いもんでも食うかな」ペラッ
百合子「ところでオマエ俺がコーヒー取りに行ってる間第四位と何話してたンだ?」ズズズ
垣根「ん?」
百合子「ドリンクバーの方にいてもオマエらの騒いでる声が聞こえてきてたンだよ。まさか余計なこと喋ったりしてねェだろォな」ジロ
垣根「いや? ああそういや……」ジーッ
百合子「? なにジロジロ見てンだよ」
垣根「んー…」
垣根(麦野の奴が言ってた“そういう関係にしか見えない”ってのが本当に万人の共通認識かは分からねえが、仮にそうだとしたら)
垣根(……第三者からすりゃ胸ねえだけの女にしか見えない、ねえ)ジロジロ
百合子「?」
垣根「一つ聞くがお前のその意味不明な身体の構造って正式にはアレっつったっけ」
百合子「……クラインフェルター症候群のことか?」
垣根「そうそう。でもそれって要するに三毛猫のオスの原理と同じやつだろ。お前は最初から女の造りに近かったんだよな? ちょっと違うんじゃねえの?」
百合子「……混同されやすいらしいが、だから正確にはアンドロゲン不応症の部分型の方が近いかもしれねェ。俺の場合本当に特殊な例らしいンだが」
垣根「……お前ただでさえ髪も肌も白いわ目は赤いわ、チョーカーに杖だわスペックは第一位だわロリコンだわで異常に属性多いのにその上さらに性未分化キャラまで追加とかどんだけだよ。
相対的に他の奴らの影薄くなるくらい個性潰しまくってんじゃねえか。独占市場じゃねえか」
百合子「ンなこと知るか! 俺にどォしろっつうンだよっつーかだからさりげにロリコン入れてンじゃねェ!!」
垣根「前からずっと気になってたんだけど」
百合子「……なンだよ?」
682 = 1 :
垣根「お前頑なに中身まで女になったつもりないって言い張るならなんであのカエルんとこで治療受けたんだよ? 無理して元の状態崩す必要ねえんじゃねえの?」
百合子「!!」
百合子「それは……」
店員「―――お待たせ致しまして。ご注文お伺いしますので」スタスタ
垣根「あ、このチョコレートケーキ下さい」
店員「かしこまりましたので。以上でよろしいので?」ピッピッ
垣根「ハイハイ」
店員「では少々お待ち下さい。オーダー入りますのでー!」スタスタスタ
百合子「…………」
垣根「“それは”?」パタン
百合子「あン?」
垣根「今の続き」
百合子「……それは、だから……昨日言っただろ。どっちみち全反射出来なくなった今じゃほっときゃ本来のホルモンバランス戻って段々女に近付いていってたンだろォよ。それならいっそと思ったンだよ」
垣根「本当にそれだけか?」
百合子「……なンだよその含みのある言い方は」
垣根「だって学園都市の技術ならお前が男になりたいと思えばそれくらい出来ないことはねえだろ。
まあ元からある子宮とか卵巣取っちまうのもアレかもしれねえが」
百合子「し、子宮とか言ってンじゃねェよタコ!!」ダン!
垣根「え、今更そこで動揺すんの? 自分から生理来てることまでカミングアウトしたくせに」
百合子「うるせェ! あの時は完全にテンパってたンだよ! もォほっとけよ!」バンバン!
垣根「うん、まあお前はお前でいろいろ考えるとこがあんのは分かるから無理矢理聞き出そうとまでは思わねえけどさ。
ただこの話になると時々不自然つーか挙動不審になることあるだろお前」
百合子「……不自然?」
垣根「目が泳いだり言葉詰まらせたり。お前死ぬ程分かりやすいから嫌でも伝わるんだよ」
百合子「うぐ、」
683 = 1 :
百合子「…………もォイインだよ。俺も疲れたンだよ。だって既にあのクソカエルとか妹達とかに散々笑われたし?
