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    元スレ勇者「ハーレム言うな」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ハーレム + - ハーレム言うな + - 勇者 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 :

    な、なんだってえええええええええええ!

    252 :


    勇者物+ややギャグなせいか、なんとなく雰囲気がグルグルを思い出させるな

    253 :

    ええでぇ

    乙した

    255 :

    相変わらずの面白さ!
    新しいドラクエだwwwwww
    そして書く文量も多くてすごく嬉しいです
    これからも頑張って下さい!

    256 :

    一一一一一一一一一一一

    -ロマリア・街中-

    テクテク…

    盗賊「………」

    勇者「……盗賊、どうしちゃったんだろう」

    勇者「……さっきのって、どういう事だろうね」

    商人「うーん…」

    武道家「深く詮索はしない方がいいのかもね」

    ピタリ

    クルッ…

    盗賊「……みんな、ごめんね……」

    勇者「えっ?」

    盗賊「……なんか、私、聞き間違えちゃったみたい…」

    僧侶「聞き間違え?」

    盗賊「……うん…」コクリ

    盗賊「……それよりも、自由行動を、するんじゃないの…?」

    商人「あ、そうでした!」ハッ

    勇者「謁見も早く終わった事だしね。みんな、羽でも伸ばそうか」

    勇者「よし、じゃあ各自解散!!」

    一同「「「おー一一っ!」」」ワァッ

    盗賊「………。」

    257 = 1 :

    一一一一一一一一一一一

    -ロマリア・市場-

    ガヤガヤ…

    僧侶「わぁ一一っ…賑やかですねぇ」キラキラ

    商人「ですね!ですね!」キラキラ

    僧侶「アリアハンにも市場はありますが…こんなに賑やかではないですよね」

    商人「それもそうです。アリアハンの大陸はアリアハンとレーベくらいしか街と呼べる街がありませんから人口は少ないですが、この大陸は数多くの街が存在するので人口が多いのです」

    僧侶「ほー」

    商人「同時にその街の中でもカザーブのような山岳地帯ではなく交通の便の良い平野に位置しており、貿易のしやすい海の近くでもあり、イシスなどのオアシスに依存している砂漠地帯国では大量には育てにくく保存もし難い農作物の問題も全く無いのがこのロマリアです。そりゃ栄えますよね!」フンスフンス!!

    僧侶「なるほどですねぇ」

    僧侶(ふふ…商人ちゃん嬉しそう。猫みたい)クスクス

    商人「わぁわぁ!」ニャン

    僧侶「うふふ」クスクス

    ガヤガヤ…

    僧侶「ん…?あれ、勇者くんじゃないですか?」

    258 = 1 :

    商人「あ、本当ですね!」

    商人「おーいっ!!勇く一一一一ん!!」ブンブン

    勇者「……。……。」ペラペラ

    店主「…。………。」ペラペラ

    僧侶「気付きませんね…」

    商人「まぁこの人の多さじゃあ仕方ありませんね」

    勇者「……。……。」ペラペラ

    スタスタ…

    商人「あっ、行っちゃいました」

    僧侶「せっかく一緒にお店を見てまわろうと思ったのに…何の用だったんでしょうね」

    商人「何の店に行ってたんでしょうか………行ってみましょうか」

    テクテク…

    僧侶「……あ…」

    商人「ここは……」

    僧侶「……ふふふっ……勇者くんらしいですねっ」クスクス

    商人「……余計な出費を認める訳にはいきませんが、まぁ……許してあげましょうか」クス

    僧侶「……」

    商人「……」

    僧侶「…私たちも買ってく?」

    商人「…まぁ、勇くんだけってのもなんだか嫌ですし……何より日頃お世話になってますからね。しょうがないです」

    商・僧「「すみませーん」」

    …………
    ……

    259 = 1 :

    一一一一一一一一一一一
    -総合用品店-

    勇者「へぇ…こんな大きな店に武具や道具…服まで売ってるんだ」

    戦士「うおー!見てみろよ女勇者!売ってるのがアリアハンと全然違う!すげー!」

    勇者「ちょっと騒ぐのはよしなよ恥ずかしいよ……でも本当だ…これはすごいね」

    戦士「でも槍かー。アタシ剣が好きだからなー。浮気はなー」

    勇者「良いんじゃないかな?いろんな武器に恋してみるのも」

    戦士「アタシは一途なんだ!」

    勇者「ふふ、そうかい。真っ直ぐだね。良いことだと思うよ」

    戦士「ふへへ!」

    勇者「……戦士ちゃんが自分の本当の気持ちに気付かない事を祈るよ…」ボソリ

    戦士「へ?なんだ?」

    勇者「…ん、なんでもない」

    260 = 1 :

