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    元スレ垣根「女…だと…」一方通行「…もォ開き直る」

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    タグ : - 垣根「女になって + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    801 :

    上に同じく
    >>1のペースで書いてくれるのが一番

    802 :

    つい最近百合子ちゃんの存在を知って嵌ってしまったんだが、
    今は一時期ほど流行ってはいないのかな
    割と真剣に3年前に戻りたい……

    803 :

    [ピーーー]

    804 :

    ゆりこー!

    805 :

    >>803
    >>804
    いちいちageてんじゃねえよクソ共

    806 :


    ―――





    垣根「……で、『じゃあ私はあくまで自然に振る舞ってるアンタたちを観察出来るよう少し離れたところから見てるから』
    っつって奴は今向こうのテーブルに座ってる訳だが」

    百合子「……どォしてこうなった。もう一度言う、どォしてこうなった」

    垣根「第三位ってあんな頭弱そうなガキだったのかよ……常盤台のお嬢とか言うからもっと利発そうなイメージ持ってたのによー。
    ……あ、でもいつぞやのツインテ風紀委員も頭おかしいド変態だったな。
    やっぱ女子校のお嬢様なんて実態はそんなもんなのか」

    百合子「一応言っとくがオマエも十分変態だからな。……どォするよ?」

    垣根「どうするつったってお前次第だろ。
    適当にいつも通りやってりゃいいんじゃねーの? つーかもう面倒臭ぇ。帰りたい」ダラダラ

    百合子「……」

    百合子「実験のこともあるけどよォ」

    垣根「ああ?」

    百合子「ウチのガキ共や妹達はオリジナルのことすげェ慕ってンだよ。
    それに向こうもよく分かンねェが少なくとも善意でやってるみてェだしここで適当にあしらうことは出来ねェ」

    垣根「えぇー…?」

    百合子「……そもそも本来なら俺はアイツの前にツラ出せるよォな立場でもなけりゃ、
    膝ついて地面に額擦りつけて謝罪した上で自分で首掻っ切って死ぬ程度じゃ全然足りねェ負債がある。なンせ一万人だ」

    垣根「……」

    百合子「だがそれは出来ねェ。もし俺が自決なンざしたらクソガキ達を絶対泣かせることになるし俺は生きてアイツらのことを守らなきゃならねェ。
    第一、根っからの善人なオリジナルが俺にそンなこと望ンじゃいねェのも十分理解してる」

    百合子「……いや。そンなのはただの言い訳で単純に俺自身アイツらともっと生きて一緒にいてェンだ」

    垣根「一方通行…」

    百合子「それに俺は小っせェ人間だからやっぱり死ぬのは怖い。
    だから都合が良過ぎるかもしれねェが、なンつーか…」

    垣根「……そうか」

    百合子「何よりオリジナルの存在がなかったら俺はクソガキ達に出会うこともなかった。もしアイツらがいなかったら俺は…」

    垣根「……」



    垣根(こいつマジでどんだけミサコン拗らせてんだよ)

    百合子「……オマエなンか今すげェ失礼なこと考えなかったか?」

    垣根「なんのことだ?」キリッ

    百合子「……」

    807 = 1 :


    百合子「とにかくオマエも表の人間無下にすンのは良しとしねェだろ?
    日の当たるとこにいたアイツをこっち側に引っ張り込ンだ一番の原因は紛れもなく俺だ。
    これは俺自身が招いた種で自分で一生かけて摘み取らなきゃならねェことだってのは分かってる。
    でも頼む、今日だけは協力してくれ」ペコ

    垣根「……お前が俺に頭下げるなんてな。分かった、そういうことならきっちり最後まで付き合ってやるよ」

    百合子「悪い」

    垣根「いいってことよ。ただ一つ言っておくがこれはもう貸し借りの問題じゃねえ。
    単純に俺がお前の友人としてやってることだ、だから別にお前は俺に対して何一つ申し訳なく感じる必要はねえよ」