結局? どンなに俺が頑張ったところで一般的な男と同等までにはなれなかっただろォし?」ハハッ
垣根「……」
百合子「所詮俺なンか鍛えようと思っても腹筋10回すら出来ないし? どれだけ肉食っても体重××キロのまま増えねェし?
いいとこナシのマニアックな変態にしか需要ねェ貧弱ボディだし?」
垣根「……」
百合子「俺のこと特に嫌ってる個体に『学園都市第一位の×××野郎ですね(笑)』とか『能力の資産価値は最強でも男としての価値はレベル0ですね(笑)』とか言われた……し…」カタカタカタ
垣根「だから自分で自分の言った言葉に傷つくのやめろって! 見てる方が悲しくなるから!
いい加減自分が豆腐メンタルなんだってことに気付けよ頼むから! つーか例のクローンにそこまで言われてたのかよ!? いくらなんでも毒舌過ぎんだろ!」ガタンッ
百合子「そンだけのことをしでかしてきたンだよ俺は。つーかオマエから振ってきたンだろォが…」ショボン
垣根「ああうん、分かった悪かった悪かった。もう言わねえから。だから自虐に走んのだけはやめろ。な?」
百合子「……あァ」
垣根「で、お前って実際具体的に身体には変化出てきてんの? ほんの微かにでも胸あんの? 揉んだらふにゅってすんの?」
百合子「オマエはほンの一秒前の自分の台詞すら覚えてられねェのか。
なに、そンなに俺と戦争してェの? 第四次大戦勃発させてェの? このやり取り何度目だよ?」
垣根「だって身近にそういう奴いたら当然気になるだろ。いいじゃねえかよ減るもんでもあるまいし。
まあお前のその貧相な身体つきで胸だけあっても気持ち悪ぃだろうけど」
百合子「……」
百合子(そォいや第七位のあの根性馬鹿は俺のこと見て女だと思ったンだよな。やっぱり少しずつ……つまりはそォいう……)
百合子「……垣根。逆にオマエから見て俺が変わったところってあるか?」
垣根「うん?」
百合子「前と比べてなンか、こう」
684 = 1 :
垣根「えー? つっても以前のお前のこと自体よく知らねえからなあ。
“第一位の一方通行”って意味でならいくらでも耳に入ってきてたが、顔は資料でしか見たことなかったし」
百合子「あァ、まァそォか」
垣根「だが確かにお前が女な訳ないっていう絶対的な先入観があったのは事実だわな。
それ抜きにしてよくよく見りゃ異常に線細ぇし全体的に男臭さ微塵もねえし」
百合子「要するにもし俺が普通の一般人としてオマエと対面してたとしたら最初から女だと思ってたかもしれねェってことか?」
垣根「かもしれねえなあ」
百合子「……」
垣根「あー、それにやっぱり変わった気もするな。外見というよりは雰囲気がっつった方が正しいかもしれねえが」
百合子「雰囲気?」
垣根「さあ、自分でもよく分かっちゃいねえんだが……どことなくな。棘が抜けてるっつーか」
百合子「……そォか」
百合子(コイツは馬鹿だがそこら辺無駄に鋭いとこあるから多分当たってるンだろォな)
垣根「大体お前俺が可愛いとか言うとすぐ照れるだろ」
百合子「だ、だから照れてねェ」
垣根「いや、確実に照れてるだろ」
百合子「……」
垣根「……」
百合子「……照れてねェ!!」ガタンッ!