    戦士「防具もなー…あれっ」

    勇者「あ、武道家ちゃん」

    武道家「……」ジーッ

    戦士「なに見てんだアイツ……あそこは…服売り場?」

    武道家「……」ジーッ

    勇者「……ドレスを眺めているね」

    戦士「…………プッ」

    武道家「……」…サッ

    勇者「……ドレスを当てがって、試しているね」

    戦士「……………ププッ」

    武道家「……♪」キュルン☆

    勇者「……回ったね」

    戦士「あーはっはっは!!」

    武道家「!!!!!!///」ビクン

    261 = 1 :

    戦士「なーにやってんだよ武道家ー!」

    武道家「あ…あんたら!こっ、これはそのっ!///」カァァ

    勇者「ごめんごめん、武道家ちゃんがあまりにも楽しそうだったから眺めていたよ」

    武道家「うっ…うぅ///」カァァ

    戦士「武道家にはそんな服より武道着だろー!!にあわねーよー!」アハハー

    勇者「えっ」

    武道家「えっ」

    戦士「もっと頑丈で身を守れそうなやつにしろよー!」

    武道家「……」プルプル

    勇者「あっ…あの、武道家ちゃん、そんなことは、あのっえとっ」アセアセ

    戦士「武道家はせっかく男っぽいんだからさー!ホラ、こっちのヤツとか」

    武道家「………わ」プルプル

    勇者「えっ?」

    戦士「ん?」

    武道家「……わよっ…!」プルプル

    戦士「え?なんだって?」

    262 = 1 :

    武道家「うるさいわよっ!!!!!!戦士のばかっ!!」

    女勇者・戦士「「!!!!!!!!?」」ビクゥッ!!

    武道家「あほっ!!脳筋!!ごりら!!おたんこなすっ!!」

    ダッ!!

    勇者「あっ、武道家ちゃんっ!?」

    タッタッタッ…

    戦士「えっ?えっ?」

    勇者「……はぁぁぁ一一……戦士ちゃん、君って人は本当に……」

    戦士「えっ?あのっ、アタシ…えっ」

    勇者「……あんな事言われたらそりゃ傷つくよ…女の子なんだからさ」

    戦士「そうなの!?……ご、ごめん…誉めてたつもりだったんだけど」

    勇者「あれで!?」

    戦士「あ、女勇者も同じく男っぽいと思うy」

    ダッ

    勇者「戦士ちゃんのばかっ!!あほっ!!おたんこなすっ!!露出狂!!」

    戦士「えっ!?女勇者!!!!?女勇者ー一一一一っ!!!!!?」

    …………
    ……

    263 = 1 :

    一一一一一一一一一一一

    -ロマリア・街中-

    もぐもぐ…

    遊び人「はーっ、なんだかんだ楽しかったね」

    魔法使い「ねーっ。ちょっとモンスターとーぎじょうってとこは怖くていけなかったけどねっ」

    遊び人「ね。輪投げとかの方が面白いよね」

    魔法使い「ねーっ。このアイスもおいしいねっ」

    遊び人「うん!」

    魔法使い「♪」モグモグ

    遊び人「……」

    魔法使い「…」モグモグ

    遊び人「…………」ジー…

    魔法使い「……?どーかした?」

    遊び人「……」

    遊び人「……魔法使いは…」

    遊び人「……勇者ちゃんの事、どう思ってるの…?」

    魔法使い「……えっ?」

    ザァ…

    …………
    ……

    264 = 1 :

    一一一一一一一一一一一

    -ロマリア・町外れ-

    シュタッ

    盗賊「……っと…」

    盗賊(……この岩壁の上が、辺りを一番見渡せるかな…)

    盗賊「……」スゥ

    盗賊(……ッ…!)

    盗賊はタカの目を使った!