    百合子「垣根……」





    百合子「じゃあさっきからずっと言おうと思ってたことがあるンだがイイか?
    最初オリジナルの前でキャラ作ってたオマエ最高にキモかったわ」ズバッ

    垣根「だからなんでお前はそうやっていちいち余計な一言付け加えんの?
    つい今しがたお前に対して感じたちょっと優しい気持ちを返せよ」

    百合子「……で、具体的にこれからどォするかだが」

    垣根「そうだな。とりあえず……」

    百合子「ただ」

    垣根「ん?」

    百合子「オリジナルは今勘違いから俺に同情(?)してる訳だから……この誤解が解けたらまた前みたいな関係に戻るかもしれねェ」

    垣根「あー」

    百合子「それはイイ。俺はそれでイイ。だが少なくともクソガキは俺とオリジナルに和解して欲しがってるみてェなンだよ」

    垣根「ああ、まああの優しいお嬢ちゃんならそう考えるだろうな」

    百合子「……いや。それすらも言い訳かもしれねェ。
    正直、こっちの話はスルーされまくってるとはいえオリジナルからあンな風に普通っぽく話しかけられたのが……実は結構嬉しかった、つーか」ボソボソ

    垣根「……」



    垣根(あんなクソ生意気な態度取られてそれが嬉しいとかこいつ実はドMなんじゃ…)

    百合子「……オマエなンか今すげェ腹立つこと考えなかったか?」

    垣根「なんのことだ?」キリッ

    百合子「……」

    808 = 1 :


    垣根「んで? 要するにお前は第三位ともオトモダチになりたいってことか」

    百合子「お、おこがましいかもしンねェが……せめて普通に話せるくらいには、出来れば」

    垣根「んー」

    おずおずとした一方通行の希望を聞いて垣根は頬杖をついて思案し始める。
    その軽く眉間に皺を寄せた顔にちらりと掠めるような視線を送ると、再び一方通行は手の中のカップに目を落とした。

    黒々とした液体の表面に揺れる自身の顔は既に普段通りの平均に比べてやや低い体温に戻っている。
    そのことに内心ほっとしつつ、けれど今度はまた違うことに動揺していた。


    百合子(……前はここまで欲しいなンて思わなかった。クソガキ達がいればそれでよかった)

    ついさっき御坂美琴に掴まれた肩や腕。

    まるでごく親しい間柄で交わされるような馴れ馴れしいとも言えるその行為にびくつきながらも、
    そういう風に接せられることが確かにどこかで気持ち良かったのだ。

    ぐいぐいと遠慮なく自分の手を引っ張る姿が一瞬打ち止めとダブって見えたからかもしれない。

    落ち着かない気持ちで無意識に紙コップの柔らかな縁を何度も指でなぞる。

    許されてしまう方が苦しい。糾弾されるか遠ざけていてくれた方が気が楽だ。自分は弱い人間だから。
    そう、それが一番座りのいい形のはずなのだ。

    百合子(でも)

    百合子(でもオマエが手放す必要なンてねェ、エゴイストになってもイイなンてしれっと言うから……余計傲慢で強欲になっちまうンだよ)

    思えば今まで散々言い訳と開き直りと逆ギレの八つ当たりばかりしてきた。結局のところ本質的な部分は幼稚なままだ。

    なのにその上さらにこんな利己的な考えを持ってしまっている自分はやはり醜いと思う。
    このことを口に出したら垣根にはまた自虐癖の悲劇のヒロイン気取りかと言われてしまうのだろうが。

    だけどそれもある意味オマエのせいなンだよ、と声には出さず舌の上だけで言葉を転がす。

    こんな風に恥知らずな程もっといろんなものが欲しいと思うようになってしまったのは、やっぱりこの少年の影響に他ならないのだから。

    809 = 1 :

    超短くてごめんなさい、明日か明後日にはまた続き投下しに来ます
    とりあえずていとくん復活おめでとう

    810 :

    乙でした

    811 :

    原作で一方通行はオリジナルに謝る必要は無い的な表現なかったっけ?
    まぁSSにいうことじゃないけど
    おと、ミサコンとかいう言葉を一方通行に使うやつって大体が美琴厨なんだけど
    >>1は美琴厨ですか?

    812 :

    おっつおつ!

    813 :

    乙!

    丁度最初から読み返してたから驚いたwwwwww

    815 :

    ゆりこかわいいよゆりこ
    おつ!