垣根「大事なことだから?」
百合子「うン」
垣根「……」
百合子「……」
垣根「いやでもすぐ顔真っ赤にして焦るじゃん」
百合子「ぐぬ……」
垣根「俺だったら男に可愛いなんて言われたらドン引きするぞ。ってことはやっぱ根っこの部分は女の子(笑)なんじゃねえの?」
百合子「だ、だからそれは単にオマエが……」
垣根「俺が?」
百合子「う……」
百合子(そォいやコイツとファミレスで言い争った時三下にも似たようなこと言われたが)
685 = 1 :
上条『いや前々からお前中性的な外見してるな~と思ってたからさ。顔だって整ってるし……可愛いと思うぞ?(イケメンAA略』
百合子「…………」
百合子(苛立ちしか感じねェ)イラッ
百合子(……ン? つーかちょっと待て。アイツはヒーローだぞ? なのに未だにアイツのことナチュラルに三下呼ばわりしちまってンぞ俺。
呼び慣れ過ぎてて違和感なくなってたけど実はすげェ失礼なンじゃね?)←※傲岸不遜を地で行く性格(垣根談)
百合子(って、ンなことは今はどォでもイインだよ。とにかくヒーローはヒーローだ。根っからのお人好し気質な善人だ。それに比べて……)チラッ
垣根「?」
百合子(この馬鹿はどォだ? 打ち止めに手ェ出そうとしたあげく逆ギレして黄泉川ぶっ刺したクズだぞ。いや、俺もまったく人のこと言えた立場じゃねェけど)
垣根「一方通行?」
百合子(なのになンでコイツに言われた時だけ動揺してンだ俺は。つーかそもそも動揺ってなンだ)
垣根「なあ、なに頭抱えて黙り込んでんだよ?」
百合子(そもそもコイツは言い方がストレート過ぎンだよ。そンなン誰でも……いやだがそれは三s……ヒーローも同じか)
垣根「おい。おいって」
百合子(……コイツだからなのか? クズで口軽くて馬鹿でヘラヘラしてても、ヒーローとかに比べたら断然ショボい人間でも、コイツだから―――)
垣根「おい、だから聞いてn」
百合子「今考え事してるからちょっと黙ってろ!!!」ガンッ!!
垣根「あ、はい」
百合子「……」
百合子(どォして垣根に言われた時だけ俺は…………あーーークソ、もォいちいち考えンの面倒臭ェ)ガシガシ
686 = 1 :
垣根「……なんかいきなり百面相してるとこ悪いんだが」
百合子「あァ?」
垣根「正直に言えば俺はたまにお前がすげぇ女の子っぽく見えることもあるよ。さっきみたいに照れてる時とか普通に笑ってる時とかな」
百合子「む……」
垣根「でも昨日も言ったように結局のとこ俺はお前がお前でさえいてくれりゃそれでいいよ。
男でも女でもどっちでもなくても、一緒にいて楽しいからそれでいい」
百合子「……」
百合子「オマエがそォいう真面目なセリフ吐くと本当に鳥肌立つくらい気持ち悪ィな」
垣根「なあ、だからなんでお前はそうやっていちいち水差すの? そろそろ本気でぶっ飛ばすぞ?」
百合子「でも――……」
店員「―――お待たせしたけど。ご注文のチョコレートケーキだけど」スタスタ
垣根「あ、どーも」
店員「以上でご注文の品お揃いだといいんだけど」カチャカチャ
垣根「はいはい、お揃いです」
店員「ではゆっくりしていって欲しいけど。…………リア充爆発しろ」ボソッ スタスタスタ
百合子「……」
垣根「……」
百合子「……それ食ったらもォここ出るぞ」
垣根「お前も食う?」
百合子「要らねェ。さっさと食え」
垣根「“でも”?」モグモグ
百合子「………なンでもねェよ」ズズッ
687 = 1 :
短いけどここまでで
あと安価間違えた、>>677じゃなくて>>678でしたすいません
じゃあまた!