    盗賊(…………)

    盗賊(…………)

    盗賊(……ふぅ…駄目だ…)

    盗賊(……記憶には無い景色が、広がってるだけ…)

    盗賊(……でも)

    盗賊(……でももしも、ここが私の生まれた…私の記憶の中の土地だったとしたら……)

    盗賊(……王様が言っていた、カンダタは一一…)

    盗賊(……)

    盗賊(……でも…)

    盗賊(……)

    ……!…!

    盗賊(……ん?…)

    265 = 1 :

    ……!……!

    盗賊(……なんだろう、街の外で、何か…)

    「…!…!」

    魔物「……!…!」

    盗賊「……あっ!」

    盗賊(……人が、魔物に襲われてる…!)

    盗賊(……助けなきゃ…!…)

    ダッ

    タッタッタッ…

    盗賊(……魔物は、何匹くらいだろう…!…)

    盗賊(……早く行かないと……!)

    タッタッタッ…

    「……!…!」

    魔物「…グギャッ…!ギャッ……!」

    盗賊(……見えてきた……)

    盗賊(……あっ……)

    ピタッ……

    「おりゃっ!!ぐあっ!!」ガスッ!!ズバッ!!

    魔物「グギャァ!!ギアァア!!」ゴシャッ!!

    盗賊(…………)

    盗賊(……勇者)

    勇者「ぐっ…ぅ!おりゃあっ!!」ズバァ!!

    266 = 1 :

    魔物「グギャアッ!!」グシャッ!!

    魔物の群れを倒した!

    勇者「…ハァッ……ハァッ…」

    ドサッ

    盗賊「……勇者!!…」

    ダッ

    タッタッタッ

    盗賊「……勇者、大丈夫!?…」

    勇者「えぁっ!?とっ、盗賊!?」ビクゥ

    盗賊「……傷を負ってる…!なんでこんな、1人で、無理するのっ!…」

    勇者「あはは…大丈夫だよこれくらい、薬草もちゃんとあるから!」

    盗賊「………でも!…」

    勇者「……ちょっと散歩してたらさ、街の外に出ちゃって…いきなり魔物と遭遇しちゃったよ!あはは、馬鹿だよね!」

    盗賊(…………下手な、嘘…用事があるって言ってたのに、散歩なんて…)

    勇者「いやぁ、なかなか強かったけど新しい武器にしたからか心なしか一一…」

    盗賊(……それに、さっきの魔物から攻撃されても、付きそうにない傷がたくさん…)

    盗賊(……)

    盗賊「……勇者…」

    勇者「へ?」

    盗賊「……お願いだから、無茶しないで…」

    勇者「……うん、ごめんね!」タハハ

    267 = 1 :

    勇者「あ、そういえば盗賊!これそこに生えてたんだ!」

    スッ

    盗賊「……?……あ……」

    勇者「それ多分高いお茶の葉でしょ?盗賊お茶好きだからさ、摘んでおいたんだ!あげるよ!」

    盗賊「……こんな、可愛い袋に入ってたの…?」

    勇者「うっ、いや、丁度レーベの店で買ったクッキーの袋が残っててさ!」アセアセ

    盗賊「……」

    盗賊(……お茶の値札が貼ってある…本当に嘘が下手………)

    勇者「あはは…………それでも飲んでさ、一休みしてよ」

    盗賊「……え…?」

    勇者「何かあったなら、僕たちに相談してほしいな。」

    盗賊「……」

    勇者「…いつも皆の姉さん代わりをしてる盗賊は、自分のしてほしい事を皆に言えないんじゃないかと思ってさ」

    勇者「…僕たちも、甘えてるだけじゃなくて何かしてあげたいんだ」

    268 = 1 :

    盗賊「……」

    勇者「…ははは、僕じゃ頼りないかもしんないけどね」タハハ

    盗賊「……っ!…」

    ギュッ…

    勇者「わっ!!?と、盗賊っ!だから抱きしめるのは一一…」

    盗賊「……1つ目の、ワガママ…」

    勇者「え?なになに?何でも一一…」

    盗賊「…抱っこさせて……」

    勇者「ぐ…ぐぬぬ…」

    盗賊「……一一2つ目の、ワガママ…」

    ギュッ

    盗賊「……一一もう」

    ギュゥゥゥッ

    盗賊「……もう、無理して強くならないで…!」

    269 = 1 :