    816 :

    >>1乙ー
    可愛いなー百合子は相変わらずー

    817 :


    垣根「大体お前ちょっと第三位に対してだけ卑屈過ぎんじゃねーの?
    まあお前が根暗いのは今に始まったことじゃねえが、基本的に誰に対しても高圧的なくせに」

    百合子「それは…」

    垣根「だって妹達とは普通に話せてんだろ?」

    百合子「……アイツらの場合はクソガキ達とネットワークで繋がってるし、道で会ったりすると向こうから勝手に話しかけてくンだよ」

    垣根「ちなみにどんな風に?」

    百合子「このクレープ奢れとかあのぬいぐるみ買えとか…」

    垣根(完全に財布扱いじゃねえか)

    百合子「だがオリジナルの場合は…なンか…」

    垣根「……」

    垣根(あー、なるほど。こいつコミュ障だから相手から声かけられる分には対応出来るが自分からは行けねえのか)

    百合子「誰がコミュ障だコラァ!!!」ガタッ!

    垣根「人の思考読んでんじゃねーよ!!!」


    垣根「……まあ確かにお前の気持ちも分からないでもないけどな。俺も最初黄泉川お姉さんにちゃんと会った時は緊張したし」

    百合子「あー…」

    垣根「つーかさ」

    百合子「ン?」

    垣根「そもそもの発端の勘違いって一体何なんだよ? さっき言ってたトラウマ云々って何の話だ?」

    百合子「うっ…」ギクッ

    百合子「そ、それは……」ゴニョゴニョ

    垣根「それは?」

    ―説明中―






    垣根「~~~っ!~~~っっ…!!」バンバン!!

    百合子「………」

    垣根「な、なにお前第三位にそんな愉快な勘違いされてた訳?」ククッ

    百合子「………」

    垣根「あるあ……ねーよwwwwだって処女じゃん。お前完全無欠の処女じゃん!!」ゲラゲラゲラ

    百合子「…………」プルプルプル

    垣根「そのお前が……ぶはぁっwwおい、そんな面白い話ならなんでもっと早く言わなかったんだよ!!wwww」ケラケラ

    百合子「オマエなら絶対そォいう反応するってことが分かりきってたからだよ」イラッ

    垣根「へえ、ふーん。なるほどね、それで……」

    818 = 1 :


    垣根「っつかよ。まあ俺は別に構わねえけどお前はいい訳? これはこれで問題なんじゃねえの?」

    百合子「え?」

    垣根「その勘違いが解けたところで今度は俺と付き合ってるって第三位に誤解されるんだぞ。そっちの方が後々面倒なんじゃねえのか?」

    百合子「……」

    百合子「……」

    百合子「…………………、あ」

    垣根「お前も大概バカだな」ハァ

    百合子「う、うるせェェェ! パニクってて咄嗟にこォするしか思いつかなかったンだよ!!」バンバン!!

    垣根「つくづく不測の事態に弱いよなお前」

    百合子「ぐっ…。クソ、っつか元を辿ればあのカエルが全部……あ゛ーーー」グシャグシャ

    垣根「おーおー向こうで睨んでる睨んでる。とりあえず落ち着け」ポン

    百合子「くっ…」

    百合子(そォだよ、よく考えたらそっちの方が……こンな恋人ごっこみてェな…)

    百合子(……“ごっこ”)

    百合子(そォいえば今までは見てくれだけは良くても肝心の中身がアレだから、どォせコイツとまともに付き合おうって女なンざいないと思って真面目に考えたことなかったが)

    百合子(なンだかンだ根は気のイイ奴だってのは既によく知ってる。コイツのそォいうとこに気が付く女もきっとその内出てくる)

    百合子(それで、そォいう奴とコイツが付き合うようになったとしたら当然そっち優先になる。あンま遊ンだり出来なくなる。コイツの家にも行きにくくなる)

    百合子(………俺が女だから?)

    百合子(俺が普通に男だったら、男友達同士だったら別に一緒にいてもそンなに…)

    百合子(……だからなンで俺は―――)

    百合子「……」ポロッ

    垣根「!!!?」ビクゥッ

    百合子「……」ポロポロ

    垣根「え、はぁぁぁぁ? な、……え? お前なんでいきなり泣…」

    バチィ!!!