688 :
百合子ちゃんマジ可愛い
689 :
乙
友情√でも百合垣√でもどっちにいってもおいしいれす(^q^)
ので毎回楽しみ
つーか雲川さんなにしてんすかww
690 :
乙
クラインは基本的にベースは男だから
今回の百合子の設定には当てはまらないぞ
クラインでわたしは女ってやつはGIDだ
普通にISって事にしとけ
691 :
もうほんと更新が楽しみすぎて
乙
692 :
>>690
ごめんね、そこら辺の知識まったくなくて超適当でごめんね
まあ一方さんは性別=一方さんだからこまけぇこたぁ(ryの精神で軽く流して下さい
あとちょっとここまでのキャラとあらすじまとめてみました↓
<ここまでの主な登場人物>
・一方通行(百合子)
十数年間男だと思って生きてたら実は女だった。
ツンデレでコミュ障で厨二病で豆腐メンタルでファミコンでファザコン。いろいろ残念な第一位
・垣根帝督
自重しない下ネタとメールに定評がある。おっぱい星人。いろいろ残念な第二位
・冥土帰し
腹黒。策士。ド外道。ナース萌え
・打ち止め
マジ聖母
・番外個体
マジ天使
・黄泉川
マジ女神
・芳川
ニート
・むぎのん
苦労人(垣根的な意味で)
・モアイちゃん
苦労人(垣根的な意味で)
・美琴
人の話を聞かない。いろいろ残念な第三位
・ソギー
人の話を聞かない。いろいろ残念な第七位
・上条さん
自分から墓穴掘りまくる人
・木原くん(故)
全ての元凶なのに当の一方通行からの好感度はMAX
・ミサカ10032号
腹黒
・ミサカ14510号
一方通行ラブ。頭がお花畑
・ミサカ15959号
まさかのていとくんラブ。頭がお花畑
・ミサカ20000号
百合にゃんぺろぺろ(^ω^)
<ここまでのあらすじ>
なんやかんやでていとくんと百合子は友達になって学園都市は今日も平和です
多分続きは明日か明後日に投下出来ると思います、ではまた!
693 :
おつ
レベル5頑張れよ…
695 :
投下に来ました。といっても今回ただのデート回なのでギャグ成分ないです、ごめんね
696 = 1 :
――第二十二学区 地下街
「先輩! 待って下さいよー!」タッタッタ
「はは、早くしないと置いてくぞ美偉~」スタスタ
「歩くの速いですってば!」ゼェハァ
「悪い悪い。じゃあはぐれないように手でも繋ぐか?」スッ
「えっ、せ、先輩……///」ドキッ
垣根「……」
「半蔵様~! 待って下さいー!」テテテッ
「……郭。だからいちいち俺を追いかけ回すのはやめろ」
「私はどこまでも半蔵様に着いていきます!」フンス
「あーハイハイ、分かった分かった」
「半蔵様ぁ~」ギューッ
垣根「………」
「刀夜さん刀夜さん。私あそこに売ってるクレープが食べたいわ」テクテク
「うん? そうか、それじゃあ二人で仲良く一つのクレープを食べようか母さん」
「あらあら。刀夜さんったら恥ずかしいわ」
「何言ってるんだ母さん。昔はよく一緒に一つのジュースに二つのストローを差して飲んだじゃないか」
「もう、刀夜さんったら……///」
垣根「…………」
イチャイチャイチャイチャ…
垣根「……」ガン! ガン! ガン!
百合子「……垣根。イラつくのは分かるが壁殴ンのやめろ。ただの負け犬にしか見えねェぞ」
垣根「…………いいよ。ファミレス出てからここまで遊びに来たのはいい。そこまではいい」
垣根「だがなんだって今日はこんなそこら中どこもかしこもベッタベタしてんだ? なに、俺に喧嘩売ってんの?」イライライラ
百合子「休日だし大抵いつもこンなもンだろ。今ちょうど昼過ぎだしな」
垣根「クソ、浜面と能力追跡も今頃よろしくやってんだろうしどいつもこいつも盛りやがって……」イライラ
百合子「オマエみたいなタイプが一番女出来た時これ見よがしに周りに見せ付けンだろォよ」
垣根「その女がいねえからイラついてんだよ! 俺だってデートしてえよ!!」ダンッ!