    勇者「……」

    盗賊「……」

    勇者「……ごめん、そのワガママはきけないよ」

    盗賊「……どうして…」

    勇者「…」

    盗賊「……私には『仲間を頼れ』って言っておいて……自分は頼らなくてもいいって……ワガママだよ…そんなの…!」

    勇者「……そうかもね」

    盗賊「……じゃあ…!」

    勇者「でもこれは『誰かにどうかしてもらえる事』じゃない、『何が何でも自分でどうにかしなければならない事』なんだ」

    盗賊「……!…」

    勇者「…大丈夫!皆やった事だよ!僕が少し遅れてるだけさ!」

    勇者「僕だって頼れる時は皆に頼るしね!心配しないでよ!」

    270 = 1 :

    ムクッ

    勇者「っし!じゃあ僕はまだ少し『用事』があるから先に戻ってお茶でも淹れて待っておいてよ!」

    盗賊「……うん…」

    勇者「にへへっ!それじゃあまた後でね!」

    タッタッタッ

    盗賊「……」

    盗賊(……勇者…)


    …………
    ……

    271 = 1 :

    一一一一一一一一一一一

    -宿屋・食堂- 夜


    商人「あー!楽しかったです!」タハー

    僧侶「ですねー!こんなにはしゃいだのは久々です!」ルンルン

    武道家「……」ムッスー

    勇者「……」プクー

    魔法使い「?ねぇせんしっ。ふたりともどーしたの?」

    戦士「色々あってさー。…なぁいい加減機嫌直してくれよー!アタシが悪かったよう!」

    魔法使い「あははっ、せんしがひらあやまりってめずらしーねっ!」

    ワイワイ…

    遊び人「……」

    勇者「遊び人、街はどうだった?」

    遊び人「えっ!?あ、楽しかったよ!」

    272 = 1 :

    魔法使い「ゆーしゃこそ用事はどーだったの?」

    勇者「ん?あぁ、なんとかスムーズに終わったよ」ハハハ

    盗賊「……」

    武道家「盗賊はどうだった?楽しめた?」

    盗賊「……えっ?うん……」

    僧侶「あ、そういえば!商人ちゃん!」

    商人「ん!そうでした!盗賊ちゃんにおみやげがあるんです!」

    盗賊「……えっ?…」

    戦士「あれ、お前たちも?」

    商人「えっ」

    勇者「へっ、皆もかい?」

    遊び人「え、女勇者たちも?」

    一同「「「……」」」

    273 = 1 :

    戦士「せーので出すぞ」

    魔法使い「りょーかい」

    「「せーのっ」」

    ザッ!

    商人「…」

    僧侶「…これは」

    遊び人「……お茶の葉が」

    武道家「…いっぱい」

    ………………。

    一同「「「あはははははっ」」」どっ

    274 = 1 :

    勇者「こんなに人数居て全員盗賊ちゃんにお茶の葉をプレゼントって…あはははっ!」

    戦士「幼なじみって考える事はやっぱ似るんだな!」アハハハ

    盗賊「……みんな…」

    魔法使い「…なんだかとーぞく、つかれてるみたいだったからねっ」

    僧侶「もし宜しければお茶でも飲んで、ゆっくりしてくださいね」

    商人「とは言ってもこんなに贈られても迷惑かもしれませんがね」テヘヘ

    武道家「迷惑じゃなかったら、受け取ってくれないかしら」

    盗賊「……っ…!」

    盗賊「……」

    盗賊「……みんな、ありがとう!…」ニコ

    275 = 1 :

    盗賊「……そして、ごめん……」

    戦士「えっ?」

    遊び人「もしかして、駄目なお茶の葉だった?」アセアセ

    盗賊「……ううん、お茶の葉は、凄く嬉しい。…大切に飲むね……」

    魔法使い「てへへ」テレテレ

    盗賊「……そうじゃなくて、こんな事してもらってなんだけど、お願いがあるの…」

    武道家「お願い?」

    盗賊「……うん…」

    勇者「珍しいね…」

    商人「そうですね…」

    勇者「……そのお願いっていうのは?」

    盗賊「……」

    盗賊「……私と…」

    盗賊「……私と一緒に、盗賊団を…一一カンダタを退治してほしいの…」

    盗賊「……」

    盗賊「……一一私の父、カンダタを…」

    276 = 1 :

    今日はおしまいです


    超どうでもいいけど俺の頭の中で盗賊はARIAのアテナさんのイメージなんだ

    277 :

    >>270
    勃起したのかと思った

    278 :



    勇者と盗賊は、両方共に父親が覆面パンツなんだな

    279 :

    オルテガだけ?ガイアとマッシュは?