    垣根「うおっ!?」バッ

    美琴「ちょっと、アンタなに一方通行泣かせてんのよ!!?」ズカズカ

    百合子「あ……」

    819 = 1 :


    美琴「ほら、やっぱり無理してたんじゃない! もう見てられないわ、私と行きましょう一方通行!」グイッ

    百合子「いや、違……今のは俺が勝手に…」

    美琴「ええ、確かに私は昨日一方通行に恋をすればトラウマを克服出来るってアドバイスしたわ。
    でもこいつは駄目! だってどっからどう見てもヤリ○ンじゃない!!」

    百合子「こふっwww」

    垣根「……」←童貞


    垣根「やっぱこのガキ愉快な死体にしていい?」ビキビキビキ

    美琴「ふん、出来るもんならやってみなさいよ!」ビリビリ

    垣根「マジでナメてやがるなこの発電所娘が」

    美琴「誰が自家発電娘ですって!?」

    垣根「いや、言ってねーよ」

    百合子「……」

    美琴「そんでもって『なんだ?既にお前の粒子加速装置はこんなにぐちゃぐちゃじゃねえか。
    そんなに俺のヒッグス粒子が欲しいのか?よほど愉快なメス豚になりてえと見える!』
    『ああっダメ!質量獲得しちゃう!物理学革命が起きちゃうのォおおお!常識の通用しない身体になっちゃうゥうううううう!!』
    的なプレイをする気なんでしょう!? エロ同人みたいに………エロ同人みたいに!!!」

    垣根「ここまで残念だと十周くらい回って逆に可愛い気がしてきた」

    百合子(マジでオリジナルってこンな奴だったっけ…?)

    美琴「絶対にそんなことさせないんだから! 一方通行、ほら早く立って」グイグイ

    垣根「やべえ、こいつ俺の今までの人生の中で確実に一番面倒臭ぇ奴だ」

    百合子「……待てオリジナル。ちゃンと聞いてくれ。違ェンだ」グイ

    美琴「え?」

    百合子「俺は」

    百合子「俺は本当にコイツのことが―――」



    百合子「好きなンだ」

    垣根「げほっ!!」ゲホゴホ

    百合子「友達なンだ。大事な奴なンだ」

    垣根(……あ、そういう意味か)ドキドキ

    美琴「………友達?」

    百合子「嘘じゃねェ。信じてくれ」

    美琴「え、ちょっと待って。一方通行アンタ――」

    百合子「俺は確かに妹達を一万人以上ぶっ殺した。そンな奴にダチを作る資格なンざないって言われても仕方ねェ。でも俺は、」

    美琴「え、待って待って待って。アンタ今確かに“友達”って言ったよね?」

    百合子「え? ああ、うン」

    美琴「え? じゃあ10032号が言ってたのって…」

    百合子「は? 10032号?」ポカン

    820 = 1 :


    美琴「私、この前あの子に会った時に一方通行に友達が出来たって言われたんだけど」

    百合子「…………え?」

    垣根「ん?」

    百合子(……あれ? そォだ、妹達は既に垣根のことを知ってる。
    で、オリジナルはアイツらと定期的に連絡取り合ってるはずだ。ってことはコイツがアイツらから垣根のことを聞いてないはずが……あれー?)

    百合子「……オリジナル。10032号から聞いたってのは具体的にどンな話だ?」

    美琴「え? えーっとね…」

    ~美琴ちゃんの回想~





    御坂『おや。そこにおられるのはお姉様ではありませんか、とミサカは気さくに声をかけます』テクテク

    美琴『ん? あら、10032号じゃない。久しぶりね』テクテク

    御坂『お久しぶりですお姉様、とミサカは偶然会ったお姉様にせっかくだからパフェでも奢ってもらおうという下心を隠しつつにこやかに話しかけます』

    美琴『1ミリも隠す気ないでしょアンタ。まあパフェくらい別にいいけどさ』

    御坂『流石ミサカ達のオリジナル、太っ腹です。……ところで知っていますかお姉様』

    美琴『うん?』

    御坂『実はですね、最近一方通行に友人(笑)が出来ましたよ、
    とミサカはあのコミュ障モヤシに友達……ぶふぉwwと耐えきれず思いきり噴き出しますwwww』プフー