百合子「俺に当たンなよ……」
垣根「具体的には麦野としたい。ていうかやりたい。いろいろと」
百合子「あれだけ拒否られてのオマエのそのポジティブさは見習うわ」
垣根「まあいいや。とりあえずゲーセン入ろうぜゲーセン」グイグイ
百合子「だから引っ張ンなっつの、オマエはクソガキ3号か」カツカツカツ
697 = 1 :
―――地下を開発して建設された直径二キロのこの第二十二学区は学園都市における区画の内では最小面積ではあるもののそれ自体は巨大な円筒形の市街であり、
その外周をぐるりと囲む道路は螺旋階段のように緩やかなカーブを描いて全部で10ある階層を数百メートル先まで下る仕様になっている。
スパリゾートからショッピングモールからカラオケからライブハウスからボーリング場から、十代の学生が大半を占める都市であるが故に若者向けの娯楽施設がぎゅうぎゅうに詰め込まれ所狭しと居を構えているのだ。
遊園地などのアミューズメントパークが一番集中しているのは第六学区なのだが、第七のすぐ隣にあり歩いていける距離である為に一般人にとってはもっとも馴染みの深い場所と言えるだろう。
夜には各階層のゲートに入ると天井に一面のプラネタリウムのスクリーンが映し出され擬似的な星空を演出しているので、
科学技術が『外』より20~30年進んでいると言われる学園都市の中でも飛び抜けてSFチックな所である。
とはいえ今垣根と一方通行の二人が立っているのは入ってすぐの階段を降りた先に開けた一番上の階であり、現在は昼間なのでLED電球で照らされ煌々と明るい。
ここには学園都市の中で開発された『内部系』の店が多々並んでいる。
通路に面したガラス張りの喫茶店や洋服店、雑貨屋といった諸々の小店の看板にはいろんな大学等の協力機関の名前が記されており、
それらの商品が消費者から様々なデータを取る為の実験品であることを表している。
例えば繚乱家政女学校はエリートのメイドさん達を輩出することに尽力している学校であり、彼女達が試験的に作ったお菓子やケーキなども同じく並べられ売れ行きは順風満帆のようだ。
例の学食レストランもまたすぐ近くに見受けられた。
大小無数の学校から集めた学食レシピをまとめて一軒の店にしてあるこじんまりした店先で、
しかし何の気なしにそれを覗き込んだ垣根はケースの中に飾られている本物そっくりに、ある意味本物以上に美味しそうな食品サンプルを見つめて立ち尽くす。
698 = 1 :
一つ、彼は今までの人生の内で決して金に困ったことはない。
向こうからいくらでも勝手に申し込まれる実験に協力すればそれだけでゼロが五つも六つもつく程の報酬が手付かずの口座にぽいっと振り込まれたし、スクールでの仕事においてもそれは同様だ。
垣根自身も特に金遣いは荒い方ではない上に一方通行には貧乏舌だと揶揄されるくらいだが、
基本的な金銭感覚はやはり一般庶民に比べれば大分ユルい。欲しいものがあれば欲しいだけその場で買ってきた。
けれども、紙パックの牛乳やコッペパンや唐揚げといった極々平凡なメニューの連ねられたその中でずば抜けてギラギラと輝きを放つそのセット。
常盤台中学給食セット:40000円
ナメてんのか。
思わず心中でそうツッコまざるを得ないふざけた値段に垣根はただ愕然と立ち竦むしかなかった。
実際は彼女達常盤台中学生も殆どはもう少しリーズナブルな食生活を送っていて、こんな3つ星レストラン並みの食事をしている筋金入りの箱入り娘はむしろ少数派なのだが
そういった内部事情を知らない者にとってはお嬢様というものに対する底知れない恐ろしさを感じてしまうのも無理ないことだろう。
百合子「……なに間抜けなツラして突っ立ってンだオマエ」
垣根「何でもねえ…」
百合子「?」
呆然とガラスケースに手を付く垣根の後ろから声をかけた一方通行は何とも言えない哀愁を漂わせる背中に首を傾げるが、
すぐに興味をなくして先程とは反対にその腕をずるずる引いて目的のゲームセンターの方へと足を向ける。
699 = 1 :
垣根「……」
百合子「……」