    280 :

    所々惹き付けられるし、凄く面白い。
    ゆっくりでいいから是非とも完結させてほしいな

    281 :

    >>279
    うるせえ踏み台にするぞ

    282 :

    こんなやり取りしてんのかなとか考えながらドラクエ3をプレイしてきたくなる、性格があるのって妄想駆り立てるのにありがたい
    そして乙

    283 :

    勇者がんがれ超がんがれ
    そして>>1

    284 :

    乙です
    武道家ちゃんが可愛過ぎて生きるのが辛い…
    4人PTが至高だと思ってたけど大人数もいいものですね

    285 :

    乙したああああ

    286 :

    勇者「……!」

    勇者「……え?」

    武道家「今なんて……?」

    盗賊「……」

    盗賊「……今まで黙っていてごめんなさい…」

    盗賊「……私の父は、カンダタ盗賊団の頭領、大盗賊カンダタ…」

    盗賊「……私は、昔そのカンダタに捨てられた一人娘なの…」

    盗賊「……いつか巡り会えるかも、なんて思って、盗賊業についてみたけど、こんな形で出会うなんてね…」

    戦士「……それで」

    遊び人「……あの時、立ち止まったんだね…」

    盗賊「……私の記憶の中の父は、王様の冠を盗むなんていうような、私利私欲の盗みは働かなかった…」

    盗賊「……戦争国の兵器を強奪して破棄したり、農民を苦しめる領主の館に攻め込んだり、奴隷会館の貴族達の奴隷を強奪して解放したり…」

    盗賊「……決して、正義では無かったけど…私はそんな父の背中を見て育ったの…」

    勇者「……」

    盗賊「……もし、今この大陸にいるカンダタが、私の父だったら…」

    ギュッ…

    盗賊「……もしそうだったら、私が止めなきゃ!それを、確かめに行きたい!…」

    287 = 1 :

    勇者「……」

    武道家「……」

    僧侶「……」

    盗賊「……っ…」

    盗賊「……だめ、かな…」

    戦士「…これからやる事は決まったな」ニヒッ

    魔法使い「だねっ!」フンス

    盗賊「……えっ?…」

    勇者「……盗賊ちゃんからのお願いなんて初めてだ。腕がなるよ」

    武道家「とりあえずそのバカンダタって奴をとっちめないとね」

    遊び人「捕まえてみて人違いならそれはそれで良し」

    商人「王様に突き出せば報奨金を貰えるかもですしね」

    僧侶「もし、人違いじゃ無かったら」フフ

    勇者「…一一ぶん殴って更正させる!で、盗賊を置いていった事を詫びさせる!って事でいいか皆!」

    一同「「「お一一一一っ!!」」」

    盗賊「……!!!!…」

    盗賊「…みんな、ありがとう……!」

    …………
    ……

    288 = 1 :

    一一一一一一一一一一一

    -宿屋・食堂- 朝


    一同「「「いただきまーす」」」

    勇者「にしても、情報が欲しいね」モグモグ

    商人「確かに…カンダタ盗賊団が今どこにいるのか…」モグモグ

    遊び人「もし違う大陸に渡られてたら手の出しようが無いもんね」

    戦士「う゛ぇ あー…」

    武道家「戦士…ちゃんと目を覚ましてきなさいよ…」

    僧侶「また1から聞き込みをする事になりそうですね」

    魔法使い「がんばるよっ!」

    勇者「いや、それについては考え…とも呼べないけど、少し考えてあるんだ」

    盗賊「……え、何?どうするの…」

    武道家「なになに?」

    勇者「ロマリア王に話を聞いてみようと思う」

    …………。

    一同(((………)))

    勇者「気持ちは分かるけどそんな露骨に嫌な顔しないの!!!!!!」

    289 = 1 :

    戦士「だってあのおっさんだろ…?調子に乗ってあること無いこと言うって絶対」

    遊び人「戦士が嫌悪感のあまり目覚めた」

    武道家「戦士おっさん嫌いだよね」

    勇者「…無いこと…言われそうだなぁ……でも手近な手掛かりがそれしか無いわけだからさ。縋ってみようよ」

    商人「そうですね…それしかありませんか」

    僧侶「聞き込みより早いですしね」

    勇者「と、いう事で朝食後はお城に行く。皆大丈夫?」

    魔法使い「りょーかいだよっ!」

    戦士「二度寝していい?」

    武道家「あんたも行くの!!」

    …………
    ……

    290 = 1 :