    美琴『えっ、そうなの!!?』

    御坂『はい。確かなスジからの情報ですとミサカは肯定します』コクン

    美琴『……そっか。そうなんだ。よかった…』

    御坂『? はあ。よかった、ですか? とミサカは意外なお姉様の反応に首を傾げます』

    美琴『うん。だってあいつ……ううん、あの子の事情はリアルゲコ太先生から聞いたからね』

    御坂『はい?』

    御坂『……あの、事情とは一体何のことでしょうかとミサカは謎のワードに頭にクエスチョンマークを浮かべます』

    美琴『悪いけどこれはアンタにも言えないわ。デリケートな問題だから軽々しく口には出来ないの』フルフル

    御坂『……』

    御坂『いえ。このミサカはちゃんと守秘義務は守ります。
    一方通行についての話ならミサカ達とも無関係という訳ではないでしょう、よろしければ教えて頂けませんか? とミサカは食い下がってみます』

    821 :

    質量獲得しちゃう!でコーヒー吹いた
    そんな台詞がさらっと出てくる美琴ェ……

    822 = 1 :


    美琴『……んー、そっか。そうよね。分かった、そういうことなら話すわ。でもくれぐれも下手に他言はしないでね?』

    御坂『了承しました、とミサカはしっかり頷きます』

    美琴『えっとね……』



    ―間―



    美琴『……っていう辛い辛い過去があいつにはあるんだって…』グスッ

    御坂『~~~っ!~~~~っっ!!www』プルプルプル

    御坂『な、なるほど。ミサカ達の主治医が言っていたあのモヤシをからかう為にお姉様に仕込んだネタというのはそういうことでしたか、とミサカは……っくwww』フルフル

    美琴『へ?』キョトン

    御坂『いえ、こちらの話です』キリッ

    美琴『それでね、だから今度あいつに会ってちゃんと和解っていうか……とにかく同じ女の子同士なんだしこれからは私で出来ることなら力になってあげようと思って。
    そりゃ幼少期に大の男に〔ピーー〕や〔ピーー〕されたりしたら誰だって人格歪むわよね…』

    御坂『そんなあからさまな嘘に簡単に騙される単純なお姉様が大好きです』

    美琴『へ?』キョトン

    御坂『いえ、なんでも』キリッ

    美琴『ただね、アンタ達がどう思うかなって。
    いくらそんな辛い過去があったからって一方通行のやってきたことをあっさり水に流すことはやっぱり出来ないわ。
    もしかしたらアンタ達の目には私があいつに迎合してる風に映るかもしれない、でも、それでも私は……っ!』

    御坂『いえ、そんな無理矢理シリアスな方向へ持っていかなくてもいいですよお姉様。
    今ではミサカ達は殆どの個体が一方通行のことをただのオモチャ兼財布……もとい、生暖かい目で観察する対象と見なしています。
    ですからお姉様が一方通行と仲良くなることに反対する者などいません。むしろミサカの上司や末っ子はそのことを喜ぶでしょう』

    美琴『……そう。そうだよね。あはは、なんか馬鹿みたい。アンタ達はそうやって既に受け入れてるのに私だけいつまでもうだうだしてて…』

    御坂『いいえ。そんなちょっと頭の残ねn……真っ直ぐ過ぎて空回りしているお姉様のことをミサカ達は皆慕っています』

    美琴『10032号…!』ジーン

    御坂『では一方通行及びその友人と何か進展がありましたらその時にはまたミサカに報告して下さい、とミサカは念を押します』

    美琴『うん、分かった!!』


    ―――――
    ―――
    ――

    823 = 1 :