さて、何らかの能力を有する学生達がひしめくこの街にあるゲームセンターは根本的に外にあるものとは非常に異なった造りとなっている。
例えばUFOキャッチャーなら転移系能力者や念動力系能力者はわざわざコインを投入しなくても自身の能力を使えば簡単にガラスケースの中の商品を取れてしまう。
それこそ発電系能力者など独壇場だ。
だからそういったズルが出来ないように能力の使用が禁止になっている筐体には厳重なセキュリティがかけられていて、能力使用を感知すると即座に警報が鳴る仕組みになっているのだ。
が、それでは外のアーケードゲームとなんら変わらない。当然能力を使って遊ぶことの出来るものも多々設けられている。
『スキルアタック』。
そう名称のついたゲーム機が店の出入口のすぐ真ん前、ちょうど二人の目の前に立っている。
要は身体測定(システムスキャン)のお遊び版、パンチングマシーンの能力者用バージョンである。
標的である四角い打撃ミットに能力をぶつけて数値を叩き出す。それだけ。
垣根は隣であからさまに目を泳がせている一方通行に視線を投げ、それからスキルアタックを人差し指で指す。
垣根「やってみれば?」
百合子「……こォいうのは精々レベル3程度に抑えてやンのがマナーだろォがよ。俺が全力出したら確実にぶっ壊れるっつーの」
垣根「“レベル5対応を目指した最新バージョン”って書いてあるぜ? 基本使い捨てっぽいし」
百合子「……それでも俺がやったら機体ごとお陀仏にしちまわねェ保障はねェンだよ」
垣根「じゃあ能力使わずに普通にぶん殴れば?」
百合子「……」
垣根「……」
百合子「……」
垣根「……百合子ちゃん腹筋10回も出来ないモヤシだもんな」ボソッ
百合子「ほっとけ!!!」
予想通りの台詞を言い捨てカツカツと乱暴に杖をついてさっさと店の中に入っていってしまう一方通行の後ろに垣根は笑いを噛み殺しながらついてゆく。
ちなみにこのゲーム機のディスプレイには高得点者の名前がつらつらと表示されているのだが、
そのトップにいるハイスコアを更新した者の名前に『御坂美琴』と書かれていることに二人は気付かなかった。
どうやら例の罰ゲーム時の“アレ”以来、彼女の記録を塗り替えることの出来る猛者はまだ誕生していないようである。
700 = 1 :
――ゲームセンター内
垣根「うおらああああああああああああ!!!」ギュルンッ!!
百合子「わ、わァあああああああああああ!!!」ズギャッ!!
ただでさえ騒々しい店の中、ドガーン!ガシャーン!という一際派手な音と二人分の叫び声の後、ピロリロリン♪と軽快な電子音が響いてワンゲームが終了したことを知らせる。
よくあるレースゲームの一つでつい今しがたその勝負に快勝した垣根は呆れたようにはあ、と溜め息を吐いた。
垣根「お前弱すぎ」
百合子「ぐ…っ!」
隣り合って設置された椅子の片側で見事に惨敗した一方通行がギリギリと奥歯を噛む。
この手のゲームはコツさえ掴めば相当こなれてくる。
特に一方通行は演算能力も学園都市最高と謳われているのだからセンスは多分にあるはずなのだが、やり込んでいる分だけいつも垣根に軍配が挙がるのだった。
決して一方通行が弱い訳ではない。それどころか基本的に器用で動体視力もずば抜けている彼女なら大抵の相手には余裕で勝てるに違いないが、そこは垣根も流石の第二位である。
実力が拮抗しているからこそ今現在は垣根が勝ち逃げし続けているが、一方通行が彼から勝ち星を奪う日もそう遠くはないだろう。
そういった意味でもこの二人はいい塩梅のコンビでいられるのかもしれない。
さらに言えばここには打ち止めと番外個体を連れて四人でやって来たことも何度かあるが、
そういう時の一方通行は必ず保護者ぶってどこか冷めているフリをすることを垣根は知っている。
今のように恥も外聞もなく大声で叫んで悔しがるのは多分、自分と二人の時だけだ。
そう考えたところで、しかしふと垣根の頭に些細な疑問がよぎった。
―――果たして本当にそうなのだろうか。
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