    一一一一一一一一一一一

    -ロマリア城-

    王様「はぁ…」

    大臣「気を落とさずに……元々盗まれたこちらの失態でもあるのですぞ」

    王様「うっ…」

    大臣「それを魔王討伐に向かう勇者殿に解決させようなど…勇者殿からすればいい迷惑なのですから…」

    王様「別に?わし?あの者の事?勇者だって?認めとらんし?」

    大臣(この糞野郎…)

    王様「でも?泣いて懇願してきたり?金の冠取り返して跪けば?許してやらん事もない?みたいな?」

    大臣「この糞野郎…」

    王様「えっ」

    大臣「やべっ」

    291 = 1 :

    「失礼します!」

    大臣「あ、誰か来ましたぞ」

    王様「ねぇ、今なんて言ったの?ねぇっ」

    スタスタ…

    勇者「ロマリア王、再び申し訳ありません」

    大臣「!?…勇者殿!?」

    王様「あっ!?」

    ガタッ!

    王様「よくぞ来た!勇s……ゆ、ゆっ、ゆんゆゆ一一ん!!!!!!」

    勇者「!!?」

    大臣「もうあんた本当に黙ってて…」

    292 = 1 :

    王様「いっ……今更何の用じゃ!!さ、寂しかったわけじゃないんだかぁねっ」

    大臣「して、どうされましたかな?勇者殿」

    勇者「はい、もしカンダタについてご存知の事があれば何か教えて頂けないでしょうか?」

    王様「なになに?今更来て点数稼ぎー?どうなのそれどうなのよー。他の国だったら打ち首もんよー?絞首刑よ火炙りよー?そこんとこどうn」

    大臣「勇者殿…そなたがたが気にする事では無いのですぞ?」

    王様「わしはー?優しいからー?別にー?寛大な心持ちでー?善処したげよーかなー?なんてー?思わなくもなくなくなーい?」

    勇者「いえ…僕達にも少しカンダタに思うところがありまして…。それを解決しなければ、旅を再開するのは難しいのです」

    王様「どーしてもってゆーならー?別にー?報奨を与えてもよろしいしー?よろしい気もしなくもなしによろしいしー?」

    293 = 1 :

    大臣「そうですか…そういう事でしたら、先日にロマリア兵がカンダタの一味の1人をひっ捕らえたのですが…」

    王様「いやわしここらへんの頭張ってるし?今こんなんだけど筋肉まじすげーよ?今引っ込めてっけどビルダーよ?ダービル。ムカついたら壁とか良く殴っちゃうんだけど見る?わしの部屋」

    勇者「!!!それは本当ですか!?少し話をしたいんですが今はどこに!?」

    王様「まじキレたら何すっかわかんねーからねわし。あーやべーキレたらごめんねー。まじ周り見えなくなっから。さっちん教会送りしちゃったりしたから」

    大臣「この城の城郭の右側…勇者殿から左側の階段から行ける事のできる最上階に投獄されています。兵には話を通しておきますので行かれると宜しかろう」

    勇者「ありがとうございます!失礼します!」

    スタスタ…

    大臣「うむ…何か有力な手掛かりになれば良いが…」

    王様「マジでわし無双だったかんねー。でもわしも歳じゃからー。そこで許してあげちゃったわけじゃけどー。別にバラモスとか…って感じじゃけど手柄は?ニュージェネに?譲ってあげようっていうか?」

    大臣(…革命でもするかなぁ)


    …………
    ……

    294 = 1 :

    今日はこれだけです申し訳なひ

    しかも内容アホだし

    土日は仕事だからあまり書けんのです書きたい
    頑張って完結させようと思いますので何卒よろしくお願いします

    295 :


    仕事がんばれ!

    296 :

    おつー
    いろいろ頑張れ!

    297 :

    大臣頑張れ超頑張れ

    298 :

    王さま濃すぎワラタwwwwwwww
    次回も超期待してます!

    299 :

    ロマリア王ウゼェwwwww

    300 :

    これは大臣革命起こしてもいいレベル


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