    美琴「……って」

    百合子「……」

    垣根「……」

    垣根「お前マジでどんだけそのクローンに嫌われてんの?」

    百合子「……」グスッ

    美琴「え? え? でも私はゲコ太先生から一方通行はその、そういう過去のトラウマがあるって聞かされてたからてっきりその友人って女の子のことだと…」

    垣根「あー、見事に噛み合ってねえな」

    美琴「えっと、じゃああの子の言ってた一方通行の友達って……」

    垣根「200%俺のことだな」

    美琴「そんな…」


    美琴「…………ごめんなさい」ボソッ

    垣根「あー、いいっていいって。事情は分かったから。今更そんな猫被んなくt…」

    美琴「私、勝手にあなたのこと一方通行の貞操を奪ったあげく妹達にまで手をかけてあんなことやこんなことやそんなことしようとする最低の人間のクズの超絶ゲス野郎だって決めつけて……」

    垣根「おい」

    美琴「本当にごめんなさい!!!」ガバッ

    垣根「……いまいち謝られてる気がしねえが、まあこっちも後ろ暗いとこは多々あるしお互い様だ。とりあえず顔上げてくれ」

    美琴「……ごめんなさい、ありがとう」

    垣根「よしよし。素直な子供は好きだぜ?」

    美琴「一方通行も……ごめんね?」

    百合子「あ、いや、俺は…」アセッ

    百合子「……それで、だから、つまりオマエは俺に気ィ遣う必要とか全然ねェンだよ」

    美琴「……でも、さ。でもやっぱり私は」

    百合子「……」

    美琴「私は―――」グー

    百合子「……ン?」

    垣根「……あ?」

    美琴「あっ」カァー

    美琴「ち、違うのよ!? 今のはほら、甘い物でも食べに行こうかなーとか思っててそれでちょっと朝ごはんとお昼ごはんをセーブしてきてたりっていうか、だからあの…」アセアセ

    百合子(あ、やっぱ今の腹の音か)

    824 = 1 :


    垣根「……要するに腹減ってんだな?」

    美琴「う……」カァァ

    垣根「じゃあなんか食いに行くか。そういや一方通行、お前俺の教えた喫茶店まだ行ってねえんだろ? ちょうどここ出てすぐんとこにあるしそこでいいか?」

    百合子「ン? あァ」

    垣根「第三位、お前もそれで構わねえか?」

    美琴「え? あ、ああ。うん?」

    垣根「んじゃ行こうぜ」ガタッ

    百合子「ン」ガタッ

    美琴「あっ、あれ? え?」オロオロ

    垣根「ほら、さっさとしねえと置いてくぞ」スタスタスタ

    美琴「あ、う、うん」テッテッテ









    825 = 1 :

    やっぱ短いけどここまでで

    禁書はどのキャラもみんな好きだよ!上条さんからモツ鍋までみんな大好きだよ!!

    826 = 821 :

    乙!
    コミュ障百合子かわいいよprpr

    828 :

    おつー
    こいつら可愛すぎだろ…

    829 :


    垣百合の天然イチャつきを美琴が目の当たりにすることになりそうな次回が楽しみ

    830 :

    おいついたー!!
    >>1

    831 :

    おつ?。みこっちゃん可愛い

    832 :

    >>1おつー

    >>829ミコっちゃんが砂糖製造機になるんだね!

    喫茶店に1、2、3位が居るってぺねえッス!

    834 :

    学園都市のトップ3が上からコミュ障処女、変態童貞、残念な妄想狂なんだよな・・・

    835 :

    学生の年齢なんだから処女童貞でも問題ないだろ!
    他の部分はどうしようもないけど

    836 :

    4は暗部所属で、典型的な「キレやすい若者(?)」だし
    5は人操って好き勝手こき使っちゃうクズだし
    6に至っては名前、能力すらわからないし
    7は脳筋

    837 :

    キレやすい若者って第三位も当てはまるんじゃない?第一位も微妙なところ

    838 :

    舞ってる

    839 :

    わたっしま?つ?わ?

    841 :

    追いついた>>1
    がんばって

    842 :

    もうすぐで1ヵ月か…
    まぁ、気長に待ってます

    843 :

    また遅れててマジごめんなさい、続きはもうちょっと待ってて下さい
    あと毎回こんな投下遅いのにレスありがとう、超嬉しい!

    844 :

    待ち続けるぜ

    846 :

     

    847 :

    >>1待ってます!

    848 :

    舞ってるぜ!

    849 :


    待ってます!
    忙しいとは思いますが、頑張ってくださいっ

    850 :

    待ってるよー


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